JPH0815536A - 薄膜導波路素子の形成方法 - Google Patents

薄膜導波路素子の形成方法

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JPH0815536A
JPH0815536A JP17178894A JP17178894A JPH0815536A JP H0815536 A JPH0815536 A JP H0815536A JP 17178894 A JP17178894 A JP 17178894A JP 17178894 A JP17178894 A JP 17178894A JP H0815536 A JPH0815536 A JP H0815536A
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JP
Japan
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face
waveguide
layer
etching
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP17178894A
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English (en)
Inventor
Masakane Aoki
真金 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 導波路垂直端面のストリエーション(縦皺)
を低減し、光学的に平坦な反射端面を形成する。 【構成】 半導体Si基板1上に熱酸化SiO2 からな
るバッファ層21を介して、プラズマCVD法によりS
iONからなるコア層20と、同じくプラズマCVD法
によるSiONからなるクラッド層22が、この順に積
層され薄膜光導波路2を構成する。次に、クラッド層2
2の上にフォトレジストからなるマスク層5を所望のパ
ターンに形成した後、異方性ドライエッチングの一つで
ある反応性イオンエッチング(RIE)法によりマスク
層5をマスクとしてフロロカーボン系ガス(例えばCH
3 )と酸素の混合ガスをエッチャントとして、バッフ
ァ層21までエッチングして、基板1の主面にほぼ垂直
な導波路端面3を形成露出させる。次に、導波路端面3
を含む素子全体を、等方性の化学エッチング溶液である
バッファードフッ酸溶液または希釈フッ酸溶液中に浸
し、ストリエーション4の凹凸を平坦化・低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜導波路素子の形成
方法に関し、より詳しくは、光集積回路におけるミラー
端面の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光集積回路において、薄膜導波路の一部
端面を垂直に加工して、導波光の反射面として用いる場
合がある。この場合、フォトリソグラフィー技術と異方
性ドライエッチングの一つである反応性イオンエッチン
グ(RIE)法を用いて、薄膜導波路の一部を、ほぼ垂
直にエッチングすることにより露出する導波路垂直端面
が用いられる。
【0003】従来例の導波路垂直端面を図2に示す。図
2において、基板1上の薄膜導波路2の一部が、前述し
たRIE法により基板面に対しほぼ垂直にエッチングさ
れ、反射端面3が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら反射端面
3には、RIE加工時のマスクとなるフォトレジスト端
の凹凸が転写されることにより、ストリエーション(縦
皺)が発生し、反射端面3を上から見ると凹凸状に波打
っており、光学的に平坦な反射端面が得られない。この
ような反射端面のストリエーション4による凹凸は、そ
の山部と谷部の差が数10nm、ストリエーションのピ
ッチは1μm以下と、微細なものであるが、光学的には
反射率の低下、散乱光の増大、また場合によっては導波
モードが本来設定したモードから他のモードに変換し、
反射光が設定された正規の位置に反射しなくなる等の問
題が起こる。
【0005】本発明は、この導波路垂直端面のストリエ
ーション(縦皺)を低減し、光学的に平坦な反射端面を
形成するための方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の薄膜導
波路素子の形成方法は、基板上に形成された薄膜光導波
路の端面を導波光の反射面として用いる光導波路素子に
おいて、前記端面は、異方性ドライエッチングにより導
波路の一部を除去した後に露出する導波路層端面に、等
方性の化学エッチング処理を施すことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の薄膜導波路素子の形成方
法は、基板上に形成された薄膜光導波路の端面を導波光
の反射面として用いる光導波路素子において、前記端面
は、異方性ドライエッチングにより導波路の一部を除去
した後に露出する導波路層端面に、等方性の物理スパッ
タリング処理を施すことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1,2に記載の薄膜導波路素子の形成方
法によれば、まず、反応性イオンエッチング(RIE)
等の異方性ドライエッチングにより、前記の導波路垂直
端面を露出させた後、等方性の化学エッチング処理(請
求項1),等方性の物理スパッタリング処理(請求項
2)を施すことにより前記導波路垂直端面のストリエー
ションの山部と谷部の凹凸差を低減させる。
【0009】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。 [第1実施例](請求項1) 図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施例の各工程に
おける導波路垂直端面の状態を示す説明図である。
【0010】[図1(a)]半導体Si基板1上に熱酸
化SiO2 からなるバッファ層21を介して、プラズマ
CVD法によりSiONからなるコア層20と、同じく
プラズマCVD法によるSiONからなるクラッド層2
2が、この順に積層され、薄膜光導波路2を構成してい
る。各層の屈折率(n),膜厚(t)は次のとおりであ
る。 SiONクラッド層22 n=1.47,t=1.6μm SiONコア層20 n=1.52,t=1.8μm SiO2 バッファ層21 n=1.46,t=1.5μm
【0011】次に、クラッド層22の上にフォトレジス
トからなるマスク層5を所望のパターンに形成した後、
異方性ドライエッチングの一つである反応性イオンエッ
チング(RIE)法によりマスク層5をマスクとしてフ
ロロカーボン系ガス(例えばCHF3 )と酸素の混合ガ
スをエッチャントとして、バッファ層21までエッチン
グして、基板1の主面にほぼ垂直な導波路端面3を形成
露出させる。この時、導波路端面3には、マスク層であ
るフォトレジスト5の端面の凹凸に起因するストリエー
ション(縦皺)4が発生している。
【0012】[図1(b)]次に、マスク層5を剥離及
び洗浄すると同時に、前記RIE加工時に導波路端面3
に付着したC−F−Hからなるポリマーも剥離除去す
る。本工程で、導波路端面3に付着したポリマーを剥離
するのは、次の工程(図1(c))で導波路端面を等方
性の化学エッチング処理する際に、ポリマーが端面のエ
ッチングを阻害するのを防ぎ、端面3を均一にエッチン
グできるようにするためである。
【0013】[図1(c)]次に、導波路端面3を含む
素子全体を、等方性の化学エッチング溶液であるバッフ
ァードフッ酸溶液または希釈フッ酸溶液中に浸す。等方
性化学エッチング溶液中では、導波路端面3のストリエ
ーション4の突部は、凹部に比べてエッチングされ易い
ので、ストリエーション4の凹凸は平坦化・低減され
る。
【0014】また、導波路端面3は、コア層20の下部
のバッファ層21の端面も露出しているので、上記等方
性の化学エッチング溶液は、コア層20の上下のクラッ
ド層22,バッファ層21の端面も均一にエッチング
し、導波路端面3の上下でエッチングが不均一になるこ
となく、導波光の反射する端面3全面を等方的に均一に
エッチングすることができる。
【0015】また、この工程でのエッチング量はストリ
エーション4の凹凸差である数10nm程度であるの
で、素子全体をエッチング溶液に浸すことによるクラッ
ド層22上面の膜減りも、同じく数10nm程度であ
り、クラッド層22の当初の膜厚1.6μmに比べれ
ば、この程度のクラッド層22の膜減りは問題とはなら
ない。または当初のクラッド層の膜厚を、本工程での膜
減り分だけ、あらかじめ厚く積層しておいても良い。
【0016】なお、図1(c)の工程では、等方性の化
学エッチング処理として、前記のウェットエッチング溶
液に代えて、フロロカーボン系ガスであるCF4 と酸素
を用いた等方性のドライエッチングを施しても、同様に
ストリエーション4の凹凸を平坦化・低減することがで
きる。
【0017】[第2実施例](請求項2) 次に、第2実施例を同じく図1で説明する。この第2実
施例では、図1(a),(b)までは第1実施例と同じ
であり、図1(c)において、導波路端面3を含む素子
全体を、アルゴンガスに高周波電力を投入して励起した
プラズマ雰囲気にさらし、プラズマ中のガスイオンで導
波路端面3のストリエーション4の凸部を等方的に物理
スパッタリングする。これによりストリエーション4の
凸部は物理的に削られ、凹凸を平坦化することができ
る。本実施例では、等方性の物理スパッタリング処理を
ストリエーション4の平坦化に用いているので、導波路
2のクラッド層,コア層,バッファ層各層の間に化学的
なエッチレート差がある場合でも、各層のスパッタレー
トはほぼ等しくでき、各層のストリエーション4の凹凸
を均一に平坦化することができる。これにより、クラッ
ド層、コア層、バッファ層の各層間の境界に段差をつけ
ることなく、光学的に鏡面とみなせる導波路端面3を形
成することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の薄膜導波路素子の形成
方法によれば、導波光の反射面として用いる導波路端面
のストリエーションによる凹凸を等方性の化学エッチン
グ処理により平坦化しているので、光学的に鏡面として
みなせる導波路端面を形成することができる。請求項2
に記載の薄膜導波路素子の形成方法によれば、等方性の
物理スパッタリング処理により、導波路端面のストリエ
ーションによる凹凸を平坦化しているので、導波路を構
成するクラッド層,コア層,バッファ層の各層間の化学
的なエッチレート差の影響を受けることなく、各層間の
境界に段差をつけることなく、平坦な導波路端面を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1及び第2の実施
例の各工程における導波路垂直端面の状態を示す説明図
である。
【図2】従来例の導波路垂直端面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 薄膜導波路 3 反射端面 4 ストリエーション 5 マスク層 20 コア層 21 バッファ層 22 クラッド層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された薄膜光導波路の端面
    を導波光の反射面として用いる光導波路素子において、
    前記端面は、異方性ドライエッチングにより導波路の一
    部を除去した後に露出する導波路層端面に、等方性の化
    学エッチング処理を施すことを特徴とする薄膜導波路素
    子の形成方法。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された薄膜光導波路の端面
    を導波光の反射面として用いる光導波路素子において、
    前記端面は、異方性ドライエッチングにより導波路の一
    部を除去した後に露出する導波路層端面に、等方性の物
    理スパッタリング処理を施すことを特徴とする薄膜導波
    路素子の形成方法。
JP17178894A 1994-06-30 1994-06-30 薄膜導波路素子の形成方法 Pending JPH0815536A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511016A (ja) * 2004-08-20 2008-04-10 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 高屈折率差光導波管構造をトリミングおよび平滑化する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008511016A (ja) * 2004-08-20 2008-04-10 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 高屈折率差光導波管構造をトリミングおよび平滑化する方法

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