JPH081549B2 - 文字処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜技術分野＞ 本発明は、文字処理装置に関し、詳しくは、文字及び
罫線を表示手段に表示し、罫線を訂正する文字処理装置
に関するものである。

＜従来技術＞ 従来、この種の文字処理装置は、表作成時などに罫線
を引く場合、入力手段の罫線引きキー及び罫線種選択キ
ーからなる罫線作成キーを操作することにより罫線情報
（太実線、細実線、二重線、破線等）を制御手段を介し
て罫線記憶手段に記憶し、出力される罫線データを表示
手段に罫線として表示していた。

＜発明が解決しようとする問題点＞ しかし、従来の文字処理装置は、既に引かれた罫線を
他の種類の罫線に変更や統一するには、一度罫線をすべ
て消去してから、新たに引き直さねばならず、従って、
表作成に見られるように複雑、かつ多数の罫線を他の種
類に変更しようとすると、罫線変更作業に多大の時間を
要するばかりでなく、操作の手間はオペレータに著しい
負担を与えるものであった。

本発明は、上述の従来装置における問題点を解決する
ことを目的とし、一旦入力された罫線を一々消去するこ
となく他の種類の罫線に変更できる罫線変更手段を設け
ることにより、既に引かれた一定の領域内又は領域の指
定をせずに、罫線を簡単な操作で、かつ即座に他の種類
の罫線に一括して変更及び統一する文字処理装置を提供
するものである。

＜問題点を解決するための手段＞ 請求項１記載の発明によれば、罫線種情報を有する罫
線データを記憶する罫線データ記憶手段と、文章データ
を記憶する文章データ記憶手段と、前記各データ記憶手
段に記憶された罫線データ及び文章データを合成した画
面として出力する表示手段と、種類の異なる複数の罫線
種情報を予め記憶している罫線種記憶手段と、前記表示
手段に表示された画面上でカーソルを移動することによ
り、前記罫線データ記憶手段に罫線領域を指定する領域
指定手段と、前記罫線種記憶手段に記憶された複数の罫
線種情報から任意の罫線種情報を選択し、前記罫線種記
憶手段へ格納を指示する罫線種選択手段と、罫線種の変
更を指示する変更指示手段と、前記変更指示手段の指令
によって起動するものであって、前記領域指定手段によ
り指定された領域内に存在する全ての罫線データを前記
罫線データ記憶手段より取り込み、該罫線データの有す
る罫線種情報を前記罫線種選択手段により選択された罫
線種情報に一括して変更及び統一し、該変更及び統一さ
れた罫線データを前記罫線データ記憶手段に格納する罫
線種変更手段とを備えることを特徴とする文字処理装置
である。

請求項２記載の発明によれば、罫線種情報を有する罫
線データを記憶する罫線データ記憶手段と、文章データ
を記憶する文章データ記憶手段と、前記各データ記憶手
段に記憶された罫線データ及び文章データを合成した画
面として出力する表示手段と、種類の異なる複数の罫線
種情報を予め記憶している罫線種記憶手段と、前記表示
手段に表示された画面上でカーソルを移動することによ
り、前記罫線データ記憶手段に罫線領域を指定する領域
指定手段と、前記罫線種記憶手段に記憶された複数の罫
線種情報から任意の罫線種情報を選択し、前記罫線種記
憶手段へ格納を支持する罫線種選択手段と、罫線種の変
更を指示する変更指示手段と、前記変更指示手段の指令
によって起動するものであって、前記領域指定手段によ
り領域が設定されている場合は、該指定された領域内に
存在する全ての罫線データを前記罫線データ記憶手段よ
り取り込み、該罫線データの有する罫線種情報を前記罫
線種選択手段により選択された罫線種情報に一括して変
更及び統一し、該変更及び統一された罫線データを前記
罫線データ記憶手段に格納し、前記領域指定手段により
領域が指定されていない場合は、前記罫線データ記憶手
段に記憶されている罫線データが有する全ての罫線種情
報を前記罫線種選択手段により選択された罫線種情報に
一括して変更及び統一し、該変更及び統一された罫線デ
ータを前記罫線データ記憶手段に格納する罫線種変更手
段とを備えることを特徴とする文字処理装置である。

＜作用＞ 請求項１記載の発明によれば、罫線種情報を有する罫
線データと、文章データを記憶し、罫線データ及び文章
データを合成した画面として出力し、種類の異なる複数
の罫線種情報を予め記憶しておき、表示された画面上で
カーソルを移動することにより、罫線領域を指定する領
域指定手段を備え、記憶された複数の罫線種情報から任
意の罫線種情報を選択し、罫線種記憶手段へ格納を指示
する罫線種選択手段を備え、罫線種の変更を指示する
と、領域指定手段により指定された領域内に存在する全
ての罫線データを罫線データ記憶手段より取り込み、罫
線データの有する罫線種情報を罫線種選択手段により選
択された罫線種情報に一括して変更及び統一し、変更及
び統一された罫線データを罫線データ記憶手段に格納す
る罫線種変更手段とを備える。

請求項２記載の発明によれば、罫線種情報を有する罫
線データと、文章データを記憶し、罫線データ及び文章
データを合成した画面として出力し、種類の異なる複数
の罫線種情報を予め記憶しておき、表示された画面上で
カーソルを移動することにより、罫線領域を指定する領
域指定手段を備え、記憶された複数の罫線種情報から任
意の罫線種情報を選択し、罫線種記憶手段へ格納を指示
する罫線種選択手段を備え、罫線種の変更を指示する
と、領域指定手段により指定されている場合は、指定さ
れた領域内に存在する全ての罫線データを罫線データ記
憶手段より取り込み、罫線データの有する罫線種情報を
前記罫線種選択手段により選択された罫線種情報に一括
して変更及び統一し、該変更及び統一された罫線データ
を前記罫線データ記憶手段に格納し、領域指定手段によ
り領域が指定されていない場合は、罫線データ記憶手段
に記憶されている罫線データが有する全ての罫線種情報
を選択された罫線種情報に一括して変更及び統一し、変
更及び統一された罫線データを前記罫線データ記憶手段
に格納する罫線種変更手段とを備える。

＜実施例＞ 以下、図面に示す一実施例に基づいて、本発明を詳述
する。尚、これによって、本発明は限定されるものでは
ない。

第１図は本発明の文字処理装置の概略構成を示すブロ
ック構成図を示したものであり、図において、本発明の
概略を説明すると、１はCPUなどの制御手段、２はCRTな
どの表示手段、３はキーボードなどのキー入力手段、４
は罫線データなどを格納する記憶手段である。予め、あ
る罫線が引かれていると仮定して、罫線種の変更を指示
する領域が指定されている場合は、指定された領域内に
存在する全ての罫線データを取り込み、罫線データの有
する罫線種情報を選択された罫線種情報に一括して変更
及び統一し、該変更及び統一された罫線データを格納す
る。又、罫線を変更する領域が指定されていない場合
は、全ての罫線を変更及び統一する。

罫線種の変更を指示する領域が指定されている場合も
いない場合も、オペレータは、変更及び統一したい罫線
の種類を選択するキー3aを押す。すると選択した罫線の
種類が、制御手段１を介して表示手段２上に表示されて
いる状態で、変更及び統一を実行するキー3bを押す。す
ると、記憶手段４に格納されている罫線データ内の罫線
の種類の情報が全て選択された罫線の種類に置き換えら
れ、変更及び統一された罫線が表示手段２に表示され
る。尚、罫線の種類を選択するキー3aと変更及び統一を
実行するキー3bを１つの操作キーにして、２度押すこと
によって罫線の種類の選択及び、変更及び統一の実行を
行うようにしてもよい。

第２図は本発明の文字処理装置の一実施例のより具体
的なブロック構成図を示したものである。図において、
本発明の構成を説明すると、制御手段１と、表示手段２
と、キー入力手段３は第１図と同様である。キー入力手
段３の文字キーを操作することにより、かな文字、カタ
カナ文字、あるいはこれらに基づいて変換される漢字等
が入力される。そして該当する文字コードが制御手段１
を介して、アドレス制御手段５の指示する文章記憶手段
６のアドレスに記憶され、一連の文章がこの文章記憶手
段６に記憶される。

また、罫線を入力する場合は、キー入力手段３の図示
しない罫線作成キー（これには、罫線引きキー、罫線種
選択キーが含まれる）を操作することにより、該当罫線
情報（太実線、細実線、二重線、破線等）が制御手段１
を介してアドレス制御手段５の指示する罫線記憶手段７
のアドレスに記憶される。そして、一連の罫線情報がこ
の罫線記憶手段７に記憶される。この様にして、各記憶
手段６、７に記憶された文章データ及び罫線データは、
合成手段８によって順次合成され、表示手段２に表示さ
れる。

第３図は、本発明の罫線種変更動作を示すフローチャ
ートである。予め、ある罫線が引かれていると仮定し
て、罫線種の変更を指示する領域が指定されている場合
は、指定された領域内に存在する全ての罫線データを取
り込み、罫線データの有する罫線種情報を選択された罫
線種情報に一括して変更及び統一し、該変更及び統一さ
れた罫線データを格納する。又、罫線を変更する領域が
指定されていない場合は、全ての罫線を変更及び統一す
る。

罫線種の変更を指示する領域が指定されている場合も
いない場合も、罫線種変更モードを設定すべくキー入力
手段３の変更キーが操作されると、制御手段１は、変更
すべき罫線種の選択指示入力待ち状態となる（ステップ
20）。これによって、オペレータは罫線記憶手段９に記
憶された各種の罫線の中から、該当する罫線種を、キー
入力手段３の選択キーを操作することにより選択する
（ステップ21）。

選択された罫線種データは、罫線種記憶手段９から罫
線種変更手段10に転送され変更すべき罫線情報として記
憶される（ステップ22）。次に、制御手段１は、変更処
理すべき領域指示入力待ちとなる（ステップ23）。今、
領域を指示する必要があれば、オペレータは、カーソル
等を移動させ、変更処理を開始する罫線メモリのアドレ
スをアドレス制御装置５により指示させる（ステップ2
4）。又、領域を指示しない場合は、カーソルを最先頭
位置に移動させるか、又は、自動的に変更開始アドレス
を、罫線メモリの先頭アドレスに設定するかによって行
う（ステップ25）。

この様にして、変更開始アドレスが設定されると、制
御手段１は、アドレス制御手段５の指示する罫線記憶手
段７のアドレスより罫線情報を取り出し（指示したアド
レスに罫線情報が格納されていなければ次のアドレスを
指示）、罫線種変更手段10に出力する。罫線種変更手段
10に出力される罫線情報は、領域指定された範囲で罫線
記憶手段７から取り出される（領域指定がないときは、
文書すべての罫線情報が罫線記憶手段７から取り出され
る）。この際、キー入力手段３の指示によって罫線変更
領域指定手段7aが罫線記憶手段７内の罫線情報を一定の
領域で指定するので、指定されなかった領域外の罫線情
報は出力されずに罫線記憶手段７に残される。従って、
領域指定があるとき、領域指定された範囲外の画面上の
一箇所にファンクションキー表示などを罫線を使って表
示している場合、これらの罫線は罫線変更領域指定手段
7aによって変更されることなく表示し続けることができ
る。領域指定がないときは、文書すべての罫線情報が罫
線記憶手段７から取り出される。

次に、罫線種変更手段10は、受け取った罫線データを
前回の罫線種選択で罫線種記憶手段９から与えられた罫
線データに変更し（ステップ26）、これを再度罫線記憶
手段７の前回罫線データを取り出したアドレスに記憶す
る（ステップ27）。この状態で、アドレス制御手段５の
指示している罫線記憶手段７のアドレスが、最終アドレ
ス（領域を指示している場合は、指示した領域の最終ア
ドレス）であれば、罫線変更処理は終了となる（ステッ
プ28）。しかし、最終アドレスでない場合は、アドレス
制御手段５は、罫線記憶手段７の次アドレスを指示し、
このアドレスに格納された罫線データを取り出し、罫線
種変更手段10にて、変更処理を施し（ステップ29）、再
記憶を行うためステップ26まで戻り上記と同様の処理を
最終アドレスまで行う。

第４図a,b,cは、上記動作によって、罫線変更領域が
指定されていて、表示手段２の画面上に表示されている
罫線が他の種類の罫線に変更される過程（この実施例に
おいては、罫線が実線から破線に変更される）を説明し
たものである。又、罫線変更領域が指定されていない時
は、全ての罫線が変更されることになる。

＜効果＞ 以上のように、請求項１記載の発明によれば、罫線種
情報を有する罫線データと、文章データを記憶し、罫線
データ及び文章データを合成した画面として出力し、種
類の異なる複数の罫線種情報を予め記憶しておき、表示
された画面上でカーソルを移動することにより、罫線領
域を指定する領域指定手段を備え、記憶された複数の罫
線種情報から任意の罫線種情報を選択し、罫線種記憶手
段へ格納を指示する罫線種選択手段を備え、罫線種の変
更を指示すると、領域指定手段により指定された領域内
に存在する全ての罫線データを罫線データ記憶手段より
取り込み、罫線データの有する罫線種情報を罫線種選択
手段により選択された罫線種情報に一括して変更及び統
一し、変更及び統一された罫線データを罫線データ記憶
手段に格納する罫線種変更手段とを備えるものである。

請求項２記載の発明によれば、罫線種情報を有する罫
線データと、文章データを記憶し、罫線データ及び文章
データを合成した画面として出力し、種類の異なる複数
の罫線種情報を予め記憶しておき、表示された画面上で
カーソルを移動することにより、罫線領域を指定する領
域指定手段を備え、記憶された複数の罫線種情報から任
意の罫線種情報を選択し、罫線種記憶手段へ格納を指示
する罫線種選択手段を備え、罫線種の変更を指示する
と、領域指定手段により指定されている場合は、指定さ
れた領域内に存在する全ての罫線データを罫線データ記
憶手段より取り込み、罫線データの有する罫線種情報を
前記罫線種選択手段により選択された罫線種情報に一括
して変更及び統一し、該変更及び統一された罫線データ
を前記罫線データ記憶手段に格納し、領域指定手段によ
り領域が指定されていない場合は、罫線データ記憶手段
に記憶されている罫線データが有する全ての罫線種情報
を選択された罫線種情報に一括して変更及び統一し、変
更及び統一された罫線データを前記罫線データ記憶手段
に格納する罫線種変更手段とを備えるものである。

本発明によれば、既に引かれた一定の領域内の全ての
罫線、あるいは、領域が特には指定されていない場合に
は引かれた全ての罫線を、簡単な操作で、かつ即座に他
の種類の罫線に変更及び統一することができ、罫線変更
作業における時間及び操作の手間を著しく軽減すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の文字処理装置の概略構成を示すブロッ
ク構成図、第２図は本発明の文字処理装置の一実施例を
示すブロック構成図、第３図は本発明の文字処理装置の
罫線変更動作を示すフローチャート、第４図は本発明に
よる罫線変更動作を表示手段に表示させた例を示す図で
ある。 １……制御手段、２……表示手段、３……キー入力手
段、４……記憶手段、５……アドレス制御手段、６……
文章記憶手段、７……罫線記憶手段、7a……罫線変更領
域指定手段、８……合成手段、９……罫線種記憶手段、
10……罫線種変更手段

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−187785（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−3058（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−68473（ＪＰ，Ａ)

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】罫線種情報を有する罫線データを記憶する
   罫線データ記憶手段と、 文章データを記憶する文章データ記憶手段と、 前記各データ記憶手段に記憶された罫線データ及び文章
   データを合成した画面として出力する表示手段と、 種類の異なる複数の罫線種情報を予め記憶している罫線
   種記憶手段と、 前記表示手段に表示された画面上でカーソルを移動する
   ことにより、前記罫線データ記憶手段に罫線領域を指定
   する領域指定手段と、 前記罫線種記憶手段に記憶された複数の罫線種情報から
   任意の罫線種情報を選択し、前記罫線種記憶手段へ格納
   を指示する罫線種選択手段と、 罫線種の変更を指示する変更指示手段と、 前記変更指示手段の指令によって起動するものであっ
   て、前記領域指定手段により指定された領域内に存在す
   る全ての罫線データを前記罫線データ記憶手段より取り
   込み、該罫線データの有する罫線種情報を前記罫線種選
   択手段により選択された罫線種情報に一括して変更及び
   統一し、該変更及び統一された罫線データを前記罫線デ
   ータ記憶手段に格納する罫線種変更手段とを備えること
   を特徴とする文字処理装置。
2. 【請求項２】罫線種情報を有する罫線データを記憶する
   罫線データ記憶手段と、 文章データを記憶する文章データ記憶手段と、 前記各データ記憶手段に記憶された罫線データ及び文章
   データを合成した画面として出力する表示手段と、 種類の異なる複数の罫線種情報を予め記憶している罫線
   種記憶手段と、 前記表示手段に表示された画面上でカーソルを移動する
   ことにより、前記罫線データ記憶手段に罫線領域を指定
   する領域指定手段と、 前記罫線種記憶手段に記憶された複数の罫線種情報から
   任意の罫線種情報を選択し、前記罫線種記憶手段へ格納
   を指示する罫線種選択手段と、 罫線種の変更を指示する変更指示手段と、 前記変更指示手段の指令によって起動するものであっ
   て、前記領域指定手段により領域が指定されている場合
   は、該指定された領域内に存在する全ての罫線データを
   前記罫線データ記憶手段より取り込み、該罫線データの
   有する罫線種情報を前記罫線種選択手段により選択され
   た罫線種情報に一括して変更及び統一し、該変更及び統
   一された罫線データを前記罫線データ記憶手段に格納
   し、前記領域指定手段により領域が指定されていない場
   合は、前記罫線データ記憶手段に記憶されている罫線デ
   ータが有する全ての罫線種情報を前記罫線種選択手段に
   より選択された罫線種情報に一括して変更及び統一し、
   該変更及び統一された罫線データを前記罫線データ記憶
   手段に格納する罫線種変更手段と を備えることを特徴とする文字処理装置。