JPH08152236A - 縦型製氷機 - Google Patents

縦型製氷機

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JPH08152236A
JPH08152236A JP29325194A JP29325194A JPH08152236A JP H08152236 A JPH08152236 A JP H08152236A JP 29325194 A JP29325194 A JP 29325194A JP 29325194 A JP29325194 A JP 29325194A JP H08152236 A JPH08152236 A JP H08152236A
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ice
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vertical
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Kazuo Sato
和雄 佐藤
Tsutomu Taga
勉 多賀
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製氷小室から氷の離脱が容易であり、白濁し
ていたり、形状が損なわれていない氷を生成しうる縦型
製氷機を提供する。 【構成】 蒸発器225の上流端から内部に挿入した
り、側面に取り付けたりするホットガス管229を備
え、製氷室の左右の外枠板101bの開口側は、それぞ
れ外側に向けて広げられている。留め具137により製
氷室101の外枠を取り囲むよう取り付けられた製氷室
用カバー135と、上方で傾動可能に枢支され、水皿の
給水路122を画成するように取り付けられる水皿用カ
バー139とを備える。さらに、水皿109の噴水口1
23が設けられた壁109aの内側面は、戻り口145
の穴を部分的に塞ぐ蓋部材と、該内側面に設けられた適
宜な粗面を有する。製氷室をフレーム133に固定する
締結部材131は、製氷小室103を避けた位置に設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横方向に開口する製氷
小室を有する製氷室と、該開口の閉止位置および開放位
置の間で傾動自在に縦方向に配置された水皿とを備える
縦型製氷機にに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には、上述した縦型製氷機の一例と
して、本出願人により特願平6−60030号として出
願された製氷機に実質的に該当する製氷機の除氷工程中
の状態が示されている。この製氷機の製氷室1は、横方
向に開口する製氷小室3を複数有する。各製氷小室3を
区切っている横仕切り板5は、水平方向よりもやや下向
きに傾斜していて、後に説明するように除氷時に氷7が
その自重によって落下し易いようになっている。水皿9
は、上方で軸11により枢支され、除氷時には図示のよ
うに製氷室1と離間し前記開口を開ける開放位置に傾動
するが、製氷時には製氷小室3の開口を塞ぐ閉止位置に
ある。水皿9の下方には、製氷水を収集する製氷水タン
ク13および製氷水を循環させる循環ポンプ15が配設
されている。
【0003】製氷時、この製氷水タンク13内の製氷水
は、循環ポンプ15によって圧送され、ホース17を上
昇して圧力室19に導かれる。圧力室19から製氷水路
21に入った製氷水は、噴水口23よりそれぞれの製氷
小室3に噴射され供給される。製氷室1の背面には、冷
却管25(蒸発器)が上方から下方に蛇行して配設され
ており、冷却管25の内部の冷媒により熱が吸収され
て、各製氷小室3内の製氷水が冷却され、氷が生成され
る。また、氷結に至らなかった製氷水は、その一部が、
図示しない戻り口から水皿9の内部に戻り、残りが、仕
切り板5と水皿9との隙間を流れてさらに下方の製氷小
室3に順次流下していき、最終的に製氷水タンク13に
落下し集められる。さらに水皿9の下方には、貯氷庫2
7があり、製氷水タンクには、落下した氷が通る経路上
に、氷落下通路29が設けられている。
【0004】このような製氷機において、製氷工程中、
製氷水が製氷室1を上から下に流れるため、下方の製氷
小室3内の製氷水ほど温度が低下し氷結し易い。そのた
め、製氷室全体が冷媒により均一に冷却されると仮定す
ると、下方の製氷小室3ほど製氷が早く進み、製氷室全
体では不均一な製氷が行われ、氷の大きさが不揃いにな
る。このような不都合を解消するため、前述のように冷
却管25を上方から下方に蛇行して配設し、上から下に
冷媒を流すことにより、製氷小室内の製氷水の温度差に
ついて補償し、均一な製氷が行われるようになってい
る。一方、除氷工程が開始されると、冷却管25にホッ
トガスが導入され製氷小室3の壁面に付着する氷の表面
を融解させ、上述の横仕切り板5の傾斜によって、各製
氷小室内の氷7は一体となって自重により落下するはず
である。
【0005】しかし、除氷時の高温のホットガスは、冷
却管25の上方より下方に流れるようになっているた
め、氷の表面の融解も必ず上から下の製氷小室へと進行
する。従って、上方の氷が十分落下可能なくらい融解し
ていても下方の氷の融解は不十分であり、下方の氷が十
分落下可能なくらい融解する頃には、上方の氷は、大き
く融解が進行し氷同士のつなぎ目が溶けてしまい、実際
には脱氷せず製氷小室3内に残りがちであった。
【0006】さらに、製氷室1は、熱良導性の軟質金属
(例えば、銅)から形成されているため、製造中の寸法
誤差或は組立中の変形等で製氷室の縦横の仕切り板と外
枠とが正しく合わさらないことがあり、その結果生じる
凹凸や隙間に氷が引っ掛かり、脱氷しない可能性があ
る。
【0007】また、製氷室1は、ボルト31等の締結手
段によって、フレーム33に固定されているが、このボ
ルト31の頭部が製氷小室3内に突出しているために、
製氷された氷7にボルト31の頭部が食い込み、やは
り、脱氷が阻害される可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の製氷機において
は、上述したように、氷が離脱し難いという問題があっ
た。これには、主として、次の三つの原因があった。即
ち、第一に、ホットガスが冷却管内にその最上方より流
入するため、上方の製氷小室の氷が十分落下可能なくら
い融解していても下方の製氷小室の氷の融解は不十分で
あり、下方の氷が十分落下可能なくらい融解する頃に
は、上方の氷は、大きく融解が進行し氷同士のつなぎ目
が溶けてしまうためであり、第二に、製氷室は、熱良導
性の軟質金属から形成されているため、製造中の寸法誤
差或は組立中の変形等で製氷室の縦横の仕切り板と外枠
とが正しく合わさらないことがあり、その結果生じる凹
凸や隙間に氷が引っ掛かり、脱氷しない可能性があるた
めであり、第三に、製氷小室内には、製氷室をフレーム
に固定するためのボルトの頭部が突出しているので、離
氷の際、氷が引っ掛かるため等である。従って、本発明
の目的は、以上の問題を考慮してなされたものであり、
製氷小室からの氷の離脱が容易な縦型製氷機を提供する
ことである。また、本発明の別の目的は、脱氷が容易で
ある上に、白濁していたり、形状が損なわれていない氷
を生成しうる縦型製氷機を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】氷の離脱を容易にすると
いう上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本発
明によると、縦型製氷機は、横方向に開口する複数の製
氷小室を有して縦方向に配置された製氷室と、前記製氷
小室の開口を開閉するよう、該開口の閉止位置および開
放位置の間で傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小
室の各々に製氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各
々からの戻り水を受ける水皿と、前記製氷室の外面に付
設された蒸発器、該蒸発器に凝縮器および膨張手段を介
して冷媒を供給するための圧縮機、並びに前記凝縮器お
よび前記膨張手段をバイパスして前記圧縮機の冷媒出口
側および前記蒸発器の冷媒入口側間に接続されたホット
ガス弁付きのバイパス管を含む冷凍回路とを備え、前記
蒸発器は、冷媒を上方にある上流端から下方にある下流
端へと蛇行しながら流下させる形状の冷媒通路を画成し
ており、前記ホットガス管は、前記蒸発器の前記上流端
から所要距離だけ下流の位置で前記冷媒通路に開口する
ように設けられている。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、同様の
目的を達成するため、横方向に開口する複数の製氷小室
を有して縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小室の
開口を開閉するよう、該開口の閉止位置および開放位置
の間で傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各
々に製氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々から
の戻り水を受ける水皿とを備え、前記製氷室は、複数の
縦仕切板、該縦仕切板に差し込まれた複数の横仕切板、
該縦横仕切板の外周を囲む上下左右の外枠板、および前
記水皿とは反対側から前記縦横仕切板および前記外枠板
に接続された背面板からなり、前記左右の外枠板は、前
記背面板から前記水皿に向かって互いに離間する方向に
拡開している、縦型製氷機を提供している。
【0011】更に、同様の目的を達成するため、請求項
3に記載の本発明による縦型製氷機は、横方向に開口す
る複数の製氷小室を有して縦方向に配置された製氷室
と、前記製氷小室の開口を開閉するよう、該開口の閉止
位置および開放位置の間で傾動自在に縦方向に配置さ
れ、前記製氷小室の各々に製氷水を供給すると共に、前
記製氷小室の各々からの戻り水を受ける水皿とを備え、
前記製氷室は、複数の縦仕切板、該縦仕切板に差し込ま
れた複数の横仕切板、該縦横仕切板の外周を囲む上下左
右の外枠板、および前記水皿とは反対側から前記縦横仕
切板および前記外枠板に接続された背面板からなり、前
記左右の外枠板の外面には、前記水皿の方向に摺動自在
に熱不良導体性の隙間閉止板が設けられている。
【0012】請求項4の本発明による縦型製氷機は、同
様の目的を達成するため、横方向に開口する複数の製氷
小室を有して縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小
室の開口を開閉するよう、該開口の閉止位置および開放
位置の間で傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室
の各々に製氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々
からの戻り水を受ける水皿とを備え、前記製氷室は、複
数の縦仕切板、該縦仕切板に差し込まれた複数の横仕切
板、該縦横仕切板の外周を囲む上下左右の外枠板、およ
び前記水皿とは反対側から前記縦横仕切板および前記外
枠板に接続された背面板からなり、更に、前記製氷室の
前記背面板側に位置する支持フレームを備え、該背面板
は、前記外枠板よりも外方に延びる延長部を有してい
て、該延長部で前記支持フレームに支持されている。
【0013】上述のように氷の離脱を容易にするだけで
なく、氷の白濁を防いだり、氷の形状を良好に維持する
ために、請求項5に記載の本発明によると、前記水皿
は、前記製氷小室の各々に製氷水を供給するための噴水
口と、前記製氷小室の各々からの戻り水を受ける戻り口
とが形成された壁体を有する水皿本体部を備え、該壁体
の内側面には、少なくとも該戻り口の近傍において粗面
部が形成されている。
【0014】
【作用】請求項1の縦型製氷機では、除氷工程時に、水
皿は製氷小室の開口を開放する開放位置に傾動する。そ
して、バイパス管に設けられたホットガス弁が開弁さ
れ、高温高圧のホットガスが蒸発器に直接供給される。
バイパス管は、蒸発器の上流端から所要距離だけ下方の
位置で蒸発器内に開口しているため、この所要距離の蒸
発器部分では、その直後の部分よりも、ホットガスによ
る加熱が弱くなる。その結果、製氷室全体における融氷
がほぼ均等に進み、各製氷小室の氷が互いにつながった
状態を保持する。これにより、上方の製氷小室内に氷が
残るようなことはない。
【0015】請求項2に記載の本発明では、製氷小室を
画成する左右の外枠板が、製氷室の背面板から水皿に向
かって互いに離間する方向に拡開しているために、除氷
の際に氷が製氷小室から脱出し易くなっており、これに
より、上方の製氷小室内に氷が残るようなことはなくな
る。製氷室が銅のような熱良導性の軟質金属から形成さ
れていると、その組立工程中に、特に製氷室の外枠に変
形が生じ易いため、水皿と外枠とが正しく合わさらず、
両者の間に隙間が発生して、ここから製氷工程中に製氷
水が漏れ、製氷室外面で結氷する。これが除氷時に、離
氷を阻害することがある。しかし、請求項3に記載の本
発明によれば、製氷室の左右の外枠板の外面には、水皿
の方向に摺動自在に熱不良導性の隙間閉止板が設けられ
ているため、上記変形によるような隙間が生じても、こ
の隙間閉止板により好適に塞がれるので、製氷水が製氷
室の外面に回り込んで結氷するようなことはなくなる。
また、請求項4に記載の本発明によると、製氷小室内に
延入するボルトにより製氷室の支持を行うと、除氷時に
同ボルトが氷の離脱を阻害するため、製氷室の背面板
は、外枠板よりも外方に延びる延長部を有していて、該
延長部で支持フレームに支持されるようになっており、
かくして、製氷小室内に延入する部材がなくなり、離氷
が妨げられることがなくなる。更に、請求項5に記載の
本発明によると、請求項1乃至4の縦型製氷機において
は、水皿本体部の壁体の内側面には、少なくとも該戻り
口の近傍において粗面部を形成してあるので、除氷工程
中に、過冷却による製氷水の噴水口の結氷を除去すべく
給水を壁体の内側面に供給した場合、給水は“すじ状”
に蛇行しながら流下して戻り口より水皿外に落下するこ
となく、同内側面を均等に流下し、各噴水口の結氷を好
適に除去する。
【0016】
【実施例】本発明の好適な実施例について添付図面を参
照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対
応部分を示すものとする。図1において、製氷室101
の外枠は、背面板102に一体的に取り付けられた上下
の外枠板101aと左右の外枠板101bとからなり、
背面板102を介して、ボルト131等の適宜な締結部
材によって少なくとも一箇所でフレーム133に締結さ
れ取り付けられている。背面板102は外枠よりも上方
および下方に突出していて、ボルト131を取り付ける
位置としては、この突出している部分が選択されてい
る。即ち、取り付けの位置は、実施例では、製氷室10
1内の最も上(または下)にある製氷小室103より
も、さらに上(または下)の位置、即ち上下の外枠板1
01aの上側および下側とする。製氷室101内には、
それぞれが直角に交わる縦横の複数の仕切り板105
a、105b、上下の外枠板101aおよび左右の外枠
板101bによって複数の製氷小室103が格子状に画
成され、各製氷小室103は水平方向に開口している。
これらの仕切り板のうち横方向に延びる仕切り板105
bは、製氷小室103の奥の背面板102側から開口側
に向かって下向きに傾斜している。また、前述した製氷
小室103を画成する製氷室101の左右の外枠板10
1bは、図4に最も分かり易く示されているが、製氷小
室103の開口側の端縁が背面板102側の端縁よりも
外側に向けて所要の角度で開くように、逆“ハ”字形に
傾斜している。さらに、左右の外枠板101bの外側に
は、図3および図4に示されるように、製氷室用カバー
135が配設されている。
【0017】製氷室用カバー135は、比較的に熱不良
導性の金属板(即ち、ステンレス板)等からなる板状の
部材で、少なくとも一つの長穴135aが穿設されてお
り、左右の外枠板101bに切られた雌ねじに螺合する
雄ねじ137等(留め具)によって、左右の外枠板10
1bに取り付けられている。このとき、製氷室用カバー
135は、完全に固定されるのではなく、長穴135a
の長さ範囲内でスライド可能に取り付けられているもの
とする。また、雄ねじ137の先端と左右の外枠板10
1bの内面をほぼ面一にすると、離氷の際、氷が引っ掛
かることが少なくなる。この他の取り付け手段として、
予じめ左右の外枠板101bに棒状部材(留め具)を植
立しておき、該棒状部材に長穴135aを通した後、製
氷室用カバー135が抜けないように適当な手段で留め
てもよい。長穴135aの長さについては、最短でも、
一方の限界で、製氷室用カバー135の上下方向の側端
面が水皿109の後述する壁109a(図4)と十分当
接可能で、他方の限界で、製氷室用カバー135の上記
側端面と左右の外枠板101bの端縁とが同一平面上に
揃うことが可能である、長さとする。
【0018】図1、図4および図6から分かるように、
製氷室101の外枠に取り付けられた背面板102の外
面には、蛇行状冷却管からなる蒸発器225が接触して
取り付けられている。蒸発器225は、実施例では背面
板102の側縁から外れた位置にある冷却管部分とする
ことができるその上流端225aでキャピラリチューブ
227(図4)に接続され、低温・低圧の冷媒を供給さ
れる。該上流端225aには、この他にもう一つ、ホッ
トガス管229が接続されている。下流端225bのほ
うは、圧縮機の吸込側とつながっている。
【0019】ここで、図4に模式的に描き付加した冷凍
回路の構成および作用について簡単に説明すると、該冷
凍回路は、圧縮機CMと、その冷媒吐出側に接続された
凝縮器CDとを含み、この凝縮器CDの出口側に前述の
キャピラリチューブ(膨張手段)227が接続されてい
る。冷媒の膨張手段は周知の膨張弁でもよい。上述のよ
うにキャピラリチューブ227に接続された蒸発器22
5の出口側は圧縮機CMの冷媒吸込側に接続される。ま
た、圧縮機CMの冷媒吐出側には、凝縮器CDおよびキ
ャピラリチューブ227をバイパスするように、前述の
ホットガス管229の一端が接続されており、その他端
は後述する態様で蒸発器225に取り付けられている。
ホットガス管229はホットガス弁HVを有する。
【0020】上述した冷凍回路において、製氷工程中
は、ホットガス弁HVが閉弁しており、高温高圧のガス
冷媒は、凝縮器CDに送られ、そこで、凝縮されて液冷
媒となってから、キャピラリチューブ227に入って膨
張し、蒸発器225を流通する間に製氷室101、従っ
てその各製氷小室内の製氷水を冷却した後、圧縮機CM
に戻る。一方、除氷工程中は、ホットガス弁HVは開弁
しており、圧縮機CMを出た高温高圧のガス冷却は、凝
縮器CD等をバイパスして、ホットガス管229から蒸
発器225に流入し、製氷室101を加熱する。次に、
ホットガス管229の取り付け様態について詳細に述べ
ると、図を簡略するため、キャピラリチューブ227が
省略された図6の(a)に示されるように、ホットガス
管229は、蒸発器225の前記上流端225aから所
要の距離だけ下流の位置、即ち、この実施例では蛇行す
る冷却管の最初のまたは第一段の直線部分226aの末
端近くの位置に、ホットガス管229の出口端部がある
ように蒸発器225の内部に挿入されている。また、ホ
ットガス管229は、ホットガスがホットガス管229
内の途中で蒸発器225および製氷室101を加熱しな
いように、断熱材で製作されていることが好ましい。ホ
ットガス管229の取り付け様態は、この他にもいくつ
か考えられ、別の実施例として、図6の(b)に示した
ものがある。この変形実施例では、蒸発器225のホッ
トガスを流出させたい部分、即ち、冷却管の第一段、第
二段の直線部分226a,226bを接続する湾曲部2
26cに穴を穿設し、ホットガス管229を同穴に差し
込んで、漏れのないように溶接等の適宜な手段で接合し
たものである。尚、上流端225aからの上述した所要
の距離については、製氷機の特性に応じて変わるもので
あり、予じめ実験等を行うことで、最適な結果を求める
ことができるが、必要にして十分な距離は、格子状に配
列された複数の製氷小室のうち最上段の製氷小室を画成
する背面板部分に対応する箇所の下方で、ホットガス管
229が冷却管に開口するような位置までの距離であ
る。
【0021】一方、製氷小室103の開口の近傍には、
水皿109が縦に配設されている。水皿109は上方の
部分で、軸111によってフレーム133に取り付けら
れ回動自在に枢支されている。水皿109は、製氷水路
121、給水路122および圧力室119からなる。ま
た、水皿109において、製氷室101とは反対側で
は、水皿用カバー139が図2に示すように上方で軸1
41により傾動自在に枢支され取り付けられている。
【0022】詳細については、水皿用カバー139は、
断面が“コ”字形の皿状部材で、水皿109における製
氷室101の反対側で、水皿109を覆い囲み、水皿本
体と協働して給水路122を画成するように設けられて
いる。そして、上方で軸141により枢支されているの
で、通常は、自重が作用して水皿109と平行な位置に
あるが、樋状部143が後述する氷落下通路129との
間で氷を噛み込む等、負荷のかかった状態では、軸14
1を中心に傾動し、容易に水皿109と部分的に離間可
能な程度に枢支されているものとする。
【0023】図5に最もよく示すように、水皿用カバー
139の下方部分は樋状の形状であり、図5に示される
ように、前述の樋状部143は、底部143eと、製氷
室101側の前壁部143aと、該前壁部143aの隣
合う面に設けられた開口143bと、該開口143bと
は反対側の側壁部143cとから構成される。前壁部1
43aは、樋状部143において製氷水を一時的に溜め
られるような所要な高さを有している。開口143bの
下方には、後述する製氷水タンク113の一部分である
水受け部分113aが設けられている。また、開口14
3bの下縁には、水切り部分143dが水受け部分11
3aに向けて配設されている。
【0024】図1および図3において、水皿109内に
製氷水路121を画成する、製氷室101側の壁109
aには、おのおのが一つの製氷小室103に向けられた
複数の噴水口123が穿設されている。そして、一つの
噴水口123の周辺には、少なくとも一つの戻り口14
5(図4および図7の(a),(b)に示すように本発
明の実施例では二つである)が穿設されている。また、
本実施例では、前記壁109aは、図2の水皿閉状態で
は、製氷室用カバー135および製氷室101の上下の
外枠板101aや左右の外枠板101bとは当接してい
るが、縦横方向に延びる仕切り板105a、105bと
は離間している。即ち、仕切り板は、外枠板よりも短く
なっている。壁109aの水皿109内部側の面(内側
面)には、図7の(a)および(b)に示されるよう
に、壁109aに接合されている製氷水路121を補強
するために、壁109aと製氷水路121との間に補強
リブ161が設けられている。本実施例では、補強リブ
161の幅は、噴水口123の両側にある戻り口145
の中心同士の間の距離に相当し、補強リブ161におい
て戻り口145が設けられている部分だけには、戻り口
145を塞ぐことのないような切欠きが付けられている
が、補強リブ161の形状は、本実施例に限るわけでは
なく、製氷水路121を補強するために好適な形状であ
ればよい。さらに、水皿109内部側の該面において補
強リブ161の無い領域は、部分的に若しくは補強リブ
161の無い領域の全面に亙って、例えば研磨紙による
研磨のような適宜な表面処理が施された粗面163が形
成されている。また、該粗面163は、必要によって
は、補強リブ161や製氷水路121の給水路122側
の表面に形成されいてもよい。尚、図7の(a)および
(b)に示す粗面163は、同図において、その位置、
存在等を明確にするため、実際よりも誇張して描かれた
ものである。
【0025】水皿109内部の給水路122の上部に
は、給水管167の一端が取り付けられ、その他端が電
磁弁165に連通しており、電磁弁165の上流には給
水源(図示せず)がある。製氷室101の下方には、水
皿109を動作させる機構が設けられている。即ち、図
4に示されるように、モータ351、カムレバー35
3、スプリング355、レバー片357、スイッチ35
9等の駆動機構であるが、これらは、本発明の要旨では
ないので、その詳細については省略する。
【0026】水皿109の下方には、製氷水を集め溜め
ておく製氷水タンク113が配設されている。図1に示
されるように、製氷水タンク113には、落下する氷の
通路となる部分に、貯氷庫127に通じる氷落下通路1
29が設けられており、氷落下通路129の周囲の水受
け部分113aで、落下する製氷水を収集或は溜めてお
くようになっている。即ち、実施例では、製氷水タンク
113は、中央に筒状の貫通穴が開けられた水平断面が
“ロ”字形の角形環状のタンクである。ちなみに、上記
の環状に限らず、その一部が途切れた構造、即ち水平断
面が“コ”字形、“L”字形等でも差し支えないが、そ
の場合には、途切れている部分は氷落下通路129を挟
んで水皿109の樋状部143の開口143bと反対側
であることが条件となる。製氷水タンク113の底部に
は、所定の長さだけ貫通し製氷水タンク内に突き出るよ
うにオーバーフロー管171が取り付けられている。製
氷水タンク113の下方に配設された循環ポンプ115
は、その吸入側が製氷水タンク113の底部と連通して
おり、その吐出側が循環管117の一端につながってい
る。また、循環ポンプ115とつながる循環管117の
他端は、水皿109の上方にある圧力室119に連通し
ている。
【0027】次に、本発明の製氷機の動作について説明
する。まず、本発明の実施例に係る製氷機における製氷
水タンク113への給水について説明する。製氷工程が
終了して除氷工程に入ると、水皿109が図1に示すよ
うに開放位置へと回動する。このように水皿109が全
開すると、電磁弁165が開弁し、水道水が、電磁弁1
65、給水管167を介して水皿の給水路122内に入
り、図1に示すように傾斜した水皿109の下端にある
樋状部143から製氷水タンク113に供給される。こ
れは、製氷時に水皿が過冷却され、噴水口が凍結して製
氷水が通りにくくなって噴射圧が高まり、製氷小室内に
白濁した氷ができることや、或は、水皿の外側(製氷室
側)の面で水分が氷結し、それによりできた氷が噛み込
むことで水皿が製氷小室の開口を閉止するのを妨げるこ
とを予防する目的もあるが、従来の製氷機においては、
水皿の内面が滑らかであるため、“すじ状”になって流
れ、図8の矢印に示すように、戻り口(図示しない)か
ら水皿の外側の面に流出し、貯氷庫に落下して新たな問
題を起こす恐れがあったが、本発明の製氷機では、壁1
09aの水皿109内部側の面を伝って流下する水道水
は、同面に設けられた補強リブ161および粗面163
の作用により、前述したように、“すじ状”になって流
れたり、戻り口145から水皿109の外に流出するこ
となく、ほぼ均等に拡散した状態で、同面に沿って樋状
部143まで到達する。電磁弁165は、90秒間この
開弁状態に保持され、その後閉弁されて給水も一旦停止
する。除氷工程が進んで製氷室101内の氷が離脱する
と、製氷室の温度が上昇するため、製氷室101に設け
られた図示しないセンサがその温度上昇を除氷完了とし
て検知し、水皿109は図1に示す傾斜状態即ち開放位
置から図2および図3に示す垂直状態即ち閉止位置に回
動し、製氷機は製氷工程に入る。この実施例では、電磁
弁165は水皿109が閉じ始めると再び開弁されるよ
うに設定されているため、給水が前述したように再び行
われるが、電磁弁を介する単位時間当たりの給水量はそ
れほど多くはないため、図5に示した樋状部143の前
壁部143aを越えることはなく、水皿109が全閉す
るまでの間、樋状部143の開口143bを経て製氷水
タンク113内に貯留される。水皿109が閉止位置に
達すると製氷機は前述のように製氷工程に入るが、電磁
弁165は更に開弁状態を保持し、水皿全閉後15秒で
閉弁するようになっている。この時、製氷水タンク11
3内の製氷水のレベルは、オーバーフロー管171によ
り規定される一定レベルにある。水皿109が閉止位置
にあるとき、特に電磁弁165が再閉止するまでの15
秒間は、水皿109の樋状部143内には、電磁弁16
5を介する給水と、後述するよう循環ポンプ115によ
り圧送されてくる製氷水の一部とが流入するため、水量
が増加し、樋状部143の開口143bから落下するだ
けでなく、樋状部143の前壁部143aを越えて落下
する。
【0028】製氷工程においては、製氷水タンク113
内の製氷水181は、循環ポンプ115の作動により循
環管117内に吐き出され、循環管117を上昇して、
水皿109の上方にある圧力室119に導かれる。紙面
に垂直な幅方向に延びる圧力室119内の製氷水は、図
示しない小孔から製氷水路121内に流入し、その一部
が各噴水口123より製氷小室103に噴射され、残り
はさらに製氷水路121の末端から給水路122に流下
していく。製氷小室103内に噴射された製氷水は、蒸
発器225によって熱を奪われ徐々に氷結していく。こ
のとき、製氷室用カバー135および製氷室101の左
右の外枠板101bが水皿109の壁109aと液密に
当接していることが望ましいので、長穴135aの範囲
内で製氷室用カバー135をスライドさせて、上述した
好適な液密状態を作り出しておく。製氷小室103内で
氷結に至らなかった製氷水は、戻り口より別の水経路を
介して給水路122内に戻り流下していく。そして、水
皿109の下方の樋状部143に溜まった製氷水181
は、上述したように前壁部143aを乗り越えて、また
開口143bより製氷水タンク113内に落下する。
【0029】製氷水タンクの下限水位を検知して製氷完
了とする形式のものでよい図示しないセンサが製氷室1
01内の製氷の完了を検知すると、除氷工程が開始され
る。図1を参照すると、循環ポンプ115が停止し、製
氷室101の下方に設けられて水皿109を動作させる
前述の駆動機構の作用下に、上方の軸111を中心に図
1に示された全開位置へと向かって時計回りに傾動離間
していく。そして、蒸発器225内には、所要の距離だ
け下流の位置にその出口端部があるように設けられたホ
ットガス管229から、ホットガスが供給される。蒸発
器225内に流されたホットガスは、大部分は進行方向
である、蒸発器225の下流端に向かって流下しつつ、
各製氷小室103内を加熱していくが、一部は進行方向
と逆である蒸発器225の上流端に向かって、徐々に上
昇し、これによって、最上段の各製氷小室103内の氷
は、他の製氷小室103内の氷とほぼ同じ速度で、製氷
小室103の内壁面との接触部が融解する。全ての製氷
小室103内の氷の前記接触部が融解すると、横方向の
仕切り板105aが下向きに傾斜していることに加え、
製氷室101の左右の外枠板101bを外向きに拡開さ
せ、ボルト131を製氷小室103内部に突出させない
配慮により、極めて容易に離氷し、各氷同士がつながっ
たまま製氷水タンク113の中央の氷落下通路129を
通って、貯氷庫127内に落下する。
【0030】製氷小室103内で除氷工程中に融解して
できた水は、製氷室101の最下端より製氷水タンク1
13に落下する。また、全開位置にある水皿109の下
方および傾動中の水皿109の開口143bの下方に
も、製氷水タンク113の水受け部分113aがあるの
で、水皿109の全開時に90秒間供給される水道水や
水皿109の全開位置から全閉位置への傾動中に供給さ
れる水道水、さらに落下しきらずに水皿109内部に残
留していた製氷水も、貯氷庫127に落下することなく
製氷水タンク113の水受け部分113aに落下収集さ
れる。
【0031】かくして除氷工程が終了すると、前述した
製氷室101の下方に設けられて水皿109を動作させ
る駆動機構の作用下に、水皿109が製氷小室103の
開口を塞ぐ閉止位置に復動される。場合によっては、除
氷時に落下した氷が氷落下通路129の縁に付着したま
まのことがあるが、このような場合においては、水皿1
09だけが閉止位置に復動し、水皿用カバー139は、
氷を噛み込んだ位置に留どまっている。
【0032】
【発明の効果】以上の記載から分かるように、請求項1
の縦型製氷機では、バイパス管は、蒸発器の上流端から
所要距離だけ下方の位置で蒸発器内に開口しているた
め、この所要距離の蒸発器部分では、その直後の部分よ
りも、ホットガスによる加熱が弱くなり、その結果、製
氷室全体における融氷がほぼ均等に進み、各製氷小室の
氷が互いにつながった状態を保持するので、各製氷小室
の氷が一体となってスムーズに落下し、上方の製氷小室
内に氷が残るようなことはなくなるため、製氷能力が向
上するだけでなく、氷の形状が不揃いになることもな
く、また、次の製氷工程において残った氷の上に更に製
氷するというようなこともなくなるという効果が得られ
る。
【0033】また、請求項2に記載の本発明では、製氷
小室を画成する左右の外枠板が、製氷室の背面板から水
皿に向かって互いに離間する方向に拡開しているため
に、除氷の際に氷が製氷小室から脱出し易くなってお
り、これにより、上方の製氷小室内に氷が残るようなこ
とはなくなるため、上記と同様の効果が得られる。更
に、請求項3に記載の本発明によれば、製氷室の左右の
外枠板の外面には、水皿の方向に摺動自在に熱不良導性
の隙間閉止板が設けられているため、水皿が閉止位置に
ある際に水皿と製氷室の外枠との隙間があっても、この
隙間閉止板により好適に塞がれるので、製氷水が製氷室
の外面に回り込んで結氷するようなことはなくなり、氷
の離脱を妨害することがなく、上記と同様の効果が得ら
れる。また、請求項4に記載の本発明によると、製氷室
の背面板は、外枠板よりも外方に延びる延長部を有して
いて、該延長部で支持フレームに支持されるようになっ
ており、かくして、製氷小室内に延入する部材がなくな
り、離氷が妨げられることがなくなるので、上記と同様
の効果が得られる。請求項5に記載の本発明によると、
上記の効果が得られるだけでなく、水皿本体部の壁体の
内側面には、少なくとも該戻り口の近傍において粗面部
を形成してあるので、除氷工程中に、過冷却による製氷
水の噴水口の結氷を除去すべく給水を壁体の内側面に供
給した場合、給水は“すじ状”に蛇行しながら流下して
戻り口より水皿外に落下することなく、同内側面を均等
に流下し、各噴水口の結氷を好適に除去するので、次の
製氷工程において、各噴水口から製氷水がスムーズに噴
射され気泡の混入がなくなめるため、白濁した氷が製造
されることがなく、また、水皿の噴水口近辺と製氷室と
の間の氷噛みがなくなり、水皿が完全に閉まるため、各
製氷小室の隣接する氷同士を接続する氷部分が厚すぎる
ようになることがなく、正常な製氷サイクル運転を可能
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による縦型製氷機の一実施例を示す断
面図である。
【図2】 図1の実施例で用いられている水皿用カバー
の取り付け状態を説明する図である。
【図3】 図1の実施例で用いられている製氷室カバー
の取り付け状態を説明する図である。
【図4】 図2においてIV−IV線に沿って切断した断面
図である。
【図5】 図2においてV−V線に沿って切断し斜視し
た、冷凍回路を付設して示す図である。
【図6】 (a)および(b)は、図3においてVI−VI
線に沿って切断し、幅方向に短縮して示す異なる実施例
の部分拡大断面図である。
【図7】 (a)は、図4におけるVII部の拡大図であ
り、(b)は、図7の(a)を矢印Aの方向の斜め上方
から見た場合に相当する部分断面図である。
【図8】 従来の縦型製氷機を示す断面図である。
【符号の説明】
101…製氷室、101a…上下の外枠板、101b…
左右の外枠板、102…背面板、103…製氷小室、1
05a…縦仕切り板、105b…横仕切り板、109…
水皿、109a…壁(壁体)、123…噴水口、133
…フレーム(支持フレーム)、135…製氷室用カバー
(隙間閉止板)、145…戻り口、163…粗面(粗面
部)、225…蒸発器、225a…上流端、225b…
下流端、227…キャピラリチューブ(膨張手段)、2
29…ホットガス管(ホットガス弁付きのバイパス
管)、CD…凝縮器、CM…圧縮機。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に開口する複数の製氷小室を有し
    て縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小室の開口を
    開閉するよう、該開口の閉止位置および開放位置の間で
    傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に製
    氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々からの戻り
    水を受ける水皿と、前記製氷室の外面に付設された蒸発
    器、該蒸発器に凝縮器および膨張手段を介して冷媒を供
    給するための圧縮機、並びに前記凝縮器および前記膨張
    手段をバイパスして前記圧縮機の冷媒出口側および前記
    蒸発器の冷媒入口側間に接続されたホットガス弁付きの
    バイパス管を含む冷凍回路とを備え、前記蒸発器は、冷
    媒を上方にある上流端から下方にある下流端へと蛇行し
    ながら流下させる形状の冷媒通路を画成しており、前記
    バイパス管は、前記蒸発器の前記上流端から所要距離だ
    け下流の位置で前記冷媒通路に開口するように設けられ
    ている、縦型製氷機。
  2. 【請求項2】 横方向に開口する複数の製氷小室を有し
    て縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小室の開口を
    開閉するよう、該開口の閉止位置および開放位置の間で
    傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に製
    氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々からの戻り
    水を受ける水皿とを備え、前記製氷室は、複数の縦仕切
    板、該縦仕切板に差し込まれた複数の横仕切板、該縦横
    仕切板の外周を囲む上下左右の外枠板、および前記水皿
    とは反対側から前記縦横仕切板および前記外枠板に接続
    された背面板からなり、前記左右の外枠板は、前記背面
    板から前記水皿に向かって互いに離間する方向に拡開し
    ている、縦型製氷機。
  3. 【請求項3】 横方向に開口する複数の製氷小室を有し
    て縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小室の開口を
    開閉するよう、該開口の閉止位置および開放位置の間で
    傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に製
    氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々からの戻り
    水を受ける水皿とを備え、前記製氷室は、複数の縦仕切
    板、該縦仕切板に差し込まれた複数の横仕切板、該縦横
    仕切板の外周を囲む上下左右の外枠板、および前記水皿
    とは反対側から前記縦横仕切板および前記外枠板に接続
    された背面板からなり、前記左右の外枠板の外面には、
    前記水皿の方向に摺動自在に熱不良導性の隙間閉止板が
    設けられている、縦型製氷機。
  4. 【請求項4】 横方向に開口する複数の製氷小室を有し
    て縦方向に配置された製氷室と、前記製氷小室の開口を
    開閉するよう、該開口の閉止位置および開放位置の間で
    傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に製
    氷水を供給すると共に、前記製氷小室の各々からの戻り
    水を受ける水皿とを備え、前記製氷室は、複数の縦仕切
    板、該縦仕切板に差し込まれた複数の横仕切板、該縦横
    仕切板の外周を囲む上下左右の外枠板、および前記水皿
    とは反対側から前記縦横仕切板および前記外枠板に接続
    された背面板からなり、更に、前記製氷室の前記背面板
    側に位置する支持フレームを備え、該背面板は、前記外
    枠板よりも外方に延びる延長部を有していて、該延長部
    で前記支持フレームに支持されている、縦型製氷機。
  5. 【請求項5】 前記水皿は、前記製氷小室の各々に製氷
    水を供給するための噴水口と、前記製氷小室の各々から
    の戻り水を受ける戻り口とが形成された壁体を有する水
    皿本体部を備え、該壁体の内側面には、少なくとも該戻
    り口の近傍において粗面部が形成されている、請求項1
    乃至4のいずれかに記載の縦型製氷機。
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CN105583195A (zh) * 2014-10-22 2016-05-18 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 吹气压块

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