JPH08150921A - 車両のブレ−キ装置 - Google Patents

車両のブレ−キ装置

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JPH08150921A
JPH08150921A JP31761794A JP31761794A JPH08150921A JP H08150921 A JPH08150921 A JP H08150921A JP 31761794 A JP31761794 A JP 31761794A JP 31761794 A JP31761794 A JP 31761794A JP H08150921 A JPH08150921 A JP H08150921A
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pressure
brake
master cylinder
spring
cylinder
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JP31761794A
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Haruki Okazaki
晴樹 岡崎
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレ−キ配管系の耐圧性を小さくできるように
する。 【構成】マスタシリンダ1の入力ロッド62と倍力装置
の出力ロッド66との間に、スプリング65が介在され
て、出力ロッド66の押圧力がスプリング65を介して
入力ロッド62へ伝達される。スプリング65には、あ
らかじめ所定の予圧縮力(プリロ−ド)が付与されてい
て、このプリロ−ドよりも大きな力が出力ロッド66か
ら入力されると、スプリング65が圧縮変形して、これ
以上の大きな力が入力ロッド62に伝達されるのが規制
される。ブレ−キ配管11、12に、ブレ−キ液圧が所
定圧以上になると容積拡大される容積拡大式の圧力規制
機構71(アキュムレ−タ)を接続してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の減速や停止を行
なうための車両のブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両を減速あるいは停止させるためのブ
レ−キ装置は、基本的に、ブレ−キペダルの踏込み力を
受けてブレ−キ液圧が発生されるマスタシリンダと、ブ
レ−キ液圧を受けて制動力を発生するホイ−ルシリンダ
と、該マスタシリンダとホイ−ルシリンダとを接続する
ブレ−キ配管と、備えている。このマスタシリンダから
ホイ−ルシリンダへ至るまでのブレ−キ配管系は、人間
の出せる最大踏力に対応したブレ−キ液圧に耐え得るよ
うにかなり大きな耐圧性を有するように設定されてい
る。
【0003】一方、最近の車両では、ABS制御装置と
呼ばれるように、ブレーキ時に車輪がロックするのを防
止する車両のアンチロックブレーキ装置を搭載するもの
が増加している。このアンチロックブレーキ装置つまり
ABS制御装置は、基本的に、車輪への制動力付与用と
なるホイ−ルシリンダへ印加されているブレーキ液圧を
可変制御することにより行われる。
【0004】ホイ−ルシリンダへのブレーキ液圧を可変
制御するために、少なくとも、増圧弁と減圧弁とがブレ
ーキ配管に接続される。すなわち、特開平4−1855
65号公報に示すように、減圧弁を閉じた増圧弁を開く
ことにより、マスタシリンダからホイ−ルシリンダへと
高圧のブレーキ液が供給されて、制動力増加となる。ま
た、増圧弁を閉じた状態で減圧弁を開くことにより、ホ
イ−ルシリンダのブレーキ液つまりブレーキ液圧がリザ
−バへ解放されて、制動力低下となる。そして、増圧弁
と減圧弁とを共に閉じることにより、制動力の保持状態
が得られる。
【0005】上述のように、減圧に伴ってホイ−ルシリ
ンダからリザ−バへ開放されたブレーキ液は、ポンプに
よってブレーキ配管へと戻されるが、このブレーキ液の
戻し位置として、増圧弁よりもマスタシリンダ側となる
上流側ブレーキ配管とされるのが一般的である。この場
合、上流側ブレーキ配管は、マスタシリンダに常に連通
されている関係上、ブレーキ時は高圧となっており、ポ
ンプは、この高圧に抗して、ブレーキ液を上流側ブレー
キ配管へ戻す必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、制動に要す
る最大ブレーキ液圧というものを考えてみた場合、一般
運転者が発生し得るブレーキペダルの最大踏力に対応し
た極めて大きなブレーキ液圧までは要求されないもので
ある。すなわち、運転者による最大踏力に対応したブレ
ーキ液圧をPX(例えば200気圧相当)とし、もっと
も大きな制動力が得られる乾燥舗装路において車輪がロ
ックしない最大ブレーキ液圧をPY(例えば150気圧
相当)とした場合、PYはPXよりもかなり小さい圧力
であり、圧力差『PX−PY』分は、過度に大きなブレ
ーキ液圧分である、ということが理解される。そして、
実際のブレ−キ配管系の耐圧性は、上記最大踏力に対し
て十分余裕を見込んでかなり大き目に設定されているの
で、この分コストアップの大きな原因となる。
【0007】特に、ABS制御を行なう場合は、ブレ−
キ液をブレ−キ配管に戻すためのポンの能力を、最大踏
力に応じた大きなブレ−キ液圧に対応できるように大き
なものに設定する必要を生じて、さらなるコストアップ
は勿論のこと燃費悪化をきたすことになる。このポンプ
の能力を大きくするということは、ポンプ駆動用モ−タ
の大型化や、ABS制御用の配管系の耐圧姓をも大きく
設定する必要があるので、コストアップの度合はかなり
大きなものとなる。
【0008】本発明は、以上のような事情を勘案してな
されたもので、ブレ−キ配管系の耐圧性を十分小さくで
きるようにした車両のブレーキ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、車両のブレ−キ装置において、前後輪両
方のブレ−キ液圧が所定値以上に増大するのを規制する
圧力規制手段を備えている、ような構成としてある。こ
のような構成を前提とした本発明の好ましい態様は、特
許請求の範囲における請求項2〜請求項7に記載の通り
である。
【0010】前記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある。すなわち、マスタ
シリンダとホイ−ルシリンダとの間のブレーキ配管に、
該マスタシリンダで発生される高圧のブレーキ液をホイ
−ルシリンダへ供給するための増圧弁と、ホイ−ルシリ
ンダのブレーキ液をリザ−バへ解放させるための減圧弁
とが接続され、前記リザ−バ内のブレーキ液を、ポンプ
によって、前記ブレーキ配管のうち前記増圧弁よりも前
記マスタシリンダ側となる上流側ブレーキ配管に戻すよ
うにした車両のアンチロックブレーキ装置において、前
記上流側ブレーキ配管の圧力が所定圧力以上になるのを
防止する圧力規制手段を備えている、ような構成として
ある。
【0011】請求項1に記載された発明によれば、圧力
規制手段によって、制動に必要なブレ−キ液圧以上にな
るのが規制されるので、ブレ−キ配管系の耐圧性を従来
よりも十分低下させて、コストダウンを図ることができ
る。なお、圧力規制手段を設ける分コストアップになる
が、前後輪用のブレ−キ配管系を構成する部品数はかな
り多くかつ1つの部品でも高価なものが多いので、全体
としてコストダウンが図られることになる。
【0012】請求項2に記載したような構成とすること
により、ブレーキ配管を従来のものから大きく変更する
ことなく、請求項1に対応した効果を得る場合に好適と
なる。
【0013】請求項3に記載したような構成とすること
により、スプリングという簡単な部品を利用して、請求
項1、請求項2に対応した効果を得ることができる。
【0014】請求項4に記載したような構成とすること
により、倍力装置を有する車両において、請求項1〜請
求項3に対応した効果を得ることができる。
【0015】請求項5に記載したような構成とすること
により、ブレーキペダルの踏力を確実にマスタシリンダ
側へ伝達するというフェイルセ−フの観点から好ましい
ものとなる。
【0016】請求項6に記載したような構成とすること
により、ブレーキ配管の容積拡大という手法によって、
ブレーキ配管を極力密閉構造として構成する上で好まし
いものとなる。
【0017】請求項7に記載したような構成とすること
により、請求項8の効果をより具体的な構成によって得
ることができる。特に、シリンダとピストンとスプリン
グという一般的な機械部品を利用した構成とすることが
できる。
【0018】請求項8に記載された発明によれば、請求
項1に対応した効果を得つつ、増圧弁、減圧弁、ポンプ
等のABS制御装置の主要構成部品のコストダウンをも
図ることができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。 ブレーキ系統の説明(図1) 図1において、1はマスタシリンダ、2FL〜2RRは
それぞれホイ−ルシリンダであり、2FLが左前輪用、
2FRが右前輪用、2RLが左後輪用、2RRが右後輪
用である。マスタシリンダ1は、倍力装置3を介して、
ブレーキペダル4に連結され、ブレーキペダル4を踏み
込み操作することによって、マスタシリンダ1にブレー
キ液圧が発生される。この倍力装置3は、例えば真空倍
力式あるいは液圧倍力式のものとされている。
【0020】マスタシリンダ1は、2つの吐出口1aと
1bとを有するタンデム型とされている。一方の吐出口
1aには第1ブレーキ配管11が接続され、この第1ブ
レーキ配管11からは、2本の分岐配管11Aと11B
とが分岐されている。分岐配管11Aにホイ−ルシリン
ダ2FLが接続され、分岐配管11Bにホイ−ルシリン
ダ2RRが接続されている。他方の吐出口1bには第2
ブレーキ配管12が接続され、この第2ブレーキ配管1
2からは、2本の分岐配管12Aと12Bとが分岐され
ている。分岐配管12Aにホイ−ルシリンダ2FRが接
続され、分岐配管12Bにホイ−ルシリンダ2RLが接
続されている。このように、ブレーキ配管系は、いわゆ
る2系統X字型配管とされている。
【0021】前記ブレーキ配管11、12には、その上
流側つまりマスタシリンダ1に近い側において、トラク
ション制御用の調圧機構13が構成され、該調圧機構1
3の下流側においてABS制御用の調圧機構14が構成
されている。
【0022】トラクション制御用の調圧機構13は、次
のように構成されている。先ず、ブレーキ配管11に
は、電磁開閉弁からなる遮断弁21が接続されると共
に、該遮断弁21よりも下流側において加圧機構22が
接続されている。この加圧機構22は、シリンダ22a
と、該シリンダ22a内に摺動自在に嵌挿されたピスト
ン22bと、該ピストン22bを戻り位置に付勢するス
プリング22cとから構成されて、スプリング22cに
抗してピストン22bを変位させることにより、当該ピ
ストン22bによってブレーキ配管11内に圧力発生
(圧縮)可能とされている。ブレーキ配管12にも、上
記と同様に、遮断弁21と加圧機構22が接続されてい
る。
【0023】調圧機構13は、ブレーキ液を貯溜したリ
ザ−バ23と、該リザ−バ23内のブレーキ液を汲み上
げて加圧機構22へ吐出するためのポンプ24とを有す
る。各加圧機構22は、供給配管25を介してポンプ2
4の吐出側へ接続されると共に、戻り配管26を介して
リザ−バ23へ接続されている。ポンプ24の吐出側つ
まり供給配管25には、加圧機構22側へ向けての流れ
のみを許容するチェック弁27が接続され、リザ−バ2
3に連なるポンプ24の吸い込み側には、当該ポンプ2
4側へ向けての流れのみを許容するチェック弁28が接
続されている。
【0024】前記供給配管25と戻り配管26とは、供
給配管25の圧力が所定値以上になると開弁される調圧
弁29が接続されている。また、戻り配管26には、調
圧弁29に対する接続部分よりも加圧機構22側におい
て、電磁式開閉弁からなる制御弁30が接続されてい
る。
【0025】ポンプ24は、DCモータ等の電気式のモ
ータ31により駆動されるもので、このモータ31は、
後述するように、ABS制御用のポンプ駆動用として兼
用されている。このモータ31に通電してポンプ24を
駆動した状態で、制御弁30を例えばデュ−ティ制御す
ることにより、加圧機構22に印加される圧力、つまり
トラクション制御時におけるブレーキ液圧(つまり制動
力)が制御される。
【0026】ABS制御用の調圧機構14は、次のよう
に構成されている。先ず、分岐配管11Aには、電磁式
の開閉弁からなる増圧弁41が接続されると共に、該増
圧弁41をバイパスするバイパス通路42が接続され
て、該バイパス通路42には、マスタシリンダ1側へ向
けての流れのみを許容するチェック弁43が接続されて
いる。分岐配管11Aには、上記増圧弁41の下流側つ
まりホイ−ルシリンダ2FL側において、リザ−バ44
に連なる解放配管45が接続され、この解放配管45に
は、電磁開閉弁からなる減圧弁46が接続されている。
分岐配管11Bに対しても、上記分岐配管11Aと同様
に各構成要素41〜46が設けられているが、リザ−バ
44は、各分岐配管11Aと11Bとで共通とされてい
る。
【0027】前記リザ−バ44と、増圧弁41よりも上
流側(遮断弁21よりも下流側)のブレーキ配管(上流
側ブレーキ配管となる)11とが、戻し配管47により
接続されている。この戻し配管47には、リザ−バ44
側から順次、第1チェック弁48、ポンプ49、第2チ
ェック弁50、脈動吸収用のタンク51、オリフィス5
2、第3チェック弁53が接続されている。この戻し配
管47は、リザ−バ44と同様に、2つの分岐配管11
A用と11B用とで共通とされている。
【0028】ホイ−ルシリンダ2FR、2RL用のブレ
ーキ配管12(分岐配管12A、12B)に対しても、
前記ブレーキ配管11(分岐配管11A、11B)と同
様に構成されている。ただし、モータ31は、トラクシ
ョン制御用ポンプ24と、ABS制御用の2つのポンプ
49用との共通とされている。
【0029】前記リザ−バ44は、シリンダ44aと、
該シリンダ44a内に摺動自在に画成されたピストン4
4bとを有し、該ピストン44bによってシリンダ44
a内には、ブレ−キ液が出入りされる作動室(貯留室)
44cが画成されている。ピストン44bを挟んで作動
室44cとは反対側の室には、リタン−ンスプリング4
4dが配設されて、このスプリング44dによって、ピ
ストン44bが作動室44cを圧縮する方向、つまり作
動室44c内のブレ−キ液を排出する方向に所定の付勢
力でもって付勢されている。
【0030】上記スプリング44dの付勢力(によって
生じる作動室44cでの発生圧力)は、戻し配管47の
通路抵抗よりも若干大きい程度に設定されている。より
具体的には、戻し配管47における通路抵抗は、実質的
に各チェック弁48、50、53のチェック圧(開弁
圧)によって決定されるが、スプリング44dの付勢力
は、各チェック弁48、50、53のチェック圧の総和
よりも若干大きくなるように設定されている(スプリン
グ44dにより生じる作動室44cでの発生圧が上記各
チェック圧の総和よりも若干大きい)。これにより、マ
スタシリンダ1にブレ−キ液圧が発生されていないとき
は、モ−タ31つまりポンプ49が停止していても、作
動室44c内に残留したブレ−キ液は、スプリング44
dの付勢力によって、戻し配管47を経てブレ−キ配管
11あるいは12(つまりマスタシリンダ1)へ戻すこ
とが可能とされている。
【0031】ここで、駆動輪を前輪(ホイ−ルシリンダ
2FL、2FRが対応)とした場合、トラクション制御
に際しては、ABS制御用の各弁のうち、全ての減圧弁
46が閉じられると共に、従動輪用となる分岐配管11
Bと12Bの各増圧弁41も閉じられ、駆動輪用の分岐
配管11A、12A用の増圧弁41のみが開かれる。こ
の状態で、モータ31に通電することによりポンプ24
を駆動しつつ、各制御弁30を個々独立して制御(例え
ばデュ−ティ制御)することにより、駆動輪の路面に対
する過大なスリップが防止される。なお、トラクション
制御に際しては、例えば、駆動輪の路面に対するスリッ
プ値を、車速と各駆動輪の回転速度とから決定して(例
えば、車速と駆動輪回転速度との偏差、あるいは比でス
リップ値を決定する)、このスリップ値が所定の目標値
となるように、制御弁30がフィ−ドバック制御され
る。
【0032】ABS制御に際しては、トラクション制御
用の遮断弁21が開かれた状態とされる。この状態で、
増圧弁41と減圧弁46とを制御することにより、各車
輪毎つまり各ホイ−ルシリンダ2FL〜2RR毎に個々
独立して、ブレーキ液圧の増圧、減圧、保持の制御が行
われる。勿論、増圧は、減圧弁46を閉じて増圧弁41
を開くことにより行われ、減圧は、増圧弁41を閉じて
減圧弁46を開くことにより行われ、保持は、増圧弁4
1と減圧弁46とを共に閉じることにより行われる。な
お、ABS制御の具体的な手法の一例については、後述
する。
【0033】減圧により、リザ−バ44内にはブレーキ
液が排出されるが、このリザ−バ44内のブレーキ液
は、ポンプ49によって、増圧弁41より上流側のブレ
ーキ配管11あるいは12へ戻されるが、このブレーキ
液が戻されるブレーキ配管11、12の圧力は、マスタ
シリンダ1での発生ブレーキ液圧と同じ高圧であり、ポ
ンプ49(モータ31)は、この高圧に抗してブレーキ
液を戻すことになる。したがって、ブレーキ液が戻され
るブレーキ配管11、12の圧力が小さいほど、ポンプ
49(モータ31)の行う仕事は小さくて済むことにな
る(ポンプ49、モータ31の能力を小さなものとする
ことができる)。
【0034】機械式圧力規制手段(図2、図3) ここで、前記倍力措置3とマスタシリンダ1との間に
は、図2に示すように、ABS制御用のポンプ49つま
りモータ31の仕事を低減すべく、ブレーキ配管11あ
るいは12の最高圧力を規制するための、機械式の圧力
規制手段61が構成されている。この圧力規制手段61
について説明すると、マスタシリンダ1の入力ロッド6
2には、倍力装置3側の端面に向けて開口するシリンダ
状の凹部63が形成されている。この凹部63は、奥部
が大径部63aとされ、入り口側が小径部63bとさ
れ、該両者63aと63bとの間には、係止段部63c
が形成されている。
【0035】大径部63aには、ピストン形式のスライ
ダ64が摺動自在に嵌挿されると共に、スプリング(実
施例では金属製のコイルスプリング))65が収納され
ている。このスプリング65は、その一端が大径部63
aの奥側端面に着座し、その他端がスライダ64に着座
している。スプリング65は、スライダ64が係止段部
63cに当接した図2の状態で、所定の圧縮状態つまり
所定の付勢力が印加された状態とされており(圧縮状態
でのプリロ−ド)、スライダ64は、上記所定の付勢力
でもって、係止段部63cに当接されていることにな
る。また、前記小径部63bには、倍力装置3の出力ロ
ッド66が摺動自在に嵌挿されている。つまり、前記ス
ライダ64に対して、出力ロッド66の先端面が当接可
能に臨んでいる。
【0036】以上のような圧力規制手段61は、次のよ
うな作用を行う。いま、ブレーキペダル4を踏み込み操
作すると、出力ロッド66が図2左方動されて、スライ
ダ64を押圧する。出力ロッド66のスライダ64に対
する押圧力が、スプリング65にあらかじめ印加されて
いる所定の付勢力よりも小さいときは、当該スプリング
65はたわみ変形(圧縮変形)されないで、実質的に剛
体として機能する。このため、出力ロッド66の押圧力
は、そのままマスタシリンダ1の入力ロッド62に伝達
されて、ブレーキペダル4に対する踏力に応じたブレー
キ液圧がマスタシリンダ1で発生される。
【0037】ブレーキペダル4に対する踏力が、スプリ
ング65に印加されている所定の付勢勢力よりも大きく
なると、スプリング65がたわみ変形して、踏力がこれ
以上増大しても、出力ロッド62へ伝達される踏力は、
スプリング65に印加されている所定の付勢力以上に大
きくなることが事実上防止される。
【0038】踏力に応じて上述のように変化されるマス
タシリンダ圧を図3に示してある。この図3において、
踏力がF1よりも小さいときは、踏力増大に十分追従し
てマスタシリンダ圧が増大されるが、踏力がF1を越え
た後は、踏力が増大してもマスタシリンダ圧はほとんど
増大しないことになる。勿論、F1で示す値が、スプリ
ング65にあらかじめ印加されている所定の付勢力に相
当し、この踏力F1のときのマスタシリンダ圧P1が、
乾燥舗装路(もっとも大きな制動力が得られるときの路
面状態)において車輪がロックしない範囲の最大ブレー
キ液圧(あるいはこれよりも若干大きいブレーキ液圧)
に相当するように設定されている。
【0039】実施例では、P1が150気圧あるいは略
150気圧相当となるように、F1の大きさ(スプリン
グ65にあらかじめ印加されたプリロ−ドとしての付勢
力)が設定されている。なお、一般の運転者によるブレ
ーキペダル4の最大踏力は、マスタシリンダ圧で200
気圧あるいは略200気圧相当となっており、少くとも
この200気圧と150気圧との差圧である50気圧相
当分だけ、ポンプ49つまりモータ31の能力を小さい
ものとすることができる(能力を小さくすることによ
る、省燃費、軽量化、小型化の達成)。
【0040】ここで、スプリング65がたわみ変形しき
ると、当該スプリング65は実質的に剛体として機能し
て、出力ロッド66の押圧力がそのまま入力ロッド62
に伝達されて、ブレーキペダル4の踏力がマスタシリン
ダ1へ伝達されなくなってしまうような事態が確実に防
止される。そして、各ロッド62と66とは嵌合関係と
されているので、スプリング65が破損等しても、出力
ロッド66から入力ロッド62への押圧力伝達を確実に
確保できる。
【0041】機械式圧力規制手段の他の例(図4) 図4は、機械式圧力規制手段の他の実施例を示すもので
ある。この図4において、圧力規制手段81は、ブレ−
キペダル4と倍力装置3の入力ロッド82との間に構成
されている。すなわち、入力ロッド82の後端部にはピ
ン状の第1取付部83が突設される一方、ブレ−キペダ
ル4には第1取付部83よりも前方位置においてピン状
の第2凸部84が突設され、この2つの突設部83と8
4との間に、スプリング85(実施例では、金属製のコ
イルスプリング)が張設されている。このスプリング8
5は、あらかじめ伸長方向に所定のプリロ−ドが印加さ
れており、このプリロ−ドは、図2におけるスプリング
65の予圧縮力に対応している。
【0042】これにより、ブレ−キペダル4を踏込み操
作したとき、スプリング85のプリロ−ドに相当する踏
力の範囲までは、ブレ−キペダル4の踏力がスプリング
85を介してそのまま入力ロッド82に伝達される。ブ
レ−キペダル4の踏力がスプリング85のプリロ−ドを
越えると、スプリング85が伸長するため、これ以上の
踏力が入力ロッド82に伝達されるのが規制される(ブ
レ−キ液圧の規制で、図3のような特性が得られる)。
【0043】流体式圧力規制手段(図5) 図5は、機械式の圧力規制手段61、81に相当する圧
力規制手段71を、流体式(容積拡大式)とした場合の
実施例を示すものである。この流体式の圧力規制手段7
1は、増圧弁41よりも上流側のブレーキ配管11ある
いは12に接続されたシリンダ72と、該シリンダ72
内に摺動自在に嵌挿されピストン73とを有する。ピス
トン73により画成されて常時ブレーキ配管11あるい
は12に連なる室は、当該ピストン73の変位に応じて
容積が可変とされる容積可変室74とされる。ピストン
73を挟んで容積可変室74と反対側の室75には、ス
プリング76が収納されている。このスプリング76
は、所定の付勢力があらかじめ印加されて(図3のF1
に相当)、容積可変室74を圧縮する方向にピストン7
3を付勢している。
【0044】以上のような構成において、マスタシリン
ダ1で発生されるブレーキ液圧が小さいときは、スプリ
ング76の付勢力によって、ピストン73は、図4の状
態つまり容積可変室74がもっとも小さい容積の状態と
される。つまり、ブレーキ配管11あるいは12の圧力
が、マスタシリンダ圧と同じ圧力とされる。マスタシリ
ンダ圧が上昇していくと、やがて、スプリング65の付
勢力に抗してピストン73が変位して、容積可変室74
の容積が拡大される。これにより、マスタシリンダ圧が
上昇しても、ブレーキ配管11あるいは12の圧力はほ
とんど上昇しないことになる(図3に対応した特性が得
られる)。このように、本実施例でも、ブレーキ配管1
1あるあいは12の圧力が、所定値以上に増大するのが
規制されて、ポンプ49つまりモータ31の能力を小さ
いものとすることができる。
【0045】ABS制御の一例(図6、図7) ABS制御に際しては、フェ−ズ0、フェ−ズ1、フェ
−ズ2、フェ−ズ3、フェ−ズ5が用いられるが、この
意味するところは次の通りである。 フェ−ズ0:非ABS制御中を意味する。 フェ−ズ1:増圧を意味する。 フェ−ズ2:非ABS制御後あるいは増圧後の保持を意
味する。 フェ−ズ3:減圧を意味する。 フェ−ズ5:減圧後の保持を意味する。
【0046】また、車輪のロック傾向を示すスリップ値
は、例えば次式により決定されるが、疑似車体速の推定
は、既知の適宜の手法によって行われる(もっとも簡単
な手法は、ハンドル舵角つまり旋回半径の相違を補償す
るように補正された後の各車輪速のうち、もっとも大き
い車輪速を擬似車体速とすればよい)。 ABS制御用のスリップ値=(車輪速/疑似車体速)×
100%
【0047】以上のことを前提として、図6において、
t1時点となるまではABS制御が行なわれないときで
あり、ブレ−キ液圧の上昇につれて車輪速が疑似車体速
よりも徐々に低下されていく。車輪速の低下により、t
1時点すなわちA時点では、車輪速の減速度がABS制
御開始条件としての所定値にまで低下する。
【0048】A時点からABS制御が開始されるが、先
ずブレ−キ液圧を保持することから行なわれる。この保
持中も車輪速が低下していき、B時点で示すようにスリ
ップ値が所定のしきい値にまで低下すると、減圧が行な
われる。この減圧により、車輪速の低下度合が弱まって
いき、C時点では減速度が0付近になる。
【0049】減速度が0付近になったC時点では、保持
が行なわれ、これにより車輪速が徐々に上昇して、D時
点でスリップ値が前記所定のしきい値にまで復帰する。
このD時点からは、増圧されるが、初期は急増圧とさ
れ、その後緩増圧とされる。
【0050】増圧により、E時点において再び車輪速の
減速度が、ABS制御開始条件として設定した前記所定
の値にまで小さくなる。これにより、ブレ−キ液圧の保
持が行なわれた後、F時点でスリップ値が所定のしきい
値にまで低下すると、減圧が行なわれる。そして、前記
C時点に対応したG時点から、ブレ−キ液圧の保持が行
なわれる。
【0051】以上がABS制御の概略であり、減圧後の
保持となるフェ−ズ5の終了(増圧開始)から次のフェ
−ズ5の終了までの期間が制御1サイクルとなる。ただ
し、ABS制御開始時に限りこの1サイクルが、フェ−
ズ2の保持開始からフェ−ズ5の終了時点までとなる
(ABS制御がフェ−ズ2から開始されるため)。フェ
−ズが変更されるときのしきい値は、路面μ(摩擦係
数)に応じて変更され、この路面μに応じたしきい値の
具体的設定例例を、図7に示してある。
【0052】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)駆動輪が後輪のみの場合でもよく、4輪全てが駆動
輪の場合であってもよい。 (2)トラクション制御あるいはABS制御のいずれか一
方のみを行なうものであってもよく、あるいはこの両方
の制御を行なわないものであってもよい。 (3)リザ−バ44やポンプ49は、各車輪毎に個々独立
して設けてもよい。 (4)機械式の圧力規制手段61、81は、倍力装置3を
有しない場合には直接ブレーキペダル4とマスタシリン
ダ12との間に構成すればよい。 (5)圧力規制手段61、71でのスプリング65あるい
は76の代わりに、ガス圧やゴム等の弾性部材を用いる
こともできるが、ブレーキ系の剛性確保を考慮すると、
スプリング(特に金属スプリング)を用いるのが好まし
い。 (6)増圧弁41と減圧弁46とは、1ユニット化したも
のとしてもよい。この場合、ブレーキ液圧の保持の状態
を確保するため、1ユニット化された弁装置は、増圧位
置と減圧位置と保持位置との3ポジションを取りえる構
造のものを採択すればよい。 (7)図2において、凹部63を出力ロッド66に形成す
るようにしてもよい。 (8)流体式の圧力規制手段は、所定圧力以上になったブ
レーキ配管11あるいは12ののブレーキ液を例えばリ
ザ−バに解放するような解放弁によって構成することも
できるが、ブレーキ配管系を極力密閉構造とする上で、
図4に示すように、容積拡大式にするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ系統の一例を示す全体系統図。
【図2】機械式の圧力規制手段の一例を示す要部断面
図。
【図3】圧力規制手段の作用を図式的に示す図。
【図4】機械式の圧力規制手段の他の例を示す要部断面
図。
【図5】流体式の圧力規制手段の一例を示す要部断面
図。
【図6】ABS制御の一例を示す図。
【図7】ABS制御を行う場合の制御しきい値の設定例
を示す図。
【符合の説明】
1:マスタシリンダ 2:ホイ−ルシリンダ 3:倍力装置 4:ブレーキペダル 11:ブレーキ配管 12:ブレーキ配管 14:調圧機構(ABS制御用) 31:モータ 41:増圧弁 44:リザ−バ 46:減圧弁 49:ポンプ 61:機械式圧力規制手段 62:入力ロッド 63:凹部 65:スプリング 66:出力ロッド 71:流体式圧力規制手段 72:シリンダ 73:ピストン 74:容積可変室 76:スプリング 81:機械式圧力規制手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のブレ−キ装置において、 前後輪両方のブレ−キ液圧が所定値以上に増大するのを
    規制する圧力規制手段を備えている、ことを特徴とする
    車両のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記圧力規制手段が、ブレーキペダルと前記マスタシリ
    ンダとの間に構成された機械式とされているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記圧力規制手段が、前記ブレーキペダルとマスタシリ
    ンダとの間に介在されあると共にあらかじめ所定の付勢
    力が印加されたプリロ−ド状態のスプリングを備えて、
    該ブレーキペダルの踏込み力が該所定の付勢力よりも小
    さいときは該スプリングを介してブレーキペダルの踏込
    み力がマスタシリンダへ伝達され、該ブレーキペダルの
    踏込み力が該所定の付勢力よりも大きくなると、該スプ
    リングがたわみ変形して、該スプリングを介したブレー
    キペダルからマスタシリンダへの大きな踏込み力の伝達
    を規制するもの。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記ブレーキペダルとマスタシリンダとの間に倍力装置
    が介在され、 前記圧力規制手段が、前記倍力装置とマスタシリンダと
    の間に構成されているもの。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記スプリングが大きくたわみ変形した後は、実質的に
    前記ブレーキペダルとマスタシリンダとが直結状態とさ
    れて、該ブレーキペダルの踏込み力がそのままマスタシ
    リンダへ伝達されるもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記圧力規制手段が、前記上流側ブレーキ配管の圧力が
    前記所定圧力以上になると、該上流側ブレーキ配管の容
    積を拡大する容積拡大型とされているもの。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記圧力規制手段が、前記上流側ブレーキ配管に接続さ
    れたシリンダと、該シリンダ内に摺動自在に嵌合された
    ピストンと、該ピストンを所定の付勢力でもって該上流
    側ブレーキ配管の容積が小さくなる方向に付勢するスプ
    リングと、を備えているもの。
  8. 【請求項8】マスタシリンダとホイ−ルシリンダとの間
    のブレーキ配管に、該マスタシリンダで発生される高圧
    のブレーキ液をホイ−ルシリンダへ供給するための増圧
    弁と、ホイ−ルシリンダのブレーキ液をリザ−バへ解放
    させるための減圧弁とが接続され、 前記リザ−バ内のブレーキ液を、前記ブレーキ配管のう
    ち前記増圧弁よりも前記マスタシリンダ側となる上流側
    ブレーキ配管に戻すためのポンプを備えた車両のブレー
    キ装置において、 前記上流側ブレーキ配管の圧力が所定圧力以上になるの
    を防止する圧力規制手段を備えている、ことを特徴とす
    る車両のブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001010477A (ja) * 1999-06-24 2001-01-16 Akebono Brake Ind Co Ltd マスターシリンダ内液圧検出装置
JP2010208478A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧装置

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