JPH08148194A - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JPH08148194A
JPH08148194A JP6288182A JP28818294A JPH08148194A JP H08148194 A JPH08148194 A JP H08148194A JP 6288182 A JP6288182 A JP 6288182A JP 28818294 A JP28818294 A JP 28818294A JP H08148194 A JPH08148194 A JP H08148194A
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press
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/428Securing in a demountable manner by resilient locking means on the contact members; by locking means on resilient contact members
    • H01R13/432Securing in a demountable manner by resilient locking means on the contact members; by locking means on resilient contact members by stamped-out resilient tongue snapping behind shoulder in base or case
    • HELECTRICITY
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    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタ本体の端子収容室内に端子及び電線
を確実に保持させるとともに、小型化及びコスト低減を
図ることができる圧接コネクタを提供することにある。 【構成】 各端子30が、コネクタ本体20の前方から
矢印A方向に沿って端子収容室24内にそれぞれ収容さ
れる。このとき端子30は、スタビライザ31及びラン
ス32を各端子収容室24の第1及び第2の係止溝2
5,26にそれぞれ係止され、端子収容室24における
所定位置に確実に位置決めされる。また、コネクタ本体
20に一体的に設けられた突起部27は、端子30の矢
印A方向への移動を所定位置で係止させるとともに、端
子30に圧着された電線10を外形状に沿わせて屈曲さ
せ、電線10の矢印A方向への移動を規制する。これに
より端子30からの電線10の後抜け等が確実に防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等に用いられる圧接コネクタに関し、詳しくは端子
及び電線をコネクタ本体に確実に保持させるための圧接
コネクタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧接コネクタとしては、実開昭6
1−8952号公報等に開示されているものが知られて
いる。即ち、図12及び図13に示すようにヒンジ50
を介して開閉可能なリード線把持片51に、ロック部5
2及びリード線把持凹凸部53を設け、各ロック部52
を嵌合させることによって、各リード線把持凹凸部53
にリード線54が把持されるものである。また、端子5
5は、ランス56をコネクタハウジング57の段部58
に係止させることにより、リード線54の挿入側への移
動を規制され、コネクタハウジング57からの脱落等が
防止される。また、リード線54は、各リード線把持凹
凸部53に把持されることにより移動が規制され、端子
55からの後抜け等が防止される。
【0003】更に、別の従来の圧接コネクタとしては、
実開平4−136870号公報等に開示されているもの
が知られている。即ち、図14及び図15に示すように
カバー60を間に挟んで重ね合わせた上段及び下段のコ
ネクタハウジング61,62を、それぞれに設けられた
突起及び溝63の係合によって、所定の位置関係を以て
組み立てるものである。各コネクタハウジング61,6
2には、それぞれ圧接端子64を収容させる端子収容室
65が設けられており、各端子収容室65には、圧接端
子64の移動を規制する端子係止部66が設けられる。
また、カバー60における端部には、突起67が設けら
れており、突起67の前段部には、圧接端子64の移動
を規制する端子係止面68が形成される。
【0004】この圧接端子64は、コネクタハウジング
61,62の端子係止部66及びカバー60の端子係止
面68に係止されることによって移動が規制され、端子
収容室65の所定位置に係止されるとともに、端子収容
室65内でのガタ付き等が防止される。また、圧接端子
64に圧接された電線69は、カバー60の突起67の
外形状に沿って屈曲されて、カバー60の突起67の後
段部とコネクタハウジング61,62の後端縁70との
間で挟持され、圧接端子64からの後抜けが防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧接コネクタの内、図12及び図13に示した
前者の圧接コネクタは、特に各リード線把持凹凸部53
の形成に複雑な加工を要するため、コストを低減させる
ことが困難である。しかも、各リード線把持片51がロ
ック部52の嵌合のみによってロック状態に保持させる
ため、リード線把持凹凸部53によるリード線54の把
持力が不十分であり、例えばリード線54に引張力が作
用した際には、端子55からのリード線54の抜けを防
止できないという問題があった。また、端子55は、ラ
ンス56とコネクタハウジング57の段部58との係合
のみによって、コネクタハウジング57からの脱落等を
防止しているが、例えばリード線54に引張力が作用し
た際には、端子55の係止状態が非常に不安定な状態と
なり、接触不良等を生じてしまう問題があった。
【0006】また、図14及び図15に示した後者の圧
接コネクタは、圧接端子64の端子収容室65内でのガ
タ付き及び電線69の圧接端子64からの後抜け等は防
止することができる。即ち、電線69の圧接端子64か
らの後抜けを、所謂、ストレインリリーフ構造によって
防止するもので、電線69をカバー60の突起67の外
形状に沿って屈曲させ、突起67の後段部とコネクタハ
ウジング61,62の後端縁70との間で挟持される。
そのため、突起67を形成させるカバー60がコネクタ
ハウジング61,62とは別部材となる。
【0007】つまり、圧接端子64を電線69の挿入方
向と同一方向から端子収容室65に収容させるため、電
線69を屈曲させる突起67が、圧接端子64及び電線
69のコネクタハウジング61,62への組付け時に存
在すると、圧接端子64及び電線69の組付けが不可能
となる。このため、突起67を形成させるカバー60
は、コネクタハウジング61,62とは別部材でなけれ
ばならない。
【0008】また、カバー60を各コネクタハウジング
61,62に組付けるための突起及び溝63も、各コネ
クタハウジング61,62及びカバー60の所定の位置
に設ける必要がある。したがって、形状の複雑化、組付
け工数及び部品点数の増大が避けられず、小型化及びコ
スト低減を図ることが極めて困難であった。更に、上下
段のコネクタハウジング61,62及びカバー60を所
定の位置関係を以て組付ける必要があるため、組付け作
業に多大の労力と時間を要するという問題があった。
【0009】本発明の目的は、端子及び電線をコネクタ
本体に確実に保持させることができ、しかも部品点数及
び組付け工数を低減させ、小型化及びコスト低減を図る
ことができる圧接コネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、複
数の端子収容室を有するコネクタ本体の前方側から端子
収容室内で電線を圧入接続する複数の端子が嵌挿される
とともに、該端子及びコネクタ本体に端子を端子収容室
内の所定位置に位置決めする位置決め手段が設けられて
いることを特徴とする圧接コネクタにより達成すること
ができる。
【0011】また、位置決め手段が、端子に設けられた
第1及び第2の爪部と、コネクタ本体の端子収容室に設
けられ、第1及び第2の爪部をそれぞれ係止する第1及
び第2の係止溝とから構成されており、第1の爪部が第
1の係止溝に係止されて挿入方向への移動が規制され、
かつ第2の爪部が第2の係止溝に係止されて挿入方向と
逆の方向への移動が規制されることにより、端子が端子
収容室における所定の位置に位置決めされることが好ま
しい。
【0012】また、コネクタ本体の端子収容室における
電線の圧入される側の後端に電線の挿入方向と交差する
方向に沿って突起部が一体的に設けられており、該突起
部によって端子の後方への移動が規制されるとともに、
端子に接続された電線の後方への後抜けを防止すること
が好ましい。
【0013】更に、端子の後端に突起部に嵌合可能な浮
上がり防止片が設けられていることが好ましい。
【0014】
【作用】本発明に係る上記構成の圧接コネクタにおいて
は、複数の端子収容室を有するコネクタ本体の前方側か
ら端子収容室内で電線を圧入接続する複数の端子が嵌挿
されるとともに、該端子及びコネクタ本体に端子を端子
収容室内の所定位置に位置決めする位置決め手段が設け
られている。したがって、複数の端子がコネクタ本体の
前方側から端子収容室内に嵌挿され、コネクタ本体およ
び端子に設けられた位置決め手段によって端子収容室内
の所定位置に確実に保持される。
【0015】また、位置決め手段が、端子側に設けられ
た第1及び第2の爪部と、コネクタ本体側に設けられた
第1及び第2の係止溝とから構成されている。したがっ
て、第1の爪部が第1の係止溝に係止されて挿入方向へ
の移動が規制されるとともに、第2の爪部が第2の係止
溝に係止されて挿入方向と逆の方向への移動が規制され
る。これにより、端子が端子収容室における所定位置に
確実に位置決めされることになる。
【0016】また、コネクタ本体の端子収容室における
電線の圧入される側の後端に電線の挿入方向と交差する
方向に沿って突起部が一体的に設けられている。したが
って、突起部によって端子の後方への移動が規制される
とともに、端子に接続された電線の後方への後抜けを防
止する電線屈曲部を形成することができる。
【0017】更に、端子の後端に突起部に嵌合可能な浮
上がり防止片が設けられていることにより、端子はコネ
クタ本体の突起部に嵌合され、電線の挿入方向と交差す
る方向への浮上がりが規制されとともに、電線に引張力
が作用しても、電線の後抜けを確実に防止することがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の圧接コネクタの一実施例を図
1乃至図10に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
の圧接コネクタの一実施例を示すカバー嵌合前の状態を
示す斜視図、図2は図1における嵌合後の状態を示す斜
視図、図3は図2における断面図である。これらの図中
に示すように、電線10が圧入接続される複数の端子3
0は、電線10の挿入される反対側のコネクタ本体20
の前方側から矢印A方向に沿って端子収容室24にそれ
ぞれ収容され、各端子収容室24における所定の位置に
位置決めされる。その後、カバー40がコネクタ本体2
0の前方側の矢印A方向から嵌合される。
【0019】また、このコネクタ本体20については、
図4乃至図7に基づいて説明する。図4はコネクタ本体
の前方向からの斜視図、図5は図4の後方向からの斜視
図、図6は図5における端子の装着された状態を示す斜
視図、図7は図6における電線の圧入された状態を示す
斜視図である。このコネクタ本体20は、本体壁21
と、複数の側壁22及び上下側壁23とで囲まれた端子
収容室24が、横方向に多数並設され、かつ上下2段構
成に形成されている。この各端子収容室24には、コネ
クタ本体20の前方向である矢印A方向から端子30が
収容可能なように従来より大きな開口断面を備えてい
る。
【0020】図3及び図4に示すように端子収容室24
における本体壁21の内面には、端子30の第1の爪部
であるスタビライザ31を係止可能な第1の係止溝25
が設けられており、上下側壁23には端子30の第2の
爪部であるランス32を係止可能な第2の係止溝26が
設けられている。また、図5に示すように端子収容室2
4における本体壁21の後端部には、突起部27が上下
方向に突出して一体的に設けられている。この突起部2
7は、端子30の挿入方向(矢印A方向)への移動を所
定位置で係止させるとともに、端子30のかしめ部34
に固定された電線10に外形状に沿わせて電線屈曲部を
形成させ、電線10の後方(矢印A方向)への移動を規
制するものである。
【0021】また、各端子収容室24における側壁22
の内面には、端子30のスロット部33と対応する位置
にスロット押え部材28が設けられている。このスロッ
ト押え部材28は、端子30のスロット部33に係止さ
れ、スロット部33の浮き上がりを規制するものであ
る。
【0022】また、端子30については、図8及び図9
に基づいて説明する。図中に示すように端子30は、ス
ロット部33に電線10を圧入させることによって電線
10と導通接続されるとともに、かしめ部34を加締め
られることによって電線10を圧着固定する。また、各
端子30における矢印A方向端部には、浮上がり防止片
35が設けられており、この浮上がり防止片35はコネ
クタ本体に設けられた溝29(図5参照)に嵌合され
る。したがって、この浮上がり防止片35によって端子
30の浮上がり等の上下動を規制するとともに、電線1
0に作用する後方への引張力等による端子30の後抜け
等を確実に防止するものである。
【0023】また、カバー40については、図10に基
づいて説明する。図10に示すようにカバー40は、内
面に形成された嵌合凹部41にコネクタ本体の嵌合凸部
20a(図1参照)を嵌合されることによってコネクタ
本体20に嵌合される。このカバー40の上面には、連
結部材42が設けられており、この連結部材42は相手
の圧接コネクタ(図示せず)に嵌合させるためのもので
ある。したがって、図3に示すようにカバー40は、端
子30に接続され、コネクタ本体20の突起部27の形
状に沿わせて屈曲された電線10を突起部27との間で
挟持させるものである。
【0024】本実施例の圧接コネクタの作用を説明す
る。図4および図5に示すコネクタ本体20の前方の矢
印A方向から端子30が、コネクタ本体20内の端子収
容室24に挿入される。この時、この端子30のスタビ
ライザ31が、各端子収容室24内の第1の係止溝25
に係止されて矢印A方向への移動を規制され、かつラン
ス32が各端子収容室24内の第2の係止溝26に係止
されて矢印A方向と逆の方向への移動を規制されて、端
子収容室24内における所定位置に位置決めされる。
【0025】また、コネクタ本体20に一体的に設けら
れた突起部27は、端子30の矢印A方向への移動を所
定位置で係止させるとともに、端子30のかしめ部34
に圧着された電線10を外形状に沿わせて屈曲させ、電
線10の矢印A方向への移動を規制し、端子30からの
電線10の後抜け等を確実に防止する。更に、各端子3
0に設けられた浮上がり防止片35は、端子30がコネ
クタ本体20の各端子収容室24に収容された時、コネ
クタ本体20の突起部27の溝29に嵌合され、端子3
0の浮上がり等の上下方向の動きを規制するとともに、
端子30の後方への移動を規制するものである。
【0026】次に、本実施例の圧接コネクタを組み立て
工程を説明する。先ず、図6に示すように所定数の端子
30が矢印A方向に沿ってコネクタ本体20の端子収容
室24にそれぞれ収容される。この時、各端子30のス
タビライザ31が各端子収容室24の第1の係止溝25
に係止されるとともに、各端子30のランス32を各端
子収容室24の第2の係止溝26に係止させて矢印A方
向と反対方向への移動が規制される。また、端子30の
浮上がり防止片35が、コネクタ本体20の突起部27
の溝29内に嵌合されることで、端子30の上下方向の
動きが規制する。これにより端子30は各端子収容室2
4内の所定位置に位置決めされる。
【0027】次に、図7に示すように各端子30のスロ
ット部33に電線10を圧接させるとともに、かしめ部
34を加締めて電線10を端子30に圧入接続させる。
その際、電線10はコネクタ本体20の突起部27によ
ってその外形状に沿わせて屈曲させられ、電線10の挿
入方向後方(矢印A方向)への移動が規制される。その
後、図1乃至図3に示すようにカバー40をコネクタ本
体20に矢印A方向から嵌合させ、電線10の屈曲部分
をコネクタ本体20との間で挟持させることで組付け工
程が完了する。
【0028】以上のように上記実施例によれば、電線1
0の接続される端子30が、電線10の挿入される側と
反対側であるコネクタ本体20の前方から端子収容室2
4に収容され、各端子収容室24における所定位置に位
置決めされる。即ち、各端子収容室24に収容された端
子30は、スタビライザ31を第1の係止溝25に係止
させととともに、ランス32を第2の係止溝26に係止
させて矢印A方向と反対方向への移動が規制される。
【0029】したがって、端子30は、各端子収容室2
4における所定位置に位置決めされるので、従来のよう
なハウジングランスをコネクタ本体20内に設ける必要
がなく、ハウジングランスの解除時に必要となる空間が
不要となる。よって、端子30及び電線10がコネクタ
本体20に確実に保持させることができるとともに、コ
ネクタ本体20への自動組付けが容易となり、部品点数
及び組付け工数を低減させ、小型化及びコスト低減を図
ることができる。
【0030】また、各端子収容室24における電線10
の挿入される側の端部には、突起部27が、上下方向に
突出して一体的に設けられており、各突起部27は、端
子30の矢印A方向への移動を所定位置で係止させる。
更に、端子30のかしめ部34に固定された電線10を
外形状に沿わせて屈曲させ、電線10の矢印A方向への
移動を規制するので、電線10をコネクタ本体20によ
り確実に保持させることができる。即ち、端子30を電
線10の挿入される側と反対側からコネクタ本体20の
端子収容室24に収容させるので、従来のようにコネク
タ本体20と別部材で突起部27を形成させる必要がな
く、突起部27をコネクタ本体20の端子収容室24に
おける電線10の挿入される側の端部に一体的に設ける
ことができる。よって、電線の後抜けを防止するストレ
インリリーフ構造を容易かつコンパクトに構成すること
ができる。
【0031】更に、各端子30における矢印A方向先端
部には、浮上がり防止片35が設けられており、端子3
0がコネクタ本体20の端子収容室24に収容された時
に、突起部27の溝29に嵌合され、端子30の上下方
向の動きが規制されるので、部品点数及び組付け工数を
低減させ、小型化及びコスト低減を図ることができる。
しかも、端子30に接続された電線10に引張力が作用
した際にも、各端子収容室24における端子30の浮上
がり等を確実に防止することができる。
【0032】なお、上記実施例では、各端子30におけ
る矢印A方向先端部に、浮上がり防止片35が設けられ
るとともに、コネクタ本体20の各突起部27に、浮上
がり防止片35を嵌合させる溝29が設けられている
が、図11に示すように浮上がり防止片及び溝を省略し
た構成とすることもできる。この場合、端子30の浮上
がり等はスロット押え部材28で十分補うことができ、
突起部27の強度アップにより更に大きな引張力に対応
できるストレインリリーフ構造を形成することができる
ものである。また上記実施例では、コネクタ本体20に
端子収容室24が上下2段に8個、計16個設けられて
いるが、このコネクタ本体20を複数個積み重ね、対応
するカバーを設けることで、端子収容室24を上下4段
又は6段等の多段構成にすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧接コネク
タにおいては、電線の接続される端子が、コネクタ本体
の前方側から端子収容室内に収容され、位置決め手段に
よって端子収容室内の所定位置に位置決めされるので、
端子及び電線をコネクタ本体に確実に保持させることが
でき、しかも部品点数及び組付け工数を低減させること
ができ、小型化及びコスト低減を図ることができる。
【0034】また、位置決め手段が、端子に設けられた
第1及び第2の爪部と、コネクタ本体の端子収容室に設
けられた第1及び第2の係止溝とから構成されており、
端子が、挿入方向およびその逆方向への移動を規制され
ることにより、端子収容室における所定位置に容易かつ
確実に位置決めされる。
【0035】また、突起部がコネクタ本体の端子収容室
における電線の挿入される側の端部に一体的に設けられ
ており、端子の後方への移動を所定位置で規制するとと
もに、電線を外形状に沿わせて屈曲させるので電線の後
抜けを防止して、電線をコネクタ本体内に確実に保持さ
せることができる。
【0036】更に、浮上がり防止片が端子におけるコネ
クタ本体への挿入方向先端部に設けられており、電線に
引張力が作用した際にも、端子のコネクタ本体からの浮
上がり等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧接コネクタの一実施例であるカバー
嵌合前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるカバー嵌合後の状態を示す斜視図
である。
【図3】図2における断面図である。
【図4】コネクタ本体の前方からの斜視図である。
【図5】図4におけるコネクタ本体のB矢視図である。
【図6】図5における端子の装着された状態を示す斜視
図である。
【図7】図6における電線の圧入接続された状態を示す
斜視図である。
【図8】圧接端子を示す斜視図である。
【図9】図8における電線の圧入接続された状態を示す
斜視図である。
【図10】カバーを示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例である圧接コネクタを示
す断面図である。
【図12】従来の圧接コネクタのリード線把持前の状態
を示す断面図である。
【図13】図12におけるリード線把持後の状態を示す
断面図である。
【図14】従来の別の圧接コネクタを示す分解斜視図で
ある。
【図15】図14における組付け完了状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 電線 20 コネクタ本体 24 端子収容室 25 第1の係止溝(位置決め手段) 26 第2の係止溝(位置決め手段) 27 突起部 30 端子 31 スタビライザ(第1の爪部、位置決め手段) 32 ランス(第2の爪部、位置決め手段) 35 浮上がり防止片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子収容室を有するコネクタ本体
    の前方側から前記端子収容室内で電線を圧入接続する複
    数の端子が嵌挿されるとともに、該端子及び前記コネク
    タ本体に前記端子を前記端子収容室内の所定位置に位置
    決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とす
    る圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段が、前記端子に設けら
    れた第1及び第2の爪部と、前記コネクタ本体の端子収
    容室に設けられ、前記第1及び第2の爪部をそれぞれ係
    止する第1及び第2の係止溝とから構成されており、前
    記第1の爪部が前記第1の係止溝に係止されて挿入方向
    への移動が規制され、かつ前記第2の爪部が前記第2の
    係止溝に係止されて挿入方向と逆の方向への移動が規制
    されることにより、前記端子が前記端子収容室における
    所定の位置に位置決めされることを特徴とする請求項1
    記載の圧接コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ本体の前記端子収容室にお
    ける前記電線の圧入される側の後端に前記電線の挿入方
    向と交差する方向に沿って突起部が一体的に設けられて
    おり、該突起部によって前記端子の後方への移動が規制
    されるとともに、前記端子に接続された前記電線の後方
    への後抜けを防止することを特徴とする請求項1又は2
    記載の圧接コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記端子の後端に前記突起部に嵌合可能
    な浮上がり防止片が設けられていることを特徴とする請
    求項3記載の圧接コネクタ。
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