JPH0814757B2 - 電子打楽器 - Google Patents

電子打楽器

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JPH0814757B2
JPH0814757B2 JP60238378A JP23837885A JPH0814757B2 JP H0814757 B2 JPH0814757 B2 JP H0814757B2 JP 60238378 A JP60238378 A JP 60238378A JP 23837885 A JP23837885 A JP 23837885A JP H0814757 B2 JPH0814757 B2 JP H0814757B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、打撃体を打撃して音響を発生する電子打
楽器に関する。
〔従来の技術〕
従来の、この種の電子打楽器としては、例えば、実公
昭59−5912号に示すようなものが知られている。この電
子楽器は、ドラムステイツクに取付けられたピツクアツ
プにて、そのドラムステイツクによる打撃に伴う振動を
アナログ信号に変換し、このアナログ信号に基づいて、
前記ドラムステイツクの打撃力の大きさに対応した音量
で、所望の音楽を音響装置から発生させるようにしてい
る。
〔従来の技術の問題点〕
しかしながら、このようなアナログ信号に基づいて所
望の楽音を発生させる方式を採る従来の電子打楽器によ
ると、多種多様な演奏音を、簡単な構成で実現し難いと
いう問題点があつた。
また、自然打楽器は、シンバル・スネアドラム等の各
種の打楽器音を発生するものであるが、前述した従来の
電子打楽器では、自然打楽器と同様な各種の打楽器音
を、簡単な選択操作で、確実に得られないという問題点
があつた。
〔発明の目的〕
この発明は、このような従来の問題点を解消するため
になされたものであり、打撃体の打撃に基づいて、多種
多様な演奏音を、簡単な構成で実現することができる電
子打楽器を得ることを目的とする。
〔発明の要点〕
この発明は、このような目的を達成するために、打撃
操作が可能な打撃部材と、この打撃部材に設けられ、該
打撃部材により打撃操作がなされる都度、打撃状態に対
応する値の打撃検出信号を実時間で出力する打撃検出信
号出力手段と、この打撃検出信号出力手段から出力され
る打撃検出信号の値が予め設定されている設定値以上と
なったことを検出する出力値検出手段と、この出力値検
出手段により前記打撃検出信号の値が前記設定値以上と
なったことが検出された時点から、予め設定された設定
時間が経過する時点までの間に前記打撃検出信号出力手
段が出力した前記打撃検出信号の最大値を検出する最大
出力値検出手段と、この最大出力値検出手段により検出
された最大値に従った楽音特性で、所定の楽音を発生す
るように制御する制御手段とを有することを要点とす
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に従つて説明する。
第1A図はこの発明に係る電子打楽器の一実施例を示す
回路構成図、第1B図はこの発明の電子打楽器の全体を示
す平面図である。
第1A図に示すように,演奏時に打撃される2つの打撃
体10,10は、従来ドラムステイツクと略同じ大きさに作
られており、この打撃体10,10には、第1B図に示すよう
な鍵盤部3付きの楽器本体1に設けた複数個のパツド部
2…を打撃したとき、その打撃に伴う振動を検出するピ
ツクアツプ11が取付けられている。このピツクアツプ11
は圧電素子、またはマイクロホンなどから形成されてお
り、前記打撃体10,10が打撃されたとき、この振動がピ
ツクアツプ11から、例えば第2図(1)に示すようなア
ナログ信号として出力され、エンベロープ抽出回路13に
入力されるようになつている。このエンベロープ抽出回
路13は、前記ピツクアツプ11から出力されたアナログ信
号に対応した所定の波形形状をもつエンベロープ信号
(第2図(2)参照)を、アナログ/デジタル変換器
(以下「A/D変換器」という。)14に対し出力するため
のもので、この実施例では、ピツクアツプ11から出力さ
れたアナログ信号を、コンデンサ15を介して増幅するオ
ペレーシヨナル・アンプ16と、このオペレーシヨナル・
アンプ16の出力側に接続されたダイオード17と、このダ
イオード17に接続されたコンデンサ18および抵抗19とか
ら構成されている。そして、前記コンデンサ18、抵抗19
の他端は接地されており、またダイオード17の出力はオ
ペレーシヨナル・アンプ16の負入力端に帰還している。
また、前記オペレーシヨナル・アンプ16の正入力端は、
抵抗23を介して接地されている。なお、各エンベロープ
抽出回路13…から出力されるエンベロープ信号の自己放
電時定数は、前記コンザンサ18の容量と抵抗19の抵抗値
の大きさにより決定されるようになつている。
一方、前記A/D変換器14は、エンベロープ抽出回路13
から出力されるエンベロープ信号をデジタル信号に変換
するためのものである。また、マイクロコンピユータ20
は、この電子楽器のすべての動作を制御するとともに、
A/D変換器14からのデジタル信号に基づいて、所望の楽
音を発生または消音するように制御するためのものであ
る。すなわち、このマイクロコンピユータ20は、A/D変
換器14から出力されたデジタル信号のレベル値が一定値
(本実施例ではレベル値「5」)以上になつたか否かを
検出するとともに、その一定値以上になつた時点(第2
図(4)中の時点)から複数回(本実施例では、第2
図(4)に示すように、およびの2回)に亘つてそ
のデジタル信号のレベル値を検出し、それらのレベル値
のうちの最大レベル値を検出して、この最大レベル値の
デジタル信号に基づいて楽音を発生するように制御する
一方、A/D変換器14からのデジタル信号のレベル値がそ
の後一定値(本実施例では、レベル値「2」)または一
定値よりも僅かに小さい値となつたとき、その時点(第
2図(4)中のの時点)から所定期間(t)経過後
に、内部に設けられているタイマ21からのキーオフ指令
信号に基づいて、発生中の楽音を消音するように制御す
るためのものである。このマイクロコンピユータ20に
は、A/D変換器14からのデジタル信号の各レベル値を記
憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM)22が設け
られており、このランダムアクセスメモリ22内へのデジ
タル信号の各レベル値、例えば「13」、「25」、「40」
の書込みは、第2図(4)中の各タイミング、、
で順次行われるようになつている。また、このランダム
アクセスメモリ22にそれぞれ記憶された各レベル値「1
3」、「25」、「40」のうち、最大レベル値「40」がマ
イクロコンピユータ20の働きにより検出され、そのレベ
ル値「40」が打撃体10,10が打撃された際の強さとみな
されるようになつており、この強さに対応した音量およ
び音色で楽音が楽音発生装置27から発生されるようにな
つている。また、このマイクロコンピユータ20の内部に
は、各種演算処理を実行するとともに、前記各エンベロ
ープ抽出回路13…の出力段にそれぞれ設けられた各ゲー
ト24…を、順次時分割的に開閉制御するゲート制御信号
G1、G2を送出するための演算処理回路(ALU)25や装置
全体を制御するプログラム等を固定記憶しているリード
オンリーメモリ(ROM)26などが設けられている。
そして、前記マイクロコンピユータ20からは、前記A/
D変換器14に対するスタート指令信号(A/D、START)を
送出して、A/D変換を実行開始せしめ、逆にA/D変換器14
からは、当該アナログ信号をデジタル信号に変換する処
理を完了したことを指示するエンド指令信号(EAD)が
出力して、マイクロコンピユータ20に与えられる。
また、楽音発生装置27は、前記マイクロコンピユータ
20からの楽音発生指令に基づいて所望の音量および音色
の楽音を発生するためのもので、この楽音発生装置27に
は、増幅器28およびスピーカ29等が接続されている。
次に、この発明の作用について説明する。
いま、2つの打撃体10,10がパツド部2…を所定の強
さで打撃したとすると、その打撃に伴う振動は各打撃体
10,10に取付けられたピツクアツプ11…により感知さ
れ、例えば第2図(1)に示すような波形のアナログ信
号としてピツクアツプ11…から出力される。このアナロ
グ信号は、各エンベロープ抽出回路13…に入力され、こ
のエンベロープ抽出回路13…から、第2図(2)に示す
ような波形のエンベロープ信号が抽出される。抽出され
た各エンベロープ信号は、マイクロコンピユータ20から
のゲート制御信号G1,G2により開閉制御される各ゲート2
4…によつて時分割的にA/D変換器14に対し順次送出され
る。A/D変換器14に入力されたエンベロープ信号は、こ
のA/D変換器14内で、マイクロコンピユータ20内に設け
られているタイマ21から周期的に出力されるA/Dスター
ト指令信号(第2図(3)参照)の出力タイミングごと
にデジタル信号に変換される。なお、このA/Dスタート
指令信号の出力タイミングの直後に、前記A/D変換器14
からマイクロコンピユータ20に対しアナログ/デジタル
の変換動作の終了を知らせるEAD信号が送出される(第
2図(4)参照)。A/D変換器14から出力されたデジタ
ル信号は、マイクロコンピユータ20内で第3A図および第
3B図に示すようなフローチヤートに従つて処理される。
すなわち、ステツプS−1から、マイクロコンピユータ
20が処理を開始し、ステツプS−2に至ると、このステ
ツプS−2では、サブルーチンMへジヤンプし、第3B図
に示すように、そのマイクロコンピユータ20内のタイマ
21が所定時間を計時した時点でステツプM−1において
A/Dスタート指令信号をA/D変換器14に送出する。次のス
テツプM−2において、前記A/Dスタート指令信号に基
づいてA/D変換器14が実行するデジタル信号への変換処
理の完了を、エンド指令信号(EAD)の入力で検出し、
そのような指令信号が入力すると、YESの判断をして、
次にステツプM−3に移つてそのデジタル信号のデータ
をマイクロコンピユータ20内に取り込む。前記ステツプ
M−3において、デジタル信号データのマイクロコンピ
ユータ20へのデータ取込み動作が完了すると、第3A図に
示すフローヘリターン(ジヤンプバツク)し、今の場
合、次のステツプS−3において、マイクロコンピユー
タ20に取込まれたデジタル信号のレベル値が「5」以上
か否かを判断し、YESの場合は、ステツプS−4におい
て、そのデータ(レベル値「5」)をランダムアクセス
メモリ(RAM)22に記憶する。なお、NOの場合は、再度
ステツプS−2へもどり、しかる後ステツプS−3を実
行して、次のA/Dスタート指令信号のタイミングでのデ
ジタル信号のレベル値が「5」以上か否かを判別し、以
下同様にその処理を繰り返す。この実施例の場合、第2
図(4)中のタイミングにおいてデジタル信号のレベ
ル値は「13」であり、したがつて、「5」以上であるか
ら、そのレベル値「13」はランダムアクセスメモリ22に
記憶される。このレベル値「13」の前記メモリ22への記
憶動作により、その時点において打撃体10,10の一つが
打撃されたものと判断する。次に、ステツプS−5に移
り、このステツプS−5において、前述したサブルーチ
ンMの過程(M−1〜M−3)を経て、次のA/Dスター
ト指令信号のタイミング(第2図(4)中ののタイミ
ング)でのエンベロープ信号を、同様にデジタル信号に
変換して、ステツプS−6において、ラングムアクセス
メモリ22に記憶し、さらにステツプS−7において、前
記サブルーチンMの過程(M−1〜M−3)を経て、次
のA/Dスタート指令信号のタイミング(第2図(4)中
ののタイミング)で、エンベロープ信号をデジタル信
号に変換し、次のステツプS−8において、そのタイミ
ングでのレベル値をランダムアクセスメモリ22に記憶
する。次に、ステツプS−9において、以上の各タイミ
ング、、でのデジタル信号のレベル値(この例の
場合はそれぞれレベル値「13」、「25」、「40」)か
ら、そのうちの最大レベル値(この実施例では「40」)
を得る。この最大レベル値「40」を打撃体10が打撃され
た際の強さとみなす。この最大レベル値は、マイクロコ
ンピユータ20の働きによりランダムアクセスメモリ22か
ら読み出された後、ステツプS−10において、第2図
(5)に示すようにマイクロコンピユータ20から楽音発
生装置27に対し、キーオン指令とともに送出され、この
キーオン指令に基づいて、前記デジタル信号の最大レベ
ル値「40」に対応した音量および音色の楽音が楽音発生
装置27から出力される。楽音はA/D変換器14から出力さ
れるデジタル信号のレベル値が「2」となるまで出力さ
れる。即ち、ステツプS−11ではサブルーチンMを実行
し、次のステツプS−12によつて、エンベロープが
「2」以下であるかジヤツジし、NOであれば、再びステ
ツプS−11へもどる。そして、第2図(5)中ののタ
イミングの時点で、デジタル信号のレベル値が「2」以
下となつたとすると、ステツプS−12でYESの判断をし
て、次にステツプS−13において、マイクロコンピユー
タ20内のタイマ21が駆動開始し、ステツプS−14におい
て、前記タイミングから所定時間(t)経過後、ステ
ツプS−15において、前記タイマ21から楽音発生装置27
に対しキーオフ指令を送出し、発音中の楽音を急速に減
衰消音開始させる。
このように、この実施例では、各打撃体10,10に取付
けたピツクアツプ11…からのアナログ信号を、一旦、A/
D変換器14にてデジタル信号に変換したのち、楽音発生
装置27から楽音として出力させるようにしているので、
楽音をすべてアナログ的処理により行つている従来の場
合と異なり、簡単な構成で、多種多様な演奏音を得るこ
とができる。
また、この実施例では、A/D変換器14から出力される
デジタル信号の各レベル値のうちの最大レベル値に基づ
いて、楽音を発生させるようにしているので、打撃体1
0,10を打撃した場合の最大打撃力に基づいて楽音の発生
を行うことができ、したがつて、常時確実に楽音の発生
を行うことができる。
さらに、この実施例では、A/D変換器14から出力され
ているデジタル信号のレベル値が「2」以下となつた時
点からタイマ21によつて所定の時間(t)をカウント
し、その経過後に発生するマイクロコンピユータ20から
のキーオフ指令に基づいて、発生中の楽音の消音を開始
させるようにしているので、デジタル信号のレベル値が
「2」以下となつた時点直後に再度打撃体10が打撃され
た場合(二度打ちなどの誤操作による場合が多い。)で
も、その打撃に基づいて楽音が立て続けに発生するのを
未然に回避することができ、したがつて、発生中の楽音
を急速に減衰させながら消音させることができる。
なお、前記実施例では、デジタル信号の最大レベル値
の大きさに対応した音量または音色の楽音を発生するよ
うにしているが、あるA/Dスタート指令信号の送出タイ
ミングにおいてデジタル信号のレベル値が一定値以上に
なつた場合、その一定値以上のレベル値の大きさに対応
した音量または音色の楽音を発生するようにしてもよ
い。
次に、この発明の他の実施例を、第4図〜第6図に基
づいて説明する。なお、前記実施例の場合と同一構成部
分には同一の指示符号を付する。
この実施例にあつては、打撃体10に、前述した実施例
の場合と同様なピツクアツプ11を設けているほかに、マ
イクロコンピユータ20に対し、2種類の異なる音色の楽
音(この例では、オープンハイハツト音とクローズドハ
イハツト音)のうちのいずれを発生すべきかを選択指示
するための音色選択スイツチ24が設けられている。この
音色選択スイツチ24がオン操作されている状態で、打撃
体10が打撃されると、マイクロコンピユータ20のランダ
ムアクセスメモリ22内に記憶されている第1楽音指定用
データとキーオン指定信号とが送出され、他方、オフ操
作されている状態で、打撃体10が打撃されると、同様に
ランダムアクセスメモリ22内に記憶されている第2楽音
指定用データとキーオン指定信号とが送出されるように
なつている。第6図に示すように、前記第1楽音指定デ
ータは、クローズドハイハツト音を指定するチヤンネル
No.1(チヤンネルコードは「01」)と所定の音高を指定
する音高No.15とからなり、第2楽音指定データは、オ
ープンハイハツト音を指定するチヤンネルNo.2(チヤン
ネルコード「02」)と所定の音高を指定する音高No.20
とからなる。これら第1及び第2のの楽音指定用データ
が音色選択スイツチ24からのキーオン・オフ信号に基づ
いて指定されると、ミデイアウト(MIDI OUT)ラインM0
を介して、2組の楽音発生装置27a、27bに対し、各第1
及び第2の楽音指定用データが送出されるようになつて
いる。
前記各楽音発生装置27a、27bは、第1及び第2の楽音
指定用データに基づいて各別にクローズドハイハツト音
またはオープンハイハツト音を所定の音高で発生させる
ためのものであり、この第1及び第2の楽音指定用デー
タ等に従つて楽音信号をデジタル処理により得る音源回
路や、この音源回路が発生するデジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器等から構成されている。これ
らの楽音発生装置27a、27bの出力段には増幅回路28およ
びスピーカ29が設けられている。
次に、この発明の作用について説明する。
いま、打撃体10が所定の強さで打撃されたとすると、
その打撃に伴う振動は、その打撃体10に取付けられたピ
ツクアツプ11により感知され、所定の波形のアナログ信
号としてピツクアツプ11から出力される。このアナログ
信号が、エンベロープ抽出回路13を経て、A/D変換器14
に入力され、このA/D変換器14内で、マイクロコンピユ
ータ20内に設けられているタイマ21から周期的に出力さ
れるA/Dスタート指令信号(第2図(3)参照)の出力
タイミングごとにデジタル信号に変換されるのは、前記
実施例の場合と同じである。
A/D変換器14から出力されたデジタル信号は、マイク
ロコンピユータ20内で第5A図ないし第5C図に示すような
フローチヤートに従つて処理されるが、ステツプS−1
から、ステツプS−9までの過程は、前記実施例の場合
と同じであるから、その説明は省略する。
まず、ステツプS−1からステツプS−9にまでの過
程を経て、ステツプS−9において、所定の各タイミン
グ、、(第2図(4)参照)でのデジタル信号の
レベル値(この例の場合は、それぞれレベル値「13」、
「25」、「40」)から、そのうちの最大レベル値(この
実施例では「40」)を得たのち、次のステツプS−10に
おいて、現在、打撃体10に設けた音色選択スイツチ24が
オン操作されている状態であるか否かが判別され、YES
と判断された場合は、ランダムアクセスメモリ22内の第
1楽音指定用データが指定され、次のステツプS−11に
おいて、この第1の楽音指定用データ(チヤンネルコー
ド)「01」、音高No.「15」)及び前記最大レベル値に
対応する音量指定データがキーオン指令コード「40」)
とともに一方の楽音発生装置27aに対し送出され、この
キーオン指令に基づいて、一方の楽音発生装置27aから
クローズドハイハツト音が上記各データに基づいて放音
される。前記ステツプS−10において、NOと判断された
場合は、ランダムアクセスメモリ22内の第2楽音指定用
データが指定され、次のステツプS−12において、この
第2楽音指定用データ(チヤンネルコード「02」、音高
No.「20」)及び前記最大レベル値に対応する音量指定
データがキーオン指令(コード「40」)とともに他方の
楽音発生装置27bに対し送出される。したがつて、この
キーオン指令に基づいて、他方の楽音発生装置27bから
オープンハイハツト音が上記各データに基づいて放音さ
れる。
前記ステツプS−11またはS−12において放音開始さ
れたクローズドハイハツト音またはオープンハイハツト
音はA/D変換器14から出力されるデジタル信号のレベル
値が「2」となるまで徐々に減衰しながら発音される。
すなわち、ステツプS−13ではサブルーチンMを実行
し、次のステツプS−14によつてレベル値が「2」以下
であるかをジヤツジし、NOであれば、再びステツプS−
13へもどる。そして、第2図(5)中のDのタイミング
時点で、デジタル信号のレベル値が「2」以下となつた
とすると、ステツプS−14でYESの判断をして、次にス
テツプS−15において、マイクロコンピユータ20内のタ
イマ21が駆動を開始し、次のステツプS−16において、
前記タイミングDから所定時間(t)経過しているかを
判断し、YESと判断した場合には、次のステツプS−17
に移り、NOと判断した場合には、再びステツプS−15に
もどる。YESと判断した場合には、次のステツプS−17
において、現在放音中の楽音は音色選択スイツチ24のオ
ン操作状態に基づいて発生しているのか、あるいは音色
選択スイツチ24のオフ操作状態に基づいて発生している
のかを判別し、YESと判断した場合は、次のステツプS
−18で、音色選択スイツチ24のオン操作状態に基づいて
発生しているクローズドハイハツト音を消音するための
キーオフ信号(コード「00」)を一方の楽音発生装置27
aに対し送出し、そのクローズドハイハツト音を急速に
減衰消音開始させ、他方、NOと判断した場合には、ステ
ツプS−19で、音色選択スイツチ24のオフ操作に基づい
て発生しているオープンハイハツト音を消音するための
キーオフ信号(コード「00」)を他方の楽音発生装置27
bに対し送出し、そのオープンハイハツト音を急速に減
衰消音開始させる。
このように、この実施例では、演奏の直前または演奏
中において、音色選択スイツチ24のオンまたはオフの各
操作により、マイクロコンピユータ20に対しキーオン・
オフ信号を送出して、マイクロコンピユータ20内のラン
ダムアクセスメモリ22の第1楽音指定用データまたは第
2楽音指定用データのいずれか一方を選択するようにし
ているので、選択された一方の楽音指定用データに基づ
いて、打撃体10が打撃されたときに対応するクローズド
ハイハツト音またはオープンハイハツト音のいずれか一
方を、それぞれ対応する楽音発生装置27a、27bから放音
することができ、したがつて、簡単な選択操作で、2種
類の異なる音色の楽音を選択的に放音することができ
る。
さらに、前記実施例では、音色選択スイツチ24のオン
またはオフの各操作により2種類の音色の楽音を選択的
に放音させるようにしているが、音色選択スイツチ24を
3段階以上に切換え選択できるように構成し、そのスイ
ツチ24の切換え操作により3種類以上の音色を選択的に
放音させるようにしてもよい。
なお、前記実施例では、ドラムステイツク状に形成し
た打撃体10に、ピツクアツプ11及び音色選択スイツチ24
を設けているが、この例に限定されず、例えば、第7図
に示すように、カスタケツト状に形成した打撃体10A
に、ピツクアツプ11及び音色選択スイツチ24を設けるよ
うにしても、また、マレツト状に形成した打撃体10B
に、ピツクアツプ11及び音色選択スイツチ24を設けるよ
うにしても、さらに、図示は省略するが、靴形状に形成
した打撃体の底部に、ピツクアツプを設け、その上部に
音色選択スイツチを設けるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、この発明は、打撃検
出信号の値が設定値以上となったことが検出された時点
から、予め設定された設定時間が経過する時点までの間
の打撃検出信号の最大値に従った楽音特性で、所定の楽
音を発生するように制御するようにしたので、簡単な構
成で多種多様な演奏音を確実に発生させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの発明に係る電子打楽器の一実施例を示す回
路構成図、第1B図はこの発明の電子打楽器の全体を示す
平面図、第2図(1)及び(2)はピツクアツプからの
アナログ信号の波形、及びその波形に対応すたエンベロ
ープ信号の波形をそれぞれ示す波形図、第2図(3)は
マイクロコンピユータからA/D変換器へのA/Dスタート指
令信号のタイミングを示すタイミングチヤート、第2図
(4)はA/D変換器からマイクロコンピユータへの終了
指令信号のタイミングを示すタイミングチヤート、第2
図(5)は、キーオン指令およびキーオフ指令のタイミ
ングを示すタイミングチヤート、第3A図および第3B図は
A/D変換器からのデジタル信号に基づいて楽音発生装置
から楽音が発生するまでのマイクロコンピユータの処理
を示すフローチヤート、第4図はこの発明の他の実施例
を示す回路構成図、第5A図および第5B図はA/D変換器か
らのデジタル信号に基づいて楽音発生装置から楽音が発
生するまでのマイクロコンピユータの処理を示すフロー
チヤート、第5C図は第5A図および第5B図におけるA/D変
換スタートからA/D変換データの取込みを実行するサブ
ルーチンの内容を示すフローチヤート、第6図はマイク
ロコンピユータ内のランダムアクセスメモリの記憶内容
を示す説明図、第7図及び第8図は打撃体の形状をカス
タネツト及びマレツト形状にした実施例を示す斜視図及
び一部破断正面図である。 10,10A,10B……打撃体、11……ピツクアツプ、13……エ
ンベロープ抽出回路、14……A/D変換器、20……マイク
ロコンピユータ、22……ランダムアクセスメモリ(RA
M)、24……音色選択スイツチ、27,27a,27b……楽音発
生装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打撃操作が可能な打撃部材と、 この打撃部材に設けられ、該打撃部材により打撃操作が
    なされる都度、打撃状態に対応する値の打撃検出信号を
    実時間で出力する打撃検出信号出力手段と、 この打撃検出信号出力手段から出力される打撃検出信号
    の値が予め設定されている設定値以上となったことを検
    出する出力値検出手段と、 この出力値検出手段により前記打撃検出信号の値が前記
    設定値以上となったことが検出された時点から、予め設
    定された設定時間が経過する時点までの間に前記打撃検
    出信号出力手段が出力した前記打撃検出信号の最大値を
    検出する最大出力値検出手段と、 この最大出力値検出手段により検出された最大値に従っ
    た楽音特性で、所定の楽音を発生するように制御する制
    御手段と を有することを特徴とする電子打楽器。
JP60238378A 1985-10-24 1985-10-24 電子打楽器 Expired - Lifetime JPH0814757B2 (ja)

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