JPH08147504A - 磁気媒体処理装置 - Google Patents

磁気媒体処理装置

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Publication number
JPH08147504A
JPH08147504A JP30692894A JP30692894A JPH08147504A JP H08147504 A JPH08147504 A JP H08147504A JP 30692894 A JP30692894 A JP 30692894A JP 30692894 A JP30692894 A JP 30692894A JP H08147504 A JPH08147504 A JP H08147504A
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JP
Japan
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medium
magnetic
speed
recording medium
read
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Application number
JP30692894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okamoto
洋幸 岡本
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気記録媒体が磁気ヘッドを通過する時に、一
時的に該媒体の搬送速度を低速にすることで、処理速度
を可及的損なうことなく磁気リード、ライトの信頼性の
向上を図ることができ、また低速搬送時の速度を可変す
ることにより各種記録密度の媒体を同一の信号波形とし
て処理することも可能で、回路構成の簡略化および高密
度記録の容易化を達成する。 【構成】搬送されてくる磁気記録媒体Aを磁気ヘッド
7,8でリード、ライト処理する磁気媒体処理装置1で
あって、上記磁気記録媒体Aが上記磁気ヘッド7の近傍
位置に搬送されたことを検知する検知手段11と、上記
検知手段11が磁気記録媒体Aを検知した時に磁気記録
媒体Aの搬送速度を低速にする搬送速度低下手段とを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば磁気記録面に
各種情報が磁気記録された切符および定期券などの磁気
記録媒体を磁気ヘッドでリード(読取り)、ライト(書
込み更新)処理する駅務用の自動改札機のような磁気媒
体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の自動改札機においては切
符、定期券などの磁気記録媒体のリード、ライト時の搬
送速度と、他の処理時の搬送速度とは同一の速度に設定
されていた。しかし近年の自動改札機の高性能化にとも
なって媒体処理搬送速度の高速化および磁気記録密度の
高密度化を行なう場合には、リード、ライトの信頼性を
損なうことなく処理速度の高速化を達成することが要請
されるが、従来においてはこれらの両立が困難であっ
た。
【0003】以下斯る点について更に詳述する。搬送速
度の高速化、高密度磁気記録化は信号処理回路から見る
と、信号の変化間隔が短くなり、これに追従する回路が
必要となることを意味する。現行の自動改札機における
搬送速度は2〜2.2m/s 、記録密度は105BPI
(ビット/インチ)であるため、信号変化間隔は約60
μsとなる。そこで、磁気書込み時の問題点について検
討すると、図9は磁気書込み回路の等価回路で、スイッ
チ90をONにすると次に[数1]で示す電流iが流れ
る。
【0004】
【数1】
【0005】つまりL/Rの時定数をもって電流iが流
れるため、信号変化間隔(スイッチ90のON、OFF
の間隔)が短くなると、磁気ヘッドに充分な電流iを流
すことが困難となるうえ、上述のスイッチ90はトラン
ジスタもしくはFETにより構成されるので、入力に信
号をいれてから半導体スイッチング素子(トランジスタ
もしくはFET)が導通、開放するまでの遅れ時間があ
るため、信号変化間隔が短くなった場合には、磁気書込
み時に問題が発生する。
【0006】次に磁気読取り時の問題点について検討す
ると、読取りヘッドの信号は極めて微弱であるため、こ
の微弱信号を大きく増幅する必要があり、また信号変化
間隔が短くなる程、周波数が高くなるため、従来のオペ
アンプによる増幅回路の構成のみでは良好な増幅が困難
となり、ディスクリートで組む必要が生じ、技術的かつ
コスト的に困難となる。
【0007】また信号変化間隔が短くなると、信号と信
号との間にノイズが入った場合、信号とノイズとの区別
がつきにくくなって、ノイズに対して弱くなるので、磁
気読取り時に問題が発生する。このような理由により、
従来においてはリード、ライトの信頼性を損なうことな
く処理速度の高速化を達成することが困難な問題点があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、磁気記録媒体が磁気ヘッドを通過する時
に、一時的に該媒体の搬送速度を低速にすることで、処
理速度を可及的損なうことなく磁気リード、ライトの信
頼性の向上を図ることができ、また低速搬送時の速度を
可変することにより各種記録密度の媒体を同一の信号波
形として処理することも可能で、回路構成の簡略化およ
び高密度記録の容易化を達成することができる磁気媒体
処理装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、リー
ド、ライト処理のフェール時に再度リード、ライト処理
を実行する磁気媒体処理装置において、リトライ時にの
み磁気記録媒体の搬送速度を減速することで、フェール
時以外の通常時は媒体を高速搬送し、リード、ライト処
理のフェール時にのみリード、ライトの信頼性が高くな
るように媒体を減速搬送して、処理高速化とリード、ラ
イトの信頼性向上との両立を図ることができる磁気媒体
処理装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の発明の目的と併せて、磁気記録
媒体のリード、ライト処理の完了時に該媒体の搬送速度
を高速にすることで、より一層の処理速度の高速化を図
ることができる磁気媒体処理装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、磁気ヘッドの出力信
号がなくなったことでリード、ライト処理の完了を検知
すべく構成することにより、別途完了検知手段を設ける
ことなく、リード、ライト処理の完了を検知することが
でき、構成の簡略化を図ることができる磁気媒体処理装
置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、搬送されてくる磁気記録媒体を磁気ヘッドで
リード、ライト処理する磁気媒体処理装置であって、上
記磁気記録媒体が上記磁気ヘッドの近傍位置に搬送され
たことを検知する検知手段と、上記検知手段が磁気記録
媒体を検知した時に磁気記録媒体の搬送速度を低速にす
る搬送速度低下手段とを備えた磁気媒体処理装置である
ことを特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、搬送さ
れてくる磁気記録媒体を磁気ヘッドでリード、ライト処
理すると共に、フェール判定手段によりリード、ライト
処理のフェール時に再度リード、ライト処理を実行する
磁気媒体処理装置であって、リトライ時にのみ上記磁気
記録媒体の搬送速度を減速する減速手段を備えた磁気媒
体処理装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の発明の構成と併せて、上記磁気
記録媒体のリード、ライト処理が完了したことを検知す
る完了検知手段と、上記完了検知手段により処理完了が
検知された時、上記磁気記録媒体の搬送速度を高速にす
る搬送速度上昇手段とを備えた磁気媒体処理装置である
ことを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記完了検知手段は
磁気ヘッドの出力信号がなくなったことを検知する磁気
媒体処理装置であることを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の検知手段で磁気記録媒体が磁気ヘッド
の近傍位置に搬送されたことを検知した時、搬送速度低
下手段は磁気記録媒体の搬送速度を低速にする。このた
め、磁気記録媒体の処理速度を可及的損なうことなく、
磁気リード、ライトの信頼性の向上を図ることができる
効果があり、また低速搬送時の速度を可変とした場合に
は、各種記録密度の媒体を同一の信号波形として処理す
ることも可能となって、回路構成の簡略化および高密度
記録の容易化を達成することができる効果がある。
【0017】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上述ののフェール判定手段により磁気記録媒体に対する
リード、ライト処理のフェール(ミス)が判定された
時、再度リード、ライト処理が実行されるが、このリト
ライ時には上述の減速手段が磁気記録媒体の搬送速度を
減速する。
【0018】このため、フェール時以外の通常時にあっ
ては媒体を高速搬送し、リード、ライト処理のフェール
時にのみリード、ライトの信頼性が高くなるように媒体
を減速搬送することができるので、処理高速化とリー
ド、ライトの信頼性向上との両立を図ることができる効
果がある。
【0019】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1もしくは2記載の発明の効果と併せて、上
述の完了検知手段が磁気記録媒体に対するリード、ライ
ト処理が完了したことを検知すると、上述の搬送速度上
昇手段は磁気記録媒体の搬送速度を高速にする。この結
果、処理速度をより一層高速にすることができる効果が
ある。
【0020】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の完了検
知手段は磁気ヘッドの出力信号がなくなったことを検知
する。つまり磁気ヘッドの出力信号がなくなったことで
リード、ライト処理の完了を検知するので、例えばセン
サ等の完了検知手段を別途設けることなく、磁気ヘッド
出力信号の有無によりリード、ライト処理の完了を検知
することができる。このため構成の簡略化を図ることが
できる効果がある。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は本発明の磁気媒体処理装置を自動改札機
に適用した実施例を示し、図1において、この自動改札
機1は装置本体2の一側(図面上、左側)に切符や定期
券などの磁気媒体A(以下単に媒体と略記する)を投入
する媒体投入口3を開口形成すると共に、装置本体2の
他側(図面上、右側)には上述の媒体Aを放出する媒体
取出口4を開口形成して、これら媒体投入口3と媒体取
出口4との間を媒体搬送経路5で接続している。
【0022】上述の媒体搬送経路5は複数の対設ベルト
および複数のローラ等(図示せず)により構成されると
共に、回転速度可変型のモータ6で駆動される。また上
述の媒体搬送経路5の中途位置には図1の左側から右側
に向けて磁気情報を読み取るリードヘッド7、磁気情報
を書込み更新するライトヘッド8、更新された磁気情報
をチェックするベリファイヘッド(verify head 、検査
ヘッド)9をそれぞれ介設している。
【0023】さらに上述のリードヘッド7の手前側つま
り図1の左側には、媒体Aがリードヘッド7の近傍位置
に搬送されたことを検知する到達検知手段としての第1
センサ11を配設すると共に、上述のベリファイヘッド
9の後位つまり図1の右側には、媒体Aに対するリー
ド、ライト処理およびチェック処理が完了したことを検
知する完了検知手段としての第2センサ12を配設して
いる。ここで、上述の第1および第2の各センサ11,
12は発光要素と受光要素とを有する光電センサ等によ
り構成することができる。なお、図1において10,1
0は開閉ゲートである。
【0024】図2は自動改札機(磁気媒体処理装置)の
制御回路を示し、CPU20は第1センサ11、第2セ
ンサ12、媒体Aが投入されたことを検知する投入口セ
ンサ13、媒体Aが取出されたことを検知する取出口セ
ンサ14からの信号入力に基づいて、ROM15に格納
されたプログラムに従って、リードヘッド7、ライトヘ
ッド8、ベリファイヘッド9、モータ制御回路16を駆
動制御し、またRAM17は切符、定期券などの各種媒
体Aに対応した媒体低速搬送時の速度データなどの必要
なデータを記憶する。
【0025】ここで、上述のモータ6はモータ制御回路
16により駆動され、また上述のCPU20は第1セン
サ11が媒体Aを検知した時に該媒体Aの搬送速度を低
速にする搬送速度低下手段(図3に示すフローチャート
の第4ステップS4参照)と、第2センサ12によりリ
ード、ライト処理の完了が検知された時、媒体Aの搬送
速度を高速にする搬送速度上昇手段(図3に示すフロー
チャートの第7ステップS7参照)とを兼ねる。
【0026】このように構成した自動改札機(請求項
1,3に対応する実施例)の作用を図3に示すフローチ
ャート、図4に示すタイムチャートを参照して、以下に
詳述する。第1ステップS1で、CPU20は投入口セ
ンサ13の出力により媒体Aが媒体投入口3に投入され
たか否かを判定し、YES判定時にのみ次の第2ステッ
プS2に移行する。
【0027】この第2ステップS2で、CPU20はモ
ータ制御回路16を介してモータ6を高速正転する。上
述のモータ6が高速正転すると媒体投入口3に投入され
た媒体Aは媒体搬送経路5により図1の矢印A方向へ高
速搬送される。次に第3ステップS3で、CPU20は
第1センサ11がONになったか否かを判定し、YES
判定時にのみ次の第4ステップS4に移行する。
【0028】この第4ステップS4で、CPU20はモ
ータ制御回路16を介してモータ6を低速正転する(図
4の時点t1 参照)。上述のモータ6が低速正転すると
媒体Aは媒体搬送経路5により図1の矢印a方向へ低速
搬送される。次に第5ステップS5で、CPU20は各
磁気ヘッド7,8,9を駆動して、低速搬送される媒体
Aに対して磁気情報の読取り、書込み、チェックの各処
理を実行する。
【0029】次に第6ステップS6で、CPU20は第
2センサ12がONになったか否かを判定し、YES判
定時にのみ次の第7ステップS7に移行する。この第7
ステップS7で、CPU20はモータ制御回路16を介
してモータ6を高速正転する(図4の時点t2 参照)。
上述のモータ6が高速正転すると媒体Aは媒体搬送経路
5により図1の矢印a方向へ高速搬送される。
【0030】次に第8ステップS8で、CPU20は取
出口センサ14からの出力により媒体Aが媒体取出口4
から抜取られたか否かを判定し、YES判定時にのみ次
の第9ステップS9に移行する。
【0031】この第9ステップS9で、CPU20はモ
ータ6を停止して、一連の処理を終了する。
【0032】このように上述の到達検知手段(第1セン
サ11参照)で媒体Aが磁気ヘッド7の近傍位置に搬送
されたことを検知した時、搬送速度低下手段(第4ステ
ップS4参照)は媒体Aの搬送速度を低速にする。
【0033】このため、媒体Aの搬送速度が低速になる
領域は各センサ11,12間のみで、他の領域において
は媒体Aは高速搬送されるので、該媒体Aの処理速度を
可及的損なうことなく、磁気リード、ライトの信頼性の
向上を図ることができる効果があり、また低速搬送時の
速度を各種媒体に対応して可変と成した場合には、各種
記録密度の媒体Aを同一の信号波形として処理すること
も可能となって、回路構成の簡略化および高密度記録の
容易化を達成することができる効果がある。
【0034】加えて、上述の完了検知手段(第2センサ
12参照)が媒体Aに対するリード、ライト処理が完了
したことを検知すると、上述の搬送速度上昇手段(第7
ステップS7参照)は媒体Aの搬送速度を高速にする。
この結果、処理速度をより一層高速にすることができる
効果がある。
【0035】図5、図6は自動改札機の他の実施例を示
すフローチャートおよびタイムチャートで、この実施例
においても図1、図2の回路装置を用いる。但し、この
実施例においては上述のCPU20は、媒体Aに対する
リード、ライト処理にミスがあったか否かを判定するフ
ェール判定手段(図5に示すフローチャートの第4ステ
ップS14参照)と、上述のフェール判定手段により再
度リード、ライト処理を実行するリトライ時にのみ媒体
Aの搬送速度を減速する減速手段(図5に示すフローチ
ャートの第7ステップ7参照)と、第2センサ12によ
りリード、ライト処理の完了が検知された時、媒体Aの
搬送速度を高速にする搬送速度上昇手段(図5に示すフ
ローチャートの第12ステップS22参照)とを兼ね
る。また上述のモータ6としては可逆回転可能なモータ
を用いる。
【0036】このように構成した自動改札機(請求項
2,3に対応する実施例)の作用を図5に示すフローチ
ャート、図6に示すタイムチャートを参照して、以下に
詳述する。第1ステップS11で、CPU20は投入口
センサ13の出力により媒体投入口3に媒体Aが投入さ
れたか否かを判定し、YES判定時にのみ次の第2ステ
ップS12に移行する。
【0037】上述の第2ステップS12で、CPU20
はモータ制御回路16を介してモータ6を高速正転す
る。上述のモータ6を高速正転すると、媒体Aは媒体搬
送経路5により図1の矢印a方向へ高速搬送される。次
に第3ステップS13で、CPU20は各磁気ヘッド
7,8,9を駆動して、磁気情報の読取り、書込み、チ
ェックの各処理を実行する。
【0038】次に第4ステップS14で、CPU20は
ベリファイヘッド9の出力により正常終了か否かを判定
し、正常終了時には第13ステップS23にスキップす
る一方、リード、ライトにミスが発生したフェール時に
は次の第5ステップS15に移行する。この第5ステッ
プS15で、CPU20はモータ制御回路16を介して
モータ6を高速逆転する。上述のモータ6を高速逆転す
ると、媒体Aは媒体搬送経路5により図1に点線矢印b
で示すように逆方向に高速搬送される。
【0039】次に第6ステップS16で、CPU20は
第1センサ11がONになったか否か、つまり媒体Aが
リトライ可能な位置まで戻し搬送されたか否かを判定
し、YES判定時にのみ次の第7ステップS17に移行
する。この第7ステップS7で、CPU20はモータ制
御回路16を介してモータ6を低速正転する(図6の時
点t3 参照)。上述のモータ6を低速正転すると、媒体
Aは媒体搬送経路5により図1の矢印a方向へ低速搬送
される。
【0040】次に第8ステップS18で、CPU20は
各磁気ヘッド7,8,9を駆動して、磁気情報の読取
り、書込み、チェックの各処理を実行する。次に第9ス
テップS19で、CPU20はベリファイヘッド9の出
力により正常終了か否かを判定し、NO判定時には次の
第10ステップS20に移行し、YES判定時には別の
第11ステップS21に移行する。
【0041】上述の第10ステップS20で、CPU2
0はモータ6を停止して異常終了とする一方、上述の第
11ステップS21では、CPU20は第2センサ12
がONになったか否かを判定し、YES判定時にのみ次
の第12ステップS22に移行する。この第12ステッ
プS22で、CPU20はモータ制御回路16を介して
モータ16を高速正転する(図6の時点t4 参照)。上
述のモータ6を高速正転すると、媒体Aは媒体搬送経路
5により図1の矢印a方向へ高速搬送される。
【0042】次に第13ステップS23で、CPU20
は取出口センサ14の出力により、媒体Aが媒体取出口
4から抜取られたか否かを判定し、YES判定時にのみ
次の第14ステップS24に移行する。この第14ステ
ップS24で、CPU20はモータ6を停止して、一連
の処理を終了する。
【0043】このように、上述のフェール判定手段(第
4ステップS14参照)により媒体Aに対するリード、
ライト処理のフェール(ミス)が判定された時、再度リ
ード、ライト処理が実行されるが、このリトライ時には
上述の減速手段(第7ステップS17参照)が媒体Aの
リトライ時の搬送速度を減速する。このため、フェール
時以外の通常時にあっては媒体Aを高速搬送し、リー
ド、ライト処理のフェール時にのみリード、ライトの信
頼性が高くなるように媒体Aを減速搬送することができ
るので、処理高速化とリード、ライトの信頼性向上との
両立を図ることができる効果がある。
【0044】加えて、上述の完了検知手段(第2センサ
12参照)が媒体Aに対するリトライ時のリード、ライ
ト処理が完了したことを検知すると、上述の搬送速度上
昇手段(第12ステップS22参照)はリトライ時にお
ける媒体Aの搬送速度を高速にするので、処理速度をよ
り一層高速化することができる効果がある。
【0045】図7、図8は自動改札機のさらに他の実施
例を示すフローチャートおよびタイムチャートで、この
実施例においても図1、図2の回路装置を用いる。但
し、この実施例の場合には図1、図2に示す第2センサ
12を省略することができる。
【0046】また、この実施例においては上述のCPU
20は、第1センサ11が媒体Aを検知した時に該媒体
Aの搬送速度を低速にする搬送速度低下手段(図7に示
すフローチャートの第4ステップS34参照)と、媒体
Aのリード、ライト処理が完了したことをベリファイヘ
ット9からの出力信号がなくなったことにより検知する
完了検知手段(図7に示すフローチャートの第6ステッ
プS36参照)と、上述の完了検知手段により終了完了
が検知された時、媒体Aの搬送速度を高速にする搬送速
度上昇手段(図7に示すフローチャートの第8ステップ
S38参照)とを兼ねる。
【0047】このように構成した自動改札機(請求項
1,3,4に対応する実施例)の作用を、図7に示すフ
ローチャート、図8に示すタイムチャートを参照して以
下に詳述する。第1ステップS31で、CPU20は投
入口センサ13の出力により媒体投入口3に媒体Aが投
入されたか否かを判定し、YES判定時にのみ次の第2
ステップS32に移行する。
【0048】上述の第2ステップS32で、CPU20
はモータ制御回路16を介してモータ6を高速正転す
る。上述のモータ6を高速正転すると、媒体Aは媒体搬
送経路5により図1の矢印a方向へ高速搬送される。次
に第3ステップS33で、CPU20は第1センサ1が
ONになったか否かを判定し、YES判定時にのみ次の
第4ステップS34に移行する。この第4ステップS3
4で、CPU20はモータ制御回路16を介してモータ
6を低速正転する(図8の時点t5 参照)。上述のモー
タ6を低速正転すると、媒体Aは媒体搬送経路5により
図1の矢印a方向へ低速搬送される。
【0049】次に第5ステップS35で、CPU20は
各磁気ヘッド7,8,9を駆動して、磁気情報の読取
り、書込み、チェックの各処理を実行する。次に第6ス
テップS36で、CPU20はベリファイヘッド9から
の出力信号がなくなるのを待ち、次の第7ステップS3
7で、CPU20はCPU内蔵タイマ(もしくは外付け
タイマ)により予め設定された所定時間が経過するの待
つ。
【0050】次に第8ステップS38で、CPU20は
モータ制御回路16を介してモータ6を高速正転する
(図8の時点t6 参照)。上述のモータ6を高速正転す
ると、媒体Aは媒体搬送経路5により図1の矢印a方向
へ搬送される。次に第9ステップS39で、CPU20
は取出口センサ14に出力により媒体Aが媒体取出口4
から抜取られたか否かを判定し、YES判定時にのみ次
の第10ステップS40に移行する。この第10ステッ
プS40で、CPU20はモータ6を停止して、一連の
処理を終了する。
【0051】このように、上述の到達検知手段(第1セ
ンサ11参照)で媒体Aが磁気ヘッド7の近傍位置に搬
送されたことを検知した時、搬送速度低下手段(第4ス
テップS34参照)は媒体Aの搬送速度を低速にする。
このため、媒体Aの処理速度を可及的損なうことなく、
磁気リード、ライトの信頼性の向上を図ることができる
効果があり、また低速搬送時の速度を可変とした場合に
は、各種記録密度の媒体Aを同一の信号波形として処理
することも可能となって回路構成の簡略化および高密度
記録の容易化を達成することができる効果がある。
【0052】また、上述の完了検知手段(第6ステップ
S36参照)が媒体Aに対するリード、ライト処理が完
了したことを検知すると、上述の搬送速度上昇手段(第
8ステップS38参照)は媒体Aの搬送速度を高速にす
る。この結果、処理速度をより一層高速にすることがで
きる効果がある。
【0053】さらに、上述の完了検知手段(第6ステッ
プS36参照)は磁気ヘッド(ベリファイヘッド9参
照)の出力信号がなくなったことを検知する。つまり磁
気ヘッド9の出力信号がなくなったことで、リード、ラ
イト処理の完了を検知するので、例えばセンサ12等の
完了検知手段を別途設けることなく、磁気ヘッド出力信
号の有無によりリード、ライト処理の完了を検知するこ
とができる。このため構成の簡略化を図ることができる
効果がある。
【0054】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の磁気媒体処理装置は、実施例の自
動改札機に対応し、以下同様に、磁気ヘッドは、リード
ヘッド7、ライトヘッド8、ベリファイヘッド9に対応
し、検知手段は、第1センサ11に対応し、搬送速度低
下手段は、各ステップS4,S34に対応し、フェール
判定手段は、第4ステップS14(図5参照)に対応
し、減速手段は、第7ステップS17(図5参照)に対
応し、完了検知手段は、第2センサ12もしくは第6ス
テップS36(図7参照)に対応し、搬送速度上昇手段
は、各ステップS7,S22,S38に対応し、磁気記
録媒体は、駅務で使用される切符、定期券に対応する
も、この発明の上述の発明の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気媒体処理装置を自動改札機に適用
して示す説明図。
【図2】制御回路ブロック図。
【図3】媒体処理の実施例を示すフローチャート。
【図4】媒体処理の実施例を示すタイムチャート。
【図5】媒体処理の他の実施例を示すフローチャート。
【図6】媒体処理の他の実施例を示すタイムチャート。
【図7】媒体処理のさらに他の実施例を示すフローチャ
ート。
【図8】媒体処理のさらに他の実施例を示すタイムチャ
ート。
【図9】磁気書込み回路の等価回路図。
【符号の説明】
7…リードヘッド 8…ライトヘッド 9…ベリファイヘッド 11…検知手段 12…完了検知手段 S4,S34…搬送速度低下手段 S7,S22,S38…搬送速度上昇手段 S14…フェール判定手段 S17…減速手段 S36…完了検知手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送されてくる磁気記録媒体を磁気ヘッド
    でリード、ライト処理する磁気媒体処理装置であって、
    上記磁気記録媒体が上記磁気ヘッドの近傍位置に搬送さ
    れたことを検知する検知手段と、上記検知手段が磁気記
    録媒体を検知した時に磁気記録媒体の搬送速度を低速に
    する搬送速度低下手段とを備えた磁気媒体処理装置。
  2. 【請求項2】搬送されてくる磁気記録媒体を磁気ヘッド
    でリード、ライト処理すると共に、フェール判定手段に
    よりリード、ライト処理のフェール時に再度リード、ラ
    イト処理を実行する磁気媒体処理装置であって、リトラ
    イ時にのみ上記磁気記録媒体の搬送速度を減速する減速
    手段を備えた磁気媒体処理装置。
  3. 【請求項3】上記磁気記録媒体のリード、ライト処理が
    完了したことを検知する完了検知手段と、上記完了検知
    手段により処理完了が検知された時、上記磁気記録媒体
    の搬送速度を高速にする搬送速度上昇手段とを備えた請
    求項1もしくは2記載の磁気媒体処理装置。
  4. 【請求項4】上記完了検知手段は磁気ヘッドの出力信号
    がなくなったことを検知する請求項3記載の磁気媒体処
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149012A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toshiba Corp 改札機、及び、改札方法

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JP2007149012A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toshiba Corp 改札機、及び、改札方法

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