JPH0785573A - 磁気カード書込み・読取り装置 - Google Patents

磁気カード書込み・読取り装置

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JPH0785573A
JPH0785573A JP23288093A JP23288093A JPH0785573A JP H0785573 A JPH0785573 A JP H0785573A JP 23288093 A JP23288093 A JP 23288093A JP 23288093 A JP23288093 A JP 23288093A JP H0785573 A JPH0785573 A JP H0785573A
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JP
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JP23288093A
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Haruhiko Abe
晴彦 阿部
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】効率的なデータの書込みを行って、処理速度の
向上を図る。 【構成】書込み専用ヘッドを構成する複数の書込磁気ヘ
ッドと、読取り専用ヘッドを構成する読取磁気ヘッドと
を設け、データの書込後のベリファイチェックで、不良
トラックがあったときには、不良トラックに対応する書
込磁気ヘッドにより不良トラックのみ再書込みを行い、
これと平行して、不良トラックのみから再書込みしたデ
ータの再読取りを、不良トラックに対応する読取磁気ヘ
ッドにより行い、この不良トラックのみから読取ったデ
ータに対してベリファイチェックを行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ストライプを有
する券等の磁気カードに対して、データの書込み及び読
取りを行う磁気カード書込み・読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードとしては、例えば図5に示す
ように、券1には磁気ストライプ2が設けられ、この磁
気ストライプ2には、4個のトラック2a,2b,2
c,2dが形成されている。この磁気ストライプ2の各
トラック2a,2b,2c,2dには、それぞれ所定の
データが書込まれるようになっている。
【0003】この券1に対してデータの書込み及び読取
りを行う磁気カード書込み・読取り装置は、上記磁気ス
トライプ2の各トラックに対応して、データの書込み及
び読取りのための4トラックの書込専用ヘッド及び4ト
ラックの読取専用ヘッドが設けられ、書込専用ヘッド
は、4個の書込用磁気ヘッドを磁気カードの搬送方向に
対して直交する方向に1列に一体的に形成したもので、
また、読取り専用ヘッドは、4個の読取用磁気ヘッドを
磁気カードの搬送方向に対して直交する方向に1列に一
体的に形成したものである。
【0004】券1は搬送機構(図示せず)により搬送さ
れ、この券1の搬送路上には、書込専用ヘッド及び読取
専用ヘッドが順番に配置され、券1が搬送されることに
より、その磁気ストライプ2の各トラック2a,2b,
2c,2d上を書込専用ヘッドに形成された各書込磁気
ヘッド及び読取専用ヘッドに形成された各読取磁気ヘッ
ドがそれぞれ走査するようになっている。すなわち、図
5に示すように、券1は矢印P方向に搬送され、書込専
用ヘッド又は読取専用ヘッドは、例えば一点鎖線3で示
された位置に位置し、書込専用ヘッド又は読取専用ヘッ
ドに形成された各書込専用磁気ヘッド又は各読取専用磁
気ヘッドは、斜線3a,3b,3c,3dの位置に位置
するようになっている。
【0005】このような磁気カード書込み・読取り装置
は、例えば、券発行装置の中に組込まれており、券発行
装置では、券に設けられた磁気ストライプに所定のデー
タを書込むと共に、券の印字領域に必要事項を印字する
ものが知られている。
【0006】図6に、券発行装置で、磁気カード書込み
・読取り装置を制御して行う磁気ストライプ処理の流れ
を示す。
【0007】まず、券1に設けられた磁気ストライプに
形成された4個のトラック全てに対して同時に、4個の
書込磁気ヘッドが形成された書込専用ヘッドにより、所
定の各データの書込みを行い、これに平行して、その書
込専用ヘッドにより書込まれた各データの読取りを、4
個の読取磁気ヘッドが形成された読取専用ヘッドにより
行う(データライト/リード)。
【0008】この書込専用ヘッドによる書込みと読取専
用ヘッドによる読取りとが終了すると、読取った各トラ
ックのデータについて、それぞれベリファイチェックを
行う。
【0009】このベリファイチェックを終了すると、そ
の結果により、不良トラックがなかったか否かを判断す
る。ここで、ベリファイチェックによりエラーが発生せ
ず、1つの不良トラックもなければ、この磁気ストライ
プ処理を終了するようになっている。
【0010】また、ベリファイチェックによりエラーが
発生して、1つでも不良トラックがあると、すでに書込
専用ヘッド及び読取専用ヘッドを通過した券を、書込専
用ヘッドによる再書込みが可能な位置まで戻し搬送を行
う。
【0011】この券の戻し搬送を終了すると、4個のト
ラック全てに対して同時に、書込専用ヘッドにより所定
の各データの再書込みを行い、これに平行して、その再
書込みした各データの再読取りを、読取り専用ヘッドに
より行う(データライト/リード)。
【0012】この書込専用ヘッドによる再書込みと読取
専用ヘッドによる再読取りとが終了すると、読取った各
トラックのデータについて、それぞれ再ベリファイチェ
ックを行う。ここでエラーが発生せず、1つの不良トラ
ックもなければ、この磁気ストライプ処理を終了するよ
うになっている。
【0013】また、この再ベリファイチェックでもエラ
ーが発生して、1つでも不良トラックがあると、エラー
表示等のエラー処理を行うようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気カード書込み・読取り装置では、ベリファイチェ
ックを行ったときに、1つのトラックでもエラーが発生
して、不良トラックがあると、全てのトラックに対して
再書込みを行い、再び全てのトラックに対して再読取り
を行って、ベリファイチェックを行うようになってい
た。
【0015】従って、例えば、ゴミの付着により書込み
不良が発生した場合には、1回目の書込み又は券の戻し
搬送により、他のトラックへゴミが移動する虞があり、
2回目の書込み時には、そのゴミが移動したトラックに
おいて、書込み不良が発生する。このような場合、上述
した磁気ストライプ処理では、エラー処理となってしま
う。
【0016】従って、ゴミが付着したトラック以外のト
ラックへ正常に書込みが行われた場合に、それらのトラ
ックへの書込みが全く無駄になり、処理速度が低下する
という問題があった。
【0017】そこでこの発明は、効率的なデータの書込
みを行うことができ、処理速度の向上を図ることができ
る磁気カード書込み・読取り装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、シート状媒
体とこのシート状媒体に設けられた磁気ストライプとか
ら構成された磁気カードを搬送し、磁気ストライプに複
数のトラックを形成し、この各トラックに対してデータ
の書込み及び読取りを行う磁気カード書込み・読取り装
置において、各トラックに対してデータの書込みを行う
複数の書込み用磁気ヘッドと、各トラックに対してデー
タの読取りを行う複数の読取り用磁気ヘッドと、各書込
み用磁気ヘッドによる各トラックへのデータの書込み後
に、各読取り用磁気ヘッドによる各トラックからのデー
タの読取りを行って、各トラックのデータがそれぞれ正
確に書込まれているか否かを検査するデータ検査手段
と、このデータ検査手段により、データに異常が検出さ
れたトラックのみに対して、このトラックに対応する書
込み用磁気ヘッドにより、データの再書込みを行わせる
再書込み手段とを設けたものである。
【0019】
【作用】このような構成の本発明において、データ検査
手段により、複数の書込み用磁気ヘッドによる各トラッ
クへのデータの書込み後に、各読取り用磁気ヘッドによ
る各トラックからのデータの読取りを行って、各トラッ
クのデータがそれぞれ正確に書込まれているか否かが判
断される。
【0020】ここで、データに異常が発生したトラック
のみに対して、再書込み手段により、そのトラックに対
応する書込み用磁気ヘッドにより、データの再書込みが
行われる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。この実施例はこの発明を券発行装置11の磁
気エンコーダ部に適用したもので、図1は、この券発行
装置11の概略の構成を示す図である。
【0022】1番のビン12a、2番のビン12b及び
3番のビン12cは、それぞれ異なる券種の連続用紙が
別々に収納されている。これらの各ビン12a,12
b,12cからは、それぞれ各券種の連続用紙が搬送路
13へ引き出されており、所望のビン12a,12b,
12cの連続用紙、すなわち所望の券種の連続用紙が1
つ選択されて、前記搬送路13上を搬送されるようにな
っている。
【0023】この搬送路13上に、カッター部14、エ
ンコーダユニット15及びプリンタ部16が順番に配設
されており、この搬送路13の最終端は2方向に分岐さ
れ、一方にはスタッカ17が設けられ、他方には内部ス
タッカ18が設けられている。また、前記搬送路13に
は、各所に搬送機構が設けられており、ビン12a,1
2b,12cから供給された連続用紙及びカッター部1
4により切断された1枚の券(磁気カード)を搬送する
ようになっている。
【0024】さらに、前記カッター部14と前記エンコ
ーダユニット15との間の、しかも前記エンコーダユニ
ット15の近傍に、光学式透過形センサからなる用紙セ
ンサ19が設けられている。
【0025】前記カッター部14は、前記搬送路13を
搬送されてきた連続用紙をミシン目で切断して1枚の券
にし、前記エンコーダユニット15への前記搬送路13
に供給するようになっている。
【0026】前記用紙センサ19は、前記カッター部1
4から前記エンコーダユニット15へ搬送される券の先
端を検出するようになっている。
【0027】前記エンコーダユニット15には、4トラ
ックの書込み専用ヘッド15a及び4トラックの読取り
専用ヘッド15bが設けられている。前記書込み専用ヘ
ッド15aは、入力されている発券情報の磁気記録デー
タを、前記搬送路13を搬送されてきた券に形成された
磁気ストライプに書込むようになっており、前記読取り
専用ヘッド15bは、前記券の磁気ストライプに書込ま
れた情報を読取るようになっている。
【0028】前記プリンタ部16は、前記搬送路13を
搬送されてきた券に、入力されている発券情報の印字デ
ータを印字するようになっている。
【0029】前記スタッカ17は、前記エンコーダユニ
ット15により磁気記録データが書込まれ、前記プリン
タ部16により印字データが印字された発行券が収納さ
れるようになっており、前記内部スタッカ18は前記エ
ンコーダユニット15及び前記プリンタ部16で処理さ
れなかった券が収納されるようになっている。
【0030】図2に、前記磁気エンコーダ部の概略の回
路構成のブロック図を示す。
【0031】21は、この券発行装置11の制御部本体
を構成するCPU( central pro-cessing unit)、こ
のCPUが行う処理のプログラムデータが記憶されたR
OM(read only memory)、前記CPUが処理を行う時
に使用する各種メモリのエリアが形成されたRAM(ra
ndom access memory)等から構成された主制御部であ
る。
【0032】この主制御部21は、システムバス22を
介してエンコーダコントロール部23と接続されてい
る。このエンコーダコントロール部23は、変復調回路
ブロック24及び増幅器ブロック25を介して、前記エ
ンコーダユニット15の書込み専用ヘッド15a及び読
取り専用ヘッド15bと接続されている。
【0033】また、前記エンコーダユニット15には、
前記書込み専用ヘッド15a及び前記読取り専用ヘッド
15bに対して券を予め設定された搬送速度で搬送する
ためのエンコーダフィードモータ15cが設けられ、前
記エンコーダコントロール部23は、モータコントロー
ルドライバ26を介して前記エンコーダフィードモータ
15cを駆動制御するようになっている。
【0034】さらに、前記エンコーダユニット15に
は、磁気ストライプが設けられた券の先端を検知する磁
気カード検知センサ15が設けられており、この磁気カ
ード検知センサ15からの検出信号が、前記エンコーダ
コントロール部23に入力されるようになっている。
【0035】前記エンコーダコントロール部23、前記
変復調回路ブロック24、前記増幅器ブロック25、前
記モータコントロールドライバ26により、磁気エンコ
ーダ制御回路部が構成され、前記磁気エンコーダ部は、
前記主制御部21、エンコーダユニット15及び磁気エ
ンコーダ制御回路部から構成されている。
【0036】図3に、前記書込み専用ヘッド15a及び
前記読取り専用ヘッド15bの詳細な回路構成のブロッ
クを示す。
【0037】4トラックの前記書込み専用ヘッド15a
は、第1の書込磁気ヘッドa1、第2の書込磁気ヘッド
a2、第3の書込磁気ヘッドa3、第4の書込磁気ヘッ
ドa4から構成され、4トラックの前記読取り専用ヘッ
ド15bは、第1の読取磁気ヘッドb1、第2の読取磁
気ヘッドb2、第3の読取磁気ヘッドb3、第4の読取
磁気ヘッドb4から構成されている。前記各書込磁気ヘ
ッドa1〜a4は、それぞれ書込み用磁気ヘッドを構成
し、前記各読取磁気ヘッドb1〜b4は、ぞれぞれ読取
り用磁気ヘッドを構成している。
【0038】前記増幅器ブロック25は、前記第1の書
込磁気ヘッドa1に接続された前記第1の書込用増幅器
25a、前記第2の書込磁気ヘッドa2に接続された前
記第1の書込用増幅器25b、前記第3の書込磁気ヘッ
ドa3に接続された前記第3の書込用増幅器25c、前
記第4の書込磁気ヘッドa4に接続された前記第4の書
込用増幅器25d、前記第1の読取磁気ヘッドb1に接
続された前記第1の読取用増幅器25e、前記第2の読
取磁気ヘッドb2に接続された前記第2の読取用増幅器
25f、前記第3の読取磁気ヘッドb3に接続された前
記第3の読取用増幅器25g、前記第4の読取磁気ヘッ
ドb4に接続された前記第4の読取用増幅器25hから
構成されている。
【0039】前記変復調ブロック24は、第1の変復調
回路24a、第2に変復調回路24b、第3の変復調回
路24c、第4の変復調回路24dから構成され、各変
復調回路24a〜24dには、それぞれ前記エンコーダ
コントロール部23から第1のトラック〜第4のトラッ
クの書込みイネーブル信号WE1〜WE4、第1のトラ
ック〜第4のトラックの書込みデータ信号WD1〜WD
4、第1のトラック1〜第4のトラックの読取りデータ
信号RD1〜RD4、第1のトラック〜第4のトラック
の読取りイネーブル信号RE1〜RE4が入出力される
ようになっている。
【0040】前記第1の変復調回路24aは、第1のト
ラックの書込みデータ信号WD1に基づいて、前記第1
の書込用増幅器25aへ駆動信号を出力すると共に、前
記第1の読取用増幅器25eからの出力信号を入力する
ようになっている。
【0041】前記第2の変復調回路24bは、第2のト
ラックの書込みデータ信号WD2に基づいて、前記第2
の書込用増幅器25bへ駆動信号を出力すると共に、前
記第2の読取用増幅器25fからの出力信号を入力する
ようになっている。
【0042】前記第3の変復調回路24cは、第3のト
ラックの書込みデータ信号WD3に基づいて、前記第3
の書込用増幅器25cへ駆動信号を出力すると共に、前
記第3の読取用増幅器25gからの出力信号を入力する
ようになっている。
【0043】前記第4の変復調回路24dは、第4のト
ラックの書込みデータ信号WD4に基づいて、前記第4
の書込用増幅器25dへ駆動信号を出力すると共に、前
記第4の読取用増幅器25hからの出力信号を入力する
ようになっている。
【0044】図4に、前記主制御部21が行う磁気スト
ライプ処理の流れを示す。
【0045】まず、券に設けられた磁気ストライプに形
成された4個のトラック全てに対して同時に、4個の書
込磁気ヘッドa1〜a4が一体形成された書込み専用ヘ
ッド15aにより、所定の各データの書込みを行い、こ
れに平行して、その書込まれた各データの読取りを、4
個の読取磁気ヘッドb1〜b4が一体形成された読取り
専用ヘッド15bにより行う(データライト/リー
ド)。
【0046】この書込み専用ヘッド15aによる全トラ
ックへの書込みと読取り専用ヘッド15bによる全トラ
ックへの読取りとが終了すると、読取った各トラックの
データについて、それぞれベリファイチェックを行う
(データ検査手段)。
【0047】このベリファイチェックを終了すると、そ
の結果により、不良トラックがなかったか否かを判断す
る。ここで、ベリファイチェックによりエラーが発生せ
ず、1つの不良トラックもなければ、この磁気ストライ
プ処理を終了するようになっている。
【0048】また、ベリファイチェックによりエラーが
発生して、1つでも不良トラックがあると、すでに書込
み専用ヘッド15a及び読取り専用ヘッド15bを通過
した券を、書込み専用ヘッド15aによる再書込みが可
能な位置まで、エンコーダフィードモータ15cを制御
して戻し搬送を行う。
【0049】この券の戻し搬送を終了すると、各不良ト
ラックに対応する変復調回路のみに対して、ライトイネ
ーブル信号及びリードイネーブル信号をそれぞれイネー
ブル状態にし、またエラーが発生しなかった正常なトラ
ックに対応する変復調回路に対して、ライトイネーブル
信号及びリードイネーブル信号をそれぞれディセーブル
状態にする。
【0050】次に、各不良トラックのみに対して、書込
み専用ヘッド15aのその各不良トラックに対応する各
書込磁気ヘッドにより、所定の各データの再書込みを行
い、これに平行して、その各不良トラックに対応する各
書込磁気ヘッドにより書込んだ各データの再読取りを、
読取り専用ヘッド15bのその各不良トラックに対応す
る各読取磁気ヘッドにより行う(不良トラックのみデー
タライト/リード、再書込み手段)。
【0051】この各不良トラックに対応する各書込磁気
ヘッドのみによる各不良トラックへの再書込みと各不良
トラックに対応する各読取磁気ヘッドのみによる各不良
トラックからの再読取りとが終了すると、読取った各不
良トラックのデータについてベリファイチェックを行
う。
【0052】このベリファイチェックを終了すると、そ
の結果により、不良トラックがなかったか否かを判断す
る。ここで、ベリファイチェックによりエラーが発生せ
ず、1つの不良トラックもなければ、この磁気ストライ
プ処理を終了するようになっている。
【0053】また、このベリファイチェックでもエラー
が発生して、1つでも不良トラックがあれば、エラー処
理を行うようになっている。
【0054】このような構成の本実施例においては、ま
ず、発券命令が入力されると、この発券命令に基づいて
指定された券種の連続用紙が搬送路13に搬送される。
搬送された連続用紙は、カッター部14によりミシン目
で切断されて、1枚の券となってエンコーダユニット1
5への搬送路13へ供給される。
【0055】この供給された券は、その搬送路13を搬
送され、その券の先端がエンコーダユニット15の近傍
に設けられた用紙センサ19により検出されると、この
時、発券処理可能状態でなければ、券の搬送が一時停止
され、発券処理可能状態ならば券はさらにエンコーダユ
ニット15へ搬送される。
【0056】このエンコーダユニット15では、まず磁
気カード検知センサ15dにより、券の先端が検出さ
れ、この検出タイミングに基づいて、データの書込み開
始タイミングが発生する。
【0057】この書込み開始タイミングにより、書込み
専用ヘッド15aの各書込磁気ヘッドa1〜a4によ
り、券の磁気ストライプの4個の各トラックへ、同時に
それぞれ所定の各データの書込みが行われる。
【0058】この書込み専用ヘッド15aによる書込み
と平行して、券の磁気ストライプの4個の各トラックか
らのその書込まれた各データの読取りが、読取り専用ヘ
ッド15bの各読取磁気ヘッドb1〜b4により行われ
る。
【0059】ここで、ベリファイチェックを行って、そ
の結果、不良トラックがなければ、券はプリンタ部16
へ搬送される。
【0060】プリンタ部16では、券に所定の印字デー
タが印字され、券に異常がなければ、この印字された券
はスタッカ17に排出される。
【0061】エンコーダユニット15におけるベリファ
イチェックにおいて、不良トラックがあったときには、
券は再び書込み専用ヘッド15aの書込み位置まで戻し
搬送され、不良トラックに対応する書込み専用ヘッド1
5aの書込磁気ヘッドにより、不良トラックのみへ所定
のデータの再書込みを行い、これと平行して、不良トラ
ックのみからのその再書込みしたデータの再読取りが、
その不良トラックに対応する読取り専用ヘッド15bの
読取磁気ヘッドにより行なわれる。
【0062】ここで、不良トラックのみの再ベリファイ
チェックが行なわれ、この再ベリファイチェックの結
果、不良トラックがなければ、券はプリンタ部16へ搬
送され、プリンタ部16で印字処理が行われて、異常が
なければスタッカ17に排出される。
【0063】このベリファイチェックの結果でも、再び
不良トラックがあれば、エラー処理が行われる。
【0064】例えば、ゴミが付着したことにより1つの
トラックへの書込みが不良になった場合、その書込み又
は読取りによる券の搬送に伴って、ゴミがベリファイチ
ェックにより正常と判断された隣りのトラックに移動し
ても、その正常と判断された隣りのトラックに対して
は、再書込みを行わないので、正常に書込まれたデータ
がそのまま保持される。
【0065】一方、不良トラックと判断されたトラック
には再書込みが行われ、ゴミが他のトラックに移動して
いれば、今度は正常にデータが書込まれる。従って、次
に行われる不良トラックのみの再ベリファイチェックで
は、エラーが発生せず、不良トラックがないという可能
性が大きい。
【0066】このように本実施例によれば、書込み専用
ヘッド15aを構成する書込磁気ヘッドa1〜a4と、
読取り専用ヘッド15bを構成する読取磁気ヘッドb1
〜b4とを設け、データの書込後のベリファイチェック
で、不良トラックがあったときには、不良トラックに対
応する書込磁気ヘッドにより不良トラックのみ再書込み
を行い、これと平行して、不良トラックのみから再書込
みしたデータの再読取りを、不良トラックに対応する読
取磁気ヘッドにより行い、この不良トラックのみから読
取ったデータに対してベリファイチェックを行うことに
より、不良トラックのみの再書込みを行うことができ、
1度正常にデータが書込まれたトラックをそのままにし
て再書込みを行わないので、ゴミ等の移動により新たに
書込み不良が発生することがなく、効率的なデータの書
込みを行うことができる。
【0067】従って、磁気ストライプの各トラックへの
データの書込みを無駄にすることなく、不良トラックの
発生を減少させることができ、処理速度の向上を図るこ
とができる。
【0068】なお、この実施例においては、磁気ストラ
イプに4個のトラックが形成された券について、不良ト
ラックのみの再書込後のベリファイチェックにより不良
トラックがあったときには、エラー処理するようになっ
ていたが、この発明はこれに限定されるものではなく、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で変形することができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
効率的なデータの書込みを行うことができ、処理速度の
向上を図ることができる磁気カード書込み・読取り装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の券発行装置の概略の構成
を示す図。
【図2】同実施例の磁気エンコーダ部の概略の回路構成
を示すブロック図。
【図3】同実施例の書込み専用ヘッド及び読取り専用ヘ
ッドの詳細な回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施例の磁気ストライプ処理の流れを示す
図。
【図5】磁気カードとしての券の構成例及び対応する書
込み及び読取り専用ヘッドの配置位置を示す図。
【図6】従来例の磁気ストライプ処理の流れを示す図。
【符号の説明】
15…エンコーダユニット、15a…書込み専用ヘッ
ド、15b…読取り専用ヘッド、a1〜a4…書込磁気
ヘッド、b1〜b4…読取磁気ヘッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状媒体とこのシート状媒体に設け
    られた磁気ストライプとから構成された磁気カードを搬
    送し、前記磁気ストライプに複数のトラックを形成し、
    この各トラックに対してデータの書込み及び読取りを行
    う磁気カード書込み・読取り装置において、前記各トラ
    ックに対してデータの書込みを行う複数の書込み用磁気
    ヘッドと、前記各トラックに対してデータの読取りを行
    う複数の読取り用磁気ヘッドと、前記各書込み用磁気ヘ
    ッドによる前記各トラックへのデータの書込み後に、前
    記各読取り用磁気ヘッドによる前記各トラックからのデ
    ータの読取りを行って、前記各トラックのデータがそれ
    ぞれ正確に書込まれているか否かを検査するデータ検査
    手段と、このデータ検査手段により、データに異常が検
    出されたトラックのみに対して、このトラックに対応す
    る前記書込み用磁気ヘッドにより、データの再書込みを
    行わせる再書込み手段とを設けたことを特徴とする磁気
    カード書込み・読取り装置。
JP23288093A 1993-09-20 1993-09-20 磁気カード書込み・読取り装置 Pending JPH0785573A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104733A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気媒体取扱装置
JP2019160366A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 富士通フロンテック株式会社 磁気カード装置

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