JPH08146155A - サマータイム対応時計機械体 - Google Patents

サマータイム対応時計機械体

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JPH08146155A
JPH08146155A JP6291413A JP29141394A JPH08146155A JP H08146155 A JPH08146155 A JP H08146155A JP 6291413 A JP6291413 A JP 6291413A JP 29141394 A JP29141394 A JP 29141394A JP H08146155 A JPH08146155 A JP H08146155A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で時針のみをずらして、標準時刻
とサマータイムとの相互の時刻表示の切り換えを確実か
つ容易に行なうことのできる簡易なサマータイム対応時
計機械体を提供する。 【構成】 時針車Tを時針歯車12と時針パイプ13と
に分離し、かつ時針パイプ13を時針歯車12に対して
軸方向に移動可能に嵌合する。時針歯車12にカム溝1
2bを軸方向に傾斜して設け、時針パイプ13にカム溝
12bに嵌合する突起13bを設ける。時針パイプ13
のつば部13cに係合し、切り換えレバー機構Kと連動
する作動部材14を設ける。切り換えレバー機構Kを外
部より操作して作動部材14を揺動させる。作動部材1
4の係合部14aにより押圧された時針パイプ13は軸
方向に移動するともに、カム溝12bに案内されて、時
計回り方向に1時間進める方向に回転変位する。これに
よりサマータイム時刻表示に切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サマ−タイムに対応し
て、時刻表示の切り換えを行なうことのできる時計機械
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】夏の間だけ時計を標準時刻(ウインター
タイム)より一定時間進めて、昼間の時間を有効に利用
するためのサマータイム(夏時刻)の実施に当たって
は、時計の時刻表示を標準時刻より一定時間進めるため
に、時刻修正を行なう必要がある。
【0003】従来の時計機械体では、時針車において時
針歯車と時針パイプは一体的に結合されており、簡単な
操作で時針のみをずらす機構のものはなく、したがっ
て、標準時刻からサマータイムへの切り換えには、通常
の針回しの操作で時刻を合わせ直していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、このよう
な通常の針回し操作によるサマータイムへの時刻表示の
切り換えは煩雑であるという問題点があり、簡易な機構
で標準時刻とサマータイムとの相互の時刻表示の切り換
えを行なうことのできるサマータイム対応時計機械体が
望まれていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、簡単な操作で時
針のみをずらして、標準時刻とサマータイムとの相互の
時刻表示の切り換えを確実かつ容易に行なうことのでき
る簡易な機構のサマータイム対応時計機械体を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、時計輪列によって回転駆動される時針
車が、時針歯車と時針パイプとに分離させてある。時針
歯車と時針パイプとは、サマータイムの時間差に対応す
る角度だけ相対的に位相角度関係を変更可能な連結手段
を介して連結してある。連結手段による時針歯車と時針
パイプとの位相角度関係を外部より切り換え可能な操作
手段が設けてあることを特徴とする。
【0007】また、連結手段は、時針歯車と時針パイプ
との一方に、回転方向にサマータイムの時間差に対応す
る位相角度に対応して軸方向に傾斜して設けてあるカム
溝と、カム溝に嵌合するように時針歯車と時針パイプと
の他方に設けてある突起とからなる。操作手段は、時針
歯車と時針パイプとの少なくとも一方を軸方向に移動可
能に係合する係合部と、外部から操作可能に形成された
操作部とを有する作動部材を含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】操作手段により、連結手段を介して、時針パイ
プを時針歯車に対して位相角度を変更させることによ
り、時針パイプのみを回転させて標準時刻とサマータイ
ムの相互の時刻表示の切換えを行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0010】図1に示すように、この時計機械体のケー
スは、互いに平行に位置する上ケース1と下ケース2か
らなり、その間に平行に中板3が設けてある。上ケース
1,下ケース2及び中板3のそれぞれに形成された軸部
及び軸受部を介して時計輪列Gが配設してある。図1及
び図2に示すように、この時計輪列Gは、駆動車6,秒
針車7,中間車8,分針車9,日の裏車11及び時針車
Tからなる。
【0011】上ケース1と中板3の間に、モータMが設
けてあり、このモータMの回転が輪列Gを介して指針軸
Sに伝達される。モータMは、ロータ軸4aにロータマ
グネット4bを固定したロータ4と、このロータ4と磁
気的に結合するステータ5とで構成され、ロータ軸4a
に一体的に形成されたロータカナ4cに輪列Gの一端を
構成する駆動車6が噛合している。
【0012】駆動車6のカナ6aに秒針車7が噛合し、
この秒針車7の秒針軸7bは中板3を貫通し、分針パイ
プ10及び時針パイプ13と同心的に嵌合し、中3針の
指針軸Sを構成している。
【0013】秒針軸7bに一体的に形成された秒針カナ
7aに中間車8が噛合し、この中間車に一体的に形成さ
れた中間カナ8aに分針歯車9が噛合し、分針歯車9と
分針パイプ10とはスリップ結合にしてある。分針パイ
プ10に分針カナ10aが一体的に設けてあり、分針カ
ナ10aに日の裏車11が噛合している。日の裏車11
に一体的に形成してある日の裏カナ11aは時針車Tを
構成する時針歯車12に噛合している。
【0014】図3に示すように、時針車Tは時針歯車1
2と時針パイプ13とに互いに分離して形成してある。
図3及び図4において、時針歯車12には、嵌合穴12
aが形成してあり、この嵌合穴12aの内周面には、カ
ム溝12bが軸方向に傾斜して設けてある。図3及び図
4において、時針パイプ13には、時針歯車12の嵌合
穴12aに嵌合する嵌合軸部13aが形成してあり、こ
の嵌合軸部13aの外周面の一部には、カム溝12bに
嵌合する突起13bが設けてある。すなわち、カム溝1
2bと突起13bとは連結手段を構成している。
【0015】時針歯車12の嵌合穴12aと、時針パイ
プ13の嵌合軸部13aは、その径を僅かに違えてある
ので、軸方向に相対的に移動可能に嵌合されている。本
実施例では、図1に示すように時針歯車12は分針カナ
10aに接して軸方向への移動が規制されているので、
時針パイプ13が時針歯車12に対して、軸方向に移動
可能になっている。また、図3に示すように、時針歯車
12と時針パイプ13とは、カム溝12bと突起13b
を介して連結されている。
【0016】時針歯車12の嵌合穴12aに形成したカ
ム溝12bは、時針歯車12と時針パイプ13との軸方
向の所定距離を移動することによって、サマータイムの
時間差に対応する角度だけ相対的に位相角度関係を変更
できるように、この位相角度に対応して、軸方向に傾斜
して設けてある。したがって、時針パイプ13の時針歯
車12に対する軸方向の往復移動に伴って、カム溝12
bに嵌合した突起13bが、このカム溝12bに沿って
移動することにより、時針パイプ13が時針歯車12に
対して回転変位することになる。
【0017】図3及び図4に示すように、カム溝12b
は、時針パイプ13の突起13bが、カム溝12bの上
端部から下端部まで移動したときに、時針パイプ13を
時計回り方向に位相角度で30度、時間にして1時間進
める方向に回転変位させるように、その傾斜の角度と長
さが設定してある。
【0018】なお、本実施例では、時針歯車12側にカ
ム溝12bを設け、時針パイプ13側に突起13bを設
けているが、これを逆にして、時針パイプ13側にカム
溝を設け、時針歯車12側に突起を設けるようにしても
よい。
【0019】図4に示すように、時針パイプ13の嵌合
軸部13aの下部には、時針パイプ13の径方向外方に
向けて、つば部13cが突設してある。図1において、
時針パイプ13は、そのつば部13cを弾性部材である
板バネ15によって時針歯車12側に付勢されており、
つば部13cが時針歯車12の嵌合穴12aの開口端面
に当接する位置まで嵌入しており、この状態で突起13
bは、図3に示すカム溝12bの上端部の位置にある。
この位置は、時針パイプ13が時針歯車12に対して回
転変位する前の標準時刻に相当する位置を示しており、
この位置で、時針歯車12と時針パイプ13は一体回転
する。
【0020】図1において、時針パイプ13の嵌合軸部
13aが、下ケース2側に仮想線で示した位置まで移動
した状態では、突起13bは、図3に示すカム溝12b
の下端部の位置にある。この位置は、時針パイプ13が
時針歯車12に対して回転変位した後のサマータイム時
刻に相当する位置を示しており、この位置で、時針歯車
12と時針パイプ13は一体回転する。
【0021】上記のつば部13cに、時針パイプ13を
時針歯車12に対して軸方向に間隔を隔てて標準時刻に
相当する位置を、サマ−タイム時刻に相当する位置に移
動させる作動部材14の係合部14aを当接させてい
る。この作動部材14は、後述の切り換えレバー機構K
とともに操作手段を構成しているものであるが、まず作
動部材14の構成を次に説明する。
【0022】図1及び図2に示すように、作動部材14
の一端には軸部14bが設けてあり、この軸部14b
で、下ケース2に設けた受部2a及び中板3に設けた押
えピン3aにより、揺動可能に軸支されている。作動部
材14の上ケース1側の一端には、上ケース1の透孔1
aを貫通する突部が設けてあり、この突部は操作部14
dを形成している。作動部材14には指針軸Sが貫通可
能な透孔14cが形成されており、この透孔14cと指
針軸Sとの間には、作動部材14の揺動を許容する遊び
が設けてある。この透孔14cの周囲の時針パイプ13
のつば部13cと対向する面に、上記の係合部14aが
設けてある。
【0023】次に、上記の作動部材14を揺動変位させ
る切り換えレバー機構Kについて説明する。切り換えレ
バー機構Kは、二段位置保持機構としてのハートカム溝
機構Hを備えている。
【0024】図1に示すように、切り換えレバー16
は、上ケース1の外面側に設けてあり、図5に示すよう
に、上ケース1の外面に設けたガイドピン1bに切り換
えレバー16のひだ部16aが摺接し、これにより切り
換えレバー16を上下に摺動可能に設けてある。切り換
えレバー16には、上下方向の長孔16bが形成してあ
り、上ケース1に設けた度決めピン1cはこの長孔内を
摺動可能であり、長孔16bの下端部には、度決めピン
1cに係合する係合ピン16cが設けてある。度決めピ
ン1cと係合ピン16cの係合によって、切り換えレバ
ー16の上方への移動が規制されている。
【0025】切り換えレバー16には、その側部に上記
作動部材14の操作部14dを受け入れる透孔16dが
形成されており、この透孔16dの一側辺には、切り換
えレバー16の上下摺動に伴って、作動部材14の操作
部14dを左右に変位させる傾斜カム16eが設けてあ
る。
【0026】切り換えレバー16には、ハートカム溝1
8と係合する係合部16hが板バネ部16fを介して設
けてあり、係合部16hの下部に設けてある係合突起1
6gと、上ケース1に設けたバネ掛け1dの間には、コ
イルバネ17が掛け止められ、切り換えレバー16全体
を図5において上方に付勢している。
【0027】ハートカム溝機構Hは、図6及び図7に示
すように、上ケースの外面に形成されたハートカム溝1
8及び係合突起19からなる。ハートカム溝18は図示
のように逆ハート形に形成されており、ハートカム溝1
8に、切り換えレバー16の係合部16hに形成された
係合ピン16iが係合している。ハートカム溝18に
は、その中心部に係合突起19が設けてあり、係合突起
19の下側には、係合ピン16iが下方に移動したとき
に、これを受け入れる凹部19aが形成されている。
【0028】さらに図5に示すように、上ケースの外面
には、図示しない電池を収納する電池ホルダ部20が設
けてあり、この電池ホルダ部20内には、プラス電池接
片20a及びマイナス電池接片20bが設けてある。
【0029】次に、標準時刻とサマータイムとの時刻表
示の切り換え動作について説明する。図7において、標
準時刻時(ウインタータイム)では、切換えレバー16
は上方に位置しており、その係合ピン16iは、図6及
び図7に示すように、ハートカム溝18の上部凹部18
aに位置し、操作部14dは傾斜カム16eに接する左
側に位置し、コイルバネ17は圧縮している。
【0030】この状態では、図1に実線に示すように、
操作部14dの突出端は上方に位置し、作動部材14は
軸部14bを中心として反時計方向に揺動しており、し
たがって、係合部14aはつば部13cと、下ケース2
から遠い位置で接している。このため時針パイプ13は
板バネ15により下ケース2から離れる方向に付勢さ
れ、図3に示すように突起13bはカム溝12bの上端
部に位置している。そこでモータMから輪列Gを介して
伝達された駆動力を受けて時針歯車12と一体的に時針
パイプ13が回転して標準時刻を刻むことになる。
【0031】サマータイム実施時には、図5において、
切り換えレバー16をコイルバネ17を伸長させて押し
下げる。係合ピン16iは図8に示すハートカム溝18
の右側を下降して180度分移動し、係合突起19の凹
部19aに係合し、この位置で保持される。これにより
操作部14dは傾斜カム16eに押されて右側に変位す
る。この状態では、図1の仮想線に示すように操作部1
4dの突出端は下方に位置し、作動部材14は軸部14
bを中心として時計方向に揺動し、したがって、係合部
14aはバネ15の付勢力に抗してつば部13cを押圧
し、これにより時針パイプ13を下ケース2に近い位置
に変位させる。
【0032】時計パイプ13が下ケース2に近い位置に
変位している時には、時針歯車12は輪列Gにつながっ
て負荷を受けて回転不能であるので、図1に示す係合部
14aに押圧されて時針パイプ13が実線位置から仮想
線位置へ移動されるときには、時針パイプ13はその突
起13bを介してカム溝12bの傾斜によって時計回り
方向に位相角度で30度、時間にして1時間進む方向に
回転変位され、サマータイム時刻表示に切り換えられ
る。
【0033】サマータイムが終わって、再び標準時刻時
に修正する場合には、図5において、切り換えレバー1
6を押し下げると、板バネ16fが撓むことにより、図
6に示す係合ピン16iは係合突起19の凹部19aか
ら離脱してハートカム溝18内の左側の溝に入り、ここ
で切り換えレバー16から手を離すと、コイルバネ17
の引張力により、係合ピン16iがハートカム溝18の
左側を通って元の上部凹部18aの位置、すなわち、標
準時刻表示の位置に係合し保持される。
【0034】この状態では、図5において、切り換えレ
バー16は上部の位置に復帰し、傾斜カム16eが作動
部材14の操作部14dを開放する。したがって、図1
において作動部材14は、板バネ15の付勢力により係
合部14aが下ケース2から離れる方向に揺動するとと
もに、時針パイプ13は上ケース1側に軸方向に変位さ
れ、突部13bはカム溝12bに案内されて、時針パイ
プ13を反時計方向に位相角度で30度、時間にして1
時間遅れる方向に回転変位させ、再び標準時刻表示に切
り換えられる。
【0035】なお、本発明は、上記した実施例に示した
構成に限定されるものではない。
【0036】例えば、上記実施例では、時針歯車12を
軸方向に定位置とし、時針パイプ13を板バネ15と作
動部材14によって、軸方向に移動可能に設けている
が、これを時針パイプ13を軸方向に定位置とし、時針
歯車12をバネ等の弾性部材によって付勢して、作動部
材14によって、軸方向に移動可能に設けてもよい。
【0037】また、上記実施例では、作動部材14を変
位させる機構として、切り換えレバー機構Kを設けてい
るが、この切り換えレバー機構Kは必須のものではな
く、作動部材14の操作部14dを手動により直接動か
して、上ケース1の透孔1aに、小突起等の簡単なクリ
ック部を設けて、作動部材14を係止するようにしても
よい。しかし、上記実施例のように、切り換えレバー機
構Kを備えていれば、標準時刻時とサマータイムの切り
換えを、より簡易、かつ確実に行なうことができるとい
う顕著な効果が得られる。
【0038】さらに、上記実施例では、切り換えレバー
機構Kの二段位置保持機構として、ハートカム溝機構H
を用いているが、切り換えレバーを二段位置に保持し得
るものであれば、必ずしも上記実施例に示すようなハー
トカム溝機構でなくともよい。
【0039】さらに、上記実施例では、作動部材14に
つば部13cと当接しこれを軸方向に対し一方向に揺動
させる係合部14aを有し、板バネ15によりつば部1
3cを軸方向に対し他方口に揺動させるように構成して
あるが、作動部材14につば部13cを両側から挟持
し、軸方向につば部13cを進退自在とする挟持部を形
成し、板バネ15を省略することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
時針車を時針歯車と時針パイプとに分離して構成し、こ
の時針歯車と時針パイプとをサマータイムの時間差に対
応する位相角度に変更可能な連結手段により連結し、こ
の連結手段による位相角度関係を外部より操作可能な操
作手段を設けてあるので、外部からの簡単な操作によっ
て、時針のみをずらしてサマータイムと標準時刻の相互
の時刻表示の切り換えを確実かつ容易に行なうことがで
きる。
【0041】また、上記連結手段をカム溝とこれに嵌合
する突起により構成し、かつ、上記操作手段を時針歯車
と時針パイプを相対的に軸方向に移動可能な作動部材に
より構成たので、上記時刻表示の切り換えを一層確実か
つ容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すサマータイム対応時計
機械体を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(a)は時針歯車と時針パイプの嵌合状態を示
す部分断面拡大側面図、(b)は(a)のB−B線断面
図である。
【図4】時針歯車と時針パイプの展開図である。
【図5】上ケースの外面側から見た時計機械体の背面図
である。
【図6】ハートカム溝機構を示す上ケースの部分拡大平
面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【符号の説明】
12 時針歯車 12b 連結手段(カム溝) 13 時針パイプ 13b 連結手段(突起) 14 操作手段(作動部材) 14a 操作手段(係合部) 14d 操作手段(操作部) G 時計輪列 T 時針車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計輪列によって回転駆動される時針車
    が、時針歯車と時針パイプとに分離させてあり、 上記時針歯車と上記時針パイプとは、サマータイムの時
    間差に対応する角度だけ相対的に位相角度関係を変更可
    能な連結手段を介して連結してあり、 上記連結手段による上記時針歯車と上記時針パイプとの
    位相角度関係を外部より切り換え可能な操作手段が設け
    てあることを特徴とするサマータイム対応時計機械体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記連結手段は、上
    記時針歯車と上記時針パイプとの一方に回転方向に上記
    位相角度に対応して軸方向に傾斜して設けてあるカム溝
    と、上記カム溝に嵌合するように上記時針歯車と上記時
    針パイプとの他方に設けてある突起とからなり、 上記操作手段は、上記時針歯車と上記時針パイプとの少
    なくとも一方を軸方向に移動可能に係合する係合部と、
    外部から操作可能に形成された操作部とを有する作動部
    材を含むことを特徴とするサマータイム対応時計機械
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55154489U (ja) * 1979-04-20 1980-11-07

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