JP3190836B2 - 装飾体動作機構 - Google Patents

装飾体動作機構

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JP3190836B2 JP24408696A JP24408696A JP3190836B2 JP 3190836 B2 JP3190836 B2 JP 3190836B2 JP 24408696 A JP24408696 A JP 24408696A JP 24408696 A JP24408696 A JP 24408696A JP 3190836 B2 JP3190836 B2 JP 3190836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳩時計におけるせ
り出し機構が付いた鳩動作機構や回転体、せり出し板等
の上で動作する人形動作機構等のように、所定の動作位
置まで移動した後動作を開始する装飾体の動作機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装飾体動作機構として鳩
動作機構を一例として説明すると、従来の鳩動作機構
は、モーターを用いて鳩が乗ったせり出し板を前方に移
動させて時計体から鳩を突出させ、次にソレノイドを作
動させることにより鳩を揺動させ、更にモーターを逆転
させてせり出し板を元の位置まで移動させるものであっ
た(例えば、特公平7−56514号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鳩動作機構
等においては、せり出し板と鳩の動作をそれぞれモータ
ーとソレノイドで別々に作動させていた。このように装
飾体を移動させると共に決められた動作位置で動作させ
るものにおいては、2種類の駆動機構を設けることが必
要であったため、装置が大型化してしまい、またコスト
及び管理費も駆動機構の増加に伴って増大するという課
題があった。
【0004】本発明は上記従来例の課題に鑑みなされた
もので、その目的は、装飾体の移動と動作位置における
動作を1つの駆動部で駆動することを可能にした装飾体
動作機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾体動作機構
は、駆動部と、該駆動部により駆動されて揺動する揺動
レバーと、前記駆動部により駆動されて初期位置と動作
位置間を移動すると共に張力で作動する装飾体と、一端
が前記揺動レバーに接続されると共に他端が前記装飾体
に接続され、前記装飾体が初期位置から動作位置に達す
るまでの間においてゆるんだ状態となって前記揺動レバ
ーの動作による張力を伝えず、前記装飾体が動作位置に
達すると張った状態となって前記揺動レバーの動作によ
る張力を前記装飾体に伝えるヒモと、からなるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の装飾体動作機構におい
て、装飾体は初期位置と動作位置間を移動すると共に動
作位置にて作動するように設定されている。装飾体の初
期位置と動作位置間の移動は、直接駆動部が装飾体を駆
動することにより行われる。また、装飾体の動作は、装
飾体がヒモで引っ張られることにより行われる。このヒ
モは、駆動部により駆動される揺動レバーに接続されて
おり、揺動レバーの動きがヒモを介して装飾体に伝わる
ことにより装飾体が動作する。この揺動レバーの動き
は、装飾体が動作する位置にあるときのみヒモを介して
伝わるようにヒモの長さが設定されている。このため、
駆動部が作動すると装飾体は初期位置と動作位置間で移
動され、動作位置に達するとヒモを介して揺動レバーの
動きが伝わり装飾体は動作することになる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る装飾体動作機
構を示す側面図、図2は図1に示す装飾体動作機構の平
面図、図3は図1に示す装飾体動作機構の動作状態を示
す側面図、図4は図3に示す装飾体動作機構の平面図で
ある。
【0008】2は駆動部であり、本実施例においてはモ
ーター4と、このモーター4の回転を伝える輪列6と、
輪列6により回転駆動される動作用カム8とから構成さ
れている。このモーター4は、鳩時計、からくり時計、
オルゴールあるいはその他の装飾品等の本体に取り付け
られた支持枠10に固定されている。また、輪列6は、
モーター4に取り付けられたピニオンギア12と、これ
に噛合する歯車14と、この歯車14に噛合するスリッ
プ機構16と、このスリップ機構16を介して歯車14
の回転が伝わる歯車18と、から構成されている。本実
施例におけるスリップ機構16は、支持枠10に取り付
けられた支軸20に回動自在に支持されると共に歯車1
4に噛合するスリップ歯車22を、皿バネ24で軸方向
に付勢し、リング部材26を介して歯車18の側面に圧
接させることによりスリップ歯車22の回転を歯車18
に伝える構造となっている。従って、歯車18に決めら
れた値以上の負荷がかかると歯車18は停止し、スリッ
プ歯車22だけが回転することになる。一方、動作用カ
ム8は、歯車14に噛合して回転する歯車部8aと、外
方に突出する突起8bとから構成されており、後述する
揺動レバーを駆動する。
【0009】28は揺動レバーであり、支持枠10に揺
動可能に軸着されている。この揺動レバー28の一方の
端部には、動作用カム8の突起8bに係合する突起28
aが設けられており、他方の端部には後述するヒモが取
り付けられている揺動部28bが形成されている。
【0010】30は装飾体であり、本実施例において
は、せり出し板32と、その上に設けられた鳩34(一
部のみ図示)と、から構成されている。せり出し板32
は、支持枠10により図中左右に摺動自在に支持されて
おり、その表面の長手方向には歯車18に噛合するラッ
ク32aが形成されている。一方、鳩34は、せり出し
板32上に揺動自在に取り付けられており、せり出し板
32と共に図中左右に移動するものである。また、この
鳩34は、その尾部34aに張力が加わると揺動するも
のであり、この尾部34aに後述するヒモが取り付けら
れている。
【0011】36はヒモであり、その一端が揺動レバー
28の揺動部28bに取り付けられ、他端が鳩34の尾
部34aに取り付けられている。このヒモ36は、揺動
部28bから支持枠10の内側面に取り付けられた滑車
38を介して引き回され、支持枠10の上面に固定され
ている円筒形の固定ブッシュ40内を通って一旦支持枠
10の上方に引き出されている。そして、せり出し板3
2の移動方向に沿って支持枠10の上面に形成されたス
リット42内に移動可能に取り付けられた円筒形の可動
ブッシュ44内を通って鳩34の尾部34aに取り付け
られている。更に、ヒモ36の長さは、せり出し板32
が移動して鳩34が動作位置に達したときに張った状態
になって張力が鳩34に伝わるように設定されている。
【0012】46、48はマイクロスイッチ等からなる
せり出し検知スイッチと動作カウントスイッチである。
せり出し検知スイッチ46は、せり出し板32の下方に
配置されており、せり出し板32の下面に設けられてい
る突出部32bに接触し、この突出部32bの前後でせ
り出しを検出する。また、動作カウントスイッチ48
は、揺動レバー28の付近に配置されており、揺動レバ
ー28bの揺動部28bが揺動する度にこれに当接して
オン・オフするものである。
【0013】次に、上記構成からなる装飾体動作機構の
動作を説明する。はじめに、図1及び図2に示す状態の
とき、即ち、せり出し板32が図中左方に位置し、鳩3
4が支持枠10内に収まっている状態が初期状態であ
り、このときのせり出し板32と鳩34の位置が初期位
置となっている。この初期位置において、モーター4が
反時計回りに回転すると、輪列6が回転し、このときの
歯車18の回転によりせり出し板32は図中右方に移動
する。このときに鳩34もせり出し板32と共に移動
し、これに伴ってヒモ36と可動ブッシュ44はスリッ
ト42内の固定ブッシュ40に近い所を移動する。この
ときのヒモ36は、張力を伝える程張った状態になって
おらず、また、ヒモ36に力が加わっても可動ブッシュ
44が移動するだけで鳩34の尾部34aに張力は伝わ
らない。従って、輪列6の回転により動作用カム8が回
転し、これに係合する揺動レバー28が揺動しても、こ
のときの揺動レバー28の動作は鳩34の尾部34aに
は伝わらず、移動中の鳩34は静止状態に保たれる。
【0014】その後、図3及び図4に示すように、せり
出し板32が図中右方に移動し、鳩34が支持枠10の
外側に出て動作位置に達すると、せり出し板32は機械
的に停止され、またせり出し検知スイッチ46は動作位
置に達したことを検出し、その出力信号に応答して一旦
モーター4が停止される。そして、再度モーター4が反
時計回りに回転すると、再び輪列6が回転する。このと
きにスリップ機構16がスリップすることにより、せり
出し板32が機械的に停止されていてもモーター4の回
転が妨げられることがなく、モーター4は通常の回転を
始める。この状態において、動作用カム8は輪列6の回
転により回転するので、揺動レバー28は揺動する。こ
のときにヒモ36は張った状態にあり、揺動レバー28
の揺動部28bが図中下方に移動したときの引っ張り力
をそのまま鳩34の尾部34aに張力として伝える。こ
れにより鳩34は、その尾部34aが持ち上げられて揺
動することになる。この動作は揺動レバー28が揺動す
る度に動作カウントスイッチ48から出力される信号に
基づいてカウントされ、そのカウント値が例えば時報の
数と一致したときにモーター4が停止され、鳩34の揺
動も停止する。
【0015】その後、モーター4が逆転されると、輪列
6も逆転し、せり出し板32は図中左方へ移動する。そ
して、せり出し板32が初期位置まで戻ると、前述した
動作と同様に、せり出し検知スイッチ46から信号が出
力され、これに応答してモーター4は停止される。尚、
上記のようにせり出し板32が動作位置から初期位置ま
で移動する間、前述した動作と同様に、ヒモ36及び可
動ブッシュ44は鳩34と共に移動し、このときにヒモ
36は張った状態になっておらず、更に揺動レバー28
の揺動部28bは逆転する動作用カム8によりヒモをゆ
るめる方向に揺動するため、ヒモ36により鳩34の尾
部34aが引っ張られて動作することはない。
【0016】尚、本実施例においては、せり出し板32
や鳩34の動作を細かく制御するためにせり出し検知ス
イッチ46及び動作カウントスイッチ48を設けている
が、これらを使用せずにモーター4の作動・停止あるい
は正転・逆転を制御する場合にも対応可能である。
【0017】また、本実施例においては、装飾体30を
せり出し板32と鳩34で構成しているが、これに限定
されるものではなく、例えば回転板とその上に配設され
た人形等であっても同様の構成で作動させることができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、装飾体の移動を直接駆
動部で行い、装飾体の動作についてはヒモを介して駆動
することにより、1つの駆動部で装飾体の移動と動作を
行うことができる。このため、駆動部を収容するスペー
ス小さくすることができるので、小型化することができ
る。また、駆動部の数を減らすことにより、コスト及び
管理費を削減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾体動作機構を示す
側面図である。
【図2】図1に示す装飾体動作機構の平面図である。
【図3】図1に示す装飾体動作機構の動作状態を示す側
面図である。
【図4】図3に示す装飾体動作機構の平面図である。
【符号の説明】
2 駆動部 4 モーター 6 輪列 8 動作用カム 10 支持枠 16 スリップ機構 28 揺動レバー 30 装飾体 32 せり出し板 34 鳩 36 ヒモ 40 固定ブッシュ 42 スリット 44 可動ブッシュ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63H 1/00 - 37/00 G04B 25/06 G04B 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部と、 該駆動部により駆動されて揺動する揺動レバーと、 前記駆動部により駆動されて初期位置と動作位置間を移
    動すると共に張力で作動する装飾体と、 一端が前記揺動レバーに接続されると共に他端が前記装
    飾体に接続され、前記装飾体が初期位置から動作位置に
    達するまでの間においてゆるんだ状態となって前記揺動
    レバーの動作による張力を伝えず、前記装飾体が動作位
    置に達すると張った状態となって前記揺動レバーの動作
    による張力を前記装飾体に伝えるヒモと、 からなることを特徴とする装飾体動作機構。
JP24408696A 1996-08-27 1996-08-27 装飾体動作機構 Expired - Fee Related JP3190836B2 (ja)

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