JPH0535466Y2 - - Google Patents

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JPH0535466Y2
JPH0535466Y2 JP10778985U JP10778985U JPH0535466Y2 JP H0535466 Y2 JPH0535466 Y2 JP H0535466Y2 JP 10778985 U JP10778985 U JP 10778985U JP 10778985 U JP10778985 U JP 10778985U JP H0535466 Y2 JPH0535466 Y2 JP H0535466Y2
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dubbing
tape drive
motor
reel
control signal
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は一対のテープ駆動メカニズムを備えた
ダビングテープレコーダーに関する。
(ロ) 従来の技術 一般にダビングテープレコーダーは、一方のテ
ープ駆動メカニズムを再生状態、他方のテープ駆
動メカニズムを録音状態に同時に設定する必要が
ある。
斯るダビングテープレコーダーは、通常の再
生、録音のためのテープ速度に比し、例えば2倍
の速度で再生、録音を行なつて高速ダビング動作
を行なうことが出来る。このような高速ダビング
機能を備えたテープレコーダーは、例えば特開昭
57−143738号公報で知られるようにモータの回転
数を増大させるように構成されているのが一般的
である。
一方、テープレコーダーにおけるテープ駆動メ
カニズムを、モータの回転力を利用して行なうよ
うようにしたものも知られている。斯るテープ駆
動メカニズムは、キヤプスタン駆動用の主モータ
の回転力を利用してヘツド並びにピンチローラを
停止位置より録音再生位置に転換動作し、そして
リールモータの回転により巻取リール台に回転力
を伝達するように構成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記したテープ駆動メカニズムを用いたダビン
グテープレコーダーにおいて、モータの回転数を
増大させて高速ダビング動作を行なう場合、ダビ
ング操作の開始と同時にモータを高速回転させて
一方のテープ駆動メカニズムを再生状態にすると
共に他方のテープ駆動メカニズムを録音状態に転
換すると、メカニズムを構成するスライドやレバ
ー等が通常動作の倍速にて動作することになる。
このため、メカニズムの動作やタイミングは不
安定になり、回転伝達系にギヤを用いている場合
にはギヤの消耗も激しくなり、メカニズムの信頼
性が低下するという欠点があつた。例えばキヤプ
スタン駆動用の主モータにて回転するフライホイ
ールの回転力を利用してヘツドスライドをカムギ
ヤにて停止位置より録音再生位置に前進移動させ
る機構においては、このカムギヤとヘツドスライ
ドとの係合部における消耗が激しくなるという問
題点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上述の問題点に鑑み、ダビング操作に
より制御信号を出力する制御回路を設け、該制御
回路は一対のテープ駆動メカニズムの主モータ及
びリールモータを一定時間だけ定速回転させた後
に高速回転さえる制御信号と、前記各モータが安
定した高速回転状態になるまでダビング信号をミ
ユートする制御信号を出力するように構成された
もので、先ず主モータの定速回転中にテープ駆動
メカニズムのヘツド並びにピンチローラを停止位
置より録音再生位置に転換動作させ、次いでリー
ルモータの定速回転によつて録音再生のためにテ
ープを巻取る巻取リール台を回転させ、その後各
モータが高速回転して高速ダビング状態を得るこ
とが出来るようにしたものである。
(ホ) 作用 従つて上述の本考案ダビングテープレコーダー
に依れば、一対のテープ駆動メカニズムが停止状
態より再生又は録音状態に転換される過度状態で
の動作は、モータの定速回転によつて動作される
ため、メカニズムの各部材は安定して動作し、又
各メカニズムが一旦通常の再生又は録音状態にな
つた後モータの回転数が高速状態に切換えられて
安定したテープ高速再生、録音状態になる間ミユ
ーテイング状態とするため、不所望なダビングを
回避することが出来る。
(ヘ) 実施例 以下図面に示す本考案の実施例について説明す
る。
第1図は本考案によるダビングテープレコーダ
ーの概略構成を示し、再生専用テープ駆動メカニ
ズム及び録音再生用テープ駆動メカニズム
制御回路1から出力される制御信号a,b,cに
よつてそれぞれ制御される。前記制御回路1は操
作部2からのダビング操作信号xによつて制御信
号a,b,c並びにdを出力する。ダビング時、
再生専用テープ駆動メカニズム側の再生ヘツド
よりの再生信号Pはアンプ回路3を通じて録音信
号Rとして録音再生用テープ駆動メカニズム
の録音ヘツドに供給される。
前記制御回路1からの制御信号aは、第2図に
タイムチヤートで示すように各テープ駆動メカニ
ズムの起動用プランジヤPL1,PL2を瞬時
間だけ作動させるために機能し、制御信号bは各
テープ駆動メカニズムの主モータMA1
MB2を一定時間だけ定速回転させた後高速回転
させるために機能し、制御信号Cは各テープ駆動
メカニズムのリールモータMA2,MB2
一定時間だけ定速回転させた後高速回転させるた
めに機能し、制御信号dは前記主モータMA1
MB1及びリールモータMA2,MB2が安定した高
速回転状態になるまでの時間だけ前記アンプ回路
3をミユートするために機能するように構成され
ている。4は出力回路である。
次に前記制御回路1によつて制御されるテープ
駆動メカニズムの一実施例を第3図及び第
4図とともに説明する。
第3図において、5,6は左右の巻取リール
台、7はシヤーシ8上の軸9に長孔10が案内さ
れて前後方向に移動自在に設けられたヘツドスラ
イド、11は該ヘツドスライド7を後退した停止
位置に附勢するスプリング、12,13は前記ヘ
ツドスライド7上に設けられた消去ヘツド及び録
音再生ヘツドであるが、再生専用テープ駆動メカ
ニズム側には消去ヘツド12は設けられていな
い。14はヘツドスライド7の下面に設けられた
カム追従ピン、15はシヤーシ8上の軸16に回
動自在に設けられピンチローラ17を支持したピ
ンチレバー、18は該ピンチレバー15に装着さ
れた前記ヘツドスライド7の突起19,19間に
一端が掛けられた線条バネ、20はキヤプスタン
である。
第4図は第3図を背面から見た図で、M1はキ
ヤプスタン駆動用の主モータ、21はキヤプスタ
ン20と同軸になつたフライホイール、22は主
モータM1のプーリ23とフライホイール21間
に掛け渡されたベルト、24はキヤプスタン20
と同軸になつた小径ギヤ、25はシヤーシ8上の
軸26に回転自在に設けられた前記小径ギヤ24
と適宜噛合状態となるギヤ部27及びその噛合が
外れる欠歯部28を有したカム面29が一体に形
成されたカムギヤ、30は該カムギヤ25の突ピ
ン31に対して係合する係合部32を有しシヤー
シ8上に軸33に回動自在に設けられたロツクレ
バー、PLは該ロツクレバー30を作動するプラ
ンジヤである。
従つて該プランジヤPLが瞬時動作してロツク
レバー30を回動しその係合部32を突ピン31
から離脱することにより、カムギヤ25が図示し
ていない附勢手段によつて時計方向に僅か回転し
てギヤ部27が小径ギヤ24と噛合するものであ
る。
34,35は前記左右巻取リール台5,6と同
軸に設けられたリール台ギヤ、M2は各リール台
ギヤ34,35間に配置されたリールモータ、3
6は該リールモータM2の回転軸37に設けられ
た駆動ギヤ38と常時噛合しており前記回転軸3
7を揺動支点とした揺動レバー39上に回転自在
に設けられた中間ギヤである。従つてリールモー
タM1が反時計方向に回動することによつて中間
ギヤ36は右側の巻取リール台ギヤ35と噛合す
るものである。
再生専用テープ駆動メカニズム及び録音再生
用テープ駆動メカニズムは上述のように構成さ
れており、次に第1図の概略構成及び第2図に示
すタイムチヤートとともに説明する。
停止状態の時テープ駆動メカニズムは第4図に
示す状態にあるので、この停止状態において操作
部2をダビング操作すると、ダビング操作信号x
が、制御回路1に入力される。すると制御回路1
からは制御信号a,b,cが出力され、制御信号
aにより各テープ駆動メカニズムのプランジヤ
OL1,PL2が瞬時間T1だけ駆動されてカムギヤ2
5が小径ギヤ24と噛合される。この時制御信号
bが主モータMA1,MB1を一定時間T3だけ安定
回転させるので、この主モータMA1、MB1によ
り回転する小径ギヤ24を通じてカムギヤ25が
時間T2だけ回転し、斯るカムギヤ25の回転に
伴ないカム面29がヘツドスライド7のカム追従
ピン14を作動しヘツドスライド7をスプリング
11の附勢に抗して前進移動させ、ヘツド12,
13をテープに接触する録音再生位置に持ち来た
し、これと線条バネ18を介してピンチレバー1
5を連動しピンチローラ17をキヤプスタン20
に圧着せしめる。
一方、前記カムギヤ25の回転によりピンチロ
ーラ17がキヤプスタン20に圧着した後、即ち
主モータMA1,MB1が定速回転を開始して時間
T4だへ遅延して、制御信号Cによつてリールモ
ータMA2,MB2が一定時間T5だけ定速回転す
る。
然るに、このリールモータMA2,MB2の定速
回転によつて揺動レバー39が右方向に揺動し中
間ギヤ36は右巻取リール台ギヤ35に対して噛
合する。
このように主モータ及びリールモータの定速回
転によつてテープ駆動メカニズムは再生、録音の
ための動作状態に設定され、一方のカムギヤ25
の回転が停止した後に制御信号bは主モータ
MA1,MB1を定速回転から高速回転に切換え、
又制御信号CはリールモータMA1,MB2を定速
回転から高速回転に切換える。そして制御信号d
は各モータが高速回転の立ち上がり時間T6を経
過するまでアンプ回路3をミユートしており、各
モータの回転が安定した時点でミユートを解除す
る。従つて斯るミユテイング動作の後再生専用テ
ープ駆動メカニズム側の再生信号Pを録音再生
用テープ駆動メカニズム側にダビング信号とし
て供給することとなり、テープ高速ダビング状態
を実行することとが出来る。
(ト) 考案の効果 上述したように、本考案ダビングテープレコー
ダーに依れば高速ダビングを行なう際、先ず主モ
ータ及びリールモータを一定時間定速回転させた
後に各モータを高速回転させるものであり、その
高速回転の立ち上がり時間を経過するまでダビン
グ信号をミユートするように構成したものである
から、主モータの一定時間の定速回転によつてヘ
ツド及びピンチローラを停止位置より録音再生位
置に転換動作するための部品を安定して円滑に作
動させることが出来ると共にリールモータの一定
時間の定速回転によつて中間ギヤと巻取リール台
ギヤとの噛合を円滑に行なわせることが出来、良
好な高速ダビング動作を実行させることが出来る
ものである。
このように本考案は高速ダビングを実行させる
時、メカニズムの各動作が早くなつたり、又動作
音が大きくなるという現象が起生せず、メカニズ
ムは円滑に動作し動作部品の消耗を回避するのに
役立ち有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概略構成図、第2図は動作説
明のためのタイムチヤート、第3図及び第4図は
本考案を適用するテープ駆動メカニズムの平面図
及び背面図である。 ……テープ駆動メカニズム、1……制御
回路、2……操作部、3……アンプ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤプスタン駆動用の主モータの回転力を利
    用してヘツド並びにピンチローラを停止位置よ
    り録音再生位置に転換動作し、そしてリールモ
    ータの回転により巻取リール台に回転力を伝達
    するように構成されたテープ駆動メカニズムを
    一対備えたダビングテープレコーダーにおい
    て、ダビング操作により制御信号を出力する制
    御回路を設け、該制御回路は前記一対のテープ
    駆動メカニズムの主モータ及びリールモータを
    一定時間だけ定速回転させた後に高速回転させ
    る制御信号と、前記各モータが安定した高速回
    転状態になるまでダビング信号をミユートする
    制御信号とを出力することを特徴としたダビン
    グテープレコーダー。 (2) 前記リールモータが定速回転を開始するタイ
    ミングを、前記主モータの定速回転によるピン
    チローラとキヤプスタンの圧着後に設定したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のダビングテープレコーダー。
JP10778985U 1985-07-15 1985-07-15 Expired - Lifetime JPH0535466Y2 (ja)

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JP10778985U JPH0535466Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JPS6218822U JPS6218822U (ja) 1987-02-04
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JPS6218822U (ja) 1987-02-04

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