JPH08144997A - 全周流型ポンプ - Google Patents

全周流型ポンプ

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JPH08144997A
JPH08144997A JP6315894A JP31589494A JPH08144997A JP H08144997 A JPH08144997 A JP H08144997A JP 6315894 A JP6315894 A JP 6315894A JP 31589494 A JP31589494 A JP 31589494A JP H08144997 A JPH08144997 A JP H08144997A
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JP
Japan
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pump
motor
outer cylinder
inner casing
motor frame
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JP6315894A
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English (en)
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Makoto Kobayashi
真 小林
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Yoshio Miyake
良男 三宅
Kouji Isemoto
耕司 伊勢本
Keita Uei
圭太 上井
Yoshiaki Miyazaki
義晶 宮崎
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Priority to AT95118469T priority patent/ATE196345T1/de
Priority to DE69518815T priority patent/DE69518815T2/de
Priority to KR1019950043467A priority patent/KR100381465B1/ko
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D13/0606Canned motor pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/669Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for liquid pumps

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプケーシングのライナー部の変形を抑え
ることができると共に外力、内部圧力に対して適正な板
厚を有し必要以上に板厚を厚くする必要がなく、又、ポ
ンプケーシングを補強するための補強部材を設ける必要
がない全周流型ポンプを提供する。 【構成】 モータ6の固定子外周部に設けられたモータ
フレーム外胴14と、モータフレーム外胴14の外周面
との間に環状空間40を形成する外筒2と、環状空間4
0に取扱液を導くポンプ部を備えたポンプ組立体におい
て、モータ6の軸端部に羽根車8A,9A;8B,9B
と羽根車を内包する内ケーシング65,65を設け、内
ケーシング65,65と外筒2の内面との間に吐出側の
取扱液が吸込側に漏れることを防止するための弾性材か
らなるシール部材75,75を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全周流型ポンプに係り、
特にモータ固定子の外周に設けられたモータフレーム
と、このモータフレームの外周に設けられモータフレー
ムとの間に環状空間を形成する外筒とを備えた全周流型
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一枚のステンレススチール等の
鋼板をプレスにより深絞りしてポンプケーシングを製作
することが行われている。斯かるポンプケーシングには
ポンプ自身が発生する内部圧力と共に配管外力等の外力
が作用し、何らかの変形を生ずる。この変形は、ケーシ
ングと羽根車の接触を引き起こさない程度に小さく抑え
なければならない。したがって、プレス製ポンプケーシ
ングは、外力、内圧等の荷重を支える強度機能 回
転体摺動部(ライナーリングと羽根車間)のクリアラン
ス確保のための剛性機能の二つの機能を必要とする。
【0003】しかしながら、プレス製ポンプケーシング
は、本来、荷重に対して柔構造であるとの観点から見る
と、ポンプケーシング単体で強度機能と剛性機能とを同
時に満足させるのは困難である。そのため、従来のプレ
ス製ポンプケーシングは、剛性を確保するため、内部圧
力に対して必要な強度以上に板厚を厚くするか、又は、
ポンプケーシングに複雑な形状をした補強部材を設けて
補強している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス製ポンプ
ケーシングは、上述したように、ポンプケーシングのラ
イナー部の変形を防止するためにポンプケーシングの剛
性を確保するようにしていた。そのため、内圧に対して
必要な強度以上に板厚を厚くし、または複雑な形状をし
た補強部材を設けて、ポンプケーシングを補強しなけれ
ばならなかった。そのため、板厚の増加によってプレス
成形がしにくくなり、又、複雑な形状をした補強部材を
設けていたため、製作コストが上昇するという問題点が
あった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ポンプケーシングのライナー
部の変形を抑えることができると共に外力、内部圧力に
対して適正な板厚を有し必要以上に板厚を厚くする必要
がなく、又、ポンプケーシングを補強するための補強部
材を設ける必要がない全周流型ポンプを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の全周流型ポンプの第1の態様は、モータ
の固定子外周部に設けられたモータフレーム外胴と、該
モータフレーム外胴外周面との間に環状空間を形成する
外筒と、前記環状空間に取扱液を導くポンプ部を備えた
ポンプ組立体において、前記モータの軸端部に羽根車と
該羽根車を内包する内ケーシングを設け、該内ケーシン
グと前記外筒内面との間に吐出側の取扱液が吸込側に漏
れることを防止するための弾性材からなるシール部材を
設けたことを特徴とするものである。
【0007】本発明の板金製ポンプケーシングの第2の
態様は、モータの固定子外周部に設けられたモータフレ
ーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間に環状
空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を導くポ
ンプ部を備えたポンプ組立体において、前記モータの軸
端部に羽根車と該羽根車を内包する内ケーシングを設
け、該内ケーシングをポンプ外面を構成する全ての部材
から離隔させたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】前述した構成からなる本発明の全周流型ポンプ
の第1の態様によれば、外筒と内ケーシングとは離隔さ
れていて、弾性材からなるシール部材を介して互いに接
触しているため、外力等によって外筒が変形しても、そ
の変形は弾性材により吸収され、内ケーシングに伝わる
ことがない。したがって、外筒に剛性を持たせる必要が
ないため、外筒の板厚を必要以上に厚くする必要がな
く、しかも、外筒を補強部材により補強する必要がな
い。一方、内ケーシングがライナー部を構成しているた
め、ライナー部のクリアランス確保が容易となり、ま
た、内ケーシングは外力等の荷重から解放されるため、
板厚を小さくでき、プレス成形が容易になるとともにプ
レス成形の精度確保が容易となる。
【0009】また本発明の全周流型ポンプの第1の態様
によれば、内ケーシングが外筒とは離隔した状態でモー
タに支持されているため、モータの振動・騒音が内ケー
シングを介して外部に伝わることがない。従って、モー
タの振動・騒音の防止に対して好適な構造と云い得る。
【0010】また、本発明の全周流型ポンプの第2の態
様によれば、内ケーシングをポンプ外面を構成する全て
の部材から離隔させたため、外筒に衝撃力等の外力が加
わっても板金製のケーシング外筒に吸収され、内ケーシ
ングに伝わることがない。そして、外筒が外力等によっ
て変形したとしても、この変形がライナー部に伝わる恐
れがない。また、モータの振動・騒音が内ケーシングを
介して外部に伝わることがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る全周流型ポンプの一実施
例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の
全周流型ポンプの縦断面図、図2は図1のII−II線断面
図である。図1及び図2に示される全周流型両吸込ポン
プは、ポンプケーシング1内の中央にキャンドモータ6
を備えており、このキャンドモータ6の主軸7の両軸端
に、軸方向外方に開口した吸込部を有する羽根車8A,
9A;8B,9Bがそれぞれ固定されている。ポンプケ
ーシング1は、ステンレス鋼板製の外筒2と、この外筒
2の両端にフランジ51,52によってそれぞれ接続さ
れたステンレス鋼板製のカバー63,63とからなって
いる。
【0012】一方、キャンドモータ6は、固定子13
と、この固定子13の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴14と、モータフレーム外胴14の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板15,16と、固定子
13の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板15,
16に溶接固定されるキャン17とを備えている。また
固定子13内に回転可能に収容されている回転子18は
主軸7に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外胴
14と外筒2との間には環状流路40が形成されてい
る。
【0013】モータフレーム外胴14にはターミナルケ
ース20が固定されている。キャンドモータ6と外筒2
とは、ターミナルケース20と、ステー43とによって
一体に固定されている。外筒2は両端近傍に吸込窓2
a,2bを具備し、これら吸込窓2a,2bは吸込カバ
ー55によって接続されている。吸込カバー55の中央
部には、ポンプ吸込口55aが形成されるとともに吸込
フランジ56が固定されている。
【0014】また外筒2の外部には、インバータ76を
収容するケース77が溶接固定されている。そして、イ
ンバータ76よりターミナルケース20を介してステー
タ13に給電用の配線がなされている。外筒2の内部に
は、羽根車8A,9A;8B,9Bを収容する内ケーシ
ング65,65が配設されている。内ケーシング65,
65は円筒部材65a,65aとカバー65b,65b
とにより略円筒容器状をなし、円筒部材65a,65a
の1側部に弾性材からなるシール部材75,75が固定
され、カバー65b,65bに吸込開口65c,65c
が形成されている。シール部材75,75によって吐出
側の取扱液が吸込側に漏れることを防止している。
【0015】前記内ケーシング65,65は、ボルト6
6によって、それぞれモータフレーム側板15,16に
接続されている。そして、各内ケーシング65内には、
それぞれライナリング45,45を保持した保持部材4
6,46と、第1段目の羽根車8A又は8Bから吐出さ
れた流体を第2段目の羽根車9A又は9Bに導く戻り羽
根47,47と、第2段目の羽根車9A又は9Bから吐
出された流体を半径方向から軸方向に導く案内装置4
8,48とが配設されている。
【0016】前記外筒2とモータフレーム外胴14との
間には環状流路40が形成されている。また、外筒2の
中央部には、図2に示されるように吐出口2cが形成さ
れるとともに吐出ノズル68が接続されている。なお吐
出ノズル68には吐出フランジ69が固定されている。
【0017】次に反スラスト荷重側の軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット21には、ラジアル軸受2
2と、固定側スラスト軸受23が設けられている。ラジ
アル軸受22の端面は、固定側スラスト摺動部材として
の機能も付与されている。ラジアル軸受22と固定側ス
ラスト軸受23を挟んで両側には、回転側スラスト摺動
部材である回転側スラスト軸受24と回転側スラスト軸
受25が設けられている。回転側スラスト軸受24はス
ラストディスク26に固定されており、回転側スラスト
軸受25はスラストディスク27に固定されている。
【0018】前記軸受ブラケット21はモータフレーム
側板16に設けられたインローに弾性材からなるOリン
グ29を介して挿入されている。また軸受ブラケット2
1は弾性材からなるガスケット30を介してモータフレ
ーム側板16に当接している。なお、図中31はラジア
ル軸受22と摺動部を形成するスリーブである。
【0019】次に、スラスト荷重側の軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット32には、ラジアル軸受3
3が設けられている。図中34はラジアル軸受32と摺
動部を形成するスリーブであり、スリーブ34は座金3
5に当接し、この座金35は羽根車9A、スリーブ42
及び羽根車8Aを介して主軸7の端部に設けられたネジ
およびナット36によって固定されている。軸受ブラケ
ット32は、モータフレーム側板15に設けられたイン
ローに弾性材からなるOリング37を介して挿入されて
いる。そして、軸受ブラケット32はモータフレーム側
板15に当接している。
【0020】次に、前述のように構成された全周流型両
吸込ポンプの作用を説明する。ポンプ吸込口55aより
吸い込まれた流体は、吸込カバー55によって左右に分
岐して吸込窓2a,2bよりポンプ部に流入する。ポン
プ部に流入した流体は、内ケーシング65,65に形成
された吸込開口65c,65cを通って羽根車8A,8
A;9B,9Bにより昇圧される。羽根車9A,9Bか
ら吐出された流体は、それぞれ案内装置48,48を経
て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された後、外筒
2とキャンドモータ6のモータフレーム14との間に形
成された環状流路40に流入し、この流路40を流れる
間に合流し外筒2の開口2cより吐出ノズル68を経て
吐出口より吐出される。
【0021】本実施例においては、吸込と吐出の差圧が
生じる部分を弾性材からなるシール部材75でシールす
ると同時に、このシール部材75によって外筒2の変形
を吸収することができるため、外筒2の変形が内ケーシ
ング65に伝わることがない。したがって、内ケーシン
グ65は変形することがなく、ライナリング45と羽根
車8A,8B;9A,9Bとの間の回転体摺動部のクリ
アランスが確保できる。
【0022】また、本実施例においては、内ケーシング
65が外筒2及びカバー63とは離隔した状態でキャン
ドモータ6に支持されているため、モータの振動・騒音
が内ケーシング65を介して外部に伝わることがない。
従って、モータの振動・騒音の防止に対して好適な構造
といい得る。
【0023】次に、本発明の他の実施例を図3及び図4
を参照して説明する。図3は本発明の全周流型ポンプの
縦断面図、図4は図3のIV−IV線断面図である。本実施
例の全周流型両吸込ポンプは、ポンプケーシング1内の
中央にキャンドモータ6を備えており、このキャンドモ
ータ6の主軸7の両軸端に、軸方向内方に開口した吸込
部を有する羽根車8C,9C;8D,9Dがそれぞれ固
定されている。ポンプケーシング1は、ステンレス鋼板
製の外筒2と、この外筒2の両端にフランジ51,52
によってそれぞれ接続されたステンレス鋼板製のカバー
63,63とからなっている。
【0024】キャンドモータ6は、図1に示す実施例の
キャンドモータと同様の構成であるが、モータフレーム
側板15,16に半径方向の流路を有した案内部材80
が付加されている。また、羽根車8C,9C;8D,9
Dを収容する内ケーシング85、85は略円筒容器状の
一体部材からなり、その一側端は案内部材80,80に
嵌合され固定されている。また、内ケーシング85,8
5の外周部には、弾性材からなるシール部材75,75
が固定されている。シール部材75,75によって吐出
側の取扱液が吸込側に漏れることを防止している。円筒
容器状の内ケーシング85,85の底部とカバー63,
63との間には、ステー87,87が介装されている。
そして、ステー87とカバー63間にはシート状のゴム
等からなる弾性材88が配置されている。
【0025】また、各内ケーシング85内には、それぞ
れライナリング45,45を保持した保持部材46,4
6と、第1段目の羽根車8C又は8Dから吐出された流
体を第2段目の羽根車9C又は9Dに導く戻り羽根4
7,47と、第2段目の羽根車9C又は9Dから吐出さ
れた流体を半径方向内方に導く戻り羽根48,48とが
配設されている。
【0026】前記外筒2の中央部には、ポンプ吸込口2
eが形成されるとともに吸込ノズル89が接続されてい
る。なお吸込ノズル89には吸込フランジ90が固定さ
れている。外筒2は両端近傍に吐出窓2f,2gを具備
し、これら吐出窓2f,2gは吐出カバー91によって
接続されている。吐出カバー91の中央部には、ポンプ
吐出口91aが形成されるとともに吐出ノズル92が固
定されている。なお吐出ノズル92には吐出フランジ9
3が固定されている。その他の構成は図1及び図2に示
す実施例と同様である。
【0027】次に、前述のように構成された全周流型両
吸込ポンプの作用を説明する。ポンプ吸込口2eより吸
い込まれた流体は、環状流路40で左右に分岐して案内
部材80,80を介して左右の第1段羽根車8C,8D
に吸い込まれる。第1段羽根車8C,8Dより吐出され
た流体は戻り羽根47,47を介して第2段羽根車9
C,9Dに流入し、ここで昇圧されて戻り羽根48,4
8を介して内ケーシング85の吐出開口85a,85a
より吐出される。そして、吐出開口85a,85aより
吐出された流体は、外筒2の吐出窓2f,2gを通って
吐出カバー91内に流入し、その後、ポンプ吐出口91
aより吐出される。
【0028】本実施例においては、吸込と吐出の差圧が
生ずる部分を弾性材からなるシール部材75でシールす
ると同時に、このシール部材75によって外筒2の変形
を吸収することができるため、外筒2の変形が内ケーシ
ング85に伝わることがない。したがって、内ケーシン
グ85は変形することがなく、ライナリング45と羽根
車8C,8D;9C,9Dとの間の回転体摺動部のクリ
アランスが確保できる。
【0029】また、本実施例においては、内ケーシング
85が外筒2及びカバー63にシール部材75又は弾性
材88を介して接触しているため、モータの振動・騒音
が内ケーシング85を介して外部に伝わることがない。
したがって、モータの振動・騒音の防止に対して好適な
構造といい得る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外筒と内ケーシング間に弾性材からなるシール部材を介
装したため、外力等により外筒が変形しても、その変形
は弾性材により吸収され、内ケーシングに伝わることが
ない。また、内ケーシングにかかる内圧荷重が小さい
(吸込側部のみ)ので、内ケーシング自身の変形も少な
い。したがって、外筒は外力および内部圧力等の荷重に
対する適正な板厚だけで済み、剛性を確保するために必
要以上に板厚を厚くする必要がなく、また外筒を補強部
材等を用いて補強する必要がない。それゆえ、プレス成
形が容易となり、生産性の高いポンプケーシングにする
ことができる。しかも、ケーシングに、補強部材を設け
る必要がないため、部品点数の削減によるコスト低減を
図ることもできる。また、外筒は案内装置に左右されな
い単純な形状にできると共に同芯度確保等の加工精度も
不要となる。
【0031】また、内ケーシングがライナー部を構成し
ているため、ライナー部のクリアランス確保が容易とな
り、又、内ケーシングは外力等の荷重から解放されるた
め、板厚を小さくでき、プレス成形が容易になるととも
にプレス成形の精度確保が容易となる。しかも、内ケー
シングにプラスチック等の材質を適用することも可能と
なる。
【0032】さらに、内ケーシングはモータの振動等に
よって振動及び騒音が発生するが、これをシール部材又
は弾性材で吸収することができるため、振動・騒音が外
筒又はカバーに伝わることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全周流型ポンプの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明に係る全周流型ポンプの他の実施例を示
す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 外筒 6 キャンドモータ 7 主軸 8A,8B,8C,8D,9A,9B,9C,9D 羽
根車 13 固定子 14 モータフレーム外胴 15,16 モータフレーム側板 17 キャン 18 回転子 20 ターミナルケース 21,32 軸受ブラケット 22,33 ラジアル軸受 23 固定側スラスト軸受 24 回転側スラスト軸受 40 環状流路 43 ステー 45 ライナリング 47,48 戻り羽根 55 吸込カバー 63 カバー 65,85 内ケーシング 75 シール部材 80 案内部材 91 吐出カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 宮崎 義晶 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの固定子外周部に設けられたモー
    タフレーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間
    に環状空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を
    導くポンプ部を備えたポンプ組立体において、前記モー
    タの軸端部に羽根車と該羽根車を内包する内ケーシング
    を設け、該内ケーシングと前記外筒内面との間に吐出側
    の取扱液が吸込側に漏れることを防止するための弾性材
    からなるシール部材を設けたことを特徴とする全周流型
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記外筒と内ケーシングが離隔している
    ことを特徴とする請求項1に記載の全周流型ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記内ケーシングをポンプ外面を構成す
    る全ての部材から離隔させたことを特徴とする請求項1
    に記載の全周流型ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記外筒が板金製であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の全周流型ポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記外筒の軸方向端部に接続するケーシ
    ング部材が板金製であることを特徴とする請求項3又は
    4記載の全周流型ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記内ケーシングを前記モータフレーム
    外胴の端部に設けられたモータフレーム側板に独立して
    固定したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の全周流型ポンプ。
  7. 【請求項7】 モータの固定子外周部に設けられたモー
    タフレーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間
    に環状空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を
    導くポンプ部を備えたポンプ組立体において、前記モー
    タの軸端部に羽根車と該羽根車を内包する内ケーシング
    を設け、該内ケーシングをポンプ外面を構成する全ての
    部材から離隔させたことを特徴とする全周流型ポンプ。
  8. 【請求項8】 前記外筒が板金製であることを特徴とす
    る請求項7記載の全周流型ポンプ。
  9. 【請求項9】 前記外筒の軸方向端部に接続するケーシ
    ング部材が板金製であることを特徴とする請求項7又は
    8記載の全周流型ポンプ。
  10. 【請求項10】 前記内ケーシングを前記モータフレー
    ム外胴の端部に設けられたモータフレーム側板に独立し
    て固定したことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか
    1項に記載の全周流型ポンプ。
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