JP3474354B2 - ポンプケーシング - Google Patents

ポンプケーシング

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JP3474354B2
JP3474354B2 JP08214196A JP8214196A JP3474354B2 JP 3474354 B2 JP3474354 B2 JP 3474354B2 JP 08214196 A JP08214196 A JP 08214196A JP 8214196 A JP8214196 A JP 8214196A JP 3474354 B2 JP3474354 B2 JP 3474354B2
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雅和 山本
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耕司 伊勢本
薫 八木
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義晶 宮崎
克自 飯島
潤也 川畑
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプケーシング
に係り、特に羽根車を収容する内ケーシングと、内ケー
シングの外周部に設けられる外ケーシングを備えたポン
プケーシングに関するものである。 【0002】 【従来の技術】モータの外周を取扱液が流れるように構
成した全周流型ポンプは従来から知られている。全周流
型ポンプにおいては、外ケーシングと内ケーシングとの
間にシール部材を設けている例が多い。例えば、特願平
6−54861(特開平7−158594)号において
は、外ケーシングを構成する外筒と、内ケーシングの一
種である仕切壁の外周部との間にシール部材を設けてい
る。シール部材は内ケーシングに相当する仕切壁と外ケ
ーシングに相当する外筒の隙間からの漏れを防止するた
めに径方向に締め代を持っている。ところが、この締め
代のために、外ケーシングに内ケーシングを挿入しずら
く、組立ての作業性が悪かった。そのため、特開平7−
158594号においては、外筒の端部側を拡径して拡
管部を設けることにより、シール部材の挿入作業を容易
にしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−158594号に提案されている外筒に拡管部を設
ける方法においては、外筒の成形後に拡管工程が必要に
なり、生産性を阻害するという問題点があった。本発明
は上述した事情に鑑みて為されたもので、組立て作業が
容易で、信頼性の高いポンプケーシングを提供すること
を技術的課題としている。 【0004】 【発明を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明は羽根車を収容する内ケーシングと、該内ケ
ーシングの外周部に設けられる外ケーシングと、内ケー
シングと外ケーシングの間に取扱液のもれを防止するた
めに設けられるシール部材と、内ケーシングをモータ等
の部材に固定するための締結部材を備えたポンプケーシ
ングにおいて、内ケーシングにシール部材を軸方向に支
えるツバを設け、内ケーシングの外側に係合して、上記
シール部材に対応するサポートリングを設け、あらかじ
め、内ケーシングと外ケーシングの間にシール部材を介
在させ、その後に上記締結部材を機能させることによ
り、上記サポートリングを軸方向に移動させ、シール部
材を軸方向に圧縮して径方向に伸張させ、内ケーシング
と外ケーシングの隙間から取扱液が漏れることを防止す
るようにしたことを特徴とする。 【0005】本発明によれば、シール部材にはあらかじ
め、径方向の締め代を設ける必要がなく、軸方向に径方
向への変形を見込んだ締め代を設けておけば良い。この
結果、外ケーシングに内ケーシングを挿入した後で、両
者の間でシール部材にシール機能を持たせることが可能
となる。また、シール部材を内ケーシングに嵌め込んだ
状態でも、径方向に締め代がないため、外ケーシング内
へ内ケーシングを容易に挿入できる。 【0006】また、軸方向の締め代分を径方向に変形さ
せて密封するため、軸方向の締め代を適正な値とするこ
とで、極めて信頼性の高い密封性を確保できる。 【0007】 【実施例】以下、本発明に係るポンプケーシングを具備
した全周流型両吸込ポンプを図1乃至図3を参照して説
明する。図1は全周流型両吸込ポンプの縦断面図、図2
は図1のII−II線断面図である。図1及び図2に示され
る全周流型両吸込ポンプは立型ポンプとして構成されて
いる。両吸込ポンプは外ケーシング1内の中央にキャン
ドモータ6を備えており、このキャンドモータ6の主軸
7の両軸端に、軸方向外方に開口した吸込部を有する羽
根車8A,9A;8B,9Bがそれぞれ固定されてい
る。 【0008】外ケーシング1は、ステンレス鋼板製の外
筒2と、この外筒2の両端にフランジ51,52及びフ
ランジ53,54によってそれぞれ接続されたステンレ
ス鋼板製のカバー63A,63Bとからなっている。そ
して、フランジ54には、ポンプを立置するための脚5
4aが一体に形成されている。また上部カバー63Aに
は空気抜き用のプラグ100が装着されている。 【0009】一方、キャンドモータ6は、固定子13
と、この固定子13の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴14と、モータフレーム外胴14の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板15,16と、固定子
13の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板15,
16に溶接固定されるキャン17とを備えている。また
固定子13内に回転可能に収容されている回転子18は
主軸7に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外胴
14と外筒2との間には環状流路40が形成されてい
る。 【0010】モータフレーム外胴14にはターミナルケ
ース20(図2参照)が固定されている。キャンドモー
タ6と外筒2とは、ターミナルケース20と、ステー4
3とによって一体に固定されている。外筒2は両端近傍
に吸込窓2a,2bを具備し、これら吸込窓2a,2b
は吸込カバー55によって接続されている。吸込カバー
55には、ポンプ吸込口55aが形成されるとともに吸
込ノズル56が固定されている。 【0011】また外筒2の外部には、インバータ76を
収容するケース77が溶接固定されている。そして、イ
ンバータ76よりターミナルケース20を介してステー
タ13に給電用の配線がなされている。外筒2の内部に
は、羽根車8A,9A;8B,9Bを収容する内ケーシ
ング組立体65,65が配設されている。内ケーシング
組立体65,65は、小径部と大径部からなる円筒部材
65a,65aと平板状のカバー65b,65bとによ
り略円筒容器状をなし、円筒部材65a,65aの1側
部に形成されたツバ65c,65cとサポートリング7
1,71とにより弾性材からなるシール部材75,75
が挟持されている。カバー65b,65bに吸込開口6
5e,65eが形成されている。シール部材75,75
によって内ケーシング組立体65と外筒2との隙間を
ールし、吐出側の取扱液が吸込側に漏れることを防止し
ている。 【0012】前記内ケーシング組立体65,65は、そ
れぞれモータフレーム側板15,16に植設された植込
ボルト72と、植込ボルト72に螺合されたナット73
とによりモータフレーム側板15,16に固定されてい
る。サポートリング71,71とカバー65b,65b
との間には、それぞれディスタンスピース74,74が
介装されている。そして、各内ケーシング組立体65に
は、それぞれライナリング45,45を保持した保持部
材46,46と、第1段目の羽根車8A又は8Bから吐
出された流体を第2段目の羽根車9A又は9Bに導く戻
り羽根47,47と、第2段目の羽根車9A又は9Bか
ら吐出された流体を半径方向から軸方向に導く案内装置
48,48とが配設されている。 【0013】図3は内ケーシング組立体65の分解図で
あり、図3(a)は断面図、図3(b)は平面図であ
る。図3に示すように、円筒部材65aのツバ65cの
部分にシール部材75を挿入し、次にサポートリング7
1を円筒部材65aに被せ、さらにディスタンスピース
74とカバー65bを装着した状態で、内ケーシング組
立体65を外筒2内に押し込む。このときには、シール
部材75を円筒部材65aに嵌めこんだ状態でも、径方
向に締め代がないため、外筒2内に容易に挿入できる。
その後、ナット73を植込ボルト72にねじ込むことに
より、シール部材75を軸方向に圧縮して径方向に伸張
させ、内ケーシング組立体65と外ケーシングを構成す
る外筒2との隙間から取扱液が漏れることを防止するこ
とができる。 【0014】前記外筒2とモータフレーム外胴14との
間には環状流路40が形成されている。また、外筒2に
は、図1及び図2に示されるように吐出窓2cが形成さ
れるとともに吐出ノズル68が接続されている。 【0015】次に主軸の一方側にある軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット21には、ラジアル軸受2
2と、固定側スラスト軸受23が設けられている。ラジ
アル軸受22の端面は、固定側スラスト摺動部材として
の機能も付与されている。ラジアル軸受22と固定側ス
ラスト軸受23を挟んで両側には、回転側スラスト摺動
部材である回転側スラスト軸受24と回転側スラスト軸
受25が設けられている。回転側スラスト軸受24はス
ラストディスク26に固定されており、回転側スラスト
軸受25はスラストディスク27に固定されている。 【0016】前記軸受ブラケット21はモータフレーム
側板16に設けられたインローに弾性材からなるOリン
グ29を介して挿入されている。なお、図中31はラジ
アル軸受22と摺動部を形成するスリーブである。 【0017】次に、主軸の他方側にある軸受周辺部につ
いて説明する。軸受ブラケット32には、ラジアル軸受
33が設けられている。図中34はラジアル軸受32と
摺動部を形成するスリーブであり、スリーブ34は座金
35に当接し、この座金35は羽根車9A、スリーブ4
2及び羽根車8Aを介して主軸7の端部に設けられたネ
ジおよびナット36によって固定されている。軸受ブラ
ケット32は、モータフレーム側板15に設けられたイ
ンローに弾性材からなるOリング37を介して挿入され
ている。そして、軸受ブラケット32はモータフレーム
側板15に当接している。 【0018】次に、前述のように構成された全周流型両
吸込ポンプの作用を説明する。ポンプ吸込口55aより
吸い込まれた流体は、吸込カバー55によって左右に分
岐して吸込窓2a,2bよりポンプ部に流入する。ポン
プ部に流入した流体は、内ケーシング組立体65,65
に形成された吸込開口65e,65eを通って羽根車8
A,8A;9B,9Bにより昇圧される。羽根車9A,
9Bから吐出された流体は、それぞれ案内装置48,4
8を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された
後、外筒2とキャンドモータ6のモータフレーム14と
の間に形成された環状流路40に流入し、この流路40
を流れる間に合流し外筒2の吐出窓2cより吐出ノズル
68を経て吐出口より吐出される。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、内ケーシングと外ケー
シングとの間に介装されるシール部材にはあらかじめ、
径方向の締め代を設ける必要がなく、軸方向に径方向へ
の変形を見込んだ締め代を設けておけば良い。この結
果、外ケーシングに内ケーシングを挿入した後で、両者
の間でシール部材にシール機能を持たせることが可能と
なり、外ケーシングの拡管工程が不要となる。また、シ
ール部材を内ケーシングに嵌め込んだ状態でも、径方向
に締め代がないため、外ケーシング内へ内ケーシングを
容易に挿入できる。 【0020】また本発明のシール部材においては、軸方
向の締め代分を径方向に変形させて密封するため、軸方
向の締め代を適正な値とすることで、極めて信頼性の高
い密封性を確保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るポンプケーシングを具備した全周
流型両吸込ポンプの縦断面図である。 【図2】図1のII−II線断面図である。 【図3】本発明に係るポンプケーシングにおける内ケー
シング組立体を示す分解図であり、図3(a)は断面
図、図3(b)は平面図である。 【符号の説明】 1 外ケーシング 2 外筒 6 キャンドモータ 7 主軸 8A,8B,9A,9B 羽根車 13 固定子 14 モータフレーム外胴 15,16 モータフレーム側板 17 キャン 18 回転子 20 ターミナルケース 21,32 軸受ブラケット 22,33 ラジアル軸受 23 固定側スラスト軸受 24 回転側スラスト軸受 40 環状流路 43 ステー 45 ライナリング 47,48 戻り羽根 55 吸込カバー 63 カバー 65 内ケーシング組立体 65a 円筒部材 65b カバー 71 サポートリング 72 植込ボルト 73 ナット 74 ディスタンスピース 75 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 八木 薫 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 宮崎 義晶 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 飯島 克自 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (72)発明者 川畑 潤也 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会 社 荏原製作所内 (56)参考文献 実開 昭57−103400(JP,U) 実開 昭63−183396(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/06 F04D 29/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 羽根車を収容する内ケーシングと、該内
    ケーシングの外周部に設けられる外ケーシングと、内ケ
    ーシングと外ケーシングの間に取扱液のもれを防止する
    ために設けられるシール部材と、内ケーシングをモータ
    等の部材に固定するための締結部材を備えたポンプケー
    シングにおいて、内ケーシングにシール部材を軸方向に支えるツバを設
    け、内ケーシングの外側に係合して、上記シール部材に
    対応するサポートリングを設け、 あらかじめ、内ケーシングと外ケーシングの間にシール
    部材を介在させ、その後に上記締結部材を機能させるこ
    とにより、上記サポートリングを軸方向に移動させ、
    ール部材を軸方向に圧縮して径方向に伸張させ、内ケー
    シングと外ケーシングの隙間から取扱液が漏れることを
    防止するようにしたことを特徴とするポンプケーシン
    グ。
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