JPH09209976A - 全周流型ポンプ - Google Patents

全周流型ポンプ

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Publication number
JPH09209976A
JPH09209976A JP3717196A JP3717196A JPH09209976A JP H09209976 A JPH09209976 A JP H09209976A JP 3717196 A JP3717196 A JP 3717196A JP 3717196 A JP3717196 A JP 3717196A JP H09209976 A JPH09209976 A JP H09209976A
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JP
Japan
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pump
suction
motor
circumferential flow
impellers
Prior art date
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Application number
JP3717196A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobayashi
真 小林
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Yoshio Miyake
良男 三宅
Kouji Isemoto
耕司 伊勢本
Kaoru Yagi
薫 八木
Keita Uei
圭太 上井
Yoshiaki Miyazaki
義晶 宮崎
Katsuji Iijima
克自 飯島
Junya Kawabata
潤也 川畑
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸スラスト荷重を相殺し、且つ、高い押込圧
でも使用できる全周流型ポンプを実現し、小水量高揚程
の片吸込多段ポンプと、比較的大水量低揚程の両吸込ポ
ンプを、同一部品を用いて両方実現し、高速回転時の吸
込性能を確保する。 【解決手段】 キャンドモータ6の固定子13の外周部
に設けられたモータフレーム外胴14と、モータフレー
ム外胴14の外周面との間に環状空間40を形成する外
筒2と、環状空間40に取扱液を導くポンプ部を備えた
全周流型ポンプにおいて、キャンドモータ6の両軸端に
羽根車8A〜8Fを設け、全ての羽根車8A〜8Fの吸
込部をモータ側に向けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全周流型ポンプに係
り、特にモータの両軸端に羽根車を具備した全周流型ポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】モータ固定子外周部に設けられたモータ
フレーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間に
環状空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を導
くモータの両軸端に設けられたポンプ部とを備えた全周
流型の両吸込ポンプが知られている(例えば、特開昭7
−158594号)。
【0003】この全周流型両吸込ポンプにおいては、ポ
ンプ吸込口より吸い込まれた流体は左右のポンプ部に流
入し、左右の羽根車内に導かれる。左右の羽根車から吐
出された流体は、外筒とキャンドモータのモータフレー
ム外胴との間に形成された環状空間(流路)に流入し、
この環状流路を流れる間に合流し、外筒の吐出口より吐
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構造のポンプは、
スラスト荷重を相殺すると共に、特に高速回転時の吸込
性能を確保する上で有効である。しかしながら、キャン
ドモータのステータキャンにポンプ吐出圧が加わるた
め、高い吸込圧(高押込圧)での使用には限界があっ
た。又、両吸込型であるが故に、極めて小水量のポンプ
を製作する上では、不都合なものであった。
【0005】なぜならば,小水量の遠心ポンプを実現す
る有効な手段は、羽根車の翼幅を小さくすることであ
る。翼幅を小さくしすぎると、ポンプ効率が低下するば
かりではなく、異物による羽根車の閉塞等の問題を生じ
るからである。両吸込ポンプは、水量が両側の羽根車の
加算になるため、片吸込ポンプよりも更に不利である。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑み、下記課題を
解決することを目的としている。 (1)軸スラスト荷重を相殺し、且つ、高い押込圧でも
使用できる全周流型ポンプを実現する。 (2)小水量高揚程の片吸込多段ポンプと、比較的大水
量低揚程の両吸込ポンプを、同一部品を用いて両方実現
する。 (3)高速回転時の吸込性能を確保する。 (4)軸受の潤滑を良好とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明は、モータの固定子外周部に設けられたモー
タフレーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間
に環状空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を
導くポンプ部を備えた全周流型ポンプにおいて、モータ
の両軸端に羽根車を設け、全ての羽根車の吸込部をモー
タ側に向けたことを特徴とするものである。
【0008】本発明は、モータの両軸端に羽根車を設
け、全ての羽根車の吸込部をモータ側に向けることによ
って、キャンドモータのステータキャンにポンプ吸込圧
しか加わらないようにしている。従って、高い吸込圧
(高押込圧)にも対応できる。
【0009】片吸込多段ポンプと、両吸込ポンプを同一
部品を用いて両方実現するため、本発明は上述したよう
に全ての羽根車の吸込部をモータ側に向けている。片吸
込多段ポンプの場合、段間の流体の漏れを防止するため
の軸封部品が必要であるが、羽根車の吸込部の向きを上
記のようにすることで、軸封部品を無駄なく設けること
ができる。
【0010】特に片吸込ポンプの場合、高速回転時の吸
込性能の確保が問題となる。本発明では、第1段目の羽
根車の吸込マウス径を2段目以降のいずれかの羽根車の
吸込マウス径よりも大きくすることでこれを解決してい
る。
【0011】キャンドモータ及び自液潤滑型の滑り軸受
を用いた場合、本発明の構造では、軸受部の圧力が低い
ために、潤滑不良を起こし易い。そこで、軸に穴を設け
て圧力水を軸受部に導き、潤滑を良好にしている。
【0012】本発明は、モータの両軸端に羽根車を設
け、全ての羽根車の吸込部をモータ側に向けているた
め、キャンドモータのステータキャンにポンプ吸込圧し
か加わらないようにすることが、無理・無駄なく実現で
きる。従って、高い吸込圧(高押込圧)にも対応でき
る。又、軸スラスト荷重が相殺されるため、軸受の耐久
性も高められる。本発明のポンプは実際には4000r
pm〜10000rpm程度の回転数で運転される場合
も有る。この様な場合、軸スラスト荷重の軽減は、軸受
寿命にとって必須の条件である。
【0013】本発明の1態様では、ポンプ全体が片吸込
多段ポンプを構成している。片吸込多段ポンプを構成す
ると、小水量高揚程の要求に対して、両吸込型よりも対
応し易い。即ち、効率が良く、且つ、異物の詰まりの無
いポンプを提供することができる。
【0014】本発明の1態様では、モータがキャンドモ
ータである。キャンドモータを使用した場合には、ステ
ータキャンにポンプ吐出圧が加わらないため、本発明が
特に有効になる。
【0015】本発明はモータ軸の一端のポンプ部からモ
ータ軸の他端のポンプ部へ取扱液を導く連通管を設ける
ことによって、片吸込多段ポンプを具現化できる。即
ち、連通管を設けることなく、外筒内にて流路を構成す
ると、極めて複雑となり、製作が困難となる。
【0016】前記連通管を外筒外面上に設けると、無理
・無駄なく片吸込多段ポンプを構成できる。この場合、
外筒端部のカバーを自由度高く取り外しでき、分解・組
立が容易となる。即ち、外筒端部のカバーと外筒の間
に、連通管を設けた場合、カバーを取りはずす際、連通
管も取り外す必要があり無駄である。又、本発明は、外
筒を板金製とし、連通管も板金製にして溶接固定できる
ので、製作上も容易である。
【0017】本発明は連通管から外筒内に取扱液を導く
窓をはさんで2ヶ所にシール部材を設けることで、ポン
プ吸込圧のみ加わる空間と、中間圧力の空間と、ポンプ
吐出圧の加わる空間を区分することができる。実際には
シール部材は、ゴムのような弾性体からなるシールリン
グで構成する。
【0018】本発明は外筒外面に吸込ケース又は吐出ケ
ースを設けることにより、ポンプ吸込口と吐出口の位置
を調整することができる。実施例は全て立軸のライン型
ポンプとなっている。この場合、ポンプ下端から吸込・
吐出口までの高さ(センターハイト)は、なるべく小さ
い方が配管の取り回しの上で有利である。
【0019】本発明の1態様では、軸封装置を設けるこ
とにより、後段側のポンプ部からロータ室への取扱液の
もれを制限できる。
【0020】本発明は主軸に穴を設け、圧力水を軸受部
に導くように構成しているため、自液潤滑型の滑り軸受
に圧力水を導くことができる。本発明の構造では、軸受
の周囲の圧力はポンプ吸込圧に等しく低い圧力であるか
ら、場合によっては潤滑液が気化して軸受を損傷させる
ことが考えられる。そこで、圧力水を軸穴から供給する
ことで、上記不具合を解消できる。実施例は軸受材にセ
ラミックの一種であるシリコンカーバイドを使用してい
る。この材料は、潤滑をうまく行えば、極めて耐久性が
高いものとして知られており、特に4000rpmを超
える高速回転にも十分耐え得るものである。しかし、一
たび潤滑不良を起こすと、摺動熱を発生し、摺動部とそ
れ以外の部分との間に温度勾配が生まれ、熱膨張が不均
一となるため“割れ”に至る。この観点から、軸受材に
セラミック等の硬くて脆い材料を使用する場合に、本発
明は極めて有効である。
【0021】本発明の1態様では、ポンプ全体が両吸込
ポンプを構成している。両吸込ポンプを構成すると、比
較的大水量低揚程の要求に対して、片吸込型ポンプより
も対応し易い。
【0022】本発明の1態様では、両軸端のポンプ部か
らの吐出液を集合するため、集合管を外筒の外面上に設
けている。これによって、両吸込型ポンプをコンパクト
に都合良くまとめることができる。この場合、外筒端部
のカバーを自由度高く取り外しでき、分解・組立が容易
となる。即ち、外筒端部の両方のカバーを集合管でつな
いだ場合、カバーを取り外す際、集合管を取り外す必要
があり、無駄である。又、本発明は、外筒を板金製と
し、集合管も板金製にして溶接固定できるので、製作上
も容易である。
【0023】本発明の1態様では、モータ固定子、モー
タフレーム外胴、モータフレーム側板を同一部品とした
まま、片吸込ポンプと両吸込ポンプを両方構成できるよ
うにしている。また、主軸の軸方向寸法及び径方向寸法
を同一にして、片吸込ポンプと両吸込ポンプを両方構成
できるようにしている。さらに、回転する部品の軸方向
寸法及び径方向寸法を同一にして、片吸込ポンプと両吸
込ポンプを両方構成できるようにしている。このよう
に、片吸込多段ポンプと両吸込ポンプを、同一部品を多
く使用して実現することができる。
【0024】本発明は第1段目の羽根車の吸込マウス径
が2段目以降のいずれかの羽根車の吸込マウス径よりも
大であるように構成することによって、吸込性能の確保
を図っている。片吸込のポンプをインバータ等を使用し
て高速回転させる場合、吸込性能の確保が問題となる。
一般に羽根車外径等の条件が同じで、吸込マウス径が異
なる羽根車を比較すると、同一流量点においては、吸込
マウス径の大きな羽根車の方が吸込性能が良い。一方、
多段ポンプ全体としての流量は、流量の小さな羽根車よ
ってほぼ決定される。従って、4000rpmを超える
ような高速回転のポンプでありながら、吸込性能を確保
することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る全周流型ポンプの一実施
例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の
全周流型ポンプの縦断面図、図2は図1のII−II線断面
図である。
【0026】図1及び図2に示される全周流型ポンプは
立型片吸込多段(6段)ポンプとして構成されている。
全周流型ポンプは、ポンプケーシング1内の中央にキャ
ンドモータ6を備えており、このキャンドモータ6の主
軸7の両軸端に、軸方向内方に開口した吸込部を有する
羽根車8A,8B,8C,8D,8E,8Fがそれぞれ
固定されている。
【0027】ポンプケーシング1は、ステンレス鋼板製
の円筒状の外筒2と、この外筒2の下端にフランジ51
A,52Aによって接続されたステンレス鋼板製のカバ
ー3と、外筒2の上端にフランジ53,54によって接
続されたステンレス鋼板製のカバー4とからなってい
る。
【0028】また外筒2の上部及びカバー4内には、羽
根車8A、8B及び8Cを収容する略円筒容器状の内ケ
ーシング10が配設されている。内ケーシング10の開
口側端部にはシールリング11が固定されている。そし
て、内ケーシング10内には、それぞれライナリング4
5,45,45を保持した保持部材46,46,46
と、第1段目の羽根車8Aから吐出された流体を第2段
目の羽根車8Bに導く戻り羽根47と、第2段目の羽根
車8Bから吐出された流体を第3段目の羽根車8Cに導
く戻り羽根48と、第3段目の羽根車8Cから吐出され
た流体を半径方向から軸方向に導く戻り羽根49とが配
設されている。
【0029】一方、キャンドモータ6は、固定子13
と、この固定子13の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴14と、モータフレーム外胴14の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板15,16と、固定子
13の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板15,
16に溶接固定されるキャン17とを備えている。ま
た、固定子13内に回転可能に収容されている回転子1
8は主軸7に焼き嵌め固定されている。モータフレーム
外胴14と外筒2との間には環状流路40が形成されて
いる。キャンドモータ6のモータフレーム側板15に
は、環状流路40から第1段目の羽根車8Aに流体を導
くガイド部材50が保持されている。
【0030】また、外筒2の下部及びカバー3内には、
羽根車8D,8E及び8Fを収容する略円筒容器状の内
ケーシング51が配設されている。内ケーシング51の
開口側端部にはシールリング52が固定されている。そ
して、内ケーシング51内には、それぞれライナリング
45,45,45を保持した保持部材46,46,46
と、第4段目の羽根車8Dから吐出された流体を第5段
目の羽根車8Eに導く戻り羽根53と、第5段目の羽根
車8Eから吐出された流体を第6段目の羽根車8Fに導
く戻り羽根54と、第6段目の羽根車8Fから吐出され
た流体を半径方向から軸方向に導く戻り羽根55とが配
設されている。
【0031】キャンドモータ6のモータフレーム側板1
6には、仕切壁56が保持されている。仕切壁56の外
周部にはシールリング57を有したシールリングサポー
ト58が保持されている。また仕切壁56の内端にはブ
ッシュ59aとスリーブ59bとからなる軸封装置59
が保持されている。そして仕切壁56には、流体を第4
段目羽根車8Dに案内するためのガイド部材56aが形
成されている。
【0032】外筒2には、2つの連通孔2a,2bが形
成されており、外筒2の外側にはこれら連通孔2a,2
bを接続する連通管60が溶接によって固定されてい
る。また外筒2には吸込窓2cが形成されており、この
吸込窓2cを覆うように外筒2に吸込ケース61が溶接
によって固定されている。そして、吸込ケース61の下
部には吸込口61aが形成されるとともに吸込ノズル6
2が固定されている。さらに外筒2には吐出窓2dが形
成されており、この吐出窓2dの箇処に吐出ノズル63
が固定されている。
【0033】次に、主軸の一方側にある軸受周辺部につ
いて説明する。軸受ブラケット21には、ラジアル軸受
22と、固定側スラスト軸受23が設けられている。ラ
ジアル軸受22の端面は、固定側スラスト摺動部材とし
ての機能も付与されている。固定側スラスト軸受23に
対向して、回転側スラスト摺動部材である回転側スラス
ト軸受24が設けられている。回転側スラスト軸受24
はスラストディスク26に固定されている。
【0034】なお、図中31はラジアル軸受22と摺動
部を形成するスリーブである。主軸7には、上述の各軸
受部(22,31,23,24)の摺動部に圧力水を導
くための穴7aが形成されている。
【0035】次に、主軸の他方側にある軸受周辺部につ
いて説明する。軸受ブラケット32には、ラジアル軸受
33が設けられている。図中34はラジアル軸受32と
摺動部を形成するスリーブであり、スリーブ34は主軸
7に固定された座金35に当接している。主軸7には上
述の各軸受部(33,34,35)の摺動部に圧力水を
導くための穴7bが形成されている。
【0036】次に、前述のように構成された立型多段ポ
ンプの作用を説明する。ポンプ吸込口62aより吸い込
まれた流体は、吸込ケース61、吸込窓2cを通って環
状流路40に流入し、環状流路40及びガイド部材50
を通って羽根車8A,8B,8Cにより昇圧される。3
段目の羽根車8Cから吐出された流体は、戻り羽根49
を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された後、
外筒2と内ケーシング10との間に形成された環状の流
路から外筒2の連通孔2a,連通管60及び連通孔2b
を通って、ガイド部材56aに案内されて、第4段目羽
根車8Dに流入する。さらに流体は、羽根車8E,8F
により昇圧された後、第6段目羽根車8Fから吐出され
た流体は、戻り羽根55を経て遠心方向から軸方向に流
れ方向が転換された後、外筒2と内ケーシング51との
間に形成された環状の流路から吐出窓2dを通ってポン
プ吐出口63aより吐出される。
【0037】本実施例は、キャンドモータ6の両軸端に
羽根車8A,8B,8C;8D,8E,8Fを設け、全
ての羽根車8A〜8Fの吸込部をモータ側に向けること
によって、キャンドモータ6のステータキャン17にポ
ンプ吸込圧しか加わらないようにしている。従って、高
い吸込圧(高押込圧)にも対応できる。
【0038】本実施例のように、片吸込多段ポンプの場
合、段間の流体の漏れを防止するための軸封部品が必要
であるが、羽根車の吸込部の向きをモータ側に向けるこ
とで、軸封部品を無駄なく設けることができる。
【0039】本実施例では、第1段目の羽根車8Aの吸
込マウス径を2段目以降のいずれかの羽根車8B〜8F
の吸込マウス径よりも大きくすることで、高速回転時の
吸込性能の確保を図っている。片吸込のポンプをインバ
ータ等を使用して高速回転させる場合、吸込性能の確保
が問題となる。一般に羽根車外径等の条件が同じで、吸
込マウス径が異なる羽根車を比較すると、同一流量点に
おいては、吸込マウス径の大きな羽根車の方が吸込性能
が良い。一方、多段ポンプ全体としての流量は、流量の
小さな羽根車によってほぼ決定される。従って、400
0rpmを越えるような高速回転のポンプでありなが
ら、吸込性能を確保することができる。
【0040】キャンドモータを用い、かつ自液潤滑型の
滑り軸受を用いた場合、本実施例の構造では、軸受部の
圧力が低いために、潤滑不良を起こし易い。そこで、本
実施例では、主軸7に穴7a,7bを設けて圧力水を軸
受部(22,31,23,24,33,34)に導き、
潤滑を良好にしている。
【0041】本実施例は、キャンドモータ6の両軸端に
羽根車8A〜8Fを設け、全ての羽根車8A〜8Fの吸
込部をモータ側に向けているため、キャンドモータ6の
ステータキャン17にポンプ吸込圧しか加わらないよう
にすることが、無理・無駄なく実現できる。従って、高
い吸込圧(高押込圧)にも対応できる。又、軸スラスト
荷重が相殺されるため、軸受の耐久性も高められる。本
実施例のポンプは実際には4000rpm〜10000
rpm程度の回転数で運転される場合も有る。この様な
場合、軸スラスト荷重の軽減は、軸受寿命にとって必須
の条件である。
【0042】本実施例では、ポンプ全体が片吸込多段ポ
ンプを構成している。片吸込多段ポンプを構成すると、
小水量高揚程の要求に対して、両吸込型多段ポンプより
も対応し易い。即ち、効率が良く、且つ、異物の詰まり
の無いポンプを提供することができる。
【0043】本実施例では、モータがキャンドモータに
より構成されている。キャンドモータを使用した場合に
は、ステータキャンにポンプ吐出圧が加わらないため、
本発明が特に有効になる。
【0044】本実施例では、モータ軸の一端のポンプ部
からモータ軸の他端のポンプ部へ取扱液を導く連通管6
0を設けることによって、片吸込多段ポンプを具体化で
きる。即ち、連通管を設けることなく、外筒内にて流路
を構成すると、極めて複雑となり、製作が困難となる。
【0045】前記連通管60を外筒2の外面上に設ける
と、無理・無駄なく片吸込多段ポンプを構成できる。こ
の場合、外筒2に設けられた端部のカバー3,4を自由
度高く取り外しでき、分解・組立が容易となる。即ち、
外筒2の端部のカバー3,4と外筒2の間に、連通管6
0を設けた場合、カバー3,4を取りはずす際、連通管
60も取り外す必要があり無駄である。又、本実施例
は、外筒2を板金製とし、連通管60も板金製にして溶
接固定できるので、製作上も容易である。
【0046】本実施例のように、連通管60から外筒2
内に取扱液を導く連通孔2bをはさんで2ヶ所にシール
部材11,52を設けることで、ポンプ吸込圧のみ加わ
る空間と、中間圧力の空間と、ポンプ吐出圧の加わる空
間を区分することができる。実際にはシール部材は、ゴ
ムのような弾性体からなるシールリングで構成する。
【0047】また本実施例のように、外筒2の外面に吸
込ケース61を設けることにより、ポンプ吸込口の位置
を調整することができる。本実施例は立軸のライン型ポ
ンプとなっている。この場合、ポンプ下端から吸込口ま
での高さ(センターハイト)は、なるべく小さい方が配
管の取り回しの上で有利である。
【0048】本実施例では、軸封装置59を設けること
により、後段側のポンプ部からロータ室64への取扱液
のもれを制限できる。
【0049】本実施例では、主軸7に穴7a,7bを設
け、圧力水を軸受部(22,31,23,24,33,
34)に導くように構成しているため、自液潤滑型の滑
り軸受に圧力水を導くことができる。本実施例の構造で
は、軸受の周囲の圧力はポンプ吸込圧に等しく低い圧力
であるから、場合によっては潤滑液が気化して軸受を損
傷させることが考えられる。そこで、圧力水を主軸7の
穴7a,7bから軸受部に供給することで、上記不具合
を解消できる。実施例では軸受材にセラミックの一種で
あるシリコンカーバイドを使用している。この材料は、
潤滑をうまく行えば、極めて耐久性が高いものとして知
られており、特に4000rpmを超える高速回転にも
十分耐え得るものである。しかし、一たび潤滑不良を起
こすと、摺動熱を発生し、摺動部とそれ以外の部分との
間に温度勾配が生まれ、熱膨張が不均一となるため“割
れ”に至る。この観点から、軸受材にセラミック等の硬
くて脆い材料を使用する場合に、本実施例の構造は極め
て有効である。
【0050】次に、本発明の全周流型ポンプの第2実施
例を図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明の
全周流型ポンプの縦断面図、図4は図3のIV−IV線断面
図である。図3において、図1の構成要素と同一の作用
又は機能を有する構成要素には、同一符号を付し説明を
省略する。図3に示される全周流型ポンプは立型片吸込
多段(4段)ポンプとして構成されている。全周流型ポ
ンプは、ポンプケーシング1内にキャンドモータ6を備
えており、このキャンドモータ6の主軸7の両軸端に、
軸方向内方に開口した吸込部を有する羽根車8A,8
B,8C,8Dがそれぞれ固定されている。
【0051】本実施例が図1及び図2に示す実施例と異
なるのは、羽根車の段数のみである。したがって、ライ
ナリングや戻り羽根等の羽根車に関連する部材の個数は
異なるが、その他の構成は同様である。
【0052】次に、前述のように構成された全周流型ポ
ンプの作用を説明する。ポンプ吸込口62aより吸い込
まれた流体は、吸込ケース61、吸込窓2cを通って環
状流路40に流入し、環状流路40及びガイド部材50
を通って羽根車8A,8Bにより昇圧される。2段目の
羽根車8Bから吐出された流体は、戻り羽根48を経て
遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された後、外筒2
と内ケーシング10との間に形成された環状の流路から
外筒2の連通孔2a、連通管60及び連通孔2bを通っ
て、ガイド部材56aに案内されて第3段目羽根車8C
に流入する。さらに流体は、羽根車8C,8Dにより昇
圧された後、第4段目羽根車8Dから吐出された流体
は、戻り羽根54を経て遠心方向から軸方向に流れ方向
が転換された後、外筒2と内ケーシング51との間に形
成された環状の流路から吐出窓2dを通ってポンプ吐出
口63aより吐出される。本実施例の作用効果は図1及
び図2に示す実施例と同様である。
【0053】次に本発明の全周流型ポンプの第3実施例
を図5及び図6を参照して説明する。図5は本発明の全
周流型ポンプの縦断面図、図6は図5のVI−VI線断面図
である。図5において、図1の構成要素と同一の作用又
は機能を有する構成要素には同一符号を付し説明を省略
する。図5に示される全周流型ポンプは立型片吸込多段
(2段)ポンプとして構成されている。全周流型ポンプ
は、ポンプケーシング1内にキャンドモータ6を備えて
おり、このキャンドモータ6の主軸7の両軸端に、軸方
向内方に開口した吸込部を有する羽根車8A,8Bがそ
れぞれ固定されている。本実施例が図1及び図2に示す
実施例と異なるのは、羽根車の段数である。したがっ
て、ライナリングや戻り羽根等の羽根車に関連する部材
の個数は異なる。また、本実施例においては、吸込ケー
スは設けられていないが、吐出窓2dを覆うように吐出
ケース65が設けられている。そして、吐出ケース65
の吐出窓65aの箇処に吐出ノズル63が固定されてい
る。その他の構成は図1及び図2に示す実施例と同様で
ある。
【0054】次に、前述のように構成された全周流型ポ
ンプの作用を説明する。ポンプ吸込口62aより吸い込
まれた流体は、吸込窓2cを通って環状流路40に流入
し、環状流路40及びガイド部材50を通って第1段目
羽根車8Aにより昇圧される。第1段目羽根車8Aから
吐出された流体は、戻り羽根47を経て遠心方向から軸
方向に流れ方向が転換された後、外筒2と内ケーシング
10との間に形成された環状の流路から外筒2の連通孔
2a、連通管60及び連通孔2bを通って、ガイド部材
56aに案内されて第2段目羽根車8Bに流入する。さ
らに流体は、第2段目羽根車8Bにより昇圧された後、
第2段目羽根車8Bから吐出された流体は、戻り羽根5
3を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された
後、外筒2と内ケーシング51との間に形成された環状
の流路から吐出窓2dを通って吐出ケース65内に流入
する。吐出ケース65内に流入した流体は、吐出窓65
aを通ってポンプ吐出口63aより吐出される。
【0055】本実施例においては、外筒2の外面に吐出
ケース65を設けている。これによって、ポンプ吐出口
63aの位置を調節することができる。実施例は、立軸
のライン型ポンプとなっている。この場合、ポンプ下端
から吐出口までの高さ(センターハイト)は、なるべく
小さい方が配管の取り回しの上で有利である。本実施例
のその他の作用効果は図1及び図2に示す実施例と同様
である。
【0056】次に本発明の全周流型ポンプの第4実施例
を図7及び図8を参照して説明する。図7は本発明の全
周流型ポンプの縦断面図、図8は図7のVIII−VIII線断
面図である。図7において、図1の構成要素と同一の作
用又は機能を有する構成要素には同一符号を付し説明を
省略する。図7に示される全周流型ポンプは立型両吸込
多段(2段)ポンプとして構成されている。全周流型ポ
ンプは、ポンプケーシング1内にキャンドモータ6を備
えており、このキャンドモータ6の主軸7の両軸端に、
軸方向内方に開口した吸込部を有する羽根車8A,8B
がそれぞれ固定されている。
【0057】本実施例が図5及び図6に示す実施例と異
なるのは、流路構成である。即ち、外筒2には吐出窓2
e,2fが形成されており、外筒2の外側にはこれら吐
出窓2e,2fを接続する集合管66が溶接によって固
定されている。そして、集合管66には、吐出窓66a
が形成されるとともに吐出ノズル63が固定されてい
る。また吸込ケース及び仕切壁は設けられていない。
【0058】次に、前述のように構成された立型両吸込
多段ポンプの作用を説明する。ポンプ吸込口62aより
吸い込まれた流体は、吸込窓2cを通って環状流路40
に流入し、上下に分流して、それぞれガイド部材50,
56aを通って羽根車8A,8Bに吸い込まれる。羽根
車8A,8Bからそれぞれ吐出された流体は、戻り羽根
47,53を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換
された後、外筒2と内ケーシング10,51との間に形
成された環状の流路からそれぞれ吐出窓2e,2fを通
って集合管66に流入する。集合管66に流入した流体
は、ここで合流して吐出窓66aを通ってポンプ吐出口
63aより吐出される。
【0059】本実施例では、ポンプ全体が両吸込ポンプ
を構成している。両吸込ポンプを構成すると、比較的大
水量低揚程の要求に対して、片吸込型ポンプよりも対応
し易い。
【0060】本実施例では、両軸端のポンプ部からの吐
出液を集合するため、集合管66を外筒2の外面上に設
けている。これによって、両吸込型ポンプをコンパクト
に都合良くまとめることができる。この場合、外筒2の
端部のカバー3,4を自由度高く取り外しでき、分解・
組立が容易となる。即ち、外筒2の端部の両方のカバー
3,4を集合管66でつないだ場合、カバー3,4を取
り外す際、集合管66を取り外す必要があり、無駄であ
る。また本実施例は、外筒2を板金製とし、集合管66
も板金製にして溶接固定できるので、製作上も容易であ
る。その他の作用効果は、図1及び図2に示す実施例と
同様である。
【0061】図1乃至図8に示した実施例では、モータ
固定子13、モータフレーム外胴14、モータフレーム
側板15,16を同一部品としたまま、片吸込ポンプと
両吸込ポンプを両方構成できるようにしている。また、
主軸7の軸方向寸法及び径方向寸法を同一にして、片吸
込ポンプと両吸込ポンプを両方構成できるようにしてい
る。さらに、回転する部品の軸方向寸法及び径方向寸法
を同一にして、片吸込ポンプと両吸込ポンプを両方構成
できるようにしている。このように、片吸込多段ポンプ
と両吸込ポンプを、同一部品を多く使用して実現するこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下に列挙する効果を奏する。 (1)軸スラスト荷重を相殺し、且つ、高い押込圧でも
使用できる全周流型ポンプを実現することができる。 (2)小水量高揚程の片吸込多段ポンプと、比較的大水
量低揚程の両吸込ポンプを、同一部品を用いて両方実現
することができる。 (3)高速回転時の吸込性能を確保することができる。 (4)軸受の潤滑を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全周流型ポンプの第1実施例を示
す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明に係る全周流型ポンプの第2実施例を示
す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明に係る全周流型ポンプの第3実施例を示
す断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明に係る全周流型ポンプの第4実施例を示
す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 外筒 3,4 カバー 6 キャンドモータ 7 主軸 8A,8B,8C,8D,8E,8F 羽根車 10,51 内ケーシング 13 固定子 14 モータフレーム外胴 15,16 モータフレーム側板 17 キャン 18 回転子 21,32 軸受ブラケット 22,23 ラジアル軸受 23 固定側スラスト軸受 24 回転側スラスト軸受 40 環状流路 45 ライナリング 47,48,49,53,54,55 戻り羽根 50 ガイド部材 56 仕切壁 60 連通管 61 吸込ケース 65 吐出ケース 66 集合管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 八木 薫 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 宮崎 義晶 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 飯島 克自 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 川畑 潤也 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの固定子外周部に設けられたモー
    タフレーム外胴と、該モータフレーム外胴外周面との間
    に環状空間を形成する外筒と、前記環状空間に取扱液を
    導くポンプ部を備えた全周流型ポンプにおいて、モータ
    の両軸端に羽根車を設け、全ての羽根車の吸込部をモー
    タ側に向けたことを特徴とする全周流型ポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンプ全体が片吸込多段ポンプを構成し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の全周流型ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記モータがキャンドモータであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の全周流型ポンプ。
  4. 【請求項4】 モータ軸の一端のポンプ部から、モータ
    軸の他端のポンプ部へ取扱液を導くための連通管を設け
    たことを特徴とする請求項2又は3に記載の全周流型ポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 前記連通管を外筒の外面上に設けたこと
    を特徴とする請求項4に記載の全周流型ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記連通管から外筒内に取扱液を導く窓
    をはさんで2ヶ所にシール部材を設けたことを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の全周流型ポンプ。
  7. 【請求項7】 ポンプの吸込口と吐出口の位置を調整す
    るために外筒外面に吸込ケース又は吐出ケースを設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載
    の全周流型ポンプ。
  8. 【請求項8】 後段側のポンプ部からロータ室への取扱
    液のもれを制限するため、軸封装置を設けたことを特徴
    とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の全周流型
    ポンプ。
  9. 【請求項9】 主軸に穴を設け、圧力水を軸受部に導く
    ように構成したことを特徴とする請求項2乃至8のいず
    れか1項に記載の全周流型ポンプ。
  10. 【請求項10】 ポンプ全体が両吸込ポンプを構成して
    いることを特徴とする請求項1に記載の全周流型ポン
    プ。
  11. 【請求項11】 前記モータがキャンドモータであるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の全周流型ポンプ。
  12. 【請求項12】 両軸端のポンプ部からの吐出液を集合
    するため、集合管を外筒の外面上に設けたことを特徴と
    する請求項10又は11に記載の全周流型ポンプ。
  13. 【請求項13】 主軸に穴を設け、圧力水を軸受部に導
    くように構成したことを特徴とする請求項10乃至12
    のいずれか1項に記載の全周流型ポンプ。
  14. 【請求項14】 モータ固定子、モータフレーム外胴、
    モータフレーム側板を同一部品としたまま、片吸込ポン
    プと両吸込ポンプを両方構成できるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の全周流型ポンプ。
  15. 【請求項15】 主軸の軸方向寸法及び径方向寸法を同
    一にして、片吸込ポンプと両吸込ポンプを両方構成でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1又は14に記載
    の全周流型ポンプ。
  16. 【請求項16】 回転する部品の軸方向寸法及び径方向
    寸法を同一にしたことを特徴とする請求項15に記載の
    全周流型ポンプ。
  17. 【請求項17】 第1段目の羽根車の吸込マウス径が、
    2段目以降のいずれかの羽根車の吸込マウス径よりも大
    であることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項
    に記載の全周流型ポンプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012229657A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Nippon Densan Corp 遠心ファン

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