JPH08144943A - ポンプユニット - Google Patents
ポンプユニットInfo
- Publication number
- JPH08144943A JPH08144943A JP31266494A JP31266494A JPH08144943A JP H08144943 A JPH08144943 A JP H08144943A JP 31266494 A JP31266494 A JP 31266494A JP 31266494 A JP31266494 A JP 31266494A JP H08144943 A JPH08144943 A JP H08144943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- suction
- land
- submersible
- submersible pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フート弁に関連する不具合が主ポンプに及ば
ないようにすると共に、吸込性能に関連する諸問題を解
決することができるポンプユニット及びサクションユニ
ットを提供する。 【構成】 陸上ポンプ1の吸込側に水中ポンプ3の吐出
側を接続した。
ないようにすると共に、吸込性能に関連する諸問題を解
決することができるポンプユニット及びサクションユニ
ットを提供する。 【構成】 陸上ポンプ1の吸込側に水中ポンプ3の吐出
側を接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陸上ポンプからなる主ポ
ンプと、水中ポンプからなる補助ポンプによって構成さ
れるポンプユニットに係り、特に主ポンプの吸込口より
も低い水面をもつ水源より水を汲み上げる場合に使用さ
れるポンプユニットに関する。
ンプと、水中ポンプからなる補助ポンプによって構成さ
れるポンプユニットに係り、特に主ポンプの吸込口より
も低い水面をもつ水源より水を汲み上げる場合に使用さ
れるポンプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸上げ運転にて使用される陸上ポ
ンプは呼水が必要である。一般には、吸込配管の先端に
フート弁を設けて、配管内に呼水を行っており、一度呼
水をしておけばフート弁の吸込配管内の水の落下を防ぐ
機能によって、次回からは呼水不要となる。しかしなが
ら、長期間ポンプを停止する場合には、フート弁からの
落水や水そのものの蒸発等により、再度呼水する必要が
ある。更には、フート弁自体の不具合も時折見られ、こ
の場合はフート弁を交換する必要がある。
ンプは呼水が必要である。一般には、吸込配管の先端に
フート弁を設けて、配管内に呼水を行っており、一度呼
水をしておけばフート弁の吸込配管内の水の落下を防ぐ
機能によって、次回からは呼水不要となる。しかしなが
ら、長期間ポンプを停止する場合には、フート弁からの
落水や水そのものの蒸発等により、再度呼水する必要が
ある。更には、フート弁自体の不具合も時折見られ、こ
の場合はフート弁を交換する必要がある。
【0003】今、陸上ポンプがそれなりに空運転に強い
構造であるならば、上記問題は特別な不具合を生じな
い。しかしながら、現在一般化してきている、自液潤滑
型のキャンドモータポンプやマグネットポンプ等の空運
転に弱い構造のものでは、上記問題が直ちに不具合発生
につながる。
構造であるならば、上記問題は特別な不具合を生じな
い。しかしながら、現在一般化してきている、自液潤滑
型のキャンドモータポンプやマグネットポンプ等の空運
転に弱い構造のものでは、上記問題が直ちに不具合発生
につながる。
【0004】他方、吸上げ運転を行うポンプで重要な要
素となっているものに吸込性能がある。吸込性能は一般
にポンプ効率と相反する設計諸元によって決まる。すな
わち、吸込性能を優先するとポンプ効率をある程度犠牲
にする必要があり、逆にポンプ効率を高めるためには、
吸込性能を抑える必要がある。更に、最近のポンプは、
インバータ等を使用することで高速・小型化される傾向
にある。一般に回転数が高くなると、吸込性能は劣化す
るという不都合がある。
素となっているものに吸込性能がある。吸込性能は一般
にポンプ効率と相反する設計諸元によって決まる。すな
わち、吸込性能を優先するとポンプ効率をある程度犠牲
にする必要があり、逆にポンプ効率を高めるためには、
吸込性能を抑える必要がある。更に、最近のポンプは、
インバータ等を使用することで高速・小型化される傾向
にある。一般に回転数が高くなると、吸込性能は劣化す
るという不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
鑑みてなされたもので、フート弁に関連する不具合が主
ポンプに及ばないようにすると共に、吸込性能に関連す
る諸問題を解決することができるポンプユニット及びサ
クションユニットを提供することを目的としている。
鑑みてなされたもので、フート弁に関連する不具合が主
ポンプに及ばないようにすると共に、吸込性能に関連す
る諸問題を解決することができるポンプユニット及びサ
クションユニットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のポンプユニットは、陸上ポンプの吸込側と
水中ポンプの吐出側を接続したことを特徴とするもので
ある。また本発明のサクションユニットは、陸上ポンプ
の吸込管設置用に設けられ、吸込ピットの上部開口部に
設置される蓋と、前記吸込ピット内に挿入される吸込管
とを有したサクションユニットにおいて、吸込管の水没
側開放端に水中ポンプを設けたことを特徴とするもので
ある。
め、本発明のポンプユニットは、陸上ポンプの吸込側と
水中ポンプの吐出側を接続したことを特徴とするもので
ある。また本発明のサクションユニットは、陸上ポンプ
の吸込管設置用に設けられ、吸込ピットの上部開口部に
設置される蓋と、前記吸込ピット内に挿入される吸込管
とを有したサクションユニットにおいて、吸込管の水没
側開放端に水中ポンプを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明のポンプユニットによれば、水中ポンプ
によって陸上ポンプの吸込側に揚水することができるた
め、フート弁が必須でなくこれを削除することもでき、
また吸込性能を考慮しなくとも良いので、主ポンプの効
率を高めることができる。
によって陸上ポンプの吸込側に揚水することができるた
め、フート弁が必須でなくこれを削除することもでき、
また吸込性能を考慮しなくとも良いので、主ポンプの効
率を高めることができる。
【0008】また、陸上ポンプと水中ポンプの接続配管
(吸込配管)に逆止弁を設けることにより、停止の都
度、吸込配管から落水することを防止できる。そして、
吸込配管に分岐配管を設け、分岐配管の開放端にフート
弁を設けることにより、主ポンプが始動した後には、水
中ポンプを停止しても支障なく運転を継続できる。この
際、水中ポンプの起動後に陸上ポンプが起動するように
制御することにより、水中ポンプが起動して陸上ポンプ
が満水にならないと、陸上ポンプは起動しないので、陸
上ポンプが空運転する可能性がない。
(吸込配管)に逆止弁を設けることにより、停止の都
度、吸込配管から落水することを防止できる。そして、
吸込配管に分岐配管を設け、分岐配管の開放端にフート
弁を設けることにより、主ポンプが始動した後には、水
中ポンプを停止しても支障なく運転を継続できる。この
際、水中ポンプの起動後に陸上ポンプが起動するように
制御することにより、水中ポンプが起動して陸上ポンプ
が満水にならないと、陸上ポンプは起動しないので、陸
上ポンプが空運転する可能性がない。
【0009】また、陸上ポンプと水中ポンプの接続配管
中に満水検知器を設けることにより、フート弁が正常で
落水がない場合には、水中ポンプを運転しなくとも陸上
ポンプを起動・運転することができる。
中に満水検知器を設けることにより、フート弁が正常で
落水がない場合には、水中ポンプを運転しなくとも陸上
ポンプを起動・運転することができる。
【0010】また本発明によれば、水中ポンプにキャン
ドモータを使用することにより、ポンプユニットが正常
に機能する。一般に、メカニカルシール等の軸封装置を
使用した水中ポンプは、陸上ポンプよりもメンテナンス
頻度が高い。従って、本発明のようにポンプユニットを
構成したとしても、不具合を生ずる可能性がある。すな
わち、陸上ポンプが健全であるにも関わらず、補助ポン
プが故障してしまう確率が高い。これに対して、本ユニ
ットは水中ポンプにキャンドモータを使用しているた
め、メンテナンス頻度は極めて低く、従ってポンプユニ
ットが十分に機能する。
ドモータを使用することにより、ポンプユニットが正常
に機能する。一般に、メカニカルシール等の軸封装置を
使用した水中ポンプは、陸上ポンプよりもメンテナンス
頻度が高い。従って、本発明のようにポンプユニットを
構成したとしても、不具合を生ずる可能性がある。すな
わち、陸上ポンプが健全であるにも関わらず、補助ポン
プが故障してしまう確率が高い。これに対して、本ユニ
ットは水中ポンプにキャンドモータを使用しているた
め、メンテナンス頻度は極めて低く、従ってポンプユニ
ットが十分に機能する。
【0011】また本発明において、陸上ポンプがキャン
ドモータと自液潤滑軸受を使用している場合、空運転は
厳禁であるから、水中ポンプによって陸上ポンプの吸込
側に揚水することができるため、ポンプユニットとして
の有意性が高い。しかも陸上ポンプは吸上運転であるに
も関わらず、軸封装置が不要なのでメンテナンスの頻度
を極少にできる。
ドモータと自液潤滑軸受を使用している場合、空運転は
厳禁であるから、水中ポンプによって陸上ポンプの吸込
側に揚水することができるため、ポンプユニットとして
の有意性が高い。しかも陸上ポンプは吸上運転であるに
も関わらず、軸封装置が不要なのでメンテナンスの頻度
を極少にできる。
【0012】また、水中ポンプの要部外径DP とフラン
ジ外径DF との関係をDP ≦DF のように構成している
ので、補助ポンプとしての水中ポンプは、従来のフート
弁と同様の取付けスペースにて設置可能である。
ジ外径DF との関係をDP ≦DF のように構成している
ので、補助ポンプとしての水中ポンプは、従来のフート
弁と同様の取付けスペースにて設置可能である。
【0013】補助ポンプとしての水中ポンプは、主ポン
プまで水を到達させれば良い。しかも、水中ポンプを停
止させても運転が継続できる範囲、すなわち、陸上ポン
プが吸上運転可能な吸込揚程範囲にて本発明は有効であ
るから、水中ポンプの運転揚程は実質10mAq 以下で良
い。つまり水中ポンプを2極、50Hz、3,000rpm
の回転数とすると、羽根車外径は単段で100mm以下で
十分である。従って、水中ポンプの要部外径DP はフラ
ンジ外径と同等以下にできる。水中ポンプに逆止弁を内
蔵させることにより、水中ポンプは本ユニット専用ポン
プとして有効性が増す。
プまで水を到達させれば良い。しかも、水中ポンプを停
止させても運転が継続できる範囲、すなわち、陸上ポン
プが吸上運転可能な吸込揚程範囲にて本発明は有効であ
るから、水中ポンプの運転揚程は実質10mAq 以下で良
い。つまり水中ポンプを2極、50Hz、3,000rpm
の回転数とすると、羽根車外径は単段で100mm以下で
十分である。従って、水中ポンプの要部外径DP はフラ
ンジ外径と同等以下にできる。水中ポンプに逆止弁を内
蔵させることにより、水中ポンプは本ユニット専用ポン
プとして有効性が増す。
【0014】また、陸上ポンプが起動した後に水中ポン
プを停止するように構成すると、水中ポンプは始動時の
みの運転しか行われないので、寿命が長い。陸上ポンプ
が始動した後は、吸込配管内は満水になっているので水
中ポンプに頼らずとも、陸上ポンプだけで十分運転可能
である。この際、水中ポンプが吸込側の抵抗となるが、
分岐配管を設けておけば問題を解決できる。
プを停止するように構成すると、水中ポンプは始動時の
みの運転しか行われないので、寿命が長い。陸上ポンプ
が始動した後は、吸込配管内は満水になっているので水
中ポンプに頼らずとも、陸上ポンプだけで十分運転可能
である。この際、水中ポンプが吸込側の抵抗となるが、
分岐配管を設けておけば問題を解決できる。
【0015】本発明において、陸上ポンプを4,000
rpm 以上で運転するように構成すると、陸上ポンプを小
型にできる。高速回転ポンプは吸込性能が劣る傾向があ
るが、本発明のユニットでは、吸込性能を考慮する必要
がない。従って、小型でポンプ効率優先の設計ができ
る。特別に、高速回転のポンプでなくとも、吸込性能の
あまり良くない陸上ポンプについては、本ポンプユニッ
トを構成することで吸上運転を支障なく行うことができ
る。
rpm 以上で運転するように構成すると、陸上ポンプを小
型にできる。高速回転ポンプは吸込性能が劣る傾向があ
るが、本発明のユニットでは、吸込性能を考慮する必要
がない。従って、小型でポンプ効率優先の設計ができ
る。特別に、高速回転のポンプでなくとも、吸込性能の
あまり良くない陸上ポンプについては、本ポンプユニッ
トを構成することで吸上運転を支障なく行うことができ
る。
【0016】また本発明のサクションユニットによれ
ば、陸上ポンプと協働して上述のポンプユニットと同様
の作用を奏する。
ば、陸上ポンプと協働して上述のポンプユニットと同様
の作用を奏する。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るポンプユニットの実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明のポンプユニ
ットの基本構成を示す概略図である。図1において、符
号1は主ポンプを構成する陸上ポンプであり、陸上ポン
プ1の吸込側1aは接続配管2を介して水中ポンプ3の
吐出側3aに接続されている。水中ポンプ3は吸込ピッ
ト4内に配置されている。また接続配管2の途中には逆
止弁5が設置されるとともに管内の満水を検知する満水
検知器6が設置されている。前記接続配管2には分岐配
管7が設けられており、この分岐配管7の開放端にはフ
ート弁8が設置されている。陸上ポンプ1の吐出側1b
は吐出配管9に接続されている。なお満水検知器6は2
点鎖線で示されるように吐出配管9に設置してもよい。
を図面を参照して説明する。図1は本発明のポンプユニ
ットの基本構成を示す概略図である。図1において、符
号1は主ポンプを構成する陸上ポンプであり、陸上ポン
プ1の吸込側1aは接続配管2を介して水中ポンプ3の
吐出側3aに接続されている。水中ポンプ3は吸込ピッ
ト4内に配置されている。また接続配管2の途中には逆
止弁5が設置されるとともに管内の満水を検知する満水
検知器6が設置されている。前記接続配管2には分岐配
管7が設けられており、この分岐配管7の開放端にはフ
ート弁8が設置されている。陸上ポンプ1の吐出側1b
は吐出配管9に接続されている。なお満水検知器6は2
点鎖線で示されるように吐出配管9に設置してもよい。
【0018】図2は、本発明のポンプユニットに使用さ
れる主ポンプを構成する陸上ポンプの断面図であり、図
3は図2のIII−III線断面図である。本陸上ポンプは全
周流型両吸込ポンプによって構成されており、ポンプケ
ーシング11内の中央にキャンドモータ16を備えてお
り、このキャンドモータ16の主軸17の両軸端に、軸
方向外方に開口した吸込部を有する羽根車18A,19
A;18B,19Bがそれぞれ固定されている。ポンプ
ケーシング11は、ステンレス鋼板製の外筒12と、こ
の外筒12の両端にフランジ61,62によってそれぞ
れ接続されたステンレス鋼板製のカバー73,73とか
らなっている。
れる主ポンプを構成する陸上ポンプの断面図であり、図
3は図2のIII−III線断面図である。本陸上ポンプは全
周流型両吸込ポンプによって構成されており、ポンプケ
ーシング11内の中央にキャンドモータ16を備えてお
り、このキャンドモータ16の主軸17の両軸端に、軸
方向外方に開口した吸込部を有する羽根車18A,19
A;18B,19Bがそれぞれ固定されている。ポンプ
ケーシング11は、ステンレス鋼板製の外筒12と、こ
の外筒12の両端にフランジ61,62によってそれぞ
れ接続されたステンレス鋼板製のカバー73,73とか
らなっている。
【0019】一方、キャンドモータ16は、固定子23
と、この固定子23の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴24と、モータフレーム外胴24の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板25,26と、固定子
23の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板25,
26に溶接固定されるキャン27とを備えている。また
固定子23内に回転可能に収容されている回転子28は
主軸17に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外
胴24と外筒12との間には環状流路50が形成されて
いる。
と、この固定子23の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴24と、モータフレーム外胴24の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板25,26と、固定子
23の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板25,
26に溶接固定されるキャン27とを備えている。また
固定子23内に回転可能に収容されている回転子28は
主軸17に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外
胴24と外筒12との間には環状流路50が形成されて
いる。
【0020】モータフレーム外胴24にはターミナルケ
ース30が固定されている。キャンドモータ16と外筒
12とは、ターミナルケース30と、ステー53とによ
って一体に固定されている。外筒12は両端近傍に吸込
窓12a,12bを具備し、これら吸込窓12a,12
bは吸込カバー65によって接続されている。吸込カバ
ー65の中央部には、ポンプ吸込口65aが形成される
とともに吸込フランジ66が固定されている。そして、
吸込フランジ66は接続配管2に接続固定されている。
ース30が固定されている。キャンドモータ16と外筒
12とは、ターミナルケース30と、ステー53とによ
って一体に固定されている。外筒12は両端近傍に吸込
窓12a,12bを具備し、これら吸込窓12a,12
bは吸込カバー65によって接続されている。吸込カバ
ー65の中央部には、ポンプ吸込口65aが形成される
とともに吸込フランジ66が固定されている。そして、
吸込フランジ66は接続配管2に接続固定されている。
【0021】また外筒12の外部には、インバータ86
を収容するケース87が溶接固定されている。そして、
インバータ86よりターミナルケース30を介してステ
ータ23に給電用の配線がなされている。外筒12の内
部には、羽根車18A,19A;18B,19Bを収容
する内ケーシング75,75が配設されている。内ケー
シング75,75は円筒部材75a,75aとカバー7
5b,75bとにより略円筒容器状をなし、円筒部材7
5a,75aの1側部に弾性材からなるシール部材8
5,85が固定され、カバー75b,75bに吸込開口
75c,75cが形成されている。シール部材85,8
5によって吐出側の取扱液が吸込側に漏れることを防止
している。
を収容するケース87が溶接固定されている。そして、
インバータ86よりターミナルケース30を介してステ
ータ23に給電用の配線がなされている。外筒12の内
部には、羽根車18A,19A;18B,19Bを収容
する内ケーシング75,75が配設されている。内ケー
シング75,75は円筒部材75a,75aとカバー7
5b,75bとにより略円筒容器状をなし、円筒部材7
5a,75aの1側部に弾性材からなるシール部材8
5,85が固定され、カバー75b,75bに吸込開口
75c,75cが形成されている。シール部材85,8
5によって吐出側の取扱液が吸込側に漏れることを防止
している。
【0022】前記内ケーシング75,75は、ボルト7
6によって、それぞれモータフレーム側板25,26に
接続されている。そして、各内ケーシング75内には、
それぞれライナリング55,55を保持した保持部材5
6,56と、第1段目の羽根車18A又は18Bから吐
出された流体を第2段目の羽根車19A又は19Bに導
く戻り羽根57,57と、第2段目の羽根車19A又は
19Bから吐出された流体を半径方向から軸方向に導く
案内装置58,58とが配設されている。
6によって、それぞれモータフレーム側板25,26に
接続されている。そして、各内ケーシング75内には、
それぞれライナリング55,55を保持した保持部材5
6,56と、第1段目の羽根車18A又は18Bから吐
出された流体を第2段目の羽根車19A又は19Bに導
く戻り羽根57,57と、第2段目の羽根車19A又は
19Bから吐出された流体を半径方向から軸方向に導く
案内装置58,58とが配設されている。
【0023】前記外筒12とモータフレーム外胴24と
の間には環状流路50が形成されている。また、外筒1
2の中央部には、図3に示されるように吐出口12cが
形成されるとともに吐出ノズル78が接続されている。
なお吐出ノズル78には吐出フランジ79が固定されて
いる。
の間には環状流路50が形成されている。また、外筒1
2の中央部には、図3に示されるように吐出口12cが
形成されるとともに吐出ノズル78が接続されている。
なお吐出ノズル78には吐出フランジ79が固定されて
いる。
【0024】次に反スラスト荷重側の軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット31には、ラジアル軸受3
2と、固定側スラスト軸受33が設けられている。ラジ
アル軸受32の端面は、固定側スラスト摺動部材として
の機能も付与されている。ラジアル軸受32と固定側ス
ラスト軸受33を挟んで両側には、回転側スラスト摺動
部材である回転側スラスト軸受34と回転側スラスト軸
受35が設けられている。回転側スラスト軸受34はス
ラストディスク36に固定されており、回転側スラスト
軸受35はスラストディスク37に固定されている。
て説明する。軸受ブラケット31には、ラジアル軸受3
2と、固定側スラスト軸受33が設けられている。ラジ
アル軸受32の端面は、固定側スラスト摺動部材として
の機能も付与されている。ラジアル軸受32と固定側ス
ラスト軸受33を挟んで両側には、回転側スラスト摺動
部材である回転側スラスト軸受34と回転側スラスト軸
受35が設けられている。回転側スラスト軸受34はス
ラストディスク36に固定されており、回転側スラスト
軸受35はスラストディスク37に固定されている。
【0025】前記軸受ブラケット31はモータフレーム
側板26に設けられたインローに弾性材からなるOリン
グ39を介して挿入されている。また軸受ブラケット3
1は弾性材からなるガスケット40を介してモータフレ
ーム側板26に当接している。なお、図中41はラジア
ル軸受32と摺動部を形成するスリーブである。
側板26に設けられたインローに弾性材からなるOリン
グ39を介して挿入されている。また軸受ブラケット3
1は弾性材からなるガスケット40を介してモータフレ
ーム側板26に当接している。なお、図中41はラジア
ル軸受32と摺動部を形成するスリーブである。
【0026】次に、スラスト荷重側の軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット42には、ラジアル軸受4
3が設けられている。図中44はラジアル軸受42と摺
動部を形成するスリーブであり、スリーブ44は座金4
5に当接し、この座金45は羽根車19A、スリーブ5
2及び羽根車18Aを介して主軸17の端部に設けられ
たネジおよびナット46によって固定されている。軸受
ブラケット42は、モータフレーム側板25に設けられ
たインローに弾性材からなるOリング47を介して挿入
されている。そして、軸受ブラケット42はモータフレ
ーム側板25に当接している。
て説明する。軸受ブラケット42には、ラジアル軸受4
3が設けられている。図中44はラジアル軸受42と摺
動部を形成するスリーブであり、スリーブ44は座金4
5に当接し、この座金45は羽根車19A、スリーブ5
2及び羽根車18Aを介して主軸17の端部に設けられ
たネジおよびナット46によって固定されている。軸受
ブラケット42は、モータフレーム側板25に設けられ
たインローに弾性材からなるOリング47を介して挿入
されている。そして、軸受ブラケット42はモータフレ
ーム側板25に当接している。
【0027】次に、前述のように構成された陸上ポンプ
1の作用を説明する。ポンプ吸込口65aより吸い込ま
れた流体は、吸込カバー65によって左右に分岐して吸
込窓12a,12bよりポンプ部に流入する。ポンプ部
に流入した流体は、内ケーシング75,75に形成され
た吸込開口75c,75cを通って羽根車18A,18
A;19B,19Bにより昇圧される。羽根車19A,
19Bから吐出された流体は、それぞれ案内装置58,
58を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された
後、外筒12とキャンドモータ16のモータフレーム2
4との間に形成された環状流路50に流入し、この流路
50を流れる間に合流し外筒12の開口12cより吐出
ノズル78を経て吐出口より吐出される。
1の作用を説明する。ポンプ吸込口65aより吸い込ま
れた流体は、吸込カバー65によって左右に分岐して吸
込窓12a,12bよりポンプ部に流入する。ポンプ部
に流入した流体は、内ケーシング75,75に形成され
た吸込開口75c,75cを通って羽根車18A,18
A;19B,19Bにより昇圧される。羽根車19A,
19Bから吐出された流体は、それぞれ案内装置58,
58を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された
後、外筒12とキャンドモータ16のモータフレーム2
4との間に形成された環状流路50に流入し、この流路
50を流れる間に合流し外筒12の開口12cより吐出
ノズル78を経て吐出口より吐出される。
【0028】次に、本発明のポンプユニットに使用され
る水中ポンプ3を図4を参照して説明する。本水中ポン
プ3は全周流型の縦型水中ポンプからなり、ポンプケー
シング11内の中央にキャンドモータ16を備えてい
る。キャンドモータ16の構成は、図2に示す実施例と
略同様であるため、同一の作用または機能を有する構成
要素に同一符号を付して説明を省略する。ポンプケーシ
ング11は、ステンレス鋼板製の外筒12と、この外筒
12の両端にフランジ61,62によってそれぞれ接続
されたステンレス鋼板製の吸込ケーシング91と、吐出
ケーシング92とからなっている。
る水中ポンプ3を図4を参照して説明する。本水中ポン
プ3は全周流型の縦型水中ポンプからなり、ポンプケー
シング11内の中央にキャンドモータ16を備えてい
る。キャンドモータ16の構成は、図2に示す実施例と
略同様であるため、同一の作用または機能を有する構成
要素に同一符号を付して説明を省略する。ポンプケーシ
ング11は、ステンレス鋼板製の外筒12と、この外筒
12の両端にフランジ61,62によってそれぞれ接続
されたステンレス鋼板製の吸込ケーシング91と、吐出
ケーシング92とからなっている。
【0029】キャンドモータ16の主軸17のスラスト
荷重側の端部には単段の羽根車18が取付けられてい
る。モータフレーム側板25には、案内装置58が係合
され、該案内装置58には内ケーシング93が係合され
ている。また、内ケーシング93にはライナリング55
が取付けられ、該ライナリング55は、羽根車18と摺
動部を形成している。内ケーシング93と吸込ケーシン
グ91は離間しており、間に弾性材からなるシール部材
94を設けている。
荷重側の端部には単段の羽根車18が取付けられてい
る。モータフレーム側板25には、案内装置58が係合
され、該案内装置58には内ケーシング93が係合され
ている。また、内ケーシング93にはライナリング55
が取付けられ、該ライナリング55は、羽根車18と摺
動部を形成している。内ケーシング93と吸込ケーシン
グ91は離間しており、間に弾性材からなるシール部材
94を設けている。
【0030】外筒12に設けられた電源用リード線穴1
2dに対応して、水中ケーブル取付用の配線用短管95
が外筒12の外周側から溶接固定されている。また吸込
ケーシング91には、ストレーナ96とポンプ台97が
取付けられている。
2dに対応して、水中ケーブル取付用の配線用短管95
が外筒12の外周側から溶接固定されている。また吸込
ケーシング91には、ストレーナ96とポンプ台97が
取付けられている。
【0031】本実施例によれば、吸込ケーシング91に
ストレーナ96を設けるとともにキャンドモータに給電
するために水中ケーブルを設けることにより、全周流型
の水中ポンプを構成することができる。即ち、ストレー
ナ96より吸込ケーシング91内に流入した流体は、羽
根車18により昇圧されて案内装置58を経て環状流路
50に導かれる。その後、流体は環状流路50から吐出
ケーシング92内に流入し、吐出ケーシング92に一体
に設けられた吐出ノズルから吐出される。
ストレーナ96を設けるとともにキャンドモータに給電
するために水中ケーブルを設けることにより、全周流型
の水中ポンプを構成することができる。即ち、ストレー
ナ96より吸込ケーシング91内に流入した流体は、羽
根車18により昇圧されて案内装置58を経て環状流路
50に導かれる。その後、流体は環状流路50から吐出
ケーシング92内に流入し、吐出ケーシング92に一体
に設けられた吐出ノズルから吐出される。
【0032】本発明のポンプユニットによれば、水中ポ
ンプ3によって陸上ポンプ1の吸込側に揚水することが
できるため、フート弁が必須でなくこれを削除すること
もでき、又、吸込性能を考慮しなくとも良いので、主ポ
ンプを構成する陸上ポンプ1の効率を高めることができ
る。
ンプ3によって陸上ポンプ1の吸込側に揚水することが
できるため、フート弁が必須でなくこれを削除すること
もでき、又、吸込性能を考慮しなくとも良いので、主ポ
ンプを構成する陸上ポンプ1の効率を高めることができ
る。
【0033】また、陸上ポンプ1と水中ポンプ3の接続
配管(吸込配管)2に逆止弁5を設けることにより、停
止の都度、吸込配管から落水することを防止できる。そ
して、接続配管2に分岐配管7を設け、分岐配管7の開
放端にフート弁8を設けることにより、主ポンプを構成
する陸上ポンプ1が始動した後には、水中ポンプ3を停
止しても支障なく運転を継続できる。この際、水中ポン
プ3の起動後に陸上ポンプ1が起動するように制御する
ことにより、水中ポンプ3が起動して陸上ポンプ1が満
水にならないと、陸上ポンプ1は起動しないので、陸上
ポンプ1が空運転する可能性がない。
配管(吸込配管)2に逆止弁5を設けることにより、停
止の都度、吸込配管から落水することを防止できる。そ
して、接続配管2に分岐配管7を設け、分岐配管7の開
放端にフート弁8を設けることにより、主ポンプを構成
する陸上ポンプ1が始動した後には、水中ポンプ3を停
止しても支障なく運転を継続できる。この際、水中ポン
プ3の起動後に陸上ポンプ1が起動するように制御する
ことにより、水中ポンプ3が起動して陸上ポンプ1が満
水にならないと、陸上ポンプ1は起動しないので、陸上
ポンプ1が空運転する可能性がない。
【0034】また、陸上ポンプ1と水中ポンプ3の接続
配管2中に満水検知器6を設けることにより、フート弁
8が正常で落水がない場合には、水中ポンプ3を運転し
なくとも陸上ポンプ1を起動・運転することができる。
配管2中に満水検知器6を設けることにより、フート弁
8が正常で落水がない場合には、水中ポンプ3を運転し
なくとも陸上ポンプ1を起動・運転することができる。
【0035】また本発明によれば、水中ポンプ3にキャ
ンドモータを使用することにより、ポンプユニットが正
常に機能する。一般に、メカニカルシール等の軸封装置
を使用した水中ポンプは、陸上ポンプよりもメンテナン
ス頻度が高い。従って、本発明のようにポンプユニット
を構成したとしても、不具合を多発する可能性がある。
すなわち、陸上ポンプが健全であるにも関わらず、補助
ポンプが故障してしまう確率が高い。これに対して、本
ポンプユニットは水中ポンプ3にキャンドモータを使用
しているため、メンテナンス頻度は極めて低い。従って
ポンプユニットが十分に機能する。
ンドモータを使用することにより、ポンプユニットが正
常に機能する。一般に、メカニカルシール等の軸封装置
を使用した水中ポンプは、陸上ポンプよりもメンテナン
ス頻度が高い。従って、本発明のようにポンプユニット
を構成したとしても、不具合を多発する可能性がある。
すなわち、陸上ポンプが健全であるにも関わらず、補助
ポンプが故障してしまう確率が高い。これに対して、本
ポンプユニットは水中ポンプ3にキャンドモータを使用
しているため、メンテナンス頻度は極めて低い。従って
ポンプユニットが十分に機能する。
【0036】また本発明において、陸上ポンプ1がキャ
ンドモータと自液潤滑軸受を使用している場合、空運転
は厳禁であるから、水中ポンプ3によって陸上ポンプ1
の吸込側に揚水することができるため、ポンプユニット
としての有意性が高い。しかも、陸上ポンプ1は吸上運
転であるにも関わらず、軸封装置が不要なのでメンテナ
ンスの頻度を極少にできる。
ンドモータと自液潤滑軸受を使用している場合、空運転
は厳禁であるから、水中ポンプ3によって陸上ポンプ1
の吸込側に揚水することができるため、ポンプユニット
としての有意性が高い。しかも、陸上ポンプ1は吸上運
転であるにも関わらず、軸封装置が不要なのでメンテナ
ンスの頻度を極少にできる。
【0037】また、図4に示すように水中ポンプ3の要
部外径DP とフランジ外径DF との関係をDP ≦DF の
ように構成しているので、補助ポンプとしての水中ポン
プ3は、従来のフート弁と同様の取付けスペースにて設
置可能である。
部外径DP とフランジ外径DF との関係をDP ≦DF の
ように構成しているので、補助ポンプとしての水中ポン
プ3は、従来のフート弁と同様の取付けスペースにて設
置可能である。
【0038】補助ポンプとしての水中ポンプ3は、主ポ
ンプとしての陸上ポンプ1まで水を到達させれば良い。
しかも、水中ポンプ3を停止させても運転が継続できる
範囲、すなわち、陸上ポンプ1が吸上運転可能な吸込揚
程範囲にて本発明は有効であるから、水中ポンプ3の運
転揚程は実質10mAq 以下で良い。つまり水中ポンプ3
を2極、50Hz、3,000rpm の回転数とすると、羽
根車18の外径は単段で100mm以下で十分である。従
って、水中ポンプ3の要部外径DP はフランジ外径DF
と同等以下にできる。なお、水中ポンプに逆止弁を内蔵
させることにより、水中ポンプは本ユニット専用ポンプ
として有効性が増す。
ンプとしての陸上ポンプ1まで水を到達させれば良い。
しかも、水中ポンプ3を停止させても運転が継続できる
範囲、すなわち、陸上ポンプ1が吸上運転可能な吸込揚
程範囲にて本発明は有効であるから、水中ポンプ3の運
転揚程は実質10mAq 以下で良い。つまり水中ポンプ3
を2極、50Hz、3,000rpm の回転数とすると、羽
根車18の外径は単段で100mm以下で十分である。従
って、水中ポンプ3の要部外径DP はフランジ外径DF
と同等以下にできる。なお、水中ポンプに逆止弁を内蔵
させることにより、水中ポンプは本ユニット専用ポンプ
として有効性が増す。
【0039】また、陸上ポンプ1が起動した後に水中ポ
ンプ3を停止するように構成すると、水中ポンプ3は始
動時のみの運転しか行われないので、寿命が長い。陸上
ポンプ1が始動した後は、吸込配管内は満水になってい
るので水中ポンプ3に頼らずとも、陸上ポンプ1だけで
十分運転可能である。この際、水中ポンプ3が吸込側の
抵抗となるが、図1に示すように分岐配管7を設けてお
けば問題を解決できる。
ンプ3を停止するように構成すると、水中ポンプ3は始
動時のみの運転しか行われないので、寿命が長い。陸上
ポンプ1が始動した後は、吸込配管内は満水になってい
るので水中ポンプ3に頼らずとも、陸上ポンプ1だけで
十分運転可能である。この際、水中ポンプ3が吸込側の
抵抗となるが、図1に示すように分岐配管7を設けてお
けば問題を解決できる。
【0040】本発明において、陸上ポンプ1を4,00
0rpm 以上で運転するように構成すると、陸上ポンプ1
を小型にできる。高速回転ポンプは吸込性能が劣る傾向
があるが、本発明のポンプユニットでは、吸込性能を考
慮する必要がない。従って、小型でポンプ効率優先の設
計ができる。特別に、高速回転のポンプでなくとも、吸
込性能のあまり良くない陸上ポンプについては、本ポン
プユニットを構成することで吸上運転を支障なく行うこ
とができる。
0rpm 以上で運転するように構成すると、陸上ポンプ1
を小型にできる。高速回転ポンプは吸込性能が劣る傾向
があるが、本発明のポンプユニットでは、吸込性能を考
慮する必要がない。従って、小型でポンプ効率優先の設
計ができる。特別に、高速回転のポンプでなくとも、吸
込性能のあまり良くない陸上ポンプについては、本ポン
プユニットを構成することで吸上運転を支障なく行うこ
とができる。
【0041】図5は本発明のポンプユニットの他の実施
例を示す図である。本実施例のポンプユニットは、主ポ
ンプを構成する陸上ポンプ1と、水中ポンプ3と、陸上
ポンプ1と水中ポンプ3とを接続する接続配管2とから
構成されている。分岐配管及びフート弁は設置されてい
ない。接続配管2には、逆止弁5と満水検知器6が設置
されている。なお満水検知器6は吐出配管9に設置して
もよい。
例を示す図である。本実施例のポンプユニットは、主ポ
ンプを構成する陸上ポンプ1と、水中ポンプ3と、陸上
ポンプ1と水中ポンプ3とを接続する接続配管2とから
構成されている。分岐配管及びフート弁は設置されてい
ない。接続配管2には、逆止弁5と満水検知器6が設置
されている。なお満水検知器6は吐出配管9に設置して
もよい。
【0042】本実施例においては、水中ポンプ3を始動
して接続配管2が満水になった後に、陸上ポンプ1を起
動・運転する。そして、水中ポンプ3は陸上ポンプ1の
運転中、常時稼働させておく。これによって、陸上ポン
プ1の吸込側には水中ポンプ3の押込圧が加わることに
なる。よって、本実施例においては吸込性能を考慮しな
くて良いので、主ポンプの効率を高めることができる。
また、フート弁が不要となる。本実施例においても、陸
上ポンプ1は図2及び図3に示す全周流型両吸込ポンプ
を使用し、水中ポンプ3は図4に示す縦型水中ポンプを
使用している。
して接続配管2が満水になった後に、陸上ポンプ1を起
動・運転する。そして、水中ポンプ3は陸上ポンプ1の
運転中、常時稼働させておく。これによって、陸上ポン
プ1の吸込側には水中ポンプ3の押込圧が加わることに
なる。よって、本実施例においては吸込性能を考慮しな
くて良いので、主ポンプの効率を高めることができる。
また、フート弁が不要となる。本実施例においても、陸
上ポンプ1は図2及び図3に示す全周流型両吸込ポンプ
を使用し、水中ポンプ3は図4に示す縦型水中ポンプを
使用している。
【0043】次に、本発明に係るサクションユニットの
一実施例を図6を参照して説明する。図6はサクション
ユニットを備えた陸上ポンプの側面図である。図6に示
されるように、陸上ポンプ100はサクションユニット
101を具備している。サクションユニット101は、
陸上ポンプの吸込管設置用に設けられ、吸込ピット10
2の上部開口部102aに設置される蓋103と、吸込
ピット102内に挿入される吸込管104と、吸込管1
04の水没側開放端に設けられた水中ポンプ105とか
ら構成されている。吸込管104の途中には逆止弁10
6が設置されている。前記吸込管104には分岐配管1
08が設けられており、この分岐配管108の開放端に
はフート弁109が設置されている。本実施例のサクシ
ョンユニットによれば、陸上ポンプ100と協働して図
1に示すポンプユニットの実施例と同様の作用効果を奏
する。
一実施例を図6を参照して説明する。図6はサクション
ユニットを備えた陸上ポンプの側面図である。図6に示
されるように、陸上ポンプ100はサクションユニット
101を具備している。サクションユニット101は、
陸上ポンプの吸込管設置用に設けられ、吸込ピット10
2の上部開口部102aに設置される蓋103と、吸込
ピット102内に挿入される吸込管104と、吸込管1
04の水没側開放端に設けられた水中ポンプ105とか
ら構成されている。吸込管104の途中には逆止弁10
6が設置されている。前記吸込管104には分岐配管1
08が設けられており、この分岐配管108の開放端に
はフート弁109が設置されている。本実施例のサクシ
ョンユニットによれば、陸上ポンプ100と協働して図
1に示すポンプユニットの実施例と同様の作用効果を奏
する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明のポンプユニ
ットによれば、水中ポンプによって陸上ポンプの吸込側
に揚水することができるため、フート弁が必須ではなく
これを削除することもでき、また吸込性能を考慮しなく
とも良いので、主ポンプの効率を高めることができる。
また、陸上ポンプと水中ポンプの接続配管に逆止弁を設
けることにより、停止の都度、吸込配管から落水するこ
とを防止できる。そして、吸込配管に分岐配管を設け、
分岐配管の開放端にフート弁を設けることにより、主ポ
ンプが始動した後には、水中ポンプを停止しても支障な
く運転を継続できる。この際、水中ポンプの起動後に陸
上ポンプが起動するように制御することにより、水中ポ
ンプが起動して陸上ポンプが満水にならないと、陸上ポ
ンプは起動しないので、陸上ポンプが空運転する可能性
がない。
ットによれば、水中ポンプによって陸上ポンプの吸込側
に揚水することができるため、フート弁が必須ではなく
これを削除することもでき、また吸込性能を考慮しなく
とも良いので、主ポンプの効率を高めることができる。
また、陸上ポンプと水中ポンプの接続配管に逆止弁を設
けることにより、停止の都度、吸込配管から落水するこ
とを防止できる。そして、吸込配管に分岐配管を設け、
分岐配管の開放端にフート弁を設けることにより、主ポ
ンプが始動した後には、水中ポンプを停止しても支障な
く運転を継続できる。この際、水中ポンプの起動後に陸
上ポンプが起動するように制御することにより、水中ポ
ンプが起動して陸上ポンプが満水にならないと、陸上ポ
ンプは起動しないので、陸上ポンプが空運転する可能性
がない。
【0045】また本発明のサクションユニットによれ
ば、陸上ポンプと協働して上述のポンプユニットと同様
の効果を奏する。
ば、陸上ポンプと協働して上述のポンプユニットと同様
の効果を奏する。
【図1】本発明に係るポンプユニットの一実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明のポンプユニットで使用される陸上ポン
プの断面図である。
プの断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】本発明のポンプユニットで使用される水中ポン
プの断面図である。
プの断面図である。
【図5】本発明に係るポンプユニットの他の実施例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】本発明に係るサクションユニットの一実施例を
示す側面図である。
示す側面図である。
1 陸上ポンプ 2 接続配管 3 水中ポンプ 4 吸込ピット 5 逆止弁 6 満水検知器 7 分岐配管 8 フート弁 11 ポンプケーシング 12 外筒 16 キャンドモータ 17 主軸 18A,18B,19A,19B 羽根車 23 固定子 24 モータフレーム外胴 25,26 モータフレーム側板 27 キャン 28 回転子 50 環状流路 55 ライナリング 65 吸込カバー 75,93 内ケーシング 85,94 シール部材 91 吸込ケーシング 92 吐出ケーシング 96 ストレーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 宮崎 義晶 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 平岩 廣直 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内
Claims (19)
- 【請求項1】 陸上ポンプの吸込側に水中ポンプの吐出
側を接続したことを特徴とするポンプユニット。 - 【請求項2】 前記陸上ポンプと水中ポンプの接続配管
中に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1記載のポ
ンプユニット。 - 【請求項3】 前記陸上ポンプと水中ポンプの接続配管
に分岐配管を設け、該分岐配管の開放端にフート弁を設
けたことを特徴とする請求項1又は2記載のポンプユニ
ット。 - 【請求項4】 前記水中ポンプの起動後に前記陸上ポン
プが起動するように制御することを特徴とする請求項1
乃至3のいずれか1項に記載のポンプユニット。 - 【請求項5】 前記陸上ポンプと水中ポンプの接続配管
中に満水検知器を設け、該配管が満水でない場合には、
陸上ポンプが起動しないように制御することを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポンプユニッ
ト。 - 【請求項6】 前記水中ポンプがキャンドモータを使用
していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
項に記載のポンプユニット。 - 【請求項7】 前記陸上ポンプがキャンドモータと自液
潤滑型軸受を使用していることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれか1項に記載のポンプユニット。 - 【請求項8】 前記水中ポンプの要部外径DP がフラン
ジ外径DF に対し、DP≦DFであることを特徴とする請
求項1乃至7のいずれか1項に記載のポンプユニット。 - 【請求項9】 前記水中ポンプに逆止弁を内蔵したこと
を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のポ
ンプユニット。 - 【請求項10】 前記水中ポンプの運転全揚程が10mA
q であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1
項に記載のポンプユニット。 - 【請求項11】 前記陸上ポンプが起動した後、前記水
中ポンプが停止するように制御することを特徴とする請
求項1乃至10のいずれか1項に記載のポンプユニッ
ト。 - 【請求項12】 前記陸上ポンプが4,000rpm 以上
の回転数で運転されることを特徴とする請求項1乃至1
1のいずれか1項に記載のポンプユニット。 - 【請求項13】 陸上ポンプの吸込管設置用に設けら
れ、吸込ピットの上部開口部に設置される蓋と、前記吸
込ピット内に挿入される吸込管とを有したサクションユ
ニットにおいて、前記吸込管の水没側開放端に水中ポン
プを設けたことを特徴とするサクションユニット。 - 【請求項14】 前記吸込管に逆止弁を設けたことを特
徴とする請求項13記載のサクションユニット。 - 【請求項15】 前記吸込管に分岐配管を設け、該分岐
配管の開放端にフート弁を設けたことを特徴とする請求
項13又は14記載のサクションユニット。 - 【請求項16】 前記水中ポンプがキャンドモータを使
用していることを特徴とする請求項13乃至15のいず
れか1項に記載のサクションユニット。 - 【請求項17】 前記水中ポンプの要部外径DP がフラ
ンジ外径DF に対しDP ≦DF であることを特徴とする
請求項13乃至16のいずれか1項に記載のサクション
ユニット。 - 【請求項18】 前記水中ポンプに逆止弁を内蔵したこ
とを特徴とする請求項13乃至17のいずれか1項に記
載のサクションユニット。 - 【請求項19】 前記水中ポンプの運転全揚程が10mA
q 以下であることを特徴とする請求項13乃至18のい
ずれか1項に記載のサクションユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31266494A JPH08144943A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ポンプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31266494A JPH08144943A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ポンプユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144943A true JPH08144943A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=18031945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31266494A Pending JPH08144943A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ポンプユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08144943A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1054592A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蓄熱式空気調和機 |
JP2001234872A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Hitachi Ltd | 油供給装置 |
JP2004132271A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Dengyosha Oridea:Kk | 汚水圧送装置 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP31266494A patent/JPH08144943A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1054592A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蓄熱式空気調和機 |
JP2001234872A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Hitachi Ltd | 油供給装置 |
JP2004132271A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Dengyosha Oridea:Kk | 汚水圧送装置 |
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