JPH0688589A - インラインポンプ - Google Patents
インラインポンプInfo
- Publication number
- JPH0688589A JPH0688589A JP26291592A JP26291592A JPH0688589A JP H0688589 A JPH0688589 A JP H0688589A JP 26291592 A JP26291592 A JP 26291592A JP 26291592 A JP26291592 A JP 26291592A JP H0688589 A JPH0688589 A JP H0688589A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- pump
- partition plate
- impeller
- side casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライナーリングと羽根車との同芯度の確保が
できるインラインポンプを提供する。 【構成】 吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5と
これら吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5とを接
続する外筒9からなるポンプケーシングと、ポンプケー
シング内に設けられたモータ20とを備え、吸込口と吐
出口とが同一線上に配置されるインラインポンプにおい
て、モータ20とモータ20の後流側に配置された羽根
車16との間にライナーリング15を有した仕切板41
を設け、仕切板41を羽根車16の主軸13を支承する
ラジアル軸受31を収容した軸受ハウジング42と一体
構造とした。
できるインラインポンプを提供する。 【構成】 吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5と
これら吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5とを接
続する外筒9からなるポンプケーシングと、ポンプケー
シング内に設けられたモータ20とを備え、吸込口と吐
出口とが同一線上に配置されるインラインポンプにおい
て、モータ20とモータ20の後流側に配置された羽根
車16との間にライナーリング15を有した仕切板41
を設け、仕切板41を羽根車16の主軸13を支承する
ラジアル軸受31を収容した軸受ハウジング42と一体
構造とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインラインポンプに係
り、特に板金製ポンプケーシングを備え吸込口と吐出口
とが同一線上に配置されるインラインポンプに関する。
り、特に板金製ポンプケーシングを備え吸込口と吐出口
とが同一線上に配置されるインラインポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から吸込口と吐出口とが同一線上に
配置されるインラインポンプが知られている。斯かるイ
ンラインポンプのケーシングは、吸込側ケーシングと、
吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側ケ
ーシング間に設けられた外筒とによって構成されてい
る。そして、吸込側ケーシング及び吐出側ケーシングは
鋳鉄等の鋳物製からなり、したがって、これらケーシン
グは一般的に剛性に富んでいるため、ライナーリングを
支持させることができた。
配置されるインラインポンプが知られている。斯かるイ
ンラインポンプのケーシングは、吸込側ケーシングと、
吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側ケ
ーシング間に設けられた外筒とによって構成されてい
る。そして、吸込側ケーシング及び吐出側ケーシングは
鋳鉄等の鋳物製からなり、したがって、これらケーシン
グは一般的に剛性に富んでいるため、ライナーリングを
支持させることができた。
【0003】一方、ケーシング内にはキャンドモータが
配設されており、このキャンドモータの軸受ハウジング
も同様に剛性に富むケーシングに支持させている。
配設されており、このキャンドモータの軸受ハウジング
も同様に剛性に富むケーシングに支持させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した鋳物製のケー
シングを備えたインラインポンプにおいては、ケーシン
グ、特に吸込側ケーシング又は吐出側ケーシングが剛性
を有しているため、ライナーリング及び軸受ハウジング
をこれらケーシングに支持させることができた。しかし
ながら、ケーシングがプレス製になった場合には、ケー
シングが剛性に欠け、配管外力等により変形するため、
ライナーリングや軸受ハウジングをケーシングに支持さ
せることができないという問題点があった。特に、ライ
ナーリングは羽根車に対して同芯度を確保することが重
要であるが、プレス製のケーシングの場合、ケーシング
の変形によって羽根車とライナーリングの同芯度が確保
できないという問題点があった。
シングを備えたインラインポンプにおいては、ケーシン
グ、特に吸込側ケーシング又は吐出側ケーシングが剛性
を有しているため、ライナーリング及び軸受ハウジング
をこれらケーシングに支持させることができた。しかし
ながら、ケーシングがプレス製になった場合には、ケー
シングが剛性に欠け、配管外力等により変形するため、
ライナーリングや軸受ハウジングをケーシングに支持さ
せることができないという問題点があった。特に、ライ
ナーリングは羽根車に対して同芯度を確保することが重
要であるが、プレス製のケーシングの場合、ケーシング
の変形によって羽根車とライナーリングの同芯度が確保
できないという問題点があった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、ライナーリングと羽根車との同芯度の確保ができる
インラインポンプを提供することを目的とする。
で、ライナーリングと羽根車との同芯度の確保ができる
インラインポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明のインラインポンプは、吸込側ケーシング
と吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシングとを接続する外筒からなるポンプケーシング
と、該ポンプケーシング内に設けられたモータとを備
え、吸込口と吐出口とが同一線上に配置されるインライ
ンポンプにおいて、前記モータと該モータの後流側に配
置された羽根車との間にライナーリング部を有した仕切
板を設け、該仕切板を前記羽根車の主軸を支承する軸受
を収容した軸受ハウジングと一体構造としたことを特徴
とするものである。
ため、本発明のインラインポンプは、吸込側ケーシング
と吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシングとを接続する外筒からなるポンプケーシング
と、該ポンプケーシング内に設けられたモータとを備
え、吸込口と吐出口とが同一線上に配置されるインライ
ンポンプにおいて、前記モータと該モータの後流側に配
置された羽根車との間にライナーリング部を有した仕切
板を設け、該仕切板を前記羽根車の主軸を支承する軸受
を収容した軸受ハウジングと一体構造としたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、ライナ
ーリング部を有した仕切板と軸受ハウジングとが一体構
造であるため、ライナーリング部と軸受との同芯度の確
保が容易となる。したがって、ライナーリング部と羽根
車との同芯度の確保が可能になる。また、配管外力等に
よりポンプケーシングが変形しても、この変形は弾性材
で吸収され、ライナーリング部に伝わることがなく、ラ
イナーリング部の同芯度確保が可能である。
ーリング部を有した仕切板と軸受ハウジングとが一体構
造であるため、ライナーリング部と軸受との同芯度の確
保が容易となる。したがって、ライナーリング部と羽根
車との同芯度の確保が可能になる。また、配管外力等に
よりポンプケーシングが変形しても、この変形は弾性材
で吸収され、ライナーリング部に伝わることがなく、ラ
イナーリング部の同芯度確保が可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るインラインポンプの一実
施例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明
の全周流型インラインポンプを示す断面図である。本実
施例に示すインラインポンプは、吸込側ケーシング1
と、吐出側ケーシング5と、この吸込側ケーシング1と
吐出側ケーシング5間を接続する外筒9とを備えてい
る。吸込側ケーシング1、外筒9及び吐出側ケーシング
5は、それぞれ開口部側の端部外周部に、それぞれ外方
に延設された鍔部1a,9a,9b,5aを備えてい
る。そして、吸込側ケーシング1と外筒9とは、相隣接
する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフランジ51,
51により挟持されるとともにボルト45により締め付
けられることにより、一体に接続されている。また、吐
出側ケーシング5と外筒9とは、同様に相隣接する鍔部
5a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフランジ52,52によ
り挟持されるとともにボルト45により締め付けられる
ことにより、一体に接続されている。そして、これら吸
込側ケーシング1、吐出側ケーシング5及び外筒9とで
ポンプケーシングが構成され、このポンプケーシング内
にはキャンドモータ20が配設されている。ここで吸込
側ケーシング1及び吐出側ケーシング5は、それぞれス
テンレスチール等の鋼板をプレスにより深絞りして形成
されている。
施例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明
の全周流型インラインポンプを示す断面図である。本実
施例に示すインラインポンプは、吸込側ケーシング1
と、吐出側ケーシング5と、この吸込側ケーシング1と
吐出側ケーシング5間を接続する外筒9とを備えてい
る。吸込側ケーシング1、外筒9及び吐出側ケーシング
5は、それぞれ開口部側の端部外周部に、それぞれ外方
に延設された鍔部1a,9a,9b,5aを備えてい
る。そして、吸込側ケーシング1と外筒9とは、相隣接
する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフランジ51,
51により挟持されるとともにボルト45により締め付
けられることにより、一体に接続されている。また、吐
出側ケーシング5と外筒9とは、同様に相隣接する鍔部
5a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフランジ52,52によ
り挟持されるとともにボルト45により締め付けられる
ことにより、一体に接続されている。そして、これら吸
込側ケーシング1、吐出側ケーシング5及び外筒9とで
ポンプケーシングが構成され、このポンプケーシング内
にはキャンドモータ20が配設されている。ここで吸込
側ケーシング1及び吐出側ケーシング5は、それぞれス
テンレスチール等の鋼板をプレスにより深絞りして形成
されている。
【0009】吸込側ケーシング1は略円筒容器状の本体
部2と、この本体部2に接続され本体部2より吸込側に
延設された吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側
ケーシング5も、吸込側ケーシング1と同様に、略円筒
容器状の本体部6と、この本体部6より吸込側に延設さ
れた吐出ノズル7とを備えている。そして、吸込ノズル
3及び吐出ノズル7に吸込フランジ10及び吐出フラン
ジ11がそれぞれ固定されている。
部2と、この本体部2に接続され本体部2より吸込側に
延設された吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側
ケーシング5も、吸込側ケーシング1と同様に、略円筒
容器状の本体部6と、この本体部6より吸込側に延設さ
れた吐出ノズル7とを備えている。そして、吸込ノズル
3及び吐出ノズル7に吸込フランジ10及び吐出フラン
ジ11がそれぞれ固定されている。
【0010】一方、吸込側ケーシング1内には、1段目
羽根車12が収容されており、この1段目羽根車12は
キャンドモータ20の主軸13に固定され支持されてい
る。また、1段目羽根車12の外周部を囲むようにガイ
ドベーンまたはボリュートを構成する案内装置14が設
置されている。案内装置14は羽根車12の前面を覆っ
ており、内ケーシングの機能も果たしている。案内装置
14はインロー嵌合部を有し、このインロー嵌合部がキ
ャンドモータ20のモータフレーム側板23と嵌合され
ている。案内装置14の吸込側部の内周端に、ライナー
リング15が固定されている。そして、案内装置14の
吸込側部と吸込側ケーシング1との間隙にはシール部材
46が介装されており、このシール部材46によって吸
込側(低圧側)と吐出側(高圧側)とがシールされてい
る。
羽根車12が収容されており、この1段目羽根車12は
キャンドモータ20の主軸13に固定され支持されてい
る。また、1段目羽根車12の外周部を囲むようにガイ
ドベーンまたはボリュートを構成する案内装置14が設
置されている。案内装置14は羽根車12の前面を覆っ
ており、内ケーシングの機能も果たしている。案内装置
14はインロー嵌合部を有し、このインロー嵌合部がキ
ャンドモータ20のモータフレーム側板23と嵌合され
ている。案内装置14の吸込側部の内周端に、ライナー
リング15が固定されている。そして、案内装置14の
吸込側部と吸込側ケーシング1との間隙にはシール部材
46が介装されており、このシール部材46によって吸
込側(低圧側)と吐出側(高圧側)とがシールされてい
る。
【0011】一方、吐出側ケーシング5内には、2段目
羽根車16が収容されており、この2段目羽根車16は
前記主軸13の他端部に固定され支持されている。そし
て、キャンドモータ20のモータフレーム側板24と2
段目羽根車16との間には仕切板41と軸受ハウジング
42とが一体構造になった一体部材40が設けられ、こ
の仕切板41によって1段目羽根車12から吐出され円
筒状流路50を通過した流体が2段目羽根車16の吸込
側に案内されるようになっている。
羽根車16が収容されており、この2段目羽根車16は
前記主軸13の他端部に固定され支持されている。そし
て、キャンドモータ20のモータフレーム側板24と2
段目羽根車16との間には仕切板41と軸受ハウジング
42とが一体構造になった一体部材40が設けられ、こ
の仕切板41によって1段目羽根車12から吐出され円
筒状流路50を通過した流体が2段目羽根車16の吸込
側に案内されるようになっている。
【0012】図2は図1のII−II線断面図であり、同図
に示されるように仕切板41と軸受ハウジング42とは
リブ43を介して一体に接続され、相隣接するリブ4
3,43間が吸込流路44になっている。また、仕切板
41の内周部にはライナーリング15が固定され、仕切
板41の外周部と吐出側ケーシング5との間には弾性材
からなるシール部材46が介装されている。配管外力等
による吐出側ケーシング5の変形はシール部材46によ
って吸収され、この変形がライナーリング15に伝わる
ことはない。なお、仕切板41は図示のように外周側を
プレス製等の別ピースとしてもよい。
に示されるように仕切板41と軸受ハウジング42とは
リブ43を介して一体に接続され、相隣接するリブ4
3,43間が吸込流路44になっている。また、仕切板
41の内周部にはライナーリング15が固定され、仕切
板41の外周部と吐出側ケーシング5との間には弾性材
からなるシール部材46が介装されている。配管外力等
による吐出側ケーシング5の変形はシール部材46によ
って吸収され、この変形がライナーリング15に伝わる
ことはない。なお、仕切板41は図示のように外周側を
プレス製等の別ピースとしてもよい。
【0013】また、吐出側ケーシング5の内側面には戻
り羽根17が設置されている。戻り羽根17は複数の羽
根18と側板19とを一体に接続したものからなり、こ
の戻り羽根17は2段目羽根車16の半径方向外側を覆
うようになっていない。2段目羽根車16から吐出され
た流体は、一旦、自由渦流れとなり、その後戻り羽根1
7によって吐出側ケーシング5の吐出口に案内されるよ
うになっている。
り羽根17が設置されている。戻り羽根17は複数の羽
根18と側板19とを一体に接続したものからなり、こ
の戻り羽根17は2段目羽根車16の半径方向外側を覆
うようになっていない。2段目羽根車16から吐出され
た流体は、一旦、自由渦流れとなり、その後戻り羽根1
7によって吐出側ケーシング5の吐出口に案内されるよ
うになっている。
【0014】しかして、本実施例によれば、ライナーリ
ング15を有した仕切板41と軸受ハウジング42とが
一体構造であるため、ライナーリング15とラジアル軸
受との同芯度の確保が容易となる。したがって、ライナ
ーリング15と羽根車16との同芯度の確保が可能にな
る。また、仕切板41の前後には、羽根車16によって
差圧が形成されるため、押さえ板等を使用しなくても仕
切板41及び軸受ハウジング42の抜け止めが可能とな
る。
ング15を有した仕切板41と軸受ハウジング42とが
一体構造であるため、ライナーリング15とラジアル軸
受との同芯度の確保が容易となる。したがって、ライナ
ーリング15と羽根車16との同芯度の確保が可能にな
る。また、仕切板41の前後には、羽根車16によって
差圧が形成されるため、押さえ板等を使用しなくても仕
切板41及び軸受ハウジング42の抜け止めが可能とな
る。
【0015】前記キャンドモータ20のモータフレーム
21は略円筒状のフレーム外胴22と、このフレーム外
胴22の両側開口部に設けられたフレーム側板23,2
4とから構成されている。フレーム外胴22は、その外
周部に軸方向に沿って放射状に複数のリブ22aが形成
されている。この複数のリブ22aは、プレス成形によ
ってモータフレーム外胴22に一体に形成され、そし
て、これらリブ22aの外側面がポンプケーシングの外
筒9の内周面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者
はスポット溶接等で接合され一体化されている。
21は略円筒状のフレーム外胴22と、このフレーム外
胴22の両側開口部に設けられたフレーム側板23,2
4とから構成されている。フレーム外胴22は、その外
周部に軸方向に沿って放射状に複数のリブ22aが形成
されている。この複数のリブ22aは、プレス成形によ
ってモータフレーム外胴22に一体に形成され、そし
て、これらリブ22aの外側面がポンプケーシングの外
筒9の内周面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者
はスポット溶接等で接合され一体化されている。
【0016】前記モータフレーム21内には、ステータ
25及びロータ26が配設されている。ロータ26は主
軸13によって支持されており、また、ステータ25の
内側には円筒状のキャン27が嵌着されている。また、
前記フレーム側板23には、ラジアル軸受28が支持さ
れており、ラジアル軸受28は主軸13に嵌合された軸
スリーブ29を回転支承するようになっている。
25及びロータ26が配設されている。ロータ26は主
軸13によって支持されており、また、ステータ25の
内側には円筒状のキャン27が嵌着されている。また、
前記フレーム側板23には、ラジアル軸受28が支持さ
れており、ラジアル軸受28は主軸13に嵌合された軸
スリーブ29を回転支承するようになっている。
【0017】前記フレーム側板24には、軸受ハウジン
グ42が弾性材47を介して着脱可能に設けられてい
る。即ち、軸受ハウジング42は弾性材47によってフ
ローティング状態でフレーム側板24に保持されてい
る。軸受ハウジング42はラジアル軸受31と固定側ス
ラストメタル32とをそれぞれ保持しており、ラジアル
軸受31は主軸13に嵌合された軸スリーブ33を回転
支承するようになっている。一方、主軸13の吐出側端
部には、スラストディスク34が固定されており、スラ
ストディスク34は前記固定側スラストメタル32と対
向する回転側スラストメタル35を備えている。
グ42が弾性材47を介して着脱可能に設けられてい
る。即ち、軸受ハウジング42は弾性材47によってフ
ローティング状態でフレーム側板24に保持されてい
る。軸受ハウジング42はラジアル軸受31と固定側ス
ラストメタル32とをそれぞれ保持しており、ラジアル
軸受31は主軸13に嵌合された軸スリーブ33を回転
支承するようになっている。一方、主軸13の吐出側端
部には、スラストディスク34が固定されており、スラ
ストディスク34は前記固定側スラストメタル32と対
向する回転側スラストメタル35を備えている。
【0018】前記インラインポンプの作用を説明する
と、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は、1段目羽根
車12内に導かれる。1段目羽根車12から吐出された
流体は案内装置14を経て遠心方向から軸方向に流れ方
向が転換された後、外筒9とキャンドモータ20のモー
タフレーム外胴22との間に形成された流路50に流入
し、この流路50を通って吐出側ケーシング5内に流入
する。この吐出側ケーシング5内に流入した流体は軸受
ハウジング42に一体に形成された仕切板41に案内さ
れて2段目羽根車16内に導かれる。2段目羽根車16
から吐出された流体は、一旦、自由渦流れとなり、その
後、戻り羽根17を経て遠心方向から求心方向に流れ方
向が転換された後、吐出ノズル7より排出される。
と、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は、1段目羽根
車12内に導かれる。1段目羽根車12から吐出された
流体は案内装置14を経て遠心方向から軸方向に流れ方
向が転換された後、外筒9とキャンドモータ20のモー
タフレーム外胴22との間に形成された流路50に流入
し、この流路50を通って吐出側ケーシング5内に流入
する。この吐出側ケーシング5内に流入した流体は軸受
ハウジング42に一体に形成された仕切板41に案内さ
れて2段目羽根車16内に導かれる。2段目羽根車16
から吐出された流体は、一旦、自由渦流れとなり、その
後、戻り羽根17を経て遠心方向から求心方向に流れ方
向が転換された後、吐出ノズル7より排出される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イナーリング部を有した仕切板と軸受ハウジングとが一
体構造であるため、ライナーリング部と軸受との同芯度
の確保が容易となる。したがって、ライナーリング部と
羽根車との同芯度の確保が可能になる。また、配管外力
等によりポンプケーシングが変形しても、この変形は弾
性材で吸収され、ライナーリング部に伝わることがな
く、ライナーリング部の同芯度確保が可能である。
イナーリング部を有した仕切板と軸受ハウジングとが一
体構造であるため、ライナーリング部と軸受との同芯度
の確保が容易となる。したがって、ライナーリング部と
羽根車との同芯度の確保が可能になる。また、配管外力
等によりポンプケーシングが変形しても、この変形は弾
性材で吸収され、ライナーリング部に伝わることがな
く、ライナーリング部の同芯度確保が可能である。
【0020】また、本発明によれば、仕切板前後の差圧
により、軸受ハウジングの抜け止めが可能となり、押さ
え板が不要となる。さらに本発明によれば、軸受ハウジ
ングを含む吐出側の羽根車、ロータ等の回転体を外部で
組み立てることができるため、スラストメタルの軸方向
のエンドプレーの調整が容易となる。
により、軸受ハウジングの抜け止めが可能となり、押さ
え板が不要となる。さらに本発明によれば、軸受ハウジ
ングを含む吐出側の羽根車、ロータ等の回転体を外部で
組み立てることができるため、スラストメタルの軸方向
のエンドプレーの調整が容易となる。
【図1】本発明に係るインラインポンプの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
1 吸込側ケーシング 3 吸込ノズル 5 吐出側ケーシング 7 吐出ノズル 9 外筒 12 1段目羽根車 13 主軸 14 案内装置 16 2段目羽根車 21 モータフレーム 22 モータフレーム外胴 23,24 フレーム側板 25 ステータ 26 ロータ 40 一体部材 41 仕切板 42 軸受ハウジング 46 シール部材 47 弾性材
Claims (4)
- 【請求項1】 吸込側ケーシングと吐出側ケーシングと
これら吸込側ケーシングと吐出側ケーシングとを接続す
る外筒からなるポンプケーシングと、該ポンプケーシン
グ内に設けられたモータとを備え、吸込口と吐出口とが
同一線上に配置されるインラインポンプにおいて、前記
モータと該モータの後流側に配置された羽根車との間に
ライナーリング部を有した仕切板を設け、該仕切板を前
記羽根車の主軸を支承する軸受を収容した軸受ハウジン
グと一体構造としたことを特徴とするインラインポン
プ。 - 【請求項2】 前記仕切板と軸受ハウジングとの間に吸
込流路を形成したことを特徴とする請求項1記載のイン
ラインポンプ。 - 【請求項3】 前記仕切板と前記ポンプケーシングの内
周部との間には弾性材が介装されていることを特徴とす
る請求項1記載のインラインポンプ。 - 【請求項4】 前記軸受ハウジングは弾性材を介してモ
ータフレームに半径方向が固定されていることを特徴と
する請求項1記載のインラインポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291592A JPH0688589A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291592A JPH0688589A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688589A true JPH0688589A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17382379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26291592A Pending JPH0688589A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688589A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997037133A1 (fr) * | 1996-03-29 | 1997-10-09 | Ebara Corporation | Boitier pour machines utilisant des fluides |
KR100918808B1 (ko) * | 2008-07-21 | 2009-09-25 | 홍해영 | 보텍스 코어 토출형 펌프 |
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1992
- 1992-09-04 JP JP26291592A patent/JPH0688589A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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