JPH074380A - 全周流型キャンドモータポンプ - Google Patents

全周流型キャンドモータポンプ

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JPH074380A
JPH074380A JP16870693A JP16870693A JPH074380A JP H074380 A JPH074380 A JP H074380A JP 16870693 A JP16870693 A JP 16870693A JP 16870693 A JP16870693 A JP 16870693A JP H074380 A JPH074380 A JP H074380A
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canned motor
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良男 三宅
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耕司 伊勢本
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圭太 上井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静音・小型で幅広い要項点に対応でき、かつ
機種統合を図ることができる生産性の良好なノンシール
型の全周流型キャンドモータポンプを提供することを目
的とする。 【構成】 キャンドモータMの外周部に環状の流路45
を形成した全周流型ポンプにおいて、羽根車61に近接
し羽根車61と直接又はライナリング62を介して摺動
部を形成する内ケーシング63と、内ケーシング63を
囲む外ケーシング1とを設け、外ケーシング1には装置
外部から流体を導く吸込口を設け、内ケーシング63に
は羽根車61から吐出された流体を遠心方向から軸方向
に導く案内装置64を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全周流型キャンドモータ
ポンプに係り、特にキャンドモータの外周部に環状の流
路を形成した小型で静音型の全周流型キャンドモータポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からモータの冷却や騒音低減を目的
とした全周流型ポンプは知られている。またメカニカル
シール等の軸封装置のない所謂ノンシール構造のポンプ
に対する要求は強く、キャンドモータポンプやマグネッ
ト駆動ポンプによって対応されている。さらに現在のポ
ンプに最も強く求められているのは小型化である。この
ため、インバータ等の周波数変換器を用いて、モータの
回転数を上げる手法が用いられてきている。さらにまた
赤水対策として材料面では耐食性のステンレス鋼板をプ
レス成形して製作することが行なわれている。
【0003】一方、ポンプ一般を見ると、主として性能
面の制約から多段型や両吸込型の構造形態があり、さら
に使用環境の制約から陸上ポンプの他に水中ポンプが一
般化されている。以上ポンプに求められる要素を列挙し
たが、再度まとめてみると、静音小型ノンシール
赤水対策の4つの要素が主として挙げられるが、実際
には各要素に別個の技術的課題があるため、上記要素を
全て満足したポンプの製品化はままならなかった。
【0004】従って、生産者側は多種多様なポンプを別
個に用意する必要があった。この結果、単一機種当たり
の生産性が阻害されるため、コスト高の製品を使用者に
押し付けることになっていた。
【0005】次に各要素単位で従来技術の問題点を詳述
する。 静音 騒音を抑えるための手法には、音が出ないようにする手
法と、発生した音を吸音する手法がある。前者の具体例
は回転数低減である。しかしながら、この方法ではポン
プ部が大きくなってしまうのは勿論のこと、モータ部も
大きなものになってしまう。従って、小型・省スペース
化の要求に合致しない。また後者の具体例としては吸音
材やサイレンサの装着がある。しかしながら、コスト高
になるのは勿論のこと、例えばモータに吸音材を装着す
るとモータの温度上昇が高くなるため、余裕のある大型
のモータを使用せざるを得ない。
【0006】これらを解決する手法として、前述した全
周流型ポンプがある。この形式はモータの外周部に取扱
液を通過させることによって、モータの発生する音を吸
音する効果がある。また取扱液によるモータ冷却が期待
できるため、モータを小型にすることができる。しかし
ながら、本形式はポンプ部の発生する音については効果
がない。また、特にインバータ等によって高速回転した
場合には、ポンプ部の発生する騒音が大きくなると共
に、モータ部で発生した振動がポンプ部を経由して騒音
となる場合もある。
【0007】小型 ポンプ部を小型にするための最も有効な手段は、回転数
を上げることである。この場合、前述のように騒音の問
題が伴う。また高回転になるに従って、吸込性能が劣化
することと、大容量、低揚程の要項を満足させるために
は、ポンプ設計上の目安となる所謂比速度(Ns)が過
大になってしまうことも大きな問題である。尚、Nsが
大きくなると、生産性の悪い3次元羽根車を使用する必
要がある。
【0008】モータを小型にするためには、絶縁階級を
上げて高い温度上昇値で使用する手法や、冷却条件を良
くして温度上昇値を下げる手法があるが、いずれもコス
ト高になる傾向がある。また、回転数を上げて、出力当
たりのトルクを下げてモータを小型化する手法もある。
この場合、高速化に伴う機械損の増加によって騒音の問
題が生ずる。また三相誘導電動機とインバータを組み合
わせて高速化する場合には、モータ内で磁気的な振動が
発生し、騒音をもたらす事例も多い。
【0009】高速化に伴う問題としては軸受を忘れては
ならない。一般に軸受は回転数が高い程寿命は短くな
る。従って、例えば滑り軸受を使用する場合には、耐久
性の高い、硬い材料、例えばセラミックを使用する必要
がある。この種の硬い材料は一般に脆いので、片当たり
等があると割れる恐れがある。従って、加工精度や組立
精度には注意を要する。さらに高速回転で使用する場合
には、軸受機能の上で、摺動部の隙間はなるべく小さく
する必要がある。
【0010】また、軸受部の隙間が大きいと、取扱液中
の異物が侵入し易くなり、短期的に軸受を痛めてしま
う。さらに、隙間が大きいと、回転体の微小なバランス
(電気的・磁気的・機械的)によって、摺動部に振動が
生じるため、これによって騒音を発生する場合がある。
従って、前述の加工精度及び組立精度は極めて高い値を
要求され、コスト高の要因となる。
【0011】ポンプを小型にするために高速化すると、
吸込性能および比速度の上で問題を生ずることは前に述
べた。これを解決する手法として両吸込型ポンプがあ
る。本構造は、水量を2つの羽根車に分割できるため、
前述の問題を解決する上で好適である。一方、ノンシー
ル構造のポンプとしてはマグネット駆動ポンプとキャン
ドモータポンプがあるが、前者は構造上、両吸込型を構
成するのが困難である。後者についても両吸込型は、小
出力のポンプでわずかに発表されているに過ぎない。
【0012】ノンシール ノンシール構造のポンプとしてはマグネット駆動ポンプ
とキャンドモータポンプがあるが、前者は構造上、両吸
込型を構成するのが困難である。後者についても、両吸
込型は小出力のポンプでわずかに発表されているに過ぎ
ない。
【0013】赤水対策 腐食に伴う赤水対策の手段としては、ステンレス材料の
使用が最も一般的である。このうちステンレス製の薄板
をプレス成形して使用するのが最も生産性が良い。しか
しながら、この手法は金型等の専用の生産設備を必要と
するため、同一の形状寸法で多量に使用する部品でなけ
ればコストメリットが出ない。またポンプの構造として
は、なるべく中子のない単純形状部品によって構成され
るように配慮することが肝要となる。従来の中子のある
鋳物製ポンプをそのままの構造でプレス成形ポンプにす
ることは極めて生産性が悪いので避けるべきである。さ
らに付け加えると、薄肉の板金製部品は、強度的に十分
満足されるものであっても剛性がない。従って、上記部
品による構成体は必ず変形を伴う柔構造となる。従っ
て、変形しても要部に被害が及ばないような構造にする
必要がある。また、振動による騒音を発生し易いので、
荷重変動を伴う部品と装置の外側に位置する部品の間で
振動の伝播がないように配慮する必要がある。しかしな
がら実際の製品で上記内容に配慮されているものは見当
たらない。
【0014】その他 上述した4つの要素以外に、容量及び揚程の要素があ
る。即ち、小容量、高揚程の要項に対しては多段ポン
プ、大容量、低揚程の要項に対しては、両吸込型ポンプ
を充当する方法が一般的である。
【0015】従来のポンプは、上述した各要素をそれぞ
れ満たすため、それぞれ構造が異なるポンプとせざるを
得ないが、その各々の構造に共用性が薄く、独立した機
種として別々にシリーズ化されていた。当然ながら、こ
の種のポンプをプレス成形部品にて製作すると、個々の
製作数量が限定されるためコストメリットがなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、静音・小型
で幅広い要項点に対応でき、かつ機種統合を図ることが
できる生産性の良好なノンシール型の全周流型キャンド
モータポンプを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の全周流型キャンドモータポンプの第1の態
様は、キャンドモータの外周部に環状の流路を形成した
全周流型ポンプにおいて、羽根車に近接し該羽根車と直
接又はライナリングを介して摺動部を形成する内ケーシ
ングと、該内ケーシングを囲む外ケーシングとを設け、
上記外ケーシングには装置外部から流体を導く吸込口を
設け、上記内ケーシングには羽根車から吐出された流体
を遠心方向から軸方向に導く案内装置を設けたものであ
る。は、ケーシングを外ケーシングと内ケーシングとに
分割して設け、内ケーシング内又は内ケーシングと一体
に羽根車から吐出された流体を遠心方向から軸方向に導
く案内装置を設けたものである。
【0018】本発明の全周流型キャンドモータポンプの
第2の態様は、キャンドモータの外周部に環状の流路を
形成した全周流型ポンプにおいて、羽根車に近接し該羽
根車と直接又はライナリングを介して摺動部を形成する
内ケーシングと、該内ケーシングを囲む外ケーシングと
を設け、上記外ケーシングには装置外部から流体を導く
吸込口を設け、上記内ケーシングには羽根車から吐出さ
れた流体を導く案内装置を設け、モータの端部に上記内
ケーシングとの取付同芯度を保つためのいんろうを設け
たことを特徴とするものである。
【0019】本発明の全周流型キャンドモータポンプの
第3の態様は、固定子外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴と、該モータフレーム外胴の開放端に溶接固定さ
れるモータフレーム側板と、固定子内周部に嵌着され上
記モータフレーム側板に接合されるキャンと、モータフ
レーム外胴の外周部との間に環状流路を形成すると共に
該モータフレーム外胴に溶接固定される外筒とを備え、
該外筒の開放端2ヶ所に相手部品を取付けると共に取扱
液を内部に保持するための取付部を設けるとともに該外
筒の外周部に電源接続用のリード線の取出口を設け、上
記外筒の開放端の少なくとも一方には外ケーシングを取
付け、該外ケーシングには装置外部から流体を導く吸込
口を設け、上記外ケーシングの内側に羽根車に近接し該
羽根車と直接又はライナリングを介して摺動部を形成す
る内ケーシングを設け、該内ケーシングには羽根車から
吐出された流体を導く案内装置を設け、上記モータフレ
ーム側板に上記内ケーシングとの取付同芯度を保つため
のいんろうを設けたことを特徴とするものである。
【0020】また本発明の1態様では、内ケーシングに
設けられる案内装置が流体を遠心方向に導き、軸芯側に
戻さないように構成されている。また遠心方向の流れを
軸方向に導き、環状流路へ滑らかに案内している。
【0021】さらに本発明の1態様では、ケーシングを
構成する部材をステンレス等の耐食性材料の板金製とし
ている。
【0022】さらにまた本発明の1態様では、モータを
2極三相誘導電動機とし、該モータの入力側に周波数変
換器を設けて、60Hz以上の周波数の電力をモータに供
給することによって羽根車を3600r.p.m.以上の回転
数で回転させるようにしている。
【0023】
【作用】上述した構成からなる本発明によれば、ケーシ
ングを外ケーシングと内ケーシングに分割したため、外
ケーシングに加わる外力の影響が内ケーシングに伝わり
にくい。そして、外ケーシングと内ケーシングとの間に
は、取扱液が介在されるため、内ケーシング部で生じる
振動が、外ケーシングに伝わりにくい。従って、たとえ
内ケーシング部で振動が生じたとしても、ポンプ装置全
体は、全周流型の効果とあいまって、極めて静音なもの
になる。また、内ケーシングは、外力の影響を受けにく
く、且つモータとの同芯度が確保されるため、羽根車摺
動部の隙間を小さくできる。この結果、上記摺動部から
の取扱液の漏れが少なくなり、ポンプ効率が高まると共
に、振動を小さくする効果を期待でき、ポンプ部の静音
を図ることができる。これらの効果は、特にモータ部が
板金材等による溶接構造になっている場合に顕著であ
る。
【0024】また、本発明によれば、上述したようにポ
ンプ部の振動・騒音を防止できるために、羽根車の回転
数を上げることができる。したがって、ポンプ部の小型
化を図ることができる。しかも、取扱液によりキャンド
モータの冷却が行える全周流型ポンプであるため、キャ
ンドモータの小型化も図ることができ、全体としてコン
パクトなノンシール型のポンプを構成することができ
る。
【0025】また本発明の1態様では、内ケーシングに
設けられる案内装置が流体を外周方向に導き、軸芯側に
戻さないように構成されている。この結果、軸芯側に戻
す場合必要となる空間が削除できるため、ポンプを小型
にできる。また外周方向の流れを軸方向に導き、環状流
路へ滑らかに案内しているため、流体力学的損失を小さ
く抑えることができ、ポンプ効率が高まると共に、振動
を小さくする効果も期待できる。
【0026】また本発明の1態様では、外ケーシングと
内ケーシングの当接箇所に弾性材を介在させている。こ
の結果、外ケーシングと内ケーシングを分割させた効果
が更に向上する。即ち、内ケーシング部で発生した振動
が外ケーシングに伝わりにくくなる効果が助長される。
【0027】さらに本発明の1態様では、外ケーシング
を耐食性材料からなる板金製としている。ポンプ材料に
は赤水対策等の上からステンレス材を使用することが望
ましいが、鋳鉄等の材料に比較してコスト高である。こ
のため、薄肉のステンレス鋼板を使用するのが一般的で
ある。この種の材料の長所は、プレス成形により、生産
性を良く部品を製作できることである。又、短所は強度
が十分であっても剛性が無いため外力を受けると変形し
易いことである。従来のポンプはケーシングの変形が、
羽根車の摺動部に影響を与える構造となっていた。従っ
て、本来、剛性のないケーシングに剛性を付与するため
に、補強部材を溶接固定する場合が多く、このことが生
産性を阻害していた。
【0028】また、この種の補強を実施したとしても、
次の問題を解決できなかった。すなわち、ケーシングと
圧力変動を伴う内部部材、もしくはケーシングと羽根車
摺動部材が接触していると、振動がケーシングに伝わ
る。この際、ケーシングが板金製であると大きな騒音を
もたらす結果となる。本発明は前述のようにケーシング
を外ケーシングと内ケーシングを分割し、内ケーシング
をモータに支持させている。また、外ケーシングと内ケ
ーシングの間に弾性材を介在させている。この結果、外
ケーシングは変形しても実害がないため、補強を必要と
せず、生産性良く製作できる。
【0029】さらに本発明の1態様では、ラジアル軸受
及び/又はスラスト軸受を保持する軸受ブラケットを弾
性材を介してモータのいんろうに挿入するようにしてい
る。この結果、ラジアル軸受の摺動隙間を極めて小さな
値にすることができ、摺動部の振動・騒音を低く抑える
ことができる。また、両端を支持するラジアル軸受は弾
性材によって、径方向に移動可能であるため、摺動部は
常に均一な同芯度で組立てられる。ポンプを高速回転で
運転する場合、軸受は耐久性の高い硬い材料、例えばセ
ラミックを使用する必要があるが、この種の材料は一般
に脆い。従って、片当たり等があると割れる恐れがある
が、本発明においては均一な同芯度が確保できるため、
片当りの恐れがない。
【0030】さらに摺動隙間について付け加えると、摺
動隙間が大きいと、特に高速回転で使用する場合、回転
体の電気的・磁気的・機械的アンバランスによって振動
を生じ易い。この振動は軸受を介して装置全体に伝わ
り、振動・騒音問題を引き起こす。本発明は、軸受ブラ
ケットとモータの間に弾性材が介装されているため、上
記振動を吸収することができる。
【0031】さらに本発明は、モータ部およびポンプ部
の主たる構造を共通としつつインライン型・両吸込型・
水中型のポンプを容易に製作できるように構成してい
る。従って、部品を共用化でき、生産性が良い。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る全周流型キャンドモータ
ポンプの実施例を図1乃至図5を参照して説明する。図
1は、本発明を適用したインラインポンプを示す断面図
である。本実施例に示す全周流型キャンドモータポンプ
は、モータ部Mとポンプ部Pとから構成されている。モ
ータ部Mは、固定子27と、該固定子27の外周部に嵌
着されるモータフレーム外胴24と、該モータフレーム
外胴24の開放端に溶接固定されるモータフレーム側板
25,26と、固定子27の内周部に嵌着され上記モー
タフレーム側板25,26に溶接固定されるキャン29
とを備えたキャンドモータから構成されている。また、
モータフレーム外胴24の外周部には、プレス成形によ
って外方に突出した複数個の空条リブ24aが設けてあ
る。
【0033】モータフレーム外胴24と外筒9とは、空
条リブ24aの部分で溶接固定され、且つ両者の間に
は、環状流路45が形成されている。また、本実施例で
は、上記空条リブ24aに穴24bを設けてあり、これ
に対応して外筒9には穴9cが設けられている。穴24
bと穴9cは溶接によって、環状流路にかかる水圧から
水密に保持されている。電源接続用のリード線は上記穴
24b、穴9cを通過して、外筒9cの外周部に設置さ
れるターミナルボックス38に収納されるようになって
いる。
【0034】また、外筒9の軸方向の開放端2ヶ所に
は、相手部品を取付けると共に取扱液を内部に保持する
ための取付部として、外方に延設した鍔9a,9bが設
けられている。上記モータフレーム側板25,26に
は、ポンプ部との取付同芯度を保つためにいんろう25
a,26aが各々設けられている。また、外筒9および
モータフレーム外胴24は、いずれも薄肉のステンレス
鋼板で形成されている。
【0035】また、本実施例では、外筒9の両端に設け
られる鍔9aと9bの形状が同一であり、且つモータフ
レーム側板25の端面25cと鍔9aの軸方向の関係寸
法が、モータフレーム側板26の端面26cと鍔9bの
軸方向の関係寸法に一致している。また回転子28は主
軸16に焼バメ固定されており、主軸16は回転子28
の両側に延設されている。
【0036】反スラスト荷重側の軸受周辺部について以
下に説明する。第1軸受ブラケットを構成する軸受ブラ
ケット35には、ラジアル軸受36と固定側スラスト軸
受37が設けられている。ラジアル軸受36の端面は、
固定側スラスト摺動部材としての機能も付与されてい
る。上記ラジアル軸受36と固定側スラスト軸受37を
挟んで両側には、回転側スラスト摺動部材である回転側
スラスト軸受40とスラストカラー41が設けられてい
る。回転側スラスト軸受40は、スラストディスク39
に固定され、このスラストディスク39は砂よけ66お
よび座金を介して主軸16の端部に設けられたねじおよ
びナット69によって固定されている。
【0037】軸受ブラケット35はモータフレーム側板
26に設けられた雌いんろうに弾性材からなるOリング
34を介して挿入されている。また、軸受ブラケット3
5は、弾性材からなるガスケット43を介してモータフ
レーム側板26に当接している。尚、図中38は、ラジ
アル軸受36と摺動部を形成するスリーブである。
【0038】次に、スラスト荷重側の軸受周辺部につい
て以下に説明する。第2軸受ブラケットを構成する軸受
ブラケット31には、ラジアル軸受32が設けられてい
る。図中33は、ラジアル軸受32と摺動部を形成する
スリーブであり、スリーブ33は座金42に当接し、該
座金42は、羽根車61等を介して主軸16の端部に設
けられたねじおよびナット69によって固定されてい
る。尚、座金42の外径はラジアル軸受32の外径とほ
ぼ同一になっている。軸受ブラケット31は、モータフ
レーム側板25に設けられた雌いんろうに弾性材からな
るOリング30を介して挿入されている。そして、軸受
ブラケット31はモータフレーム側板25に当接してい
る。
【0039】次にポンプ部について説明する。外筒9の
開放端の鍔9aに対応して、吸込外ケーシング1の開放
端に鍔1aが設けられている。両鍔9a,1aは、シー
ル部材8を介して別部材のケーシングフランジ57およ
び58により挟持されている。この際、締結用のボルト
59およびナット60が使用される。
【0040】吸込外ケーシング1は、鍔1aの反対側の
端部に吸込ノズル67を有している。主軸16のスラス
ト荷重側の端部には、羽根車61が取付けられている。
モータフレーム側板25に設けられたいんろう25aに
は、案内装置64が係合され、該案内装置64には同芯
度高く、内ケーシング63が係合されている。また、内
ケーシング63には、ライナリング62が取付けられ、
該ライナリング62は羽根車61と摺動部を形成してい
る。内ケーシング63と吸込外ケーシング1とは、離隔
されており、この離隔部に弾性材からなるシール部材6
5が設けられており、このシール部材65によって、羽
根車61により昇圧された取扱液が羽根車61の吸込部
に漏れることを防止している。
【0041】一方、外筒9の開放端の鍔9bに対応し
て、吐出外ケーシング5の開放端に鍔5aが設けられて
いる。両鍔9b,5aはシール部材8を介して別部材の
ケーシングフランジ53および54により挟持されてい
る。この際、締結用のボルト55およびナット56が使
用される。吐出外ケーシング5は、鍔5aの反対側の端
部に吐出ノズル68を有している。主軸16の反スラス
ト荷重側の端部には、砂よけ66が取付けられている。
尚、吸込外ケーシング1,内ケーシング63,吐出外ケ
ーシング5はいずれもステンレス鋼板製である。
【0042】次に、前述のように構成されたインライン
ポンプの電源回路を図2を参照して説明する。ポンプケ
ーシング内に配置されたキャンドモータMは周波数イン
バータ90に接続されている。周波数インバータ90は
平滑回路91及び整流回路92を介して交流電源93に
接続されている。上記構成によって、交流電源93から
供給される商用周波数(50/60Hz)の交流を整流
回路92で整流し、平滑回路91で平滑して直流に順変
換し、インバータ90で交流に逆変換して高周波数を
得、キャンドモータMを駆動することによりモータの回
転数を2極モータ以上の回転数領域(3600r.p.m.以
上)に設定することができる。
【0043】次にインラインポンプの作用を簡単に説明
すると、吸込ノズル67より吸い込まれた流体は羽根車
61内に導かれる。回転する羽根車61から吐出された
流体は、内ケーシング63の案内装置64を経て半径方
向(遠心方向)から軸方向に流れ方向が転換された後、
外筒9とキャンドモータMのモータフレーム外胴24と
の間に形成された流路45に流入し、この流路45を通
って吐出外ケーシング5内に流入する。その後、流体は
吐出外ケーシング5に設けられた吐出ノズル68より排
出される。
【0044】図3は本発明を適用した多段型のインライ
ンポンプを示す断面図であり、スラスト荷重側に羽根車
を2ヶ配置している。図3において、図1の構成要素と
同一の作用及び機能を有する構成要素は同一符号を付し
て説明する。本実施例に示す多段型のインラインポンプ
は、吸込外ケーシング1内に2段の羽根車61A,61
Bを具備している。そして、1段目羽根車61Aを収容
する1段目内ケーシング63Aと、2段目羽根車61B
を収容する2段目内ケーシング63Bとが設けられてい
る。
【0045】1段目羽根車61Aから2段目羽根車61
Bに流体を導くために戻り羽根70が設置されている。
また、2段目内ケーシング63Bには、羽根車61Bか
ら吐出された流体を遠心方向から軸方向に導くための案
内装置64が設置されている。その他の機能は図1に示
すインラインポンプと同様である。
【0046】本実施例においては、図1に示すインライ
ンポンプに羽根車を1個追加し多段型としたものであ
り、高揚程を確保することができるとともに、図1に示
すインラインポンプと大多数の部品を共用することがで
きる。
【0047】図4は本発明を適用した脚付両吸込型ポン
プを示す断面図である。図4において、図1の構成要素
と同一の作用及び機能を有する構成要素は同一符号を付
して説明する。
【0048】図4に示される全周流型両吸込ポンプは中
央にキャンドモータMを備えており、このキャンドモー
タMの主軸16の両軸端に軸方向外方に開口した吸込部
を有する羽根車61,61がそれぞれ固定されている。
前記羽根車61,61をそれぞれ収容する略円筒容器状
の吸込外ケーシング71,71が設けられており、これ
らケーシング71,71はステンレススチール等の鋼板
をプレス成形することにより製作されており、外筒9に
よって互いに接続されている。ケーシング71,71と
外筒9とは、それぞれフランジ53,54;57,58
によって固定されている。
【0049】吸込外ケーシング71,71はそれぞれ吸
込ノズル71a,71aを具備し、これら吸込ノズル7
1a,71aはヘッダー管73によって接続されてい
る。ヘッダー管73には中央部に吸込部73aが形成さ
れており、この吸込部73aに吸込口73bが開口して
いる。そして、吸込部73aには吸込フランジ74が固
定されている。
【0050】上記吸込外ケーシング71,71の内部に
は、ケーシング71,71内をそれぞれ吸込室75とハ
イドロケーシング室76とに分離する仕切板77,77
が固定されている。
【0051】また仕切板77,77の内側にはガイドベ
ーンまたはボリュートを構成する案内装置64,64を
備えた内ケーシング63,63が設置されている。さら
に外筒9の中央部には、吐出ノズル78が接続されてい
る。なお、吐出ノズル78には吐出フランジ52が固定
されている。その他の構成は図1に示す実施例と同様で
ある。
【0052】次に、前述のように構成された全周流型両
吸込ポンプの作用を説明する。吸込口73bより吸い込
まれた流体は、ヘッダー管73によって左右に分岐して
吸込ノズル71a,71aよりケーシング71,71内
に流入する。ケーシング71,71内に流入した流体
は、仕切板77,77に形成された吸込開口77c,7
7cを通って羽根車61,61内に導かれる。羽根車6
1,61から吐出された流体は、それぞれ案内装置6
4,64を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換さ
れた後、外筒9とキャンドモータMのモータフレーム外
胴24との間に形成された流路45に流入し、この流路
45を流れる間に合流し外筒9の開口より吐出ノズル7
8を経て吐出口78aより吐出される。
【0053】本実施例によれば、吐出量を2つの羽根車
に分割できるため、大容量、低揚程を満足することがで
き、吸込性能および比速度の上で問題を生ずることがな
い。
【0054】図5は、本発明を適用した立型水中ポンプ
を示す断面図である。図1の実施例に対比して異なる点
は、外筒9に設けられた電源用リード線穴9cに対応し
て、水中ケーブル取付用の配線用短管81を外筒9の外
周側から溶接固定している点と、吸込外ケーシング1に
は、ストレーナ82とポンプ台83が取付けられている
点である。
【0055】本実施例によれば、吸込外ケーシングにス
トレーナを設けるとともにキャンドモータに給電するた
めに水中ケーブルを設けることにより、全周流型の水中
ポンプを構成することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、静
音・小型で幅広い要項点に対応できる生産性良好なノン
シール構造のポンプとすることができる。
【0057】また、本発明によれば、モータ部及びポン
プ部の主たる構造を共通としつつインラインポンプ、両
吸込型ポンプ及び水中ポンプを構成することができる。
したがって、ポンプの主たる構造の共通化を図ることが
できるとともに部品の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全周流型キャンドモータポンプを
インラインポンプに適用した実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示すインラインポンプの電源回路を示す
図である。
【図3】本発明に係る全周流型キャンドモータポンプを
多段型のインラインポンプに適用した実施例を示す断面
図である。
【図4】本発明に係る全周流型キャンドモータポンプを
脚付の両吸込型ポンプに適用した実施例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明に係る全周流型キャンドモータポンプを
立型水中ポンプに適用した実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,71 (吸込)外ケーシング 1a,5a,9a,9b 鍔 5 吐出外ケーシング 8 シール部材 9 外筒 9c,24b リード線引出穴 16 主軸 24 モータフレーム外胴 24a 空条リブ 25,26 モータフレーム側板 25a,25b,26a,26b いんろう 27 固定子 28 回転子 29 キャン 30,34 Oリング 31,35 軸受ブラケット 32,36 ラジアル軸受 33 スリーブ 37 固定側スラスト軸受 38 スリーブ 39 スラストディスク 40 回転側スラスト軸受 45 環状流路 51 吸込フランジ 52 吐出フランジ 53,54,57,58 ケーシングフランジ 61 羽根車 62 ライナリング 63 内ケーシング 64 案内装置 65 シール部材 67 吸込ノズル 68 吐出ノズル 82 ストレーナ 83 ポンプ台 90 周波数インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャンドモータの外周部に環状の流路を
    形成した全周流型ポンプにおいて、羽根車に近接し該羽
    根車と直接又はライナリングを介して摺動部を形成する
    内ケーシングと、該内ケーシングを囲む外ケーシングと
    を設け、上記外ケーシングには装置外部から流体を導く
    吸込口を設け、上記内ケーシングには羽根車から吐出さ
    れた流体を遠心方向から軸方向に導く案内装置を設けた
    ことを特徴とする全周流型キャンドモータポンプ。
  2. 【請求項2】 キャンドモータの外周部に環状の流路を
    形成した全周流型ポンプにおいて、羽根車に近接し該羽
    根車と直接又はライナリングを介して摺動部を形成する
    内ケーシングと、該内ケーシングを囲む外ケーシングと
    を設け、上記外ケーシングには装置外部から流体を導く
    吸込口を設け、上記内ケーシングには羽根車から吐出さ
    れた流体を導く案内装置を設け、モータの端部に上記内
    ケーシングとの取付同芯度を保つためのいんろうを設け
    たことを特徴とする全周流型キャンドモータポンプ。
  3. 【請求項3】 固定子外周部に嵌着されるモータフレー
    ム外胴と、該モータフレーム外胴の開放端に溶接固定さ
    れるモータフレーム側板と、固定子内周部に嵌着され上
    記モータフレーム側板に接合されるキャンと、モータフ
    レーム外胴の外周部との間に環状流路を形成すると共に
    該モータフレーム外胴に溶接固定される外筒とを備え、
    該外筒の開放端2ヶ所に相手部品を取付けるとともに取
    扱液を内部に保持するための取付部を設けるとともに該
    外筒の外周部に電源接続用のリード線の取出口を設け、
    上記外筒の開放端の少なくとも一方には外ケーシングを
    取付け、該外ケーシングには装置外部から流体を導く吸
    込口を設け、上記外ケーシングの内側に羽根車に近接し
    該羽根車と直接又はライナリングを介して摺動部を形成
    する内ケーシングを設け、該内ケーシングには羽根車か
    ら吐出された流体を導く案内装置を設け、上記モータフ
    レーム側板に上記内ケーシングとの取付同芯度を保つた
    めのいんろうを設けたことを特徴とする全周流型キャン
    ドモータポンプ。
  4. 【請求項4】 上記環状流路を外筒と該外筒内に設けら
    れたキャンドモータの外周部との間に形成し、上記外筒
    の外周部に電源接続用のリード線の取出口を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の全
    周流型キャンドモータポンプ。
  5. 【請求項5】 上記案内装置は流体を遠心方向に導き、
    流体を軸芯側に戻さないように構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の全周流
    型キャンドモータポンプ。
  6. 【請求項6】 上記案内装置は流体を遠心方向から軸方
    向に導き、かつ流体を上記環状流路に案内するように構
    成されていることを特徴とする請求項5記載の全周流型
    キャンドモータポンプ。
  7. 【請求項7】 上記案内装置は軸方向から見て等配形状
    をなしていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  8. 【請求項8】 上記羽根車によって昇圧された取扱液が
    羽根車の吸込部にもれることを防止するために上記内ケ
    ーシングと上記外ケーシング間をシールする弾性材から
    なるシール部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の全周流型キャンドモータポン
    プ。
  9. 【請求項9】 上記外ケーシングが耐食性材料からなる
    板金製であることを特徴とする請求項1乃至8記載のい
    ずれか1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  10. 【請求項10】 上記外筒が耐食性材料からなる板金製
    であることを特徴とする請求項3乃至9項のいずれか1
    項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  11. 【請求項11】 上記モータフレーム外胴を板金製と
    し、該モータフレーム外胴と上記外筒で上記環状流路を
    形成し、かつ上記モータフレーム外胴から外方にもしく
    は上記外筒から内方に突出した空条リブをプレス成形に
    よって設け、該リブによって上記外筒と上記モータフレ
    ーム外胴を嵌合固定したことを特徴とする請求項10記
    載の全周流型キャンドモータポンプ。
  12. 【請求項12】 上記空条リブに電源接続用のリード線
    を取出すための穴を設けたことを特徴とする請求項11
    記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  13. 【請求項13】 上記外ケーシング及び上記外筒はそれ
    ぞれ端部の外周部に外方に延設された鍔部を有し、該鍔
    部が別部材により挟持されることによって接続されてい
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の全周流型
    キャンドモータポンプ。
  14. 【請求項14】 上記羽根車を支持する主軸を支承する
    ためのラジアル軸受を保持した第1軸受ブラケットの両
    端部に摺動面を有する固定側スラスト摺動部材を設け、
    該固定側スラスト摺動部材を挟むように回転側スラスト
    摺動部材を設け、上記第1軸受ブラケットを反スラスト
    荷重側のモータの端面に設けられた雌いんろうに挿入す
    ると共に、該第1軸受ブラケットを上記モータに軸方向
    に当接させたことを特徴とする請求項1乃至13のいず
    れか1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の第1軸受ブラケット
    の取付位置の反対側のモータの端面に設けられた雌いん
    ろうにラジアル軸受を保持した第2軸受ブラケットを挿
    入するとともに、該第2軸受ブラケットを上記モータに
    軸方向に当接させたことを特徴とする請求項14に記載
    の全周流型キャンドモータポンプ。
  16. 【請求項16】 上記第1及び第2軸受ブラケットの少
    なくとも一方を弾性材を介してモータのいんろうに挿入
    したことを特徴とする請求項14又は15に記載の全周
    流型キャンドモータポンプ。
  17. 【請求項17】 上記モータを2極三相誘導電動機と
    し、該モータの入力側に周波数変換器を設けて、60Hz
    以上の周波数の電力をモータに供給することによって羽
    根車を3600r.p.m 以上の回転数で回転させることを
    特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の全
    周流型キャンドモータポンプ。
  18. 【請求項18】 上記モータの両軸側に各々ポンプ吸込
    口とポンプ吐出口を対向して設け、全体をインライン型
    に構成したことを特徴とする請求項1乃至17のいずれ
    か1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  19. 【請求項19】 上記モータの主軸の両側に各々ポンプ
    吸込口を設け、ポンプ吐出口を上記環状流路を形成する
    部材の外側面に設けることによって、全体を両吸込型ポ
    ンプに構成したことを特徴とする請求項1乃至17のい
    ずれか1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  20. 【請求項20】 上記モータの両端部の関係寸法を同一
    にしたことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1
    項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
  21. 【請求項21】 上記環状流路を形成する部材の外側面
    から取出されるモータリード線に水中ケーブルを接続
    し、該接続部を水密に保護することによって、全体を水
    中ポンプとしたことを特徴とする請求項1乃至20のい
    ずれか1項に記載の全周流型キャンドモータポンプ。
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