JPH08143815A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents

塗料用樹脂組成物

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JPH08143815A
JPH08143815A JP28972494A JP28972494A JPH08143815A JP H08143815 A JPH08143815 A JP H08143815A JP 28972494 A JP28972494 A JP 28972494A JP 28972494 A JP28972494 A JP 28972494A JP H08143815 A JPH08143815 A JP H08143815A
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JP
Japan
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mol
polyester resin
resin
molecular weight
coating
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JP28972494A
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English (en)
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Masahide Amemoto
正秀 飴本
Hikari Watanabe
光 渡辺
Hajime Kumada
肇 熊田
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高度加工性を保持しながら、耐汚染性ならび
に塗膜硬度などをも保持した、しかも、塗膜の耐押し跡
性、耐溶剤性、耐薬品性ならびに光沢などが良好なる、
極めて実用性の高い塗料用樹脂組成物を、就中、塗装鋼
板塗料用樹脂組成物を提供することにある。 【構成】 芳香族ジカルボン酸を主体とする酸成分と、
ビスフェノールSのアルキレンオキサイドを主体とする
ポリオール成分とを用いて得られる、特定の数平均分子
量を有するポリエステル樹脂を、必須の皮膜形成成分と
して含有することから成る、塗料用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規にして有用なる塗
料用樹脂組成物に関する。さらに詳細には、本発明は、
必須の皮膜形成成分として、特定の高分子量ポリエステ
ル樹脂を含有することから成る、特に、鉄あるいは非鉄
金属などの表面に塗装して用いられるものであって、塗
膜硬度が高いにも拘らず、加工性が良好であり、しか
も、とりわけ、耐汚染性、耐溶剤性ならびに耐押跡性な
どに優れた性能を示すと共に、とりわけ、光沢ならびに
耐蝕性などにも優れた塗膜を形成し得る、高分子量ポリ
エステル塗料用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、家電製品などの塗装
は、鋼板を加工し、成形せしめたのちに塗装するとい
う、いわゆるポスト・コートが為されていたが、塗装工
程の合理化ないしは生産性の向上化をはじめ、公害防止
や作業環境改善などの諸問題を解決するために、平鋼板
を塗装したのちに、加工し、成形を行うという、いわゆ
るプレ・コート(PCM)塗装方法へと移行しつつあ
る。
【0003】かかるPCM塗装方法に使用されるプレ・
コート鋼板は、塗装後において、複雑な形状に加工され
るのが、一般的であるという処から、当然のことなが
ら、とりわけ、高い加工性が要求される。
【0004】加えて、家電製品中にあっても、とりわ
け、冷蔵庫や洗濯機などに対しては、塗膜硬度、耐押跡
性、耐溶剤性、耐汚染性、耐薬品性ならびに耐蝕性など
の上で、一層、高い性能のものが要求される。
【0005】これまでの処、これらの家電製品の塗装に
は、主として、熱硬化型アクリル樹脂が用いられて来た
が、これは、当該アクリル樹脂塗料が、塗膜硬度にも、
耐溶剤性、耐押跡性、耐汚染性ならびに耐薬品性などに
も優れているというためである。
【0006】しかしながら、アクリル樹脂塗料にあって
は、プレ・コート用塗料として用いるには、加工性など
が不足しており、そこで、此の加工性を満足させるに
は、どうしても、当該アクリル樹脂を軟質化せしめると
いう必要があるけれども、そのようにすれば、もはや、
実用に耐え得るような塗膜硬度にしても、耐溶剤性、耐
押跡性、耐汚染性ならびに耐薬品性にしても、これらの
諸性能を求めることは、頗る、困難なものとなる。
【0007】また、熱硬化型ポリエステル樹脂塗料は、
カラー・トタンなどのコイル・コーティングに用いられ
て来たものではあるが、とりわけ、加工性と、塗膜硬度
および耐汚染性とのバランスが取れない、という欠点が
ある。
【0008】ところで、ポリエステル樹脂を、減圧下に
おいて、高度に、重縮合せしめて得られる高分子量型ポ
リエステル樹脂は、通常の分岐型ポリエステル樹脂に比
較して、加工性に優れるというものであって、主とし
て、冷蔵庫や洗濯機などの、いわゆる家電製品にも実用
化されている。
【0009】しかしながら、こうした高分子量型ポリエ
ステル樹脂の多くは、直鎖状ポリエステル樹脂であっ
て、カラー・トタンなどへの、いわゆるコイル・コーテ
ィングに、通常、用いられているような分岐状ポリエス
テル樹脂に比べて、とりわけ、塗膜の耐溶剤性、塗膜硬
度、光沢、耐押跡性、耐汚染性ならびに耐薬品性などに
劣るという、致命的なる欠陥がある。
【0010】高分子量直鎖状ポリエステル樹脂を、一般
的な架橋剤、たとえば、塗料用アミノ樹脂などの硬化剤
で以て硬化させたような場合には、塗膜の架橋密度が低
く、加えて、架橋構造も不均一である。
【0011】そのために、塗膜硬度、耐汚染性、耐押跡
性、耐溶剤性、光沢ならびに耐薬品性などに劣るという
欠点を有している。これら諸性能の改良化の技術として
は、特開昭64−33168号公報、特開平5−179
197号あるいは特開平5−179198に開示されて
いるようなものがある。
【0012】しかし、特開昭64−33168号公報に
開示されているような方法によると、加工性などが不足
しているし、また、特開平5−179197号ならびに
179198号公報などに開示されているような方法に
よれば、耐汚染性などに劣っているという処から、依然
として、問題を残している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明者らは、高度加工性を保持しながら、耐汚染性、塗
膜硬度、耐押跡性、耐溶剤性、耐薬品性ならびに光沢な
どが良好なる、家電用プレ・コート塗料用樹脂を開発す
ることを目的として、鋭意、研究を開始した。
【0014】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、一にかかって、高度加工性を保持しながら、耐汚
染性ならびに塗膜硬度などをも保持した、しかも、塗膜
の耐押跡性、耐溶剤性、耐薬品性ならびに光沢などが良
好なる、極めて実用性の高い塗料用樹脂組成物を、就
中、塗装鋼板塗料用樹脂組成物を提供しようとするにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述した如き、本発明が解決しようとする課題に照準を
合わせて、鋭意、検討を重ねた結果、ほぼ、直鎖状の高
分子量ポリエステル樹脂の酸成分として、硬度が高く、
しかも、加工性などの良好なる、芳香族ジカルボン酸を
主体とした酸成分を用いるという一方で、
【0016】該高分子量ポリエステル樹脂のポリオール
成分としても、極めて可撓性に富み、硬度も高く、とり
わけ、耐溶剤性ならびに耐汚染性などの良好なる、ビス
フェノールSのアルキレンオキサイド付加物を用いて得
られる、ほぼ、直鎖状の高分子量ポリエステル樹脂と、
特定の架橋剤とを組み合わせることにより、
【0017】上述したような課題を見事に解決し得、し
たがって、上述のような目的を見事に達成し得るに及ん
で、ここに、本発明を完成させるに到った。
【0018】すなわち、本発明は、基本的には、その一
つとして、必須の皮膜形成成分として、ポリエステル樹
脂を含有することから成る塗料用樹脂組成物において、
該ポリエステル樹脂が、約6,000〜約40,000
なる範囲内の数平均分子量を有するものであって、しか
も、該ポリエステル樹脂が、その全酸成分に対して、8
6〜100モル%の芳香族ジカルボン酸と、0〜14モ
ル%の、その他のジカルボン酸とを用い、かつ、全ポリ
オール成分に対して、10〜100モル%の、ビスフェ
ノールSのアルキレンオキサイド付加物と、20モル%
未満の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリコールと、85
〜0モル%の、その他のグリコールとを用いて得られる
ものであることから成る、高分子量ポリエステル塗料用
樹脂組成物を提供しようとするものであるし、
【0019】その二つとして、約6,000〜約40,
000なる範囲内の数平均分子量を有するものであっ
て、しかも、該ポリエステル樹脂が、その全酸成分に対
して、86〜100モル%の芳香族ジカルボン酸と、0
〜14モル%の、その他のジカルボン酸のとを用い、か
つ、全ポリオール成分に対して、15〜100モル%
の、ビスフェノールSのアルキレンオキサイド付加物
と、20モル%未満の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリ
コールと、85〜0モル%の、その他のグリゴールとを
用いて得られる、高分子量ポリエステル樹脂の70重量
%以上と、30重量%以下の架橋剤とを、必須の皮膜形
成成分として含有することから成る、高分子量ポリエス
テル塗料用樹脂組成物を提供しようとするものである。
【0020】具体的には、必須の皮膜形成成分として、
ポリエステル樹脂を含有することから成る塗料用樹脂組
成物において、該ポリエステル樹脂が、約6,000〜
約40,000なる範囲内の数平均分子量を有するもの
であって、しかも、該ポリエステル樹脂が、その全酸成
分に対して、86〜95モル%の芳香族ジカルボン酸
と、5〜14モル%の、その他のジカルボン酸とを用
い、かつ、全ポリオール成分に対して、10〜95モル
%の、ビスフェノールSのアルキレンオキサイド付加物
と、20モル%未満の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリ
コールと、85〜5モル%の、その他のグリコールとを
用いて得られるものであることから成る、高分子量ポリ
エステル塗料用樹脂組成物を提供しようとするものであ
るし、
【0021】さらには、上記した架橋剤が、アルキルエ
ーテル化アミノ樹脂、ブロック・ポリイソシアネート化
合物、N−メチロール(メタ)アクリルアミドおよびN
−アルコキシ(メタ)アクリルアミドよりなる群から選
ばれる、少なくとも1種以上のものであるような、加工
性が良好であって、しかも、とりわけ、耐汚染性、塗膜
の硬度、ならびに耐押跡性、耐溶剤性、および耐薬品
性、光沢などに優れた塗膜を形成し得る、極めて実用性
の高い塗料樹脂組成物を提供しようとするものである。
【0022】当該高分子量ポリエステル樹脂の数平均分
子量としては、約6,000〜約40,000の範囲が
適切である。この数平均分子量が約6,000未満の場
合には、とりわけ、高度加工性などの保持が困難となり
易いし、一方、この数平均分子量は約40,000を超
えて余りに高くなる場合には、どうしても、有機溶剤に
溶解させることが困難となり易くなるし、しかも、希釈
粘度が高くなって、実用的でなくなり易いので、いずれ
の場合も好ましくない。より好ましい数平均分子量とし
ては、7,000〜30,000なる範囲内が適切であ
る。
【0023】本発明において、必須のポリオール成分と
して用いられる、上記したビスフェノールSのアルキレ
ンオキサイド付加物とは、たとえば、ビスフェノールS
にエチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサ
イドを付加せしめることによって得られるような付加
体、あるいは混合付加体を指称するものであって、当該
ビスフェノールSのアルキレンオキサイド付加物として
特に望ましいものは、ビスフェノールSの1分子当たり
のオキサイド単位で以て、此のオキサイド単位が2〜1
0モル程度、付加した形の付加物である。
【0024】この場合において、特に、アルキレンオキ
サイドの付加量に制限はないが、アルキレンオキサイド
付加量が余りに多くなると、どうしても、可撓性などは
よくなるけれども、塗膜硬度などが低下するので、好ま
しくない。
【0025】より好ましくは、ビスフェノールSの1分
子当たりのオキサイド単位で、2〜6モルのオキサイド
単位が付加した形の付加体である。また、必要によって
は、これらのアルキレンオキサイド付加量の異なる数種
類の付加体を混合した形で以て用いることも出来る。
【0026】該ビスフェノールSのアルキレンオキサイ
ド付加物の使用量について、特に制限はないが、その使
用量が、全ポリオール中の10モル%未満の場合には、
どうしても、その効果が期待できなくなって来るので、
全ポリオール中の10モル%以上を使用する必要があ
る。
【0027】より好ましくは、全ポリオール中の15モ
ル%以上となるように、使用することが適切である。
【0028】必要によって、使用できる、炭素数が2〜
8なる脂肪族グリコールは、その使用量については、全
ポリオール中の20モル%未満が望ましい。此の脂肪族
グリコールの使用量が20%以上になれば、どうして
も、塗膜硬度などが低下するようになるし、ひいては、
耐汚染性などが低下するようになるなど、目的とするポ
リエステル樹脂が得られにくいという欠点を生じるよう
になって、好ましくないという処から、15%以下にす
るのが望ましい。
【0029】使用できる、炭素数が2〜8なる脂肪族グ
リコールとしては、特に限定はないが、それらのうちで
も特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロパンジオール(プロピレングリコー
ル)、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、
【0030】エチルブチルプロパンジオール、2,2’
−ジエチルプロパンジオール、2−メチルプロパンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ドデカ
ンジオールまたはオクタデカンジオールなどである。
【0031】かかる高分子量ポリエステル樹脂に使用で
きるポリオール成分として、前掲したような種々のポリ
オールを、1種ないしは2種以上、使用できることは、
勿論のこととして、そのほかにも、併用することの出来
るポリオールとして、特に限定するものではないが、そ
れらのうちでも特に代表的なもののみを例示するにとど
めれば、数平均分子量が約150〜約6,000なる範
囲内の、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレン
グリコールを主たる代表例とする、各種のポリアルキレ
ングリコール類;
【0032】あるいは水添ビスフェノールF、水添ビス
フェノールA、水添ビスフェノールS、シクロヘキサン
ジメタノール、ビスフェノールFもしくはビスフェノー
ルAの如き、各種ビスフェノール類のアルキレンオキサ
イド付加体;
【0033】さらには、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸またはシクロヘキサンジアシッド(シクロヘキサンジ
カルボン酸)の如き、各種のジカルボン酸類のアルキレ
ンオキサイド付加体;
【0034】さらにまた、イプシロン・カプロラクトン
(ε−カプロラクトン)の如き、分子内エステル類;あ
るいは該分子内エステル類を開環重合せしめることによ
り得られる形の、分子量が約200〜約5,000なる
ラクトンポリマー類;あるいはまた、テトラヒドロフラ
ンを開環重合せしめることにより得られる形の、分子量
が約200〜約5,000なる範囲内のポリテトレメチ
レンエーテルグリコールなどである。
【0035】本発明における、もう一方の必須の原料成
分として用いられる、前記した芳香族ジカルボン酸は、
全酸成分を基準として、86〜100モル%の範囲内で
以て使用されることが望ましい。86モル%未満の場合
には、どうしても、とりわけ、耐汚染性、塗膜硬度、耐
溶剤性ならびに耐押跡性などが悪くなり易くなる処か
ら、望ましくない。
【0036】より好ましくは、90モル%以上を用いる
ことが適切であるし、実質的に、全量が、芳香族ジカル
ボン酸となるように用いることが、より適切である。使
用できる該芳香族ジカルボン酸としては、特に限定はな
いけれども、それらのうちでも特に代表的なもののみを
例示するにとどめれば、(無水)フタル酸、イソフタル
酸またはテレフタル酸などである。
【0037】上記した芳香族ジカルボン酸と併用し得
る、その他のジカルボン酸として特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、(無水)コハク酸、(無水)
マレイン酸、(無水)イタコン酸、フマル酸、グルタル
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、シクロヘ
キサンジアシッド(シクロヘキサンジカルボン酸)、
【0038】テトラヒドロ(無水)フタル酸、ヘキサヒ
ドロ(無水)フタル酸または(無水)テトラクロルフタ
ル酸などで以て代表されるような、種々の脂肪族−ある
いは脂環式ジカルボン酸などを挙げることが出来る。
【0039】これらの芳香族ジカルボン酸ならびにその
他のジカルボン酸は単独使用でもよいし、2種以上の併
用でもよいことは、勿論である。
【0040】また、当該高分子量ポリエステル樹脂は、
ジカルボン酸とジオールとを主体として調製されるもの
であるが、必要によっては、ポリエステル樹脂の水酸基
価を高め、しかも、分子量を高めるという目的で以て、
3価以上の多価カルボン酸および/または多価アルコー
ルを、それぞれ、5モル%以下の範囲において、使用す
ることが出来る。
【0041】多価カルボン酸と多価アルコールを、それ
ぞれ、5モル%を超えて余りに多く用いる場合には、ど
うしても、高分子量領域にある当該ポリエステル樹脂に
あっては、ゲル化を生じ易くなるので好ましくない。
【0042】より好ましくは、それぞれ、3%以下であ
る。
【0043】使用できる多価カルボン酸および/または
多価アルコールとしては特に限定はないけれども、それ
らのうちでも特に代表的なもののみを例示するにとどめ
れば、(無水)トリメリット酸または無水ピロメリット
酸などで以て代表されるような、種々の多価カルボン酸
類;
【0044】トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、グリセリンまたはペンタエリスリトールなどで
以て代表されるような、種々の多価アルコール類を挙げ
ることが出来る。
【0045】これらの多価カルボン酸および多価ポリオ
ールは、上記したような範囲内で、単独使用でもよい
し、2種以上の併用でもよいことは、勿論である。
【0046】当該高分子量ポリエステル樹脂の調製は、
高分子量ポリエステル樹脂の製造方法として公知慣用な
る、エステル交換法あるいは直接エステル化法などによ
るエステル化反応を行ったのちに、減圧下で以て、脱ア
ルコール化を行うというような方法をはじめとする、通
常の高分子量ポリエステル樹脂の製造方法などのよう
な、公知慣用の方法で以て行うことが出来る。
【0047】本発明において、当該ポリエステル樹脂
は、一般に、有機溶剤に溶解せしめた形で以て使用され
る。その際に使用できる有機溶剤としては、特に限定は
ないけれども、それらのうちでも特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、
【0048】トルエンもしくはキシレン、「ソルベッソ
100もしくは150」[エクソン化学(株)製品]
または「スワゾール 1500もしくは1800」[丸
善石油(株)製品]の如き、各種の芳香族炭化水素系溶
剤;オクタン、ヘキサン、デカン、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、水添ナ
フタレンの如き、各種の脂肪族、脂環族系炭化水素溶
剤;
【0049】エタノール、イソプロピルアルコール(i
−プロパノール)、n−ブタノール、イソブタノール
(i−ブタノール)、アミルアコール、3−メトキシブ
タノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、フルフリールアルコールまたはジアセトンア
ルコールの如き、各種のアルコール系溶剤;
【0050】酢酸エチル、酢酸ブチルもしくは酢酸アミ
ルの如き、各種のエステル系溶剤;メチルセロソルブ、
セロソルブ、ブチルセロソルブ、ヘキシルセロソルブ、
セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、
エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチルカル
ビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテルまたはジプロピレングリコールモノメチルエー
テルの如き、各種のエチレングリコールエーテルないし
はプロピレングリコールエーテル系溶剤;
【0051】あるいはメチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンの如き、
各種のケトン系溶剤などを、その溶解性や、蒸発速度な
どによって、任意に、1種類のみを、あるいは数種類
を、適宜、選択して、使用することが出来る。
【0052】多くの場合において、本発明の目的の最た
るものの一つである塗装鋼板においては、高速塗装にし
て、しかも、高温で、かつ、短時間の焼き付けが行われ
るので、塗膜に、ピンホールなどの塗膜欠陥を生じない
ように、沸点が約100℃以上なる有機溶剤を、2〜3
種類以上、混合して使用することが望ましい。
【0053】一般には、芳香族炭化水素系溶剤類の約9
0〜約30重量%と、エステル系溶剤類、ケトン系溶剤
類および/またはグリコールエーテル系溶剤類の如き、
各種の極性溶媒の約10〜約70重量%との割合で以
て、使用することが望ましい。
【0054】また、脂肪族炭化水素系溶剤類または脂環
式炭化水素系溶剤類については、当該ポリエステル樹脂
の貧溶剤となる処から、樹脂の沈澱を生じたり、ひいて
は、樹脂粘度が高くなり易く、さらにはまた、作業性が
低下するといったような諸欠点が出て来るようになるの
で、その使用量については、特に、制限こそは無いけれ
ども、出来るだけ、少量の方が望ましい。
【0055】かくして得られる、本発明の塗料用樹脂組
成物は、それ単独で以て使用することも出来るし、ある
いは架橋剤と共に使用することも出来る。
【0056】まず、本発明の塗料用樹脂組成物を、単独
で以て使用するという場合には、すなわち、架橋剤を併
用しないという場合には、塗膜の焼き付け時において、
ワキなどが無く、作業性にも優れるし、しかも、極めて
高光沢なる塗膜が得られるが、とりわけ、耐湿性、耐溶
剤性ならびに耐薬品性などが劣るというようになる。
【0057】また、これとは別に、架橋剤を併用した場
合には、とりわけ、耐湿性、耐溶剤性ならびに耐薬品性
などの諸性能をこそ改善化せしめることが出来るもの
の、高光沢の塗膜が得られ難く、ワキが発生し易くなる
などのような、相反する性能を示すようになるので、こ
れらの諸々の性質・性能を、使用目的に応じて、当該塗
料用樹脂組成物を単独で以て、あるいは架橋剤を併用し
た形で以て、適宜、使い分けることが出来る。
【0058】ここにおいて、斯かる架橋剤として特に代
表的なるもののみを例示するにとどめれれば、アルキル
エーテル化アミノ樹脂、ブロック・ポリイソシアネート
化合物、N−メチロール(メタ)アクリルアミドまたは
N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドなどであ
り、
【0059】したがって、本発明の塗料用樹脂組成物と
して、特に望ましいものはと言えば、アルキルエーテル
化アミノ樹脂、ブロック・ポリイソシアネート化合物、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドおよび/または
N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドなどを必
須成分とした形の、アクリル系樹脂組成物などである。
【0060】その場合において、アミノ樹脂という、と
りわけ、耐溶剤性などに優れる特性と、アクリル系樹脂
という、とりわけ、耐汚染性などに優れる特性と、ブロ
ック・ポリイソシアネート化合物という、とりわけ、耐
薬品性などに優れる特性とを、それぞれに、活かすとい
う目的で以て、これらの架橋剤を、任意の割合で以て、
適宜、複合化せしめて使用してもよいことは、勿論であ
る。
【0061】それらの架橋剤の使用量については、特に
制限があるわけではないが、樹脂組成物を基準として、
約1〜約30重量%なる範囲内が適切であるし、より好
ましくは、25重量%以下なる範囲内が適切である。3
0重量%を超えて余りに多く用いられるような場合に
は、どうしても、高度加工性などが悪くなり易いので、
好ましくない。
【0062】使用できる上記のアミノ樹脂としては、特
に限定はないけれども、それらのうちでも特に代表的な
もののみを例示するにとどめれば、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノールもしくはn
−ブタノールの如き、炭素数が1〜4なる、各種のアル
キルアルコール類によってアルキルエーテル化された形
の、ホルムアルデヒドまたはパラホルムアルデヒドなど
のような、種々のホルムアルデヒド供給物質と、尿素、
N,N−エチレン尿素、ジシアンジアミドまたはアミノ
トリアジンの如き、各種のアミノ化合物との縮合生成物
などであり、
【0063】具体的には、メチル化尿素樹脂、メチル化
−N,N’−エチレン尿素樹脂、メチル化ジシアンジア
ミド樹脂、メチル化メラミン樹脂、メチル化ベンゾグア
ナミン樹脂、ブチル化メラミンまたはブチル化ベンゾグ
アナミン樹脂などが、特に代表的なものとして例示され
る。
【0064】就中、加工性能などの面から、特に望まし
いものとしては、メチル化メラミン樹脂またはブチル化
メラミン樹脂などである。一般的には、こうしたアミノ
樹脂として、すでに、市販されている製品を、そのま
ま、使用してもよいことは、勿論である。
【0065】ここにおいて、こうした市販品として特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、「スーパー
ベッカミン J−820−60、G−821−60、L
−117−60、L−127−60、L−121−60
もしくはL−118−60」の如き、各種のブチル化メ
ラミン樹脂;
【0066】「スーパーベッカミン TD−126もし
くはL−148−60」の如き、各種のブチル化ベンゾ
グアナミン樹脂;「スーパーベッカミン L−105−
60、ウォーターゾール S−695もしくはS−68
3」、「ベッカミン PM、NもしくはJ−101」の
如き、各種のメチル化メラミン樹脂[以上は、いずれ
も、大日本インキ化学工業(株)製品]などをはじめ、
【0067】さらには、「サイメル 300、303も
しくは325」の如き、各種のメチル化メラミン樹脂
[これらは、いずれも、(有)三井サイアナミド製品]
などである。
【0068】使用できる、前記したブロック・ポリイソ
シアネート化合物としては、特に限定はなく、各種の有
機ポリイソシアネート化合物を、公知慣用の各種のブロ
ック剤で以てブロック化せしめることによって得られる
ような形のものを使用すればよい。
【0069】その際に用いられる該ブロック剤として特
に代表的なもののみを例示するにとどめれば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノールもしくはi−ブタノールの如き、各
種のアルコール類;フェノール、クレゾール、ニトロフ
ェノール、クロロフェノールもしくはレゾルシノールの
如き、各種のフェノール類;
【0070】ベンゼンチオールの如き、各種のチオコー
ル類;イプシロン・カプロラクタム(ε−カプロラクト
ン)の如き、各種のカプロラクタム類;エチルカーバメ
イトの如き、各種のカーバメイト類;アセチルアセトン
の如き、各種のケトエノール類;メチルエチルケトオキ
シム、ジメチルケトオキシムもしくはメチルブチルケト
オキシムの如き、各種のケトオキシム類;
【0071】ジメチルアミドもしくはメチルフェニルア
ミドの如き、各種のアミド類;または亜硫酸水素ナトリ
ウムなどであるが、これらの種々のブロック剤を、公知
慣用の方法により、無触媒下で、あるいは、ジブチル錫
ジラウレートの如き、公知慣用の触媒の存在下に、大約
20〜大約100℃程度の温度で、有機ポリイソシアネ
ート化合物に反応せしめることによって、有機イソシア
ネート基をブロックすることが出来る。
【0072】斯かる有機イソシアネート化合物として特
に代表的なるもののみを例示するにとどめれば、トリレ
ンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ジメチルビフェニレ
ンジイソシアネート、ジメトキシビフェニレンジイソシ
アネート、ジクロロビフェニレンジイソシアネート、ナ
フタレンジイソシアネートまたはテトラヒドロナフタレ
ンジイソシアネートなどをはじめとして、
【0073】さらには、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレン
ジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、リ
ジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートま
たはジメチルジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
などであるし、
【0074】さらにはまた、これらの種々のイソシアネ
ート化合物の2量体または3量体をも、使用することが
出来る。また、とりわけ、耐候性などが必要なる場合に
は、脂肪族系および/または脂環式系のものの使用が望
ましいことは、言うまでもない。
【0075】ここにおいて、市販品として特に代表的な
もののみを例示するにとどめれば、「バーノック DB
−980K、BO−357、B3−868もしくはDB
−200−70X」の如き、各種のHDI(ヘキサメチ
レンジイソシアネート)ヌレート系ブッロク・イソシア
ネート類;
【0076】あるいは「バーノック B3−867もし
くはDB−201−60BX」の如き、各種のHDI・
IPDI(イソホロンジイソシアネート)ヌレート系ブ
ッロクポリイソシアネート類;
【0077】さらには、「バーノック D−550、D
−500もしくは16−146」の如き、各種のアダク
ト型ブロック・ポリイソシアネートなどのような、各種
のブロック・ポリイソシアネート化合物[以上は、いず
れも、大日本インキ化学工業(株)製品]などである。
【0078】また、本発明において使用できる、前記し
た、いわゆるアクリル系樹脂としては、たとえば、N−
メチロール化(メタ)アクリルアミドまたはN−アルコ
キシメチル化(メタ)アクリルアミドの70〜20重量
%と、その他の共重合可能なるモノマー類の30〜80
重量%とを共重合せしめた形の、数平均分子量が約1,
000〜約10,000なる範囲内のものなどである。
【0079】さらに、前記したN−メチロール化アクリ
ルアミド系モノマーと共重合可能なる、その他のビニル
系モノマー類の特に代表的なものとして特に代表的なも
ののみを例示するにとどめれば、アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸
またはシトラコン酸の如き、各種のカルボキシル基含有
ビニルモノマー類;
【0080】2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、モノブチル
ヒドロキシルフマレートまたはモノブチルヒドロキシル
イタコネートの如き、各種の水酸基含有ビニルモノマー
類;
【0081】(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチルまたは(メタ)アクリル酸ラウリルの
如き、官能基不含の各種の(メタ)アクリル酸エステル
類;(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド、N−ジメチルアクリルアミド、N−tert−ブチ
ルアクリルアミドの如き、各種のアルキル置換アミド基
含有ビニルモノマー類;
【0082】(メタ)アクリロニトリルの如き、各種の
シアノ基含有モノマー類;スチレン、α−メチルスチレ
ンもしくはビニルトルエンの如き、各種の芳香族ビニル
モノマー類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香
酸ビニルもしくは「ベオバ」(オランダ国シェル社製
の、分枝状脂肪族モノカルボン酸のビニルエステル)の
如き、各種のビニルエステル類;
【0083】あるいはγ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシランまたは「サ
イラプレーン FM−0711」[チッソ(株)製の、
メタクリロイロキシシリコン・マクロマー]の如き、各
種のシリコン含有ビニルモノマー類;塩化ビニル、塩化
ビニリデン、トリフルオロクロールエチレンの如き、各
種のハロゲン化ビニル類などであるし、あるいはまた、
ブタジエンの如き、各種の共役ジエン類などである。
【0084】当該アクリル樹脂の調製方法は、常法に基
づいて、常圧下に、あるいは加圧下において、重合反応
を行って得ることが出きる。
【0085】上掲したような種々のモノマ−類を反応さ
せて、当該アクリル樹脂を得るに際して使用される重合
開始剤として特に代表的なもののみを例示するにとどめ
れば、過酸化ベンゾイルの如き、各種のアシルパーオキ
サイド;
【0086】tert−ブチルヒドロパーオキサイドも
しくはp−メンタンヒドロパーオキシドの如き、各種の
アルキルヒドロパーオキサイド;またはジ−tert−
ブチルパーオキシドの如き、各種のジアルキルパーオキ
シドなどのような、種々の有機系パーオキシド化合物;
【0087】あるいはアゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソバレロニトリルもしくはアゾジ−tert−
ブタンなどのような、各種のアゾ系化合物などが挙げら
れるが、勿論、これらのもののみに限定されるものでは
ないことも勿論であるし、しかも、これらの重合触媒
は、単独使用でも、あるいは2種以上の併用でもよいこ
とも、勿論である。
【0088】本発明の塗料用樹脂組成物には、必要によ
っては、アミノ樹脂の硬化触媒を添加して使用すること
も出来る。その使用量については、特に制限はないが、
一般的には、前記アミノ樹脂に対して、約1〜約5重量
%なる範囲内が適切である。
【0089】使用できる該硬化触媒としては、特に限定
はないが、それらのうちでも特に代表的なもののみを例
示すれば、ドデシニルベンゼンスルフォン酸、p−トル
エンスルホン酸、ナフタレンジスルフォン酸、ノニルナ
フタレンスルフォン酸、ジノニルナフタレンスルフォン
酸または燐酸モノアルキルエステルなどをはじめ、さら
には、これらの有機アミン塩などである。
【0090】これらは、単独使用でも2種以上の併用で
もよいことは、勿論である。
【0091】また、前述したようなブロック・ポリイソ
シアネート化合物を併用する場合においては、必要によ
り、該硬化触媒として、第3級アミン、第4級アンモニ
ウム塩、ジブチル錫ジラウリレート、ジオクチル錫ジオ
クテートまたは「バーノックBDP」[大日本インキ化
学工業(株)製品]の如き、各種のものを併用すること
も出来る。
【0092】本発明の塗料用樹脂組成物の焼き付け温度
は、基材たる鋼板などの大きさならびに厚さなど、また
は焼き付け炉の能力など、あるいは、塗料の硬化性など
により、適宜、選択すればよく、かかる焼き付け温度と
しては、それぞれ、ブロック・ポリイソシアネート化合
物の解離温度など、あるいはN−メチロール基またはN
−アルコキシメチロール基の如き、各種の特性官能基の
反応温度などを考慮に入れて、大約130〜大約300
℃程度の範囲内が適切であり、より好ましくは、150
〜270℃なる範囲内が適切である。
【0093】本発明の塗料用樹脂組成物には、たとえ
ば、アクリル樹脂、オイルフリー・アルキド樹脂、アル
キド樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂またはウレタン樹脂などのような、
前述したような特定の高分子量ポリエステル樹脂以外
の、各種の樹脂類を、本発明の目的ならびに趣旨を逸脱
しないような範囲内において、あるいは本発明の効果を
損なわないような範囲内において、添加することによっ
て、改質せしめることも出来る。
【0094】また、使用目的ないしは用途に応じて、本
発明の塗料用樹脂組成物には、酸化チタン、べんがら
(弁柄)もしくはジンク・クロメートまたはフタロシア
ニン・ブルーもしくはキナクリドン・レッドの如き、各
種の無機系−ないしは有機系顔料;
【0095】ガラス・ファイバーの如き、無機系−ない
しは有機系の各種の繊維類;シリカの如き、各種の無機
質充填剤;またはワックスの如き、各種の有機質充填剤
などをはじめとして、さらには、紫外線吸収剤、光安定
化剤、酸化防止剤または着色防止剤などのような、通常
の塗料に用いられている、各種の顔料ならびに添加剤な
どを添加し、
【0096】ロール、ボールミル、ブレンダーまたはサ
ンドミルの如き、各種の混合機で以て、直接、混練せし
め、塗料化せしめることが可能であり、次いで、かくし
て得られる塗料は、ローラー塗り、ロール・コーター、
スプレー塗装または静電塗装などのような、公知慣用の
塗装法を、適宜、選択して、主として、鋼板などに塗装
される。
【0097】そのようにして得られる塗膜は、とりわ
け、折曲げ、深絞りまたはエンボスなどのような、いわ
ゆる高度加工性において極めて優れるし、しかも、その
塗膜の硬度が高く、耐汚染性にも優れるし、加えて、と
りわけ、耐押跡性、耐溶剤性ならびに密着性などにも優
れるものであって、高度の光沢をも有するものである。
【0098】本発明の塗料用樹脂組成物は、既述した鋼
板、就中、塗装鋼板などを除く、各種の基材類などに対
しても塗装せしめることが出来るが、そうした基材類と
して特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ア
ルミニウム板、鉄板または錫鍍金鋼板の如き、前処理し
た各種の鋼板、あるいはステンレス・スチール板などで
ある。
【0099】本発明の塗料用樹脂組成物は、上掲したよ
うな、種々の基材類などに対して塗装することが出来る
というものであり、主として、オーディオ、冷蔵庫、洗
濯機または暖房器の如き、各種の電気機器類;間仕切り
板またはカーテン・レールの如き、各種の屋内建築材料
類;あるいはメタル・エンボス板または高加工用建材の
如き、各種の屋外用部材などのような、広範囲なる塗装
用途に好適なものである。
【0100】また、アルカリ基材の如き、各種の無機質
基材類;あるいは各種の木材などの下塗りならびに上塗
り用の被覆剤としても、さらには、自動車の上塗りなら
びに中塗り用としても、さらにはまた、制振鋼板用、接
着剤、粘着剤ならびに繊維加工用としても有用なもので
ある。
【0101】次に、本発明を、参考例、実施例および比
較例により、さらに一層、具体的に説明することにする
が、本発明は、その技術的思想を逸脱しない限り、例示
されているような参考例、実施例ならびに比較例のみ
に、決して、制限されるものではない。
【0102】なお、特に断りの無い限り、部および%
は、すべて重量基準であるものとし、さらに、各成分の
割合は、すべて重量基準であるものとする。
【0103】参考例1(高分子量ポリエステル樹脂の調
製例) 窒素ガスを還流させた、清浄なる反応容器に、テレフタ
ル酸の181部、イソフタル酸の148部、ビスフェノ
ールSのエチレンオキサイド2モル付加体(以下、SE
O−2と略記する。)の327部、ビスフェノールSの
エチレンオキサイド4モル付加体(以下、SEO−4と
略記する。)の415部およびチタンブトキサイトの
0.2部を仕込んだ。
【0104】攪拌しながら、160〜240℃にまで2
時間かけて昇温し、さらに5時間かけて、エステル化反
応を行った。引き続いて、30分間、20〜25mHg
にまで減圧し、さらに、260℃で、50分間のあいだ
重縮合反応を行った。
【0105】かくして得られたポリエステル樹脂は、核
磁気共鳴(NMR)などの組成分析の結果、酸成分が、
モル比で以て、テレフタル酸/イソフタル酸=55/4
5(モル%)なるものであり、かつ、グリコール成分
が、SEO−2/SEO−4=50/50(モル%)な
るものであった。
【0106】また、ゲル・パーミェーション・クロマト
グラフィー(GPC)を用いての、標準ポリスチレン換
算による数平均分子量は15,000であった。
【0107】このポリエステル樹脂の1,000部を、
シクロヘキサノン溶剤に、よく攪拌して溶解せしめるこ
とによって、不揮発分が40%の、粘稠なる、目的とす
る高分子量ポリエステル樹脂の溶液を得た。以下、これ
をポリエステル樹脂(A)と略記する。
【0108】参考例2〜9(高分子量ポリエステル樹脂
ならびに対照用ポリエステル樹脂の調製例)
【0109】第1表に示すような、それぞれ、酸成分な
らびにアルコール成分を用いるように変更した以外は、
参考例1と同様にして、各種のポリエステル樹脂を得
た。以下、これらの樹脂を、順次、ポリエステル樹脂
(B)〜(I)と略記する。
【0110】
【表1】
【0111】《第1表の脚注》酸成分ならびにアルコー
ル成分の組成割合を表わす数字は、いずれも、モル%を
意味するものとする。
【0112】BPE−20………ビスフェノールAのエ
チレンオキサイド2モル付加物の略記
【0113】BPE−40………ビスフェノールAのエ
チレンオキサイド4モル付加物の略記
【0114】
【表2】
【0115】参考例10(アクリル樹脂の調製例) 窒素ガスを還流させた、清浄なる反応容器に、キシレン
の300部、n−ブチルセロソルブの300部、n−ブ
タノールの100部およびメチルエチルケトンの300
部を入れ、加熱攪拌しながら、80℃にまで昇温した。
【0116】n−ブトキシメチルアクリルアミドの10
0部、アクリルアミドの50部、エチルアクリレートの
170部、スチレンの80部および2−ヒドロキシルメ
チルメタクリレートの100部と、n−ブタノールの3
00部と、「パーブチル O」[日本油脂(株)製のジ
アルキル・パーオキシド]の150部とを、よく混合
し、8時間かけて滴下した。
【0117】しかるのち、5時間のあいだ、80℃に保
持したのちに、50℃にまで冷却し、950部の溶剤
を、減圧下で脱溶剤することによって、数平均分子量が
4,000で、かつ、不揮発分が60%の、粘稠なる目
的樹脂の溶液を得た。以下、これをアクリル樹脂(J)
と略記する。
【0118】参考例11(ブロック・イソシアネート化
合物の調製例) まず、窒素ガスを還流させた、清浄なる反応容器に、ヘ
キサメチレンジイソシアネートの340部および「ソル
ベッソ 100」(前出社製品)の220部を仕込ん
だ。
【0119】次いで、攪拌しながら、80℃に保持した
状態で、メチルエチルケトオキシムの174部を、3時
間かけて滴下せしめることによって、不揮発分が70%
なる、ブロック・イソシアネート化合物の溶液を得た。
以下、これを化合物(K)と略記する。
【0120】実施例1〜7ならびに比較例1〜5 以上のようにして得られた、それぞれの高分子量ポリエ
ステル樹脂ならびに対照用のポリエステル樹脂を、シク
ロヘキサノンに溶解せしめて、不揮発分が40%となる
ように調整した。
【0121】次いで、さらに、各樹脂溶液と、架橋剤、
顔料、溶剤、メラミン樹脂および/または硬化触媒など
とを、第2表に示すように配合せしめたのち、実験用小
型サンドミルで以て練肉せしめることによって、目的と
する塗料用樹脂組成物ならびに対照用の塗料用樹脂組成
物、つまり、各種の塗料を得た。
【0122】しかるのち、それぞれの塗料を使用して、
下記するような作製条件に従って、各種の試験板を作製
した。かくして得られた、それぞれの試験板について、
塗料の諸性能の評価検討を行なった。それらの結果は、
まとめて、同表に示す。
【0123】
【表3】
【0124】《第2表の脚注》配合割合を示す数値は、
いずれも、部を意味するものとする。
【0125】化合物(K)……………ブロック・ポリイ
ソシアネート化合物(K)の略記
【0126】「L−105−60」…「スーパーベッカ
ミン L−105−60」(前出社製品;不揮発分=6
0%)
【0127】「L−117−60」…「スーパーベッカ
ミン L−117−60」(前出社製品;不揮発分=6
0%)
【0128】試験資料たる試験板の作製条件は、次の通
りである。
【0129】<試験板の作製条件>
【0130】基 材………新日本製鐵(株)製の、板
厚が0.5mmなる電気亜鉛メッキ鋼板(通称をEG板
という。)
【0131】塗装条件………アプリケーターにより、乾
燥膜厚が20ミクロン(μm)となるように塗装した。
【0132】焼付条件………270℃の温度で以て、4
0秒間の焼き付け
【0133】<評価判定の要領>
【0134】各種の試験項目ないしは測定項目について
の評価判定は、次の通りの方法に従っている。
【0135】(1) 硬度(鉛筆硬度)………鋼板の塗
面を、JIS S−6006に規定された高級鉛筆を用
い、JIS K−5400に従って測定した。
【0136】H+ ……………Hなる硬度よりも若干なが
ら硬い 2H- …………2Hなる硬度よりも若干ながら軟らかい
【0137】(2) 光 沢…………60度鏡
面反射率(%)を測定した。
【0138】(3) 耐 衝 撃 性…………デュポン
衝撃試験器を使用し、1.0kgなる荷重、ならびに1
/2インチのノッチ付きという条件で、所定の高さか
ら、上記重量の落錘を、塗膜上に落下させて、塗面に割
れを生じない、最大の高さを以て測定値と為した(JI
S K−5460に準拠)。
【0139】(4) Tベンド…………………塗装鋼板
を、180度に折り曲げて、屈曲部に発生する割れを、
目視により判定した。
【0140】「0T」とは、何も挟まずに、直接、折り
曲げた場合に、全く、異状の無いことを指称する。
【0141】また、「1T」とは、折り曲げ部に、同じ
板厚のものを、1枚、挟んだ場合を指称する。
【0142】さらに、「2T」とは、折り曲げ部に、同
じ板厚のものを、2枚、挟んだ場合を指称する。
【0143】(5) エリクセン試験…………1mm間
隔に、直角に、11本の直線を引いてクロス・カットを
入れ、その中央部を、エリクセン試験器で押し出し、剥
離するまでの押し出し長さ(mm)を測定した。
【0144】(6) 耐汚染性…………………油性イン
キを、0.5cm×2cmなる大きさの塗面に塗り、2
0℃に、24時間のあいだ放置したのち、トルエンを含
浸したガーゼで以て拭き取ったときの、汚れの度合い
を、目視により、評価判定した。
【0145】◎………………非常に良好 ○………………良 好 △………………少し不良 ×………………不 良
【0146】(7) 耐薬品性…………………5%水酸
化ナトリウム水溶液中に、24時間のあいだ浸漬したの
ちの塗面の状態を、目視により、評価判定した。
【0147】◎………………非常に良好 ○………………良 好 △………………少し不良 ×………………不 良
【0148】(8) 耐溶剤性…………………脱脂綿に
キシロールを滲ませて塗面を擦り、素面(素地)が露出
するまでの回数で以て表示した。
【0149】(9) 耐煮沸性…………………沸騰水中
に、2時間のあいだ浸漬したのちの塗面の変化状態を、
目視により、評価判定した。
【0150】◎………………非常に良好 ○………………良 好 △………………少し不良 ×………………不 良
【0151】(10) 耐押跡性…………………塗膜表
面を、新しい拾円硬貨で擦り、塗膜の剥離状態を目視で
評価判定した。
【0152】◎………………非常に良好 ○………………良 好 △………………少し不良 ×………………不 良
【0153】
【表4】
【0154】
【表5】
【0155】
【表6】
【0156】以上のように、本発明の塗料用樹脂組成物
は、とりわけ、塗膜硬度も高く、耐汚染性などに優れて
いるし、加工性もまた良好であり、しかも、光沢、耐押
跡性、耐蝕性ならびに耐薬品性などにも優れているし、
加えて、耐溶剤性などにも優れた塗膜を与えるものであ
る。
【0157】
【発明の効果】本発明の塗料樹脂組成物を用いて得られ
る塗料を塗布したプレコート鋼板は、とりわけ、塗膜硬
度も高いというにとどまらず、耐汚染性などに優れてい
るにも拘らず、加工性がまた良好であり、しかも、光
沢、耐押跡性、耐蝕性ならびに耐薬品性などに優れた諸
性能を有するというものであるし、
【0158】さらには、耐溶剤性などにも優れた塗膜を
形成し得るというものである処から、従来においては、
高度の性能を要求される家電用に用いることが出来なか
った、プレコート方式を用いることが出来るようにな
り、大幅なる塗装工程の合理化ならびに省力化が可能と
なった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須の皮膜形成成分として、ポリエステ
    ル樹脂を含有することから成る塗料用樹脂組成物におい
    て、該ポリエステル樹脂が、約6,000〜約40,0
    00なる範囲内の数平均分子量を有するものであって、
    しかも、該ポリエステル樹脂が、その全酸成分に対し
    て、86〜100モル%の芳香族ジカルボン酸と、0〜
    14モル%の、その他のジカルボン酸とを用い、かつ、
    全ポリオール成分に対して、10〜100モル%の、ビ
    スフェノールSのアルキレンオキサイド付加物と、20
    モル%未満の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリコール
    と、85〜0モル%の、その他のグリコールとを用いて
    得られるものであることを特徴とする、高分子量ポリエ
    ステル塗料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 必須の皮膜形成成分として、ポリエステ
    ル樹脂を含有することから成る塗料用樹脂組成物におい
    て、該ポリエステル樹脂が、約6,000〜約40,0
    00なる範囲内の数平均分子量を有するものであって、
    しかも、該ポリエステル樹脂が、その全酸成分に対し
    て、86〜95モル%の芳香族ジカルボン酸と、5〜1
    4モル%の、その他のジカルボン酸とを用い、かつ、全
    ポリオール成分に対して、10〜95モル%の、ビスフ
    ェノールSのアルキレンオキサイド付加物と、20モル
    %未満の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリコールと、8
    5〜5モル%の、その他のグリコールとを用いて得られ
    るものであることを特徴とする、高分子量ポリエステル
    塗料用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 約6,000〜約40,000なる範囲
    内の数平均分子量を有するものであって、しかも、該ポ
    リエステル樹脂が、その全酸成分に対して、86〜10
    0モル%の芳香族ジカルボン酸と、0〜14モル%の、
    その他のジカルボン酸のとを用い、かつ、全ポリオール
    成分に対して、15〜100モル%の、ビスフェノール
    Sのアルキレンオキサイド付加物と、20モル%未満
    の、炭素数が2〜8なる脂肪族グリコールと、85〜0
    モル%の、その他のグリゴールとを用いて得られる、高
    分子量ポリエステル樹脂の70重量%以上と、30重量
    %以下の架橋剤とを、必須の皮膜形成成分として含有す
    ることを特徴とする、塗料用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記した架橋剤が、アルキルエーテル化
    アミノ樹脂、ブロック・ポリイソシアネート化合物、N
    −メチロール(メタ)アクリルアミドおよびN−アルコ
    キシ(メタ)アクリルアミドよりなる群から選ばれる、
    少なくとも1種以上のものである、請求項3に記載の組
    成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000345105A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Nippon Steel Corp カーテン安定性に優れるカーテンコーター用塗料及びカーテンコーターによる塗装製品の製造方法
KR100361654B1 (ko) * 1999-11-27 2002-11-22 주식회사 디피아이 피시엠 도료용 폴리에스테르 수지 조성물
JP2008208313A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Takemoto Oil & Fat Co Ltd ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂水性液、易接着性ポリエステルフィルムの製造方法及び易接着性ポリエステルフィルム

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