JPH0814219B2 - 内倒れ式上下動窓 - Google Patents
内倒れ式上下動窓Info
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- JPH0814219B2 JPH0814219B2 JP3347683A JP34768391A JPH0814219B2 JP H0814219 B2 JPH0814219 B2 JP H0814219B2 JP 3347683 A JP3347683 A JP 3347683A JP 34768391 A JP34768391 A JP 34768391A JP H0814219 B2 JPH0814219 B2 JP H0814219B2
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D13/00—Accessories for sliding or lifting wings, e.g. pulleys, safety catches
- E05D13/10—Counterbalance devices
- E05D13/12—Counterbalance devices with springs
- E05D13/1253—Counterbalance devices with springs with canted-coil torsion springs
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/16—Suspension arrangements for wings for wings sliding vertically more or less in their own plane
- E05D15/22—Suspension arrangements for wings for wings sliding vertically more or less in their own plane allowing an additional movement
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/10—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
- E05Y2900/13—Type of wing
- E05Y2900/148—Windows
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内倒れ式上下動窓に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、窓枠の縦枠に摺動部材を上下動可
能に取りつけ、この摺動部材に窓障子の下端を横軸で内
方に回転自在に連結し、窓障子の両側と摺動部材をアー
ムで連結して窓障子を内方への所定の回転角にて保持
し、釣合手段で摺動部材を吊り下げて該部材を任意の高
さに保持する窓が知られている。
能に取りつけ、この摺動部材に窓障子の下端を横軸で内
方に回転自在に連結し、窓障子の両側と摺動部材をアー
ムで連結して窓障子を内方への所定の回転角にて保持
し、釣合手段で摺動部材を吊り下げて該部材を任意の高
さに保持する窓が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の窓におい
て、窓障子を所定の内倒れ角に保持するアームは、工場
出荷時に予め窓枠の縦枠内を上下動する摺動部材と窓障
子の側面に固着される連結座のいずれにも分離不能に結
合されているので、窓と窓枠を組立てた状態にて工場か
ら現場まで運ばなければならず不便であり、また窓の取
付後釣合手段の交換が容易でなく、さらには窓障子の内
倒れ角が防犯上小さく制限されしかも窓障子の面積が大
きい場合には、窓障子の外側面の清掃が容易でない。
て、窓障子を所定の内倒れ角に保持するアームは、工場
出荷時に予め窓枠の縦枠内を上下動する摺動部材と窓障
子の側面に固着される連結座のいずれにも分離不能に結
合されているので、窓と窓枠を組立てた状態にて工場か
ら現場まで運ばなければならず不便であり、また窓の取
付後釣合手段の交換が容易でなく、さらには窓障子の内
倒れ角が防犯上小さく制限されしかも窓障子の面積が大
きい場合には、窓障子の外側面の清掃が容易でない。
【0004】本発明は窓障子と窓枠を別々にして工場か
ら取付現場までの運搬が容易にでき、また窓の取付後の
釣合手段の交換が容易であり、さらには窓障子の倒れ角
が小さくても窓障子の外側面の清掃が容易にできるもの
を提供するものである。
ら取付現場までの運搬が容易にでき、また窓の取付後の
釣合手段の交換が容易であり、さらには窓障子の倒れ角
が小さくても窓障子の外側面の清掃が容易にできるもの
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内倒れ式上下動の窓障子が釣合手段で任意
の高さに保持され、窓障子を所定の内倒れ角に保持する
アームが窓障子の両側の連結座に分離可能に連結される
ように構成されている。
するために、内倒れ式上下動の窓障子が釣合手段で任意
の高さに保持され、窓障子を所定の内倒れ角に保持する
アームが窓障子の両側の連結座に分離可能に連結される
ように構成されている。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例につき図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
ら具体的に説明する。
【0007】外側の窓障子(1)と内側の窓障子(2)
は窓枠(3)の縦枠(4)の案内溝(5)に沿って上下
動し、外側窓障子(1)は窓の上部を閉じ、内側窓障子
(2)は窓の下部を閉じる。各窓障子(1),(2)は
釣合手段(6)で釣合状態にて縦枠(4)に吊り下げら
れて任意の高さに静止される。さらに各窓障子(1),
(2)は室内側へ所定の角度にて回転することができ
る。以下内側の窓障子(2)について主として述べる。
は窓枠(3)の縦枠(4)の案内溝(5)に沿って上下
動し、外側窓障子(1)は窓の上部を閉じ、内側窓障子
(2)は窓の下部を閉じる。各窓障子(1),(2)は
釣合手段(6)で釣合状態にて縦枠(4)に吊り下げら
れて任意の高さに静止される。さらに各窓障子(1),
(2)は室内側へ所定の角度にて回転することができ
る。以下内側の窓障子(2)について主として述べる。
【0008】摺動部材(7)は、第1摺動本体(8)と
第2摺動本体(9)とこれらの摺動本体を一体的に結合
する連結片(10)で構成さている。第1摺動本体
(8)は窓枠の縦枠(4)の空間(11)内を上下動
し、第2摺動本体(9)は縦枠(4)の開口部に沿って
上下動する。
第2摺動本体(9)とこれらの摺動本体を一体的に結合
する連結片(10)で構成さている。第1摺動本体
(8)は窓枠の縦枠(4)の空間(11)内を上下動
し、第2摺動本体(9)は縦枠(4)の開口部に沿って
上下動する。
【0009】第1摺動本体(8)は横方向の回転軸(1
3)を介して窓障子(2)の下端を支持し、この回転軸
(13)を回転中心として窓障子(2)が垂直な閉位置
と内方へ傾いた開位置の間を揺動する。第2摺動本体
(9)は規制アーム(14)の一端が第1連結手段で枢
着され、規制アームの他端が窓障子の側面に固着された
連結座(15)に第2連結手段で回転しながら直線的に
移動できる関係に連結されていて、この規制アーム(1
4)にて窓障子(2)を内倒れ状態に保持する。第1摺
動本体(8)はさらに、釣合手段(6)にて吊り下げら
れていて、窓障子(2)を任意の高さに静止させる。
3)を介して窓障子(2)の下端を支持し、この回転軸
(13)を回転中心として窓障子(2)が垂直な閉位置
と内方へ傾いた開位置の間を揺動する。第2摺動本体
(9)は規制アーム(14)の一端が第1連結手段で枢
着され、規制アームの他端が窓障子の側面に固着された
連結座(15)に第2連結手段で回転しながら直線的に
移動できる関係に連結されていて、この規制アーム(1
4)にて窓障子(2)を内倒れ状態に保持する。第1摺
動本体(8)はさらに、釣合手段(6)にて吊り下げら
れていて、窓障子(2)を任意の高さに静止させる。
【0010】第1摺動本体(8)は、ほぼ直方体の部分
(16)と該部分に一体に形成された筒状の部分(1
7)を有し、直方体部分の両側の摺動溝(18)が縦枠
(4)の開口面のフランジ(19)(図5)に摺動可能
に嵌合して、摺動本体(8)を縦枠(4)の空間(1
1)に沿って上下動させる。
(16)と該部分に一体に形成された筒状の部分(1
7)を有し、直方体部分の両側の摺動溝(18)が縦枠
(4)の開口面のフランジ(19)(図5)に摺動可能
に嵌合して、摺動本体(8)を縦枠(4)の空間(1
1)に沿って上下動させる。
【0011】直方体部分(16)はその下方に横方向の
軸受孔(20)を有し、この軸受孔(20)内に回転軸
(13)が回転自在に嵌合される。回転軸(13)はそ
の連結孔(21)に連結腕(22)が嵌合されて、互い
に一体に回転する。連結腕(22)は障子(2)の縦框
(23)の下端から下框(24)にわたって組み込ん
で、ねじ(25)で固着する。これにて障子(2)は回
転軸(13)を回転中心として前述のように回転され
る。
軸受孔(20)を有し、この軸受孔(20)内に回転軸
(13)が回転自在に嵌合される。回転軸(13)はそ
の連結孔(21)に連結腕(22)が嵌合されて、互い
に一体に回転する。連結腕(22)は障子(2)の縦框
(23)の下端から下框(24)にわたって組み込ん
で、ねじ(25)で固着する。これにて障子(2)は回
転軸(13)を回転中心として前述のように回転され
る。
【0012】第2摺動本体(9)は、直方形の平板部
(26)とその両側から直角に延びる脚部(27)で構
成されている。この脚部(27)の付根に形成された摺
動溝(28)が窓枠の縦枠(4)の開口面のフランジ
(19)に摺動可能に嵌合して、第2摺動本体(9)を
縦枠(4)に沿って上下動させる。脚部(27)は縦枠
(4)の空間(11)の両側壁面(29),(30)を
摺動して、第2摺動本体の上下動をより一層円滑にす
る。平板部(26)は細長帯状の連結片(10)の上端
がリベット(31)で固着され、連結片の下端が第1摺
動本体(8)の直方体部分(16)にねじ(32)で固
着されていて、第1と第2の摺動本体(8),(9)が
前述のように一体的に上下動する。
(26)とその両側から直角に延びる脚部(27)で構
成されている。この脚部(27)の付根に形成された摺
動溝(28)が窓枠の縦枠(4)の開口面のフランジ
(19)に摺動可能に嵌合して、第2摺動本体(9)を
縦枠(4)に沿って上下動させる。脚部(27)は縦枠
(4)の空間(11)の両側壁面(29),(30)を
摺動して、第2摺動本体の上下動をより一層円滑にす
る。平板部(26)は細長帯状の連結片(10)の上端
がリベット(31)で固着され、連結片の下端が第1摺
動本体(8)の直方体部分(16)にねじ(32)で固
着されていて、第1と第2の摺動本体(8),(9)が
前述のように一体的に上下動する。
【0013】連結座(15)は、直方形の平板部(3
3)とその両端に段差を持って形成された脚部(34)
で構成され、平板部(33)の長手方向が窓障子の縦框
(23)の長手方向に向くように、脚部(34)を縦框
(23)にねじ(35)で固着する。
3)とその両端に段差を持って形成された脚部(34)
で構成され、平板部(33)の長手方向が窓障子の縦框
(23)の長手方向に向くように、脚部(34)を縦框
(23)にねじ(35)で固着する。
【0014】細長板状の規制アーム(14)の一端を第
2摺動本体(9)に分離可能に枢着する第1連結手段
は、摺動本体(9)の平板部(26)に起立された第1
軸(36)と、規制アーム(14)の一端に穿設されて
上記軸(36)に嵌合する第1連結孔(37)と、上記
軸(36)に分離可能に結合して連結孔(37)が軸
(36)から抜けるのを阻止する着脱クリップ(38)
で構成されている。軸(36)は環状溝(39)を有
し、この溝(39)は軸(36)が連結孔(37)を貫
通した場合にその連結孔を突き出た位置を取る。クリッ
プ(38)はその抱持片(40)で規制アーム(14)
に摺動可能に取りつけられ、その先端に180度を超え
た円形の部分孔(41)を有し、クリップ(38)の前
進にて部分孔(41)が軸(36)の環状溝(39)に
係合して軸(36)と規制アーム(14)との結合を保
持し、クリップ(38)の後退にて部分孔(41)が溝
(39)から外れて規制アーム(14)と軸(36)と
の結合を解除する。部分孔(41)はその円弧が180
度を超えていて、部分孔の開口部分(42)の寸法が軸
(36)の環状溝(39)の直径より小さく、部分孔
(41)を環状溝(39)に押し込んで嵌合させると、
その嵌合状態が保持される。尚部分孔(41)に長溝
(43)を連通させると、部分孔(41)の開口部分
(42)をより一層弾性に抗して容易に大きく拡大する
ことができ、クリップ(38)と軸(36)の着脱が容
易である。クリップ(38)はさらにその後端に半球状
の隆起部(44),(44)と帯状の下方への折り曲げ
部(45),(45)を有し、隆起部(44)をドライ
バーの刃先で押すことにより、クリップ(38)を前進
後退させることができ、折り曲げ部(45)を規制アー
ム(14)の長溝(46)に挿入することにより、クリ
ップ(38)が規制アーム(14)から分離しない。
2摺動本体(9)に分離可能に枢着する第1連結手段
は、摺動本体(9)の平板部(26)に起立された第1
軸(36)と、規制アーム(14)の一端に穿設されて
上記軸(36)に嵌合する第1連結孔(37)と、上記
軸(36)に分離可能に結合して連結孔(37)が軸
(36)から抜けるのを阻止する着脱クリップ(38)
で構成されている。軸(36)は環状溝(39)を有
し、この溝(39)は軸(36)が連結孔(37)を貫
通した場合にその連結孔を突き出た位置を取る。クリッ
プ(38)はその抱持片(40)で規制アーム(14)
に摺動可能に取りつけられ、その先端に180度を超え
た円形の部分孔(41)を有し、クリップ(38)の前
進にて部分孔(41)が軸(36)の環状溝(39)に
係合して軸(36)と規制アーム(14)との結合を保
持し、クリップ(38)の後退にて部分孔(41)が溝
(39)から外れて規制アーム(14)と軸(36)と
の結合を解除する。部分孔(41)はその円弧が180
度を超えていて、部分孔の開口部分(42)の寸法が軸
(36)の環状溝(39)の直径より小さく、部分孔
(41)を環状溝(39)に押し込んで嵌合させると、
その嵌合状態が保持される。尚部分孔(41)に長溝
(43)を連通させると、部分孔(41)の開口部分
(42)をより一層弾性に抗して容易に大きく拡大する
ことができ、クリップ(38)と軸(36)の着脱が容
易である。クリップ(38)はさらにその後端に半球状
の隆起部(44),(44)と帯状の下方への折り曲げ
部(45),(45)を有し、隆起部(44)をドライ
バーの刃先で押すことにより、クリップ(38)を前進
後退させることができ、折り曲げ部(45)を規制アー
ム(14)の長溝(46)に挿入することにより、クリ
ップ(38)が規制アーム(14)から分離しない。
【0015】規制アーム(14)の他端を連結座(1
5)に連結する第2連結手段は、規制アーム(14)に
起立された第2軸(47)と連結座(15)の平板部
(26)に穿設されて上記軸(47)に嵌合する縦方向
に長い第2連結孔(48)を有し、これらの軸と連結孔
は相対的に回転しながら直進する。
5)に連結する第2連結手段は、規制アーム(14)に
起立された第2軸(47)と連結座(15)の平板部
(26)に穿設されて上記軸(47)に嵌合する縦方向
に長い第2連結孔(48)を有し、これらの軸と連結孔
は相対的に回転しながら直進する。
【0016】規制アーム(14)は障子(2)の回転軸
(13)まわりの揺動に従って、軸(36)のまわりに
揺動する。障子(2)が内方に傾斜状態に開かれている
と、軸(47)が連結孔(48)の下端に突き当って、
障子をその位置に保つ。障子(2)をその位置から垂直
位置に閉じると、軸(47)が連結孔(48)に沿って
その連結孔の上端方向に移動し、規制アーム(14)は
障子(2)の両側と相並ぶように折りたたまれる。
(13)まわりの揺動に従って、軸(36)のまわりに
揺動する。障子(2)が内方に傾斜状態に開かれている
と、軸(47)が連結孔(48)の下端に突き当って、
障子をその位置に保つ。障子(2)をその位置から垂直
位置に閉じると、軸(47)が連結孔(48)に沿って
その連結孔の上端方向に移動し、規制アーム(14)は
障子(2)の両側と相並ぶように折りたたまれる。
【0017】釣合手段(6)としての釣合部材(49)
は、上下方向に延びて上端が縦枠(4)にピン(50)
(図1)で連結される筒(51)と、該筒の下端に回転
のみ可能に連結されたナット(52)と、上記筒内に上
下動可能に挿入されてその下端がナット(52)を螺合
状態にて貫通して筒(51)の下端から外方に突き出る
螺旋杆(53)と、上記筒(51)内にて螺旋杆(5
3)に巻装されたねじりばね(54)を具備し、ねじり
ばね(54)の上端は筒(51)の上端に固着され(図
示せず)、ねじりばねの下端はナット(52)に固着さ
れている。螺旋杆(53)はその降下にてナット(5
2)を回転させてねじりばね(54)を巻き締め、ねじ
りばね(54)はその巻き戻しにてナット(52)を逆
転させて螺旋杆(53)を上昇させるように働く。螺旋
杆(53)を障子(2)に連結して、ねじりばね(5
4)に障子(2)とその最大上昇位置にて釣り合うねじ
り力を与えておくと、ねじりばね(54)は障子と常に
釣り合って障子を任意の位置に静止させることができ、
しかも障子を小さな力で上下させることができる。
は、上下方向に延びて上端が縦枠(4)にピン(50)
(図1)で連結される筒(51)と、該筒の下端に回転
のみ可能に連結されたナット(52)と、上記筒内に上
下動可能に挿入されてその下端がナット(52)を螺合
状態にて貫通して筒(51)の下端から外方に突き出る
螺旋杆(53)と、上記筒(51)内にて螺旋杆(5
3)に巻装されたねじりばね(54)を具備し、ねじり
ばね(54)の上端は筒(51)の上端に固着され(図
示せず)、ねじりばねの下端はナット(52)に固着さ
れている。螺旋杆(53)はその降下にてナット(5
2)を回転させてねじりばね(54)を巻き締め、ねじ
りばね(54)はその巻き戻しにてナット(52)を逆
転させて螺旋杆(53)を上昇させるように働く。螺旋
杆(53)を障子(2)に連結して、ねじりばね(5
4)に障子(2)とその最大上昇位置にて釣り合うねじ
り力を与えておくと、ねじりばね(54)は障子と常に
釣り合って障子を任意の位置に静止させることができ、
しかも障子を小さな力で上下させることができる。
【0018】筒状部分(17)はその上下方向に貫通し
た軸受孔(55)と該軸受孔に連なる拡大孔(56)
(図4)を有し、該軸受孔と拡大孔内にねじりばね(5
4)用の調整手段として使用される調整軸(57)が回
転可能に挿入され、その上端の軸部(58)が筒状部分
(17)から上方に突き出ると共に、下端の軸部(5
9)の一部が筒状部分(17)の下方に突き出ている。
調整軸(57)は筒状部分(17)の軸受孔(55)に
嵌合する軸部(60)からその上端の軸部(58)まで
は同一直径であり、軸受孔(55)から下方の軸部(5
9)は軸受孔(55)と軸部(60)より大きな直径に
形成されている(図4)。調整軸(57)は軸受孔(5
5)内に下方から挿入されて、軸受孔(55)の上端口
縁(61)の位置に対応する調整軸(57)の環状溝
(62)に止輪(63)を嵌合させて調整軸(57)の
下方への移動を阻止し、後述の上方への移動を阻止する
構成とあいまって、調整軸(57)は回転のみが可能で
ある。調整軸(57)はその上端に溝(64)を有し、
この溝(64)にフック(65)の下端が挿入されて、
止ピン(66)をフック(65)の孔(67)と調整軸
(57)の孔(68)に通して互いに連結する。このフ
ック(65)は螺旋杆(53)にピン(69)とピン
(70)で連結されている。これにより調整軸(57)
は螺旋杆(53)に吊り下げられると共に摺動本体
(8)を吊り下げ、摺動本体(8)が回転軸(13)と
連結腕(22)を介して障子(2)を支え、障子(2)
が釣合部材(49)にて吊り上げられている。
た軸受孔(55)と該軸受孔に連なる拡大孔(56)
(図4)を有し、該軸受孔と拡大孔内にねじりばね(5
4)用の調整手段として使用される調整軸(57)が回
転可能に挿入され、その上端の軸部(58)が筒状部分
(17)から上方に突き出ると共に、下端の軸部(5
9)の一部が筒状部分(17)の下方に突き出ている。
調整軸(57)は筒状部分(17)の軸受孔(55)に
嵌合する軸部(60)からその上端の軸部(58)まで
は同一直径であり、軸受孔(55)から下方の軸部(5
9)は軸受孔(55)と軸部(60)より大きな直径に
形成されている(図4)。調整軸(57)は軸受孔(5
5)内に下方から挿入されて、軸受孔(55)の上端口
縁(61)の位置に対応する調整軸(57)の環状溝
(62)に止輪(63)を嵌合させて調整軸(57)の
下方への移動を阻止し、後述の上方への移動を阻止する
構成とあいまって、調整軸(57)は回転のみが可能で
ある。調整軸(57)はその上端に溝(64)を有し、
この溝(64)にフック(65)の下端が挿入されて、
止ピン(66)をフック(65)の孔(67)と調整軸
(57)の孔(68)に通して互いに連結する。このフ
ック(65)は螺旋杆(53)にピン(69)とピン
(70)で連結されている。これにより調整軸(57)
は螺旋杆(53)に吊り下げられると共に摺動本体
(8)を吊り下げ、摺動本体(8)が回転軸(13)と
連結腕(22)を介して障子(2)を支え、障子(2)
が釣合部材(49)にて吊り上げられている。
【0019】釣合部材(49)のねじりばね(54)の
ねじり力は次の調整手段で調整される。その調整手段
は、主として図4と図5と図8に示すように、調整軸
(57)のほかにその調整軸に制動力を与える制動片
(71)と、該制動片を調整軸に押しつけるカム面(7
2)と、上記制動片を保持すると共に制動片を制動方向
と解除方向に移動させる保持部材(73)を具備してい
る。制動片(71)は円柱コロ状のもので調整軸(5
7)のまわりをかこむように2個等間隔に配置されてい
る。カム面(72)は摺動本体(8)の拡大孔(56)
の内周面に制動片(71)に対応するように2個等間隔
に形成されている。このカム面(72)は周方向に進む
に従い半径が大きくなる弧状に形成されている。保持部
材(73)は筒状部(74)を有し、この筒状部(7
4)が調整軸(57)の拡大軸部(59)と摺動本体
(8)の拡大孔(56)に嵌合している。筒状部(7
4)の上端は軸受孔(5)の段部(75)に係合すると
共に下端は調整軸(57)のフランジ(76)に係合し
て、調整軸の上方への移動を阻止している。筒状部(7
4)はその周壁に貫通孔(77)を有し、この孔内に筒
状コロの制動片(71)が挿入されている。保持部材
(73)は筒状部(74)から半径方向に延びるレバー
(78)を有し、該レバー(78)は摺動本体(8)の
底面の2個のストッパー(79),(80)間にて揺動
される。レバー(78)がストッパー(80)に突き当
たっているときは、制動片(71)はカム面(72)の
最も深い位置を取って中立状態にあり(図5,図8)、
調整軸(57)に押しつけられず、調整軸は非制動状態
である。レバー(78)を反時計方向(矢印Aと反対方
向)(図5,図8)に他のストッパー(79)に突き当
たるまで回転させると、制動片(71)はカム面(7
2)で押されて調整軸(57)に制動力を与える。巻き
ばね(120)(図4)は保持部材(73)の筒状部
(74)に嵌合されて、その一端が保持部材(73)側
に引掛けられ、他端が摺動本体(8)に引掛けられて、
保持部材(73)に制動する方向の反時計方向(矢印A
と反対方向)(図5,図8)への回転力を常時与えてい
て、調整軸(57)の制動状態を保持している。
ねじり力は次の調整手段で調整される。その調整手段
は、主として図4と図5と図8に示すように、調整軸
(57)のほかにその調整軸に制動力を与える制動片
(71)と、該制動片を調整軸に押しつけるカム面(7
2)と、上記制動片を保持すると共に制動片を制動方向
と解除方向に移動させる保持部材(73)を具備してい
る。制動片(71)は円柱コロ状のもので調整軸(5
7)のまわりをかこむように2個等間隔に配置されてい
る。カム面(72)は摺動本体(8)の拡大孔(56)
の内周面に制動片(71)に対応するように2個等間隔
に形成されている。このカム面(72)は周方向に進む
に従い半径が大きくなる弧状に形成されている。保持部
材(73)は筒状部(74)を有し、この筒状部(7
4)が調整軸(57)の拡大軸部(59)と摺動本体
(8)の拡大孔(56)に嵌合している。筒状部(7
4)の上端は軸受孔(5)の段部(75)に係合すると
共に下端は調整軸(57)のフランジ(76)に係合し
て、調整軸の上方への移動を阻止している。筒状部(7
4)はその周壁に貫通孔(77)を有し、この孔内に筒
状コロの制動片(71)が挿入されている。保持部材
(73)は筒状部(74)から半径方向に延びるレバー
(78)を有し、該レバー(78)は摺動本体(8)の
底面の2個のストッパー(79),(80)間にて揺動
される。レバー(78)がストッパー(80)に突き当
たっているときは、制動片(71)はカム面(72)の
最も深い位置を取って中立状態にあり(図5,図8)、
調整軸(57)に押しつけられず、調整軸は非制動状態
である。レバー(78)を反時計方向(矢印Aと反対方
向)(図5,図8)に他のストッパー(79)に突き当
たるまで回転させると、制動片(71)はカム面(7
2)で押されて調整軸(57)に制動力を与える。巻き
ばね(120)(図4)は保持部材(73)の筒状部
(74)に嵌合されて、その一端が保持部材(73)側
に引掛けられ、他端が摺動本体(8)に引掛けられて、
保持部材(73)に制動する方向の反時計方向(矢印A
と反対方向)(図5,図8)への回転力を常時与えてい
て、調整軸(57)の制動状態を保持している。
【0020】調整軸(57)はその下端面に溝孔(8
1)を有し、この溝孔にドライバーの刃先を差し込んで
回転される。調整軸(57)の回転は、該軸に対する制
動力がレバー(78)の反時計方向(矢印Aと反対方
向)への操作にて解除されている状態にてなされ、この
状態にて調整軸(57)を時計方向(矢印A方向)にま
わせば、ねじりばね(54)のねじり力が増大し、時計
方向にまわせば、ねじりばね(54)のねじり力が減少
される(図5,図8)。なお、ねじりばね(54)の巻
き戻しは調整軸(57)に対する制動力を解除するだけ
でもなされる。このようにして、ねじりばね(54)の
ねじり力は、障子と適正に釣り合うように調整される。
1)を有し、この溝孔にドライバーの刃先を差し込んで
回転される。調整軸(57)の回転は、該軸に対する制
動力がレバー(78)の反時計方向(矢印Aと反対方
向)への操作にて解除されている状態にてなされ、この
状態にて調整軸(57)を時計方向(矢印A方向)にま
わせば、ねじりばね(54)のねじり力が増大し、時計
方向にまわせば、ねじりばね(54)のねじり力が減少
される(図5,図8)。なお、ねじりばね(54)の巻
き戻しは調整軸(57)に対する制動力を解除するだけ
でもなされる。このようにして、ねじりばね(54)の
ねじり力は、障子と適正に釣り合うように調整される。
【0021】障子(2)はその上框(82)に施錠手段
が設けられ、該手段の施錠にて障子が回転軸(13)ま
わりに回転するのを阻止し、解錠にて障子の回転を許容
する。この施錠手段としての施錠部材(83)はケース
(84)と、該ケース内に摺動可能に挿入された錠杆
(85)を具備し、錠杆(85)は施錠方向に常時バネ
(図示せず)で付勢されている。錠杆(85)はその先
端面が弧状に形成され、さらにつまみ(86)を有す
る。錠杆(85)の先端面は筒(51)に嵌合してその
筒を案内面として障子(2)と共に上下動する。この錠
杆(85)は窓枠の縦枠で挟まれて、障子(2)の傾動
を阻止する。つまみ(86)で錠杆(85)を引込位置
に後退させると、錠杆(85)は窓枠の縦枠(4)との
かみ合い位置から外側に移動し、解錠状態となって、障
子(2)の傾動を可能にさせる。
が設けられ、該手段の施錠にて障子が回転軸(13)ま
わりに回転するのを阻止し、解錠にて障子の回転を許容
する。この施錠手段としての施錠部材(83)はケース
(84)と、該ケース内に摺動可能に挿入された錠杆
(85)を具備し、錠杆(85)は施錠方向に常時バネ
(図示せず)で付勢されている。錠杆(85)はその先
端面が弧状に形成され、さらにつまみ(86)を有す
る。錠杆(85)の先端面は筒(51)に嵌合してその
筒を案内面として障子(2)と共に上下動する。この錠
杆(85)は窓枠の縦枠で挟まれて、障子(2)の傾動
を阻止する。つまみ(86)で錠杆(85)を引込位置
に後退させると、錠杆(85)は窓枠の縦枠(4)との
かみ合い位置から外側に移動し、解錠状態となって、障
子(2)の傾動を可能にさせる。
【0022】調整手段の他の例として、図9と図10に
示すように、制動片(87)が調整軸(88)のまわり
を囲むように4個等間隔に回転リング(89)に一体に
起立され、該回転リングからレバー(90)が半径方向
に延びている。カム面(91)は第1摺動本体(92)
の拡大孔(93)の内周面に制動片(87)に対応する
ように4個等間隔に形成されている。カム面(91)
と、該カム面に接触する制動片(87)の外面(94)
は、周方向に進むに従い半径が大きくなる弧状に形成さ
れ、外面(94)の弧の長さがカム面(91)のそれよ
り短くなっていて、相対的に遊びをもって揺動できる。
制動片(87)の内面(95)は調整軸(88)の軸部
(96)の周面にぴったり接触できるような弧状形態に
形成されている。制動片(87)はカム面(91)で囲
まれた拡大孔(93)内に嵌合され、調整軸(88)の
軸部(96)は制動片(87)で囲まれた孔(93)と
リング(89)内に嵌合され、レバー(90)は摺動本
体(92)の直方体部分の窓(98)から外方に揺動可
能に突き出ている。レバー(90)が窓(98)の一端
(100)に突き当たっているときは(図10)、制動
片(87)はその外面(94)がカム面(91)に接触
しないで、中立状態にあり、制動片の内面(95)が調
整軸(88)の軸部(96)に押しつけられず、調整軸
は非制動状態である。レバー(90)を時計方向(矢印
Aと反対方向)に窓(98)の他端(99)に突き当た
るまで回転させると(図10)、制動片(87)はその
外面(94)がカム面(91)で押されて調整軸(8
8)の軸部(96)を内面(95)にて緊縛し、調整軸
は制動状態となる。巻きばね(101)は制動片(8
7)の外周に嵌合されて(図9)、その一端(図示せ
ず)がレバー(90)に引掛けられ他端(図示せず)が
窓(98)の端部(100)(図10)に引掛けられ
て、制動片(87)に制動する方向(矢印Aと反対方
向)への回転力を常時与えていて、調整軸(88)の制
動状態を保持している。
示すように、制動片(87)が調整軸(88)のまわり
を囲むように4個等間隔に回転リング(89)に一体に
起立され、該回転リングからレバー(90)が半径方向
に延びている。カム面(91)は第1摺動本体(92)
の拡大孔(93)の内周面に制動片(87)に対応する
ように4個等間隔に形成されている。カム面(91)
と、該カム面に接触する制動片(87)の外面(94)
は、周方向に進むに従い半径が大きくなる弧状に形成さ
れ、外面(94)の弧の長さがカム面(91)のそれよ
り短くなっていて、相対的に遊びをもって揺動できる。
制動片(87)の内面(95)は調整軸(88)の軸部
(96)の周面にぴったり接触できるような弧状形態に
形成されている。制動片(87)はカム面(91)で囲
まれた拡大孔(93)内に嵌合され、調整軸(88)の
軸部(96)は制動片(87)で囲まれた孔(93)と
リング(89)内に嵌合され、レバー(90)は摺動本
体(92)の直方体部分の窓(98)から外方に揺動可
能に突き出ている。レバー(90)が窓(98)の一端
(100)に突き当たっているときは(図10)、制動
片(87)はその外面(94)がカム面(91)に接触
しないで、中立状態にあり、制動片の内面(95)が調
整軸(88)の軸部(96)に押しつけられず、調整軸
は非制動状態である。レバー(90)を時計方向(矢印
Aと反対方向)に窓(98)の他端(99)に突き当た
るまで回転させると(図10)、制動片(87)はその
外面(94)がカム面(91)で押されて調整軸(8
8)の軸部(96)を内面(95)にて緊縛し、調整軸
は制動状態となる。巻きばね(101)は制動片(8
7)の外周に嵌合されて(図9)、その一端(図示せ
ず)がレバー(90)に引掛けられ他端(図示せず)が
窓(98)の端部(100)(図10)に引掛けられ
て、制動片(87)に制動する方向(矢印Aと反対方
向)への回転力を常時与えていて、調整軸(88)の制
動状態を保持している。
【0023】調整手段のさらに他の例として、図12と
図13と図14に示すように、制動片(102)と調整
軸(103)の拡大軸部(104)の接触面に互いにか
み合う山形状の凹凸(105)を形成している。調整軸
(103)(図14)をドライバーの刃先で時計方向に
まわすと、制動片(102)(図13)が第1摺動本体
(121)のカム面(106)の押圧力から解放された
位置に回転され、調整軸(103)でねじりばね(5
4)を巻き上げることができる。調整軸(103)に対
するドライバーによるねじり力を解くと、調整軸(10
3)がその反時計方向への戻りにて、制動片(102)
(図13)をカム面(106)から押圧力を受ける位置
に回転させて、その位置にて制動力を受ける。尚調整軸
(103)の底面に突起(107)を設け(図14)、
該突起にかみ合う弾性を有する線部材(108)を制動
片(102)と一体のつまみ(109)に固着すると、
調整軸(103)で制動片(102)をカム面(10
6)の押圧力から解放された位置に一層確実に回転させ
ることができる。つまみ(109)(図13)を時計方
向に指でつまんでまわすと、制動片(102)がカム面
(106)から解放されて、調整軸(103)に対する
制動力を解除させ、ねじりばね(54)のねじり力がゼ
ロになるまで解放される。
図13と図14に示すように、制動片(102)と調整
軸(103)の拡大軸部(104)の接触面に互いにか
み合う山形状の凹凸(105)を形成している。調整軸
(103)(図14)をドライバーの刃先で時計方向に
まわすと、制動片(102)(図13)が第1摺動本体
(121)のカム面(106)の押圧力から解放された
位置に回転され、調整軸(103)でねじりばね(5
4)を巻き上げることができる。調整軸(103)に対
するドライバーによるねじり力を解くと、調整軸(10
3)がその反時計方向への戻りにて、制動片(102)
(図13)をカム面(106)から押圧力を受ける位置
に回転させて、その位置にて制動力を受ける。尚調整軸
(103)の底面に突起(107)を設け(図14)、
該突起にかみ合う弾性を有する線部材(108)を制動
片(102)と一体のつまみ(109)に固着すると、
調整軸(103)で制動片(102)をカム面(10
6)の押圧力から解放された位置に一層確実に回転させ
ることができる。つまみ(109)(図13)を時計方
向に指でつまんでまわすと、制動片(102)がカム面
(106)から解放されて、調整軸(103)に対する
制動力を解除させ、ねじりばね(54)のねじり力がゼ
ロになるまで解放される。
【0024】調整手段のさらに他の例として、図15に
示すように、コイル状の制動ばね(110)を調整軸
(111)の拡大軸部(112)に密着状に巻装して、
その上端(113)を第1摺動本体(114)側に結合
し、下端(115)を自由状態にしている。調整軸(1
11)をドライバーで時計方向に回転させると、制動ば
ね(110)はその直径が拡大して調整軸(111)に
対する摩擦による制動力が解除され、ねじりばね(5
4)のねじり力を増大することができる。制動ばね(1
10)の自由端を時計方向にまわすと、ばね(110)
の直径が拡大して、調整軸(111)に対する制動力が
解除され、ねじりばね(54)のねじり力が減少され
る。
示すように、コイル状の制動ばね(110)を調整軸
(111)の拡大軸部(112)に密着状に巻装して、
その上端(113)を第1摺動本体(114)側に結合
し、下端(115)を自由状態にしている。調整軸(1
11)をドライバーで時計方向に回転させると、制動ば
ね(110)はその直径が拡大して調整軸(111)に
対する摩擦による制動力が解除され、ねじりばね(5
4)のねじり力を増大することができる。制動ばね(1
10)の自由端を時計方向にまわすと、ばね(110)
の直径が拡大して、調整軸(111)に対する制動力が
解除され、ねじりばね(54)のねじり力が減少され
る。
【0025】窓障子(2)にその傾動に追従して自動的
に制動力を与える制動手段を窓に組み込めば、窓障子を
傾斜状態にて任意の高さに拘束することができ、清掃の
場合等に障子が移動せず便利である。その制動手段とし
て、図9と図11に示すように制動部材(116)が第
1摺動本体(92)に組み込まれ、この制動部材(11
6)は回転軸(117)の半径が変化する外周のカム面
(118)と接触している。障子(2)が垂直状態の閉
位置を取っているときには、制動部材(116)は引込
んでいる。障子(2)が傾動するに従い回転子(11
7)は回転して制動部材(116)を上昇させ、この上
昇される制動部材(116)が摺動本体(92)側の傾
斜面(124)上を摺動しながら突き出される。その結
果制動部材(116)の制動部分(122)は縦枠
(4)のフランジ(19)に押しつけられて、摺動本体
(92)は拘束される。障子(2)が垂直状態の閉位置
に回転されると、制動部材(116)は引き込んで摺動
本体(92)の拘束が解除される。図15に示す制動部
材(116)と回転軸(117)も図9に示すものと同
一のもので、同一の機能を有する。
に制動力を与える制動手段を窓に組み込めば、窓障子を
傾斜状態にて任意の高さに拘束することができ、清掃の
場合等に障子が移動せず便利である。その制動手段とし
て、図9と図11に示すように制動部材(116)が第
1摺動本体(92)に組み込まれ、この制動部材(11
6)は回転軸(117)の半径が変化する外周のカム面
(118)と接触している。障子(2)が垂直状態の閉
位置を取っているときには、制動部材(116)は引込
んでいる。障子(2)が傾動するに従い回転子(11
7)は回転して制動部材(116)を上昇させ、この上
昇される制動部材(116)が摺動本体(92)側の傾
斜面(124)上を摺動しながら突き出される。その結
果制動部材(116)の制動部分(122)は縦枠
(4)のフランジ(19)に押しつけられて、摺動本体
(92)は拘束される。障子(2)が垂直状態の閉位置
に回転されると、制動部材(116)は引き込んで摺動
本体(92)の拘束が解除される。図15に示す制動部
材(116)と回転軸(117)も図9に示すものと同
一のもので、同一の機能を有する。
【0026】
【発明の効果】本発明は、内倒れ式上下動の窓障子が釣
合手段で任意の高さに保持され、窓障子を所定の内倒れ
角に保持するアームが窓障子の両側の連結座に分離可能
に連結されるように構成されているので、窓障子と窓枠
を別々にして工場から取付現場までの運搬が容易にで
き、また窓の取付後の釣合手段の交換が容易であり、さ
らには窓障子の倒れ角が小さくても窓障子の外側面の清
掃が容易にできる。
合手段で任意の高さに保持され、窓障子を所定の内倒れ
角に保持するアームが窓障子の両側の連結座に分離可能
に連結されるように構成されているので、窓障子と窓枠
を別々にして工場から取付現場までの運搬が容易にで
き、また窓の取付後の釣合手段の交換が容易であり、さ
らには窓障子の倒れ角が小さくても窓障子の外側面の清
掃が容易にできる。
【図1】本発明の窓の正面図である。
【図2】本発明の内側窓障子が上昇位置に引き上げられ
て一部が省略された窓の縦断正面図である。
て一部が省略された窓の縦断正面図である。
【図3】窓障子を開いた状態を示す図2のIII−II
I線断面図である。
I線断面図である。
【図4】図2に示す第1摺動本体の縦断拡大正面図であ
る。
る。
【図5】図2に示す第1摺動本体の底面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】本発明の第2摺動本体と規制アームの着脱部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】図4のVIII−VIII線断面図である。
【図9】他の変形例を示す図4に類似の拡大断面図であ
る。
る。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】さらに他の変形例を示す図4に類似の拡大断
面図である。
面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図であ
る。
る。
【図14】図12に示す第1摺動本体の底面図である。
【図15】さらに他の変形例を示す図4に類似の拡大断
面図である。
面図である。
1 窓障子 2 窓障子 3 窓枠 6 釣合手
段 7 摺動部材 8 第1摺動本体 9 第2摺動本体 10 連結
片 13 回転軸 14 規制アーム 15 連結座 22 連結腕
36 第1軸 3 7 第1連結孔 38 着脱クリップ 47 第2
軸 48 第2連結孔 51 筒 53 螺旋杆 54 ねじりばね 5
7 調整軸 65 フック 71 制動片 72 カム面 83 施
錠部材 87 制動 片 88 調整軸 91 カム面 92 第1摺
動本体 102 制動 片 103 調整軸 106 カム面 110
制動ばね 111 調 整軸 114 第1摺動本体 116 制動部材
117 回転軸 1 21 第1摺動本体
段 7 摺動部材 8 第1摺動本体 9 第2摺動本体 10 連結
片 13 回転軸 14 規制アーム 15 連結座 22 連結腕
36 第1軸 3 7 第1連結孔 38 着脱クリップ 47 第2
軸 48 第2連結孔 51 筒 53 螺旋杆 54 ねじりばね 5
7 調整軸 65 フック 71 制動片 72 カム面 83 施
錠部材 87 制動 片 88 調整軸 91 カム面 92 第1摺
動本体 102 制動 片 103 調整軸 106 カム面 110
制動ばね 111 調 整軸 114 第1摺動本体 116 制動部材
117 回転軸 1 21 第1摺動本体
Claims (4)
- 【請求項1】 窓枠の縦枠と、該縦枠に沿って上下動す
る摺動部材と、該摺動部材に窓障子の下端が横方向の回
転軸を介して枢着されて閉位置と内方への開位置に揺動
される窓障子と、該窓障子の両側に固着される連結座
と、上記摺動部材に第1連結手段で連結される一端と連
結座に第2連結手段で連結される他端を有し、窓障子の
内方への倒れ角を制御する規制アームと、上記摺動部材
を吊り下げて窓障子を任意の高さに静止させる釣合手段
を具備し、上記第1連結手段は規制アームを摺動部材に
対して回転可能でかつ分離可能に連結し、上記第2連結
手段は規制アームを連結座に対して回転しながら直線的
に移動するように連結する内倒れ式上下動窓。 - 【請求項2】 前記第1連結手段は、規制アームの一端
に穿設された第1連結孔と、摺動部材に固着されて上記
第1連結孔を貫通する第1軸と、該第1軸に分離可能に
結合されて規制アームが第1連結孔から抜けるのを阻止
する着脱クリップを具備し、前記第2連結手段は連結座
に穿設された長い第2連結孔と規制アームの他端に固着
されて上記第2連結孔に回転と直線的移動が可能に嵌合
されている第2軸を具備する請求項1記載の内倒れ式上
下動窓。 - 【請求項3】 前記着脱クリップは規制アームに摺動可
能に取りつけられ、その着脱クリップの前進にてその部
分孔が摺動部材の第1軸に形成された環状溝に嵌合して
第1軸と第1連結孔との相対的抜け止めとして働き、着
脱クリップの後退にてその部分孔が第1軸の環状溝から
はずれて、第1軸と第1連結孔との相対的抜け止めが解
除される請求項2記載の内倒れ式上下動窓。 - 【請求項4】 前記摺動部材は縦枠に上下に案内される
第1摺動本体と第2摺動本体と、これらの摺動本体を一
体的に連結する連結片で構成され、第1摺動本体が釣合
手段で吊り下げられると共に回転軸を支持し、この回転
軸に結合された連結腕を窓障子の下端に分離可能に取り
つけ、第2摺動本体が前記第1軸を支持する請求項3記
載の内倒れ式上下動窓。
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