JPH0814212B2 - 鋼製煙突 - Google Patents

鋼製煙突

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JPH0814212B2
JPH0814212B2 JP60237702A JP23770285A JPH0814212B2 JP H0814212 B2 JPH0814212 B2 JP H0814212B2 JP 60237702 A JP60237702 A JP 60237702A JP 23770285 A JP23770285 A JP 23770285A JP H0814212 B2 JPH0814212 B2 JP H0814212B2
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JP
Japan
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tubular body
barrel
steel
horizontal
chimney
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JP60237702A
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JPS6299571A (ja
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竹二 松本
良秀 村瀬
学 藤城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は筒身及び同筒身を支持する鉄塔からなる鋼製
煙突に係るものである。
(従来の技術) 第12図及び第13図は従来のこの種の煙突を示し、筒身
(a)及び同筒身(a)の全高に亘る支持架構を形成す
る支持鉄塔(b)とを同心状に立設し、鉄塔(b)に配
設された水平材(c)と筒身(a)との間に配設され、
且つ、筒身(a)の上下方向に亘る熱伸縮を許容するよ
うに構成された水平力伝達装置(d)を介して、風、地
震等の水平力に対して支持鉄塔で抵抗するように構成さ
れている。
なお前記筒身(a)の下端部は図示のように地盤に接
地する場合と、同地盤との間に間隔を存して位置するよ
うに配設される場合とがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来の鋼製煙突においては、筒身
(a)のほぼ頂部まで支持鉄塔(b)を組むため、台風
時等における風圧力が大きく、基礎や鋼重が大きくなる
という問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点を解決するために提案され
るもので、基礎上に立設された低層の支持架構の中央部
に、筒身を嵌挿するとともに、同嵌挿部分を前記支持架
構で支持し、同支持架構の上方に突出する前記筒身の頂
部または頂部近傍に、前記筒身の外周壁に対する垂直取
付部材と、同垂直取付部材に水平の水平支持板と、同水
平支持板上にユニバーサルジョイントを介して立設され
るマス装架用のマス支持アームと、同マス支持アーム及
び前記垂直取付部材との間に取付けられるばね及びダン
パとからなる防振装置を設置したことを特徴とする鋼製
煙突に係るものである。
(作用) 本発明に係る鋼製煙突においては前記したように、支
持架構の中心部に嵌挿された筒身の頂部、または頂部近
傍に防振装置が設置されているので、同防振装置によつ
て前記筒身に発生する揚力振動が低減されるものであ
る。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、(1)はコンクリート基
礎(2)上に立設された、前記筒身支持架構を構成する
低層の鉄塔で、柱(3)間が水平材(4)で連結される
とともに、外周構面に筋違材(5)が配設されている。
(6)は筒身で、前記鉄塔(1)の中央部に嵌挿さ
れ、鉄塔(1)上端部より上方に突出する筒身頂部また
は頂部近傍に防振装置(7)が設置されている。なお筒
身(6)の下端部は図示のように接地するか、地盤面上
に間隔を存して位置するように配設される。
第2図は筒身(6)の横方向支持のための水平構面の
詳細を示し、筒身(6)及び鉄塔(1)を同心状に配設
するとともに、鉄塔(1)に配置した水平材(4)と筒
身(6)との間に配設され、且つ同筒身(6)の上下方
向に亘つて熱伸縮を許容するように構成された水平力伝
達装置(7a)を介して風や地震等の水平力に対して前記
鉄塔(1)で抵抗するように構成されている。
第3図及び第4図は前記防振装置(7)の詳細を示
し、筒身(6)の外周壁に対する垂直取付部材(8)の
下端より外側に突設された水平支持板(9)上に、ユニ
バーサルジヨイント(10)を介してマス(11)が装架さ
れたマス支持アーム(12)が立設され、同支持アーム
(12)における互いに直交する両面と前記垂直取付部材
(8)及び前記水平支持板(9)上に立設された垂直支
持材(13)との間に夫々ばね(14)及びダンパ(15)が
介装されている。
前記防振装置(7)の固有周期は、ばね(14)及びダ
ンパ(15)の取付け位置を変えることができるから、当
該防振装置(7)の固有振動数を煙突の固有周期と合わ
せておくことによつて、前記筒身(6)の揚力振動時に
マス(11)が振動し、同マス(11)の支持アーム(12)
と前記垂直取付部材(8)及び垂直支持材(13)との間
に介装されたばね(14)及びダンパ(15)によつてエネ
ルギが吸収され、筒身(6)頂部に発生する揚力振動が
低減される。
このように図示の実施例によれば筒身(6)の頂部、
または頂部近傍に設置された防振装置(7)によつて、
筒身(6)の頂部に発生する揚力振動が低減されるの
で、筒身(6)の支持架構を構成する鉄塔(1)を従来
のように筒身全高に亘つて配設して筒身(6)の横移動
を支持する必要がなく、鉄塔(1)を低層構造物として
その上部から筒身を突出させることができる。
従つて図示の実施例によれば低層の鉄塔(1)で筒身
(6)を支持すればよいので、台風時等において風圧力
が減少し、基礎(2)や鋼重を小さく抑えることができ
る。
第5A図及び第5B図は夫々従来の鋼製煙突及び本発明に
係る鋼製煙突の煙突全長Hと鉄塔全長hとの比率を示す
もので、前者においてはH:h=1:0.95〜0.97後者におい
てはH:h=1:0.6前後となる。
第6図乃至第11図は本発明に係る鋼製煙突の架設方法
を示し、筒身支持用の鉄塔(1)が低層構造物であるの
で大型クレン車(A)を使用して工場製作された鉄塔ブ
ロツク(1a)を現場で結合していつて鉄塔(1)を組立
てる。(第6図参照) 一方、高さ方向に分割された筒身ブロツク(6a)を鉄
塔(1)直下の内部空間に設置し、(第7図参照)同鉄
塔(1)の3個所以上を上下方向支持点(B)と、同各
支持点(B)より垂下したワイヤ等の吊上げ材(C)を
筒身ブロツク(6a)に取付け、(第8図参照)同吊上げ
材(C)をウインチ(D)等で引張つて前記筒身ブロツ
ク(6a)を鉄塔(1)の水平構面をガイドとして上方に
せり上げる。(第9図参照) かくして鉄塔(1)内における筒身ブロツク(6a)の
下方に生じた空間に次位の筒身ブロツク(6b)を設置
し、同筒身ブロツク(6b)の上端と吊上げられた筒身ブ
ロツク(6a)の下端とを溶接等によつて結合固着する。
(第10図参照) 次いで上部の筒身ブロツク(6a)に取付けていた吊上
げ材(C)を取外して同材を下位の筒身ブロツク(6b)
に付け替え、(第11図参照)前記両筒身ブロツク(6a)
(6b)をウインチ(D)の操作によつて吊上げ、以下前
記同様の操作を反覆して筒身(6)を架設するものであ
る。
なお前記架設方法によれば煙突架設のための特別な機
器を設置する必要がなく、また高所での危険な作業が減
少され、施工の経済性と安全性とが向上されるものであ
る。
(発明の効果) このように本発明によれば、筒身の頂部、または頂部
近傍に設置された防振装置は筒身の外周壁に対する垂直
取付部材と、同垂直取付部材に水平の水平支持板と、同
水平支持板上にユニバーサルジョイントを介して立設さ
れるマス装架用のマス支持アームと、同マス支持アーム
及び前記垂直取付部材との間に取付けられるばね及びダ
ンパとから形成したものであるから防振装置の固有周期
はばね及びダンパの取付け位置により煙突の1次固有振
動数に同調させて、防振装置の振動数を正確に調整(チ
ューニング)でき、また同じく防振装置の減衰定数を最
適な値に調整、設定することができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鋼製煙突の一実施例を示す正面
図、第2図はその横断平面図、第3図は防振装置の正面
図、第4図はその平面図、第5A図及び第5B図は夫々従来
の鋼製煙突並に本発明に係る鋼製煙突の煙突全長と鉄塔
長との比率を示す説明図、第6図乃至第11図は本発明に
係る鋼製煙突の架設工程を示す正面図、第12図は従来の
鋼製煙突の正面図、第13図はその横断平面図である。 (1)……鉄塔、(2)……基礎、(6)……筒身、
(7)……防振装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−41096(JP,U) 特公 昭38−4536(JP,B1) 実公 昭54−39149(JP,Y2) 実公 昭55−27802(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に立設された低層の支持架構の中央
    部に、筒身を嵌挿するとともに、同嵌挿部分を前記支持
    架構で支持し、同支持架構の上方に突出する前記筒身の
    頂部または頂部近傍に、前記筒身の外周壁に対する垂直
    取付部材と、同垂直取付部材に水平の水平支持板と、同
    水平支持板上にユニバーサルジョイントを介して立設さ
    れるマス装架用のマス支持アームと、同マス支持アーム
    及び前記垂直取付部材との間に取付けられるばね及びダ
    ンパとからなる防振装置を設置したことを特徴とする鋼
    製煙突。
JP60237702A 1985-10-25 1985-10-25 鋼製煙突 Expired - Lifetime JPH0814212B2 (ja)

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JPS6299571A JPS6299571A (ja) 1987-05-09
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JPS5338358U (ja) * 1976-09-08 1978-04-04
JPS5439149U (ja) * 1977-08-23 1979-03-15
JPS5441096U (ja) * 1977-08-26 1979-03-19
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JPS59167157U (ja) * 1983-04-21 1984-11-09 三菱重工業株式会社 煙突

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