JPH022744Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH022744Y2
JPH022744Y2 JP11537284U JP11537284U JPH022744Y2 JP H022744 Y2 JPH022744 Y2 JP H022744Y2 JP 11537284 U JP11537284 U JP 11537284U JP 11537284 U JP11537284 U JP 11537284U JP H022744 Y2 JPH022744 Y2 JP H022744Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
steel pipe
tapered surface
pipe pile
mounting table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11537284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6132216U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11537284U priority Critical patent/JPS6132216U/ja
Publication of JPS6132216U publication Critical patent/JPS6132216U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH022744Y2 publication Critical patent/JPH022744Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼管杭を用いた防波構造物や水上建
築物等の築造に用いる構造体支持構造に関し、詳
しくは、上部構造体の載置台を鋼管杭に下降自在
に外嵌し、前記上部構造体の荷重を鋼管杭に杭中
心に向う締め付け力に変更して伝えるテーパ嵌合
構造を有するものであり、鋼管杭において最も強
度がある方向、すなわち、鋼管杭の中心に向う方
向に構造物荷重を作用させることにより、支持強
度の向上を図つた構造体支持構造に関する。
〔従来技術〕
従来、上記構造体支持構造を構成するに、第4
図及び第5図に示すように、鋼管杭1の上端を受
止め支点とする状態でコンクリート製の環状受部
材21を、金属棒22により吊下げ支持し、外周
面に杭上端側ほぼ小径のテーパ面b′を形成したコ
ンクリート製の分割環状クサ部材23を受部材2
1に載置すると共に、そのクサビ部材23の外周
テーパ面b、に嵌合するテーパ面a′を内周面に形
成したコンクリート製載置台2′をクサビ部材2
3に外嵌させ、もつて、両テーパ面a′,b′の作用
により、載置台2′に載置した構造体(コンクリ
ートブロツク)3の荷重を、クサビ部材23の鋼
管杭1に対する締め付け力に変更し、その締め付
け力によつてクサビ部材23及び載置台2を構造
体荷重に杭して鋼管杭1に固定支持するように構
成していた。
(例えば、特公昭56−17484号公報及び、特開
昭56−39220号公報) 尚、11′は、構造体3の載置完了後に構造体
上面を反力支点として金属棒22を引き上げるジ
ヤツキであり、その引き上げ状態で金属棒22に
螺合したナツト24を締め込むことにより、構造
体3を杭1に強固に締結する。
更に、Cは、構造体組付完了後に充填したコン
クリートであり、又、4は、基礎構造体としての
コンクリートブロツク3に載置した上部コンクリ
ート構造体である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述従来構成のものにあつては、載置
台2′の取付けに際し、受部材21及び、クサビ
部材23を複数の金属棒22によつて施工現場で
鋼管杭1に吊り下げ支持しなければならず、その
吊り下げ施工が全体としての施工工程の繁雑化、
及び、全体施工能率の低下を招いていた。
本考案は、テーパ嵌合構造を利用した高い支持
強度を維持しながら、載置台の鋼管杭に対する取
付けを容易に行なえるようにする点にある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案による構造体支持構造の特徴構成は、鋼
管杭に外嵌させる載置台の内周面に、杭上端側ほ
ど小径の円錐状第1テーパ面を形成し、前記杭の
外周面に、前記第1テーパ面に嵌合する第2テー
パ面を一体に形成してあることにありその作用効
果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、打設する鋼管杭に第2テーパ面を予じ
め一体に形成しておくから、現場施工においては
載置台を打設杭に外嵌状に挿入して、その内周に
形成してある第1テーパ面と杭側の第2テーパ面
とを嵌合させるだけで載置台の打設杭に対する取
付けを完了できる。
又、杭上端側ほど小径に形成した第1テーパ面
とそれに嵌合する第2テーパ面との接触による分
力作用により、載置台に載置した構造体の荷重
を、鋼管杭に対してその締め付け力として適切に
伝えることができる。
〔考案の効果〕
以上の結果、構造体荷重を鋼管杭に対する締め
付け力に変更することによる支持強度の向上を従
来構成のものと同等に達成できながら、現場にお
ける載置台の取付け施工が極めて容易となり、施
工作業性、及び、施工能率を大巾に向上し得るに
至つた。
〔実施例〕
第1図及び第3図は、防波堤や棧橋等の水上構
造体の築造構造を示し、水中地盤に打設した4本
の鋼管杭1夫々に、上面に構造体載置面を形成し
た金属製載置台2を、杭夫々の長手方向中間部に
位置させ、かつ、互いのレベルをほぼ一致させた
状態で取付け、両端部に環状部3aを形成したコ
ンクリートブロツク3を、それらの環状部3aを
打設杭1に外嵌させて載置台2に載置する状態で
各杭1にわたらせて格子状に積上げると共に、そ
れら積上げコンクリートブロツク3の上部に、コ
ンクリート構造体4を載置支持してある。
第1図ないし第3図に示すように、前記金属製
載置台2を、鋼管杭1に相対摺動自在に外嵌する
台部2A、同じく杭1に相対摺動自在に外嵌する
管状形状で内周面に杭上端側ほど小径となる円錐
状の第1テーパ面aを形成したテーパー管部2
B、及び、杭1に相対摺動自在に外嵌する直管形
状で台部2Aとテーパー管部2Bとの間に位置し
両部2A,2Bの間隔を規定するスペーサ部2C
とに分割形成すると共に、スペーサ部2Cを更に
夫々高す寸法h1,h2,h3が異なる複数のリング状
スペーサ5a,5b,5cに分割形成してある。
そして、鋼管杭1に対して、前記第1テーパ面
aに嵌合する第2テーパ面bを外周面に鋳造、鍛
造等により一体に形成して金属製管部材6を、予
測される載置台取付位置に位置させる状態で、か
つ、鋼管杭1の下部側分割部分1Aと上部側分割
部分1Bとの連結部材とする状態で、それら両分
割部分1A,1Bの間に予め同芯状に介装固設し
ておき、もつて、テーパー管部2B、スペーサ部
2C、及び、台部2Aをその順に打設杭1にその
上方から挿入することにより、載置台2を打設杭
1に組付け、第1テーパ面aと第2テーパ面bと
の杭長手方向における係止作用により載置台2を
杭1に固定するように、又、予め用意した高さ仕
様hの異なるスペーサ5を選択して重ね合せ使用
することで、杭1の打設深さ誤差に対する台部2
Aの取付高さ調節を行なうように構成してある。
又、台部2Aに対するコンクリートブロツク3
の載置に伴ない、コンクリートブロツク3の荷重
を第1テーパ面aと第2テーパ面bとの接触によ
る分力作用で杭1に対する締め付け力に変更して
杭1に伝え、鋼管杭1、及び、その一部としての
管状部材6において本来的に最も強度がある方
向、すなわち、管状形状の中心に向う方向にコン
クリートブロツク3の荷重を作用させることによ
り全体としての支持強度の向上を図つてある。
図中7は、第2テーパ面bを形成した金属製管
部材6と鋼管杭1の下部側分割部分1Aとの突合
せ溶接に際して両者6,1Aを同芯状に位置決め
するための内嵌型ガイド部材である。
又、8は、テーパー管部2Bとスペーサ部2C
との接当、分割スペーサ5a,5b,5cどうし
の接当、及び、台部2Aとスペーサ部2Cとの接
当に対して接当両部材を同芯状に位置規制するた
めの凹凸嵌合構造である。
鋼管杭1に組付けた台部2Aに載置する状態で
前記コンクリートブロツク3の全ての積上げを完
了した状態において、積上げコンクリートブロツ
ク3の環状部3aから突出する鋼管杭1の上端部
に、金属製載荷部材9を固設すると共に、その載
荷部材9とコンクリートブロツク3の上面に敷設
した支圧板10との間に、載荷部材9を反力支点
としてコンクリートブロツク3を下方向きに押圧
するように作用するクサビ機構11を介装し、も
つて、そのクサビ機構11中のクサビ11Aを打
ち込んでクサビ機構11を押圧作用させることに
より、積上げコンクリートブロツク群を、支圧板
10と台部2Aとで挾圧支持する状態で鋼管杭1
に締結するように構成してある。
図中Cは、コンクリートブロツク3の締結完了
後に、積上げコンクリートブロツク3の環状部3
Aの内孔部分に充填したコンクリートである。
〔別実施例〕
載置台2を構成するに、前述実施例の如く、構
造体載置面を形成する台部2A、取付位置高さ調
節を行なうスペーサ部2C、及び、杭上端側ほど
小径の円錐状第1テーパ面aを内周面に形成する
テーパー管部2Bの3部分に載置台2を分割形成
するに代えて、台部2A、及び、テーパー管部2
Bを備えた一体構造で載置台2を形成しても良
く、又、その材質も適宜変更が可能である。
鋼管杭1の外周面に、前記第1テーパ面aに嵌
合する第2テーパ面bを形成するに、第2テーパ
面bを外周に形成した管状部材6を鋼管杭1の上
下分割部に介装するに代えて、鋼管杭1そのもの
の外周面に第2テーパ面bを一体形成したり、あ
るいは、鋼管杭1の外周部に、第2テーパ面bを
形成した部材を固設しても良い。
載置台2に直接的に載置支持する構造体3は、
コンクリートブロツクに限定されない。
本考案による構造体支持構造は、防波構造体や
護岸構造体、あるいは、水上建設物の基礎構造体
等種々の構造体支持に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は上部構造体締結状態を示す一部断面図、
第2図は載置組付構造を示す一部断面図、第3図
は同概略平面図である。第4図及び、第5図は従
来構造を示し、第4図は上部構造体締結状態を示
す断面図、第5図は、載置台組付構造を示す斜視
図である。 1……鋼管杭、2……載置台、3……構造体、
a……第1テーパ面、b……第2テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部構造体3の載置台2を鋼管杭1に下降自在
    に外嵌し、前記載置台2の内周面に、杭上端側ほ
    ど小径の円錐状第1テーパ面aを形成し、前記杭
    1の外周面に、前記第1テーパ面aに嵌合する第
    2テーパ面bを一体に形成してある構造体支持構
    造。
JP11537284U 1984-07-27 1984-07-27 構造体支持構造 Granted JPS6132216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11537284U JPS6132216U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 構造体支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11537284U JPS6132216U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 構造体支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6132216U JPS6132216U (ja) 1986-02-26
JPH022744Y2 true JPH022744Y2 (ja) 1990-01-23

Family

ID=30674343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11537284U Granted JPS6132216U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 構造体支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6132216U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6132216U (ja) 1986-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4261149A (en) Mobile home support system
WO2016132166A1 (en) Method of building a foundation comprising a steel monopile and a concrete part and associated foundation for construction work
JP2006214226A (ja) 無線用アンテナ支柱と基礎杭との接合方法及びその構造
JPH022744Y2 (ja)
JP5002045B2 (ja) 建物の基礎構造
CN217651804U (zh) 一种利用混凝土撑提高钢支撑稳定性的装置
JP3215059B2 (ja) 塔状構造物屋根の構築工法
JPH0144585Y2 (ja)
US4125217A (en) Method of connecting hollow steel column to a hollow steel base member
CN216193949U (zh) 装配式的钢管桩顶部承重结构
JP4429784B2 (ja) 水中構造物の据付方法
CN212270700U (zh) 盖梁抱箍安装平台
JP3348030B2 (ja) 大張間架構の構築工法
JPH02161043A (ja) 綱管コンクリート柱の継手構造、綱管コンクリート柱及びその施工方法
CN219117937U (zh) 一种适用于独柱墩桩基的加固钢盖梁
CN219823408U (zh) 有限高度内屈曲约束支撑构件快速精准吊装结构
JPH0144584Y2 (ja)
JP7186915B1 (ja) ドーム状部材網の構築に使用する中空鉛直体
KR102036309B1 (ko) 조립식 철탑 기초체
CN220847533U (zh) 一种增强方桩抗拔结构
CN221052591U (zh) 水下振沉替打架及替打架组合
CN218990242U (zh) 一种桩基与承台连接结构
JPS6397706A (ja) 構造体の支持固定構造
CN216892498U (zh) 一种钢结构吸收塔底部节点构造
CN213683452U (zh) 一种方便定位的电力塔架基座