JPH08141630A - 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法 - Google Patents

圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法

Info

Publication number
JPH08141630A
JPH08141630A JP28464194A JP28464194A JPH08141630A JP H08141630 A JPH08141630 A JP H08141630A JP 28464194 A JP28464194 A JP 28464194A JP 28464194 A JP28464194 A JP 28464194A JP H08141630 A JPH08141630 A JP H08141630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
rolled
rolled plate
cleaning liquid
air nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28464194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tokumitsu
哲哉 徳光
Hisashi Kubota
久 窪田
Kazuhiro Yamada
和宏 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP28464194A priority Critical patent/JPH08141630A/ja
Publication of JPH08141630A publication Critical patent/JPH08141630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、高圧エアーの消費量が少なく且つ圧延板材の生産
性が高くしかも局部変色の発生しない圧延板材の洗浄液
除去装置及びその除去方法を提供することにある。 【構成】本発明の構成は、次の2点にある。第1は、上
側エアーノズルと下側エアーノズルの高圧エアーの吐き
出し方向が長尺金属圧延板材の走行方向と逆方向に向い
て設置しており且つその長尺金属圧延板材の走行方向の
逆方向側の上下面にはそれぞれ所定距離をおいて整流板
が架設されて成ることを特徴とする圧延板材の洗浄液除
去装置である。第2は、上側エアーノズルと下側エアー
ノズルとからそれぞれ吐き出される高圧エアーの吐き出
し方向を長尺金属圧延板材の走行方向とは逆方向に向け
ると共にその逆方向に吐き出された高圧エアーが長尺金
属圧延板材の上下方向へそれぞれ拡散しないように整流
板を設けたことを特徴とする圧延板材の洗浄液除去方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧延板材の洗浄液除去装
置及びその除去方法に関するものである。更に詳述すれ
ば本発明は長尺金属圧延板材を連続的に洗浄液により洗
浄した際、長尺金属圧延板材に付着した洗浄液の除去装
置及びその除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に長尺金属圧延板材の表面には圧延
過程で付着した圧延油等が付着しているため、その表面
を洗浄液等により洗浄される。
【0003】この際、長尺金属圧延板材の表面にその洗
浄液が残留していると、圧延板材の変色や他の金属圧延
板材との常温圧接力を悪化させる難点がある。このため
長尺金属圧延板材の表面に付着した洗浄液は、洗浄完了
後に速やかに除去することが重要である。
【0004】従来の金属圧延板材表面付着洗浄液の除去
方法は、金属圧延板材の上下面側にそれぞれ熱風ブロワ
ーノズルまたはコンプレッサーエアーノズルを配置し、
それらのノズルから熱風または高圧エアーを吹き付け、
それにより表面残留洗浄液の揮散除去を行っていた。
【0005】しかし熱風ブロワーノズルによる除去方法
では、熱風の熱により水分等が蒸発した跡がシミとなっ
て局部変色するという難点がある。
【0006】また、コンプレッサーエアーノズル方法で
は、洗浄液の揮散除去のために多量の高圧エアーを必要
とし、その上乾燥時間がかかり圧延板材の生産性が低下
するという難点がある。ここにおいて圧延板材の生産性
を上げるため処理速度を上げると洗浄液の揮散除去性が
低下するという難点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に立
って為されたものであって、その目的とするところは前
記した従来技術の欠点を解消し、高圧エアーの消費量が
少なく且つ圧延板材の生産性が高くしかも局部変色が発
生しない圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、次の2点にある。
【0009】第1は、上側エアーノズルと下側エアーノ
ズルの高圧エアーの吐き出し方向が長尺金属圧延板材の
走行方向と逆方向に向いて設置してあり且つ長尺金属圧
延板材の走行方向の逆方向側の上下面にはそれぞれ整流
板が架設されて成ることを特徴とする圧延板材の洗浄液
除去装置である。
【0010】第2は、上側エアーノズルと下側エアーノ
ズルとからそれぞれ吐き出される高圧エアーの吐き出し
方向を長尺金属圧延板材の走行方向とは逆方向に向ける
と共にその逆方向に吐き出された高圧エアーが長尺金属
圧延板材の上下方向へそれぞれ拡散しないように整流板
を設けたことを特徴とする圧延板材の洗浄液除去方法で
ある。
【0011】
【作用】本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及びその除
去方法は、上側エアーノズルと下側エアーノズルの高圧
エアーの吐き出し方向が長尺金属圧延板材の走行方向と
逆方向に向いて設置してあり且つ長尺金属圧延板材の走
行方向の逆方向側の上下面にはそれぞれ整流板が架設さ
れていることから、吐き出された高圧エアーが長尺金属
圧延板材の走行方向とは逆方向に効率的に流れて長尺金
属圧延板材の表面に残留している洗浄液を効率的に揮散
除去し、しかも吐き出された高圧エアーは走行する長尺
金属圧延板材と整流板との間に吐き出される際外界のエ
アーを大量に抱き込んでくることからエアー量が大幅に
増加し、その結果洗浄液の揮散除去性、圧延板材の生産
性及び品質を顕著に向上することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及
びその除去方法の実施例を図面により説明する。
【0013】第1図は本発明の圧延板材の洗浄液除去装
置及びその除去方法の第1実施例を示した斜視図、第2
図はその部分拡大断面図である。
【0014】第1図及び第2図において1は圧延板材、
2はエアーノズル、3は整流板、4はアーム、5は止め
アーム、6、7は止めボルト、8は水滴である。
【0015】即ち、本発明の圧延板材の洗浄液除去装置
及びその除去方法の第1実施例では、走行して来る圧延
板材1の両面にエアーノズル2、2を配置して置き、そ
のエアーノズル2、2の手前には圧延板材1の両面にそ
れぞれ所定距離をおいて整流板3、3を設置される。
【0016】これらの整流板3、3は、アーム4、止め
アーム5により固定されており、そして止めボルト6に
より圧延板材1の両面との距離が調節できるようになっ
ている。更に止めボルト7によりエアーノズル2、2の
先端と整流板3、3との距離がそれぞれ調節できるよう
になっている。
【0017】エアーノズル2、2から吐き出された高圧
エアーは、整流板3、3により上下方向の外側への拡散
を効果的に抑止することが出来る。従って少量の高圧エ
アーにより圧延板材1の表面に残留する洗浄液を効率良
く揮散除去することができる。
【0018】第2図においてエアーノズル2、2から吐
き出された高圧エアーは、圧延板材1と整流板3、3と
の間を圧延板材1の送り出し方向とは逆方向に沿って流
れるようになっている。
【0019】また、圧延板材1と整流板3、3との間
は、エアーノズル2、2から吐き出された高圧エアーに
より負圧となり、その結果エアーノズル2、2の先端と
整流板3、3との間にはそれぞれ外側からのエアーが圧
延板材1の送り出し方向とは逆方向に沿って流れるよう
になる。このため圧延板材1の両面に吹き掛けられるエ
アーは、エアーノズル2、2から吐き出された高圧エア
ーと外側からのエアーとの合計となり、圧延板材1の表
面に残留する洗浄液を効率良く揮散除去することができ
る。
【0020】また、第2図において整流板3の下側に付
着した水滴8は、エアーノズル2の先と整流板3との間
を流され、更に圧延板材1の送り出し方向とは逆方向に
流れるエアーにより外側へ送り出される。従って整流板
3の下側に付着した水滴8は、圧延板材1の上面へ落下
したり、再付着したりすることはない。
【0021】第3図は本発明の圧延板材の洗浄液除去装
置及びその除去方法の第2実施例を示した斜視図であ
る。
【0022】第3図において9は固定棒である。
【0023】この本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及
びその除去方法の第2実施例では、エアーノズルの先端
と整流板との距離及び圧延板材との距離が固定棒を介し
て固定されているものである。
【0024】この本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及
びその除去方法の第2実施例は、同じサイズの圧延板材
を流す専用機に適用される。
【0025】また、第4図は本発明の圧延板材の洗浄液
除去装置及びその除去方法の第3実施例を示した部分拡
大断面図である。
【0026】この本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及
びその除去方法の第3実施例では、整流板を圧延板材の
走行方向に対して角度をもたせた方法である。
【0027】この本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及
びその除去方法の第3実施例本発明の圧延板材の洗浄液
除去方法の第3実施は、エアーの滞留時間を調節するの
に有効である。
【0028】
【発明の効果】本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及び
その除去方法は、高圧エアーの消費量が少なく且つ圧延
板材の表面残留洗浄液を効率良く揮散除去できしかも圧
延板材の表面変色が皆無であり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及びその除
去方法の第1実施例を示した斜視図である。
【図2】第1図の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及びその除
去方法の第2実施例を示した斜視図である。
【図4】本発明の圧延板材の洗浄液除去装置及びその除
去方法の第実施例を示した部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 圧延板材 2 エアーノズル 3 整流板 4 アーム 5 止めアーム 6、7 止めボルト 8 水滴 9 固定棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り出し装置から送り出されて来る長尺金
    属圧延板材の上下面にそれぞれ所定距離をおいて上側エ
    アーノズルと下側エアーノズルとが設置されて成る圧延
    板材の洗浄液除去装置において、前記上側エアーノズル
    と前記下側エアーノズルとはその高圧エアーの吐き出し
    方向が前記長尺金属圧延板材の走行方向とは逆方向に向
    いて設置してあり且つ前記長尺金属圧延板材の走行方向
    の逆方向側の上下面にはそれぞれ整流板が架設されて成
    ることを特徴とする圧延板材の洗浄液除去装置。
  2. 【請求項2】整流板が長尺金属圧延板材と平行に架設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の圧延板材の洗
    浄液除去装置。
  3. 【請求項3】整流板が長尺金属圧延板材と非平行に架設
    されていることを特徴とする請求項1記載の圧延板材の
    洗浄液除去装置。
  4. 【請求項4】送り出し装置から送り出されて来る長尺金
    属圧延板材の上下面にそれぞれ所定距離をおいて架設さ
    れている上側エアーノズルと下側エアーノズルとから高
    圧エアーを吐き出させて前記長尺金属圧延板材の表面に
    残留している洗浄液を揮散除去する圧延板材の洗浄液除
    去方法において、前記上側エアーノズルと前記下側エア
    ーノズルとからそれぞれ吐き出される高圧エアーの吐き
    出し方向を前記長尺金属圧延板材の走行方向とは逆方向
    に向けると共に該逆方向に吐き出された高圧エアーが前
    記長尺金属圧延板材の上下方向へそれぞれ拡散しないよ
    うに整流板を設けたことを特徴とする圧延板材の洗浄液
    除去方法。
JP28464194A 1994-11-18 1994-11-18 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法 Pending JPH08141630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28464194A JPH08141630A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28464194A JPH08141630A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08141630A true JPH08141630A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17681100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28464194A Pending JPH08141630A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08141630A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252984A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Hitachi High-Technologies Corp 基板乾燥装置、基板乾燥方法、及び基板の製造方法
JP2008029922A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Shibaura Mechatronics Corp 基板の処理装置
JP2016026968A (ja) * 2014-06-30 2016-02-18 AvanStrate株式会社 ガラス板製造方法およびガラス板製造装置
JP2016117007A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 キリンテクノシステム株式会社 異物除去装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252984A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Hitachi High-Technologies Corp 基板乾燥装置、基板乾燥方法、及び基板の製造方法
JP4679403B2 (ja) * 2006-03-20 2011-04-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 基板乾燥装置、基板乾燥方法、及び基板の製造方法
JP2008029922A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Shibaura Mechatronics Corp 基板の処理装置
TWI419251B (zh) * 2006-07-26 2013-12-11 Shibaura Mechatronics Corp Substrate processing device (1)
KR101408757B1 (ko) * 2006-07-26 2014-06-17 시바우라 메카트로닉스 가부시키가이샤 기판의 처리 장치
JP2016026968A (ja) * 2014-06-30 2016-02-18 AvanStrate株式会社 ガラス板製造方法およびガラス板製造装置
JP2016117007A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 キリンテクノシステム株式会社 異物除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6073369A (en) Substrate drying apparatus and method
JPH08141630A (ja) 圧延板材の洗浄液除去装置及びその除去方法
JPH09141322A (ja) 鋼帯上冷却水の除去方法および装置
JPH1046379A (ja) 鋼板の乾燥装置
JPH1052905A (ja) ローラ式オフセット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置
CN107774480A (zh) 黑板面板生产系统
JP2591432Y2 (ja) 塗工装置
JP3280913B2 (ja) ローラレベラにおけるスケール除去装置
JPH10291022A (ja) 鋼帯表面の付着液の除去方法および装置
JPH0565411U (ja) 液切り装置
JPH0824935A (ja) 鋼帯両側部上面の残留付着液除去方法
JP2008069396A (ja) 液切り装置
JPS591129B2 (ja) 冷延鋼板の洗浄装置
JP4706113B2 (ja) 溶融亜鉛めっき鋼帯の調質圧延方法およびその調質圧延設備
CN213051707U (zh) 一种铝带表面油污进行清除的除油装置
JP2652745B2 (ja) 塗布型クロメート処理装置
JPS56134005A (en) Temper rolling method
JP3704863B2 (ja) 高温鋼板の冷却装置
CN202192123U (zh) 除锈机构及配备该机构的辊式矫直机
JPH078883A (ja) 塗装鋼板の焼付け冷却装置
JP2000271551A (ja) 物体付着液体の除去方法
JPS5827827Y2 (ja) 流体噴射ワイピング装置
JP3058311B2 (ja) 熱間圧延鋼材のデスケーリング方法
JPS62227510A (ja) 熱間圧延ロ−ルの冷却装置
DE3906746A1 (de) Verfahren zur erzeugung eines mikroschutzfilmes