JPH1046379A - 鋼板の乾燥装置 - Google Patents

鋼板の乾燥装置

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Publication number
JPH1046379A
JPH1046379A JP21604296A JP21604296A JPH1046379A JP H1046379 A JPH1046379 A JP H1046379A JP 21604296 A JP21604296 A JP 21604296A JP 21604296 A JP21604296 A JP 21604296A JP H1046379 A JPH1046379 A JP H1046379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
steel
drying
sheet
steel sheets
Prior art date
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Pending
Application number
JP21604296A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ashitachi
明 芦立
Shigeki Taniguchi
茂樹 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH1046379A publication Critical patent/JPH1046379A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板表面に付着した水分を除去する鋼板の水
切装置出側における鋼板の乾燥を、鋼板の端部において
も完全に行わせる。 【解決手段】鋼板表面に付着した水分を除去する水切装
置の出側に設けられた鋼板の乾燥装置において、鋼板の
端部に集中的に熱風を吹き付ける鋼板端部乾燥機と、鋼
板の全幅にわたって熱風を吹き付ける鋼板全幅乾燥機と
を有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼板の乾燥装置に係
り、特に鋼板の湿式処理装置における水切装置出側に設
けられた鋼板の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の連続酸洗ラインの如き鋼板の湿式
処理装置においては、一般に、酸洗後、酸洗液やリンス
液を絞り取り、さらにその鋼板を乾燥させる必要があ
る。そのための手段として、リンガーロールによって代
表される水切り装置にて水を絞り取った後、板幅全体に
均一に高温の空気を吹き付け乾燥させるのが一般的であ
る。しかし、リンガーロールによって水を絞り取る場
合、板端部には図3に示すように上下ロール間に隙間が
生じ、そこに滞留した水14がリンガーロールの回転に
伴いロール出側に持ち来たされることとなり、その結
果、板端部には図4に示すように過剰な水15が付着し
た状態となる。そのため従来のように、単にリンガーロ
ール出側において鋼板全面に亘り一様に高温空気を吹き
付ける方法では、鋼板端部の乾燥が不十分となり、後に
そこにさび、汚れ模様などが発生する原因となってい
た。
【0003】そのため乾燥が十分に行われるようにライ
ン速度を制限して操業することが行われている。また、
特開平5−33174号公報には、ゴムライニングされ
たリンガーロールを1対の段付きリンガーロールによっ
て構成するとともに、各リンガーロールには、その軸方
向にシフトする機構を設けて、各リンガーロールの段付
部を該ストリップのエッジ部に位置するよう構成し、エ
ッジ部の液絞りを完全に行わせる手段が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ライン速度を制限する方法では、生産性を阻害すること
となり、好ましくない。又、上記特開平5−33174
公報記載のリンガーロールでは、ストリップの幅が変化
する毎に、ロールをシフトしなければならず、ロールの
摩耗が大きく、従ってリンガーロールの寿命が短いとい
う問題がある。本発明の課題は、水切り装置出側におけ
る鋼板の乾燥を、鋼板端部においても十分に行わせる装
置の提供にある。そして、これによって乾燥後における
鋼板表面のさび、汚れの発生を防止するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、鋼板表面に付着した水分を除去
する水切装置の出側に設けられた鋼板の乾燥装置におい
て、鋼板の端部に熱風を吹き付ける鋼板端部乾燥機と、
鋼板の全幅にわたって熱風を吹き付ける鋼板全幅乾燥機
を有することを特徴とする鋼板の乾燥装置を提案する。
また、前記鋼板端部乾燥機は、好適には、鋼板に熱風を
吹き付けるノズルヘッダ−と、該ノズルヘッダーを鋼板
の幅に応じて移動させる機構とを備えてなるものとす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の1実施例の
全体構成を示し、図1は平面図、図2は、側面図であ
る。以下これらの図を用いて、本発明の構成を説明す
る。本発明においては、リンガーロール1の出側に、従
来から備えられていた鋼板全幅乾燥機3に加え、鋼板S
の端部を集中的に乾燥する鋼板端部乾燥機2がおかれ
る。
【0007】この鋼板全幅乾燥機2は、ブロア4から熱
交換器5を経て空気配管6により熱風の供給を受けるヘ
ッダー7を備え、かつ当該ヘッダー7には鋼板Sに熱風
を噴射するノズル8が備えられている。上記ヘッダー7
は、図1に示すようにスクリューロッド9、ギヤ10お
よびモーター11によって鋼板移動方向と直角方向(板
幅方向)に移動可能に取り付けられ、幅方向位置制御装
置12によってその作動位置が制御されるようになって
いる。また板端部検出装置13が備えられ、鋼板Sの板
端部位置を検出し、その信号を前記幅方向位置制御装置
12に送るようになっている。
【0008】本発明ではかかる構成により、鋼板Sの端
部位置が板端部位置検出装置13によって検出され、そ
の検出信号によって幅方向位置制御装置12がモーター
11に駆動信号を送り、ギヤ10、スクリューロッド9
によりヘッダ7の位置を常に鋼板Sの端部に置くように
している。
【0009】これによりリンガーロール1から持ち来た
された過剰のリンス液などは、まず集中的に端部乾燥機
2から噴射される熱風によって蒸発させられる。次いで
鋼板全幅乾燥機3により鋼板全面の乾燥が行われる。そ
の際すでに鋼板端部の余剰のリンス液は全幅乾燥機3に
入る前に除去されているから、鋼板の乾燥は全面に亘っ
て完全に行われ、従来見られたような端部におけるさび
や汚れを発生することはない。
【0010】なお、本実施例にいおいては、鋼板端部乾
燥機2は、リンガーロール1の出側に設けた板端部検出
装置13からの信号を受けて制御される例を示したが、
これに限定されるものではなく、鋼板の端部に移動する
機構を備えていればよい。また鋼板端部乾燥装置2の位
置調整機構は、モーター11、ギヤ10、スクリューロ
ッド9に限るものではなく、例えば、シリンダーによっ
てもよい。さらに、鋼板端部乾燥機2は、前記例におい
ては、リンガーロール1と全幅乾燥機3の中間に位置さ
せ、全幅乾燥機3に入る前に鋼板端部の余剰水を蒸発・
除去させる手段を取ったが、全幅乾燥機3の出側に端部
乾燥機2を置いて最終的に鋼帯Sを端部を含め完全に乾
燥させるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記構成に示すごとく、鋼板
の端部を集中的に乾燥する鋼板端部乾燥機を有せしめた
から、リンガーロールでの水切りの際、鋼板端部から廻
り込む水を完全に乾燥・除去することができるので、さ
び、汚れなどの欠陥を発生することがない。また、鋼板
の通板速度を向上することができ、生産性の向上にも寄
与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥装置を全体構成を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の乾燥装置を全体構成を示す側面図であ
る。
【図3】従来例による操業状況を示す模式図である。
【図4】従来例による過剰水の付着状況を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 リンガーロール 2 鋼板端部乾燥機 3 鋼板全幅乾燥機 4 ブロア 5 熱交換器 6 空気配管 7 ヘッダー 8 ノズル 9 スクリューロッド 10 ギヤ 11 モーター 12 幅方向位置制御装置 13 板端部検出装置 14 滞留水 15 過剰付着水 S 鋼板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C25D 21/00 C25D 21/00 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に付着した水分を除去する水切
    装置の出側に設けられた鋼板の乾燥装置において、鋼板
    の端部に熱風を吹き付ける鋼板端部乾燥機と、鋼板の全
    幅にわたって熱風を吹き付ける鋼板全幅乾燥機を有する
    ことを特徴とする鋼板の乾燥装置
  2. 【請求項2】 前記鋼板端部乾燥機は、鋼板に熱風を吹
    き付けるノズルヘッダ−と、該ノズルヘッダーを鋼板の
    幅に応じて移動させる機構とを備えてなることを特徴と
    する請求項1の鋼板の乾燥装置
JP21604296A 1996-07-29 1996-07-29 鋼板の乾燥装置 Pending JPH1046379A (ja)

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JP21604296A JPH1046379A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 鋼板の乾燥装置

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JPH1046379A true JPH1046379A (ja) 1998-02-17

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10051991C1 (de) * 2000-10-20 2002-07-25 Thyssenkrupp Stahl Ag Kontinuierlich arbeitende Bandbehandlungsanlage zum Erzeugen von Metallbändern
KR100930675B1 (ko) * 2002-08-30 2009-12-09 주식회사 포스코 탈지설비의 드라이어 전처리설비
KR20200065704A (ko) * 2018-11-30 2020-06-09 주식회사 포스코 스트립 탈지설비의 드라이어 전처리장치
KR20200065970A (ko) * 2018-11-30 2020-06-09 주식회사 포스코 스트립 탈지설비의 드라이어 전처리장치
JP2021155799A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 日本製鉄株式会社 液体除去装置
WO2022073278A1 (zh) * 2020-10-10 2022-04-14 浙江海河环境科技有限公司 一种用循环压缩气体吹脱并回收工件表面料液的工艺和装置

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