JPH08139579A - 電流源及び半導体集積回路装置 - Google Patents

電流源及び半導体集積回路装置

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JPH08139579A
JPH08139579A JP6280375A JP28037594A JPH08139579A JP H08139579 A JPH08139579 A JP H08139579A JP 6280375 A JP6280375 A JP 6280375A JP 28037594 A JP28037594 A JP 28037594A JP H08139579 A JPH08139579 A JP H08139579A
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JP6280375A
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Hiroyuki Kono
浩之 河野
Yasuyuki Nakamura
泰之 中村
Takahiro Miki
隆博 三木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/24Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only
    • G05F3/242Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only with compensation for device parameters, e.g. channel width modulation, threshold voltage, processing, or external variations, e.g. temperature, loading, supply voltage
    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチングを行うMOSトランジスタを含
む電流源の出力電流の変動を抑制することを目的とす
る。 【構成】 定電流源9に直列に接続されているスイッチ
ング用のMOSトランジスタM1,M3のバックゲート
電圧を駆動電圧を与える電源ライン4dとは独立した電
源ライン5dを通して与える。 【効果】 バックゲート電圧の安定によりMOSトラン
ジスタM1,M3の動作が安定して、電流源の出力電流
out,バーIoutの変動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、D/A変換器等に用い
られるスイッチング機能を有する電流源に関し、特に高
速なスイッチング動作(例えば、数百MHz以上)を行
っても変動(リンギング)の少ない電流出力を得ること
ができる電流源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器は計測、制御、通信、映像などの民生用
電子機器の分野などで不可欠な電子装置である。D/A
変換器の回路構成例は、例えば、Kuang K.Chi et al.
“A 100Mb/s CMOS Video D/A Converter with Shift Re
gister and Color Map",ISSCC Digest Technical Pape
r,1986,pp134-135、また、Hiroshi T.et al. “A 10bit
80MHz Glitchless CMOS D/AConverter",CICC,1991,pp2
6.5.1-26.5.4等に記載されており、これらの文献に見ら
れるような様々なタイプのD/A変換器において、スイ
ッチングを行う電流源を使ったものが多いことがわか
る。このように、D/A変換器を構成する上で、スイッ
チングを行う電流源は大変重要な回路である。
【0003】従来の電流源の回路構成について、図22
及び図23を用いて説明する。図22及び図23は、各
々NMOSトランジスタ,PMOSトランジスタで構成
した電流源の構成を示す回路図である。
【0004】図22において、M20及びM21はソー
スが共通(以下、コモンソースという。)に接続された
スイッチング用のNMOSトランジスタ、101はNM
OSトランジスタM20,M21のコモンソースと接地
電圧VSSを供給するための電源ライン4dとの間に設け
られ一定の電流ISSを流す定電流源である。
【0005】また、NMOSトランジスタM20,M2
1のドレインは、それぞれ電流出力端子102,103
に接続されている。NMOSトランジスタM20,M2
1のゲートはそれぞれ制御信号VG,バーVGが入力され
る入力端子104,105に接続されている。制御信号
G,バーVGは、NMOSトランジスタM20,M21
が交互にオン、オフするような相補信号である。
【0006】図23において、M25及びM26はソー
スが共通に接続されたスイッチング用のPMOSトラン
ジスタ、111はPMOSトランジスタM25,M26
のコモンソースと電源電圧VDDを供給するための電源ラ
イン4cとの間に設けられ一定の電流ISSを流す定電流
源である。
【0007】また、PMOSトランジスタM25,M2
6のドレインは、それぞれ電流出力端子112,113
に接続されている。PMOSトランジスタM25,M2
6のゲートはそれぞれ制御信号VG,バーVGが入力され
る入力端子114,115に接続されている。制御信号
G,バーVGは、PMOSトランジスタM25,M26
が交互にオン、オフするような相補信号である。
【0008】次に、従来のNMOSトランジスタをスイ
ッチング用に使用している電流源の動作について図24
を用いて説明する。入力端子104がローレベルで、入
力端子105がハイレベルの時、NMOSトランジスタ
M20がオフし、NMOSトランジスタM21がオンす
るため、図24に示すように、電流出力端子103から
出力される出力電流バーIoutの値がISSになり、電流
出力端子102から出力される出力電流Ioutの値が0
になる。逆に、入力端子104がハイレベルで、入力端
子105がローレベルの時、NMOSトランジスタM2
0がオンし、NMOSトランジスタM21がオフするた
め、出力電流Ioutの値がISSになり、出力電流バーI
outの値が0になる。また、制御信号VG,バーVGの差
が0の時は、NMOSトランジスタM20,M21に等
しい電流が流れる。従って、出力電流Iout,バーIout
の値は、ともにISS/2になる。
【0009】例えば、D/A変換器において、上記のよ
うなスイッチング動作を行う電流源を使用する場合、電
流源をディジタル入力のビット数に応じ、複数個用意
し、ディジタル入力に応じた電流源を動作させる。そし
て、例えば、動作した電流源からの出力電流Ioutを全
て一つの抵抗に流すことにより、ディジタル入力信号に
対応したアナログ電圧を得ている。
【0010】次に、従来の電流源が実際に使用される状
態を図25乃至図27を用いて説明する。図25は、電
流源が形成されている半導体集積回路チップを搭載した
半導体集積回路装置の模式図である。図25において、
120は電流源を含む半導体集積回路が形成されている
チップ、121はチップ120を保護するためのパッケ
ージの一部、122はチップ120上に形成されチップ
とパッケージ上の配線との電気的接続を行うためのパッ
ド、123はパッケージ121に設けられた配線パター
ン、124はチップ120上のパッド122と配線パタ
ーン123とを接続するためのワイヤー、125は配線
パターン123と外部との電気的接続を行うためのピ
ン、126はパッケージが搭載されるボード上の端子と
接続された電源である。
【0011】また、図26及び図27は、実装された半
導体集積回路装置に含まれている電流源の状態を示す回
路図である。図26及び図27には、定電流源を一つの
MOSトランジスタで構成した例を示している。図26
において、130はチップ内に形成された電源ライン、
131はパッケージの外部からパッケージ内のチップ1
21に供給される電源配線に寄生するインダクタンス、
M22は基準電圧Biasが与えられるゲートと電源ラ
イン130に接続されたソースとNMOSトランジスタ
M20,M21のコモンソースに接続されたドレインと
を持ち定電流源を構成しているNMOSトランジスタで
あり、その他図22と同一符号のものは図22に相当す
る部分を示す。
【0012】図27において、135はチップ内に形成
された電源ライン、136はパッケージの外部からパッ
ケージ内のチップ121に供給される電源配線に寄生す
るインダクタンス、M27は基準電圧Biasが与えられる
ゲートと電源ライン135に接続されたソースとPMO
SトランジスタM25,M26のコモンソースに接続さ
れたドレインとを持ち定電流源を構成しているPMOS
トランジスタであり、その他図23と同一符号のものは
図23に相当する部分を示す。
【0013】トランジスタM22またはM27は一定の
電流を流す定電流源であり、それらのゲートはバイアス
電圧端子106,116に接続され、それらのゲートに
はトランジスタM22またはM27が常に飽和領域で動
作するような電圧Bias(バイアス電圧)が印加されてい
る。トランジスタM20,M21は、図24に示した動
作を行う。通常、NMOSトランジスタM20〜M22
のバックゲートはチップ内の電源ライン130に接続さ
れる。また、図27に示したようなPMOSトランジス
タM25〜M27で構成された電流源であれば、PMO
SトランジスタM25〜M27のバックゲートは電源ラ
イン135に接続される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチングを
行う電流源は以上のように半導体集積回路内に構成され
ているので、高速動作におけるスイッチング動作におい
て、配線に起因するインダクタンス131,136(こ
こで、インダクタンスの値をLとする。)の影響が無視
できなくなるため、スパイク状のノイズや信号が発生す
るという問題点があった。周知のように、スイッチング
時、電源ライン130あるいは135上で急激な負荷変
動があるので配線のインダクタンス131,136によ
り、−Ldi/dtで与えられる大きさの起電力が発生し、
オン、オフ時に生じるスパイク状のノイズや振動が発生
することが知られている。例えば、このことは“ノイズ
対策最新技術”pp198-199、総合技術出版、1986等
に記載されている。そのため、できる限りの配線の長さ
を短くするなどしてインダクタンス131,136の値
Lを小さくするなどの対策が必要となる。しかし、図2
5に示すようにパッケージ121まで含めたデバイスを
考えると、チップ120内部のパッド122からパッケ
ージ内部までのワイヤー124、パッケージ内部から外
部ピン125までのパターン123、さらにボード上の
配線などにインダクタンスが存在するため、そのインダ
クタンスを低減するのは困難である。
【0015】特に、D/A変換器に用いられる電流源で
は、トランジスタM20,M21のいずれか、あるいは
トランジスタM25,M26のいずれかが常に交互にオ
ン、オフしているために電流の瞬間的な変動が起き、さ
らに、高速動作になればなるほど−Ldi/dtにより発生
する電圧の影響が大きくなる。つまり、インダクタンス
が存在すると−Ldi/dtによりその影響が出力電流に伝
わり、振動(リンギング)を引き起こす。そして、トラ
ンジスタM20〜M22またはM25〜M27のバック
ゲートに電源ライン130,136間の電圧の変動に起
因するインダクタンスの影響が発生することで、電流源
の出力電流にノイズや振動が発生し、結果的にD/A変
換器の出力にノイズや振動などの影響を及ぼすことがあ
る。
【0016】この発明の電流源及び半導体集積回路装置
上記のような問題点を解消するためになされたもので、
このようなインダクタンス等の影響によるノイズや振動
などの発生を抑制することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電流源
は、各々独立に設けられた第1、第2及び第3の電源ラ
インと、前記第1及び第2の電源ラインの間に設けられ
た所定の電流経路中に挿入された定電流源と、スイッチ
ング動作を制御するための制御信号が入力されるゲー
ト、前記定電流源と直列になるように前記所定の電流経
路中に挿入されたソースとドレイン、及び前記第3の電
源ラインに接続されたバックゲートを持つMOSトラン
ジスタとを備え、前記第3の電源ラインは、前記MOS
トランジスタの前記バックゲートにのみ電圧を供給する
ことを特徴とする。
【0018】第2の発明に係る電流源は、各々独立に設
けられた第1及び第2の電源ラインと、前記第1の電源
ラインに接続された一方端及び他方端を持ち、前記第1
及び第2の電源ラインとの間に設けられた所定の電流経
路中に挿入された定電流源と、スイッチング動作を制御
するための制御信号が入力されるゲート、前記定電流源
と直列になるように前記所定の電流経路中に挿入された
ソースとドレイン、及び該ソース及び前記定電流源の前
記他方端に接続されたバックゲートを持つMOSトラン
ジスタとを備える。
【0019】第3の発明に係る半導体集積回路装置は、
少なくとも一つのMOSトランジスタを備え該MOSト
ランジスタのスイッチング動作によって出力電流値を変
更可能に構成された電流源を半導体集積回路内に含む半
導体集積回路装置であって、前記電流源に接続され、前
記電流源を駆動するための第1の電圧を供給するための
第1及び第2の電源ラインと、前記電流源に接続され、
前記電流源の前記MOSトランジスタのバックゲート電
位を安定させるためのみの第2の電源系統を構成する第
3及び第4の電源ラインとを備える。
【0020】第4の発明に係る半導体集積回路装置は、
第3の発明の半導体集積回路装置において、前記第2の
電源系統の電圧変動が、前記第1の電源系統の電圧変動
よりも小さいことを特徴とする。
【0021】第5の発明に係る半導体集積回路装置は、
第3の発明の半導体集積回路装置において、前記半導体
集積回路内に設けられ、前記第3及び第4の電源ライン
に接続され、前記第2の電源系統に電圧を供給する定電
圧電源をさらに備えて構成される。
【0022】第6の発明に係る半導体集積回路装置は、
第3の発明の半導体集積回路装置において、前記第1の
電源ライン及び前記第3の電源ラインが接続されている
ことを特徴とする。
【0023】第7の発明に係る半導体集積回路装置は、
第6の発明の半導体集積回路において、前記電流源は、
第1及び第2の電源ラインに接続された所定の電流経路
中に挿入された第1の定電流源をさらに備え、前記MO
Sトランジスタは、スイッチング動作を制御するための
制御信号が入力されるゲート、前記所定の電流経路中に
直列に挿入されたソースとドレイン、及び前記第4の電
源ラインに接続されたバックゲートを持つ第1のMOS
トランジスタを含むことを特徴とする。
【0024】第8の発明に係る半導体集積回路装置は、
第7の発明の半導体集積回路装置において、前記定電圧
電源は、前記第1の電源ラインに接続された一方端及び
他方端を持ち、前記第1の定電流源と同じ構成の第2の
定電流源と、前記第4の電源ラインに接続されたゲー
ト、前記第2の定電流源の前記他方端に接続されたソー
ス及び前記第2の電源ラインに接続されたドレインを持
ち、前記第1のMOSトランジスタと同一導電型の第2
のMOSトランジスタとを備え、前記第2のMOSトラ
ンジスタのソースと前記第1の電源ラインとの間で前記
第2の電源系統に供給する電圧を発生することを特徴と
する。
【0025】
【作用】第1の発明におけるMOSトランジスタのバッ
クゲートには、第3の電源ラインを通じてバックゲート
電位が与えられる。この第3の電源ラインはMOSトラ
ンジスタのバックゲートにのみ接続されているため第1
及び第2の電源ライン間の電圧変動が第3の電源ライン
に影響を与えず、第1及び第2の電源ライン間の電圧よ
りも、第1の電源ラインとバックゲートの間の電圧また
は第2の電源ラインとバックゲートとの間の電圧の方が
電圧変動が少なくなるように構成でき、スイッチング時
における第1及び第2の電源ライン間の電圧変動によっ
て、MOSトランジスタのバックゲートの電圧が変動す
るのを緩和することができ、MOSトランジスタの動作
の安定性を向上することができる。
【0026】第2の発明におけるMOSトランジスタ
は、そのソース及びバックゲートを定電流源の他方端に
接続したいるので、MOSトランジスタのスイッチング
動作によって第1及び第2の電源ライン間の電圧が変動
しても、MOSトランジスタのバックゲートの電圧を安
定に保つことができ、MOSトランジスタの動作を安定
させることができる。
【0027】第3の発明における電流源は、MOSトラ
ンジスタのバックゲートが第3及び第4の電源ラインか
ら供給される電圧によって与えられ、この第3及び第4
の電源ラインによって構成された第2の電源系統はMO
Sトランジスタのバックゲートにのみ電圧を供給するの
で、MOSトランジスタのスイッチング動作等による第
1の電源系統の電圧変動に関わらずバックゲートの電位
を安定させることができる。そのため、MOSトランジ
スタのスイッチング動作等によって第1の電源系統の電
圧が変動しても、MOSトランジスタの動作を安定に保
つことができる。
【0028】第4の発明における第2の電源系統の電圧
変動が第1の電源系統の電圧変動より小さくすることに
よって、さらにMOSトランジスタの動作が安定して、
電流源の動作も安定する。
【0029】第5の発明における定電圧電源は、半導体
集積回路内に設けられているので、半導体集積回路装置
に1つの系統の電圧を外部から供給することで電流源を
構成するMOSトランジスタのバックゲートに第2の電
源系統を使って電圧を供給しながら半導体集積回路装置
中の電流源を動作させることができる。
【0030】第6の発明における第1及び第3の電源ラ
インが接続されているので、半導体集積回路に電圧を供
給するための端子及び電源ラインを削減することができ
る。
【0031】第7の発明におけるMOSトランジスタの
バックゲートには、第2の電源系統を通じてバックゲー
ト電位が与えられる。この第2の電源系統はMOSトラ
ンジスタのバックゲートにのみ接続されているため第1
及び第2の電源ライン間の電圧変動は第3及び第4の電
源ライン間の電圧に影響を与えず、第1の電源系統の電
圧変動よりも、第2の電源系統の電圧変動が少なくなる
ように構成でき、スイッチング時における第1及び第2
の電源ライン間の電圧変動によって、MOSトランジス
タのバックゲートの電圧が変動するのを緩和することが
でき、MOSトランジスタの動作の安定性を向上するこ
とができる。
【0032】第8の発明における第2の定電圧電源は、
第2の定電流源と第2のMOSトランジスタで構成され
ており、第1の定電流源と第1のMOSトランジスタと
同じ製造工程で半導体集積回路中に形成することができ
る。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1実施例による半導体集
積回路装置について図1乃至図3を用いて説明する。図
1は、の発明の第1実施例による半導体集積回路装置の
構成を示すブロック図である。図1において、1は半導
体集積回路装置を構成する半導体集積回路、2は半導体
集積回路1内に形成されて電流源以外の回路が形成され
ているブロック、3は半導体集積回路1内に形成されて
複数の電流源が設けられている電流源ブロック、4は半
導体集積回路1に外部から電流源以外の回路が形成され
ているブロック2及び電流源が形成されているブロック
3に駆動電圧を供給するための定電圧電源、5は半導体
集積回路1に外部から電流源ブロック3の電流源の動作
を安定させるための電圧を供給するための定電流電源で
ある。ブロック3内の電流源は、MOSトランジスタで
スイッチングして電流のオンオフ、あるいは電流値の変
更が可能な電流源である。
【0034】半導体集積回路1内のブロック2,3に形
成されている回路は、定電圧電源4から供給される駆動
電圧で動作する。この駆動電圧は、半導体集積回路1と
定電圧電源4とを接続する電源ライン4a,4bを通し
て半導体集積回路1に供給される。さらに、電源ライン
4a,4bにそれぞれ接続される半導体集積回路1内に
設けられた電源ライン4c,4dを通して、駆動電圧が
ブロック2,3に供給される。また、半導体集積回路1
には、定電圧電源5から電源ライン5a,5bを通し
て、電流源ブロック3内の電流源の動作を安定させるた
めの電圧が供給される。さらに、その電圧は、電源ライ
ン5a,5bにそれぞれ接続される半導体集積回路1内
に設けられた電源ライン4c,5dを通して、ブロック
3に供給される。
【0035】例えば、電流源のスイッチングがMOSト
ランジスタで行われている場合、そのMOSトランジス
タのバックゲートの電位を定電圧電源5の電圧によって
与えることで、電流源ブロック3内のMOSトランジス
タのバックゲートの電位を安定化させることができる。
例えば、電流源ブロック3でスイッチングを行った際
に、電源ライン4c,4d間の電圧が変動することがあ
っても、その電圧変動は4c,5d間の電圧には影響を
与えず、バックゲート電位は安定する。そのため、電流
源ブロック3内の電流源を構成しているMOSトランジ
スタの動作を安定させることができ、電流源の出力電流
に生じるリンギングやノイズの発生を抑制することがで
きる。また、図1に示した半導体集積回路1は電源電圧
DDを供給する電源ライン4cを定電圧電源4,5で共
用しているで、半導体集積回路1内の電源ラインの数を
削減でき、また、電源ライン4a,5aが接続される端
子を一つにすることができ、端子数を削減できる。
【0036】次に、電流源ブロック3の構成要素である
電流源の構成について図2及び図3を用いて説明する。
図2は、この発明の第1実施例による電流源の構成の一
例を示す回路図である。図2において、M1は電流源の
出力電流のオンオフを行うためにスイッチングを行うN
MOSトランジスタ、M2は定電流源9を構成している
NMOSトランジスタである。
【0037】NMOSトランジスタM2のソース及びバ
ックゲートは電源ライン4dに接続され、そのゲートは
バイアス電圧端子6が接続されている。トランジスタM
2のゲートには、トランジスタM2が常に飽和領域で動
作するような電圧Biasが印加されている。
【0038】NMOSトランジスタM1のソースはNM
OSトランジスタM2のドレインに接続され、NMOS
トランジスタM1のドレインは電流出力端子7に接続さ
れている。また、NMOSトランジスタM1のゲート
は、制御信号VGが入力される入力端子8に接続され、
NMOSトランジスタM1のバックゲートは、バックゲ
ート電圧VBKを与えるためにのみ設けられた電源ライン
5dに接続される。
【0039】図には示されていないが、電流出力端子7
から出力された電流Ioutは電源ライン4cに流れる。
つまり、NMOSトランジスタM1,M2は、電源ライ
ン4c,4d間に設けられ、電流Ioutを流す電流経路
に直列に挿入されていることになる。
【0040】NMOSトランジスタM1のバックゲート
の電圧VBKは、電源ライン4dとは別の電源ライン5d
を通して与えられるため、電源ライン4cの変動に関わ
らず安定である。そのため、NMOSトランジスタM1
のスイッチングによって電源ライン4c、4d間の電圧
が変動してもMOSトランジスタM1の動作は安定で、
電流源は安定した出力電流Ioutを供給することができ
る。
【0041】図3は、この発明の第1実施例による電流
源の構成の他の例を示す回路図である。図3において、
M3はNMOSトランジスタM2と同一サイズのスイッ
チング用のNMOSトランジスタであり、その他NMO
SトランジスタM1、M2の接続は図2の電流源と同様
である。NMOSトランジスタM3のソースは、NMO
SトランジスタM2のドレインに接続され、NMOSト
ランジスタM3のドレインは電流出力端子17に接続さ
れている。NMOSトランジスタM3のバックゲートは
電源ライン5dに接続され、NMOSトランジスタM3
のゲートは制御信号VGに対して相補的な制御信号バー
Gが与えられる入力端子18に接続されている。図3
に示した電流源は、電流出力端子7,17からそれぞれ
図24に示すような相補的な出力電流Iout,バーIout
を出力する。NMOSトランジスタM1,M3のバック
ゲートVBKを取り出してチップ外の安定なバイアス系に
接続しているため、NMOSトランジスタM1,M3の
バックゲート電位は安定し、電流源は安定した出力電流
out,バーIoutを出力することができる。
【0042】実施例2.この発明の第2の実施例による
半導体集積回路装置について図4乃至図6を用いて説明
する。図4は、この発明の第2実施例による半導体集積
回路装置の構成を示すブロック図である。図2におい
て、1Aは半導体集積回路装置を構成する半導体集積回
路、3Aは半導体集積回路1A内に形成され複数の電流
源が設けられている電流源ブロックであり、その他図1
と同一符号のものは図1のその符号のものに相当する部
分を示す。ブロック3A内の電流源は、MOSトランジ
スタでスイッチングして電流のオンオフ、あるいは電流
値の変更が可能な電流源である。
【0043】半導体集積回路1A内のブロック2,3A
に形成されている回路は、定電圧電源4から供給される
駆動電圧で動作する。図4に示した半導体集積回路1が
図1の半導体集積回路1Aと異なる部分は、グランド電
圧VSSを供給する電源ライン4dが電源ライン4b,5
bに接続され、駆動電圧と電流源を安定させるための電
圧とを供給するために共通に使用されている点である。
駆動電圧は、半導体集積回路1と同様に、定電圧電源4
から電源ライン4a〜4dを通してブロック2,3Aに
供給される。半導体集積回路1Aには、定電圧電源5か
ら電源ライン5a,5bを通して、電流源ブロック3A
内の電流源の動作を安定させるための電圧が供給され
る。さらに、その電圧は、半導体集積回路1A内に設け
られるとともに電源ライン5a,5bにそれぞれ接続さ
れた電源ライン5c,4dを通して、ブロック3Aに供
給される。この場合にも第1実施例同様に、電流源ブロ
ック3A内の電流源を構成しているMOSトランジスタ
の動作を安定させることができ、電流源の出力電流に生
じるリンギングやノイズの発生を抑制することができ
る。また、図4に示した半導体集積回路1は接地電圧V
SSを供給する電源ライン4dを定電圧電源4,5で共用
しているで、半導体集積回路1内の電源ラインの数を削
減でき、また、電源ライン4b,5bが接続される端子
を一つにすることができ、端子数を削減できる。
【0044】次に、電流源ブロック3Aの構成要素であ
る電流源の構成について図5及び図6を用いて説明す
る。図5は、この発明の第2実施例による電流源の構成
の一例を示す回路図である。図5において、M4は電流
源の出力電流のオンオフを行うためにスイッチングを行
うPMOSトランジスタ、M5は定電流源29を構成し
ているPMOSトランジスタである。
【0045】PMOSトランジスタM5のソース及びバ
ックゲートは電源ライン4cに接続され、そのゲートは
バイアス電圧端子26が接続されている。トランジスタ
M5のゲートには、バイアス電圧端子26からトランジ
スタM5が常に飽和領域で動作するような電圧Biasが印
加されている。
【0046】PMOSトランジスタM4のソースはPM
OSトランジスタM5のドレインに接続され、PMOS
トランジスタM4のドレインは電流出力端子27に接続
されている。また、PMOSトランジスタM4のゲート
は、制御信号VGが入力される入力端子28に接続さ
れ、PMOSトランジスタM4のバックゲートは、バッ
クゲート電圧VBKが与えられる電源ライン5cに接続さ
れる。
【0047】図には示されていないが、電流出力端子2
7から出力された電流Ioutは電源ライン4dに流れ
る。つまり、PMOSトランジスタM4,M5は、電源
ライン4c,4d間に設けられ、電流Ioutを流す電流
経路に直列に挿入されていることになる。
【0048】PMOSトランジスタM4のバックゲート
の電圧VBKは、電源ライン4cとは別の電源ライン5c
を通して与えられるため、電源ライン4cの変動に関わ
らず安定である。そのため、PMOSトランジスタM4
のスイッチングによって電源ライン4c、4d間の電圧
が変動してもMOSトランジスタM4の動作は安定で、
電流源は安定した出力電流Ioutを供給することができ
る。
【0049】図6は、この発明の第2実施例による電流
源の構成の他の例を示す回路図である。図6において、
M6はPMOSトランジスタM5と同一サイズのスイッ
チング用のPMOSトランジスタであり、その他PMO
SトランジスタM4、M5の接続は図5の電流源と同様
である。PMOSトランジスタM6のソースは、PMO
SトランジスタM5のドレインに接続され、PMOSト
ランジスタM6のドレインは電流出力端子37に接続さ
れている。PMOSトランジスタM6のバックゲートは
電源ライン5cに接続され、PMOSトランジスタM6
のゲートは制御信号VGに対して相補的な制御信号バー
Gが与えられる入力端子38に接続されている。図6
に示した電流源は、電流出力端子27,37からそれぞ
れ相補的な出力電流Iout,バーIoutを出力する。PM
OSトランジスタM4,M6のバックゲートVBKを取り
出してチップ外の安定なバイアス系に接続しているた
め、PMOSトランジスタM4,M6のバックゲート電
位は安定し、電流源は安定した出力電流Iout,バーI
outを出力することができる。
【0050】実施例3.この発明の第3の実施例による
半導体集積回路装置について図7乃至図9を用いて説明
する。図7は、の発明の第3実施例による半導体集積回
路装置の構成を示すブロック図である。図7において、
1Bは半導体集積回路装置を構成する半導体集積回路、
50は半導体集積回路1B内に形成され電流源ブロック
3の電流源の動作を安定させるための電圧を供給するた
めの定電圧電源であり、その他図1と同一符号のものは
図1の同一符号のものに相当する部分である。
【0051】半導体集積回路1B内のブロック2,3に
形成されている回路は、図1に示した半導体集積回路1
と同様に、定電圧電源4から電源ライン4a〜4dを通
して供給される駆動電圧で動作する。
【0052】また、半導体集積回路1B内に設けられた
定電圧電源50から電源ライン51,4cを通して、電
流源ブロック3内の電流源の動作を安定させるための電
圧が供給される。
【0053】電流源のスイッチングがMOSトランジス
タで行われている場合、そのMOSトランジスタのバッ
クゲートの電位を定電圧電源50の電圧によって与える
ことで、電流源ブロック3内のMOSトランジスタのバ
ックゲートの電位を安定化させることができる。例え
ば、電流源ブロック3でスイッチングを行った際に、電
源ライン4c,4d間の電圧が変動することがあって
も、その電圧変動は電源ライン4c,51間の電圧には
影響を与えず、バックゲート電位は安定する。そのた
め、電流源ブロック3内の電流源を構成しているMOS
トランジスタの動作を安定させることができ、電流源の
出力電流に生じるリンギングやノイズの発生を抑制する
ことができる。また、上記のように半導体集積回路1内
に定電圧電源50を形成することによって、半導体集積
回路1に1つの外部定電圧電源40を接続して駆動電圧
を供給すれば電流源のMOSトランジスタのバックゲー
ト電圧を安定させる電圧を得ることができ、第1及び第
2実施例による半導体集積回路装置のように外部に2つ
の定電圧電源を接続せずに済み、半導体集積回路装置の
使用が容易になる。
【0054】次に、定電圧電源50の構成について図8
及び図9を用いて説明する。図8は、この発明の第3実
施例による半導体集積回路装置内に設けられる定電圧電
源の構成の一例を示す回路図である。図8において、M
8は電源ライン4dに接続されたソース及びバックゲー
トとバイアス電圧端子56に接続されたゲートと電圧出
力端子51に接続されたドレインとを持つNMOSトラ
ンジスタ、M7はNMOSトランジスタM8のドレイン
に接続されたソースと電源ライン4cに接続されたドレ
インとバイアス電圧Bias2が与えられるバイアス電圧端
子53に接続されたゲートとを持つNMOSトランジス
タである。NMOSトランジスタM8は定電流源を構成
している。なお、ここでは、バイアス電圧端子53に与
えられるバイアス電圧Bias2は、NMOSトランジスタ
M7が動作する一定の電圧であればよい。このとき、N
MOSトランジスタM7には、NMOSトランジスタM
8を通して一定のドレイン電流が流れるため、電圧出力
端子51と電源ライン4c間の電圧には電圧変動が起き
ず電圧出力端子51からバックゲートは安定な電位に保
つ電圧を出力できる。
【0055】また、NMOSトランジスタM7は、図2
に示したNMOSトランジスタM1と同一サイズのトラ
ンジスタであり、NMOSトランジスタM8は、図2に
示したNMOSトランジスタM2と同一サイズのトラン
ジスタである。そのため定電圧電源50は電流源ブロッ
ク3と同一のプロセスで形成することができ製造が容易
である。
【0056】図9は、この発明の第3実施例による半導
体集積回路装置内に設けられる定電圧電源の構成の他の
例を示す回路図である。図9において、M9は、NMO
SトランジスタM7と同様に、NMOSトランジスタM
8のドレインに接続されたソースと電源ライン4cに接
続されたドレインとバイアス電圧が与えられるバイアス
電圧端子57に接続されたゲートとを持つNMOSトラ
ンジスタである。図9に示した回路は、図3に示した電
流源と同じ回路構成である。トランジスタM7,M9の
ゲートにはバイアス電圧端子53,57を通してスイッ
チング動作による電流変動が起きないように一定の同相
電圧(VG+バーVG)/2を各々印加する。トランジス
タM8には、バイアス電圧端子56から図3の回路と同
様のバイアス電圧Biasを印加して定電流源として用い
る。
【0057】この場合、NMOSトランジスタM7,M
9には一定の電圧が印加されているので一定のドレイン
電流が流れ、NMOSトランジスタM7,M9のバック
ゲートが接続されている電圧出力端子51と電源ライン
4cとの間の電圧には電圧変動が起きず、電圧出力端子
51と電源ライン4cとの間の電圧は安定している。従
って、図7に示す電流源ブロック3に安定な電圧を供給
することができる。
【0058】実施例4.次に、この発明の第4実施例に
よる半導体集積回路装置について図10乃至図12を用
いて説明する。図10はこの発明の第4実施例による半
導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図1
0において、1Cは半導体集積回路装置を構成する半導
体集積回路、60は半導体集積回路1C内に形成され電
流源ブロック3の電流源の動作を安定させるための電圧
を供給するための定電圧電源であり、その他図4と同一
符号のものは図4の同一符号のものに相当する部分であ
る。
【0059】半導体集積回路1C内のブロック2,3A
に形成されている回路は、図4に示した半導体集積回路
1Aと同様に、定電圧電源4から電源ライン4a〜4d
を通して供給される駆動電圧で動作する。
【0060】また、半導体集積回路1C内に設けられた
定電圧電源60から電源ライン61,4dを通して、電
流源ブロック3A内の電流源の動作を安定させるための
電圧が供給される。電流源のスイッチングがMOSトラ
ンジスタで行われている場合、そのMOSトランジスタ
のバックゲートの電位を定電圧電源60の電圧によって
与えることで、電流源ブロック3A内のMOSトランジ
スタのバックゲートの電位を安定化させることができ
る。例えば、電流源ブロック3Aでスイッチングを行っ
た際に、電源ライン4c,4d間の電圧が変動すること
があっても、その電圧変動は電源ライン4d,61間の
電圧には影響を与えず、バックゲート電位は安定する。
そのため、電流源ブロック3A内の電流源を構成してい
るMOSトランジスタの動作を安定させることができ、
電流源の出力電流に生じるリンギングやノイズの発生を
抑制することができる。
【0061】次に、定電圧電源60の構成について図1
1及び図12を用いて説明する。図11は、この発明の
第4実施例による半導体集積回路装置内に設けられる定
電圧電源の構成の一例を示す回路図である。図11にお
いて、M11は電源ライン4cに接続されたソース及び
バックゲートとバイアス電圧端子66に接続されたゲー
トと電圧出力端子61に接続されたドレインとを持つP
MOSトランジスタ、M10はPMOSトランジスタM
11のドレインに接続されたソースと電源ライン4dに
接続されたドレインとバイアス電圧Bias3が与えられる
バイアス電圧端子63に接続されたゲートとを持つPM
OSトランジスタである。PMOSトランジスタM11
は定電流源を構成している。なお、ここでは、バイアス
電圧端子63に与えられるバイアス電圧Bias3は、PM
OSトランジスタM10が動作する一定の電圧であれば
よい。このとき、PMOSトランジスタM10には、P
MOSトランジスタM11を通して一定のドレイン電流
が流れるため、電圧出力端子61と電源ライン4dとの
間の電圧には電圧変動が起きず、電圧出力端子61から
バックゲートを安定な電位に保つ電圧を出力できる。
【0062】また、PMOSトランジスタM10は、図
2に示したPMOSトランジスタM1と同一サイズのト
ランジスタであり、PMOSトランジスタM11は、図
3に示したPMOSトランジスタM2と同一サイズのト
ランジスタである。そのため定電圧電源60は電流源ブ
ロック3Aと同一のプロセスで形成することができ製造
が容易である。
【0063】図12は、この発明の第4実施例による半
導体集積回路装置内に設けられる定電圧電源の構成の他
の例を示す回路図である。図12において、M12は、
PMOSトランジスタM10と同様に、PMOSトラン
ジスタM11のドレインに接続されたソースと電源ライ
ン4dに接続されたドレインとバイアス電圧が与えられ
るバイアス電圧端子67に接続されたゲートとを持つP
MOSトランジスタである。図12に示した回路は、図
3に示した電流源と同じ回路構成である。トランジスタ
M10,M12のゲートにはバイアス電圧端子63,6
7を通してスイッチング動作による電流変動が起きない
ように一定の同相電圧(VG+バーVG)/2を各々印加
する。トランジスタM11には、バイアス電圧端子66
から図3の回路と同様のバイアス電圧Biasを印加して定
電流源として用いる。
【0064】この場合、PMOSトランジスタM10,
M12には一定の電圧が印加されているので一定のドレ
イン電流が流れ、PMOSトランジスタM10,M12
のバックゲートが接続されている電圧出力端子61には
電圧変動が起きず、電圧出力端子61と電源ライン4d
との間の電圧は安定している。従って、図10に示す電
流源ブロック3Aに安定な電圧を供給することができ
る。
【0065】実施例5.次に、この発明の第5実施例に
ついて図13乃至図16を用いて説明する。図13はこ
の発明の第5実施例による半導体集積回路装置内に設け
られる電流源の構成を示す回路図である。図13におい
て、M13は入力端子72に接続されたゲートと電流出
力端子71に接続されたドレインと互いに接続したソー
ス及びバックゲートとを持つNMOSトランジスタ、M
15は入力端子74に接続されたゲートと電流出力端子
73に接続されたドレインとNMOSトランジスタM1
3のソースに接続したソース及びゲートとを持つNMO
Sトランジスタ、M14はNMOSトランジスタM1
3,M15のソースに接続したドレインとバイアス電圧
端子70に接続したゲートと電源ライン4dに接続した
ソース及びバックゲートとを持つNMOSトランジスタ
である。
【0066】NMOSトランジスタM13、M15のゲ
ートには、それぞれ入力端子72,74から相補的な制
御信号VG,バーVGが与えられ、NMOSトランジスタ
M13,M15のいずれか一方がオンし、いずれか一方
がオフすることによって、相補的な出力電流Iout,バ
ーIoutを供給する。
【0067】NMOSトランジスタM13,M15のバ
ックゲートが、NMOSトランジスタM13,M15の
コモンソースに接続されている。そのため、図26に示
したように定電流を供給するためのトランジスタM22
のソースに接続されている従来の電流源に比べて、図1
3に示す電流源の方が出力電流が安定する。
【0068】図14及び図15は上記の効果を説明する
ためのシミュレーションの条件を示す回路図である。図
14はこの発明の第5実施例による電流源が半導体集積
回路装置内に形成されている状態を想定しており、75
は電流源から見て電源ライン4d側に寄生しているイン
ダクタンス、76,77はそれぞれ電流出力端子71,
73と電源ライン4cとの間に接続された負荷抵抗であ
る。図15は従来の電流源が半導体集積回路装置内に形
成されている状態を想定しており、図14に示したと同
じインダクタンス75及び負荷抵抗76,77が接続さ
れている。図16は、図14及び図15に示した回路の
シミュレーション結果を示すグラフである。図16に
は、図14及び図15の負荷抵抗76に発生する電圧V
1,V2の変化がそれぞれ実線と点線とで示されている。
このシミュレーションで用いたNMOSトランジスタM
14のサイズは、ゲート長が1μmで、ゲート幅が10
0μmであり、NMOSトランジスタM13,15のサ
イズは、ゲート長が1μmで、ゲート幅が50μmであ
る。また、負荷抵抗76,77の抵抗値はともに1k
Ω、インダクタンス75の値は10nHである。図16
のグラフから図14に示した電流源の方が出力電流が安
定しているため、スイッチング時に負荷抵抗76の両端
に発生する電圧V1のリンギングが抑えられていること
がわかる。
【0069】次に、図14、図15の電流源の出力電流
の安定性の違いについて説明する。説明を簡単にするた
めに、図14及び図15に示した電流源において、NM
OSトランジスタM13〜M15は飽和領域で動作しい
てると仮定する。また、NMOSトランジスタM13,
M15は相補的な動作を行うため、トランジスタM13
にのみ着目して説明を行う。
【0070】図15に示したNMOSトランジスタM1
3がオンしている場合、トランジスタM13に流れるド
レイン電流ID13は数1で与えられる。
【0071】
【数1】
【0072】ここで、VTH13はトランジスタM13のし
きい値電圧、β13はトランジスタM13のゲイン定数、
GSはトランジスタM13のゲート・ソース間電圧、V
xはトランジスタM13のソース電圧、VGはトランジス
タM13のゲート電圧である。
【0073】そして、トランジスタM13のしきい値電
圧VTH13は数2で与えられる。
【0074】
【数2】
【0075】ここで、VT0はソース・バックゲート間電
圧VSB=0の時のトランジスタM13のしきい値電圧、
γはデバイスパラメータ、φPはP型基板のフェルミレ
ベルである。また、ε0x,t0xは、それぞれゲート酸化
膜の誘電率及びゲート酸化膜の厚さ、NAはP型基板の
不純物濃度、qは電子の電荷、εはシリコンの誘電率で
ある。今、NMOSトランジスタM13のバックゲート
が電源ライン4dに接続されているので、ソース・バッ
クゲート間電圧VSB=VS−VB=VS=Vxとなって数2
は数3のように変形できる。このしきい値電圧VTH13
よる影響(いわゆる基板バイアス効果)が残る。また、
トランジスタM13のしきい値電圧が大きくなる。
【0076】
【数3】
【0077】そして、電源ライン4dにインダクタンス
が存在すると仮定する。図15に示す従来の電流源で
は、NMOSトランジスタM13,M15がスイッチン
グ時に瞬間的に大きな電流変化を引き起こす。この電流
変化によって、Ldi/dtで与えられる起電力の影響
がノードVxに伝わり、結果として出力波形の振動を発
生させる。
【0078】一方、図14に示した電流源においては、
NMOSトランジスタM13がオンしている場合、図1
5に示した電流源と同様に、ドレイン電流ID13は数1
で与えられる。また、NMOSトランジスタM13のし
きい値電圧VTH13も、図15に示した電流源と同様に、
数2で与えられる。しかし、トランジスタM13のバッ
クゲートがソースに接続されているので、ソース・バッ
クゲート間電圧VSB=VS−VB=0となるので、しきい
値電圧VTH13はVT0に等しくなる。従って、電源ライン
4dの寄生インダクタンスによる起電力Ldi/dtの
影響は、図15に示した従来の電流源に比べて小さくな
る。
【0079】実施例6.次に、この発明の第6実施例に
ついて図17乃至図20を用いて説明する。図17はこ
の発明の第6実施例による半導体集積回路装置内に設け
られる電流源の構成を示す回路図である。図17におい
て、M16は入力端子82に接続されたゲートと電流出
力端子81に接続されたドレインと互いに接続したソー
ス及びバックゲートとを持つPMOSトランジスタ、M
18は入力端子84に接続されたゲートと電流出力端子
83に接続されたドレインとPMOSトランジスタM1
6のソースに接続したソース及びゲートとを持つPMO
Sトランジスタ、M17はPMOSトランジスタM1
6,M18のソースに接続したドレインとバイアス電圧
端子80に接続したゲートと電源ライン4cに接続した
ソース及びバックゲートとを持つPMOSトランジスタ
である。
【0080】PMOSトランジスタM16、M18のゲ
ートには、それぞれ入力端子82,84から相補的な制
御信号VG,バーVGが与えられ、PMOSトランジスタ
M16,M18のいずれか一方がオンし、いずれか一方
がオフすることによって、相補的な出力電流Iout,バ
ーIoutを供給する。
【0081】PMOSトランジスタM16,M18のバ
ックゲートが、PMOSトランジスタM16,M18の
コモンソースに接続されている。そのため、図27に示
したように定電流を供給するためのトランジスタM27
のソースに接続されている従来の電流源に比べて、図1
7に示す電流源の方が出力電流が安定する。
【0082】図18及び図19は上記の効果を説明する
ためのシミュレーションの条件を示す回路図である。図
18はこの発明の第6実施例による電流源が半導体集積
回路装置内に形成されている状態を想定しており、85
は電流源から見て電源ライン4c側に寄生しているイン
ダクタンス、86,87はそれぞれ電流出力端子81,
83と電源ライン4dとの間に接続された負荷抵抗であ
る。図19は従来の電流源が半導体集積回路装置内に形
成されている状態を想定しており、図18に示したと同
じインダクタンス85及び負荷抵抗86,87が接続さ
れている。図20は、図18及び図19に示した回路の
シミュレーション結果を示すグラフである。図20に
は、図18及び図19の負荷抵抗86に発生する電圧V
3,V4の変化がそれぞれ実線と点線とで示されている。
このシミュレーションで用いたPMOSトランジスタM
17のサイズは、ゲート長が1μmで、ゲート幅が10
0μmであり、PMOSトランジスタM16,18のサ
イズは、ゲート長が1μmで、ゲート幅が50μmであ
る。また、負荷抵抗76,77の抵抗値はともに1k
Ω、インダクタンス75の値は10nHである。図20
のグラフから図18に示した電流源の方が出力電流が安
定しているため、スイッチング時に負荷抵抗86の両端
に発生する電圧V3のリンギングが抑えられていること
がわかる。
【0083】なお、上記第5、第6実施例では電流源を
構成するスイッチング用のトランジスタとして2つのN
MOSトランジスタM13,M15及びPMOSトラン
ジスタM16、M18を備えている場合について説明し
たが、スイッチングトランジスタは一つでも良く、ま
た、3つ以上であっても良く、上記実施例と同様の効果
を奏する。
【0084】また、上記各実施例で、スイッチング用の
NMOSトランジスタあるいはPMOSトランジスタを
オンオフする場合について示したが、電流源から出力さ
れる電流値に急激な変化を起こすものならば良く、上記
各実施例と同様の効果を奏する。
【0085】以上説明した電流源のレイアウトの一例を
図21に示す。図21において、90,95はトランジ
スタを形成するためのウエル、91,96はそれぞれウ
エル90,94内に形成された拡散層、92,93はス
イッチング用のMOSトランジスタのゲートを構成する
ポリシリコン、96は定電流源として働くMOSトラン
ジスタのゲートを構成するポリシリコン、97はスイッ
チング用のMOSトランジスタのバックゲート電位を与
えるための第1層アルミニウム配線、98は定電流源用
のMOSトランジスタのバックゲート電位を与えるため
の第1層アルミニウム配線、99は第1層アルミニウム
配線と第2層アルミニウム配線とを接続するためのスル
ーホール、100は第1層アルミニウム配線と半導体基
板との接続を行うためのコンタクト、Al1は第1層ア
ルミニウム配線、Al2は第2層アルミニウム配線であ
る。この発明による半導体集積回路装置の電流源におい
ては、スイッチング用のMOSトランジスタのバックゲ
ートを定電流源用のMOSトランジスタのバックゲート
と切り離し、安定な電位VBKに接続する。このため、ス
イッチング用のMOSトランジスタのバックゲートであ
るウエル電位が取り出せるように、第1層アルミニウム
配線97と第1層アルミニウム配線98とを分離して設
ける。
【0086】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の電
流源によれば、スイッチング動作を制御するための制御
信号が入力されるゲート、定電流源と直列になるように
所定の電流経路中に挿入されたソースとドレイン、及び
第3の電源ラインに接続されたバックゲートを持つMO
Sトランジスタとを備え、第3の電源ラインは、MOS
トランジスタのバックゲートにのみ電圧を供給するの
で、第1及び第2の電源ライン間の電圧変動に関わらず
MOSトランジスタのバックゲートの電位を安定させる
ことができ、電流源のスイッチング動作等による第1及
び第2の電源ライン間の電圧変動に対して出力電流の変
動を小さく抑えることができる電流源を得ることができ
るという効果がある。
【0087】請求項2記載の発明の電流源によれば、ス
イッチング動作を制御するための制御信号が入力される
ゲート、定電流源と直列になるように所定の電流経路中
に挿入されたソースとドレイン、及び該ソース及び定電
流源の他方端に接続されたバックゲートを持つMOSト
ランジスタを備えて構成されているので、スイッチング
動作等による第1及び第2の電源ライン間の電圧変動に
対してMOSトランジスタのバックゲートの電圧が変動
してMOSトランジスタの動作が不安定になるのを防止
でき、電流源のスイッチング動作等による第1及び第2
の電源ライン間の電圧変動に対して出力電流の変動を小
さく抑えることができる電流源を得ることができるとい
う効果がある。
【0088】請求項3記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、電流源に接続され、電流源のMOSトランジ
スタのバックゲート電位を与えるためのみの第2の電源
系統を構成する第3及び第4の電源ラインを備えて構成
されており、電流源を駆動するための第1の電源系統と
は別に第2の電源系統を通して電圧がバックゲートに供
給されるので、第1の電源系統の電圧変動に関わらずバ
ックゲートの電位を安定させてスイッチングを行うMO
Sトランジスタの動作を安定させることができ、電流源
のスイッチング動作等による第1及び第2の電源ライン
間の電圧変動に対して出力電流の変動を小さく抑えるこ
とができる電流源を含む半導体集積回路装置を得ること
ができるという効果がある。
【0089】請求項4記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、第2の電源系統の電圧変動が、第1の電源系
統の電圧変動よりも小さいため、MOSトランジスタの
バックゲート電圧をさらに安定化でき、半導体集積回路
装置に含まれる電流源の出力電流の変動をさらに小さく
抑えることができるという効果がある。
【0090】請求項5記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、半導体集積回路内に設けられ、第2の電源系
統に電圧を供給する定電圧電源を備えて構成されている
ので、端子数を削減できるとともに、半導体集積回路装
置に接続する必要のある電源の数を削減でき、使用し易
くなるという効果がある。
【0091】請求項6記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、第1及び第3の電源ラインが接続されている
ので、端子数及び電源ライン数を削減することができ、
半導体集積回路の集積度を向上することができるという
効果がある。
【0092】請求項7記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、スイッチング動作を制御するための制御信号
が入力されるゲート、所定の電流経路中に直列に挿入さ
れたソースとドレイン、及び第4の電源ラインに接続さ
れたバックゲートを持つ第1のMOSトランジスタを備
えて構成されているので、所定の電流経路中に直列に挿
入されスイッチングを行う第1のMOSトランジスタの
動作を安定させることができ、電流源のスイッチング動
作等による第1及び第2の電源ライン間の電圧変動に対
して出力電流の変動を小さく抑えることができる電流源
を含む半導体集積回路装置を容易に得ることができると
いう効果がある。
【0093】請求項8記載の発明の半導体集積回路装置
によれば、定電圧電源は、第1の電源ラインに接続され
た一方端及び他方端を持ち、第1の定電流源と同じ構成
の第2の定電流源と、第4の電源ラインに接続されたゲ
ート、第2の定電流源の他方端に接続されたソース及び
第2の電源ラインに接続されたドレインを持ち、第1の
MOSトランジスタと同一導電型の第2のMOSトラン
ジスタとを備えて構成されているので、第2の電源系統
に電圧を供給する定電圧電源を電流源と同じ製造工程で
半導体集積回路内に形成でき、製造が容易になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例による半導体集積回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の第1実施例による電流源の構成の
一例を示す回路図である。
【図3】 この発明の第1実施例による電流源の構成の
他の例を示す回路図である。
【図4】 この発明の第2実施例による半導体集積回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の第2実施例による電流源の構成の
一例を示す回路図である。
【図6】 この発明の第2実施例による電流源の構成の
他の例を示す回路図である。
【図7】 この発明の第3実施例による半導体集積回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の第3実施例による定電圧電源の構
成の一例を示す回路図である。
【図9】 この発明の第3実施例による定電圧電源の構
成の他の例を示す回路図である。
【図10】 この発明の第4実施例による半導体集積回
路装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の第4実施例による定電圧電源の
構成の一例を示す回路図である。
【図12】 この発明の第4実施例による定電圧電源の
構成の他の例を示す回路図である。
【図13】 この発明の第5実施例による電流源の構成
を示す回路図である。
【図14】 この発明の第5実施例による電流源の動作
をシミュレーションするための条件を示す回路図であ
る。
【図15】 従来の電流源の動作をシミュレーションす
るための条件を示す回路図である。
【図16】 この発明の第5実施例による電流源及び従
来の電流源の動作のシミュレーション結果を示すグラフ
である。
【図17】 この発明の第6実施例による電流源の構成
を示す回路図である。
【図18】 この発明の第6実施例による電流源の動作
をシミュレーションするための条件を示す回路図であ
る。
【図19】 従来の電流源の動作をシミュレーションす
るための条件を示す回路図である。
【図20】 この発明の第6実施例による電流源及び従
来の電流源の動作のシミュレーション結果を示すグラフ
である。
【図21】 この発明の第1ないし第4実施例による半
導体集積回路装置のレイアウトを説明するためのレイア
ウト図である。
【図22】 NMOSトランジスタを用いた従来の電流
源の構成を示す回路図である。
【図23】 PMOSトランジスタを用いた従来の電流
源の構成を示す回路図である。
【図24】 図22に示した電流源の入力電圧と出力電
流の関係を示す図である。
【図25】 従来の半導体集積回路装置の構成を説明す
るための模式図である。
【図26】 従来の電流源の問題点を説明するための回
路図である。
【図27】 従来の電流源の問題点を説明するための回
路図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路、3 電流源ブロック、4,5 定
電圧電源、4a〜4d,5a〜5d,51,61 電源
ライン、9,29 定電流源、50,60 定電圧電
源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/687 (72)発明者 三木 隆博 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社システムエル・エス・アイ開発研 究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々独立に設けられた第1、第2及び第
    3の電源ラインと、 前記第1及び第2の電源ラインの間に設けられた所定の
    電流経路中に挿入された定電流源と、 スイッチング動作を制御するための制御信号が入力され
    るゲート、前記定電流源と直列になるように前記所定の
    電流経路中に挿入されたソースとドレイン、及び前記第
    3の電源ラインに接続されたバックゲートを持つMOS
    トランジスタとを備え、 前記第3の電源ラインは、前記MOSトランジスタの前
    記バックゲートにのみ電圧を供給することを特徴とす
    る、電流源。
  2. 【請求項2】 各々独立に設けられた第1及び第2の電
    源ラインと、 前記第1の電源ラインに接続された一方端及び他方端を
    持ち、前記第1及び第2の電源ラインとの間に設けられ
    た所定の電流経路中に挿入された定電流源と、 スイッチング動作を制御するための制御信号が入力され
    るゲート、前記定電流源と直列になるように前記所定の
    電流経路中に挿入されたソースとドレイン、及び該ソー
    ス及び前記定電流源の前記他方端に接続されたバックゲ
    ートを持つMOSトランジスタとを備える、電流源。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのMOSトランジスタを
    備え該MOSトランジスタのスイッチング動作によって
    出力電流値を変更可能に構成された電流源を半導体集積
    回路内に含む半導体集積回路装置において、 前記電流源に接続され、前記電流源を駆動するための第
    1の電源系統を構成する第1及び第2の電源ラインと、 前記電流源に接続され、前記電流源の前記MOSトラン
    ジスタのバックゲート電位を与えるためのみの第2の電
    源系統を構成する第3及び第4の電源ラインとを備え
    る、半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電源系統の電圧変動が、前記
    第1の電源系統の電圧変動よりも小さいことを特徴とす
    る、請求項3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体集積回路内に設けられ、前記
    第3及び第4の電源ラインに接続され、前記第2の電源
    系統に電圧を供給する定電圧電源をさらに備える、請求
    項3記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電源ライン及び前記第3の電
    源ラインが接続されていることを特徴とする、請求項3
    記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記電流源は、 第1及び第2の電源ラインに接続された所定の電流経路
    中に挿入された第1の定電流源をさらに備え、 前記MOSトランジスタは、 スイッチング動作を制御するための制御信号が入力され
    るゲート、前記所定の電流経路中に直列に挿入されたソ
    ースとドレイン、及び前記第4の電源ラインに接続され
    たバックゲートを持つ第1のMOSトランジスタを含
    む、請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電源ラインに接続された一方
    端及び他方端を持ち、前記第1の定電流源と同じ構成の
    第2の定電流源と、 前記第4の電源ラインに接続されたゲート、前記第2の
    定電流源の前記他方端に接続されたソース及び前記第2
    の電源ラインに接続されたドレインを持ち、前記第1の
    MOSトランジスタと同一導電型の第2のMOSトラン
    ジスタとを備え、 前記第2のMOSトランジスタのソースと前記第1の電
    源ラインとの間で前記第2の電源系統に供給する電圧を
    発生することを特徴とする、請求項7記載の半導体集積
    回路装置。
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