JP3042234B2 - Cmos遅延ゲート回路 - Google Patents

Cmos遅延ゲート回路

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JP3042234B2
JP3042234B2 JP5000445A JP44593A JP3042234B2 JP 3042234 B2 JP3042234 B2 JP 3042234B2 JP 5000445 A JP5000445 A JP 5000445A JP 44593 A JP44593 A JP 44593A JP 3042234 B2 JP3042234 B2 JP 3042234B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCMOS遅延ゲート回路
に関し、特にCMOSゲートアレイを用いたデジタル集
積回路に利用されるCMOS遅延ゲート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCMOSゲートアレイにおいて
は、均一なチャネル長およびチャネル幅を有するMOS
トランジスタをアレー状に配列して、各MOSトランジ
スタ間の接続を行う金属配線を種々変更することによ
り、所望する回路機能が実現されている。従って、デジ
タル集積回路の構成要素となるNAND回路およびNO
R回路等の論理ゲート回路は、必然的に均一なチャネル
長およびチャネル幅のMOSトランジスタにより構成さ
れることになる。この場合、チャネル長については、高
速動作を可能とするために、プロセス・デバイス技術の
許容する限度内において短かい寸法により通常の設計が
行われている。このような状態において、従来のCMO
S遅延ゲート回路は、図3に示されるように、入力端子
110、出力端子111および電源端子112に対応し
て、PMOSトランジスタ54および55、NMOSト
ランジスタ56および57を含むインバータ53と、P
MOSトランジスタ59および60、NMOSトランジ
スタ61および62を含むインバータ58と、PMOS
トランジスタ64および65、NMOSトランジスタ6
6および67を含むインバータ63と、PMOSトラン
ジスタ69および70、NMOSトランジスタ71およ
び72を含むインバータ68と、PMOSトランジスタ
74および75、NMOSトランジスタ76および77
を含むインバータ73と、PMOSトランジスタ79お
よびNMOSトランジスタ80を含むインバータ78と
を備えて構成される。
【0003】図3に示されるように、本従来例において
は、入力端子110に対応して、インバータ53、5
8、63、68および73が5段縦続接続され、終段の
インバータ78を介して出力端子111が接続されてい
る。インバータ53、58、63、68および73を構
成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタ
が、それぞれ2段に直列に接続されているのは、これに
より駆動能力を低下させて動作速度を遅くするためであ
り、ゲートアレイ等のように短チャネルのMOSトラン
ジスタしか使用することのできない場合の対応策であ
る。仮にチャネル長を長くすることが可能であれば、勿
論チャネル長を長くすることにより、所望の遅延値を得
るために必要となるMOSトランジスタの数量を少なく
することができるため、遅延ゲート回路の高集積化を図
ることができるが、ゲートアレイを用いる場合には上述
のように不可能である。従って、従来は、図3に示され
るような回路構成が用いられている。なお、図3におい
て、出力端子111に接続されるインバータ78におい
ては、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジス
タをそれぞれ直列に接続されていないが、これは外部負
荷に対する駆動能力低下を防止するためである。当該遅
延ゲート回路により、入力端子110に入力される信号
は、インバータの段数に関連する遅延時間を付与されて
出力端子111に出力される。なお、遅延量は、インバ
ータの段数を調節することにより適宜設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCMO
S遅延ゲート回路においては、その遅延量は、各インバ
ータを構成するPMOSトランジスタおよびNMOSト
ランジスタの直列接続個数によるインバータの動作速度
の低下と、前記各インバータの接続段数により設定され
ている。従って、所望の遅延量が大きくなればなる程、
数多くのMOSトランジスタが必要となり、CMOS遅
延ゲート回路の集積度が低下するという欠点がある。
【0005】また、所望の遅延量の増大に伴ない、構成
要素のインバータの負荷容量が大きくなり、これにより
消費電力が増大するという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明のCMOS遅
延ゲート回路は、ドレイン電極およびゲート電極が共に
電源端子に接続され、基板電極が接地端子に接続される
第1のNMOSトランジスタにより形成される電圧降下
回路と、ソース電極が前記第1のNMOSトランジスタ
のソース電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続
されて、基板電極が電源端子に接続される第1のPMO
Sトランジスタと、ソース電極が前記第1のPMOSト
ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極およ
び基板電極が、それぞれ前記第1のPMOSトランジス
タの対応するゲート電極および基板電極に接続される第
2のPMOSトランジスタと、ドレイン電極が前記第2
のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続され、ゲ
ート電極が入力端子に接続されて、基板電極が接地端子
に接続される第2のNMOSトランジスタと、ドレイン
電極が前記第2のNMOSトランジスタのソース電極に
接続され、ゲート電極および基板電極が、それぞれ前記
第2のNMOSトランジスタの対応するゲート電極およ
び基板電極に接続されて、ソース電極が接地端子に接続
される第3のNMOSトランジスタと、ソース電極が前
記第1のNMOSトランジスタのソース電極に接続さ
れ、ゲート電極が前記第2のPMOSトランジスタのド
レイン電極に接続されて、基板電極が電源端子に接続さ
れる第3のPMOSトランジスタと、ソース電極が前記
第3のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続さ
れ、ゲート電極および基板電極が、それぞれ前記第3の
PMOSトランジスタの対応するゲート電極および基板
電極に接続される第4のPMOSトランジスタと、ドレ
イン電極が前記第4のPMOSトランジスタのドレイン
電極に接続され、ゲート電極が前記第4のPMOSトラ
ンジスタのゲート電極に接続されて、ソース電極および
基板電極が共に接地端子に接続される第4のNMOSト
ランジスタと、ソース電極および基板電極が共に電源端
子に接続される第5のPMOSトランジスタと、ソース
電極が前記第5のPMOSトランジスタのドレイン電極
に接続され、ゲート電極および基板電極が、それぞれ前
記第5のPMOSトランジスタの対応するゲート電極お
よび基板電極に接続されて、ドレイン電極が前記第4の
PMOSトランジスタのドレイン電極に接続される第6
のPMOSトランジスタと、ソース電極および基板電極
が共に電源端子に接続され、ゲート電極が前記第6のP
MOSトランジスタのドレイン電極に接続される第7の
PMOSトランジスタと、ソース電極が前記第7のPM
OSトランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電
極および基板電極が、それぞれ前記第7のPMOSトラ
ンジスタの対応するゲート電極および基板電極に接続さ
れて、ドレイン電極が、前記第5および第6のPMOS
トランジスタのゲート電極に接続される第8のPMOS
トランジスタと、ドレイン電極が前記第8のPMOSト
ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前
記第8のPMOSトランジスタのゲート電極に接続され
て、基板電極が接地端子に接続される第5のNMOSト
ランジスタと、ドレイン電極が前記第5のNMOSトラ
ンジスタのソース電極に接続され、ゲート電極および基
板電極が、それぞれ前記第5のNMOSトランジスタの
対応するゲート電極および基板電極に接続されて、ソー
ス電極が接地端子に接続される第6のNMOSトランジ
スタと、ソース電極および基板電極が共に電源端子に接
続され、ゲート電極が前記第8のPMOSトランジスタ
のドレイン電極に接続されて、ドレイン電極が出力端子
に接続される第9のPMOSトランジスタと、ドレイン
電極が出力端子に接続され、ゲート電極が前記第9のP
MOSトランジスタのゲート電極に接続されて、ソース
電極および基板電極が共に接地端子に接続される第7の
NMOSトランジスタと、を備えることを特徴としてい
る。
【0007】また、第2の発明のCMOS遅延ゲート回
路は、ドレイン電極およびゲート電極が共に電源端子に
接続され、基板電極が接地端子に接続される第1のNM
OSトランジスタにより形成される電圧降下回路と、ソ
ース電極が前記第1のNMOSトランジスタのソース電
極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続されて、基
板電極が電源端子に接続される第1のPMOSトランジ
スタと、ソース電極が前記第1のPMOSトランジスタ
のドレイン電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接
続されて、基板電極が接地端子に接続される第2のNM
OSトランジスタと、ソース電極が前記第2のNMOS
トランジスタのソース電極に接続され、ゲート電極およ
びドレイン電極が共に接地端子に接続されて、基板電極
が電源端子に接続される第2のPMOSトランジスタに
より形成される電圧降下回路と、ソース電極が前記第1
のPMOSトランジスタのソース電極に接続され、ゲー
ト電極が前記第1のPMOSトランジスタのドレイン電
極に接続されて、基板電極が電源端子に接続される第3
のPMOSトランジスタと、ドレイン電極が前記第3の
PMOSトランジスタのドレイン電極に接続され、ゲー
ト電極が前記第3のPMOSトランジスタのゲート電極
に接続されて、基板電極が接地端子に接続されるととも
に、ソース電極が前記第2のNMOSトランジスタのソ
ース電極に接続される第3のNMOSトランジスタと、
ソース電極が前記第3のPMOSトランジスタのソース
電極に接続され、ゲート電極が前記第3のPMOSトラ
ンジスタのドレイン電極に接続されて、基板電極が電源
端子に接続される第4のPMOSトランジスタと、ソー
ス電極が前記第4のPMOSトランジスタのドレイン電
極に接続され、ゲート電極が前記第4のPMOSトラン
ジスタのゲート電極に接続されて、基板電極が接地端子
に接続されるとともに、ソース電極が前記第3のNMO
Sトランジスタのソース電極に接続される第4のNMO
Sトランジスタと、ソース電極が前記第4のPMOSト
ランジスタのソース電極に接続され、ゲート電極が前記
第4のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続され
て、基板電極が電源端子に接続される第5のPMOSト
ランジスタと、ソース電極が前記第5のPMOSトラン
ジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前記第
5のPMOSトランジスタのゲート電極に接続されて、
基板電極が接地端子に接続されるとともに、ソース電極
が前記第4のNMOSトランジスタのソース電極に接続
される第5のNMOSトランジスタと、ソース電極およ
び基板電極が共に電源端子に接続される第6のPMOS
トランジスタと、ソース電極が前記第6のPMOSトラ
ンジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極および
基板電極が、それぞれ前記第6のPMOSトランジスタ
の対応するゲート電極および基板電極に接続されて、ド
レイン電極が前記第5のPMOSトランジスタのドレイ
ン電極に接続される第7のPMOSトランジスタと、ド
レイン電極が前記第7のPMOSトランジスタのドレイ
ン電極に接続され、ゲート電極が前記第6および第7の
PMOSトランジスタのゲート電極に接続されて、基板
電極が接地端子に接続される第6のNMOSトランジス
タと、ドレイン電極が前記第6のNMOSトランジスタ
のソース電極に接続され、ゲート電極および基板電極
が、それぞれ前記第6のNMOSトランジスタの対応す
るゲート電極および基板電極に接続されて、ソース電極
が接地端子に接続される第7のNMOSトランジスタ
と、ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続さ
れ、ゲート電極が前記第7のPMOSトランジスタのド
レイン電極に接続される第8のPMOSトランジスタ
と、ソース電極が前記第8のPMOSトランジスタのド
レイン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、
それぞれ前記第8のPMOSトランジスタの対応するゲ
ート電極および基板電極に接続されて、ドレイン電極が
前記第6および第7のPMOSトランジスタのゲート電
極に接続される第9のPMOSトランジスタと、ドレイ
ン電極が前記第9のPMOSトランジスタのドレイン電
極に接続され、ゲート電極が前記第8および第9のPM
OSトランジスタのゲート電極に接続されて、基板電極
が接地端子に接続される第8のNMOSトランジスタ
と、ドレイン電極が前記第8のNMOSトランジスタの
ソース電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、
それぞれ前記第8のNMOSトランジスタの対応するゲ
ート電極および基板電極に接続されて、ソース電極が接
地端子に接続される第9のNMOSトランジスタと、ソ
ース電極および基板電極が共に電源端子に接続され、ゲ
ート電極が前記第9のPMOSトランジスタのドレイン
電極に接続されて、ドレイン電極が出力端子に接続され
る第10のPMOSトランジスタと、ドレイン電極が前
記第10のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続
され、ゲート電極が前記第10のPMOSトランジスタ
のゲート電極に接続されて、ソース電極および基板電極
が、共に接地端子に接続される第10のNMOSトラン
ジスタと、を備えることを特徴としている。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。図1に示されるように、本実施例は、入力端子
101、出力端子102、電源端子103および接地端
子104に対応して、NMOSトランジスタ2により形
成される電圧降下回路1と、直列接続されるPMOSト
ランジスタ4および5と、同じく直列接続されるNMO
Sトランジスタ6および7とにより形成されるインバー
タ3と、直列接続されるPMOSトランジスタ9および
10と、NMOSトランジスタ11とにより形成される
インバータ8と、直列接続されるPMOSトランジスタ
13および14により形成されるレベル補正回路12
と、直列接続されるPMOSトランジスタ16および1
7と、同じく直列接続されるNMOSトランジスタ18
および19とにより形成されるインバータ15と、直列
接続されるPMOSトランジスタ21およびNMOSト
ランジスタ22により形成されるインバータ20とを備
えて構成される。
【0010】図1において、インバータ3および15
は、前述の従来例におけるインバータと同一構成であ
る。レベル補正回路12は、インバータ8の“H”レベ
ル出力電圧が、電圧降下回路1により低下した分のレベ
ルを補正するための回路である。また、電源端子103
より供給される電源電圧は、電圧降下回路1を形成する
NMOSトランジスタ2の基板バイアス効果を含んだし
きい値電圧分だけ低い電圧となり、インバータ3および
8に供給される。これにより、インバータ3および8を
形成するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
スタの電流駆動能力は、印加電圧が低下した分劣化し、
動作速度を遅くすることができる。また、インバータ2
0に接続される出力端子102における電圧振幅レベル
は、電源端子103の電圧よりも電圧降下回路1による
低下分により、負荷の充放電電流を少なくすることがで
きる。なお、レベル補正回路12は、インバータ15の
出力をPMOSトランジスタ13および14のゲート電
極に接続して構成されており、インバータ8の“H”レ
ベル出力電圧を電源端子103の電圧レベルまで上昇さ
せて、インバータ15の定常電流を減少させるように作
用する。このようなレベル補正回路12を含めて回路を
構成することにより、高集積度で低消費電力の遅延ゲー
ト回路が得られる。
【0011】1例として、NMOSトランジスタのチャ
ネル長を1.0μm、チャネル幅を15μm、しきい値
電圧を0.7Vとし、PMOSトランジスタのチャネル
長を1.0μm、チャネル幅を15μm、しきい値電圧
を−0.7Vとして、電源電圧を5Vとした場合には、
図3に示される従来のCMOS遅延ゲート回路において
は、遅延時間が1.9nsとなり、また、MOSトラン
ジスタが全部で22個用いられているために、その消費
電力が29μW/MHzであるのに対して、図1に示さ
れる本実施例においては、遅延時間は1.9nsで同等
であり、MOSトランジスタが全部で16個用いられて
いるために、その消費電力は7%減の27μW/MHz
という結果が得られている。従って、高集積化ならびに
低消費電力化の双方に対応する改善効果が得られること
が明らかである。
【0012】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0013】図2は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。図2に示されるように、本実施例は、入力端子
105、出力端子106、電源端子107、109およ
び接地端子108に対応して、NMOSトランジスタ2
4により形成される電圧降下回路23と、直列接続され
るPMOSトランジスタ26およびNMOSトランジス
タ27により形成されるインバータ25と、PMOSト
ランジスタ29により形成される電圧降下回路28と、
直列接続されるPMOSトランジスタ31およびNMO
Sトランジスタ32により形成されるインバータ30
と、直列接続されるPMOSトランジスタ34およびN
MOSトランジスタ35により形成されるインバータ3
3と、直列接続されるPMOSトランジスタ37および
NMOSトランジスタ38により形成されるインバータ
36と、直列接続されるPMOSトランジスタ40およ
び41により形成されるレベル補正回路39と、直列接
続されるNMOSトランジスタ43および44により形
成されるレベル補正回路42と、直列接続されるPMO
Sトランジスタ46および47と、同じく直列接続され
るNMOSトランジスタ48および49とにより形成さ
れるインバータ45と、直列接続されるPMOSトラン
ジスタ51およびNMOSトランジスタ52により形成
されるインバータ50とを備えて構成される。
【0014】図2において、レベル補正回路39の役割
りは、前述の第1の実施例の場合と同様であるが、レベ
ル補正回路42は、インバータ36の“L”レベル出力
電圧を、接地電位まで低下させるために設けられたレベ
ル補正回路である。本実施例の特徴は、電源端子107
と接地点の双方に対応して、それぞれ電圧降下回路23
および28が設けられていることであり、これにより、
本実施例においては、MOSトランジスタが総数20個
しか用いられているに過ぎないのに、図3の従来例(M
OSトランジスタの総数22個)においては、遅延時間
として1.9nsしか得られないのに対比して、本実施
例においては、2.5nsの遅延時間が得られている。
従って、従来のCMOS遅延ゲート回路において、本実
施例と同程度の遅延時間を得るためには、22個のMO
Sトランジスタに加えて、更にその数を増大させること
が必要となることは明らかである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、縦続接
続されて構成されるCMOS遅延ゲート回路に適用され
て、初段のインバータに対する電源電圧供給経路に電圧
降下回路を設け、且つインバータの出力電圧を帰還させ
ることにより機能するレベル補正回路を前記インバータ
の前段に縦続接続することにより、より少ないMOSト
ランジスタにより所望の遅延時間を得ることが可能とな
り、当該CMOS遅延ゲート回路を用いて構成されるデ
ィジタル集積回路の高集積化ならびに低消費電力化を図
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】従来例をを示す回路図である。
【符号の説明】
1、23、28 電圧降下回路 2、6、7、11、18、19、22、24、27、3
2、35、38、43、44、48、49、50、5
6、57、61、62、66、67、71、72、7
6、77、80 NMOSトランジスタ 3、8、15、20、25、30、33、36、45、
50、53、58、63、68、73、78 インバ
ータ 4、5、9、10、13、14、16、17、21、2
6、29、31、34、37、40、41、46、4
7、51、54、55、59、60、64、65、6
9、70、74、75、79 PMOSトランジスタ 12、39、42 レベル補正回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレイン電極およびゲート電極が共に電
    源端子に接続され、基板電極が接地端子に接続される第
    1のNMOSトランジスタにより形成される電圧降下回
    路と、 ソース電極が前記第1のNMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続されて、
    基板電極が電源端子に接続される第1のPMOSトラン
    ジスタと、 ソース電極が前記第1のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第1のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続される第2のPMOSトラン
    ジスタと、 ドレイン電極が前記第2のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続され
    て、基板電極が接地端子に接続される第2のNMOSト
    ランジスタと、 ドレイン電極が前記第2のNMOSトランジスタのソー
    ス電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第2のNMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ソース電極が接地端
    子に接続される第3のNMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第1のNMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が前記第2のPMOSトラ
    ンジスタのドレイン電極に接続されて、基板電極が電源
    端子に接続される第3のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第3のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第3のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続される第4のPMOSトラン
    ジスタと、 ドレイン電極が前記第4のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が前記第4のPMOS
    トランジスタのゲート電極に接続されて、ソース電極お
    よび基板電極が共に接地端子に接続される第4のNMO
    Sトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続される
    第5のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第5のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第5のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ドレイン電極が前記
    第4のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続され
    る第6のPMOSトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続され、
    ゲート電極が前記第6のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続される第7のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第7のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第7のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ドレイン電極が、前
    記第5および第6のPMOSトランジスタのゲート電極
    に接続される第8のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第8のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が前記第8のPMOS
    トランジスタのゲート電極に接続されて、基板電極が接
    地端子に接続される第5のNMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第5のNMOSトランジスタのソー
    ス電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第5のNMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ソース電極が接地端
    子に接続される第6のNMOSトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続され、
    ゲート電極が前記第8のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続されて、ドレイン電極が出力端子に接続さ
    れる第9のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が出力端子に接続され、ゲート電極が前記
    第9のPMOSトランジスタのゲート電極に接続され
    て、ソース電極および基板電極が共に接地端子に接続さ
    れる第7のNMOSトランジスタと、 を備えることを特徴とするCMOS遅延ゲート回路。
  2. 【請求項2】 ドレイン電極およびゲート電極が共に電
    源端子に接続され、基板電極が接地端子に接続される第
    1のNMOSトランジスタにより形成される電圧降下回
    路と、 ソース電極が前記第1のNMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続されて、
    基板電極が電源端子に接続される第1のPMOSトラン
    ジスタと、 ソース電極が前記第1のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が入力端子に接続され
    て、基板電極が接地端子に接続される第2のNMOSト
    ランジスタと、 ソース電極が前記第2のNMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極およびドレイン電極が共に
    接地端子に接続されて、基板電極が電源端子に接続され
    る第2のPMOSトランジスタにより形成される電圧降
    下回路と、 ソース電極が前記第1のPMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が前記第1のPMOSトラ
    ンジスタのドレイン電極に接続されて、基板電極が電源
    端子に接続される第3のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第3のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が前記第3のPMOS
    トランジスタのゲート電極に接続されて、基板電極が接
    地端子に接続されるとともに、ソース電極が前記第2の
    NMOSトランジスタのソース電極に接続される第3の
    NMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第3のPMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が前記第3のPMOSトラ
    ンジスタのドレイン電極に接続されて、基板電極が電源
    端子に接続される第4のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第4のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第4のPMOSト
    ランジスタのゲート電極に接続されて、基板電極が接地
    端子に接続されるとともに、ソース電極が前記第3のN
    MOSトランジスタのソース電極に接続される第4のN
    MOSトランジスタと、 ソース電極が前記第4のPMOSトランジスタのソース
    電極に接続され、ゲート電極が前記第4のPMOSトラ
    ンジスタのドレイン電極に接続されて、基板電極が電源
    端子に接続される第5のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第5のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第5のPMOSト
    ランジスタのゲート電極に接続されて、基板電極が接地
    端子に接続されるとともに、ソース電極が前記第4のN
    MOSトランジスタのソース電極に接続される第5のN
    MOSトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続される
    第6のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第6のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第6のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ドレイン電極が前記
    第5のPMOSトランジスタのドレイン電極に接続され
    る第7のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第7のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が前記第6および第7
    のPMOSトランジスタのゲート電極に接続されて、基
    板電極が接地端子に接続される第6のNMOSトランジ
    スタと、 ドレイン電極が前記第6のNMOSトランジスタのソー
    ス電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第6のNMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ソース電極が接地端
    子に接続される第7のNMOSトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続され、
    ゲート電極が前記第7のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続される第8のPMOSトランジスタと、 ソース電極が前記第8のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第8のPMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ドレイン電極が前記
    第6および第7のPMOSトランジスタのゲート電極に
    接続される第9のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第9のPMOSトランジスタのドレ
    イン電極に接続され、ゲート電極が前記第8および第9
    のPMOSトランジスタのゲート電極に接続されて、基
    板電極が接地端子に接続される第8のNMOSトランジ
    スタと、 ドレイン電極が前記第8のNMOSトランジスタのソー
    ス電極に接続され、ゲート電極および基板電極が、それ
    ぞれ前記第8のNMOSトランジスタの対応するゲート
    電極および基板電極に接続されて、ソース電極が接地端
    子に接続される第9のNMOSトランジスタと、 ソース電極および基板電極が共に電源端子に接続され、
    ゲート電極が前記第9のPMOSトランジスタのドレイ
    ン電極に接続されて、ドレイン電極が出力端子に接続さ
    れる第10のPMOSトランジスタと、 ドレイン電極が前記第10のPMOSトランジスタのド
    レイン電極に接続され、ゲート電極が前記第10のPM
    OSトランジスタのゲート電極に接続されて、ソース電
    極および基板電極が、共に接地端子に接続される第10
    のNMOSトランジスタと、 を備えることを特徴とするCMOS遅延ゲート回路。
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