JPH0813913A - 回転式収納装置 - Google Patents

回転式収納装置

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JPH0813913A
JPH0813913A JP14618994A JP14618994A JPH0813913A JP H0813913 A JPH0813913 A JP H0813913A JP 14618994 A JP14618994 A JP 14618994A JP 14618994 A JP14618994 A JP 14618994A JP H0813913 A JPH0813913 A JP H0813913A
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JP
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rail
chain
storage
guide
storage device
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JP14618994A
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Akinobu Hosoda
明伸 細田
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Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金庫室内における保管庫の収納効率を飛躍的
に向上し得ると共に、製作費,据付費を低減し、一般的
なキャスタ付きでない保管庫やキャスタ付きのバスの出
入が容易に、かつ迅速に行われる回転式収納装置を提供
する。 【構成】 走行車輪20を有する台車フレーム4を、床
面にループ状に敷設される案内用走行レール5に案内さ
れ、走行させる。この台車フレーム4を、保管庫2又は
バス3を搭載する積載台13に枢支する。台車フレーム
4には、安定アーム10が一定角度θで固定され、安定
アーム10は安定レール11に沿って積載台13を一定
の姿勢で移送する。一方、案内用走行レール5に沿って
ループ状にチェーンレール6が敷設され、チェーンレー
ル6はそれに係合する駆動手段7により駆動される。チ
ェーンレール6側と台車フレーム4間には揺動リンク8
と固定リンク9が連結され、台車フレーム4を案内用走
行レール5の直線部からコーナ部にかけて回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金融機関において、
貴重品を収納する保管庫を金庫室内に多数個収納する収
納装置に係り、特に、収納効率が高く、保管庫の出入が
容易に、かつ迅速に行われる回転式収納装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現金,証券,重要書類,実印,出納関係
書類,証書等の貴重品は、通常、図11に示すようなキ
ャスタ51、ケース52及び引出53等からなるバスと
称されるキャスタ付きの保管庫に保管される。このキャ
スタ付きの保管庫(以下、「バス」という。)3は、金
融機関の営業時間中は、図9,図10に示す店舗内のロ
ビー45に隣接する営業室44の各机50の側に置かれ
るが、営業時間外には、火災や盗難等から防ぐために、
金庫室43内に入れられて保管される。なお、キャスタ
付きでない保管庫(図略)が使用される場合もある。
【0003】このように、金融機関においては、営業時
間中には保管庫やバス3を金庫室43から出し、営業時
間外にはこれを金庫室43内に片づける作業の繰り返し
となり、その出入作業が面倒であり、時間もかかった。
この点を改良し、保管庫等を金庫室内に出入自在に保管
する収納装置が従来より使用されている。特開平4−2
54658号公報に開示する「床下収納装置」は、これ
に類する公知技術であって、図8はその一例を示すもの
である。
【0004】図8に示すように、回転式収納装置1a
は、スプロケット54,55間にエンドレスのチェーン
レール56を架設し、そのチェーン57と保管庫2間を
一対のリンク58,59により連結したものからなる。
保管庫2の出入口47から金庫室43内に入れられた保
管庫2にリンク58,59を連結することにより、チェ
ーンレール56まわりに保管庫2が連続するように配置
される。スプロケット54,55を回転してチェーンレ
ール56を移動することにより、保管庫2はチェーンレ
ール56に沿って順次並べられて収納され、必要時には
順次出入口47から営業室44(図9,図10)側に出
庫される。
【0005】一方、特開平4−254658号公報に開
示する「床下収納装置」には、スプロケットでエンドレ
スに回転するチェーンとキャリヤ間を連結アームで結
び、前記チェーンに沿って同一の間隔で長円状に配置さ
れるガイドレールの上面及び側面にキャリヤ側に保持さ
れているガイドローラを当接及び案内させ、チェーンの
移動によりキャリヤに搭載された品物を移送する構造が
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、収納装置にあ
っては、収納効率を高めることが重要な課題である。収
納効率は多数個の保管庫の占める保管庫スペースを当該
保管庫の設置される設置スペースで除算した値で表示さ
れる。金庫室の一部を設置スペースとした場合、この設
置スペースは極力小さいことが望ましく、その狭い金庫
室の部分に数多くの保管庫が収納されることが収納効率
の向上に必要となる。しかしながら、図8で説明した回
転式収納装置1aの場合には、図示のように、チェーン
レール56の前後端に当るコーナ部のC位置では保管庫
43は縦長方向に配置され、C位置から90°反転した
直線部のD位置では横長方向に配置される。このため、
保管庫43を円滑に反転させるためにはチェーンレール
56の直線部間の中央空間部60の面積を大きくとるこ
とが必要になる。従って、保管庫2の占める面積に対し
て中央空間部60の面積が大となり、収納効率を低下さ
せるという問題点がある。この問題点は、特開平4−2
54658号公報に記載の装置の場合も同様に存するも
のである。一方、保管庫2を垂直方向に配置し、上下に
移動させる立形の収納装置もあるが、製作費や据付費が
高く、かつ建物の構造により構築不可能の場合が多い。
【0007】この発明は、以上の問題点を解決するもの
で、従来のものに較べ収納効率が飛躍的に向上すると共
に、水平に設置することにより製作費,据付費が低減出
来、かつ一般的な保管庫のみならずバス形式の保管庫も
出入自在に収納出来、その出入を容易に、かつ迅速に行
うことが出来る回転式収納装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、貴重品を収納する複数個の保管庫を
金庫室内に出入自在に保管する収納装置であって、前記
保管庫が直接又は格納フレームを介して搭載される積載
台を回動可能に支持する走行車輪付きの台車フレーム
と、前記走行車輪を案内すべく前記金庫室内にループ状
に敷設される案内用走行レールと、この案内用走行レー
ルに沿ってループ状に配設されるチェーンレールと、こ
のチェーンレールの駆動手段と、前記チェーンレールに
一端側をピン結合すると共に他端側をそれぞれの前記台
車フレームにピン結合及び固定する一対の揺動リンク及
び固定リンクと、前記台車フレームの回動中心軸に基端
側を連結し先端側に安定ガイドローラを枢支する安定ア
ームと、前記案内用走行レールに沿って略等しいカーブ
となるように配設され、前記安定ガイドローラを案内す
る安定レールを備えることを特徴とする回転式収納装置
を構成する。
【0009】また、更に具体的に前記保管庫が、保管庫
及び/又はバスであり、前記積載台の底面側には、案内
用走行レールに当接して案内されるガイドローラを枢支
するものであり、前記案内用走行レールの前後端のコー
ナ部には、前記ガイドローラを案内する外側安定レール
を併設し、前記固定レールと摺動レールはチェーンレー
ル側から台車ルーム側に向かって角度αの絞り傾斜に配
設することを特徴とする。
【0010】また、前記安定アームは、前記チェーンレ
ールの長手方向の軸線に対し一定角度θで傾斜して配置
され、前記チェーンレールの前記揺動リンク及び固定リ
ンクのチェーンレール側を支持するチェーンの連結用の
ガイドローラピンにはチェーンガイドローラが枢支さ
れ、このチェーンガイドローラは金庫室の床面側にチェ
ーンレールに沿ってループ状に配置されるチェーンガイ
ドレールに保持され、前記金庫室には、保管庫の出入用
の出入口と前記バスの出入用の出入口を形成し、前記保
管庫側にはバスの飛び出し防止用のロック装置を付設す
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】この発明の回転式収納装置によると、台車フレ
ームとチェーンレール側とを連結する一対揺動リンク及
び固定リンクによりチェーンレールの前後位置(コーナ
部)における設置姿勢のままで保管庫はチェーンレール
の直線部に移動されるためチェーンレールの中央空間部
の面積を小さくすることが出来る。また、保管庫は台車
フレームを介して案内用走行レールに案内され、台車フ
レームには安定レールに案内される安定ガイドローラが
設けられるため、保管庫の移動が極めて円滑に、かつ迅
速に行われる。また、バス形式の保管庫はロック装置に
より移送中の飛び出しが防止される。それによりバス形
式の保管庫も通常の保管庫と同様に収納することが出来
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の回転式収納装置を金庫室内に
設置した状態を示す平面図、図2は本実施例の回転式収
納装置の全体概要構造を示す平面図、図3は図2のE矢
視正面図、図4は本実施例の詳細構造を示す拡大部分平
面図、図5は図4の線A−A断面図、図6は図4の線B
−B断面図、図7はチェーンガイドレールまわりのチェ
ーン支持構造を示す断面図である。
【0013】図1に示すように、金融機関の店舗は、金
庫室43,営業室44,ロビー45等からなる。金庫室
43には本実施例の回転式収納装置1が設置され、多数
個のキャスタ付きでない保管庫(以下、単に「保管庫」
という。)2やバス3が順次並べられて収納される。ま
た、金庫室43内には、備え付けの保管棚46が配置さ
れる。金庫室43には保管庫2の出入用の保管庫出入口
47と、バス3の出入用のバス出入口48が開口形成さ
れ、バス出入口48にはバス3の出入を容易にするため
のスロープ台49が配置される。また、営業室44には
多数個の机50が配置される。
【0014】図2乃至図6に示すように、回転式収納装
置1は、大別して、台車フレーム4と、案内用走行レー
ル5と、チェーンレール6と、その駆動手段7と、一対
の揺動リンク8及び固定リンク9と、安定アーム10及
び安定レール11と、バス3の飛び出し防止用のロック
装置12等からなる。
【0015】図5に示すように、固定式の保管庫2は積
載台13上に搭載される。一方、バス3は、図6に示す
ように、積載台13に設けた格納フレーム14内に収納
される。ロック装置12は、格納フレーム14に回動可
能に設けられた開閉扉状のものからなり、閉時において
バス3の側面に当接係合してその飛び出しを防止するも
のである。勿論、それ以外の例えば係止具を用いた構造
等の飛び出し防止機構が採用されてもよい。図5をも参
照して、前記の積載台13の下面には外側ガイドローラ
15が枢支されると共に、ピボット軸16の基端側が固
定される。台車フレーム4は、軸受17を介してピボッ
ト軸16に枢着されるボス部18と、ボス部18をその
中心部に固定する平板部19と、平板部19の四隅に枢
支される走行車輪20等からなる。
【0016】案内用走行レール5は、図4に示すよう
に、外側走行レール21と内側走行レール22からな
り、前後のコーナ部には外側安定レール23(図2)が
配置される。外側走行レール21と内側走行レール22
は、トラック状に同一の間隔でループ状に配置され、台
車フレーム4の走行車輪20を案内する。すなわち、走
行車輪20は、図6に示すように、外側走行レール21
と内側走行レール22の内側に入り込み、それ等に連続
する上面板に当接すると共に、床面24上の床面板25
に接して走行する。外側安定レール23は、積載台13
の外側ガイドローラ15を挟持して案内するレールであ
り、床面24上に固定されるチャンネル部材26に取付
けられている。そして、図4に示すように、ほぼ外側走
行レール21に沿うカーブで、コーナ部にのみ部分的に
配置される。
【0017】チェーンレール6は、チェーン27を前後
の駆動側大スプロケット38と従動側大スプロケット4
0との間に掛け回したもので、内側走行レール22の内
方側において同一の間隔でループ状に配置される。図6
に示すように、床面24上には、チェーンレール6の直
線部に沿って配設したチェーンガイドレール30が固定
される。チェーン27のガイドローラピン28には、後
記する揺動リンク8及び固定リンク9のチェーンレール
6側の基端部が連結される。そして、チェーン27のガ
イドローラピン28に、チェーンガイドローラ29が枢
支される。一方、チェーンガイドローラ29は、チェー
ンガイドレール30の内部を摺接しこれに沿って案内さ
れる。
【0018】次に、チェーンレール6の駆動手段7を、
図2,図4,図5,図6等により説明する。チェーンレ
ール6の内輪における床面24上には、図5に示すよう
に、モータベース31が載置され、その上面には減速機
付きのギヤードモータ32が固定される。ギヤードモー
タ32の出力軸33には、駆動側小スプロケット34が
固定される。一方、床面24上に載置されるスプロケッ
ト支持台35には、スプロケット軸36が枢支され、ス
プロケット軸36には、従動側小スプロケット37と駆
動側大スプロケット38が連結される。駆動側小スプロ
ケット34と従動側小スプロケット37との間には、駆
動チェーン39が掛け回される。一方、図2に示すよう
に、駆動側大スプロケット38と相対向するチェーンレ
ール6の後端側には、床面24上に支持されて従動側大
スプロケット40が設けられる。従動側大スプロケット
40は、駆動側大スプロケット38と同一形状のものか
らなり、両スプロケット38,40間にはチェーンレー
ル6が掛け回される。上記の構成により、ギヤードモー
タ32を作動することによりチェーンレール6が移動す
る。
【0019】揺動リンク8及び固定リンク9は、保管庫
2やバス3に対応する数だけ配設される一対のリンク群
からなり、その基端側を図7に示すように、チェーン2
7のガイドローラピン28に連結し、チェーンレール6
側に枢支されることは前記したとおりである。揺動リン
ク8の他端側は、図4及び図6に示すように、台車フレ
ーム4にピン41を介して連結される。一方、固定リン
ク9は、図4,図5,図6に示すようにその他端側を台
車フレーム4に固着する。また、揺動リンク8と固定リ
ンク9は、台車フレーム4からチェーンレール6側に向
かって両者の連結部同士の間隔がやや広がるように、角
度α(図4)だけ傾斜して配設されることにより、台車
フレーム4を案内用走行レール5の前後端コーナ部で円
滑に90°回動させるべく助成する機能を果す。
【0020】図5,図6に示すように、積載台13のピ
ボット軸16の先端には、安定アーム10の基端側が連
結する。安定アーム10の先端には安定ガイドローラ4
2が枢支される。一方、外側走行レール21と内側走行
レール22の間には、安定ガイドローラ42をガイドす
る安定レール11が配置される。安定レール11は、台
車フレーム4の走行車輪20が外側走行レール21と内
側走行レール22に沿って移動する際に、安定アーム1
0を一定角度θ(図4)に保持するに必要な軌跡に沿っ
てカーブを描くように敷設される。
【0021】この結果、積載台13に連結する外側ガイ
ドローラ15と安定ガイドローラ42が外側安定レール
23と安定レール11に沿って直線部からコーナ部にか
けて移動する間に、台車フレーム4は、揺動リンク8と
固定リンク9のリンクモーションと台車フレーム4の走
行車輪20の走行レール5に沿う移動により、ピボット
軸16を中心として円滑に90°回動する。これにより
保管庫2は姿勢を変えずにチェーンレール6に沿って移
動する。なお、安定アーム10の角度θは不変である
が、揺動リンク8と固定リンク9間の角度αはチェーン
レール6の直線部とコーナ部では変化しコーナ部で角度
が小さくなる。この角度変化は揺動リンク8と固定リン
ク9がチェーン27にピン結合されているため円滑に行
われる。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。営業時
間中に営業室44内にあった貴重品等は、営業時間外に
なると、保管庫2内又はバス3内に収納される。保管庫
2は保管庫出入口47から金庫室43内に入れられ、積
載台13上に搭載される。一方、バス3は、スロープ台
49を介しバス出入口48から投入され、格納フレーム
14を有する積載台13上に搭載されると共に、ロック
装置12により飛び出しが防止される。駆動手段7のギ
ヤードモータ32を作動してチェーンレール6を移動す
ることにより多数個の保管庫2及びバス3がチェーンレ
ール6に沿って次々と搭載され、保管される。
【0023】保管完了後、所望の保管庫2又はバス3を
取り出すには次のようにして行う。図略の制御装置の操
作盤等を作動し、必要な保管庫2又はバス3を指定する
と、ギヤードモータ32がその分だけ作動し、所定の保
管庫2又はバス3を保管庫出入口47又はバス出入口4
8まで移動する。これにより、出入が自動的に、かつ容
易に行われる。更に詳しく説明すると、ギヤードモータ
32を作動すると出力軸33が回転し、駆動側小スプロ
ケット34,駆動チェーン39,従動側小スプロケット
37が回転し、駆動側大スプロケット38と従動側大ス
プロケット40間でチェーンレール6が循環移動する。
チェーンレール6のチェーン27には揺動リンク8及び
固定リンク9が連結されているためチェーン27の移動
に伴ってこれ等のリンク8,9が移動する。揺動リンク
8及び固定リンク9は、台車フレーム4に連結している
ため台車フレーム4が移動する。
【0024】台車フレーム4の走行車輪20は、外側走
行レール21と内側走行レール22にガイドされるた
め、台車フレーム4は、これ等の案内用走行レール5に
沿って移動する。従って、チェーンレール6の直線部か
らコーナ部にかけて台車フレーム4は90°回動する。
一方、積載台13は軸受17を介して台車フレーム4に
連結するため、積載台13は、台車フレーム4が回動し
てもそのままの姿勢を保つ。すなわち、一定角度θで保
持される安定アーム10が安定レール23に沿って移動
するため、積載台13は、一定の姿勢に保持される。ま
た、積載台13には外側ガイドローラ15が設けられ、
外側ガイドローラ15はコーナ部において安定レール2
3にガイドされて移動するため、積載台13は不動状態
で走行部及びコーナ部を移動する。
【0025】以上により図1,図2に示すようにチェー
ンレール6で囲まれる中央空間部60の巾寸法を従来技
術に較べて非常に小さくすることが出来る。それによ
り、保管庫2が縦長方向に配置されても設置スペースを
小さくすることが出来ると共に隣接する保管庫2間のピ
ッチ寸法を小さくとることが出来る。このため、従来の
ものより多数個の保管庫2等を同一長さのチェーンレー
ル6に沿って配設することが可能になる。
【0026】以上の説明において、保管庫2,バス3を
図示の構造のものとしたがそれに限定するものではな
い。また、駆動手段7もギヤードモータ32に限定する
ものではなく、制御手段により自動制御されるステッピ
ングモータ,パルスモータその他のモータ及びエンコー
ダ等を採用してもよい。また、駆動手段の駆動機構も本
実施例の構造に限定するものではなく、歯車機構,ベル
ト機構等も採用される。更に、前記したようにロック装
置12も図示のものに限らず、フック式のもの、係止ピ
ン等を用いたもの、ワイヤ類を用いたもの等も採用され
る。また、スロープ台49は転動式のものでもよい。一
方、保管庫出入口47側にもスロープ台49のようなも
のを用いてもよい。また、本実施例は金融機関の金庫室
43について説明したが、その他の目的、例えば一般の
物品収納用にも利用出来る。
【0027】
【発明の効果】この発明の回転式収納装置は以上のよう
に構成したので、次のような顕著な効果を奏する。 1)保管庫をチェーンレールの直線部からコーナ部のす
べての位置において同一の姿勢に保持させることが出来
るため、チェーンレール間の中央空間部のスペースを従
来技術に較べて小スペースにすることが出来る。また、
縦長に保管庫を並べることにより隣接する保管庫間のピ
ッチが小さくなり、同一の長さのチェーンレール内に従
来よりも多数個の保管庫を並べることが出来る。そのた
め、収納効率を大巾に向上することが出来る。 2)自動出入が可能なため、保管庫の迅速な出入が可能
になり、出入作業効率が向上する。 3)固定式の保管庫のみならず、キャスタ付のバスも保
管することが出来る。また、ロック装置を用いることに
より移動時におけるバスの飛び出しが防止され安全管理
が出来る。 4)立型の収納装置に較べて製作費,据付費が安くな
り、コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回転式収納装置を金庫室
内に設置した状態を示す平面図である。
【図2】本実施例の全体構造を示す平面図である。
【図3】図2のE矢視の正面図である。
【図4】本実施例の詳細構造を示す拡大部分断面図であ
る。
【図5】図4の線A−A断面図である。
【図6】図4の線B−B断面図である。
【図7】本実施例の揺動リンク,固定リンクの連結され
るチェーンガイドローラ廻りの部分断面図である。
【図8】従来の回転収納装置の平面図である。
【図9】営業時間中における金融機関の店舗内の平面図
である。
【図10】営業時間外における店舗内の平面図である。
【図11】バスを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転式収納装置 2 保管庫 3 バス 4 台車フレーム 5 案内用走行レール 6 チェーンレール 7 駆動手段 8 揺動リンク 9 固定リンク 10 安定アーム 11 安定レール 12 ロック装置 13 積載台 14 格納フレーム 15 外側ガイドローラ 16 ピボット軸 17 軸受 18 ボス部 19 平板部 20 走行車輪 21 外側走行レール 22 内側走行レール 23 安定レール 24 床面 25 床面板 26 チャンネル部材 27 チェーン 28 ガイドローラピン 29 チェーンガイドローラ 30 チェーンガイドレール 31 モータベース 32 ギヤードモータ 33 出力軸 34 駆動側小スプロケット 35 スプロケット支持台 36 スプロケット軸 37 従動側小スプロケット 38 駆動側大スプロケット 39 駆動チェーン 40 従動側大スプロケット 41 ピン 42 安定ガイドローラ 43 金庫室 44 営業室 45 ロビー 46 保管棚 47 保管庫出入口 48 バス出入口 49 スロープ台 50 机 60 中央空間部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴重品を収納する複数個の保管庫を金庫
    室内に出入自在に保管する収納装置であって、前記保管
    庫が直接又は格納フレームを介して搭載される積載台を
    回動可能に支持する走行車輪付きの台車フレームと、前
    記走行車輪を案内すべく前記金庫室内にループ状に敷設
    される案内用走行レールと、この案内用走行レールに沿
    ってループ状に配設されるチェーンレールと、このチェ
    ーンレールの駆動手段と、前記チェーンレールに一端側
    をピン結合すると共に他端側をそれぞれの前記台車フレ
    ームにピン結合及び固定する一対の揺動リンク及び固定
    リンクと、前記台車フレームの回動中心軸に基端側を連
    結し先端側に安定ガイドローラを枢支する安定アーム
    と、前記案内用走行レールに沿って略等しいカーブとな
    るように配設され、前記安定ガイドローラを案内する安
    定レールを備えることを特徴とする回転式収納装置。
  2. 【請求項2】 前記保管庫が、キャスタ付きでない保管
    庫及び/又はキャスタ付きの保管庫である請求項1に記
    載の回転式収納装置。
  3. 【請求項3】 前記積載台の底面側には、案内用走行レ
    ールに当接して案内されるガイドローラを枢支してなる
    請求項1に記載の回転式収納装置。
  4. 【請求項4】 前記案内用走行レールの前後端のコーナ
    部には、前記ガイドローラを案内する外側安定レールを
    併設してなる請求項3に記載の回転式収納装置。
  5. 【請求項5】 前記固定レールと摺動レールはチェーン
    レール側から台車フレーム側に向かって角度αの絞り傾
    斜に配設してなる請求項1に記載の回転式収納装置。
  6. 【請求項6】 前記安定アームは、前記チェーンレール
    の長手方向の軸線に対し一定角度θで傾斜して配置され
    るものである請求項1に記載の回転式収納装置。
  7. 【請求項7】 前記チェーンレールの前記揺動リンク及
    び固定リンクのチェーンレール側を支持するチェーンの
    連結用のガイドローラピンにはチェーンガイドローラが
    枢支され、このチェーンガイドローラは金庫室の床面側
    にチェーンレールに沿ってループ状に配置されるチェー
    ンガイドレールに保持されるものである請求項1に記載
    の回転式収納装置。
  8. 【請求項8】 前記金庫室には、キャスタ付きでない保
    管庫の出入用およびキャスタ付きの保管庫の出入用の保
    管庫出入口を形成してなる請求項1に記載の回転式収納
    装置。
  9. 【請求項9】 前記保管庫側にはキャスタ付きの保管庫
    の飛び出し防止用のロック装置を付設してなる請求項1
    に記載の回転式収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7328442B2 (en) * 2005-03-17 2008-02-05 Quantum Corporation Robotic corner negotiating systems and methods for automated storage libraries
CN115196228A (zh) * 2022-07-15 2022-10-18 广州君行餐饮管理服务有限公司 一种智能冷链储物库

Cited By (2)

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