JP2007224719A - 自動貸金庫設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動貸金庫設備を増設したり、複数のユニットをセットで設置したりするにおいて、顧客の利便性を向上させる。
【手段】ユニット1の重なり合った壁に穴46を開けて、格納庫2の内部に、穴46を介して両ユニット1の間に収納箱11を移し替えできる転送用コンベヤ23を設置する。顧客はいずれのユニット1のブース3を使用できるため、使用者の待ち時間を無くすか又は半減することができて、利便性を格段に向上できる。
【選択図】図4
【手段】ユニット1の重なり合った壁に穴46を開けて、格納庫2の内部に、穴46を介して両ユニット1の間に収納箱11を移し替えできる転送用コンベヤ23を設置する。顧客はいずれのユニット1のブース3を使用できるため、使用者の待ち時間を無くすか又は半減することができて、利便性を格段に向上できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、自動貸金庫設備に関するものである。
自動貸金庫設備は、多数の収納箱(金庫ケース)を格納できる棚装置と、顧客が収納箱に物品の出し入れ操作を行うブースと、ブースと格納庫との間に収納箱を移動させる移動機構とを備えているが、これらを一つのカバー板で囲ってユニット化したものがある(例えば実公平3−62875号公報参照)。
このユニットタイプの自動貸金庫設備は、建物に大規模な工事を施す必要がないため、銀行のみでなく例えばコンビニエンスストアやホテル、或いは駅の構内などの様々の場所に設置することができる利点がある。また、増設が簡単である利点もある。
前記のとおり、ユニットタイプの自動貸金庫設備は増設が簡単な利点があるが、従来は、既設のユニットに新設のユニットを単に並設して、それぞれのユニットは独立して使用されていた。
ところで、ユニットタイプの自動貸金庫設備を増設するのは、言うまでもなく、既設のユニットの使用者数が飽和したかそれに近い状態になっているからに他ならず、このような状態では、既設のユニットの使用頻度は必然的に高くなっている。
これに対して、新設したユニットは使用者が少ないため、いわば遊んでいる状態が生じる。このため、既設のユニットには使用者が並んでいるのに新設のユニットは遊んでいるというアンバランスが発生して、自動貸金庫設備全体としての能力を有効利用できないのみならず、既設のユニットの使用者と新設のユニットの使用者とに待ち時間の不公平が生じる虞があった。
この使用頻度のアンバランスは、新設したユニットの使用者数が増えるに従って徐々に解消されて行くが、仮に使用頻度のアンバランスが解消されても、顧客は自分の使用すべきユニットを一々確認しなければならないため面倒であるのみならず、たまたま特定のユニットの使用者が立て込むことにより、特定のユニットだけに使用者が並んでいるというような状態が発生する虞もあり、いずれにしてもユーザーフレンドリー性に欠ける点は否めなかった。
本発明は、このような現状への不満を端緒としてなされたもので、使用者数の増大へのフレキシビリティが高く、しかも、ユーザーフレンドリーな自動貸金庫設備を提供することを課題とするものである。
本願発明の自動貸金庫設備は、平面視で四角形に形成された格納庫の一端部に物品出し入れ作業用のブースが一体に設けられたものを1つのユニットとして、複数のユニットを、前記ブースを同じ側に位置させて並列に重ねて配置している。前記各ユニットには、多数の収納箱を格納できる棚装置と、前記棚装置に収納箱を出し入れするスタッカクレーンと、前記スタッカクレーンと前記ブースとの間に収納箱を移し替る搬送機構とがそれぞれ設けられており、更に、各ユニットにおいてそれぞれ格納庫とブースとは隔壁で仕切られていると共に、各ブースにはそれぞれ錠付きの扉を設けている。
そして、前記隣り合ったユニットはカバー板で仕切られており、前記カバー板には、隣り合ったユニットの間に収納箱を転送するための窓穴が空いており、各ユニットに、前記窓穴を介して隣り合ったユニットの収納箱搬送路に収納箱を移し替るための転送手段が設けられており、前記転送手段により、各ユニットのブースで別のユニットの棚装置に格納されている収納箱を使用可能になっている。
請求項2の発明では、請求項1において、前記各ユニットの外周はそれぞれ扉を除いてカバー板で覆われており、隣り合ったユニットにおけるカバー板が互いに重なっている。
本願発明では、各ユニットのブースに他のユニットから収納箱を取り出すことができるため、顧客は自分の借りている収納箱が格納されているユニットとは別のユニットに設けた操作部を使用することができる。
従って、使用者の待ち時間を無くすか又は少なくできると共に、一々ブースを確認する手間を無くすか又は少なくすることができるのであり、その結果、使用者の便宜を格段に向上することができる。
また、ユニット化されたものを使用するものであるため、部材の共通化によってコストを抑制することができる。
ところで、自動貸金庫設備では、一般に、格納庫の内部には2対の棚装置が相対向して配置されており、両棚装置の間の通路をスタッカクレーンが走行するようになっている。棚からスタッカクレーンで取り出された収納箱は、格納庫のうちブースの近くの端部まで搬送され、それから、別のコンベヤによってブースに搬送されるようになっている。
その場合、スタッカクレーンに収納箱を出し入れするにおいて、収納箱は、スタッカクレーンの水平走行方向と直交した方向(すなわち棚の奥行き方向)に移動するため、コンベヤは一方の棚の側にずらしている(換言すると、一方の棚の端部にコンベヤを配置している)。
そして、第1実施形態のように、2つのユニットのコンベヤを背中合わせに配置すると、スタッカクレーンと干渉したり収納箱の格納量を減少させたりすることなく転送手段を設けることができると共に、転送手段での収納箱の移動距離が小さくなるため、転送速度を速くすることができる。
従って第1実施形態によると、既存のユニットをそのまま使用するにおいて特に好適である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態(図1〜図9)
図1〜図9では第1実施形態を示している。このうち図1は自動貸金庫設備の外観斜視図であり、本実施形態では、2つのユニット1を並列に並べて重ねて配置している。
図1〜図9では第1実施形態を示している。このうち図1は自動貸金庫設備の外観斜視図であり、本実施形態では、2つのユニット1を並列に並べて重ねて配置している。
各ユニット1は、平面視で長方形に形成された格納庫2と、格納庫2の一端部に一体に設けた操作用のブース3とを備えている。格納庫2及びブース3とも、その壁と天井は二重式のカバー板4で囲われている。
ブース3は扉5を備えており、扉5には、顧客に発行されているカードを読み取る入室用カードリーダ6と電子錠(図示せず)とを設けている。なお、入室用カードリーダ6はブース3の壁面に設けても良い。
(1)-1.概要
図2はユニット1の構造を大雑把に示す破断斜視図、図3はブース3の内部を大雑把に示す斜視図、図4は自動貸金庫設備の端部の平断面図である。まず、これらの図に基づいて概要を説明する。
図2はユニット1の構造を大雑把に示す破断斜視図、図3はブース3の内部を大雑把に示す斜視図、図4は自動貸金庫設備の端部の平断面図である。まず、これらの図に基づいて概要を説明する。
ブース3の内部には、操作口7が空いたテーブル8を配置しており、テーブル8には、確認用カードリーダ9とタッチ式の操作パネル10とを設けている。なお、確認用カードリーダ9等の機器は壁に取付けても良い。テーブル8は、2つのユニット1において互いに背中合わせ状となるように偏らせて配置している(従って、両ユニット1の扉5は右開きと左開きとに互いに異なっている)。
テーブル8の操作口7に収納箱11が上昇するようになっている。図3(B)からおおよそ理解できるように、収納箱11は、本体11aとこれに被さった蓋11bとから成っており、全体としては、平面視でユニット1と同じ方向に長く延びる長方形になっている。本体11aの四周のうち長手側面には下向き鉤状の係止部12を設けている。蓋11には錠14を設けている。
更に、蓋11bは、格納庫2の側に位置した端部を中心に跳ね上げ回動できるように蝶番によって本体11aに取付けられている。
テーブル8の操作口7は、非使用時には水平移動式のシャッター13で塞がれており、使用時には、収納箱11が上昇した後にシャッター13が開いて、物品の出し入れを行うことができる。本例では、収納箱11は操作口7から取り出すことはできないようになっている。物品の出し入れが終了してから蓋11bを閉じて錠を掛け、それから操作パネルの返却ボタンを押すと、シャッター13が閉じてから収納箱11が下降する。
格納庫2とブース3とは隔壁15及び点検用扉16によって仕切られている。そして、格納庫2の内部には、多数の収納箱11を多列・多段に格納できるラック方式の2つの棚装置17が相対向して配置されており、両棚装置17の間に、スタッカクレーン18の走行通路が形成されている。
スタッカクレーン18は、一対のマスト(支柱)19に移載台20を昇降自在に取付けた基本構造になっており、地レール21と天レール(図示せず)とにガイドされて水平走行する。詳細は省略するが、移載台20には、収納箱11を棚装置17に出し入れするため、スライドアーム方式等のピッキング機構を設けている。スライドアームを収納箱11の係止部12に引っ掛けて押し引きすることにより、収納箱11を棚装置17に出し入れすることができる。
また、棚装置17は、支柱(縦フレーム)や補強桟、収納箱11が載る支持フレーム、或いは収納箱11の飛び出し防止用ロック機構などを備えているが、これらも本願発明との関連は薄いので説明は省略する。
格納庫2の内部のうちブース3に近い端部でかつテーブル8よりも低い高さ位置に、スタッカクレーン18とブース3とに収納箱11を受け渡す第2搬送機構の一環を成すローラ式の中間コンベヤ22を設けている。2つのユニット1においてブース3は背中合わせ状に配置されているため、2つのユニット1の中間コンベヤ22も隣合った状態で配置されている。
そして、格納庫2には、2つの中間コンベヤ22の間に収納箱11を受け渡す転送手段の一例として、ベルト式の転送コンベヤ23を配置している。これらの点を、図5以下の図面に基づいて次に説明する。
(1)-2.中間コンベヤ及び転送用コンベヤ
図5は中間コンベヤ22及び転送コンベヤ23の要部平面図、図6は図5のVI−VI視断面図、図7は図5の VII-VII視断面図、図8は図5のVIII−VIII視断面図、図9は図4のIX−IX視断面図である。
図5は中間コンベヤ22及び転送コンベヤ23の要部平面図、図6は図5のVI−VI視断面図、図7は図5の VII-VII視断面図、図8は図5のVIII−VIII視断面図、図9は図4のIX−IX視断面図である。
中間コンベヤ22は、平行に配置された一対の固定フレーム24と、これに適当な間隔で回転自在に取付けられたローラ25の群とを備えており、各ローラ25の一端部にスプロケット(又はプーリ)26を設けて、これらのスプロケット26にチェーン(或いはタイミングベルト等のベルト)27を巻き掛けている。チェーン27は図示しないモータで駆動される。
転送コンベヤ23は、中間コンベヤ22を横切る状態で延びる一対(3本以上でも良い)のベルト29を備えており、ベルト29は、昇降フレーム30に設けた一対のメインプーリ31に巻掛けられている。また、昇降フレーム30には、ベルト29を支持する多数の支持プーリ32を設けている(他にテンションを掛けるアイドルプーリを設けても良い)。ベルト29は、プーリ(ギア)31に噛み合うようにタイミングベルト方式になっており、かつ、外面にも、収納箱11との摩擦を大きくするため細かいピッチで歯を形成している。
昇降フレーム30は中間コンベヤ22における隣合ったローラ25の間に位置しているため、図7に示すように、ローラ25が取付く固定フレーム24には、昇降フレーム30との干渉を防止するため、上向きに開口した切り開き溝33を形成している。また、図8に示すように、チェーン27と昇降フレーム30との干渉を回避するため、昇降フレーム30の下方位置にアイドルスプロケット34を設けている。
前後の昇降フレーム30は、固定フレーム24の箇所を除いた位置においてステー35,36によって一体に連結されており、このうち中間コンベヤ22の外側に位置したステー35にモータ37を固定し、このモータ37で主動軸39を駆動するようになっている。
中間コンベヤ22の下方に位置したステー36には昇降ベース39を固定しており、このベース39に固定した可動式ガイド体40を、固定フレーム24に固定した固定式ガイド体41に昇降自在に装着している。両ガイド体40,41は蟻溝方式になっているが、軸とブッシュとによるガイドやリンク機構による昇降など、他のガイド方式を採用しても良い。なお、昇降ベース39を昇降フレーム30に直接に固定しても良い。
昇降ベース39を図示しない駆動手段で上下動させることにより、転送コンベヤ23を、その上面(搬送面)が中間コンベヤ22の上面よりも低い下降位置と高い上昇位置とに切り換えることができる。
昇降手段としては、鉛直方向に延びるねじ軸を使用したねじ方式や、ラックとピニオンとからなるギア方式、偏心カム等のカムを使用した方式、クランク機構を使用した方式、或いは電磁ソレノイドを使用した方式など、様々の方法を採用することができる。転送用コンベヤ23を固定式にして、中間コンベヤ22を昇降式とすることも可能である。
2つのユニット1における転送用コンベヤ23の端部は互いに近接している。また、図5及び図6に示すように、中間コンベヤ22の外側(カバー板4に近い側)でかつ転送コンベヤ23の外側位置には、収納箱11の搬送位置を規制するための固定ガイド体43を設けている。
また、中間コンベヤ22の外側でかつ転送用コンベヤ23と重なる部位には、昇降式ガイド体44を配置している。昇降ガイド体44は電磁ソレノイド等の昇降手段によって駆動される。
また、転送コンベヤ23を挟んだ両側でかつ中間コンベヤ22の外側には、当該転送コンベヤ23による収納箱11の搬送をガイドするガイド部材45を設けている。いうまでもないが、両ユニット1のカバー板4には、転送コンベヤ23に収納箱11を移し替えできるように窓穴46が空いている。なお、両ユニット1における互いに重なったカバー板(壁)4のうちいずれか一方を無くしてしまうことも可能である。
(1)-3.端部コンベヤ
図9に示すように、ブース3におけるテーブル8の下方には、搬送路に設けた搬送機構の一環として、中間コンベヤ22との間で収納箱11を受け継ぐ端部コンベヤ47を設けている。端部コンベヤ47は、左右2対ずつのベルト48を備えたベルト方式になっており、ベルト48はモータ49で駆動される。
図9に示すように、ブース3におけるテーブル8の下方には、搬送路に設けた搬送機構の一環として、中間コンベヤ22との間で収納箱11を受け継ぐ端部コンベヤ47を設けている。端部コンベヤ47は、左右2対ずつのベルト48を備えたベルト方式になっており、ベルト48はモータ49で駆動される。
この場合、ベルト48が巻掛けられているプーリ50が取付けられている左右のフレーム51は収納箱11の左右内側に位置するように配置されており、かつ、操作口7の下方には、平面視で端部コンベヤ47を外側から囲うように平面視でコ字状に形成された昇降台52が配置されている。この昇降台52も搬送路を構成する搬送機構の一環を成すものである。
昇降台52は機枠53に昇降自在に装着されており、図示しない駆動手段によって昇降させることができる。転送用コンベヤ23の場合と同様に、昇降駆動手段はねじ式等の様々の機構を採用できる。
(1)-4.操作・制御・作動
この設備では、顧客はいずれのユニット1のブース3も使用することができる。その際の顧客の使用手順や制御態様、各装置類の動きの概略を、図10のフローチャートを参照して説明する。
この設備では、顧客はいずれのユニット1のブース3も使用することができる。その際の顧客の使用手順や制御態様、各装置類の動きの概略を、図10のフローチャートを参照して説明する。
顧客(使用者)が一方のユニット1の入室用カードリーダ6にカードを通すと、センターパソコン(中央制御装置)で正規ユーザーか否かが確認され、正規ユーザーの場合は扉5が解錠される。これにより、顧客はブース3に入室し、ブース内の確認用カードリーダ9に再びカードを通す。
また、正規ユーザーであることが確認されると、その顧客の収納箱11がどちらのユニット1に格納されているか否かが判断され、一方のユニット(ブースを使用しているユニット)に格納されている場合は、スタッカクレーン18の走行→収納箱11の取り出し→スタッカクレーン18の走行→中間コンベヤ22への受け渡し→端部コンベヤ47への受け渡し→昇降台52への受け渡し→昇降台52の上昇→シャッター13の開作動、という順序で作動し、これによってコンベヤは収納箱11を使用できる。
物品の出し入れが済んで顧客が返却ボタンを押すと、シャッター13が閉じてから昇降台52が下降し、前記と逆の経路で収納箱11は元の格納場所に戻される。
収納箱11が他方のユニット1に格納されている場合は、番地を確認したのち、他方のユニットにおいて、スタッカクレーン18を駆動しての収納箱11の取り出し→中間コンベヤ22への載せ換え→転送用コンベヤ23及び昇降式ガイド体44の上昇→転送用コンベヤ23の駆動という順序で動作が行われる。
そして、他方のユニット1の転送用コンベヤ23の上昇と同時に一方のユニット1での転送用コンベヤ23と昇降式ガイド体44とが上昇し、両ユニット1の転送用コンベヤ23が同時に駆動されることにより、一方のユニット1から他方のユニット1に収納箱11が移し替えられ、それから、一方のユニットでは、転送用コンベヤ23が下降して収納箱11が中間コンベヤ22に載せ換えられ、次いで、前記と同じ手順でブース3に搬送される。返却時は逆の作動になる。
このように、顧客は、いずれのユニット1のブース3も使用できるため、待ち時間を無くすか又は半減させることができて、使用者の利便性を著しく向上させることができる。
設備全体の制御は1台のセンターパソコンによって行われる。センターパソコンとしては、いずれか一方のユニット1に設置されているものを使用することができ、このため、設備全体としてのコストを抑制できる。
なお、ユニット1を製造するにおいて、転送用コンベヤ23等の転送手段を予め組み込んだ状態で出荷しておいても良いし、増設時に転送手段を取付けても良い。更に、当初から2つのユニット1を一組として出荷しても良いことは言うまでもない。
(2).第2実施形態(図11)
図11では、転送用コンベヤの別例である第2実施形態を示している。
図11では、転送用コンベヤの別例である第2実施形態を示している。
このうち(A)では、両方の格納庫2に、中間コンベヤ22の固定フレーム24の間に位置した第1転送用コンベヤ23aとその外側に位置した第2転送用コンベヤ23bとを設けている。このようにすると、固定式フレーム24には加工を施す必要がない。
(B)に示す例では、固定式フレーム24の間に第1転送用コンベヤ23aをそれぞれ設け、両格納庫2を貫通した状態で共通コンベヤ23cを設けている。更に、(C)に示す例では、両格納庫2を貫通した状態で1本だけの転送用コンベヤ23dを配置している。(C)の形態では駆動の制御が簡単になる利点がある。
(3).第3実施形態(図12)
図12に示す第3実施形態では、転送用コンベヤ23を格納庫2の上部に配置している。この場合は、収納箱11はブース3の上部に移動してからリフト機構(図示せず)によって下降して使用者の手元に届くことになる。このため、ブース3には、鉛直姿勢の扉(シャッター)56を設けている。
図12に示す第3実施形態では、転送用コンベヤ23を格納庫2の上部に配置している。この場合は、収納箱11はブース3の上部に移動してからリフト機構(図示せず)によって下降して使用者の手元に届くことになる。このため、ブース3には、鉛直姿勢の扉(シャッター)56を設けている。
(4).第4実施形態(図13)
図13に示すのは第4実施形態で、中間コンベヤ22は端部コンベヤ47との間にローラ方式の水平旋回コンベヤ55を配置し、更に、隣合った水平旋回コンベヤ55の間に転送コンベヤ23を配置している。旋回コンベヤ55と転送コンベヤ23とは棚装置17の外側に配置している。なお、第1実施形態の昇降式転送コンベヤ23や本実施形態の水平旋回式コンベヤ55は、収納箱11を別々の格納庫2に移し替る捌き手段の一例である。
図13に示すのは第4実施形態で、中間コンベヤ22は端部コンベヤ47との間にローラ方式の水平旋回コンベヤ55を配置し、更に、隣合った水平旋回コンベヤ55の間に転送コンベヤ23を配置している。旋回コンベヤ55と転送コンベヤ23とは棚装置17の外側に配置している。なお、第1実施形態の昇降式転送コンベヤ23や本実施形態の水平旋回式コンベヤ55は、収納箱11を別々の格納庫2に移し替る捌き手段の一例である。
本実施形態では、収納箱11は水平旋回式コンベヤ55と転送用コンベヤ23とを経由して任意の格納庫2の間に移行できるため、ユニット1を3連以上配置しても、任意のユニット1のブース3に任意の格納庫2から収納箱11を呼び出すことができる。
ところで、この種の自動貸金庫設備では、棚装置17から収納箱11が飛び出さないように、棚装置17の裏側に、各収納箱11の係止部12に引っ掛かるバーを備えたオールロック装置を配置しており、このため、平面視で棚装置17と重なる部位に転送用コンベヤ23を配置すると、オールロック装置と転用コンベヤ23とが干渉することがある。
これに対して、この第4実施形態のように、棚装置17の外側に転送コンベヤ23を配置すると、オールロック装置と転送コンベヤ23とか干渉することはないため、従来の棚装置17をそのまま使用できる利点がある。また、転送コンベヤ23とスタッカクレーン18との干渉もないため、スタッカクレーン18の通路を横切るような状態で転送コンベヤ23を配置することができ、その結果、簡単な構造でありながら、3連以上のユニット1を接続することができる。
(5).第5〜6実施形態(図14〜図15)
図14に示す第5実施形態では、水平旋回式コンベヤ55をベルト方式にした例を示している。符号56がベルトである。
図14に示す第5実施形態では、水平旋回式コンベヤ55をベルト方式にした例を示している。符号56がベルトである。
図15に示す第6実施形態では、水平旋回式コンベヤ55を昇降式に構成している。このように構成すると、中間コンベヤ22や端部コンベヤ48等と密接した状態であっても、上昇又は下降させることにより、それら中間コンベヤ22等と干渉することなく水平旋回させることができるため、収納箱11を安定した状態で受け渡すことができる利点がある。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば収納箱の搬送手段やローラ式やベルト式のコンベヤには限らず、様々の機構を採用できる。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば収納箱の搬送手段やローラ式やベルト式のコンベヤには限らず、様々の機構を採用できる。
また、ユニット間に収納箱を転送すると転送時間が掛かることは否めないから、顧客のカードに、例えば、「Aブース優先使用」や「両方のブースで使用できますが、Aブースの方が待ち時間は短くなります」というように、優先的に使用すべきブースを表示(記載)しておき、先客が使用中のときだけ他のユニットのブースを使用するように慫慂することも可能である。
また、既設のユニットに新たなユニットを並設した場合、両者において格納密度に大きな開きがあるため、営業終了後のような適当な時に、既設のユニットの契約済収納箱と新設のユニットの契約済収納箱とを移し替えて、契約済収納箱の密度を平準化することも可能である。転送手段を設けたことにより、このような平準化も可能になる。
1 ユニット
2 格納庫
3 操作用のブース
4 カバー板
5 扉
7 操作口
11 収納箱
13 シャッター
17 棚装置
18 移載装置の一例のスタッカクレーン
22 搬送路に設けた搬送機構の一環を成す中間コンベヤ
23 転送手段の一例としての転送コンベヤ
46 窓穴
2 格納庫
3 操作用のブース
4 カバー板
5 扉
7 操作口
11 収納箱
13 シャッター
17 棚装置
18 移載装置の一例のスタッカクレーン
22 搬送路に設けた搬送機構の一環を成す中間コンベヤ
23 転送手段の一例としての転送コンベヤ
46 窓穴
Claims (4)
- 平面視で並列状又は直列状に配置された複数の格納庫を備えており、
前記各格納庫には、多数の収納箱を格納できる棚装置と、この棚装置に収納箱を出し入れする移載装置とがそれぞれ設けられており、
更に、少なくとも1つの格納庫に、棚装置から取り出されて搬送されてきた収納箱に使用者(顧客)が物品を出し入れ作業を行うための操作部を併設している自動貸金庫設備であって、
各格納庫における収納箱の搬送路を転送手段によって接続することにより、収納箱を複数の格納庫と1つの操作部との間に搬送することが可能ならしめられている、
自動貸金庫設備。 - 平面視で四角形に形成された格納庫の一端部に物品出し入れ作業用のブースを一体に設けたものを1つのユニットとして、複数のユニットを、ブースが同じ側に位置するようにして並列状に配置しており、
各ユニットの適宜部位に、隣合ったユニットの収納箱搬送路に収納箱を移し換えできる転送手段が設けられている、
請求項1に記載した自動貸金庫設備。 - 平面視で四角形に形成された格納庫の一端部に物品出し入れ作業用のブースを一体に設けたものを1つのユニットとして、2つのユニットを、ブースが同じ側に位置するようにして並列状に配置してなり、
各格納庫の内部には、水平走行するコラムに移載台を取付けたスタッカクレーンと、スタッカクレーンの走行通路を挟んだ両側に配置された棚装置とが設けられており、
両ユニットにおいてブースが設けられている端部に、スタッカクレーンとブースとに収納箱を受け渡すための搬送機構を、それら搬送機構が互いに背中合わせ状となるようにスタッカクレーンの走行経路を挟んだ片側にずらして配置しており、
これら両ユニットの搬送機構の間に、当該両搬送装置に収納箱を受け渡しできるコンベヤ等の転送手段を配置している、
請求項2に記載した自動貸金庫設備。 - 複数の格納庫よりなる格納庫群と、顧客が収納箱に物品を出し入れ作業を行うための1つ又は複数のブースとを備えており、
前記各格納庫には、多数の収納箱を格納できる棚装置と、この棚装置に収納箱を出し入れするスタッカクレーン等の移載装置とがそれぞれ設けられており、
これら各格納庫と前記ブースとを、任意の格納庫に格納された収納箱を任意のブースに搬送できるように捌き機能付きの搬送手段で接続している、
自動貸金庫設備。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007119306A Pending JP2007224719A (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | 自動貸金庫設備 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007224719A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019039183A (ja) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 株式会社富士精工本社 | 貸金庫装置の更新方法 |
JP2020070567A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 株式会社オカムラ | 貸金庫システム |
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JPS59117787U (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | 株式会社伊藤喜工作所 | 自動貸金庫システム |
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-
2007
- 2007-04-27 JP JP2007119306A patent/JP2007224719A/ja active Pending
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