JPH0813903A - 自動ドアの開閉制御装置 - Google Patents
自動ドアの開閉制御装置Info
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- JPH0813903A JPH0813903A JP6146445A JP14644594A JPH0813903A JP H0813903 A JPH0813903 A JP H0813903A JP 6146445 A JP6146445 A JP 6146445A JP 14644594 A JP14644594 A JP 14644594A JP H0813903 A JPH0813903 A JP H0813903A
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- automatic door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は,例えば夜間,昼間等のように変化
する周囲環境に応じて自動ドアの開閉時における最高速
度を制御し,騒音対策を講じることのできる機能を備え
た自動ドアの開閉制御装置の提供を目的とする。 【構成】 例えば速度切替指令装置15により自動ドア
3の設置場所周囲が夜間であると判断された場合には,
自動ドア3を低速度で移動させるように指令信号が出力
される。そして,上記速度切替指令装置15からの指令
信号に応じて,コントローラ部4からはDCモータ2を
低速で移動させる速度指令電圧が出力される。これによ
り,夜間にあっては上記自動ドア3は低速で移動駆動さ
れる。
する周囲環境に応じて自動ドアの開閉時における最高速
度を制御し,騒音対策を講じることのできる機能を備え
た自動ドアの開閉制御装置の提供を目的とする。 【構成】 例えば速度切替指令装置15により自動ドア
3の設置場所周囲が夜間であると判断された場合には,
自動ドア3を低速度で移動させるように指令信号が出力
される。そして,上記速度切替指令装置15からの指令
信号に応じて,コントローラ部4からはDCモータ2を
低速で移動させる速度指令電圧が出力される。これによ
り,夜間にあっては上記自動ドア3は低速で移動駆動さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,周囲環境の変化に応じ
て騒音対策を講じることのできる自動ドアの開閉制御装
置に関するものである。
て騒音対策を講じることのできる自動ドアの開閉制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,自動ドアは,当該自動ドアの開
閉制御装置によりDCモータ等が正転又は逆転駆動され
ることにより開閉される。そして,その開閉時の最高速
度の設定は,当該自動ドアの取付施工時に予め行われ,
その後は調整されずに一定速度で開閉されるのが一般的
である。また,通常安全面から,上記自動ドアの閉スピ
ードは,開スピードの例えば1/2と遅く設定され,自
動ドアに挟まれ難いように考慮もなされている。
閉制御装置によりDCモータ等が正転又は逆転駆動され
ることにより開閉される。そして,その開閉時の最高速
度の設定は,当該自動ドアの取付施工時に予め行われ,
その後は調整されずに一定速度で開閉されるのが一般的
である。また,通常安全面から,上記自動ドアの閉スピ
ードは,開スピードの例えば1/2と遅く設定され,自
動ドアに挟まれ難いように考慮もなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の自動ドアの開閉制御装置では,夜間,昼間を問わず
自動ドアの開閉速度が一定であるため,特に夜間におい
てはその開閉動作に伴う発生音が騒音として感じられ,
苦情の原因となる場合があった。このような傾向は,病
人が静養するに際して環境問題が特に重要視される病院
や療養所等において顕著である。そこで,本発明は,上
記事情に鑑みて創案されたものであり,例えば夜間,昼
間等のように変化する周囲環境に応じて,適時騒音対策
を講じることのできる機能を備えた自動ドアの開閉制御
装置の提供を目的とするものである。
来の自動ドアの開閉制御装置では,夜間,昼間を問わず
自動ドアの開閉速度が一定であるため,特に夜間におい
てはその開閉動作に伴う発生音が騒音として感じられ,
苦情の原因となる場合があった。このような傾向は,病
人が静養するに際して環境問題が特に重要視される病院
や療養所等において顕著である。そこで,本発明は,上
記事情に鑑みて創案されたものであり,例えば夜間,昼
間等のように変化する周囲環境に応じて,適時騒音対策
を講じることのできる機能を備えた自動ドアの開閉制御
装置の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,速度指令に基づいて設定された速度で回転する
モータにより駆動される自動ドアの開閉制御装置におい
て,上記自動ドアの最高速度を切替える速度切替指令信
号を出力する速度切替指令手段と,上記速度切替指令手
段からの指令信号に応じて上記モータへの速度指令を変
化させる速度可変手段とを具備してなる点に係る自動ド
アの開閉制御装置である。尚,上記構成において,速度
切替指令手段としては,例えば自動ドアの設置場所周囲
の明暗や音響の発生状況に応じて速度切替指令信号を出
力したり,人為的な速度切替スイッチの操作,更にはタ
イマの設定時間に応じて速度切替指令信号を出力するよ
うにしても良い。
に,本発明が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,速度指令に基づいて設定された速度で回転する
モータにより駆動される自動ドアの開閉制御装置におい
て,上記自動ドアの最高速度を切替える速度切替指令信
号を出力する速度切替指令手段と,上記速度切替指令手
段からの指令信号に応じて上記モータへの速度指令を変
化させる速度可変手段とを具備してなる点に係る自動ド
アの開閉制御装置である。尚,上記構成において,速度
切替指令手段としては,例えば自動ドアの設置場所周囲
の明暗や音響の発生状況に応じて速度切替指令信号を出
力したり,人為的な速度切替スイッチの操作,更にはタ
イマの設定時間に応じて速度切替指令信号を出力するよ
うにしても良い。
【0005】
【作用】上記構成に係る自動ドアの開閉制御装置におい
ては,速度切替指令手段から出力された指令信号に応じ
てモータへの速度指令が変化され,自動ドアの開閉時に
おける最高速度が調節される。この場合,上記指令信号
は,例えば自動ドアの設置場所周囲の暗さを感じた時,
騒音が静かになった時,人為的に速度切替スイッチが操
作された時,更にはタイマの設定時間が経過した時に出
力されて,上記自動ドアの開閉時における最高速度は低
速側へ切替えられる。
ては,速度切替指令手段から出力された指令信号に応じ
てモータへの速度指令が変化され,自動ドアの開閉時に
おける最高速度が調節される。この場合,上記指令信号
は,例えば自動ドアの設置場所周囲の暗さを感じた時,
騒音が静かになった時,人為的に速度切替スイッチが操
作された時,更にはタイマの設定時間が経過した時に出
力されて,上記自動ドアの開閉時における最高速度は低
速側へ切替えられる。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る自動ドアの開閉制御
装置のブロック図,図2は上記開閉制御装置の処理手順
を示すフローチャートである。図1に示すように,この
実施例に係る自動ドアの開閉制御装置1では,DCモー
タユニット2b のDCモータ2により自動ドア3が駆動
される。上記開閉制御装置1は,マイクロコンピュータ
等からなるコントローラ部4を中枢とする制御部4a に
より制御され,このコントローラ部4からこの自動ドア
3の開指令又は閉指令が選択的に出力されて開モードと
閉モードとが切替えられると共に,後述する速度切替指
令装置15からの指令信号に応じて上記DCモータ2へ
の速度指令電圧を変化させる。即ち,上記開指令又は閉
指令は回転ロジック回路12に与えられ,上記DCモー
タ2の回転方向が決定される。そして,この開指令また
は閉指令は,カレントリミッタ回路5に与えられて電流
制限値が所定の値に設定される。上記速度切替指令装置
15は,上記自動ドア3の設置場所周囲における光の有
無に基づいて明暗を検出するフォトセル16と,このフ
ォトセル16からの信号を増幅するアンプ17と,予め
設定された規定値と上記アンプ17からの信号を比較し
て速度切替指令信号を上記コントローラ部4に出力する
比較器18とを具備して構成されている。そして,この
実施例に係る速度切替指令装置15では,外部からの所
定値以下の光量が検出された場合に低速の速度切替指令
信号を出力する。即ち,昼間は通常の開閉時における最
高速度で自動ドア3が駆動され,夜間に至ってはより低
速で上記自動ドア3が駆動される。この場合,上記速度
切替指令装置15が上記自動ドア3の最高速度を切替え
る速度切替指令信号を出力する速度切替指令手段に相当
し,上記コントローラ部4が上記速度切替指令装置15
からの指令信号に応じて上記DCモータ2の速度指令を
変化させる速度可変手段に相当する。
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る自動ドアの開閉制御
装置のブロック図,図2は上記開閉制御装置の処理手順
を示すフローチャートである。図1に示すように,この
実施例に係る自動ドアの開閉制御装置1では,DCモー
タユニット2b のDCモータ2により自動ドア3が駆動
される。上記開閉制御装置1は,マイクロコンピュータ
等からなるコントローラ部4を中枢とする制御部4a に
より制御され,このコントローラ部4からこの自動ドア
3の開指令又は閉指令が選択的に出力されて開モードと
閉モードとが切替えられると共に,後述する速度切替指
令装置15からの指令信号に応じて上記DCモータ2へ
の速度指令電圧を変化させる。即ち,上記開指令又は閉
指令は回転ロジック回路12に与えられ,上記DCモー
タ2の回転方向が決定される。そして,この開指令また
は閉指令は,カレントリミッタ回路5に与えられて電流
制限値が所定の値に設定される。上記速度切替指令装置
15は,上記自動ドア3の設置場所周囲における光の有
無に基づいて明暗を検出するフォトセル16と,このフ
ォトセル16からの信号を増幅するアンプ17と,予め
設定された規定値と上記アンプ17からの信号を比較し
て速度切替指令信号を上記コントローラ部4に出力する
比較器18とを具備して構成されている。そして,この
実施例に係る速度切替指令装置15では,外部からの所
定値以下の光量が検出された場合に低速の速度切替指令
信号を出力する。即ち,昼間は通常の開閉時における最
高速度で自動ドア3が駆動され,夜間に至ってはより低
速で上記自動ドア3が駆動される。この場合,上記速度
切替指令装置15が上記自動ドア3の最高速度を切替え
る速度切替指令信号を出力する速度切替指令手段に相当
し,上記コントローラ部4が上記速度切替指令装置15
からの指令信号に応じて上記DCモータ2の速度指令を
変化させる速度可変手段に相当する。
【0007】上記DCモータ2の回転は,例えば磁気ホ
ール素子等からなるローターポジションセンサ11によ
り検出され,その検出パルス信号は回転ロジック回路1
2により波形成形されて,速度アンプ回路13を介して
コンパレータ8へDCモータ2の回転速度の検出信号と
して与えられる。従って,コントローラ部4から出力さ
れた高速又は低速の速度指令は,速度指令電圧変換回路
7によりこの速度指令に応じた電圧に変換される。そし
て,上記コンパレータ8により上記速度アンプ回路13
を経て帰還したDCモータ2の回転速度と比較され,こ
のDCモータ2が上記速度指令により与えられた速度と
なるように,PWM回路6,ベースドライブ回路9,ト
ランジスタインバータ回路10を介して回転制御され
る。尚,本実施例においては,開モード,閉モードのい
ずれの場合にも昼間よりも夜間の方がより低速の速度指
令信号に基づいて自動ドア3が低速駆動される。上記の
場合の他,夜間には開モード時の速度のみを閉モード時
の速度に合わせて同様の低速度で移動させるようにして
も良く,更には明暗の程度に応じて段階的に高速から低
速へ速度の切替えを行うようにして自動ドア3の開閉速
度を制御するようにしても良い。上記のように回転制御
されるDCモータ2の電流値は,前述したコントローラ
部4によって与えられる開指令,閉指令に応じて電流を
制御する上記カレントリミッタ回路5により変化され
る。即ち,上記コントローラ部4により閉指令が与えら
れて閉モードに切替えられた時,自動ドア3の駆動力が
開モード時の駆動力よりも小さくなるように,DCモー
タ2のパワーが制御される。従って,この閉モード時に
閉じつつある自動ドア3に挟まれても,簡単に手で止め
ることができるので,安全性を向上させることができ
る。即ち,この実施例に係る自動ドア3ではドアが途中
まで開いた(又は閉じた)時にブレーキをかけてその動
きを一端停止させ,その後低速で開方向(又は閉方向)
へ駆動するように制御される。上記自動ドア3の一旦停
止は、DCモータ2の回転をコントローラ部4が監視す
ることにより検出される。そのため,前記回転ロジック
回路12により波形成形された検出パルス信号は,モー
タ回転信号としてコントローラ部4に入力される。
ール素子等からなるローターポジションセンサ11によ
り検出され,その検出パルス信号は回転ロジック回路1
2により波形成形されて,速度アンプ回路13を介して
コンパレータ8へDCモータ2の回転速度の検出信号と
して与えられる。従って,コントローラ部4から出力さ
れた高速又は低速の速度指令は,速度指令電圧変換回路
7によりこの速度指令に応じた電圧に変換される。そし
て,上記コンパレータ8により上記速度アンプ回路13
を経て帰還したDCモータ2の回転速度と比較され,こ
のDCモータ2が上記速度指令により与えられた速度と
なるように,PWM回路6,ベースドライブ回路9,ト
ランジスタインバータ回路10を介して回転制御され
る。尚,本実施例においては,開モード,閉モードのい
ずれの場合にも昼間よりも夜間の方がより低速の速度指
令信号に基づいて自動ドア3が低速駆動される。上記の
場合の他,夜間には開モード時の速度のみを閉モード時
の速度に合わせて同様の低速度で移動させるようにして
も良く,更には明暗の程度に応じて段階的に高速から低
速へ速度の切替えを行うようにして自動ドア3の開閉速
度を制御するようにしても良い。上記のように回転制御
されるDCモータ2の電流値は,前述したコントローラ
部4によって与えられる開指令,閉指令に応じて電流を
制御する上記カレントリミッタ回路5により変化され
る。即ち,上記コントローラ部4により閉指令が与えら
れて閉モードに切替えられた時,自動ドア3の駆動力が
開モード時の駆動力よりも小さくなるように,DCモー
タ2のパワーが制御される。従って,この閉モード時に
閉じつつある自動ドア3に挟まれても,簡単に手で止め
ることができるので,安全性を向上させることができ
る。即ち,この実施例に係る自動ドア3ではドアが途中
まで開いた(又は閉じた)時にブレーキをかけてその動
きを一端停止させ,その後低速で開方向(又は閉方向)
へ駆動するように制御される。上記自動ドア3の一旦停
止は、DCモータ2の回転をコントローラ部4が監視す
ることにより検出される。そのため,前記回転ロジック
回路12により波形成形された検出パルス信号は,モー
タ回転信号としてコントローラ部4に入力される。
【0008】上記コントローラ部4は,上記モータ回転
信号を監視し,一定時間以上パルスが入力されない時は
DCモータ2が停止していると判定し,低速の速度指令
を出力する。引き続き,図2を参照しつつ自動ドア3の
開閉制御装置1の処理手順についてステップS1,S
2,…の順に説明する。先ず,マットスイッチ等のセン
サによりドア前における人の存在が検出されると(S
1),S2において,速度切替指令装置15から速度切
替指令信号が出力されているか否かが判断される。そし
て,上記速度切替指令装置15から速度切替指令信号が
出力されて夜間であると判断された場合には,コントロ
ーラ部4から低速の速度指令が出力され,速度指令電圧
変換回路7によりこの速度指令に応じた電圧に変換され
てDCモータ2が低速駆動される(S3)。これによ
り,自動ドア3は夜間の周囲環境に応じて静かに低速駆
動される。他方,上記S2において速度切替指令装置1
5から速度切替指令信号が出力されていないと判断され
た場合には,コントローラ部4より開指令及び高速指令
が出力され,カレントリミッタ回路5からフルパワーの
駆動信号が出力されて,自動ドア3は高速で開かれる
(S4)。所定位置まで自動ドア3が開かれると,位置
センサの接点14(図1参照)がオンされ(S5),コ
ントローラ部4からブレーキ指令がベースドライブ回路
9に与えられてブレーキ制御がなされる(S6)。この
ブレーキにより,DCモータ2の回転が停止したことは
前記のようにモータ回転信号を監視するコントローラ部
4により検出される(S7)。上記コントローラ部4
は,DCモータ2の回転停止を検出すると開指令を出力
し,かつ速度指令を更に低速に切り替えて出力する。こ
れにより,自動ドア3は更なる低速度で開かれる(S
8)。そして,上記自動ドア3が完全に開いて,DCモ
ータ2が停止すると,図外のリミットスイッチ等からの
信号により戸当り判定がなされ(S9),コントローラ
部4により閉モードに切替えられる。
信号を監視し,一定時間以上パルスが入力されない時は
DCモータ2が停止していると判定し,低速の速度指令
を出力する。引き続き,図2を参照しつつ自動ドア3の
開閉制御装置1の処理手順についてステップS1,S
2,…の順に説明する。先ず,マットスイッチ等のセン
サによりドア前における人の存在が検出されると(S
1),S2において,速度切替指令装置15から速度切
替指令信号が出力されているか否かが判断される。そし
て,上記速度切替指令装置15から速度切替指令信号が
出力されて夜間であると判断された場合には,コントロ
ーラ部4から低速の速度指令が出力され,速度指令電圧
変換回路7によりこの速度指令に応じた電圧に変換され
てDCモータ2が低速駆動される(S3)。これによ
り,自動ドア3は夜間の周囲環境に応じて静かに低速駆
動される。他方,上記S2において速度切替指令装置1
5から速度切替指令信号が出力されていないと判断され
た場合には,コントローラ部4より開指令及び高速指令
が出力され,カレントリミッタ回路5からフルパワーの
駆動信号が出力されて,自動ドア3は高速で開かれる
(S4)。所定位置まで自動ドア3が開かれると,位置
センサの接点14(図1参照)がオンされ(S5),コ
ントローラ部4からブレーキ指令がベースドライブ回路
9に与えられてブレーキ制御がなされる(S6)。この
ブレーキにより,DCモータ2の回転が停止したことは
前記のようにモータ回転信号を監視するコントローラ部
4により検出される(S7)。上記コントローラ部4
は,DCモータ2の回転停止を検出すると開指令を出力
し,かつ速度指令を更に低速に切り替えて出力する。こ
れにより,自動ドア3は更なる低速度で開かれる(S
8)。そして,上記自動ドア3が完全に開いて,DCモ
ータ2が停止すると,図外のリミットスイッチ等からの
信号により戸当り判定がなされ(S9),コントローラ
部4により閉モードに切替えられる。
【0009】全開状態になってから一定時間経過する
と,今度は,コントローラ部4により閉指令及び高速
(閉モード時における高速という意味であって数値的に
は開モード時の1/2の値,また夜間の場合には更に低
速の値)指令が出力されると共に,上記カレントリミッ
タ回路5により上述した開モード時よりも小さいモータ
パワーとなるように入力電流が制御されて自動ドア3が
閉じ方向へ駆動される(S10)。このような制御がな
されることにより,閉モード時において閉じつつあるド
アに挟まれても簡単に手で止め得るようにして安全性の
向上が図られる。以下のステップS11,S12,…,
S15は,それぞれステップS5,S6,…,S9と同
様であることからその説明を省略する。但し,DCモー
タ2の回転方向,モータパワー及びモータ回転速度は開
モード時とは異なる。上記のように本実施例に係る開閉
制御装置1においては,その周囲環境の影響を考慮した
適宜の移動速度で自動ドア3が駆動されることから,例
えば病院等のように騒音対策が問題とされる設置場所に
おいては好適に対応することができる。上記実施例にお
いては,自動ドア3の設置場所周囲の明暗に応じて自動
ドアの移動速度を切替える場合を例に説明したが,設置
場所周囲の音響の発生状況に応じて上記自動ドア3の移
動速度を制御することができるように,上記速度切替指
令装置15に代えて,速度切替指令装置19を速度切替
指令手段の他の例として用いることも可能である。即
ち,上記速度切替指令装置19は,図1に示す如く,集
音用のマイク20と,増幅用のアンプ21と,入力信号
を比較して速度切替指令信号を出力する比較器22とを
具備して構成されている。そして,この速度切替指令装
置19においては,設置場所周囲の環境が静かになった
場合には,それに合わせて上記DCモータ2の回転速度
を低くするように速度切替指令信号が出力される。更に
また,上記速度切替指令装置15や19に代えて,自動
ドア3の設置場所周囲の環境の変化に応じて,人為的に
自動ドア3の開閉速度を制御し得るように,速度切替ス
イッチを設けて速度切替指令手段の一例とすることも可
能である。そして,この速度切替時間が予め一定してい
る場合には,例えばタイマの設定時間に応じて速度切替
指令信号が出力されるようにタイマ装置を設けて,速度
切替指令手段として構成することも可能である。上記し
たように構成された本実施例に係る開閉制御装置は,そ
の適用範囲が病院等に限定されることはなく,例えば昼
寝の時間が設けられている保育園や特に静寂が要求され
る事務所等においても好適である。
と,今度は,コントローラ部4により閉指令及び高速
(閉モード時における高速という意味であって数値的に
は開モード時の1/2の値,また夜間の場合には更に低
速の値)指令が出力されると共に,上記カレントリミッ
タ回路5により上述した開モード時よりも小さいモータ
パワーとなるように入力電流が制御されて自動ドア3が
閉じ方向へ駆動される(S10)。このような制御がな
されることにより,閉モード時において閉じつつあるド
アに挟まれても簡単に手で止め得るようにして安全性の
向上が図られる。以下のステップS11,S12,…,
S15は,それぞれステップS5,S6,…,S9と同
様であることからその説明を省略する。但し,DCモー
タ2の回転方向,モータパワー及びモータ回転速度は開
モード時とは異なる。上記のように本実施例に係る開閉
制御装置1においては,その周囲環境の影響を考慮した
適宜の移動速度で自動ドア3が駆動されることから,例
えば病院等のように騒音対策が問題とされる設置場所に
おいては好適に対応することができる。上記実施例にお
いては,自動ドア3の設置場所周囲の明暗に応じて自動
ドアの移動速度を切替える場合を例に説明したが,設置
場所周囲の音響の発生状況に応じて上記自動ドア3の移
動速度を制御することができるように,上記速度切替指
令装置15に代えて,速度切替指令装置19を速度切替
指令手段の他の例として用いることも可能である。即
ち,上記速度切替指令装置19は,図1に示す如く,集
音用のマイク20と,増幅用のアンプ21と,入力信号
を比較して速度切替指令信号を出力する比較器22とを
具備して構成されている。そして,この速度切替指令装
置19においては,設置場所周囲の環境が静かになった
場合には,それに合わせて上記DCモータ2の回転速度
を低くするように速度切替指令信号が出力される。更に
また,上記速度切替指令装置15や19に代えて,自動
ドア3の設置場所周囲の環境の変化に応じて,人為的に
自動ドア3の開閉速度を制御し得るように,速度切替ス
イッチを設けて速度切替指令手段の一例とすることも可
能である。そして,この速度切替時間が予め一定してい
る場合には,例えばタイマの設定時間に応じて速度切替
指令信号が出力されるようにタイマ装置を設けて,速度
切替指令手段として構成することも可能である。上記し
たように構成された本実施例に係る開閉制御装置は,そ
の適用範囲が病院等に限定されることはなく,例えば昼
寝の時間が設けられている保育園や特に静寂が要求され
る事務所等においても好適である。
【0010】
【発明の効果】本発明は,上記したように,速度指令に
基づいて設定された速度で回転するモータにより駆動さ
れる自動ドアの開閉制御装置において,上記自動ドアの
最高速度を切替える速度切替指令信号を出力する速度切
替指令手段と,上記速度切替指令手段からの指令信号に
応じて上記モータへの速度指令を変化させる速度可変手
段とを具備してなることを特徴とする自動ドアの開閉制
御装置であるから,周囲の環境変化に応じて自動ドアの
開閉時における最高速度を制御し,適宜騒音対策を講じ
ることができる。
基づいて設定された速度で回転するモータにより駆動さ
れる自動ドアの開閉制御装置において,上記自動ドアの
最高速度を切替える速度切替指令信号を出力する速度切
替指令手段と,上記速度切替指令手段からの指令信号に
応じて上記モータへの速度指令を変化させる速度可変手
段とを具備してなることを特徴とする自動ドアの開閉制
御装置であるから,周囲の環境変化に応じて自動ドアの
開閉時における最高速度を制御し,適宜騒音対策を講じ
ることができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る自動ドアの開閉制御
装置のブロック図。
装置のブロック図。
【図2】 上記開閉制御装置の処理手順を示すフローチ
ャート。
ャート。
1…開閉制御装置 2…DCモータ 2b …DCモータユニット 3…自動ドア 4…コントローラ部(速度可変手段) 4a …制御部 15,19…速度切替指令装置(速度切替指令手段) 16…フォトセル 17,21…アンプ 18,22…比較器 20…マイク
Claims (5)
- 【請求項1】 速度指令に基づいて設定された速度で回
転するモータにより駆動される自動ドアの開閉制御装置
において,上記自動ドアの最高速度を切替える速度切替
指令信号を出力する速度切替指令手段と,上記速度切替
指令手段からの指令信号に応じて上記モータへの速度指
令を変化させる速度可変手段とを具備してなることを特
徴とする自動ドアの開閉制御装置。 - 【請求項2】 上記速度切替指令手段が上記自動ドアの
設置場所周囲の明暗に応じて速度切替指令信号を出力す
る手段である請求項1記載の自動ドアの開閉制御装置。 - 【請求項3】 上記速度切替指令手段が上記自動ドアの
設置場所周囲の音響に応じて速度切替指令信号を出力す
る手段である請求項1記載の自動ドアの開閉制御装置。 - 【請求項4】 上記速度切替指令手段が速度切替スイッ
チの操作に応じて速度切替指令信号を出力する手段であ
る請求項1記載の自動ドアの開閉制御装置。 - 【請求項5】 上記速度切替指令手段がタイマの設定時
間に応じて速度切替指令信号を出力する手段である請求
項1記載の自動ドアの開閉制御装置。
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JP6146445A JP2746357B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 自動ドアの開閉制御装置 |
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1994
- 1994-06-28 JP JP6146445A patent/JP2746357B2/ja not_active Expired - Fee Related
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