JP2536600Y2 - 窓開閉装置 - Google Patents

窓開閉装置

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JP2536600Y2
JP2536600Y2 JP2629392U JP2629392U JP2536600Y2 JP 2536600 Y2 JP2536600 Y2 JP 2536600Y2 JP 2629392 U JP2629392 U JP 2629392U JP 2629392 U JP2629392 U JP 2629392U JP 2536600 Y2 JP2536600 Y2 JP 2536600Y2
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真治 足立
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラスルーバ窓、出窓
あるいは採光窓等における開口部に開閉自在に取り付け
られる閉塞部材であるルーバ、天窓あるいは採光窓扉を
自動で開閉する窓開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスルーバ窓、出窓あるいは採
光窓等における開口部に開閉自在に取り付けられた閉塞
部材であるルーバ、天窓あるいは採光窓扉を自動で開閉
する場合、これら閉塞部材をモータを駆動源とする駆動
装置により行っていた。そして、閉塞部材の開閉操作を
スイッチなどからなる操作部で行い、この操作部の操作
入力に応じて制御装置により駆動装置の動作制御を行っ
ていた。ここで、制御装置では、閉塞部材を閉駆動中に
ロック電流が検知されると、全閉状態になったと判断
し、開駆動中にロック電流が検知されると、全開状態に
なったと判断し、駆動装置の駆動を停止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の窓開閉装置においては、閉塞部材の開閉動作中に異
物が挟まれた場合、上記全閉あるいは全開の検知の場合
と同様に、ロック電流が検知された時点で、駆動装置の
駆動を停止していた。しかしながら、例えばガラスルー
バ窓のようにルーバが自動開閉する窓の場合には、ルー
バの開閉時に、指や手を挟まれる恐れがある。このよう
な場合に、指や手を挟まれた状態で、ルーバの駆動を停
止したのでは、指や手などを抜くことができず、危険で
ある。なお、このような事態は、出窓や採光窓において
閉塞部材を磨くといった場合に、指や手以外に、腕や体
を挟まれるなどといったことが起こる恐れがある。
【0004】また、この種の窓開閉装置では、完全開閉
状態よりも全開閉の中間の開放状態である半開状態で使
用することが最も多い。しかしながら、従来の窓開閉装
置で閉塞部材を半開状態にする場合には、一旦閉塞部材
を開けるか、閉めるかのいずれかの操作を行い、適用な
開放状態で操作部に設けた停止スイッチなどにより開閉
状態を停止するという方法が採られていた。このため、
操作に手間がかかり、面倒であった。
【0005】本考案は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、開閉中に人の手などが
挟まれても安全であり、且つ半開状態に簡単に操作でき
る窓開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、建物の開口部に開閉自在に取り付けら
れた閉塞部材と、この閉塞部材を開閉駆動する駆動手段
と、上記閉塞部材の完全開放状態及び完全閉塞状態のい
ずれか一方あるいは両方を検知する全開閉検知手段と、
上記閉塞部材の全開閉の中間の開放状態である半開状態
を検知する半開検知手段と、上記閉塞部材が半開より全
開及び全閉のいずれの側に開閉されているかを検知する
開閉状態検知手段と、上記駆動手段に過負荷がかかった
ことを検知する過負荷検知手段と、少なくとも上記閉塞
部材の全開閉及び半開のための操作を行う操作手段と、
この操作手段の操作に応じて上記駆動手段の制御を行う
制御手段とを備え、閉塞部材の駆動時に、上記全開閉検
知手段において閉塞部材の完全開閉状態が検知されない
状態で、過負荷検知手段で過負荷状態が検知された場
合、制御手段が閉塞部材をそれまでとは逆の方向に開閉
させるように駆動手段を制御し、操作手段で半開操作が
行われた場合、制御手段が開閉状態検知手段の出力に基
づいて半開とする開閉方向を判別して駆動手段を制御す
ると共に、半開検知手段で半開状態が検知されると閉塞
部材の開閉を停止させるように駆動手段を制御してい
る。
【0007】
【作用】本考案は、上述のように閉塞部材の駆動時に、
上記全開閉検知手段において閉塞部材の完全開閉状態が
検知されない状態で、過負荷検知手段で過負荷状態が検
知された場合、制御手段が閉塞部材をそれまでとは逆の
方向に開閉させるように駆動手段を制御することによ
り、開閉中に人の手などが挟まれた場合には、閉塞部材
がそれまでとは逆の方向に開閉され、挟まれた手などを
外すことが可能となる。また、操作手段で半開操作が行
われた場合、制御手段が開閉状態検知手段の出力に基づ
いて半開とする開閉方向を判別して駆動手段を制御する
と共に、半開検知手段で半開状態が検知されると閉塞部
材の開閉を停止させるように駆動手段を制御することに
より、操作手段で半開操作を行うだけで、閉塞部材を自
動的に半開状態にすることが可能となる。
【0008】
【実施例】図1乃至図3に本考案の一実施例を示す。本
実施例は図2(a)に示すガラスルーバ窓Aに本考案を
適用したものであり、矩形枠部1の開口部に複数枚のガ
ラス製のルーバ2を取り付け、枠部1内に収めた駆動ユ
ニットBで夫々のルーバ2を一体的に開閉駆動する構造
としてある。
【0009】ルーバ2は、図2(b)に示すように両側
部が保持具3により枠部1に取り付けられ、この保持具
3は回動軸3aにより回動自在に枠部1に取り付けられ
ている。そして、保持具3は枠部1の一側内に通した駆
動棒4に対して駆動軸3bで取り付けられている。駆動
ユニットBは、ギヤードモータ5を駆動源として備えて
おり、モータ5でウォーム6を介してカム7及び駆動リ
ンク8を駆動している。さらに詳しくは、モータ5の出
力軸5aの先端には送りねじ9を一体に取り付けてあ
り、出力軸5aの回転に応じて送りねじ9によりウォー
ム6を回転させ、このウォーム6に一体に取り付けられ
たカム7をウォーム6と共に回転させる。駆動リンク8
は、一端がウォーム6に固定されウォーム6と共に回転
するリンク片8aと、駆動棒4に一端が固定されたリン
ク片8bとからなり、夫々のリンク片8a,8bの他端
は回動自在に連結してある。
【0010】駆動棒4は、上記駆動リンク8の一端が連
結されると共に、枠部1に対して固定された保持具3に
対して固定され、駆動リンク8の回動に応じて上下に駆
動される。いま、モータ5を回転させ、駆動リンク8の
リンク片8aを図2(c)における時計方向に回動させ
たとすると、このリンク片8aの回動に応じてリンク片
8bが下方に引き下げられ、これに伴った駆動棒4も下
方に移動する。このときには、駆動棒4の引下げによ
り、保持具3が回転軸3aを支点として回動し、ルーバ
2が水平状態になるように回転する。つまりは、ガラス
ルーバ窓Aが開かれる。ここで、本実施例の場合には、
ルーバ2が完全水平状態まで回動した状態が全開状態と
なっている。
【0011】モータ5を逆回転させて、駆動リンク8の
リンク片8aを図2(c)における反時計方向に回動さ
せると、上述の場合とは逆の動作で、駆動棒4が押し上
げられ、保持具3が回転軸3aを支点として、反対回り
に回動し、ルーバ2が垂直状態になるように回転する。
つまりは、ガラスルーバ窓Aが閉じられる。ここで、ル
ーバ2が完全に垂直状態まで回動した状態が全閉状態で
ある。
【0012】上記モータ5の駆動制御は、図1に示すマ
イクロコンピュータからなる制御部10で行う。そし
て、モータ5の駆動制御のために、上記駆動ユニットB
には、ルーバ2の回転状態を検知する検知手段としての
リミットスイッチ11,12を設けてある。ここで、リ
ミットスイッチ11はルーバ2の全閉状態を検知するも
の(以下、全閉リミットスイッチと呼ぶ)で、リミット
スイッチ12はルーバ2の半開状態を検知するもの(以
下、半開リミットスイッチと呼ぶ)である。これらリミ
ットスイッチ11,12のアクチュエータは、図2
(c)に示すように、カム7により駆動される構造と
し、ルーバ2の回転状態をカム7の回転状態から検知す
るようにしてある。さらに、ルーバ2の開閉途中におい
て、異物、例えば人の手などが挟まれたことを、モータ
5に流れるロック電流から検知するためのロック電流検
知回路13を設けてある。
【0013】上記制御部10によるモータ5の回転制御
は、リレーRy1 ,Ry2 を用いて行う。つまり、制御
部10でいずれかのリレーRy1 ,Ry2 を駆動してそ
の接点r1 ,r2 のいずれかを駆動電源Vccの正極側に
接続すると、モータ5の駆動電源Vccとの接続状態が切
り換わり、モータ5が正逆回転する。そして、両リレー
Ry1 ,Ry2 の駆動を停止すると、リレー接点r1
2 が共にアース側に切り換えられ、モータ5への駆動
電源Vccの供給が停止され、モータ5が停止される。
【0014】次に、本実施例によるモータ5の詳細な駆
動制御方法について図3に基づいて説明する。いま、図
示しない全開、全閉及び半開用のスイッチなどを備える
操作部(但し、停止スイッチも一般的に備える)によ
り、ルーバ2を全閉する操作が行われると、上述した駆
動によりルーバ2が全閉駆動される。ここで、この際に
異物、例えば人の手がルーバ2に挟まれたとすると、全
閉リミットスイッチ11の出力が得られることなく(図
3(c))、図3(d)に示すようにロック検出回路1
3の出力が得られる。このとき、制御部10は図3
(a)に示すようにモータ5を即座に逆回転させる。こ
の切換は上記リレーRy1 ,Ry2 の駆動制御により行
われる。このようにすれば、人の手が挟まれたときにモ
ータ5の回転を停止する場合のように、手が抜けないと
いうことがなく、安全である。
【0015】そして、上記逆回転によりルーバ2が全開
されると、ロック電流がロック検知回路13で検知され
るので、これらにより制御回路10はモータ5の回転を
停止させる。ここで、本実施例の場合には全開時にはル
ーバ2は水平状態になり、手が挟まれることは有り得な
いので、全開を検知するためのリミットスイッチは設け
ていない。しかし、この全開状態においても、異物が挟
まれる恐れがある場合には、上記各リミットスイッチ1
1,12以外に、第3のリミットスイッチを設け、この
リミットスイッチで全開状態が検知さない状態で、ロッ
ク電流が検知された場合に、モータ5を逆回転させるよ
うにすればよい。なお、ルーバ2を全閉する操作によ
り、異常なくルーバ2が全閉された場合には、全閉リミ
ットスイッチ11がオンとなり、且つロック検知回路1
3の出力が得られた時点で、モータ5の回転を停止すれ
ばよい。
【0016】ところで、基本的には上述のようにして、
全閉検知、全開検知及び異常検知を行っているのである
が、本実施例の場合には制御部10による処理を簡単に
するために、次の状態で全閉検知、全開検知及び異常検
知を判別するようにしてある。なお、本実施例の場合に
は、半開リミットスイッチ12は半開以上に閉じられた
状態で常にオンとなるようにしてある。
【0017】制御部10は、半開リミットスイッチ12
の出力、全閉リミットスイッチ11の出力、及びロック
検知回路13の出力が共にH(ハイレベル)である場合
に、制御部10が全閉状態にあると判断する。また、半
開リミットスイッチ12の出力、全閉リミットスイッチ
11の出力が共にL(ローレベル)であり、ロック検知
回路13の出力がである場合に、全開状態にあると判
断する。さらに、半開リミットスイッチ12がHであ
、全閉リミットスイッチ11の出力がLであり、ロッ
ク検知回路13の出力がHである場合に、異常であると
判断する。このようにすれば、3ビットの情報からルー
バ2の状態をマイクロコンピュータである制御部10が
判断できる。
【0018】ところで、上述のように半開リミットスイ
ッチ12は半開以上に閉じられた状態で常にオンとなる
ようにしてあるのは、操作部の操作で半開操作が行われ
た場合に、制御部10で開閉いずれの方向にルーバ2を
回動すればよいかを判断できるようにするためである。
つまり、上記半開リミットスイッチ12は半開以上にル
ーバ2が閉じられたときに、オンとなり、半開以上にル
ーバ2が開かれたときに、オフとなる。従って、この半
開リミットスイッチ12のオン,オフ状態からルーバ2
が半開より全開及び全閉のいずれの側に開閉されている
かを制御部10で判別できる。また、半開リミットスイ
ッチ12のオン,オフが切り換わる時点が半開位置を示
すようになっている。即ち、本実施例の場合には、半開
リミットスイッチ12が、閉塞部材の全開閉の中間の開
放状態である半開状態を検知する半開検知手段と、上記
閉塞部材が半開より全開及び全閉のいずれの側に開閉さ
れているかを検知する開閉状態検知手段との機能を兼ね
備えるのである。
【0019】例えば、全閉状態あるいは全閉状態と半開
状態との途中の状態からルーバ2を半開する場合には、
制御部10は、半開リミットスイッチ12の出力がHで
あることから、モータ5をルーバ2を開く方向に回転さ
せればよいことを判別し、上記半開リミットスイッチ1
2のオフ時点でモータ5の駆動を停止する。逆に、全開
状態あるいは全開状態と半開状態との途中の状態からル
ーバ2を半開する場合には、制御部10は、半開リミッ
トスイッチ12の出力はLであることから、モータ5を
ルーバ2を閉じる方向に回転させ、上記半開リミットス
イッチ12のオン時点でモータ5の駆動を停止する。
【0020】このようにすれば、半開スイッチを操作す
るだけで、自動的にルーバ2を半開状態に開くことがで
き、従来のように使用者が全開あるいは全閉スイッチ
と、停止スイッチとを操作して半開状態にする場合に比
べて操作が楽になる。なお、全閉状態あるいは全開状態
と半開状態との途中の状態に開放することは、従来通り
の停止スイッチを用いる方法で行える。
【0021】ところで、上述のようなガラスルーバ窓A
のような開閉自在なルーバ2を備える窓の場合、窓の屋
外側に格子を取り付けるなどの防犯構造を設けることが
必要である。しかし、このような格子を設けると、屋外
側の美観を損なうという問題がある。そこで、美観を損
なうことなく、防犯を行うことができるようにするため
に、次の構造を採用することができる。ここで、この種
のガラスルーバ窓Aで問題になるのは、ルーバ2を外し
て内部に侵入されることである。そこで、ルーバ2の一
端側に図4(b)に示すように電極31を取り付けると
共に、保持具3’にルーバ2の電極31に接触する一対
の電極32を取り付けておく。なお、この場合にはルー
バ2及び保持具3自体には導電性がないことが必要であ
る。そして、複数の保持具3の電極32は図4(a)に
示すように直列に接続し、この直列回路に微小電流を流
しておく。
【0022】いま、いずれかのルーバ2が外された場合
には、上記直列回路には電流が流れなくなるので、これ
を検知回路30で検知しておけば、ルーバ2が外された
ことを検知できる。このルーバ2の外れが検知された場
合には、図5に示すようにガラスルーバ窓Aの上部に設
けた表示器33を点滅させるなどにより、異常を報知す
ればよい。なお、検知回路30に無電圧接点出力を設け
ておけば、セキュリティシステムなどとの連動が可能で
ある。また、異常報知手段としては音により威嚇を行う
装置などであってもよい。
【0023】本発明の応用例を図4乃至図6に示す。従
来の出窓の天窓は固定されたものであったが、出窓にお
いても換気を行えることが望ましい、しかも特に採光機
能を有する天窓の場合、天窓の汚れを容易に落とすこと
ができるようにすることが望ましい。そこで、この種の
出窓においても、天窓を開閉自在としたものがある。こ
のような天窓20が開閉自在となった出窓Cを図7に示
す。出窓Cは外壁面イから突設してあり、天窓20の両
側中央部をヒンジ21により天窓枠部22に対してて回
動自在に取り付けられ、前方部の自重で天窓20が垂直
方向に回動する構造としてある。なお、ばねを利用して
天窓20が回動するようにしてもよい。そして、天窓2
0の後端部にチェーン23を結び、このチェーン23を
モータ5を駆動源とする駆動ユニットDで、巻き取るこ
とにより、開状態にある天窓20を閉じ、チェーン23
を送り出すことにより、閉状態にある天窓20を開くよ
うにしてある。なお、チューン23部の巻取り及び送り
出しに応じて、チューン23部自体で天窓20を押した
り引いたりすることができるものであってもよい。
【0024】このような天窓20が開閉自在な出窓Cの
場合にも、天窓20を閉じたときに、手などが挟まれる
恐れがある。しかも、この種の出窓Cの天窓20の場合
には、図8(a)に示すように、天窓枠部22側にパッ
キン26を取り付けて水密性を確保してあり、上記天窓
20の閉塞力を強くしておく必要がある。つまりは、大
きなロック電流が検知された場合に、モータ24の駆動
を停止するようにしてある。このため、手などを挟まれ
た場合の危険性は上記実施例1の場合よりもさらに高
い。
【0025】そこで、本実施例では図7(b)に示すよ
うに天窓20が全閉直前でオンとなるリミットスイッチ
11を備えると共に、天窓枠部22に取り付けられるパ
ッキン26の内部に図8(b)に示すように設けられた
加圧導電ゴム25とを備えている。ここで、加圧導電ゴ
ム25は、圧力が加わると、加圧力に応じて抵抗値が低
下するものであり、水密性を確保するためにパッキン2
6に十分な加圧力が加ったことを検知するものである。
【0026】この出窓Cの回路構成は、半開リミットス
イッチ12が無く、加圧導電ゴム25の抵抗値の変化を
検知するコンパレータ28を設けてある点を除いて、図
1と同じ回路構成となっている。いま、リレーRy1
駆動により天窓20が閉められているとする。そして、
天窓20が全閉状態の直前まで閉まると、天窓20によ
りリミットスイッチ11のアクチュエータがオンとな
り、制御部10で天窓20が全閉状態の直前になったこ
とを検知する。その後には、天窓20が天窓枠部22の
パッキン26に接触することで、加圧導電ゴム25の抵
抗値が減少していく。そして、この抵抗値の減少が所定
値に達した場合にコンパレータ28の出力が制御部10
に入力される。この状態において、ロック電流が増大し
て、ロック検出回路13の出力が生じたとき、制御部1
0が正常に天窓20が全閉されたと判断し、リレーRy
1 の駆動を停止し、モータ5を停止する。
【0027】次に、天窓20に手などが挟まれた場合、
例えば全閉リミットスイッチ11がオンする前に、加圧
導電ゴム25の抵抗値が低下し、コンパレータ28の出
力が制御部10に入力される。このような事態は、通常
の天窓20の全閉時には起こらないので、制御部10で
は異常であると判断し、リレーRy1 の駆動を停止する
と共に、リレーRy2 を駆動して、モータ5を逆回転さ
せる。ここで、本実施例において、ロック検知回路13
の出力と加圧導電ゴム25の出力とで異常の判定を行っ
ていないのは、上述したようにこの種の出窓Cの場合に
は、天窓20の全閉を十分に行うためにロック検知回路
13の出力が得られた時点で、モータ5を逆転させたの
では、危険な状態を回避できないからである。
【0028】
【考案の効果】本考案は上述のように、建物の開口部に
開閉自在に取り付けられた閉塞部材と、この閉塞部材を
開閉駆動する駆動手段と、上記閉塞部材の完全開放状態
及び完全閉塞状態のいずれか一方あるいは両方を検知す
る全開閉検知手段と、上記閉塞部材の全開閉の中間の開
放状態である半開状態を検知する半開検知手段と、上記
閉塞部材が半開より全開及び全閉のいずれの側に開閉さ
れているかを検知する開閉状態検知手段と、上記駆動手
段に過負荷がかかったことを検知する過負荷検知手段
と、少なくとも上記閉塞部材の全開閉及び半開のための
操作を行う操作手段と、この操作手段の操作に応じて上
記駆動手段の制御を行う制御手段とを備え、閉塞部材の
駆動時に、上記全開閉検知手段において閉塞部材の完全
開閉状態が検知されない状態で、過負荷検知手段で過負
荷状態が検知された場合、制御手段が閉塞部材をそれま
でとは逆の方向に開閉させるように駆動手段を制御し、
操作手段で半開操作が行われた場合、制御手段が開閉状
態検知手段の出力に基づいて半開とする開閉方向を判別
して駆動手段を制御すると共に、半開検知手段で半開状
態が検知されると閉塞部材の開閉を停止させるように駆
動手段を制御するようにしたものであり、閉塞部材の駆
動時に、上記全開閉検知手段において閉塞部材の完全開
閉状態が検知されない状態で、過負荷検知手段で過負荷
状態が検知された場合、制御手段が閉塞部材をそれまで
とは逆の方向に開閉させるように駆動手段を制御してい
るので、開閉中に人の手などが挟まれた場合には、閉塞
部材がそれまでとは逆の方向に開閉され、挟まれた手な
どを外すことができ、また操作手段で半開操作が行われ
た場合、制御手段が開閉状態検知手段の出力に基づいて
半開とする開閉方向を判別して駆動手段を制御すると共
に、半開検知手段で半開状態が検知されると閉塞部材の
開閉を停止させるように駆動手段を制御しているので、
操作手段で半開操作を行うだけで、閉塞部材を自動的に
半開状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】(a)〜(c)は、同上を備えるガラスルーバ
窓の外観を示す正面図、ルーバの開閉構造を示す部分斜
視図、及びルーバを駆動する駆動ユニットの構造を示す
説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】(a),(b)はガラスルーバ窓に防犯構造を
設ける場合の防犯回路の設置方法及び要部構造の説明図
である。
【図5】同上に設ける威嚇装置の説明図である。
【図6】応用例の回路図である。
【図7】(a),(b)は同上を備える出窓の構造を示
す説明図及びの駆動部の構造を示す説明図である。
【図8】(a),(b)は同上における天窓の全閉検出
構造の説明図及びさらに要部の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A ガラスルーバ窓 2 ルーバ 5 モータ 10 制御部 11,12 リミットスイッチ 13 ロック検知回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部に開閉自在に取り付けられ
    た閉塞部材と、この閉塞部材を開閉駆動する駆動手段
    と、上記閉塞部材の完全開放状態及び完全閉塞状態のい
    ずれか一方あるいは両方を検知する全開閉検知手段と、
    上記閉塞部材の全開閉の中間の開放状態である半開状態
    を検知する半開検知手段と、上記閉塞部材が半開より全
    開及び全閉のいずれの側に開閉されているかを検知する
    開閉状態検知手段と、上記駆動手段に過負荷がかかった
    ことを検知する過負荷検知手段と、少なくとも上記閉塞
    部材の全開閉及び半開のための操作を行う操作手段と、
    この操作手段の操作に応じて上記駆動手段の制御を行う
    制御手段とを備え、閉塞部材の駆動時に、上記全開閉検
    知手段において閉塞部材の完全開閉状態が検知されない
    状態で、過負荷検知手段で過負荷状態が検知された場
    合、制御手段が閉塞部材をそれまでとは逆の方向に開閉
    させるように駆動手段を制御し、操作手段で半開操作が
    行われた場合、制御手段が開閉状態検知手段の出力に基
    づいて半開とする開閉方向を判別して駆動手段を制御す
    ると共に、半開検知手段で半開状態が検知されると閉塞
    部材の開閉を停止させるように駆動手段を制御して成る
    ことを特徴とする窓開閉装置。
JP2629392U 1992-04-23 1992-04-23 窓開閉装置 Expired - Lifetime JP2536600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2629392U JP2536600Y2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 窓開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2629392U JP2536600Y2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 窓開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
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