JPH05280253A - 開閉体開閉制御装置 - Google Patents

開閉体開閉制御装置

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JPH05280253A
JPH05280253A JP4108852A JP10885292A JPH05280253A JP H05280253 A JPH05280253 A JP H05280253A JP 4108852 A JP4108852 A JP 4108852A JP 10885292 A JP10885292 A JP 10885292A JP H05280253 A JPH05280253 A JP H05280253A
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Kazuhiro Kikuchi
一弘 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正逆転可能な駆動モータにより開閉体を全閉
位置と全開位置との間で自動的に開閉する開閉体開閉制
御装置において、上記開閉体の閉じ動作中における該開
閉体による挟み込みを防止するために駆動モータを反転
制御する場合に、その反転制御をより適切に行い得るよ
うにすることを目的とする。 【構成】 ウインドガラスを開閉する駆動モータ7の回
転速度を検出するポテンショメータ10を設け、該ポテ
ンショメータ10により検出された上記ウインドガラス
の閉時における駆動モータ7の回転速度安定期の速度を
基準速度とすると共に、上記ポテンショメータ10によ
り検出されるウインドガラスの閉時における駆動モータ
7の回転速度が上記基準速度に対して所定値以上低下し
たときに該駆動モータ7を反転させるコントロールユニ
ット8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉体開閉制御装置、特
に、正逆転可能な駆動モータによりウインドガラスやス
ライドルーフ等の各種の開閉体を全閉位置と全開位置と
の間で自動的に開閉する開閉体開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、ウインドガ
ラスやルーフ部に開閉自在に設けられたスライドルーフ
等の開閉体を駆動モータにより自動的に開閉するように
構成する場合があるが、これらの開閉体を閉じる場合に
身体や衣服等の挟み込みが懸念され、これを防止するた
めに従来より種々の対策が講じられている。例えば実開
平2−79788号公報によれば、ウインドガラスをパ
ワーウインドモータにより自動的に開閉するパワーウイ
ンド装置において、上記ウインドガラスの全閉状態を検
出する窓全閉検出装置と、ウインドガラスが全開もしく
は全閉とされた場合におけるパワーウインドモータのロ
ック状態を検出するモータロック検出装置とを設け、上
記ウインドガラスの閉じ動作中に、上記窓全閉検出手段
およびモータロック検出手段によりウインドガラスが完
全に閉じていない状態でのパワーウインドモータのロッ
ク状態を検出した場合には、ウインドガラスに挟み込ま
れたものがあると判断してパワーウインドモータを逆転
させて該ウインドガラスを開動作させるように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウインドガ
ラスを始めとする各種の開閉体を駆動モータにより自動
的に開閉する場合に、該開閉体の閉じ動作中に駆動モー
タに作用する負荷が予め設定された基準値を超えた場合
には、開閉体による挟み込みが発生したと判断して自動
的に上記駆動モータを反転させるように構成することが
考えられるが、この場合、駆動モータを反転させるため
の基準値を一定に設定した場合には、次のような不具合
が生じることになる。即ち、上記駆動モータに作用する
負荷は、温度や湿度の影響による開閉体とこれを支持す
る支持部材ないし該支持部材側に設けられたシール部材
との間の摺動抵抗の変化、あるいは開閉体と駆動モータ
とを連結する連結部材の組付誤差または該連結部材の劣
化度合い等の各種の要因により大きく変動し、例えば、
雨天等においては開閉体の摺動が低下して駆動モータに
作用する負荷が軽減され、一方、上記連結部材の組付誤
差等が発生した場合には駆動モータに作用する負荷が増
加することになる。そのため、上記のように駆動モータ
を反転制御するための基準値を一定に設定していたので
は、該駆動モータに作用する負荷の変動を大きく左右す
る各種の要因に対応させて適切に反転制御することがで
きず、制御遅れが発生したり、あるいは逆に過度の反転
制御が行われることになって、その制御性が低下するこ
とになっていた。
【0004】そこで本発明は、正逆転可能な駆動モータ
によりウインドガラス等の開閉体を全閉位置と全開位置
との間で自動的に開閉する開閉体開閉制御装置におい
て、上記開閉体の閉じ動作中における該開閉体による挟
み込みを防止するために駆動モータを反転制御する場合
に、その反転制御をより適切に行い得るようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0006】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、正逆転可能な駆動モータにより開
閉体を全閉位置と全開位置との間で開閉する開閉体開閉
制御装置において、上記駆動モータの回転速度を検出す
る回転速度検出手段と、該回転速度検出手段により検出
された上記開閉体の閉時における駆動モータの回転速度
安定期の速度を基準速度とする基準速度設定手段と、上
記回転速度検出手段により検出される開閉体の閉時にお
ける駆動モータの回転速度が上記基準速度に対して所定
値以上低下したときに該駆動モータを反転させる反転制
御手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明における基準速度設
定手段を、回転速度検出手段により検出された開閉体の
閉時における駆動モータの始動時から所定時間経過後の
回転速度を基準速度とするように構成したことを特徴と
する。
【0008】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第1発明における基準速度設
定手段を、回転速度検出手段により検出された開閉体の
閉時における駆動モータの始動直後を除く所定時間内の
回転速度の平均値を基準速度とするように構成したこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】第1発明によれば、基準速度設定手段により、
開閉体の閉時における駆動モータの回転速度安定期の速
度が基準速度に設定されると共に、回転速度検出手段に
より検出される開閉体の閉時における駆動モータの回転
速度が上記基準速度より所定値以上低下したとき、即
ち、上記開閉体による挟み込みが発生して駆動モータの
回転速度が大きく低下した場合には、反転制御手段によ
り瞬時に駆動モータが反転制御されることになる。この
場合、上記基準速度が実際の駆動モータの回転速度に基
づいて設定されることになるので、温度や湿度の影響に
よる上記開閉体とこれを支持する支持部材ないし該支持
部材側に設けられたシール部材との間の摺動抵抗の変
化、あるいは開閉体と駆動モータとを連結する連結部材
の組付誤差または該連結部材の劣化度合い等の駆動モー
タの回転速度を変動させる各種の要因に影響されること
なく基準速度が適切に設定され、この適切に設定された
基準速度に応じて駆動モータが反転制御されることにな
って、その制御性が向上することになる。
【0010】ところで、上記開閉体を開閉する駆動モー
タは、始動直後における挙動が不安定であり、始動時か
ら所定時間が経過するまでの間は回転速度が急激に上昇
する特性を有するのであるが、第2発明によれば、基準
速度設定手段により、上記駆動モータの始動時から所定
時間経過後の回転速度が基準速度とされることになり、
これにより、該基準速度を設定する場合に、その設定精
度を低下させる要因となる回転速度が安定しない駆動モ
ータの始動直後を除いて基準速度が設定されることにな
るので、その設定精度が向上すると共に、これに伴っ
て、駆動モータの反転制御がより適切に行われることに
なる。
【0011】特に、第3発明によれば、基準速度設定手
段により、駆動モータの始動直後を除く所定時間内の回
転速度の平均値が基準速度とされ、これにより、該駆動
モータの性能等に起因する回転速度の変動に左右される
ことなく適切に基準速度が設定されることになって、そ
の設定精度ならびに駆動モータの反転制御の制御性がよ
り一段と向上することになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は本発明に係る開閉体開閉制御装置に
より開閉制御される開閉体の一例としてのウインドガラ
スを備えた車両用ドアを示し、図示のように、この車両
用のドア1は、アウタパネルとインナパネルとで構成さ
れるドア本体1aと、該ドア本体1aの上部に一体的に
形成されたドアサッシュ1bとで構成されており、上記
ドア本体1a内にウインドガラス2が昇降自在に設けら
れている。このウインドガラス2は、周知の構成とされ
た開閉機構3により上記ドア本体1a内に収納された全
開位置と、上端部が上記ドアサッシュ1bの上縁部に当
接する全閉位置との間で自動的に開閉されるようになっ
ており、上記開閉機構3は、取付ブラケット4を介して
ドア本体1のインナパネル(図示せず)側に固設されて
ウインドガラス2の昇降を案内するガイド部材5と、上
記ウインドガラス2の下端部に固着され、且つガイド部
材5に係合されて該ガイド部材5に沿って昇降可能とさ
れたスライダ6と、該スライダ6をガイド部材5に沿っ
て昇降させる駆動モータ7とを有し、該駆動モータ7と
上記スライダ6とがワイヤ等の伝導部材(図示せず)に
より連結されていることにより、上記駆動モータ7の回
転に伴ってウインドガラス2が全開位置と全閉位置との
間で昇降されて開閉されるようになっている。
【0014】そして、本実施例においては、図2に示す
ように、上記駆動モータ7の作動を制御するコントロー
ルユニット8が設けられており、該コントロールユニッ
ト8には、上記ウインドガラス2を開閉するために開方
向または閉方向に操作されて駆動モータ7へ通電される
電流の方向を切り換える開閉スイッチ9からの信号が入
力され、この信号に応じてコントロールユニット8から
出力される制御信号により上記駆動モータ7が正逆転駆
動されるようになっている。また、該駆動モータ7に
は、その回転速度および回転数、あるいは該モータ7に
供給される駆動電流の変化を検出するポテンショメータ
10が接続されており、該ポテンショメータ10から
は、上記駆動モータ7の回転速度、回転数および駆動電
流の変化を示す電圧信号が上記コントロールユニット8
に入力され、これにより、上記開閉スイッチ9からの信
号とポテンショメータ10からの信号とにより駆動モー
タ7の作動が制御されるようになっている。
【0015】更に、上記コントロールユニット8によ
り、上記開閉スイッチ9からの信号とポテンショメータ
10からの信号とにより、ウインドガラス2の全開位置
と全閉位置とが検出されるようになっている。即ち、上
記ウインドガラス2が全開位置もしくは全閉位置に達し
た場合には、それ以上の移動が規制されることなって、
図3に示すように上記ポテンショメータ10により検出
される駆動モータ7に供給される駆動電流Iが急激に増
大することになるので、この駆動電流Iの変化を示す信
号と上記開閉スイッチ9の操作方向を示す信号とに基づ
いてウインドガラス2の全開位置もしくは全閉位置が的
確に検出されるようになっている。
【0016】また、本実施例においては、図1に示すよ
うに、上記ウインドガラス2の全開位置と該全開位置よ
り所定量閉じ方向に移動した位置との間の領域、即ち、
該ウインドガラス2の上縁部とドアサッシュ1bとの間
の開口面積が十分に大きく該ウインドガラス2による挟
み込みの虞のない領域が非反転ゾーンAとされていると
共に、ウインドガラス2の全閉位置とその直前位置との
間の領域、即ち、該ウインドガラス2の上縁部とドアサ
ッシュ1bとの間の開口面積が極めて僅かであり、従っ
て、該ウインドガラス2による挟み込みの虞のない領域
が非反転ゾーンA′とされており、これらの非反転ゾー
ンA,A′間の領域が反転ゾーンBとされている。
【0017】なお、上記非反転ゾーンAもしくは反転ゾ
ーンBは、ウインドガラス2の開閉のたびに補正される
ようになっている。即ち、該ウインドガラス2の全開位
置および全閉位置が、その都度、更新されてコントロー
ルユニット8に内蔵されたメモリ8a内に記憶され、こ
の更新された全開位置を基準として、上記ポテンショメ
ータ10により検出された駆動モータ7の回転数に応じ
て補正されて常に全開位置に対して非反転ゾーンAもし
くは非反転ゾーンBが適切に設定されるようになってい
る。
【0018】そして、本実施例においては、上記ポテン
ショメータ10により検出されたウインドガラス2の閉
時における駆動モータ7の回転速度に応じて基準速度が
設定されると共に、この基準速度に対して駆動モータ7
の実際の回転速度が所定値以上低下した場合には、該駆
動モータ7が反転制御されるようになっており、上記基
準速度の設定方法の一例を説明すると、図4に示すよ
に、駆動モータ7の回転速度Vが急激に上昇する始動時
から所定時間経過を経過したのち、例えば始動時から
0.3秒経過して駆動モータ7の回転速度が安定する安
定期の回転速度Vを基準速度としたり、図5に示すよう
に、始動直後を除く所定の時間T内における駆動モータ
7の回転速度Vの平均値、即ち、上記ウインドガラス2
の非反転ゾーンAを移動中における駆動モータ7の回転
速度Vの平均値、あるいはウインドガラス2の非反転ゾ
ーンAを移動中における複数のポイントにおいて駆動モ
ータの回転速度Vを検出し、そのうちの最大値と最小値
とを除く回転速度Vの平均により基準速度を算出しても
良い。
【0019】上記の構成によれば、コントロールユニッ
ト8により、ウインドガラスの2閉時における駆動モー
タ7の回転速度安定期の速度が基準速度とされ、ポテン
ショメータ10により検出されたウインドガラス2の閉
時における駆動モータ7の実際の回転速度が上記基準速
度より所定値以上低下したとき、即ち、上記ウインドガ
ラス2による挟み込みが発生して、図6に点線Aで示す
反転制御のための閾値速度V0より駆動モータ7の実際
の回転速度Vが大きく低下した場合には、上記コントロ
ールユニット8により、瞬時に駆動モータ7が反転制御
されることになる。この場合、上記基準速度が実際の駆
動モータ7の回転速度に基づいて設定されることになる
ので、温度や湿度の影響による上記ウインドガラス2の
摺動抵抗の変化、あるいは該ウインドガラス2の昇降を
案内するガイド部材5とスライダ6との組付誤差やそれ
らに発生した錆等の駆動モータ7の回転速度を変動させ
る各種の要因に影響されることなく基準速度が適切に設
定され、この適切に設定された基準速度に応じて駆動モ
ータ7が反転制御されることになって、その制御性が向
上することになる。
【0020】また、上記駆動モータ7の始動時から所定
時間経過後の回転速度を基準速度とする場合には、該基
準速度の設定精度を低下させる要因となる回転速度が安
定しない駆動モータ7の始動直後を除いて基準速度が設
定されることになるので、その設定精度が向上すると共
に、これに伴って、駆動モータ7の反転制御をより適切
に行うことができることになる。
【0021】特に、上記駆動モータ7の始動直後を除く
所定時間T内の回転速度の平均値を算出し、これを基準
速度とする場合には、該駆動モータ7の性能等に起因す
る回転速度の変動に左右されることなく適切に基準速度
が設定されることになって、その設定精度ならびに駆動
モータ7の反転制御の制御性をより一段と向上させるこ
とができる。
【0022】なお、上記ウインドガラス2を全開位置か
ら全閉位置に移動させるときに、例えば乗員の肘等がウ
インドガラス2の上縁部に載置されている場合には、図
6に点線Bで示すように、上記駆動モータ7の回転速度
Vが通常時に比べて極端に低くなる。この場合には、そ
の低下した回転速度Vと、コントロールユニット8のメ
モリ8a内に記憶された通常時における回転速度Vと比
較して両回転速度Vの落ち込み量を判定し、この落ち込
み量が大である場合には、上記ウインドガラス2が非反
転ゾーンA内に位置する場合であっても駆動モータ7を
反転制御するように構成して良い。また、本実施例にお
いては、開閉体の一例としてのウインドガラス2をその
閉じ操作中において反転制御する場合について説明した
が、上記開閉体としてはウインドガラス2に限定される
ものではなく、自動車のルーフ部に設けられるスライド
ルーフ等の各種の開閉体について本発明に係る開閉体開
閉制御装置が適用可能であることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、開閉
体の閉時における駆動モータの回転速度安定期の速度が
基準速度とされ、該基準速度に対して駆動モータの実際
の回転速度が所定値以上低下したときには、反転制御手
段により瞬時に駆動モータが反転制御されることになる
のであるが、上記基準速度が駆動モータの実際の回転速
度に基づいて設定されることになるので、温度や湿度の
影響による上記開閉体とこれを支持する支持部材ないし
該支持部材側に設けられたシール部材との間の摺動抵抗
の変化、あるいは開閉体と駆動モータとを連結する連結
部材の組付誤差または該連結部材の劣化度合い等の駆動
モータの回転速度を変動させる各種の要因に影響される
ことなく基準速度が適切に設定され、この適切に設定さ
れた基準速度に応じて駆動モータが反転制御されること
になって、その制御性が向上することになる。
【0024】また、第2発明によれば、基準速度設定手
段により、上記駆動モータの始動時から所定時間経過後
の回転速度が基準速度とされることになり、これによ
り、該基準速度を設定する場合に、その設定精度を低下
させる要因となる回転速度が安定しない駆動モータの始
動直後を除いて基準速度が設定されることになるので、
その設定精度を向上させることができる共に、これに伴
って、駆動モータの反転制御をより適切に行うことがで
きることになる。
【0025】特に、第3発明によれば、基準速度設定手
段により、駆動モータの始動直後を除く所定時間内の回
転速度の平均値が基準速度とされ、これにより、該駆動
モータの性能等に起因する回転速度の変動に左右される
ことなく適切に基準速度が設定されることになって、そ
の設定精度ならびに駆動モータの反転制御の制御性をよ
り一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開閉体開閉制御装置により開閉
制御されるウインドガラスが設けられた車両用ドアの側
面図。
【図2】 開閉体開閉制御装置の概略構成を示すシステ
ムブロック図。
【図3】 ウインドガラス開閉時における駆動モータに
通電される駆動電流の変化を示すグラフ。
【図4】 反転制御のための基準速度を設定方法を説明
するウインドガラス閉時の駆動モータの回転速度の変化
状態を示すグラフ。
【図5】 反転制御のための基準速度を設定する他の方
法を説明するウインドガラス閉時の駆動モータの回転速
度の変化状態を示すグラフ。
【図6】 ウインドガラスによる挟み込み時の駆動モー
タの回転速度の変化状態を示すグラフ。
【符号の説明】
2 ウインドガラス 7 駆動モータ 8 コントロールユニット 9 開閉スイッチ 10 ポテンショメータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆転可能な駆動モータにより開閉体を
    全閉位置と全開位置との間で開閉する開閉体開閉制御装
    置であって、上記駆動モータの回転速度を検出する回転
    速度検出手段と、該回転速度検出手段により検出された
    上記開閉体の閉時における駆動モータの回転速度安定期
    の速度を基準速度とする基準速度設定手段と、上記回転
    速度検出手段により検出される開閉体の閉時における駆
    動モータの回転速度が上記基準速度に対して所定値以上
    低下したときに該駆動モータを反転させる反転制御手段
    とが備えられていることを特徴とする開閉体開閉制御装
    置。
  2. 【請求項2】 正逆転可能な駆動モータにより開閉体を
    全閉位置と全開位置との間で開閉する開閉体開閉制御装
    置であって、上記駆動モータの回転速度を検出する回転
    速度検出手段と、該回転速度検出手段により検出された
    上記開閉体の閉時における駆動モータの始動時から所定
    時間経過後の回転速度を基準速度とする基準速度設定手
    段と、上記回転速度検出手段により検出される開閉体の
    閉時における駆動モータの回転速度が上記基準速度に対
    して所定値以上低下したときに該駆動モータを反転させ
    る反転制御手段とが備えられていることを特徴とする開
    閉体開閉制御装置。
  3. 【請求項3】 正逆転可能な駆動モータにより開閉体を
    全閉位置と全開位置との間で開閉する開閉体開閉制御装
    置であって、上記駆動モータの回転速度を検出する回転
    速度検出手段と、該回転速度検出手段により検出された
    上記開閉体の閉時における駆動モータの始動直後を除く
    所定時間内の回転速度の平均値を基準速度とする基準速
    度設定手段と、上記回転速度検出手段により検出される
    開閉体の閉時における駆動モータの回転速度が上記基準
    速度に対して所定値以上低下したときに該駆動モータを
    反転させる反転制御手段とが備えられていることを特徴
    とする開閉体開閉制御装置。
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