JPH0813602A - 雨水桝 - Google Patents

雨水桝

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Publication number
JPH0813602A
JPH0813602A JP16875694A JP16875694A JPH0813602A JP H0813602 A JPH0813602 A JP H0813602A JP 16875694 A JP16875694 A JP 16875694A JP 16875694 A JP16875694 A JP 16875694A JP H0813602 A JPH0813602 A JP H0813602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe connection
rainwater
pipe
basin
connection ports
Prior art date
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Pending
Application number
JP16875694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Matsuura
洋輔 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP16875694A priority Critical patent/JPH0813602A/ja
Publication of JPH0813602A publication Critical patent/JPH0813602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨水桝において、パイプを接続する箇所を当
該雨水桝の設置位置やパイプの敷設位置との関係で適切
に選択することができるようにして、雨水桝の胴壁への
孔穿け作業を不要にする。 【構成】 有底円筒状の桝本体1の胴壁10の高所に2
つの管接続口2,3を突設し、低所にも管接続口4を開
設する。高位置の2つの管接続口2,3は、共通の軸線
L−L上で互いに向き合うように配置され、他の管接続
口4はその軸線が2つの上記管接続口2,3の軸線L−
Lと直角をなす。管接続口3から流入した雨水が、桝本
体1の内部に溜まった後、管接続口4から溢流して流出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雨水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示したように、雨水桝Aは、軒樋
110や立樋120などを流れてきた雨水を流入させ、
その雨水に混ざっている土砂などの固形物を沈殿させて
取り除いた後、その雨水を出口から溢流させて排水路に
流すことなどに用いられ、このような点などにおいて、
家庭の洗面所などの水回り箇所からでる汚水や雑排水の
下水路に介在される排水桝Bと区別されている。そし
て、図7のように、雨水桝は、家屋の周囲に所要数が埋
設され、それの雨水桝A…は相互に配管としてのパイプ
130を介して接続される。なお、図6および図7にお
いて、Hは家屋を示している。
【0003】このような雨水桝Aにおいて、パイプ13
0が接続される雨水入口や雨水出口に要求される適切な
向きは、雨水桝Aの設置位置やパイプ130の敷設位置
などの関係で種々異なる。そのため、従来は、雨水桝A
の有底円筒状の胴壁の適正箇所、すなわちパイプ130
を無理なく接続することのできる箇所にホールソーなど
の専用工具を用いて雨水入口や雨水出口として用いる開
口を開設してそこにパイプ130を接続するということ
が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、雨水桝Aの
胴壁に開口を開設するという作業は、ホールソーなどの
専用工具を用いたとしても手間がかかり、熟練を要する
作業でもあるので、それらを解決することのできるよう
な対策が待望されていた。
【0005】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、パイプを接続する箇所をあらかじめ桝本体に複
数設けておき、当該雨水桝の設置位置やパイプの敷設位
置との関係でそれらを適切に選択することができるよう
にすることによって、手間がかかりしかも熟練を必要と
する孔穿け作業を行う必要のなくなる雨水桝を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、雨水に混ざってい
る土砂などの固形物の沈殿による除去が効率よく行われ
る機能を備えた雨水桝を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
による雨水桝は、有底円筒状の桝本体の胴壁の接線方向
に向いて管接続口が突設された雨水桝であって、管接続
口が複数設けられ、それらの管接続口のうちの少なくと
も2つが共通の軸線上で互いに向き合うように配置さ
れ、他の管接続口はその軸線が2つの上記管接続口の軸
線と直角をなすように配置されているというものであ
る。
【0007】このような雨水桝において、請求項2に記
載したように、共通の軸線上で互いに向き合うように配
置された2つの管接続口が、他の管接続口よりも高位置
にあるように構成することも可能である。
【0008】
【作用】本発明の雨水桝において、たとえば有底筒状の
桝本体の胴壁の高位置の2箇所に管接続口が設けられて
いるものによると、配管としてのパイプを接続する雨水
入口として2箇所の管接続口の何れかを選択することが
でき、パイプを接続しない管接続口を栓体で塞いでおく
ことが可能である。このようにすることにより、当該雨
水桝の設置位置に合わせてパイプを無理なく接続するこ
とができるようになる。また、低位置の他の管接続口を
栓体で塞がずに、その管接続口にパイプを接続して2方
向から雨水を流入させることも可能である。この作用が
発揮されるのは、2つの管接続口が他の管接続口よりも
高位置にある場合に限らない。
【0009】そして、特に、高位置の管接続口とそれよ
りも低位置の管接続口とが直角をなす向きになっている
ので、それらの管接続口に接続したパイプの相互に直角
の曲り角度が確保される。したがって、雨水の排水路を
形成している雨水流入路と雨水流出路とを当該雨水桝の
ところで直角に曲がり施工することが容易になる。その
上、高位置の管接続口からは雨水が胴壁の接線方向に向
けて流入するので、桝本体の内部で雨水が飛び跳ねにく
くなる。このため、桝本体の内部で雨水が掻き混ぜられ
ることにより沈殿していた固形物が再び浮き上がって雨
水出口から流出するという事態が起こりにくい。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例による雨水桝Aの概略
平面図、図2は同雨水桝Aの縦断面図、図3は同雨水桝
Aの横断面図である。この雨水桝Aは、有底でかつ下窄
まり円筒状の桝本体1の胴壁10の高位置の2箇所に設
けられた2つの管接続口2,3と低所の1箇所に開設さ
れた管接続口4とが突設されている。高位置にある管接
続口2,3はそれぞれパイプ(不図示)を接続するため
の受口として使用できるようになっている。また、低位
置にある1つの管接続口4はパイプ(不図示)を接続す
るための挿口として使用できるようになっている。
【0011】高位置にある2つの管接続口2,3は、桝
本体1の胴壁10における周方向に間隔を隔てた同一高
さのところで胴壁10の接線方向に向き、しかも共通の
軸線L−L上で互いに向き合っている。さらに、2つの
管接続口2,3の内径は同一になっている。他方、低位
置にある管接続口4は、高位置の2つの管接続口2,3
の軸線L−Lに対して直角をなす軸線M−Mを備えてお
り、しかも胴壁10の接線方向に向いて開口している。
【0012】5は栓体で、この栓体5は、高位置の2つ
の管接続口2,3のいずれにも嵌着状に装着可能であ
り、図3のように、装着した状態では栓体5の端面51
が胴壁10の内面に段差なく連続するようになってい
る。上記した桝本体1や管接続口2,3,4や栓体5は
ポリプロピレンなどの合成樹脂成形体でなる。
【0013】このような雨水桝Aにおいて、たとえば図
1〜図3において高位置にある右側の管接続口2だけを
活用して雨水を流入させる場合には、その管接続口2に
雨水流入側のパイプ(不図示)を差し込んで接続すると
共に、低位置にある管接続口4に雨水流出側のパイプ
(不図示)を差し込んで接続し、使用しない高位置にあ
る左側の管接続口3は栓体5を差し込んで塞いでおく。
【0014】このようにしておくと、図3に矢印Fで示
したように、雨水は、流入側のパイプを経て管接続口2
から桝本体1の内部に旋回しながら流入する。こうして
流入した雨水が桝本体1の内部に溜まり、その水位が管
接続口4のところに達すると、その雨水が管接続口4か
ら流出側のパイプを経て排水路に流される。そして、桝
本体1の内部では、雨水に混ざっている土砂やその他の
固形物が沈殿して雨水から分離される。桝本体1の内部
に堆積した沈殿物は定期的に、あるいは必要に応じて取
り除かれる。上述のように、雨水が管接続口2から桝本
体1の内部に旋回しながら流入すると、桝本体1の内部
で雨水が飛び跳ねにくくなるので、桝本体1の内部で先
に沈殿していた固形物が再び浮き上がって管接続口4か
ら流出するという事態が起こりにくい。
【0015】図4および図5に他の実施例による雨水桝
Aを示している。この雨水桝Aの桝本体1は、有底でか
つ下窄まり円筒状の胴壁10の高位置の2箇所に突設さ
れた管接続口2,3と、低位置の2箇所に突設された管
接続口4,5とを備えている。そして、高位置にある2
つの管接続口2,3が桝本体1の胴壁10における周方
向に間隔を隔てた同一高さのところで開口して共通の軸
線L−L上で互いに向き合っており、また、これの管接
続口2,3が胴壁10の接線方向に向いている。さら
に、高位置の2つの管接続口2,3の内径同士、ならび
に低位置の2つの管接続口4,5の内径同士はそれぞれ
同一になっている。さらに、低位置の2つの管接続口
4,5の軸線M−M,M’−M’は、高位置の2つの管
接続口2,3の軸線に対して直角をなし、しかも胴壁1
0の接線方向に向いている。なお、図示していないけれ
ども、栓体を高位置の2つの管接続口2,3のいずれに
も嵌着状に装着可能である。また、その栓体を低位の2
つの管接続口4,5のいずれにも嵌着状に装着可能であ
る。そして、栓体を管接続口2,3,4,5のいずれか
に装着したときには、栓体の端面が胴壁10の内面と段
差なく連続する構成になっている。上記した桝本体1や
栓体は、ポリプロピレンなどの合成樹脂成形体でなる。
【0016】このような雨水桝Aにおいても、管接続口
2,3、4,5のうちの使用しないものには栓体を装着
して塞いでおく。そして、たとえば、高位置の右側の管
接続口2に流入側のパイプを、低位置の左側の管接続口
4に流出側のパイプをそれぞれ接続しておくと、雨水
は、流入側のパイプを経て管接続口2から桝本体1の内
部に旋回しながら流入し、水位が管接続口4のところに
達すると、その雨水が管接続口4から流出側のパイプを
経て排水路に流される。雨水に混ざっている土砂などの
固形物が沈殿して雨水から分離される点などの、図1〜
図3で説明した作用は、この実施例によっても同様に発
揮される。
【0017】上述した2つの実施例によれば、栓体を高
位置の管接続口2,3のいずれにも嵌着状に装着可能で
あるので、1つの栓体を2つの雨水入口のいずれかを塞
ぐのに共用することが可能であるという利点がある。ま
た、他の実施例によれば、1つの栓体を高位置の管接続
口2,3のいずれかのみならず、低位置の管接続口4,
5のいずれを塞ぐのにも共用することが可能であるとい
う利点がある。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、管接続口があらかじめ
胴壁に突設されているので、パイプを接続するときにホ
ールソーなどの専用工具で手間と熟練を要する孔穿け作
業を行う必要がないという効果がある。そして、高位置
に2つの管接続口が突設され、低位置に他の管接続口が
突設さているので、必要な管接続口だけを使い、不必要
な管接続口を塞いでおくことができるので、パイプを無
理なく接続することのできる管接続口を複数のものから
選択することができるようになり、そのことが当該雨水
桝の設置位置やパイプの敷設位置についての制約を緩和
することに役立つという効果がある。
【0019】また、雨水流入路と雨水流出路とを当該雨
水桝のところで曲がり施工することが容易に可能になる
ので、排水路の施工を宅地の形などに合わせることが容
易になる。
【0020】さらに、一旦沈殿した固形物が、流入して
きた雨水により掻き混ぜられて雨水出口から流出すると
いった事態が起こりにくくなるので、それだけ当該雨水
桝による固形物の除去の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による雨水桝の概略平面図であ
る。
【図2】同雨水桝の縦断面図である。
【図3】同雨水桝の横断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による雨水桝の概略正面図
である。
【図5】同雨水桝の概略平面図である。
【図6】雨水桝と排水桝との区別を説明するための説明
図である。
【図7】雨水桝の設置状況を示した説明図である。
【符号の説明】 A 雨水桝 1 桝本体 2,3 管接続口 4 雨水出口 10 胴壁 L−L 軸線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状の桝本体の胴壁の接線方向に
    向いて管接続口が突設された雨水桝であって、 管接続口が複数設けられ、それらの管接続口のうちの少
    なくとも2つが共通の軸線上で互いに向き合うように配
    置され、他の管接続口はその軸線が2つの上記管接続口
    の軸線と直角をなすように配置されていることを特徴と
    する雨水桝。
  2. 【請求項2】 共通の軸線上で互いに向き合うように配
    置された2つの管接続口が、他の管接続口よりも高位置
    にある請求項1記載の雨水桝。
JP16875694A 1994-06-27 1994-06-27 雨水桝 Pending JPH0813602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16875694A JPH0813602A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 雨水桝

Applications Claiming Priority (1)

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JP16875694A JPH0813602A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 雨水桝

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0813602A true JPH0813602A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15873857

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16875694A Pending JPH0813602A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 雨水桝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0813602A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510073A (ja) * 2000-05-16 2004-04-02 ジョーンストン パイプス リミテッド 堰セクション、そのような堰セクションを備える下水管構造体、およびそれらの製造方法
JP2005147225A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Toto Ltd 住宅用排水システム

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