JPH08133267A - 段ボール箱、箱組立用段ボール、段ボール蓋および段ボール箱収納方法。 - Google Patents

段ボール箱、箱組立用段ボール、段ボール蓋および段ボール箱収納方法。

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JPH08133267A
JPH08133267A JP26981594A JP26981594A JPH08133267A JP H08133267 A JPH08133267 A JP H08133267A JP 26981594 A JP26981594 A JP 26981594A JP 26981594 A JP26981594 A JP 26981594A JP H08133267 A JPH08133267 A JP H08133267A
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corrugated board
corrugated
fold
cardboard
plate
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JP26981594A
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Zenji Taniguchi
善治 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隙間や孔が生じることがなく、箱の壁部を構
成している段ボールの切り口が内部に現われない段ボー
ル箱、更に積み上げても変形し難い段ボール箱を提供す
る。 【構成】 箱組立用段ボール2の裏側を上にし、第1段
ボール側板6と第2段ボール側板8とを立てて端辺同士
を近づけ、段ボール接合板10を直角三角形に折り畳
む。更に直角三角形状の段ボール接合板10を第1段ボ
ール側板6側に折り曲げ、加圧型接着剤層22,24同
士を合わせ押圧し接合する。4ヶ所について上述した作
業を行えば、4隅が段ボール接合板10により補強され
て変形し難い段ボール箱が完成する。一枚の段ボールを
折り曲げたのみであるため内外の影響が遮断され、収納
物の保護に優れる。段ボール箱内に箱組立用段ボール2
の縁部2aが現われることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール箱、箱組立用
段ボール、段ボール蓋および段ボール箱収納方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボールの板材を用いて形成され
た段ボール箱が知られており、各種物品の搬送等に用い
られている。このような段ボール箱の形成方法として
は、図34に示すごとくに、段ボールを抜き加工等で成
形して、それを図35のごとく、粘着テープ、封緘針、
糊やホットメルト型接着剤にて、段ボール箱に組立てて
いた。
【0003】図35(a)は、図34(a)の箱組立用
段ボールを封緘針にて段ボール箱に組立てたものであ
り、図35(b)は、図34(b)の箱組立用段ボール
を封緘針にて段ボール箱に組立てたものであり、図35
(c)は、図34(c)の箱組立用段ボールを粘着テー
プにて段ボール箱に組立てたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような箱
組立用段ボールにより段ボール箱を組立てた場合、問題
が生じた。例えば、図34(a),(b)の場合には、
切込み部2002,3002が設けられているので、図
35(a),(b)のように封緘針2000,3000
にて組立てた場合には、接合板2004,3004と側
板2006,3006との密着性は完全ではなく、エッ
ジ部2008,3008の部分には隙間が生じる。した
がって、内部の物品が完全に保護されているとは言い難
い。特に、魚等の生鮮品を内部に収納した場合には、水
が外部に漏出したりする。また、内部に食品が収納され
ている場合には、外部の水が内部に侵入したりして、食
品衛生上も好ましくない。
【0005】また、上述のごとく封緘針を用いること
も、段ボール箱に貫通孔を穿つことになり、これも液体
等の漏出侵入等にとって好ましくない。勿論、接着剤に
て接合板2004,3004と側板2006,3006
とを接合すれば、貫通孔は穿たれないが、切込み部20
02,3002が存在するためピーク部2010,30
10は、完全に隙間を無くし難く、やはり液体等の漏出
侵入等を引き起こす恐れがある。
【0006】また、図34(c)の箱組立用段ボールを
図35(c)のごとく、粘着テープ4000にて段ボー
ル箱に組立てる方法もある。これも、そのピーク部40
10は、完全に隙間を無くし難く、液体等の漏出侵入等
を引き起こす恐れがあるのは同じである。
【0007】更に、生鮮品等は、その表面に大量の水を
付着させているが、そのような用途に段ボール箱を適用
する場合には、特に表面に防水加工した段ボールを用い
て段ボール箱を組立てることになる。しかし、図35
(a),(b),(c)にあるごとく、段ボールの切り
口が段ボール箱の内部に現われていると、その切り口部
分は防水加工がなされていないため、その部分から水が
段ボール内にしみ込み、段ボールの強度を低下させ、段
ボール箱を変形させてしまう恐れがあった。
【0008】特に、段ボール箱に物品を収納して、積み
上げた場合に、上述のごとく水の侵入により、段ボール
の強度が低下した場合は勿論のこと、そのような段ボー
ルの強度の低下が無くても、段ボール箱にかかる重量の
ため、特に四隅が変形して、積載した段ボール箱が変形
したり、破壊したりしてしまった。
【0009】本発明は、このような問題点を解決し、上
述のような隙間が生じることがなく、段ボールの切り口
が内部に現われない段ボール箱、更に積み上げても変形
し難い段ボール箱を提供するものであり、更に、その段
ボール箱を組み立てるための箱組立用段ボール、更に、
その段ボール箱の上部を覆う段ボール蓋を提供し、更に
その段ボール箱や箱組立用段ボールを用いて段ボール箱
への収納する方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
矩形の段ボール基板と、上記段ボール基板の対向する2
辺に、第1折目を介して、それぞれ連設される2つの矩
形の第1段ボール側板と、上記段ボール基板の他の対向
する2辺に、第2折目を介して、それぞれ連設される2
つの矩形の第2段ボール側板と、上記段ボール基板の頂
点に接し、この頂点で隣接する上記第1段ボール側板と
上記第2段ボール側板との端辺に、第3折目を介して上
記第1段ボール側板に、第4折目を介して上記第2段ボ
ール側板に、連設されるとともに、上記段ボール基板の
頂点からほぼ対角線状に伸びる第5折目を有する4つの
段ボール接合板と、を備え、上記第1折目、第2折目、
第3折目、第4折目および第5折目を折り曲げることに
より、上記段ボール基板の頂点で隣接する第1段ボール
側板と第2段ボール側板との端辺を合わせ、かつ、上記
第5折目の折り曲げにより略三角形となった上記段ボー
ル接合板の外面と上記第1段ボール側板の表面とを、接
着剤にて接合してなる段ボール箱である。
【0011】請求項2記載の発明は、更に、上記段ボー
ル基板に連設される辺と対向する上記第1段ボール側板
の辺に第6折目を介して連設される第1段ボール補助板
を設け、この第1段ボール補助板を上記第6折目にて折
り返して、上記第1段ボール側板と接合している上記段
ボール接合板の上へ、接着剤で接合してなる請求項1記
載の段ボール箱である。
【0012】請求項3記載の発明は、上記第6折目が、
二重折目である請求項2記載の段ボール箱である。請求
項4記載の発明は、更に、上記段ボール基板に連設され
る辺と対向する上記第2段ボール側板の辺に第7折目を
介して連設される第2段ボール補助板を設け、この第2
段ボール補助板を上記第7折目にて折り返して、上記第
2段ボール側板の上へ、接着剤で接合してなる請求項1
〜3のいずれか記載の段ボール箱である。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の段
ボール基板、段ボール接合板、第1段ボール側板、第2
段ボール側板、および第2段ボール補助板に、更に、上
記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接する
上記段ボール接合板と上記第2段ボール補助板との端辺
に、第8折目を介して上記段ボール接合板に、第9折目
を介して上記第2段ボール補助板に、連設される4つの
第3段ボール補助板と、を設け、上記第1折目、第2折
目、第3折目、第4折目、第5折目および第9折目を折
り曲げることにより、上記段ボール基板の頂点で隣接す
る上記第1段ボール側板と上記第2段ボール側板との端
辺を合わせ、上記第5折目の折り曲げにより略三角形と
なった上記段ボール接合板を上記第2段ボール側板に重
ね、かつ、この段ボール接合板に連設される上記第3段
ボール補助板を上記第2段ボール補助板に重ねて、上記
段ボール接合板と上記第2段ボール側板とを、あるいは
上記第3段ボール補助板と上記第2段ボール補助板と
を、接着剤にて接合し、上記第7折目および上記第8折
目にて、重なり合った上記第3段ボール補助板と上記第
2段ボール補助板とを、上記段ボール接合板とは反対側
に折り返してなる段ボール箱である。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4記載の段
ボール基板、段ボール接合板、第1段ボール側板、第2
段ボール側板、第1段ボール補助板、および第2段ボー
ル補助板に、更に、上記第1段ボール側板の頂点に接
し、この頂点で隣接する上記第1段ボール補助板と上記
段ボール接合板との端辺に、第10折目を介して上記第
1段ボール補助板に、第11折目を介して上記段ボール
接合板に、連設される略三角形の4つの第4段ボール補
助板と、上記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点
で隣接する上記第2段ボール補助板と上記段ボール接合
板との端辺に、第12折目を介して上記第2段ボール補
助板に、第13折目を介して上記段ボール接合板に、連
設される略矩形または略三角形の4つの第5段ボール補
助板と、を設け、上記第6折目と上記第11折目との折
り返しにより、上記第1段ボール補助板を上記第1段ボ
ール側板上に、かつ上記第4段ボール補助板を上記第5
折目にて分けられた上記段ボール接合板の一方側に重
ね、上記第1折目、第2折目、第3折目、第4折目、第
5折目、第10折目および第12折目を折り曲げによ
り、上記段ボール基板の頂点で隣接する上記第1段ボー
ル側板と上記第2段ボール側板との端辺を合わせ、か
つ、上記第5折目の折り曲げにより上記第4段ボール補
助板を挟んで略三角形となった上記段ボール接合板を上
記第2段ボール側板に、上記第5段ボール補助板を上記
第2段ボール補助板に、重なるように折り曲げて、上記
段ボール接合板と上記第2段ボール側板とを、あるいは
上記第5段ボール補助板と上記第2段ボール補助板と
を、接着剤にて接合し、上記第7折目および上記第13
折目にて、重なり合った上記第5段ボール補助板と上記
第2段ボール補助板とを、上記段ボール接合板とは反対
側に折り返してなる段ボール箱である。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の段
ボール基板、第1段ボール側板、第2段ボール側板、段
ボール接合板を備え、上記第1折目、第2折目、第3折
目、第4折目および第5折目を折り曲げることにより、
上記段ボール基板の頂点で隣接する第1段ボール側板と
上記第2段ボール側板との端辺を合わせ、上記第5折目
の折り曲げにより略三角形となった上記段ボール接合板
の内、一方の上記第2段ボール側板を挟んで隣接する2
つの上記段ボール接合板については、この段ボール接合
板の外面と上記第1段ボール側板の表面とを、接着剤に
て接合し、他方の上記第2段ボール側板を挟んで隣接す
る2つの上記段ボール接合板については、この段ボール
接合板の外面と上記第2段ボール側板の表面とを、接着
剤にて接合してなる段ボール箱である。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1記載の段
ボール基板、第1段ボール側板、第2段ボール側板、段
ボール接合板を備え、上記第1折目および上記第4折目
にて折り返すことにより、2つの上記第1段ボール側板
を上記段ボール基板に重ね、かつ4つの上記段ボール接
合板をそれぞれ上記第2段ボール側板に重ね、更に、上
記第2折目および上記第3折目にて折り返すことによ
り、4つの上記段ボール接合板をそれぞれ上記第1段ボ
ール側板に重ね、かつ2つの上記第2段ボール側板をそ
れぞれ上記段ボール接合板および上記第1段ボール側板
を挟んで上記段ボール基板に重ね、4つの上記段ボール
接合板の上記第5折目にて分けられた領域の内、上記第
1段ボール側板側の領域と上記第1段ボール側板とを接
着剤で接合することにより、平面状に折り畳んだ段ボー
ル箱である。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1記載の段
ボール基板、第1段ボール側板、第2段ボール側板、段
ボール接合板を備え、一方の上記第2折目および2つの
上記第3折目にて折り返すことにより、一方の上記第2
段ボール側板を上記段ボール基板に重ね、かつ一方の2
つの上記段ボール接合板を上記第1段ボール側板に重
ね、更に、両方の上記第1折目および4つの上記第4折
目にて折り返すことにより、4つの上記段ボール接合板
を上記第2段ボール側板に重ね、かつ両方の上記第1段
ボール側板をそれぞれ上記第2段ボール側板および上記
段ボール接合板を挟んで上記段ボール基板に重ね、更
に、他方の上記第2折目および2つの上記第3折目にて
折り返すことにより、他方の2つの上記段ボール接合板
を上記第1段ボール側板にそれぞれ重ね、かつ他方の上
記第2段ボール側板を、少なくとも、2つの上記第1段
ボール側板および2つの上記段ボール接合板を挟んで上
記段ボール基板に重ね、一方の2つの上記段ボール接合
板の上記第5折目にて分けられた領域の内、上記第2段
ボール側板側の領域と上記第2段ボール側板とを接着
し、他方の2つの上記段ボール接合板の上記第5折目に
て分けられた領域の内、上記第1段ボール側板側の領域
と上記第1段ボール側板とを接着することにより、平面
状に折り畳んだ段ボール箱である。
【0018】請求項10記載の発明は、上記段ボール接
合板を、略三角形に折り畳んだ際に、上記段ボール接合
板が箱の内側に形成される請求項1〜7のいずれか記載
の段ボール箱である。請求項11記載の発明は、一枚の
段ボールに各折目を付けることにより構成されている請
求項1〜10のいずれか記載の段ボール箱である。
【0019】請求項12記載の発明は、上記接着剤が加
圧型接着剤である請求項1〜11のいずれか記載の段ボ
ール箱である。請求項13記載の発明は、上記加圧型接
着剤が、箱に組立てる前の板状の状態で、その一面のみ
に塗布されている請求項12記載の段ボール箱である。
【0020】請求項14記載の発明は、矩形の段ボール
基板と、上記段ボール基板の対向する2辺に、第1折目
を介して、それぞれ連設される2つの矩形の第1段ボー
ル側板と、上記段ボール基板の他の対向する2辺に、第
2折目を介して、それぞれ連設される2つの矩形の第2
段ボール側板と、上記段ボール基板の頂点に接し、この
頂点で隣接する上記第1段ボール側板と上記第2段ボー
ル側板との端辺に、第3折目を介して上記第1段ボール
側板に、第4折目を介して上記第2段ボール側板に、連
設されるとともに、上記段ボール基板の頂点からほぼ対
角線状に伸びる第5折目を有する4つの段ボール接合板
と、上記第5折目により分けられている上記第1段ボー
ル側板側の上記段ボール接合板の表面に設けられた第1
加圧型接着剤層と、上記第1加圧型接着剤層に隣接する
上記第1段ボール側板の一部の表面に設けられた第2加
圧型接着剤層と、を備えた箱組立用段ボールである。
【0021】請求項15記載の発明は、更に、上記段ボ
ール基板に連設される辺と対向する上記第1段ボール側
板の辺に第6折目を介して連設される第1段ボール補助
板と、上記第5折目により分けられている上記第2段ボ
ール側板側の上記段ボール接合板の表面に設けられた第
3加圧型接着剤層と、上記第1段ボール補助板の表面に
設けられた第4加圧型接着剤層と、を設けた請求項14
記載の箱組立用段ボールである。
【0022】請求項16記載の発明は、上記第6折目
が、二重折目である請求項15記載の箱組立用段ボール
である。請求項17記載の発明は、更に、上記段ボール
基板に連設される辺と対向する上記第2段ボール側板の
辺に第7折目を介して連設される第2段ボール補助板
と、上記第2段ボール補助板の表面に設けられた第5加
圧型接着剤層と、上記第2段ボール側板の表面に設けら
れた第6加圧型接着剤層と、を設けた請求項14〜16
のいずれか記載の箱組立用段ボールである。
【0023】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の段ボール基板、上記段ボール接合板、上記第1段ボー
ル側板、上記第2段ボール側板、および上記第2段ボー
ル補助板に、更に、上記第2段ボール側板の頂点に接
し、この頂点で隣接する上記段ボール接合板と上記第2
段ボール補助板との端辺に、第8折目を介して上記段ボ
ール接合板に、第9折目を介して上記第2段ボール補助
板に、連設される4つの第3段ボール補助板と、上記第
5折目により分けられている上記第2段ボール側板側の
上記段ボール接合板の表面および上記第3段ボール補助
板の表面の一方または両方に設けられた第7加圧型接着
剤層と、上記第2段ボール側板の表面および上記第2段
ボール補助板の表面の一方または両方に設けられた第8
加圧型接着剤層と、を設けた箱組立用段ボールである。
【0024】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の段ボール基板、上記段ボール接合板、上記第1段ボー
ル側板、上記第2段ボール側板、上記第1段ボール補助
板および上記第2段ボール補助板に、更に、上記第1段
ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接する上記第1
段ボール補助板と上記段ボール接合板との端辺に、第1
0折目を介して上記第1段ボール補助板に、第11折目
を介して上記段ボール接合板に、連設される略三角形の
4つの第4段ボール補助板と、上記第2段ボール側板の
頂点に接し、この頂点で隣接する上記第2段ボール補助
板と上記段ボール接合板との端辺に、第12折目を介し
て上記第2段ボール補助板に、第13折目を介して上記
段ボール接合板に、連設される略矩形または略三角形の
4つの第5段ボール補助板と、上記第5折目により分け
られている上記第2段ボール側板側の上記段ボール接合
板の表面および上記第5段ボール補助板の表面の一方ま
たは両方に設けられた第9加圧型接着剤層と、上記第2
段ボール側板の表面および上記第2段ボール補助板の表
面の一方または両方に設けられた第10加圧型接着剤層
と、を設けた箱組立用段ボールである。
【0025】請求項20記載の発明は、一枚の段ボール
に各折目を付けることにより構成されている請求項14
〜19のいずれか記載の箱組立用段ボールである。請求
項21記載の発明は、上記接着剤が加圧型接着剤である
請求項14〜20のいずれか記載の箱組立用段ボールで
ある。
【0026】請求項22記載の発明は、上記加圧型接着
剤が、一面のみに塗布されている請求項21記載の箱組
立用段ボールである。請求項23記載の発明は、請求項
1〜13のいずれか記載の段ボール箱の段ボール蓋であ
って、矩形の段ボール蓋基板と、上記段ボール蓋基板の
対向する2辺に、第1蓋折目を介して、それぞれ連設さ
れ、少なくとも2つの挿入突出片を有する2つの第1段
ボール蓋側板と、上記段ボール蓋基板の他の対向する2
辺に、第2蓋折目を介して、それぞれ連設される2つの
第2段ボール蓋側板と、を備えることにより、上記段ボ
ール蓋基板を、上記段ボール箱の開口部に載置するよう
にして、上記第1蓋折目を折り曲げた状態で、上記第1
段ボール蓋側板の2つの挿入突出片を、上記段ボール箱
の略三角状に折り畳まれた上記段ボール接合板の内部に
それぞれ差し込み、上記第2蓋折目を折り曲げた状態
で、上記第2段ボール蓋側板をそれぞれ上記第2段ボー
ル側板に接着することにより、上記段ボール箱を閉塞可
能とする段ボール蓋である。
【0027】請求項24記載の発明は、請求項1〜13
のいずれか記載の段ボール箱の段ボール蓋であって、更
に、上記第2段ボール蓋側板の端辺に、第3蓋折目を介
して連設する4つの第1段ボール蓋補助片を備えること
により、上記段ボール蓋基板を、上記段ボール箱の開口
部に載置するようにして、上記第1蓋折目を折り曲げた
状態で、上記第1段ボール蓋側板の2つの挿入突出片
を、上記段ボール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボ
ール接合板の内部にそれぞれ差し込み、上記第2蓋折目
を折り曲げた状態で、上記第2段ボール蓋側板をそれぞ
れ上記第2段ボール側板に接着し、上記第3蓋折目を折
り曲げた状態で、上記第1段ボール蓋補助片を上記段ボ
ール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボール接合板の
外面にそれぞれ接着することにより、上記段ボール箱を
閉塞可能とする請求項23記載の段ボール蓋である。
【0028】請求項25記載の発明は、請求項1〜13
のいずれか記載の段ボール箱の段ボール蓋であって、矩
形の段ボール蓋基板と、上記段ボール蓋基板の対向する
2辺に、第4蓋折目を介して、それぞれ連設され、両端
辺に第5蓋折目を介して略三角状の第2段ボール蓋補助
片を有する2つの第3段ボール蓋側板と、上記段ボール
蓋基板の他の対向する2辺に、第6蓋折目を介して、そ
れぞれ連設され、両端辺が斜めに形成されている2つの
第4段ボール蓋側板と、を備えることにより、上記段ボ
ール蓋基板で、上記段ボール箱の開口部に載置するよう
にして、上記第4蓋折目を折り曲げた状態で、上記第3
段ボール蓋側板を、上記段ボール箱の略三角状に折り畳
まれた上記段ボール接合板の外面に接着し、かつ上記第
5蓋折目を折り曲げた状態で、上記第3段ボール蓋側板
の第2段ボール蓋補助片を上記第2段ボール側板に接着
し、更に上記第6蓋折目を折り曲げた状態で、上記第4
段ボール蓋側板を上記第2段ボール側板に接着すること
により、上記段ボール箱を閉塞可能とする段ボール蓋で
ある。
【0029】請求項26記載の発明は、第6折目の中央
付近に貫通孔を設けた請求項2または3記載の段ボール
箱の段ボール蓋であって、矩形の段ボール蓋基板と、上
記段ボール蓋基板の対向する2辺のほぼ中央付近に、第
7蓋折目を介して、それぞれ連設される2つの挿入片
と、上記段ボール蓋基板の他の対向する2辺に、第8蓋
折目を介して、それぞれ連設される2つの第5段ボール
蓋側板と、を備えることにより、上記段ボール蓋基板
で、上記段ボール箱の開口部に載置するようにして、上
記第7蓋折目を折り曲げた状態で、上記挿入片を、上記
段ボール箱の第6折目の中央付近に設けた貫通孔に挿入
し、かつ、上記第8蓋折目を折り曲げた状態で、上記第
5段ボール蓋側板を上記第2段ボール側板に接着するこ
とにより、上記段ボール箱を閉塞可能とする段ボール蓋
である。
【0030】請求項27記載の発明は、上記段ボールの
表裏面が防水加工されている請求項1〜13記載の段ボ
ール箱である。請求項28記載の発明は、上記段ボール
の表裏面が防水加工されている請求項14〜22記載の
箱組立用段ボールである。
【0031】請求項29記載の発明は、上記段ボールの
表裏面が防水加工されている請求項23〜26記載の段
ボール蓋である。請求項30記載の発明は、請求項8ま
たは9記載の平面状に折り畳んだ段ボール箱の第1段ボ
ール側板および第2段ボール側板を、段ボール基板に対
してほぼ垂直状態に開くことにより成形してなる段ボー
ル箱である。
【0032】請求項31記載の発明は、請求項14〜2
2,28のいずれか記載の箱組立用段ボールの段ボール
基板に、物品を配置した後、上記第1段ボール側板およ
び第2段ボール側板の一方または両方を、上記物品側へ
押圧しつつ、上記箱組立用段ボールを段ボール箱に組立
てることにより、この段ボール箱内に上記物品を収納す
る段ボール箱収納方法である。
【0033】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の発明は、上述し
たごとく、段ボール基板、2つの第1段ボール側板、2
つの第2段ボール側板、4つの段ボール接合板を備えた
段ボール箱である。その段ボール箱のエッジ部とピーク
部とは、第5折目を有する4つの段ボール接合板が、そ
の第5折目の折り曲げにより略三角形となり、かつその
略三角形となった段ボール接合板の外面と第1段ボール
側板の表面とを、接着剤にて接合することにより形成さ
れている。
【0034】上記段ボール接合板は、段ボール基板の頂
点に接し、この頂点で隣接する第1段ボール側板と第2
段ボール側板との端辺に、第3折目を介して第1段ボー
ル側板に、第4折目を介して第2段ボール側板に、連設
されている。この段ボール接合板を略三角形に第5折目
にて折り畳むと共に、他の折目を折り曲げて、段ボール
箱を成形し、段ボール接合板の固定は接着剤にて、第1
段ボール側板の表面に接合することによりなしている。
【0035】したがって、段ボール箱には、隙間を形成
する要素が存在しない。このことから、容易に、段ボー
ル箱内の物品から外部へ、あるいは外部から内部の物品
への影響が遮断され、収納物の保護に優れた段ボール箱
を提供できる。また段ボール箱内には、一切、段ボール
の切り口が現われることがない。このことから、内部に
水分の付着した物品を収納しても、表面が防水加工され
ている段ボールの場合、その切り口から水が侵入して、
段ボールの強度を低下させるということがない。
【0036】また、四隅には、段ボール接合板が略三角
形に二重となって存在するため、第1段ボール側板およ
び第2段ボール側板と合わせて、合計4枚の段ボール
が、四隅に縦方向の要素として存在する。したがって、
極めて剛直な段ボール箱が形成され、物品を収納して積
み上げても、段ボール箱が極めて変形し難い。
【0037】更に、上記段ボール基板に連設される辺と
対向する上記第1段ボール側板の辺に第6折目を介して
連設される第1段ボール補助板を設け、この第1段ボー
ル補助板を第6折目にて折り返して、上記第1段ボール
側板と接合している上記段ボール接合板の上へ、接着剤
で接合してもよい。
【0038】このようにすると、第1段ボール側板の補
強となり、第1段ボール側板と接合している段ボール接
合板を、より一層、強固に固定できる。また、段ボール
箱を持ち上げる際の手掛かりとなり、取り扱い易くな
る。更に、第1段ボール側板の上辺部の切り口もなくな
るので、例えば濡れた手で取り扱っても、第1段ボール
側板が変形し難くなる。
【0039】また、略三角形状となっている段ボール接
合板の厚みを考慮して、第6折目を二重折目としてもよ
い。更に、第2段ボール側板の上辺部の切り口もなくす
ため、段ボール基板に連設される辺と対向する第2段ボ
ール側板の辺に第7折目を介して連設される第2段ボー
ル補助板を設け、この第2段ボール補助板を第7折目に
て折り返して、第2段ボール側板の上へ、接着剤で接合
してもよい。こうすると、第2段ボール側板も補強され
ると共に、水の侵入が防止でき、変形し難くなる。
【0040】更に、第2段ボール側板の頂点に接し、こ
の頂点で隣接する上記段ボール接合板と第2段ボール補
助板との端辺に、第8折目を介して上記段ボール接合板
に、第9折目を介して第2段ボール補助板に、連設され
る4つの第3段ボール補助板を設け、第1折目、第2折
目、第3折目、第4折目、第5折目および第9折目を折
り曲げることにより、段ボール基板の頂点で隣接する第
1段ボール側板と第2段ボール側板との端辺を合わせ、
第5折目の折り曲げにより略三角形となった段ボール接
合板を第2段ボール側板に重ね、かつ、この段ボール接
合板に連設される第3段ボール補助板を第2段ボール補
助板に重ねて、段ボール接合板と第2段ボール側板と
を、あるいは第3段ボール補助板と第2段ボール補助板
とを、接着剤にて接合し、第7折目および第8折目に
て、重なり合った第3段ボール補助板と第2段ボール補
助板とを、段ボール接合板とは反対側に折り返してもよ
い。
【0041】このことにより、略三角形となっている段
ボール接合板の上辺部の切り口の一つが、第3段ボール
補助板を設けて折り返すことにより、なくなるので、水
の侵入が防止されて、特に、段ボール箱の強度に大きく
寄与する段ボール接合板の耐久性を向上させる。また、
第2段ボール側板に対して第2段ボール補助板が折り返
されて重なるので、第2段ボール側板が補強され、段ボ
ール箱全体も補強される。
【0042】また、更に、第1段ボール側板の頂点に接
し、この頂点で隣接する第1段ボール補助板と段ボール
接合板との端辺に、第10折目を介して第1段ボール補
助板に、第11折目を介して段ボール接合板に、連設さ
れる略三角形の4つの第4段ボール補助板と、第2段ボ
ール側板の頂点に接し、この頂点で隣接する第2段ボー
ル補助板と段ボール接合板との端辺に、第12折目を介
して第2段ボール補助板に、第13折目を介して段ボー
ル接合板に、連設される略矩形または略三角形の4つの
第5段ボール補助板と、を設けて、第6折目と上記第1
1折目との折り返しにより、第1段ボール補助板を第1
段ボール側板上に、かつ第4段ボール補助板を第5折目
にて分けられた段ボール接合板の一方側(第1段ボール
側板側)に重ね、第1折目、第2折目、第3折目、第4
折目、第5折目、第10折目および第12折目を折り曲
げにより、段ボール基板の頂点で隣接する第1段ボール
側板と第2段ボール側板との端辺を合わせ、かつ、第5
折目の折り曲げにより第4段ボール補助板を挟んで略三
角形となった段ボール接合板を第2段ボール側板に、第
5段ボール補助板を第2段ボール補助板に、重なるよう
に折り曲げて、段ボール接合板と第2段ボール側板と
を、あるいは第5段ボール補助板と第2段ボール補助板
とを、接着剤にて接合し、第7折目および第13折目に
て、重なり合った第5段ボール補助板と第2段ボール補
助板とを、段ボール接合板とは反対側に折り返してもよ
い。
【0043】第1段ボール補助板と第4段ボール補助板
とが、第6折目と第11折目との折り返しにより、第1
段ボール側板の上辺部の切り口と、段ボール接合板の一
方の切り口とがなくなり、更に、重なり合った第2段ボ
ール補助板と第5段ボール補助板とが、第7折目と第1
3折目との折り返しにより、第2段ボール側板の上辺部
の切り口と、段ボール接合板の他方の切り口とがなくな
る。
【0044】このことにより、完成した段ボール箱の上
辺部には、ほとんど段ボールの切り口が見えなくなり、
より一層、段ボール箱全体が水に強くなる。略三角形に
折り畳んだ段ボール接合板は、第1段ボール側板に接着
剤で接合しようが、第2段ボール側板に接合しようが任
意である。特に、隣接する段ボール接合板同士が、同じ
段ボール側板に接合すると、先端部分で重複する場合
は、いずれか一方の段ボール接合板を、他の段ボール側
板にて接合させても良い。
【0045】例えば、第1折目、第2折目、第3折目、
第4折目および第5折目を折り曲げることにより、段ボ
ール基板の頂点で隣接する第1段ボール側板と第2段ボ
ール側板との端辺(第3,4折目)を合わせ、第5折目
の折り曲げにより略三角形となった段ボール接合板の
内、一方の第2段ボール側板を挟んで隣接する2つの段
ボール接合板については、この段ボール接合板の外面と
第1段ボール側板の表面とを、接着剤にて接合し、他方
の第2段ボール側板を挟んで隣接する2つの段ボール接
合板については、この段ボール接合板の外面と第2段ボ
ール側板の表面とを、接着剤にて接合してもよい。勿
論、段ボール接合板同士が先端部分で重複しなくても、
上述のごとく隣接する段ボール接合板を異なる段ボール
側板に接合しても良い。
【0046】また、上述した段ボール箱は、最初から立
体的な箱として成形するのではなく、平面状に折り畳ん
だ状態で段ボール箱を形成し、物品収納時等の使用時
に、立体状に開いて用いてもよい。勿論、平面状に段ボ
ール箱を形成した後、直ちに開いて立体的な段ボール箱
としてもよい。
【0047】例えば、段ボール基板、第1段ボール側
板、第2段ボール側板、段ボール接合板を備えて、第1
折目および第4折目にて折り返すことにより、2つの第
1段ボール側板を段ボール基板に重ね、かつ4つの段ボ
ール接合板をそれぞれ第2段ボール側板に重ね、更に、
第2折目および第3折目にて折り返すことにより、4つ
の段ボール接合板をそれぞれ第1段ボール側板に重ね、
かつ2つの第2段ボール側板をそれぞれ段ボール接合板
および第1段ボール側板を挟んで段ボール基板に重ね、
4つの段ボール接合板の第5折目にて分けられた領域の
内、第1段ボール側板側の領域と第1段ボール側板とを
接着剤で接合することにより、平面状に折り畳んだ段ボ
ール箱を形成しても良い。
【0048】また、対向する段ボール側板等の先端が重
複して、平面状に折り畳み難い場合は、例えば、一方の
上記第2折目および2つの上記第3折目にて折り返すこ
とにより、一方の上記第2段ボール側板を上記段ボール
基板に重ね、かつ一方の2つの上記段ボール接合板を上
記第1段ボール側板に重ね、更に、両方の上記第1折目
および4つの上記第4折目にて折り返すことにより、4
つの上記段ボール接合板を上記第2段ボール側板に重
ね、かつ両方の上記第1段ボール側板をそれぞれ上記第
2段ボール側板および上記段ボール接合板を挟んで上記
段ボール基板に重ね、更に、他方の上記第2折目および
2つの上記第3折目にて折り返すことにより、他方の2
つの上記段ボール接合板を上記第1段ボール側板にそれ
ぞれ重ね、かつ他方の上記第2段ボール側板を2つの上
記第1段ボール側板および2つの上記段ボール接合板を
挟んで上記段ボール基板に重ね、一方の2つの上記段ボ
ール接合板の第5折目にて分けられた領域の内、上記第
2段ボール側板側の領域と上記第2段ボール側板とを接
着し、他方の2つの上記段ボール接合板の第5折目にて
分けられた領域の内、上記第1段ボール側板側の領域と
第1段ボール側板とを接着することにより、平面状に折
り畳んだ段ボール箱を形成しても良い。
【0049】また、段ボール接合板を略三角形に折り畳
んだ際に、その略三角形が形成される位置として、箱の
外側に形成されても良く、内側に形成されても良い。内
側に形成されれば、美観上あるいは搬送中に他と干渉し
ないので好ましい。上述した段ボール箱は、一枚の段ボ
ールに各折目を付けることにより構成されることができ
る。このように、一枚の段ボールにて構成すれば、所定
の単純な形状に切り抜くだけで、製造できるので、製造
コストが低くて済む。また段ボール箱に組立てる場合に
も、1枚の段ボールの折目を折って行き、固定するに必
要な最小限の部分だけを接着剤で接合すれば完成するこ
とから、段ボール箱の組立ても、非常に効率の高いもの
となる。
【0050】また、上記接着剤として、加圧型接着剤を
用いることが好ましい。加圧型接着剤とは、接着しよう
とする両面に塗布して、乾燥あるいは固化して接着剤層
を形成しておき、その接着剤層同士を合わせて圧力を掛
けることにより、両面が接合するものであり、この種の
接着剤が塗布されていない部分に、上記接着剤層を押し
当てても、接着しないタイプの接着剤である。
【0051】このような加圧型接着剤を、予め接合する
両面に塗布しておけば、段ボール箱の組立作業は折目に
応じて折った後、その接合面同士を押し当てれば、接合
されて段ボール箱が完成するので、極めて効率的な作業
が可能となる。上記加圧型接着剤は、箱に組立てる前の
板状の状態で、その一面のみに塗布されているようにす
れば、塗布作業も効率的となる。例えば、略三角形に折
り畳んだ段ボール接合板を、第1段ボール側板や第2段
ボール側板に接合する場合、あるいは第1段ボール補助
板や第2段ボール補助板を折り返して、段ボール接合
板、第1段ボール側板または第2段ボール側板に接合す
る場合には、1枚の段ボールのいずれかの面同士の接合
となるので、すべての接合部分を1枚の段ボールの同一
面のみでの接合とするように設計することは簡単にでき
る。したがって、このような形態を採用すれば、段ボー
ルへの接着剤の塗布も、表裏面の内の片面のみで済み、
塗布作業も非常に効率的である。
【0052】しかも、接着剤が加圧型接着剤であれば、
塗布乾燥した後の平面状の段ボールは、片面のみに加圧
型接着剤が存在するため、そのまま積み上げておいても
接着する恐れはない。したがって、その保管が容易とな
り保管スペースも少なくて済む。物品の収納作業におい
ても、傍らに塗布乾燥した後の平面状の段ボールを大量
に積み上げておき、段ボール箱を組立てて物品を収納で
きるので、物品収納現場においても、省スペースとな
る。
【0053】尚、矩形の段ボール基板と、上記段ボール
基板の対向する2辺に、第1折目を介して、それぞれ連
設される2つの矩形の第1段ボール側板と、上記段ボー
ル基板の他の対向する2辺に、第2折目を介して、それ
ぞれ連設される2つの矩形の第2段ボール側板と、上記
段ボール基板の頂点に接し、この頂点で隣接する第1段
ボール側板と第2段ボール側板との端辺に、第3折目を
介して第1段ボール側板に、第4折目を介して第2段ボ
ール側板に、連設されるとともに、上記段ボール基板の
頂点からほぼ対角線状に伸びる第5折目を有する4つの
段ボール接合板と、上記第5折目により分けられている
上記第1段ボール側板側の上記段ボール接合板の表面に
設けられた第1加圧型接着剤層と、上記第1加圧型接着
剤層に隣接する上記第1段ボール側板の一部の表面に設
けられた第2加圧型接着剤層と、を備えた箱組立用段ボ
ールは、上述のごとく、容易に、段ボール箱内の物品か
ら外部へ、あるいは外部から内部の物品への影響が遮断
され、収納物の保護に優れた段ボール箱を組立てること
ができる。このように組立てられた段ボール箱内には、
一切、段ボールの切り口が現われることがない。このこ
とから、内部に水分の付着した物品を収納しても、表面
が防水加工されている段ボールの場合、その切り口から
水が侵入して、段ボールの強度を低下させるということ
がない。また、四隅には、段ボール接合板が略三角形に
二重となって存在するため、第1段ボール側板および第
2段ボール側板と合わせて、合計4枚の段ボールが、四
隅に縦方向の要素として存在する。したがって、極めて
剛直な段ボール箱が形成され、物品を収納して積み上げ
ても、段ボール箱が極めて変形し難い。
【0054】更に、上記段ボール基板に連設される辺と
対向する上記第1段ボール側板の辺に第6折目を介して
連設される第1段ボール補助板と、上記第5折目により
分けられている上記第2段ボール側板側の上記段ボール
接合板の表面に設けられた第3加圧型接着剤層と、上記
第1段ボール補助板の表面に設けられた第4加圧型接着
剤層と、を設ければ、組立てた段ボール箱は、第1段ボ
ール側板と接合している段ボール接合板を、より一層、
強固に固定できる。また、段ボール箱を持ち上げる際の
手掛かりとなり、取り扱い易くなる。更に、第1段ボー
ル側板の上辺部の切り口もなくなるので、例えば濡れた
手で取り扱っても、第1段ボール側板が変形し難くな
る。
【0055】また、第6折目を二重折目とすれば、段ボ
ール接合板上に第1段ボール補助板を接合する際に、略
三角形状となっている段ボール接合板の厚みを吸収で
き、成形性が良い。更に、段ボール箱を組立てた際に、
第2段ボール側板の上辺部の切り口もなくすため、段ボ
ール基板に連設される辺と対向する第2段ボール側板の
辺に第7折目を介して連設される第2段ボール補助板
と、上記第2段ボール補助板の表面に設けられた第5加
圧型接着剤層と、上記第2段ボール側板の表面に設けら
れた第6加圧型接着剤層と、を設けてもよい。この第2
段ボール補助板を第7折目にて折り返して、第2段ボー
ル側板の上へ、接着剤で接合すれば、第2段ボール側板
も切り口からの水の侵入が防止でき、段ボール箱が変形
し難くなる。
【0056】更に、第2段ボール側板の頂点に接し、こ
の頂点で隣接する上記段ボール接合板と第2段ボール補
助板との端辺に、第8折目を介して上記段ボール接合板
に、第9折目を介して第2段ボール補助板に、連設され
る4つの第3段ボール補助板と、上記第5折目により分
けられている上記第2段ボール側板側の上記段ボール接
合板の表面および上記第3段ボール補助板の表面の一方
または両方に設けられた第7加圧型接着剤層と、上記第
2段ボール側板の表面および上記第2段ボール補助板の
表面の一方または両方に設けられた第8加圧型接着剤層
と、を設けてもよい。段ボール箱の組立の際に、第1折
目、第2折目、第3折目、第4折目、第5折目および第
9折目を折り曲げることにより、段ボール基板の頂点で
隣接する第1段ボール側板と第2段ボール側板との端辺
を合わせ、第5折目の折り曲げにより略三角形となった
段ボール接合板を第2段ボール側板に重ね、かつ、この
段ボール接合板に連設される第3段ボール補助板を第2
段ボール補助板に重ねて、段ボール接合板と第2段ボー
ル側板とを、あるいは第3段ボール補助板と第2段ボー
ル補助板とを、接着剤にて接合し、第7折目および第8
折目にて、重なり合った第3段ボール補助板と第2段ボ
ール補助板とを、段ボール接合板とは反対側に折り返す
ことにより、略三角形となっている段ボール接合板の上
辺部の切り口の一つが無くなるので、水の侵入が防止さ
れて、特に、段ボール箱の強度に大きく寄与する段ボー
ル接合板の耐久性を向上させる。また、第2段ボール側
板に対して第2段ボール補助板が折り返されて重なるの
で、第2段ボール側板が補強され、組立てられた段ボー
ル箱全体も補強される。
【0057】また、更に、第1段ボール側板の頂点に接
し、この頂点で隣接する第1段ボール補助板と段ボール
接合板との端辺に、第10折目を介して第1段ボール補
助板に、第11折目を介して段ボール接合板に、連設さ
れる略三角形の4つの第4段ボール補助板と、第2段ボ
ール側板の頂点に接し、この頂点で隣接する第2段ボー
ル補助板と段ボール接合板との端辺に、第12折目を介
して第2段ボール補助板に、第13折目を介して段ボー
ル接合板に、連設される略三角形の4つの第5段ボール
補助板と、上記第5折目により分けられている上記第2
段ボール側板側の上記段ボール接合板の表面および上記
第5段ボール補助板の表面の一方または両方に設けられ
た第9加圧型接着剤層と、上記第2段ボール側板の表面
および上記第2段ボール補助板の表面の一方または両方
に設けられた第10加圧型接着剤層と、を設けてもよ
い。段ボール箱の組立の際に、第6折目と上記第11折
目との折り返しにより、第1段ボール補助板を第1段ボ
ール側板上に、かつ第4段ボール補助板を第5折目にて
分けられた段ボール接合板の一方側に重ね、第1折目、
第2折目、第3折目、第4折目、第5折目、第10折目
および第12折目を折り曲げにより、段ボール基板の頂
点で隣接する第1段ボール側板と第2段ボール側板との
端辺を合わせ、かつ、第5折目の折り曲げにより第4段
ボール補助板を挟んで略三角形となった段ボール接合板
を第2段ボール側板に、第5段ボール補助板を第2段ボ
ール補助板に、重なるように折り曲げて、段ボール接合
板と第2段ボール側板とを、あるいは第5段ボール補助
板と第2段ボール補助板とを、接着剤にて接合し、第7
折目および第13折目にて、重なり合った第5段ボール
補助板と第2段ボール補助板とを、段ボール接合板とは
反対側に折り返せば、第1段ボール補助板と第4段ボー
ル補助板とが、第6折目と第11折目との折り返しによ
り、第1段ボール側板の上辺部の切り口と、段ボール接
合板の一方の切り口とがなくなり、更に、重なり合った
第2段ボール補助板と第5段ボール補助板とが、第7折
目と第13折目との折り返しにより、第2段ボール側板
の上辺部の切り口と、段ボール接合板の他方の切り口と
がなくなる。
【0058】このことにより、組立てられた段ボール箱
の上辺部には、ほとんど段ボールの切り口が見えなくな
り、より一層、段ボール箱全体が水に強くなる。尚、上
述した各箱組立用段ボールは、段ボール箱に組立てる場
合に、段ボールの折目を折って行き、固定するに必要な
最小限の部分だけを接着剤で接合すれば完成することか
ら、段ボール箱の組立てが、非常に効率の高いものとな
る。
【0059】また、上述した各箱組立用段ボールは、一
枚の段ボールに各折目を付けることにより構成すること
が、所定の単純な形状に切り抜くだけで、製造できるの
で、製造コストが低くて済む。また、上記接着剤として
加圧型接着剤を用いること、加圧型接着剤を予め接合す
る両面に塗布しておくこと、および加圧型接着剤を各箱
組立用段ボールの一面のみに塗布することについての利
点は、段ボール箱の発明の説明にて述べたごとくであ
る。
【0060】また、上述の段ボール箱に対して、矩形の
段ボール蓋基板と、上記段ボール蓋基板の対向する2辺
に、第1蓋折目を介して、それぞれ連設され、少なくと
も2つの挿入突出片を有する2つの第1段ボール蓋側板
と、上記段ボール蓋基板の他の対向する2辺に、第2蓋
折目を介して、それぞれ連設される2つの第2段ボール
蓋側板と、を備えて、上記段ボール蓋基板を、上記段ボ
ール箱の開口部に載置するようにして、上記第1蓋折目
を折り曲げた状態で、上記第1段ボール蓋側板の2つの
挿入突出片を、上記段ボール箱の略三角状に折り畳まれ
た上記段ボール接合板の内部にそれぞれ差し込み、上記
第2蓋折目を折り曲げた状態で、上記第2段ボール蓋側
板をそれぞれ上記第2段ボール側板に接着することによ
り、上記段ボール箱を閉塞可能とする段ボール蓋を用い
ることができる。特に、略三角状に折り畳まれることに
より生じた段ボール接合板の内部の隙間を利用して、こ
の隙間に第1段ボール蓋側板の2つの挿入突出片を挿入
することにより、第1段ボール蓋側板の固定を接合する
ことなく行うことができる。
【0061】また、段ボール蓋の第2段ボール蓋側板の
端辺に、第3蓋折目を介して連設する4つの第1段ボー
ル蓋補助片を備えて、上記段ボール蓋基板を、上記段ボ
ール箱の開口部に載置するようにして、上記第1蓋折目
を折り曲げた状態で、上記第1段ボール蓋側板の2つの
挿入突出片を、上記段ボール箱の略三角状に折り畳まれ
た上記段ボール接合板の内部にそれぞれ差し込み、上記
第2蓋折目を折り曲げた状態で、上記第2段ボール蓋側
板をそれぞれ上記第2段ボール側板に接着し、上記第3
蓋折目を折り曲げた状態で、上記第1段ボール蓋補助片
を上記段ボール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボー
ル接合板の外面にそれぞれ接着することにより、上記段
ボール箱を閉塞可能としてもよい。こうすれば、段ボー
ル蓋が更に確実に段ボール箱に固定される。
【0062】また、段ボール蓋として、矩形の段ボール
蓋基板と、上記段ボール蓋基板の対向する2辺に、第4
蓋折目を介して、それぞれ連設され、両端辺に第5蓋折
目を介して略三角状の第2段ボール蓋補助片を有する2
つの第3段ボール蓋側板と、上記段ボール蓋基板の他の
対向する2辺に、第6蓋折目を介して、それぞれ連設さ
れ、両端辺が斜めに形成されている2つの第4段ボール
蓋側板と、を備えて、上記段ボール蓋基板で、上記段ボ
ール箱の開口部に載置するようにして、上記第4蓋折目
を折り曲げた状態で、上記第3段ボール蓋側板を、上記
段ボール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボール接合
板の外面に接着し、かつ上記第5蓋折目を折り曲げた状
態で、上記第3段ボール蓋側板の第2段ボール蓋補助片
を上記第2段ボール側板に接着し、更に上記第6蓋折目
を折り曲げた状態で、上記第4段ボール蓋側板を上記第
2段ボール側板に接着することにより、上記段ボール箱
を閉塞可能とするものであっても良い。
【0063】このようにすれば、段ボール蓋基板の4辺
の第3段ボール蓋側板と第4段ボール蓋側板とが、段ボ
ール箱に確実に固定されるとともに、更に、略三角状の
第2段ボール蓋補助片が、第3段ボール蓋側板から第2
段ボール側板に接合しているため、第3段ボール蓋側板
と略三角状の第2段ボール蓋補助片とにより、段ボール
箱の第1段ボール側板と第2段ボール側板との固定をも
確実なものとしている。
【0064】また、第6折目の中央付近に貫通孔を設け
た段ボール箱の場合には、段ボール蓋として、矩形の段
ボール蓋基板と、上記段ボール蓋基板の対向する2辺の
ほぼ中央付近に、第7蓋折目を介して、それぞれ連設さ
れる2つの挿入片と、上記段ボール蓋基板の他の対向す
る2辺に、第8蓋折目を介して、それぞれ連設される2
つの第5段ボール蓋側板と、を備えて、上記段ボール蓋
基板で、上記段ボール箱の開口部に載置するようにし
て、上記第7蓋折目を折り曲げた状態で、上記挿入片
を、上記段ボール箱の第6折目の中央付近に設けた貫通
孔に挿入し、かつ、上記第8蓋折目を折り曲げた状態
で、上記第5段ボール蓋側板を上記第2段ボール側板に
接着することにより、上記段ボール箱を閉塞可能とした
ものでもよい。
【0065】このように構成することにより、挿入片を
段ボール箱の第6折目の中央付近に設けた貫通孔に挿入
するだけで、段ボール蓋基板の2辺が固定できるので、
より簡便な構成とすることができる。尚、上述した段ボ
ール箱、箱組立用段ボールおよび段ボール蓋は、その段
ボールの表裏面が防水加工されていることが濡れたもの
あるいは濡れる可能性があるものの収納上好ましい。い
ずれかの面のみの防水加工でも良いが、収納物が濡れた
ものの場合は、箱の内面となる表面が防水加工されるこ
とが好ましく、環境が湿潤な場合は箱の外面となる表面
が防水加工されることが好ましい。勿論、両面が防水加
工されていることが一層好ましい。
【0066】また、段ボール箱内に物品を収納する場
合、上述した箱組立用段ボールの段ボール基板に、物品
を配置した後、上記第1段ボール側板および第2段ボー
ル側板の一方または両方を、上記物品側へ押圧しつつ、
上記箱組立用段ボールを段ボール箱に組立てることによ
り、この段ボール箱内に上記物品を収納してもよい。上
述した箱組立用段ボールならば、段ボール箱を組立てて
から、物品を収納するのではなく、物品の周りに段ボー
ル箱を組立てることが可能である。このようにすると、
周囲から物品に圧力をかけつつ収納でき、収納後も圧力
がある程度残存するので、内部の物品が容易に確実に固
定され、運搬等においても破損し難くなる。
【0067】
【実施例】
[実施例1]図1に実施例1の箱組立用段ボール2を示
す。本箱組立用段ボール2は、全体が1枚の矩形の段ボ
ールであり、表裏両面が防水加工されている段ボールを
裁断したものである。この箱組立用段ボール2は、折目
にて分けられることにより、矩形の段ボール基板4、矩
形の2枚の第1段ボール側板6、矩形の2枚の第2段ボ
ール側板8、および正方形の4枚の段ボール接合板10
を有している。
【0068】段ボール基板4の対向する2辺には、第1
折目12を介して、第1段ボール側板6がそれぞれ連設
され、段ボール基板4の他の対向する2辺には、第2折
目14を介して、第2段ボール側板8がそれぞれ連設さ
れている。更に段ボール接合板10は、段ボール基板4
の頂点4aに接し、この頂点4aで隣接する第1段ボー
ル側板6と第2段ボール側板8との端辺に、第3折目1
6を介して第1段ボール側板6に、第4折目18を介し
て第2段ボール側板8に連設されるとともに、上記段ボ
ール基板4の頂点4aから対角線状に伸びる第5折目2
0を有している。
【0069】段ボール接合板10の内、第5折目20に
て分けられている2つ直角三角形の領域の内、第1段ボ
ール側板6側の一部の領域に加圧型接着剤層22が形成
されている。また第3折目16を挟んで、第1段ボール
側板6上に加圧型接着剤層22と対称に加圧型接着剤層
24が設けられている。図1に示したのは箱組立用段ボ
ール2の表側であるが、裏側には、加圧型接着剤層2
2,24は設けられていない。
【0070】この箱組立用段ボール2は、次のようにし
て段ボール箱に組立てられる。すなわち、図1に示した
箱組立用段ボール2の裏側を上にして、箱組立用段ボー
ル2の上部空間を包み込むように、第1折目12、第2
折目14を折り曲げて、第1段ボール側板6と第2段ボ
ール側板8とを立てて、その端辺同士を近づけて行く。
同時に第3折目16、第4折目18および第5折目20
を折り曲げて、段ボール接合板10を直角三角形に折り
畳む。
【0071】更に、第1段ボール側板6と第2段ボール
側板8との端辺、すなわち第3折目16と第4折目18
とが合わさった状態で、直角三角形状の段ボール接合板
10を第1段ボール側板6側に折り曲げ、加圧型接着剤
層22,24同士を合わせ、押圧する。この押圧によ
り、加圧型接着剤層22,24同士が接合する。
【0072】4ヶ所について、上述した作業を行えば、
図3に示す段ボール箱30が完成する。このように、一
枚の段ボールを折り曲げたのみで、段ボール箱30が構
成されているため、段ボール箱内の物品から外部へ、あ
るいは外部から内部の物品への影響が遮断され、収納物
の保護に優れた段ボール箱30を容易に組立てることが
できる。このように組立てられた段ボール箱30内に
は、一切、段ボールの切り口、すなわち、箱組立用段ボ
ール2の縁部2aが現われることがない。このことか
ら、段ボール箱30の内部に水分の付着した物品を収納
しても、表面が防水加工されている段ボールの場合、そ
の切り口から水が侵入して、段ボールの強度を低下させ
るということがない。また、四隅には、段ボール接合板
10が略三角形に二重となって存在するため、第1段ボ
ール側板6および第2段ボール側板8と合わせて、合計
4枚の段ボールが、四隅に縦方向の要素として存在す
る。したがって、極めて剛直な段ボール箱30が形成さ
れ、物品を収納して積み上げても、段ボール箱30が極
めて変形し難い。
【0073】[実施例2]図4に実施例2の箱組立用段
ボール52を示す。本実施例が実施例1と異なるところ
は、段ボール基板4に連設される辺と対向する第1段ボ
ール側板6の辺に第6折目54を介して連設される第1
段ボール補助板56を設けている点であり、更に、加圧
型接着剤層58が第1段ボール補助板56の表面に設け
られ、加圧型接着剤層60が加圧型接着剤層22と第5
折目20を挟んで段ボール接合板10の表面に対称に設
けられている点である。他の構成は実施例1と同じであ
るので同一の符号を付す。
【0074】図5(a)に示すごとく、実施例1と同じ
ように組立てた後、この第1段ボール補助板56を第6
折目54にて折り返して、上記第1段ボール側板6と接
合している段ボール接合板10の上へ重ねて、第1段ボ
ール補助板56の加圧型接着剤層58と段ボール接合板
10の加圧型接着剤層60とを接触させて押圧すれば、
第1段ボール補助板56は段ボール接合板10上に接合
し、図5(b)に示すごとく段ボール箱62が完成す
る。
【0075】このようにすると、第1段ボール側板6の
補強となり、第1段ボール側板6と接合している段ボー
ル接合板10を、より一層、強固に固定できる。また、
段ボール箱62を持ち上げる際の手掛かりとなり、取り
扱い易くなる。更に、第1段ボール側板6の上辺部の切
り口もなくなるので、例えば濡れた手で取り扱っても、
第1段ボール側板6が変形し難くなる。
【0076】上記第6折目54は、図4,5のごとく、
二重折目とされているので、略三角形状となっている段
ボール接合板10の厚みを吸収して、加圧型接着剤層5
8と加圧型接着剤層60同士が確実に面で接触し、押圧
による接合も確実となる。尚、接着力が十分であれば、
第6折目54は、他と同じように一重折目としてもよ
い。
【0077】[実施例3]図6に実施例3の箱組立用段
ボール72を示す。本実施例が実施例2と異なるところ
は、更に、第2段ボール側板8の上辺部の切り口もなく
すため、段ボール基板4に連設される辺と対向する第2
段ボール側板8の辺に第7折目74を介して連設される
第2段ボール補助板76を設けている点であり、更に、
加圧型接着剤層78が第2段ボール補助板76の表面の
ほぼ全面に設けられ、加圧型接着剤層80が加圧型接着
剤層78と第7折目74を挟んで第2段ボール側板8の
表面に対称に設けられている点である。他の構成は実施
例2と同じであるので同一の符号を付す。
【0078】図7(a)に示すごとく、実施例2と同じ
ように組立てた後、この第2段ボール補助板76を第7
折目74にて折り返して、上記第2段ボール側板8の上
へ重ねて、第2段ボール補助板76の加圧型接着剤層7
8と第2段ボール側板8の加圧型接着剤層80とを接触
させて押圧すれば、第2段ボール補助板76は第2段ボ
ール側板8上に接合し、図7(b)に示すごとく段ボー
ル箱82が完成する。実施例2の工程から実施例3を完
成すると、第1段ボール補助板56を段ボール接合板1
0上に接合するのが先となるが、第1段ボール補助板5
6を段ボール接合板10上に接合するよりも、第2段ボ
ール補助板76を第2段ボール側板8上に接合するのを
先にしても良い。
【0079】こうすると、第2段ボール側板8も切り口
からの水の侵入が防止でき、変形し難くなる。尚、第2
段ボール側板8のみ、切り口からの水の侵入防止をする
のならば、実施例1の箱組立用段ボール2に対して、実
施例3の第7折目74、第2段ボール補助板76、加圧
型接着剤層78および加圧型接着剤層80を設ければ良
い。
【0080】[実施例4]図8に実施例4の箱組立用段
ボール102を示す。本実施例が実施例3と異なるとこ
ろは、第6折目54と第1段ボール補助板56が存在せ
ず、更に、段ボール接合板110の切り口の一方をなく
すため、第2段ボール側板108の頂点108aに接
し、この頂点108で隣接する段ボール接合板110と
第2段ボール補助板176との端辺に、第8折目182
を介して段ボール接合板110に、第9折目184を介
して第2段ボール補助板176に、連設される4つの第
3段ボール補助板186を設けている点であり、更に、
加圧型接着剤層188が第2段ボール補助板176の表
面の両端に設けられ、加圧型接着剤層200が第3段ボ
ール補助板186のほぼ全面に設けられている点であ
り、更に第2段ボール側板108の加圧型接着剤層20
2は、第2段ボール側板108の両端にそれぞれ第4折
目118と第7折目174とに沿って直角三角形状に設
けられ、段ボール接合板110上には第4折目118に
対して対称に加圧型接着剤層204が設けられている点
である。他の構成は実施例3と同じであるので対応する
符号に100を加えた符号を付す。
【0081】実施例1と同じように組立てる場合、最後
に図9(a)に示すごとく、段ボール接合板110を第
2段ボール側板108に重ね、加圧型接着剤層204,
202同士を接触させ、同時に第3段ボール補助板18
6を第2段ボール補助板176に重ね、加圧型接着剤層
200,188同士を接触させて、押圧し接合して、図
9(b)の状態とする。
【0082】尚、第2段ボール補助板176の両端の加
圧型接着剤層188および第3段ボール補助板186の
加圧型接着剤層200の加圧型接着剤層の組みと、第2
段ボール側板108の両端の加圧型接着剤層202およ
び段ボール接合板110の加圧型接着剤層204の加圧
型接着剤層の組みとは、いずれか一方のみ設けても良
い。
【0083】次に、両端に第3段ボール補助板186が
重なっている第2段ボール補助板176を内側に折り返
して、図10に示す段ボール箱212を完成する。上述
のごとく、第3段ボール補助板186が第8折目182
を介して段ボール接合板110に連接されていることに
より、段ボール接合板110の切り口の一方が無くな
り、図10に示すごとく、それだけ段ボール箱212の
上辺部の切り口が無くなるので、水の侵入が防止され
て、特に、段ボール箱212の強度に大きく寄与する段
ボール接合板110の耐久性を向上させる。また、第2
段ボール側板108に対して第2段ボール補助板176
が折り返されて重なるので、第2段ボール側板108が
補強され、段ボール箱212全体も補強される。
【0084】尚、第2段ボール補助板176を内側に折
り返したため、段ボール箱212の内部に切り口が現れ
るが、特に濡れた物品を収納するのでなければ差し支え
ない。 [実施例5]図11に実施例5の箱組立用段ボール30
2を示す。本実施例が実施例3と異なるところは、段ボ
ール接合板110の切り口の両方をなくすため、第1段
ボール側板106の頂点106aに接し、この頂点10
6aで隣接する第1段ボール補助板156と段ボール接
合板110との端辺に、第10折目304を介して第1
段ボール補助板156に、第11折目306を介して段
ボール接合板110に連設される略三角形の4つの第4
段ボール補助板308と、第2段ボール側板108の頂
点108aに接し、この頂点108aで隣接する第2段
ボール補助板176と段ボール接合板110との端辺
に、第12折目310を介して第2段ボール補助板17
6に、第13折目312を介して段ボール接合板110
に連設される略矩形の4つの第5段ボール補助板314
とを設けた点であり、更に実施例4と同じく、第2段ボ
ール側板108の加圧型接着剤層202が、第2段ボー
ル側板108の両端にそれぞれ第4折目118と第7折
目174とに沿って直角三角形状に設けられ、段ボール
接合板110上には第4折目118に対して対称に加圧
型接着剤層204が設けられている点であり、更に、加
圧型接着剤層316が第2段ボール補助板176の表面
の両端に正方形状に設けられ、加圧型接着剤層318が
第5段ボール補助板314上のほぼ全面に設けられてい
る点である。他の構成は実施例4と同じであるので同一
の符号を付す。
【0085】段ボール箱の組立に際して、まず第1段ボ
ール補助板156と第4段ボール補助板308とを、第
6折目154と第11折目306との折り返しにより、
第1段ボール補助板156を第1段ボール側板106上
に、かつ第4段ボール補助板308を第5折目120に
て分けられた段ボール接合板110の一方側に、裏面側
で重ねる。
【0086】更に、これを実施例1と同じように組立て
る場合、最後に図12(a)に示すごとく、段ボール接
合板110を第2段ボール側板108に重ね、加圧型接
着剤層204,202同士を接触させ、同時に第5段ボ
ール補助板314を第2段ボール補助板176に重ね、
加圧型接着剤層318,316同士を接触させて、押圧
し接合して、図12(b)の状態とする。
【0087】尚、第2段ボール補助板176の両端の加
圧型接着剤層316および第5段ボール補助板314の
加圧型接着剤層318の加圧型接着剤層の組みと、第2
段ボール側板108の両端の加圧型接着剤層202およ
び段ボール接合板110の加圧型接着剤層204の加圧
型接着剤層の組みとは、いずれか一方のみ設けても良
い。
【0088】次に、両端に第5段ボール補助板314が
重なっている第2段ボール補助板176を内側に折り返
して、図13に示す段ボール箱352を完成する。この
ように、第1段ボール補助板156と第4段ボール補助
板308とが、第6折目154と第11折目306との
折り返しにより、第1段ボール側板106の上辺部の切
り口と、段ボール接合板110の一方の切り口とがなく
なり、更に、重なり合った第2段ボール補助板176と
第5段ボール補助板314とが、第7折目174と第1
3折目312との折り返しにより、第2段ボール側板1
08の上辺部の切り口と、段ボール接合板110の他方
の切り口とがなくなる。
【0089】このことにより、図13に示すごとく、完
成した段ボール箱352の上辺部には、ほとんど段ボー
ルの切り口が見えなくなり、より一層、段ボール箱全体
が水に強くなる。 [実施例6]図14に実施例6の箱組立用段ボール40
2を示す。本実施例は、実施例1と異なる点は、加圧型
接着剤層424が各第1段ボール側板406の一端にし
かなく、その代わり一方の第2段ボール側板408の両
端に加圧型接着剤層423が設けられ、この加圧型接着
剤層423に応じて、段ボール接合板410上の加圧型
接着剤層425が、第2段ボール側板408の加圧型接
着剤層423とは第4折目418を挟んで対称に存在す
る点である。大きさが異なるが、他の構成は実施例1と
同じであるので対応する符号に400を加えた符号を付
す。
【0090】更に、これを実施例1と同じように組立て
る場合、最後に図15(a)に示すごとく、一方の第2
段ボール側板408の両側にある段ボール接合板410
については、第2段ボール側板408側に重ね、加圧型
接着剤層425,423同士を接触させ、押圧し接合す
る。他方の第2段ボール側板408の両側にある段ボー
ル接合板410については、実施例1と同じく、第1段
ボール側板6側に重ね、加圧型接着剤層422,424
同士を接触させ、押圧し接合する。こうして、図15
(b)のこどく段ボール箱502を完成する。
【0091】このように、略三角形に折り畳んだ段ボー
ル接合板410は、第1段ボール側板406に接着剤で
接合しようが、第2段ボール側板408に接合しようが
任意である。特に、図14,15のごとく、隣接する段
ボール接合板410同士が、同じ段ボール側板、ここで
は第1段ボール側板406に接合すると、先端部分で重
複する場合は、本実施例のごとく、両側の段ボール接合
板410を両方とも重ねると、その先端部分で衝突する
第1段ボール側板406では、いずれか一方の段ボール
接合板410を接合し、他方の段ボール接合板410に
ついては、第2段ボール側板408にて接合させても良
い。勿論、段ボール接合板410同士が先端部分で重複
しなくても、上述のごとく隣接する段ボール接合板41
0を異なる段ボール側板に接合しても良い。また、段ボ
ール側板は4枚あるので、各段ボール接合板410を、
それぞれ異なる段ボール側板へ接合しても良い。
【0092】[実施例7]図16(a)に、実施例7と
して平面状に折り畳んだ段ボール箱602を示す。この
平面状段ボール箱602は、図1に示した実施例1の箱
組立用段ボール2を、まず、第1折目12および第4折
目18にて裏面へ折り返すことにより、2つの第1段ボ
ール側板6を段ボール基板4に重ねるとともに、同時に
4つの段ボール接合板10をそれぞれ第2段ボール側板
8に重ねる。これを裏面から見た状態が図16(b)で
ある。
【0093】次に、第2折目14および第3折目16に
て折り返すことにより、4つの段ボール接合板10をそ
れぞれ第1段ボール側板6に重ね、同時に2つの第2段
ボール側板8をそれぞれ段ボール接合板10および第1
段ボール側板6を挟んで段ボール基板4に重ねる。この
とき、段ボール接合板10の加圧型接着剤層22と第1
段ボール側板6の加圧型接着剤層24とを接触するの
で、押圧することにより接合される。すなわち、4つの
段ボール接合板10の第5折目20にて分けられた領域
の内、第1段ボール側板6側の領域にある加圧型接着剤
層22と第1段ボール側板6にある加圧型接着剤層24
とを接合する。このことにより、図16(a)の平面状
に折り畳んだ段ボール箱602が完成する。
【0094】図3の示した段ボール箱30として使用す
る際には、第1段ボール側板6および第2段ボール側板
8を、段ボール基板4に垂直に立てるように開くことに
より、段ボール箱30が完成する。したがって、最初か
ら立体的な箱として成形するのではなく、平面状に折り
畳んだ状態で段ボール箱を形成しておけば、段ボール箱
自身の運搬や保管のために嵩張ることがなく、コストダ
ウンを図ることができ、かつ使用時においても、単に第
1段ボール側板6および第2段ボール側板8を立体的に
開くだけで良いので、物品の収納作業も、より効率的と
なる。
【0095】勿論、このように、まず平面状に成形した
段ボール箱602を、続けて上述のごとく第1段ボール
側板6および第2段ボール側板8を、段ボール基板4に
垂直に立てるように開くことにより、直ちに段ボール箱
30を製造しても良い。 [実施例8]また、実施例8として、図14に示した実
施例6の箱組立用段ボール402を平面状とした段ボー
ル箱702を図17(a)に示す。この場合には、図1
4の箱組立用段ボール402の一方の第2折目414お
よび2つの第3折目416にて裏面に折り返すことによ
り、一方の第2段ボール側板408を段ボール基板40
4に重ね、かつ一方の2つの段ボール接合板410を第
1段ボール側板406に重ねる。これを裏面から見た状
態が図17(b)である。
【0096】次に、両方の第1折目412および2つの
第4折目418にて折り返すことにより、4つの段ボー
ル接合板410を第2段ボール側板408に重ね、かつ
両方の第1段ボール側板406をそれぞれ第2段ボール
側板408および段ボール接合板410を挟んで段ボー
ル基板404に重ねる。このとき、段ボール接合板41
0の加圧型接着剤層425と第2段ボール側板408の
加圧型接着剤層423とが接触するので、押圧すること
により接合される。すなわち、一方の2つの段ボール接
合板410の第5折目420にて分けられた領域の内、
第2段ボール側板408側の領域にある加圧型接着剤層
425と第2段ボール側板408にある加圧型接着剤層
423とを接合する。この状態を図17(c)に示す。
【0097】次に、他方の第2折目414および2つの
第3折目416にて折り返すことにより、2つの段ボー
ル接合板410を第1段ボール側板406に重ね、かつ
他方の第2段ボール側板408を2つの第1段ボール側
板406および2つの段ボール接合板410を挟んで段
ボール基板404に重ねる。このとき、段ボール接合板
410の加圧型接着剤層422と第1段ボール側板40
6の加圧型接着剤層424とが接触するので、押圧する
ことにより接合される。すなわち、他方の2つの段ボー
ル接合板410の第5折目420にて分けられた領域の
内、第1段ボール側板406側の領域にある加圧型接着
剤層422と第1段ボール側板406にある加圧型接着
剤層424とを接合する。こうして、図17(a)の平
面状に折り畳んだ段ボール箱702が完成する。
【0098】図15(b)に示した段ボール箱502と
して使用する際には、一番上の第2段ボール側板408
を段ボール基板4に垂直に立てるように開き、それに引
き続き2つの第1段ボール側板406を、段ボール基板
4に垂直に立てるように開き、更に一番下の第2段ボー
ル側板408を段ボール基板4に垂直に立てるように開
くことにより、段ボール箱502が完成する。したがっ
て、最初から立体的な箱として成形するのではなく、平
面状に折り畳んだ状態で段ボール箱を形成しておけば、
段ボール箱自身の運搬や保管のために嵩張ることがな
く、コストダウンを図ることができ、かつ使用時におい
ても、単に第1段ボール側板406および第2段ボール
側板408を立体的に開くだけで良いので、物品の収納
作業も、より効率的となる。
【0099】このことにより、実施例7と同じ効果が得
られ、更に、対向する段ボール側板等の先端が重複し
て、平面状に折り畳み難い場合にも適用できる効果があ
る。勿論、このように、まず平面状に成形した段ボール
箱702を、続けて上述のごとく第1段ボール側板40
6および第2段ボール側板408を、段ボール基板40
4に垂直に立てるように開くことにより、直ちに段ボー
ル箱502を製造しても良い。
【0100】[実施例9]図1に示した実施例1の箱組
立用段ボール2にて、段ボール接合板10を内側に折り
込むことにより、図18(a)に示す段ボール箱802
を形成しても良い。
【0101】すなわち、図1に示した面を内面として、
図18(b)に示すごとく、段ボール接合板10を内側
にして、段ボール接合板10の加圧型接着剤層22を、
第1段ボール側板6の加圧型接着剤層24に接合すれ
ば、図18(a)の段ボール箱802が完成する。
【0102】この段ボール箱802は、外面に三角形状
に折り畳んだ段ボール接合板10がないので、美観上あ
るいは搬送中に他と干渉しないので好ましい。尚、実施
例2〜6においても、すべて逆転して段ボール箱を形成
しても良い。 [実施例10]図19に段ボール蓋902の例を示す。
段ボール蓋902は、矩形の段ボール蓋基板904と、
2つの第1段ボール蓋側板906と、2つの第2段ボー
ル蓋側板908と、を備えている。2つの第1段ボール
蓋側板906は、段ボール蓋基板904の対向する2辺
に、第1蓋折目910を介して、それぞれ連設され、そ
の両端付近に2つの挿入突出片906aを有し、更に中
央付近に1つの補助突出片906bを有する。2つの第
2段ボール蓋側板908は、段ボール蓋基板904の他
の対向する2辺に、第2蓋折目912を介して、それぞ
れ連設される。また、第2段ボール蓋側板908にはほ
ぼ全面に加圧型接着剤層914が形成されている。
【0103】この段ボール蓋902は、図20に示す箱
組立用段ボール1002に対して用いられる。箱組立用
段ボール1002は、基本的には、実施例1の箱組立用
段ボール2と同じであるので、同一の構成にはその符号
に1000を加えて示す。ただし、実施例1と異なると
ころは、第2段ボール側板1008の縁に沿って加圧型
接着剤層1008aが設けられている点、第1段ボール
側板1006の加圧型接着剤層1024が一体化して第
1段ボール側板1006の縁に沿って設けられている
点、更に、第5折目1020に分けられた段ボール接合
板1010の内、第1段ボール側板1006側の先端に
切欠1010aが設けられている点である。
【0104】この箱組立用段ボール1002にて、実施
例1と同様に図21(a)に示すように段ボール箱11
02を組立てた後、段ボール蓋基板904を、段ボール
箱1102の開口部に載置し、同時に第1蓋折目910
を折り曲げた状態で、第1段ボール蓋側板906の各2
つの挿入突出片906aを、段ボール箱1102の略三
角状に折り畳まれた段ボール接合板1010の内部にそ
れぞれ差し込む。
【0105】次に、第2蓋折目912を折り曲げて、第
2段ボール蓋側板908をそれぞれ第2段ボール側板1
008に押圧して、第2段ボール蓋側板908の加圧型
接着剤層914と第2段ボール側板1008の加圧型接
着剤層1008aとを接合する。
【0106】このことにより段ボール蓋902にて、図
21(b)に示すごとく段ボール箱1102を閉塞する
ことができる。また、図22にしめすごとく、上記段ボ
ール蓋902の第2段ボール蓋側板908の端辺に、第
3蓋折目918を介して連設する4つの第1段ボール蓋
補助片920を備え、その第1段ボール蓋補助片920
上に加圧型接着剤層920aを設けた段ボール蓋922
とし、上記箱組立用段ボール1002も、図23に示す
ごとく、第5折目1020にて分けられた段ボール接合
板1010の内、第2段ボール側板1008側の領域に
ついても、第2段ボール側板1008の加圧型接着剤層
1008aを延長した位置に、加圧型接着剤層1010
bを設けた箱組立用段ボール1202とし、上述した段
ボール蓋902および箱組立用段ボール1002と同様
に、箱組立用段ボール1002を段ボール箱1302と
して図24(a)の状態まで組立てた後、最後に第1段
ボール蓋補助片920を三角形状に折り畳まれて第1段
ボール側板1006に接合されている段ボール接合板1
010の上から重ねる。
【0107】このことにより、第1段ボール蓋補助片9
20の加圧型接着剤層920aと段ボール接合板101
0の加圧型接着剤層1010bとが接触するので、押圧
すれば、図24(b)に示すごとく第1段ボール蓋補助
片920と段ボール接合板1010とが接合する。
【0108】こうすれば、段ボール蓋922が更に確実
に段ボール箱1302に固定される。 [実施例11]図25に段ボール蓋1402の例を示
す。段ボール蓋1402は、矩形の段ボール蓋基板14
04と、2つの第3段ボール蓋側板1406と、2つの
第4段ボール蓋側板1408と、4つの略三角状の第2
段ボール蓋補助片1410とを備えている。2つの第3
段ボール蓋側板1406は、段ボール蓋基板1404の
対向する2辺に、第4蓋折目1412を介して、それぞ
れ連設され、その両端付近に第5蓋折目1416を介し
て4つの略三角状の第2段ボール蓋補助片1410を有
する。2つの第4段ボール蓋側板1408は、段ボール
蓋基板1404の他の対向する2辺に、第6蓋折目14
14を介して、それぞれ連設される。また、第3段ボー
ル蓋側板1406、第4段ボール蓋側板1408、およ
び第2段ボール蓋補助片1410のほぼ全面に加圧型接
着剤層1418,1420,1422が形成されてい
る。
【0109】この段ボール蓋1402は、前述した図2
3に示す箱組立用段ボール1202を組立てた段ボール
箱1302に対して用いられる。尚、この場合は、切欠
1010aは無くても良い。まず、上記段ボール蓋基板
1404で、上記段ボール箱1302の開口部に載置
し、上記第6蓋折目1414を折り曲げた状態で、第4
段ボール蓋側板1408を、第2段ボール側板1008
に重ね、第4段ボール蓋側板1408の加圧型接着剤層
1420と、第2段ボール側板1008の加圧型接着剤
層1008aとを接触させ、押圧して第4段ボール蓋側
板1408と第2段ボール側板1008とを接合する。
同時に、第4蓋折目1412を折り曲げた状態で、第3
段ボール蓋側板1406を、段ボール箱1302の略三
角状に折り畳まれた段ボール接合板1010に重ね、第
3段ボール蓋側板1406の加圧型接着剤層1418
と、段ボール接合板1010の加圧型接着剤層1010
bとを接触させ、押圧して第3段ボール蓋側板1406
と段ボール接合板1010とを接合する。
【0110】更に、第5蓋折目1416を折り曲げて、
第3段ボール蓋側板1406に連設されているの第2段
ボール蓋補助片1410を第2段ボール側板1008の
両端に接触させる。この状態では、第2段ボール蓋補助
片1410の加圧型接着剤層1422と、第2段ボール
側板1008の加圧型接着剤層1008aの両端とが接
触状態にある。これを押圧して第2段ボール蓋補助片1
410と第2段ボール側板1008とを接合する。
【0111】こうして、段ボール蓋1402が確実に段
ボール箱1302に固定される。更に段ボール蓋140
2と段ボール箱1302との接触部分が全て接着剤で接
合されているので、密閉性が向上する。 [実施例12]図27に段ボール蓋1502の例を示
す。段ボール蓋1502は、矩形の段ボール蓋基板15
04と、2つの第5段ボール蓋側板1506と、矩形の
2つの挿入片1508と、を備えている。第5段ボール
蓋側板1506は、第8蓋折目1510を介して段ボー
ル蓋基板1504に連設されている。挿入片1508
は、第7蓋折目1512を介して段ボール蓋基板150
4に連設されている。また、第5段ボール蓋側板150
6のほぼ全面に加圧型接着剤層1514が設けられてい
る。
【0112】この段ボール蓋1502の対象となる箱組
立用段ボール1602を図28に示す。この箱組立用段
ボール1602は、図20のとほぼ同じであるので、同
一の構成は図20の符号に600を加えて符号とする。
ただし、切欠1610aの形状が、図20とは異なり、
段ボール接合板1610の頂点部分に正方形状に設けら
れている点であり、更に図4の場合と同じく、第1段ボ
ール側板1606に第6折目1654を介してほぼ全面
に加圧型接着剤層1658を有する第1段ボール補助板
1656が連設されている点であり、更に第6折目16
54の中央付近に貫通孔1654aが設けられている点
であり、段ボール接合板1610の第2段ボール側板1
608側にも加圧型接着剤層1623が設けられている
点である。
【0113】まず、箱組立用段ボール1602を図5
(b)のごとく、段ボール箱1702に組立てる。次
に、段ボール蓋1502を、段ボール蓋基板1504部
分で、段ボール箱1702の開口部に載置し、第7蓋折
目1512を折り曲げた状態で、挿入片1508を、段
ボール箱1702の第6折目1654の中央付近に設け
た貫通孔1654aに挿入する。この状態を図29
(a)に示す。更に、第8蓋折目1510を折り曲げた
状態で、第5段ボール蓋側板1506を第2段ボール側
板1608に重ね、第5段ボール蓋側板1506側の加
圧型接着剤層1514と、第2段ボール側板1608側
の加圧型接着剤層1608aとを接触される。これを押
圧することにより、第5段ボール蓋側板1506と第2
段ボール側板1608とを接合する。このことにより、
段ボール箱1702は段ボール蓋1502にて閉塞でき
る。
【0114】[実施例13]図30(a)に、上述した
段ボール箱等に物品を収納する際に用いられるクッショ
ン材を兼ねたスペーサ1800を示す。スペーサ180
0は、矩形の段ボール1802上に発泡スチロール製の
ブロック1804を接合したものである。
【0115】図30(b)に示すごとく、段ボール18
02の一面側には、加圧型接着剤層1806が設けら
れ、また図30(c)に示すごとく、発泡スチロール製
のブロック1804にも、加圧型接着剤層1808が設
けられている。このようなスペーサ1800は、図30
(d)に積み上げた状態を示したように、そのまま運搬
や保管したのでは、隙間が大きく空いてしまい、運搬や
保管のコストが高くなる。
【0116】しかし、加圧型接着剤層1806,180
8により、段ボール1802とブロック1804とを接
合しているので、運搬や保管時には、図30(b),
(c)に示した接合前の状態にしておけば、段ボール1
802とブロック1804とを別々に積み上げておくこ
とができ、隙間がほとんど無くて済み、運搬や保管のコ
ストが高くならない。使用時には、加圧型接着剤層18
06,1808同士を接触させて押圧すれば、段ボール
1802とブロック1804とが接合されるので、段ボ
ール箱へ物品を収納している現場でも、簡単にスペーサ
1800を組立てて使用することができる。
【0117】[実施例14]図32に、段ボール箱内に
物品を収納する場合の実施例について示す。実施例1の
箱組立用段ボール2の段ボール基板4に、物品Mを配置
する。次に箱組立用段ボール2の第1段ボール側板6お
よび第2段ボール側板8を、第1折目12、第2折目1
4を折り曲げることにより、物品Mの周りに立て、更に
矢印のごとく、第1段ボール側板6および第2段ボール
側板8にて、物品Mに圧力をかけながら、段ボール接合
板10を第1段ボール側板6側に折り曲げて、加圧型接
着剤層22,24同士を接合させる。このように、周囲
から圧力をかけつつ、収納でき、その圧力が収納後もあ
る程度残存するので、内部の物品が容易に確実に固定さ
れ、運搬等においても破損し難くなる。
【0118】[その他]上述した各実施例で示した段ボ
ール箱は、一枚の段ボールに各折目を付けることにより
構成されている。このように、一枚の段ボールにて構成
すれば、所定の単純な形状に切り抜くだけで、製造でき
るので、製造コストが低くて済む。また段ボール箱に組
立てる場合にも、1枚の段ボールの折目を折って行き、
固定するに必要な最小限の部分だけを接着剤で接合すれ
ば完成することから、段ボール箱の組立ても、非常に効
率の高いものとなる。勿論、複数の段ボールの構成要素
を合成して、各実施例の箱組立用段ボールを構成して、
段ボール箱を組立てても良い。
【0119】また、各実施例で用いた接着剤として、加
圧型接着剤を用いることが好ましい。加圧型接着剤と
は、接着しようとする両面に塗布して、乾燥あるいは固
化して接着剤層を形成しておき、その接着剤層同士を合
わせて圧力を掛けることにより、両面が接合するもので
あり、この種の接着剤が塗布されていない部分に、上記
接着剤層を押し当てても、接着しないタイプの接着剤で
ある。
【0120】このような加圧型接着剤を、予め接合する
両面に塗布しておけば、段ボール箱の組立作業は折目に
応じて折った後、その接合面同士を押し当てれば、接合
されて段ボール箱が完成するので、極めて効率的な作業
が可能となる。上記加圧型接着剤は、箱に組立てる前の
板状の状態で、その一面のみに塗布されているようにす
れば、塗布作業も効率的となる。例えば、略三角形に折
り畳んだ段ボール接合板を、第1段ボール側板や第2段
ボール側板に接合する場合、あるいは第1段ボール補助
板や第2段ボール補助板を折り返して、段ボール接合
板、第1段ボール側板または第2段ボール側板に接合す
る場合には、1枚の段ボールのいずれかの面同士の接合
となるので、すべての接合部分を1枚の段ボールの同一
面のみでの接合とするように設計することは簡単にでき
る。したがって、このような形態を採用すれば、段ボー
ルへの接着剤の塗布も、表裏面の内の片面のみで済み、
塗布作業も非常に効率的である。
【0121】しかも、接着剤が加圧型接着剤であれば、
塗布乾燥した後の平面状の段ボールは、片面のみに加圧
型接着剤が存在するため、そのまま積み上げておいても
接着する恐れはない。したがって、その保管が容易とな
り保管スペースも少なくて済む。物品の収納作業におい
ても、傍らに塗布乾燥した後の平面状の段ボールを大量
に積み上げておき、段ボール箱を組立てて物品を収納で
きるので、物品収納現場においても、省スペースとな
る。
【0122】勿論、加圧型接着剤以外に、通常の接着
剤、粘着剤、両面粘着テープ、糊等で接合しても良い。
上記実施例7,8のごとく、平面状に折り畳んでから、
立体的な段ボール箱に組立てる場合に、各段ボール側板
が起き易いように、例えば、図31(a)に示すごと
く、段ボール接合板1910の内、加圧型接着剤層19
12が設けられている方の第5折目1920の角度θ1
を45°より小さくし、このことにより段ボール接合板
1910の頂点1922を、段ボール接合板1910が
接合しない方の段ボール接合板1910の辺を、隣接す
る段ボール側板1924よりも内側にしてもよい。この
内側にひかえた距離Dは、箱組立用段ボールの厚さに対
応させることが好ましい。
【0123】この他、平板状の段ボール箱が展開し易い
ようにするには、例えば図1の箱組立用段ボール2を平
面状に折り畳んだ図16(a)の段ボール箱602を例
に挙げると、図31(b)に二点鎖線で示すごとく、箱
組立用段ボール2に補助折目1950を付けて、図16
(a)のごとく、平面状に折り畳んでおけば、段ボール
箱602自体が柔軟となり、立体的に展開し易くなる。
【0124】図19,21に示した段ボール蓋902の
代りに、図33(a),(b),(c)に示すような第
1段ボール蓋側板1962,1964,1966を有す
る段ボール蓋1968,1969,1970としても良
い。段ボール蓋1968ならば、その第1段ボール蓋側
板1962は、中央に小さい切欠1962bが設けられ
て、挿入突出片1962aが形成されているため、例え
ば、図33(d)に示すごとく、三角形状に折り畳んだ
段ボール接合板1974の先端が重なり合うのを防止す
るために先端が切断された形状の段ボール箱1971の
場合では、その段ボール接合板1974の内部に挿入突
出片1962aをそれぞれ差し込むように使用する。
【0125】段ボール蓋1969は、その第1段ボール
蓋側板1964に、中央に大きい切欠1964bが設け
られ、挿入突出片1964aが長大に形成されているの
で、例えば、図33(e)に示すごとく、高さのより高
い段ボール箱1972の場合では、その段ボール接合板
1976の内部に挿入突出片1964aをそれぞれ差し
込むように使用する。
【0126】また、この段ボール箱1972のごとく、
段ボール接合板1976先端が大きく切断されている場
合では、切欠の無い第1段ボール蓋側板1966を有す
る段ボール蓋1970でも良く、図33(f)に示すご
とく、段ボール接合板1976の先端の切断部分に第1
段ボール蓋側板1966を差し込むのみで良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図2】 実施例1の箱組立用段ボールの組立て説明図
である。
【図3】 実施例1の箱組立用段ボールにより組立てら
れた段ボール箱の構成説明図である。
【図4】 実施例2の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図5】 実施例2の箱組立用段ボールの組立て説明図
である。
【図6】 実施例3の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図7】 実施例3の箱組立用段ボールの組立て説明図
である。
【図8】 実施例4の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図9】 実施例4の箱組立用段ボールの組立て説明図
である。
【図10】 実施例4の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図11】 実施例5の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図12】 実施例5の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図13】 実施例5の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図14】 実施例6の箱組立用段ボールの平面図であ
る。
【図15】 実施例6の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図16】 実施例7の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図17】 実施例8の箱組立用段ボールの組立て説明
図である。
【図18】 実施例9として、実施例1の箱組立用段ボ
ールの別の組立て方の説明図である。
【図19】 実施例10の段ボール蓋の平面図である。
【図20】 実施例10の箱組立用段ボールの平面図で
ある。
【図21】 実施例10の組立て説明図である。
【図22】 実施例10の段ボール蓋の別の例の平面図
である。
【図23】 実施例10の箱組立用段ボールの別の例の
平面図である。
【図24】 実施例10の別の例の組立て説明図であ
る。
【図25】 実施例11の段ボール蓋の平面図である。
【図26】 実施例11の組立て説明図である。
【図27】 実施例12の段ボール蓋の平面図である。
【図28】 実施例12の箱組立用段ボールの平面図で
ある。
【図29】 実施例12の組立て説明図である。
【図30】 実施例13のスペーサの構成説明図であ
る。
【図31】 平面状に折り畳んだ段ボール箱を立体的な
段ボール箱に組立て易くするための構成説明図である。
【図32】 実施例14の内容説明図である。
【図33】 実施例10の別の例の組立て説明図であ
る。
【図34】 従来の箱組立用段ボールの構成説明図であ
る。
【図35】 従来の段ボール箱の構成説明図である。
【符号の説明】
2,52,72,102,302,402,1002,
1202,1602…箱組立用段ボール、2a…縁部、
4,104,404,1604…段ボール基板、4a,
106a,108a,1922…頂点、6…第1段ボー
ル側板、106,406,1006,1606…第1段
ボール側板、8…第2段ボール側板、108,408,
1008,1608…第2段ボール側板、10,11
0,410,1010,1610,1910…段ボール
接合板、12,412…第1折目、14,414…第2
折目、16,416…第3折目、18,118,418
…第4折目、20,120,420,1020,192
0…第5折目、22,24,58,60,78,80,
188,200,202,204,316,318,4
22,423,424,425,914,920a,1
008a,1010b,1024,1418,142
0,1422,1514,1608a,1623,16
58,1806,1808,1912…加圧型接着剤
層、30,62,82,212,352,502,60
2,702,802,1102,1302,1702…
段ボール箱、54,154,1654…第6折目、5
6,156,1656…第1段ボール補助板、74,1
74…第7折目、 76,176…第2段ボール補助
板、182…第8折目、184…第9折目、186…第
3段ボール補助板、304…第10折目、306…第1
1折目、308…第4段ボール補助板、310…第12
折目、312…第13折目、314…第5段ボール補助
板、602…平面状段ボール箱、902,922,14
02,1502…段ボール蓋、904,1404,15
04…段ボール蓋基板、906…第1段ボール蓋側板、
906a…挿入突出片、906b…補助突出片、908
…第2段ボール蓋側板、910…第1蓋折目,912…
第2蓋折目,918…第3蓋折目、920…第1段ボー
ル蓋補助片、1010a,1610a…切欠、1406
…第3段ボール蓋側板、1408…第4段ボール蓋側
板、1410…第2段ボール蓋補助片、1412…第4
蓋折目、1416…第5蓋折目、1414…第6蓋折
目、1506…第5段ボール蓋側板、1508…挿入
片、1512…第7蓋折目、1510…第8蓋折目、1
654a…貫通孔、1800…スペーサ、1802…段
ボール、1804…ブロック、1924…段ボール側
板、1950…補助折目

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形の段ボール基板と、 上記段ボール基板の対向する2辺に、第1折目を介し
    て、それぞれ連設される2つの矩形の第1段ボール側板
    と、 上記段ボール基板の他の対向する2辺に、第2折目を介
    して、それぞれ連設される2つの矩形の第2段ボール側
    板と、 上記段ボール基板の頂点に接し、この頂点で隣接する上
    記第1段ボール側板と上記第2段ボール側板との端辺
    に、第3折目を介して上記第1段ボール側板に、第4折
    目を介して上記第2段ボール側板に、連設されるととも
    に、上記段ボール基板の頂点からほぼ対角線状に伸びる
    第5折目を有する4つの段ボール接合板と、 を備え、 上記第1折目、第2折目、第3折目、第4折目および第
    5折目を折り曲げることにより、上記段ボール基板の頂
    点で隣接する第1段ボール側板と第2段ボール側板との
    端辺を合わせ、かつ、上記第5折目の折り曲げにより略
    三角形となった上記段ボール接合板の外面と上記第1段
    ボール側板の表面とを、接着剤にて接合してなる段ボー
    ル箱。
  2. 【請求項2】更に、 上記段ボール基板に連設される辺と対向する上記第1段
    ボール側板の辺に第6折目を介して連設される第1段ボ
    ール補助板を設け、 この第1段ボール補助板を上記第6折目にて折り返し
    て、上記第1段ボール側板と接合している上記段ボール
    接合板の上へ、接着剤で接合してなる請求項1記載の段
    ボール箱。
  3. 【請求項3】上記第6折目が、二重折目である請求項2
    記載の段ボール箱。
  4. 【請求項4】更に、 上記段ボール基板に連設される辺と対向する上記第2段
    ボール側板の辺に第7折目を介して連設される第2段ボ
    ール補助板を設け、 この第2段ボール補助板を上記第7折目にて折り返し
    て、上記第2段ボール側板の上へ、接着剤で接合してな
    る請求項1〜3のいずれか記載の段ボール箱。
  5. 【請求項5】請求項4記載の段ボール基板、段ボール接
    合板、第1段ボール側板、第2段ボール側板、および第
    2段ボール補助板に、更に、 上記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記段ボール接合板と上記第2段ボール補助板との端
    辺に、第8折目を介して上記段ボール接合板に、第9折
    目を介して上記第2段ボール補助板に、連設される4つ
    の第3段ボール補助板と、 を設け、 上記第1折目、第2折目、第3折目、第4折目、第5折
    目および第9折目を折り曲げることにより、上記段ボー
    ル基板の頂点で隣接する上記第1段ボール側板と上記第
    2段ボール側板との端辺を合わせ、上記第5折目の折り
    曲げにより略三角形となった上記段ボール接合板を上記
    第2段ボール側板に重ね、かつ、この段ボール接合板に
    連設される上記第3段ボール補助板を上記第2段ボール
    補助板に重ねて、上記段ボール接合板と上記第2段ボー
    ル側板とを、あるいは上記第3段ボール補助板と上記第
    2段ボール補助板とを、接着剤にて接合し、上記第7折
    目および上記第8折目にて、重なり合った上記第3段ボ
    ール補助板と上記第2段ボール補助板とを、上記段ボー
    ル接合板とは反対側に折り返してなる段ボール箱。
  6. 【請求項6】請求項4記載の段ボール基板、段ボール接
    合板、第1段ボール側板、第2段ボール側板、第1段ボ
    ール補助板、および第2段ボール補助板に、更に、 上記第1段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記第1段ボール補助板と上記段ボール接合板との端
    辺に、第10折目を介して上記第1段ボール補助板に、
    第11折目を介して上記段ボール接合板に、連設される
    略三角形の4つの第4段ボール補助板と、 上記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記第2段ボール補助板と上記段ボール接合板との端
    辺に、第12折目を介して上記第2段ボール補助板に、
    第13折目を介して上記段ボール接合板に、連設される
    略矩形または略三角形の4つの第5段ボール補助板と、 を設け、 上記第6折目と上記第11折目との折り返しにより、上
    記第1段ボール補助板を上記第1段ボール側板上に、か
    つ上記第4段ボール補助板を上記第5折目にて分けられ
    た上記段ボール接合板の一方側に重ね、上記第1折目、
    第2折目、第3折目、第4折目、第5折目、第10折目
    および第12折目を折り曲げにより、上記段ボール基板
    の頂点で隣接する上記第1段ボール側板と上記第2段ボ
    ール側板との端辺を合わせ、かつ、上記第5折目の折り
    曲げにより上記第4段ボール補助板を挟んで略三角形と
    なった上記段ボール接合板を上記第2段ボール側板に、
    上記第5段ボール補助板を上記第2段ボール補助板に、
    重なるように折り曲げて、上記段ボール接合板と上記第
    2段ボール側板とを、あるいは上記第5段ボール補助板
    と上記第2段ボール補助板とを、接着剤にて接合し、上
    記第7折目および上記第13折目にて、重なり合った上
    記第5段ボール補助板と上記第2段ボール補助板とを、
    上記段ボール接合板とは反対側に折り返してなる段ボー
    ル箱。
  7. 【請求項7】請求項1記載の段ボール基板、第1段ボー
    ル側板、第2段ボール側板、段ボール接合板を備え、 上記第1折目、第2折目、第3折目、第4折目および第
    5折目を折り曲げることにより、上記段ボール基板の頂
    点で隣接する第1段ボール側板と上記第2段ボール側板
    との端辺を合わせ、上記第5折目の折り曲げにより略三
    角形となった上記段ボール接合板の内、一方の上記第2
    段ボール側板を挟んで隣接する2つの上記段ボール接合
    板については、この段ボール接合板の外面と上記第1段
    ボール側板の表面とを、接着剤にて接合し、他方の上記
    第2段ボール側板を挟んで隣接する2つの上記段ボール
    接合板については、この段ボール接合板の外面と上記第
    2段ボール側板の表面とを、接着剤にて接合してなる段
    ボール箱。
  8. 【請求項8】請求項1記載の段ボール基板、第1段ボー
    ル側板、第2段ボール側板、段ボール接合板を備え、 上記第1折目および上記第4折目にて折り返すことによ
    り、2つの上記第1段ボール側板を上記段ボール基板に
    重ね、かつ4つの上記段ボール接合板をそれぞれ上記第
    2段ボール側板に重ね、更に、上記第2折目および上記
    第3折目にて折り返すことにより、4つの上記段ボール
    接合板をそれぞれ上記第1段ボール側板に重ね、かつ2
    つの上記第2段ボール側板をそれぞれ上記段ボール接合
    板および上記第1段ボール側板を挟んで上記段ボール基
    板に重ね、4つの上記段ボール接合板の上記第5折目に
    て分けられた領域の内、上記第1段ボール側板側の領域
    と上記第1段ボール側板とを接着剤で接合することによ
    り、平面状に折り畳んだ段ボール箱。
  9. 【請求項9】請求項1記載の段ボール基板、第1段ボー
    ル側板、第2段ボール側板、段ボール接合板を備え、 一方の上記第2折目および2つの上記第3折目にて折り
    返すことにより、一方の上記第2段ボール側板を上記段
    ボール基板に重ね、かつ一方の2つの上記段ボール接合
    板を上記第1段ボール側板に重ね、更に、両方の上記第
    1折目および4つの上記第4折目にて折り返すことによ
    り、4つの上記段ボール接合板を上記第2段ボール側板
    に重ね、かつ両方の上記第1段ボール側板をそれぞれ上
    記第2段ボール側板および上記段ボール接合板を挟んで
    上記段ボール基板に重ね、更に、他方の上記第2折目お
    よび2つの上記第3折目にて折り返すことにより、他方
    の2つの上記段ボール接合板を上記第1段ボール側板に
    それぞれ重ね、かつ他方の上記第2段ボール側板を、少
    なくとも、2つの上記第1段ボール側板および2つの上
    記段ボール接合板を挟んで上記段ボール基板に重ね、一
    方の2つの上記段ボール接合板の上記第5折目にて分け
    られた領域の内、上記第2段ボール側板側の領域と上記
    第2段ボール側板とを接着し、他方の2つの上記段ボー
    ル接合板の上記第5折目にて分けられた領域の内、上記
    第1段ボール側板側の領域と上記第1段ボール側板とを
    接着することにより、平面状に折り畳んだ段ボール箱。
  10. 【請求項10】上記段ボール接合板を、略三角形に折り
    畳んだ際に、上記段ボール接合板が箱の内側に形成され
    る請求項1〜7のいずれか記載の段ボール箱。
  11. 【請求項11】一枚の段ボールに各折目を付けることに
    より構成されている請求項1〜10のいずれか記載の段
    ボール箱。
  12. 【請求項12】上記接着剤が加圧型接着剤である請求項
    1〜11のいずれか記載の段ボール箱。
  13. 【請求項13】上記加圧型接着剤が、箱に組立てる前の
    板状の状態で、その一面のみに塗布されている請求項1
    2記載の段ボール箱。
  14. 【請求項14】矩形の段ボール基板と、 上記段ボール基板の対向する2辺に、第1折目を介し
    て、それぞれ連設される2つの矩形の第1段ボール側板
    と、 上記段ボール基板の他の対向する2辺に、第2折目を介
    して、それぞれ連設される2つの矩形の第2段ボール側
    板と、 上記段ボール基板の頂点に接し、この頂点で隣接する上
    記第1段ボール側板と上記第2段ボール側板との端辺
    に、第3折目を介して上記第1段ボール側板に、第4折
    目を介して上記第2段ボール側板に、連設されるととも
    に、上記段ボール基板の頂点からほぼ対角線状に伸びる
    第5折目を有する4つの段ボール接合板と、 上記第5折目により分けられている上記第1段ボール側
    板側の上記段ボール接合板の表面に設けられた第1加圧
    型接着剤層と、 上記第1加圧型接着剤層に隣接する上記第1段ボール側
    板の一部の表面に設けられた第2加圧型接着剤層と、 を備えた箱組立用段ボール。
  15. 【請求項15】更に、 上記段ボール基板に連設される辺と対向する上記第1段
    ボール側板の辺に第6折目を介して連設される第1段ボ
    ール補助板と、 上記第5折目により分けられている上記第2段ボール側
    板側の上記段ボール接合板の表面に設けられた第3加圧
    型接着剤層と、 上記第1段ボール補助板の表面に設けられた第4加圧型
    接着剤層と、 を設けた請求項14記載の箱組立用段ボール。
  16. 【請求項16】上記第6折目が、二重折目である請求項
    15記載の箱組立用段ボール。
  17. 【請求項17】更に、 上記段ボール基板に連設される辺と対向する上記第2段
    ボール側板の辺に第7折目を介して連設される第2段ボ
    ール補助板と、 上記第2段ボール補助板の表面に設けられた第5加圧型
    接着剤層と、 上記第2段ボール側板の表面に設けられた第6加圧型接
    着剤層と、 を設けた請求項14〜16のいずれか記載の箱組立用段
    ボール。
  18. 【請求項18】請求項17記載の段ボール基板、上記段
    ボール接合板、上記第1段ボール側板、上記第2段ボー
    ル側板、および上記第2段ボール補助板に、更に、 上記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記段ボール接合板と上記第2段ボール補助板との端
    辺に、第8折目を介して上記段ボール接合板に、第9折
    目を介して上記第2段ボール補助板に、連設される4つ
    の第3段ボール補助板と、 上記第5折目により分けられている上記第2段ボール側
    板側の上記段ボール接合板の表面および上記第3段ボー
    ル補助板の表面の一方または両方に設けられた第7加圧
    型接着剤層と、 上記第2段ボール側板の表面および上記第2段ボール補
    助板の表面の一方または両方に設けられた第8加圧型接
    着剤層と、 を設けた箱組立用段ボール。
  19. 【請求項19】請求項17記載の段ボール基板、上記段
    ボール接合板、上記第1段ボール側板、上記第2段ボー
    ル側板、上記第1段ボール補助板および上記第2段ボー
    ル補助板に、更に、 上記第1段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記第1段ボール補助板と上記段ボール接合板との端
    辺に、第10折目を介して上記第1段ボール補助板に、
    第11折目を介して上記段ボール接合板に、連設される
    略三角形の4つの第4段ボール補助板と、 上記第2段ボール側板の頂点に接し、この頂点で隣接す
    る上記第2段ボール補助板と上記段ボール接合板との端
    辺に、第12折目を介して上記第2段ボール補助板に、
    第13折目を介して上記段ボール接合板に、連設される
    略矩形または略三角形の4つの第5段ボール補助板と、 上記第5折目により分けられている上記第2段ボール側
    板側の上記段ボール接合板の表面および上記第5段ボー
    ル補助板の表面の一方または両方に設けられた第9加圧
    型接着剤層と、 上記第2段ボール側板の表面および上記第2段ボール補
    助板の表面の一方または両方に設けられた第10加圧型
    接着剤層と、 を設けた箱組立用段ボール。
  20. 【請求項20】一枚の段ボールに各折目を付けることに
    より構成されている請求項14〜19のいずれか記載の
    箱組立用段ボール。
  21. 【請求項21】上記接着剤が加圧型接着剤である請求項
    14〜20のいずれか記載の箱組立用段ボール。
  22. 【請求項22】上記加圧型接着剤が、一面のみに塗布さ
    れている請求項21記載の箱組立用段ボール。
  23. 【請求項23】請求項1〜13のいずれか記載の段ボー
    ル箱の段ボール蓋であって、 矩形の段ボール蓋基板と、 上記段ボール蓋基板の対向する2辺に、第1蓋折目を介
    して、それぞれ連設され、少なくとも2つの挿入突出片
    を有する2つの第1段ボール蓋側板と、 上記段ボール蓋基板の他の対向する2辺に、第2蓋折目
    を介して、それぞれ連設される2つの第2段ボール蓋側
    板と、 を備えることにより、 上記段ボール蓋基板を、上記段ボール箱の開口部に載置
    するようにして、上記第1蓋折目を折り曲げた状態で、
    上記第1段ボール蓋側板の2つの挿入突出片を、上記段
    ボール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボール接合板
    の内部にそれぞれ差し込み、上記第2蓋折目を折り曲げ
    た状態で、上記第2段ボール蓋側板をそれぞれ上記第2
    段ボール側板に接着することにより、上記段ボール箱を
    閉塞可能とする段ボール蓋。
  24. 【請求項24】請求項1〜13のいずれか記載の段ボー
    ル箱の段ボール蓋であって、 更に、上記第2段ボール蓋側板の端辺に、第3蓋折目を
    介して連設する4つの第1段ボール蓋補助片を備えるこ
    とにより、 上記段ボール蓋基板を、上記段ボール箱の開口部に載置
    するようにして、上記第1蓋折目を折り曲げた状態で、
    上記第1段ボール蓋側板の2つの挿入突出片を、上記段
    ボール箱の略三角状に折り畳まれた上記段ボール接合板
    の内部にそれぞれ差し込み、上記第2蓋折目を折り曲げ
    た状態で、上記第2段ボール蓋側板をそれぞれ上記第2
    段ボール側板に接着し、上記第3蓋折目を折り曲げた状
    態で、上記第1段ボール蓋補助片を上記段ボール箱の略
    三角状に折り畳まれた上記段ボール接合板の外面にそれ
    ぞれ接着することにより、上記段ボール箱を閉塞可能と
    する請求項23記載の段ボール蓋。
  25. 【請求項25】請求項1〜13のいずれか記載の段ボー
    ル箱の段ボール蓋であって、 矩形の段ボール蓋基板と、 上記段ボール蓋基板の対向する2辺に、第4蓋折目を介
    して、それぞれ連設され、両端辺に第5蓋折目を介して
    略三角状の第2段ボール蓋補助片を有する2つの第3段
    ボール蓋側板と、 上記段ボール蓋基板の他の対向する2辺に、第6蓋折目
    を介して、それぞれ連設され、両端辺が斜めに形成され
    ている2つの第4段ボール蓋側板と、 を備えることにより、 上記段ボール蓋基板で、上記段ボール箱の開口部に載置
    するようにして、上記第4蓋折目を折り曲げた状態で、
    上記第3段ボール蓋側板を、上記段ボール箱の略三角状
    に折り畳まれた上記段ボール接合板の外面に接着し、か
    つ上記第5蓋折目を折り曲げた状態で、上記第3段ボー
    ル蓋側板の第2段ボール蓋補助片を上記第2段ボール側
    板に接着し、更に上記第6蓋折目を折り曲げた状態で、
    上記第4段ボール蓋側板を上記第2段ボール側板に接着
    することにより、上記段ボール箱を閉塞可能とする段ボ
    ール蓋。
  26. 【請求項26】第6折目の中央付近に貫通孔を設けた請
    求項2または3記載の段ボール箱の段ボール蓋であっ
    て、 矩形の段ボール蓋基板と、 上記段ボール蓋基板の対向する2辺のほぼ中央付近に、
    第7蓋折目を介して、それぞれ連設される2つの挿入片
    と、 上記段ボール蓋基板の他の対向する2辺に、第8蓋折目
    を介して、それぞれ連設される2つの第5段ボール蓋側
    板と、 を備えることにより、 上記段ボール蓋基板で、上記段ボール箱の開口部に載置
    するようにして、上記第7蓋折目を折り曲げた状態で、
    上記挿入片を、上記段ボール箱の第6折目の中央付近に
    設けた貫通孔に挿入し、かつ、上記第8蓋折目を折り曲
    げた状態で、上記第5段ボール蓋側板を上記第2段ボー
    ル側板に接着することにより、上記段ボール箱を閉塞可
    能とする段ボール蓋。
  27. 【請求項27】上記段ボールの表裏面が防水加工されて
    いる請求項1〜13記載の段ボール箱。
  28. 【請求項28】上記段ボールの表裏面が防水加工されて
    いる請求項14〜22記載の箱組立用段ボール。
  29. 【請求項29】上記段ボールの表裏面が防水加工されて
    いる請求項23〜26記載の段ボール蓋。
  30. 【請求項30】請求項8または9記載の平面状に折り畳
    んだ段ボール箱の第1段ボール側板および第2段ボール
    側板を、段ボール基板に対してほぼ垂直状態に開くこと
    により成形してなる段ボール箱。
  31. 【請求項31】請求項14〜22,28のいずれか記載
    の箱組立用段ボールの段ボール基板に、物品を配置した
    後、上記第1段ボール側板および第2段ボール側板の一
    方または両方を、上記物品側へ押圧しつつ、上記箱組立
    用段ボールを段ボール箱に組立てることにより、この段
    ボール箱内に上記物品を収納する段ボール箱収納方法。
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