JP7455082B2 - フランジ付紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体状の食品などを充填した後に蓋体で熱接着して密封するフランジ付紙容器に関する。
従来、液体状の食品などを充填した後に蓋体で熱接着して密封するフランジ付紙容器として、方形の底面板100の相対向する二辺に、それぞれ谷折線を介して側面板101が連設され、側面板101の外周に、山折線を介して縁片102が連設され、縁片102の左右端に、それぞれ横方向に延びる舌片103が設けられ、側面板101の左右端に、それぞれ谷折線を介して逆三角形状の折込接合板104が連設され、折込接合板104の外周には、山折り線を介して接合縁片105が連設され、底面板100の相対向する二辺に、それぞれ谷折線を介して第2側面板106が連設され、第2側面板106の外周に、山折線を介して第2縁片107が連設され、第2縁片107の左右端に、それぞれ横方向に延びる第2舌片108が設けられ、第2側面板106の左右端に、それぞれ山折線を介して逆三角形状の第2折込接合板109が連設され、折込接合板104の側面板101と連設していない方の端縁と、第2折込接合板109の第2側面板106と連設していない方の端縁とは、谷折線を介して連設されるとともに、各側面板101,106を折り曲げてトレー状に組み立てた際、縁片102、第2縁片107、接合縁片105がそれぞれ同一平面を形成するように設定されているトレー容器用ブランクであって、各隅角の第2舌片108と第2折込接合板109が接する近傍の第2舌片108の端縁に第2折込接合板109側に突出する小突起110が設けられているトレー容器用ブランク(図8参照。)により成形されたフランジ付紙容器がある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のフランジ付紙容器では、成形されたフランジ付紙容器に蓋体を被せて密封した際に、隅角の側面板101と折込接合板104と第2折込接合板109と第2側面板106との交点で、縁片102の舌片103と第2縁片107の第2舌片108が重なる部分に針先程度の微細な孔があくという問題を解決するために、各隅角の第2舌片108と第2折込接合板109が接する近傍の第2舌片108の端縁に第2折込接合板109側に突出する小突起110を設けることにより、小突起110により交点を覆い、縁片102の舌片103と第2縁片107の第2舌片108が重なる部分に針先程度の微細な孔の発生がなくなるとしている。
特開2000-255546号公報
特許文献1に記載されているトレー容器用ブランクで形成されたフランジ付紙容器では、側面板101の左右端に連設された折込接合板104を谷折りし、第2側面板106に連設された第2折込接合板109を山折りして重ね、そして、側面板101の外周に連設された縁片102および第2側面板106の外周に連設された第2縁片107を山折りして、縁片102の舌片103と第2縁片107の第2舌片108を重ねたとき、第2舌片108の端縁に設けた小突起110が、側面板101と折込接合板104と第2折込接合板109と第2側面板106との交点を覆う。
しかし、この交点を覆う小突起110は、側面板101の内面と側面板101の外周に連設された縁片102の外面に重ねて覆うようになっているので、小突起110に側面板101の内面との間で谷折りし、縁片102との間で山折りすることになり、小突起110に山折り、谷折りといった互いに相反する折り曲げ応力が生じることになる。しかも小突起110は小片であるので、小突起110を適切な位置で谷折り、山折りすることは容易ではなく、僅かな力加減で山折り、谷折りの位置がずれ、小突起110により交点を覆うことができなくなる場合があるといった問題がある。また、ブランクの構成が複雑となり、組み立てが面倒であるといった問題がある。
そもそも隅角の側面板101と折込接合板104と第2折込接合板109と第2側面板106との交点で、縁片102の舌片103と第2縁片107の第2舌片108が重なる部分に微細な孔があくという事態は、側面板101の外周に連設された縁片102と
折込接合板104の外周に連設された接合縁片105が切り離された状態あることに起因するものであり、かかる事態を解消するためには、縁片102と接合縁片105が繋がっていれば、前記した縁片102の舌片103と第2縁片107の第2舌片108が重なる部分に微細な孔があくという事態は解消される。
しかし、このようにした場合、折込接合板104を第2折込接合板109に重ね、そして、第2側面板106に重ねたとき、側面板101と第2側面板106との隅切角が直角となるため、側面板101の外周に連設された縁片102と、これに繋がる折込接合板104の外周に連設された接合縁片105を外側に折り曲げてフランジ部とすることは、例えば、紙の特性を生かした折り曲げ加工によっても不可能である。
本発明者等は、これを可能にすることについて研究を重ねた結果、側面板101と第2側面板106との間の隅切角を大きくすることを想到し、本発明を成すに至った。
本発明の目的は、液体状の食品などが漏れるおそれがなく、蓋体を熱接着して密封することができ、さらには製造が容易なフランジ付紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも容器の内面となる側に熱可塑性樹脂層が積層された1枚の紙基材からなり、矩形状の底面板の相対向する二辺にそれぞれ第1折り罫線を介して第1側面板が設けられ、前記底面板の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折り罫線を介して第2側面板が設けられ、前記第1側面板の外端縁に第3折り罫線を介して第1外向き水平フランジ板が設けられ、前記第1外向き水平フランジ板の外端縁に第4折り罫線を介して第1下向きフランジ板が設けられ、前記第2側面板の外端縁に第5折り罫線を介して第2外向き水平フランジ板が設けられ、前記第2外向き水平フランジ板の外端縁に第6折り罫線を介して第2下向きフランジ板が設けられ、隣り合う前記第1側面板と前記第2側面板の側端縁の間には、前記第1側面板の側端縁に、第1仮想仕切り線を介して前記第1側面板の側端縁側が接続し、前記第2側面板の側端縁に、第2仮想仕切り線を介して前記第2側面板の側端縁側が接続する隅切板が設けられ、前記隅切板は、前記底面板の角部から延びる2本の第7折り罫線、第8折り罫線で仕切られた前記第1側面板に連接する第1接合片と前記第2側面板に連接する第2接合片と、第1接合片と第2接合片との間に位置する第3接合片からなり、前記第1接合片の外端縁には、第9折り罫線を介して前記第1側面板の前記第1外向き水平フランジ板に繋がる第3外向き水平フランジ板が設けられるとともに、前記第3外向き水平フランジ板の外端縁には第10折り罫線を介して前記第1側面板の前記第1下向きフランジ板に繋がる第3下向きフランジ板が設けられ、前記第2接合片の外端縁には、第11折り罫線を介して前記第2側面板の前記第2外向き水平フランジ板に繋がる第4外向き水平フランジ板が設けられるとともに、第4外向き水平フランジ板の外端縁には第12折り罫線を介して前記第2側面板の前記第2下向きフランジ板に繋がる第4下向きフランジ板が設けられ、また、前記第3接合片は、前記第2接合片側の辺は第11折り罫線までの長さとなっており、且つ外端縁は、少なくとも前記第1接合片、第2接合片の外端縁を超えない形状となっているブランクを、前記第1折り罫線、前記第2折り罫線を谷折りして前記第1側面板、第2側面板を立ち上げるとともに、前記隅切板における、前記第3接合片の前記第1接合片側の辺を前記第7折り罫線から谷折りし、前記第2接合片側の辺を前記第8折り罫線から山折りして、前記第3接合片を前記第1接合片の内側になるように折り込み接着し、前記第1外向き水平フランジ板、第2外向き水平フランジ板、第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板をそれぞれ前記第3折り罫線、第5折り罫線、第9折り罫線、第11折り罫線から山折りして概ね水平に折り曲げ、さらに、前記第1下向きフランジ板、第2下向きフランジ板、第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板をそれぞれ前記第4折り罫線、第6折り罫線、第10折り罫線、第12折り罫線から山折りして概ね垂直に折り曲げ、前記第1接合片と前記第2接合片の重なっている前記第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板と前記第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板を接着したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、組み立て時に、前記第1折り罫線、前記第2折り罫線を谷折りして前記第1側面板、第2側面板を立ち上げるとともに、前記隅切板における、前記第3接合片の前記第1接合片側の辺を前記第7折り罫線から谷折りし、前記第2接合片側の辺を前記第8折り罫線から山折りして、前記第3接合片を前記第1接合片の内側になるように折り込み接着し、前記第1外向き水平フランジ板、第2外向き水平フランジ板、第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板をそれぞれ第3折り罫線、第5折り罫線、第9折り罫線、第11折り罫線から山折りして概ね水平に折り曲げ、さらに、前記第1下向きフランジ板、第2下向きフランジ板、第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板をそれぞれ第4折り罫線、第6折り罫線、第10折り罫線、第12折り罫線から山折りして概ね垂直に折り曲げ、前記隅切板における前記第1接合片と前記第2接合片の重なっている前記第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板および前記第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板を接着することにより、前記第2接合片は、前記第3接合片を間に折り込むようにして前記第1接合片に、前記第2接合片の前記第3接合片側の辺が前記第1接合片の前記第1側面板側の辺に重なるように接着され、そして、前記第1接合片と前記第2接合片の重なっている前記第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板と前記第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板が接着されるので、前記第1側面板と前記第2接合片との間が確実に密の状態に接着され、容器からの液漏れを防止することができる。
また、前記第3接合片は、前記第2接合片側の辺の長さが前記第11折り罫線までの長さとなっているので、前記第2接合片の前記第3接合片側の辺が外側への折り返し辺となり、端面が容器内へ露出しないので、前記第2接合片の前記第3接合片側の辺の端部から液状物が紙基材内に浸み込むおそれがない。
また、前記第1側面板と第2側面板の間には、折り込まれた前記第1接合片と前記第2接合片と前記第3接合片を折り込んだ隅切板が介在するので、前記第1側面板と前記第2側面板の間には前記隅切板により2つの隅切角が形成され、これらの隅切角は鈍角を呈する。
これにより、第1側面板に設けられている前記第1外向き水平フランジ板とこれに繋がっている前記第1接合片に設けられている前記第3外向き水平フランジ板および前記第2側面板に設けられている前記第2外向き水平フランジ板とこれに繋がっている前記第2接合片に設けられている前記第4外向き水平フランジ板を外側に折り曲げるに際し、前記第1外向き水平フランジ板と前記第3外向き水平フランジ板および前記第2外向き水平フランジ板と前記第4外向き水平フランジ板の折り曲げが容易となり、折り曲げ加工により前記第1外向き水平フランジ板と前記第3外向き水平フランジ板および前記第2外向き水平フランジ板と前記第4外向き水平フランジ板を外側に概ね水平に折り曲げ、前記第1側面板と前記第2側面板の外端縁に水平フランジを確実に形成することができる。
このとき、前記第3接合片は、その外端縁が、少なくとも前記第1接合片、第2接合片の外端縁を超えない形状となっているので、前記第1外向き水平フランジ板、前記第3外向き水平フランジ板、前記第2外向き水平フランジ板、前記第4外向き水平フランジ板の折り曲げに影響を与えるものとはならず、前記第1外向き水平フランジ板、前記第3外向き水平フランジ板、前記第2外向き水平フランジ板、前記第4外向き水平フランジ板の折り曲げを容易に行うことができる。
また、同様に、前記第1下向きフランジ板と前記第3下向きフランジ板および前記第2下向きフランジ板と前記第4下向きフランジ板を折り曲げ加工により概ね垂直に折り曲げ、水平フランジの外端縁に下向きフランジを形成することができる。
水平フランジの外周には下向きフランジが形成されているので、下向きフランジにより水平フランジの戻りが阻止され概ね水平状態を保つことができ、水平フランジへの蓋体の熱接着が容易となり、容器の密封性の向上を図ることができる。
さらには、ブランクの構成が簡単なので組み立てに手間がかからず容易に製造することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記第3接合片は、前記第1接合片側の辺の長さが第9折り罫線に達しない長さとなっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記第3接合片は、前記第1接合片側の辺の長さが第9折り罫線に達しない長さとなっているので、前記第3接合片の面積が前記第1接合片、前記第2接合片より小さく、前記隅切板における、前記第3接合片の前記第1接合片側の辺を前記第7折り罫線から谷折りし、前記第2接合片側の辺を前記第8折り罫線から山折りして、前記第3接合片を前記第1接合片の内側になるようにZ状に折り込み、前記第1接合片、前記第2接合片、前記第3接合片を重ねたとき、前記第3接合片の重なりの無い部分ができ、前記第1接合片、前記第2接合片、前記第3接合片の全面接着に比べ接着を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記隅切板における前記第1接合片と前記第2接合片の外端縁は、前記底面板の角部を中心とした前記第1仮想仕切り線および前記第2仮想仕切り線における第3折り罫線、第5折り罫線までの長さをそれぞれ半径とする円弧状となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記隅切板における前記第1接合片と前記第2接合片の外端縁は、前記底面板の角部を中心とした第1仮想仕切り線および第2仮想仕切り線における第3折り罫線、第5折り罫線までの長さをそれぞれ半径とする円弧状となっているので、前記第1側面板に設けられ前記第1外向き水平フランジ板とこれに繋がっている前記第1接合片に設けられている前記第3外向き水平フランジ板および前記第2側面板に設けられ前記第2外向き水平フランジ板とこれに繋がっている前記第2接合片に設けられている前記第4外向き水平フランジ板を折り曲げ加工により外側に概ね水平に折り曲げる際、絞りが入れやすく、折り曲げ部分に亀裂の発生のおそれがなく綺麗な絞り皺を発生させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の、前記隅切板における前記第2接合片に、前記底面板の角部側から前記第4外向き水平フランジ板の外端縁までの長さを有する第13折り罫線が前記第2仮想仕切り線より僅かに前記第2接合片の内側に寄った位置に設けられ、また、前記隅切板における前記第1接合片と前記第1側面板との間の前記第1仮想仕切り線上に、前記底面板の角部側から前記第1側面板の外端縁までの長さを有する第14折り罫線が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記隅切板における前記第2接合片に、前記底面板の角部側から前記第4外向き水平フランジ板の外端縁までの長さを有する第13折り罫線が前記第2仮想仕切り線より僅かに前記第2接合片の内側に寄った位置に設けられ、前記隅切板における前記第1接合片と前記第1側面板との間の前記第1仮想仕切り線上に、前記底面板の角部側から前記第1側面板の外端縁までの長さを有する前記第14折り罫線が設けられているので、前記第1接合片と前記第2接合片と前記第3接合片を折り込み、前記第1側面板と前記第2側面板を前記底面板から立ち上げるとき、前記第13折り罫線と前記第14折り罫線が前記第1接合片と前記第1側面板との間および前記第2接合片と前記第2側面板との間の曲がりを誘導するので、前記第1接合片と前記第2接合片と前記第3接合片の折り込みを容易に行うことができる。
さらに、紙基材を構成する繊維の配向性(紙基材の目)が前記第13折り罫線と略並行であると、前記第2接合片と前記第2側面板との曲がりを効果的に誘導するので、前記第1接合片と前記第2接合片と前記第3接合片の折り込みを容易に行うことができる。
また、前記第13折り罫線が前記第2仮想仕切り線より僅かに前記第2接合片の内側に寄った位置に設けられているので、前記第1側面板と前記第2側面板を前記底面板から立ち上げたとき、第13折り罫線の前記底面板側の端部が前記底面板の角から僅かに離れることになり、前記第2側面板における前記底面板の角側の面に発生する皺を抑制することができる。
また、第13折り罫線は前記第4外向き水平フランジ板の外端縁までの長さを有しているので、前記第2側面板に設けられ前記第2外向き水平フランジ板とこれに繋がっている前記第2接合片に設けられている前記第4外向き水平フランジ板を折り曲げ加工により外側に折り曲げたとき、前記第13折り罫線が前記第2外向き水平フランジ板と前記第4外向き水平フランジ板との繋ぎ部分に発生する皺の方向性を誘導するので、綺麗な皺を発生させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1に記載の、前記第1下向きフランジ板、前記第2下向きフランジ板には、それぞれ長手方向に凹状の窪みを設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第1下向きフランジ板、前記第2下向きフランジ板には、それぞれ長手方向に凹状の窪みを設けたので、凹状の前記窪みがリブとなって下向きフランジの強度と保形性を向上させ、下向きフランジの開きを抑えることができ、水平フランジへの蓋体の熱接着が一層容易となり、容器の密封性の一層の向上を図ることができる。
本発明に係るフランジ付紙容器によれば、液体状の食品などが漏れるおそれがなく、蓋体を熱接着して密封することができ、また、ブランクの構成が簡単なので組み立てに手間がかからず容易に製造することができる。
本発明に係るフランジ付紙容器の実施の形態の一例をブランクで示す展開説明図である。 図1の一部拡大図である。 図1の隅切板の他例を示す展開説明図である。 図1に示すブランクの組み立ての一工程を示す説明図である。 図1に示すブランクで組み立てられた本発明に係るフランジ付紙容器の斜視図である。 図5に示すフランジ付紙容器の内側を斜め上方から見た一部拡大説明図である。 図5に示すフランジ付紙容器の外側を斜め上方から見た一部拡大説明図である。 従来のフランジ付紙容器をブランクで示す展開説明図である。
以下、本発明に係るフランジ付紙容器の実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るフランジ付紙容器の実施の形態の一例をブランクで示す展開説明図、図2は図1の一部拡大図、図3は図1に示すブランクの無味立ての一工程を示す説明図、図4は図1に示すブランクで組み立てられた本発明に係るフランジ付紙容器の斜視図、図5は図3に示すフランジ付紙容器の内側を斜め上方から見た一部拡大説明図である。
本例のフランジ付紙容器は、図1に示すブランクによって組み立てられる。
本例のフランジ付紙容器を組み立てるブランクは、少なくとも容器の内面となる側に熱可塑性樹脂層が積層された紙基材からなる。積層されている熱可塑性樹脂層は、熱可塑性樹脂フィルムをラミネートしたものや、熱可塑性樹脂を押出しラミネートしたものでもよく、また、熱可塑性樹脂を塗工、或いは印刷といった手段により積層したものであってもよい。
このような紙基材からなるブランクは、矩形状の底面板1の相対向する二辺にそれぞれ第1折り罫線2を介して第1側面板3が設けられ、底面板1の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折り罫線4を介して第2側面板5が設けられている。
第1側面板3の外端縁には第3折り罫線6を介して第1外向き水平フランジ板7が設けられ、第1外向き水平フランジ板7の外端縁に第4折り罫線8を介して第1下向きフランジ板9が設けられている。第2側面板5の外端縁には第5折り罫線10を介して第2外向き水平フランジ板11が設けられ、第2外向き水平フランジ板11の外端縁に第6折り罫線12を介して第2下向きフランジ板13が設けられている。
隣り合う第1側面板3と第2側面板5の側端縁の間には、第1側面板3と第2側面板5の側端縁に、第1側面板3側を第1仮想仕切り線14および第2側面板5側を第2仮想仕切り線15を介して隅切板16が設けられている。隅切板16は、底面板1の角部から延びる2本の第7折り罫線17、第8折り罫線18で仕切られた第1側面板3に連接する第1接合片19と第2側面板5に連接する第2接合片20と、第1接合片19と第2接合片20との間に位置する第3接合片21からなる。
本例では、第1接合片19と第2接合片20の外端縁は、底面板1の角部を中心とした第1仮想仕切り線14および第2仮想仕切り線15における第3折り罫線6、第5折り罫線10までの長さをそれぞれ半径とする円弧状となっている。
第1接合片19の外端縁には、第9折り罫線22を介して第1側面板3の第1外向き水平フランジ板7に繋がる第3外向き水平フランジ板23が設けられるとともに、第3外向き水平フランジ板23の外端縁には第10折り罫線24を介して第1側面板3の第1下向きフランジ板9に繋がる第3下向きフランジ板25が設けられ、第2接合片20の外端縁には、第11折り罫線26を介して第2側面板5の第2外向き水平フランジ板11に繋がる第4外向き水平フランジ板27が設けられるとともに、第4外向き水平フランジ板27の外端縁には第12折り罫線28を介して第2側面板5の第2下向きフランジ板13に繋がる第4下向きフランジ板29が設けられている。
本例では、第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29の外端縁は第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13の外端縁より僅かに外方へ突出している。
また、第3接合片21は、第2接合片20側の辺S1は第11折り罫線26、すなわち第2接合片20の外端縁までの長さとなっており、且つ第3接合片21の外端縁は、少なくとも第1接合片19、第2接合片20の外端縁を超えない形状となっている。本例では、第3接合片21の第1接合片19側の辺S2の長さは第9折り罫線22に達しない長さとなっているが(図2参照。)、図3に示すように、第3接合片20の第2接合片20側の辺S1と同様に、第9折り罫線22までの長さとなっていてもよい。
また、本例では、隅切板16における第2接合片20に、底面板1の角部側から第4外向き水平フランジ板27の外端縁までの長さを有する第13折り罫線30が第2仮想仕切り線15より僅かに第2接合片20の内側にズレ量Lだけ寄った位置に設けられている。第2仮想仕切り線15からの第13折り罫線30のズレ量Lは、紙基材の紙厚分が好ましい。また、第1側面板3と隅切板16との間には、第1側面板3と隅切板16仕切る第1仮想仕切り線14上に、底面板1の角部側から第1側面板3の外端縁までの長さを有する第14折り罫線31が設けられている(図2参照。)。本例では、第14折り罫線31は第1側面板3の外端縁までの長さを有しているが、第1外向き水平フランジ板7の外端縁までの長さを有していてもよい。
このような展開構造を有するブランクによるフランジ付紙容器の組み立ては、まず、第1折り罫線2、第2折り罫線4を谷折りして第1側面板3、第2側面板5を立ち上げるとともに、隅切板16における、第3接合片21の第1接合片19側の辺を第7折り罫線17から谷折りし、第2接合片20側の辺を第8折り罫線18から山折りして、第3接合片21を第1接合片19の内側になるようにZ状に折り込み第1接合片19、第2接合片20、第3接合片21間を接着する(図4参照。)。本例では、熱風シールにより接着している。
次に第1外向き水平フランジ板7、第2外向き水平フランジ板11、第3外向き水平フランジ板23、第4外向き水平フランジ板27をそれぞれ第3折り罫線6、第5折り罫線10、第9折り罫線22、第11折り罫線26から山折りして水平に折り曲げ、さらに、第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13、第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29をそれぞれ第4折り罫線8、第6折り罫線12、第10折り罫線24、第12折り罫線28から山折りして垂直に折り曲げ、第1接合片19と第2接合片20における重なる第3外向き水平フランジ板23、第4外向き水平フランジ板27と第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29を接着する。本例では、熱風シールにより接着している。
第1外向き水平フランジ板7、第2外向き水平フランジ板11、第3外向き水平フランジ板23、第4外向き水平フランジ板27の折り曲げ、また第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13、第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29は折り曲げ加工により折り曲げている。
また、第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13には、それぞれ長手方向に凹状の窪み32を設けている。本例では、組み立て後に、プレス装置により第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13を設けている。
このようにして組み立てられる本例のフランジ付紙容器は、第1側面板1、第2側面板2を立ち上げ、隅切板16における、第3接合片21の第1接合片19側の辺S2を第7折り罫線17から谷折りし、第2接合片20側の辺S1を第8折り罫線18から山折りして、第3接合片21を第1接合片19の内側になるように折り込み接着し、第1接合片19と第2接合片20の重なっている第3外向き水平フランジ板23、第4外向き水平フランジ板27および第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29を接着することにより、第2接合片20は、第3接合片21を間に折り込むようにして第1接合片19に、第2接合片20の第3接合片21側の辺が第1接合片19の第1側面板側の辺に重なるように接着され、そして、第1接合片19と第2接合片20の重なっている第3外向き水平フランジ板23、第4外向き水平フランジ板27と第3下向きフランジ板25、第4下向きフランジ板29が接着されるので、第1側面板3と第2接合片20との間が確実に密の状態に接着され、容器からの液漏れを防止することができる。
また、第3接合片21は、第2接合片20側の辺S1の長さが第11折り罫線26までの長さとなっているので、第2接合片20の第3接合片21側の辺が外側への折り返し辺となり、端面が容器内へ露出しないので、第2接合片20の第3接合片21側の辺の端部から液状物が紙基材内に浸み込むおそれがない。
また、第1側面板3と第2側面板5の間には、折り込まれた第1接合片19と第2接合片20と第3接合片21を折り込んだ隅切板16が介在するので、第1側面板3と第2側面板5の間には隅切板16により2つの隅切角が形成され、これらの隅切角は鈍角を呈する。
これにより、第1側面板3に設けられている第1外向き水平フランジ板7とこれに繋がっている第1接合片19に設けられている第3外向き水平フランジ板23および第2側面板5に設けられている第2外向き水平フランジ板11とこれに繋がっている第2接合片20に設けられている第4外向き水平フランジ板27を外側に折り曲げるに際し、第1外向き水平フランジ板7と第3外向き水平フランジ板23および第2外向き水平フランジ板11と第4外向き水平フランジ板27の折り曲げが容易となり、折り曲げ加工により第1外向き水平フランジ板7と第3外向き水平フランジ板23および第2外向き水平フランジ板11と第4外向き水平フランジ板27を外側に概ね水平に折り曲げ、第1側面板3と第2側面板5の外端縁に水平フランジ33を確実に形成することができる。
このとき、第3接合片21は、その外端縁が、少なくとも第1接合片19、第2接合片20の外端縁を超えない形状となっているので、第1外向き水平フランジ板7、第3外向き水平フランジ板23、第2外向き水平フランジ板11、第4外向き水平フランジ板27の折り曲げに影響を与えるものとはならず、第1外向き水平フランジ板7、第3外向き水平フランジ板23、第2外向き水平フランジ板11、第4外向き水平フランジ板27の折り曲げを容易に行うことができる。
また、同様に、第1下向きフランジ板9と第3下向きフランジ板25および第2下向きフランジ板13と第4下向きフランジ板29を折り曲げ加工により下側に折り曲げ、水平フランジの外端縁に下向きフランジ34を形成することができる。
本例では、第3接合片21は、第1接合片19側の辺S2の長さが第9折り罫線22に達しない長さとなっているので、第3接合片21の面積が第1接合片19、第2接合片20より小さい。これにより、隅切板16を第3接合片21が第1接合片19の内側になるようにZ状に折り込み、第1接合片19、第2接合片20、第3接合片21を重ねたとき、第3接合片21の重なりの無い部分ができ、第1接合片19、第2接合片20、第3接合片21の全面接着に比べ接着を容易に行うことができる。
また、本例では、第1接合片19と第2接合片の外端縁は、底面板1の角部を中心とした第1仮想仕切り線14および第2仮想仕切り線15における第3折り罫線6、第5折り罫線10までの長さをそれぞれ半径とする円弧状となっているので、第1側面板3に設けられ第1外向き水平フランジ板7とこれに繋がっている第1接合片19に設けられている第3外向き水平フランジ板23および第2側面板5に設けられ第2外向き水平フランジ板11とこれに繋がっている第2接合片20に設けられている第4外向き水平フランジ板27を折り曲げ加工により外側に水平に折り曲げる際、絞りが入れやすく、折り曲げ部分に亀裂の発生のおそれがなく綺麗な絞り皺を発生させることができる。
また、本例では、第2接合片20に、底面板1の角部側から第4外向き水平フランジ板27の外端縁までの長さを有する第13折り罫線30が第2仮想仕切り線15より僅かに第2接合片20の内側に寄った位置に設けられ、第1接合片19と第1側面板3との間の第1仮想仕切り線14上に、底面板1の角部側から第1側面板3の外端縁までの長さを有する第14折り罫線31が設けられているので、第1接合片19と第2接合片20と第3接合片21を折り込み、第1側面板3と第2側面板5を底面板1から立ち上げるとき、第13折り罫線30と第14折り罫線31が第1接合片19と第1側面板3との間および第2接合片20と第2側面板5との間の曲がりを誘導するので、第1接合片19と第2接合片20と第3接合片21の折り込みを容易に行うことができる。
さらに、紙基材を構成する繊維の配向性(紙基材の目)が第13折り罫線30と略並行であると、第2接合片20と第2側面板5との曲がりを効果的に誘導するので、第1接合片19と第2接合片20と第3接合片21の折り込みを容易に行うことができる。
また、第13折り罫線30が第2仮想仕切り線15より僅かに第2接合片20の内側に寄った位置に設けられているので、第1側面板3と第2側面板5を底面板1から立ち上げたとき、第13折り罫線30の底面板1側の端部が底面板1の角から僅かに離れることになり、第2側面板5における底面板1の角側の面に発生する皺を抑制することができる。
また、第13折り罫線30は第4外向き水平フランジ板27の外端縁までの長さを有しているので、第2側面板5に設けられ第2外向き水平フランジ板11とこれに繋がっている第2接合片20に設けられている第4外向き水平フランジ板27を折り曲げ加工により外側に折り曲げたとき、第13折り罫線30が第2外向き水平フランジ板11と第4外向き水平フランジ板27との繋ぎ部分に発生する皺の方向性を誘導するので、綺麗な皺を発生させることができる。
なお、本例では、第14折り罫線31は第1側面板3の外端縁までの長さを有しているが、第1外向き水平フランジ板7の外端縁までの長さを有していれば、第1側面板3に設けられ第1外向き水平フランジ板7とこれに繋がっている第1接合片19に設けられている第3外向き水平フランジ板23を折り曲げ加工により外側に折り曲げたとき、第14折り罫線31が第1外向き水平フランジ板7と第3外向き水平フランジ板23との繋ぎ部分に発生する皺の方向性を誘導するので、綺麗な皺を発生させることができる。
また、本例では、水平フランジ33の外周には下向きフランジ34が形成されているので、下向きフランジ34により水平フランジ33の戻りが阻止され水平状態を保つことができ、水平フランジ33への蓋体の熱接着が容易となり、容器の密封性の向上を図ることができる。
また、本例では、第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板13には、それぞれ長手方向に凹状の窪み32を設けたので、凹状の窪み32がリブとなって下向きフランジ34の強度と保形性を向上させ、下向きフランジ34の開きを抑えることができ、水平フランジ33への蓋体の熱接着が一層容易となり、容器の密封性の一層の向上を図ることができる。
また、本例では、下向きフランジ34の四隅を形成する第4下向きフランジ板29の外端縁を第1下向きフランジ板9、第2下向きフランジ板の13外端縁より僅かに外方へ突出させたので、下向きフランジ34の強度の一層の向上が図れる。
1 底面板
2 第1折り罫線
3 第1側面板
4 第2折り罫線
5 第2側面板
6 第3折り罫線
7 第1外向き水平フランジ板
8 第4折り罫線
9 第1下向きフランジ板
10 第5折り罫線線
11 第2外向き水平フランジ板
12 第6折り罫線線
13 第2下向きフランジ板
14 第1仮想仕切り線
15 第2仮想仕切り線
16 隅切板
17 第7折り罫線
18 第8折り罫線
19 第1接合片
20 第2接合片
21 第3接合片
22 第9折り罫線
23 第3外向き水平フランジ板
24 第10折り罫線
25 第3下向きフランジ板
26 第11折り罫線
27 第4外向き水平フランジ板
28 第12折り罫線
29 第4下向きフランジ板
30 第13折り罫線
31 第14折り罫線
32 窪み
33 水平フランジ
34 下向きフランジ

Claims (5)

  1. 少なくとも容器の内面となる側に熱可塑性樹脂層が積層された1枚の紙基材からなり、矩形状の底面板の相対向する二辺にそれぞれ第1折り罫線を介して第1側面板が設けられ、前記底面板の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折り罫線を介して第2側面板が設けられ、前記第1側面板の外端縁に第3折り罫線を介して第1外向き水平フランジ板が設けられ、前記第1外向き水平フランジ板の外端縁に第4折り罫線を介して第1下向きフランジ板が設けられ、前記第2側面板の外端縁に第5折り罫線を介して第2外向き水平フランジ板が設けられ、前記第2外向き水平フランジ板の外端縁に第6折り罫線を介して第2下向きフランジ板が設けられ、
    隣り合う前記第1側面板と前記第2側面板の側端縁の間には、前記第1側面板の側端縁に、第1仮想仕切り線を介して前記第1側面板の側端縁側が接続し、前記第2側面板の側端縁に、第2仮想仕切り線を介して前記第2側面板の側端縁側が接続する隅切板が設けられ、
    前記隅切板は、前記底面板の角部から延びる2本の第7折り罫線、第8折り罫線で仕切られた前記第1側面板に連接する第1接合片と前記第2側面板に連接する第2接合片と、第1接合片と第2接合片との間に位置する第3接合片からなり、前記第1接合片の外端縁には、第9折り罫線を介して前記第1側面板の前記第1外向き水平フランジ板に繋がる第3外向き水平フランジ板が設けられるとともに、前記第3外向き水平フランジ板の外端縁には第10折り罫線を介して前記第1側面板の前記第1下向きフランジ板に繋がる第3下向きフランジ板が設けられ、前記第2接合片の外端縁には、第11折り罫線を介して前記第2側面板の前記第2外向き水平フランジ板に繋がる第4外向き水平フランジ板が設けられるとともに、第4外向き水平フランジ板の外端縁には第12折り罫線を介して前記第2側面板の前記第2下向きフランジ板に繋がる第4下向きフランジ板が設けられ、
    また、前記第3接合片は、前記第2接合片側の辺は第11折り罫線までの長さとなっており、且つ外端縁は、少なくとも前記第1接合片、第2接合片の外端縁を超えない形状となっているブランクを、
    前記第1折り罫線、前記第2折り罫線を谷折りして前記第1側面板、第2側面板を立ち上げるとともに、前記隅切板における、前記第3接合片の前記第1接合片側の辺を前記第7折り罫線から谷折りし、前記第2接合片側の辺を前記第8折り罫線から山折りして、前記第3接合片を前記第1接合片の内側になるように折り込み接着し、前記第1外向き水平フランジ板、第2外向き水平フランジ板、第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板をそれぞれ前記第3折り罫線、第5折り罫線、第9折り罫線、第11折り罫線から山折りして概ね水平に折り曲げ、さらに、前記第1下向きフランジ板、第2下向きフランジ板、第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板をそれぞれ前記第4折り罫線、第6折り罫線、第10折り罫線、第12折り罫線から山折りして概ね垂直に折り曲げ、前記第1接合片と前記第2接合片の重なっている前記第3外向き水平フランジ板、第4外向き水平フランジ板と前記第3下向きフランジ板、第4下向きフランジ板を接着したことを特徴とするフランジ付紙容器。
  2. 前記第3接合片は、前記第1接合片側の辺の長さが第9折り罫線に達しない長さとなっていることを特徴とする請求項1に記載のフランジ付紙容器。
  3. 前記隅切板における前記第1接合片と前記第2接合片の外端縁は、前記底面板の角部を中心とした前記第1仮想仕切り線および前記第2仮想仕切り線における第3折り罫線、第5折り罫線までの長さをそれぞれ半径とする円弧状となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のフランジ付紙容器。
  4. 前記隅切板における前記第2接合片に、前記底面板の角部側から前記第4外向き水平フランジ板の外端縁までの長さを有する第13折り罫線が前記第2仮想仕切り線より僅かに前記第2接合片の内側に寄った位置に設けられ、また、前記隅切板における前記第1接合片と前記第1側面板との間の前記第1仮想仕切り線上に、前記底面板の角部側から前記第1側面板の外端縁までの長さを有する第14折り罫線が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のフランジ付紙容器。
  5. 前記第1下向きフランジ板、前記第2下向きフランジ板には、それぞれ長手方向に凹状の窪みを設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載のフランジ付紙容器。
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