JP3051472U - フラップ固定構造 - Google Patents

フラップ固定構造

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JP3051472U
JP3051472U JP1997010897U JP1089797U JP3051472U JP 3051472 U JP3051472 U JP 3051472U JP 1997010897 U JP1997010897 U JP 1997010897U JP 1089797 U JP1089797 U JP 1089797U JP 3051472 U JP3051472 U JP 3051472U
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flap
sheet
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flaps
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千代恵 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の側面に接着剤で固定されているフラップ
が側面から剥がれにくくするような構造を提供すること
である。 【解決手段】フラップ13が接続されているシート3、
5、7、9を、該フラップの一部とともに、フラップ1
3が接続しているシート面の反対側へ曲げる。シートは
伸縮性を有することが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、箱等の容器の側面同士を接合しているフラップを補強する構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来から種々の分野で使用されている紙箱のほとんどは、複数の面と該面の適 切な位置に形成されたフラップとを有する展開図を立体的に組み立てて形成され ている。 例えば図11に示すような紙製容器の展開図の場合には、底面100の4つの 辺に接続している4つの側面102,104,106,108を90度同じ方向 に曲げるとともに、各側面の間に形成されたフラップ形成部110を内側へ山折 りに折り畳んでフラップ112(図10)を形成する。 そして形成された各フラップ112を側面106,108の方へ折り曲げて、 接着剤により側面106,108の内面に糊付けする。これにより図10に示す ような上部が開放した容器120が形成される。
【0003】 このような紙製容器は廃棄の容易性やリサイクル性に優れているため、近年の エコロジーブームの下、ウエットペーパーや液体の容器として利用される機会が 増加しつつある。しかしこのような容器ではフラップが接着剤によって側面に貼 着されているため、液体や湿気の進入によって接着剤の性能が低下して、フラッ プ112が側面106,108から剥がれてしまうことがある。また、液体がフ ラップの接着面に入り込むことによって、フラップを構成している折り畳み部分 が傷み、損傷や液漏れを招くこともある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような問題点を解決すべくなされたもので、容器の側面に接着剤 で固定されているフラップが側面から剥がれにくくするような構造を提供するこ とを課題とする。 また、本考案は、液体がフラップの折り返し部分を損傷する のを防止し、液漏れの原因となるのを防ぐことができる構造を提供することを課 題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のフラップ固定構造は、第1シートに形成さ れたフラップが第2シートに接続されているシートの接続構造において、上記フ ラップの接続部分の一部が上記第2シートとともに、上記フラップが接続してい る上記第2シートの面の反対側へ曲げられていることを特徴とする。
【0006】 また本考案の他のフラップ固定構造は、第1シートに形成されたフラップと第 2シートに形成されたフラップとが接続され、該接続された2つのフラップが第 1シートまたは第2シートのいずれかに固定されているシートの接続構造におい て、上記接続された2つのフラップの一部が該フラップが固定されているシート とともに、上記2つのフラップが固定されているシートの面の反対側へ曲げられ ていることを特徴とする。
【0007】 また本考案の他のフラップ固定構造は、第1シートと第2シートとの間に跨っ て形成されたフラップが折り畳まれて上記第1シートと第2シートのいずれかに 固定されている接続構造において、上記折り畳まれたフラップの一部が該フラッ プが固定されているシートとともに、上記フラップが固定されているシートの面 の反対側へ曲げられていることを特徴とする。
【0008】 上記第1シートと上記第2シートは、上部が開放した容器の開放部分を構成す る互いに隣接する2つの面を構成していてもよい。 また、前記第1シートと第2シートとは、伸縮性を有する材料によって構成さ れていてもよい。 本考案の他のフラップ固定構造は、底面及び複数の側面から構成されている容 器において、前記側面のうち互いに隣り合う側面同士はフラップを介して接続さ れており、該フラップの上端部は前記側面と共に外側へ曲げられていることを特 徴とする。 前記容器は伸縮性を有する材料によって構成されていてもよい。 前記曲げられたフラップに隣接する前記側面間の境界部分には、スリットが形 成されていてもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について、図を参照しながら説明する。図1は本考案 のフラップ固定構造を適用する前の容器1を示す。容器1は4つの側板3、5、 7、9と底板11とから構成されており、上部が開放されている。なお各側板3 、5、7、9のうち、それぞれ隣り合う側板同士は、請求項に記載された第1シ ートと第2シートに相当する。
【0010】 側板3と側板9の両側にはフラップ13が形成されており、これらのフラップ 13がそれぞれ側板5と側板7の内面に接着剤で貼付されることにより、容器1 の形状が維持されている。 このような容器1において、図1中一点鎖線15によって示されたところで一 点鎖線よりも上側の部分16を、側板とフラップとを一緒に矢印で示すようにそ れぞれ外側に折り返すことにより、図2および図3に示すような本考案のフラッ プ固定構造17を形成することができる。図2と図3は、ぞれぞれ折り返しの程 度が異なる態様を示したものである。
【0011】 図2に示すように、一点鎖線より上側の部分16を外側へ折り返す場合、各側 板同士の境界部分19は拡がらなければならない。そのため容器1は伸縮性を有 するシートから構成されているのが好ましい。このような伸縮性を有するシート として、たとえばポリエチレンなどのプラスチックフィルムでコーティングした 紙やミルクカートン等が挙げられる。 このようなシートを容器1の材料として使用することにより、図2に示すよう に一点鎖線より上側部分16の境界部分19が延びる。また、図3に示すように 外側へ完全に折り返してしまうと、境界部分19は再び収縮して折り返した部分 が固定される。
【0012】 図4に示すように、フラップ13の上端部分が外側へ折り返されることにより 、フラップ13の折られていない部分21は側板5、7の内面側に押し付けられ るようになる。そのため、側板5、7の内面とフラップ13との間の接着剤によ る接着が助長されるとともに、接着剤が容器内の液体に接触して接着性能が低下 しても、フラップが側板から離れてしまうことがなくなる。
【0013】 本考案のフラップ固定構造は、種々の構造のフラップに適用することができる 。図5、図6および図7は、それぞれ組み立てたときに本考案のフラップ固定構 造を適用できる3種類の異なるフラップを備える容器の展開図を示している。 いずれの展開図からも図1に示すような直方体の容器1を形成することができ る。以下、図5、図6および図7の各展開図の説明をするが、展開図の構成部分 と図1に示す容器の構成部分との対応を明確にするため、図1の容器の説明で使 用した名称および参照符号を展開図の説明でもそのまま使用する。
【0014】 図5に示す展開図は、横方向に延びる側面3、9のそれぞれ両端に三角形のフ ラップ13が形成されている。このような展開図では、展開図中の点線部分をそ れぞれ谷折りにして、各フラップ13が側面5、7の内側に位置するようにする 。谷折りされたフラップ13の外面側に接着剤を塗布して、各フラップ13を側 面5、7の内面に貼付することにより、図1に示すような直方体の容器1が形成 される。 また、フラップ13の外面側に接着剤を塗布して、各フラップ13を側面5、 7の外面に貼付することによって、直方体の容器を形成してもよい。
【0015】 図6に示す展開図は、横方向に延びる側面3、9の両端に三角形のフラップ1 3aが形成され、縦方向に延びる側面5、7の両端に三角形のフラップ13bが形 成されている。各フラップ13a、13bは同一形状で同一の大きさである。 このような展開図では、展開図中の点線部分をそれぞれ谷折りにして、各フラ ップ13a、13bが各側面の内側に位置するようにする。谷折りされたフラップ 13a、13bの外面側に接着剤を塗布して貼付し、更に貼付されたフラップ部分 を隣接する側面のいずれかの内面に接着剤で貼付することにより、図1に示すよ うな直方体の容器1が形成される。 また、フラップ13a、13bの内面側に接着剤を塗布して貼付し、さらに貼 付されたフラップ部分を隣接する側面のいずれかの外面に接着剤で貼付すること によって、直方体の容器を形成してもよい。
【0016】 また図7に示す展開図は、4つの側面3、5、7、9の各端部の間に、各側面 の端部同士を接続するように矩形状のフラップ13が形成されている。このよう な展開図では、展開図中の点線部分をそれぞれ谷折りにし、また各フラップ13 の中央部分(一点鎖線で示す)をそれぞれ山折りにする。 山折りにしたフラップ13の外面側同士を接着剤で互いに貼付し、貼付された フラップ部分をフラップが隣接するいずれかの側面の内面に接着剤で貼付する。 これにより、図1に示すような容器1が形成される。 また、山折りにしたフラップ13の内側同士を接着剤で互いに貼付し、貼付さ れたフラップ部分をフラップが隣接するいずれかの側面の外面に接着剤で貼付す ることによって、直方体の容器を形成してもよい。
【0017】 上記に示した種々の形態のフラップを有するいずれの展開図から形成される容 器においても、本考案のフラップの固定構造を適用することができる。 また、上記実施形態では、容器が伸縮性のあるシートでできているが、伸縮性 がほとんどないシートで容器を構成した場合には、図9に示すように、側面3と 側面7との境界部分、および側面7と側面9との境界部分のそれぞれ上端にスリ ット23を形成して、フラップ13の上端を外側へ折り易くしてもよい。
【0018】 本考案のフラップ固定構造は、上述した直方体の容器に限らず、例えば図8に 示すような底面側が狭く上部側が拡がっている容器1にも適用することができる 。また開放部分が下側あるいは横方向に向いているもの、開放部分に回動式等の 蓋体が形成されているものにも本考案のフラップ固定構造を適用することができ る。更に容器状のものに限らず、フラップによって接合された部分を有する筒状 の形態を有するものにも本考案のフラップ固定構造を適用することができる。 さらに、本考案では、フラップが接着剤によって側面に接着されていない容器 の上端を曲げることによって製造した構造体であってもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案では、フラップの接続部分の一部がフラップが接続しているシートと共 に、該シートの接続面の反対側へ曲げられているため、フラップがその接続面に 対して押し付けられるように固定されて、接続面から剥がれてくることがない。 本考案のフラップ固定構造を、上部が開放した容器の開放部分を構成する互い に隣接する2つの面での接続構造として適用すれば、容器に入れた液体等の影響 により、フラップを側面に貼付している接着剤の接着力が低下しても、フラップ が側面から離れてしまうことがなくなる。
【0020】 また、容器が伸縮性を有する材料によって構成されていれば、フラップの一部 をシートと共に曲げる際に、容易に曲げることができる。 さらに、曲げられたフラップの部分に隣接する、シート同士の境界部分にスリ ットを形成すれば、フラップの一部をシート共に曲げる際に容易に曲げることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構造を適用する前の容器を示す斜視図
である。
【図2】容器の上端部分をフラップと共に外側へ曲げた
構造を有する本考案の構造を有する容器の斜視図であ
る。
【図3】容器の上端部分をフラップと共に外側へ完全に
折り曲げた構造を有する本考案の構造を有する容器の斜
視図である。
【図4】フラップの上部が容器の側面と一緒に外側へ完
全に折り曲げられた状態を示す断面図である。
【図5】本考案を適用することができる容器の展開図で
あって、同時にフラップの一形態を示すものである。
【図6】本考案を適用することができる容器の展開図で
あって、同時にフラップの他の形態を示すものである。
【図7】本考案を適用することができる容器の展開図で
あって、同時にフラップの他の形態を示すものである。
【図8】本考案を適用できる容器の他の形態を示す斜視
図である。
【図9】側面の境界部分にスリットを形成して、フラッ
プを外側へ曲げ易くした様子を示す断面図である。
【図10】従来の容器の形態を示す斜視図である。
【図11】従来の容器の展開図を示す。
【符号の説明】
1 容器 3、5、7、9 側面 11 底板 13 フラップ 15 一点鎖線 16 一点鎖線より上側部分 17 フラップ固定構造 19 側板の境界部分 21 フラップの折られていない部分 23 スリット 100 底面 102、104、106、108 側面 110 フラップ形成部 112 フラップ 120 従来の容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1シートに形成されたフラップが第2シ
    ートに接続されているシートの接続構造において、前記
    フラップの接続部分の一部が前記第2シートとともに、
    前記フラップが接続している前記第2シートの面の反対
    側へ曲げられていることを特徴とするフラップ固定構
    造。
  2. 【請求項2】第1シートに形成されたフラップと第2シ
    ートに形成されたフラップとが接続され、該接続された
    2つのフラップが第1シートまたは第2シートのいずれ
    かに固定されているシートの接続構造において、前記接
    続された2つのフラップの一部が該フラップが固定され
    ているシートとともに、前記2つのフラップが固定され
    ているシートの面の反対側へ曲げられていることを特徴
    とするフラップ固定構造。
  3. 【請求項3】第1シートと第2シートとの間に跨って形
    成されたフラップが折り畳まれて前記第1シートと第2
    シートのいずれかに固定されている接続構造において、
    前記折り畳まれたフラップの一部が該フラップが固定さ
    れているシートとともに、前記フラップが固定されてい
    るシートの面の反対側へ曲げられていることを特徴とす
    るフラップ固定構造。
  4. 【請求項4】前記第1シートと前記第2シートは、上部
    が開放した容器の開放部分を構成する互いに隣接する2
    つの面を構成していることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のフラップ固定構造。
  5. 【請求項5】前記第1シートと第2シートとは、伸縮性
    を有する材料によって構成されていることを特徴とする
    請求項1〜4記載のいずれかに記載のフラップ固定構
    造。
  6. 【請求項6】底面及び複数の側面から構成されている容
    器において、前記側面のうち互いに隣り合う側面同士は
    フラップを介して接続されており、該フラップの上端部
    は前記側面と共に外側へ曲げられていることを特徴とす
    るフラップ固定構造。
  7. 【請求項7】前記容器は伸縮性を有する材料によって構
    成されていることを特徴とする請求項6記載のフラップ
    固定構造。
  8. 【請求項8】前記曲げられたフラップに隣接する前記側
    面間の境界部分にスリットが形成されていることを特徴
    とする請求項6または7に記載のフラップ固定構造。
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