JP3036366U - 組み立て紙箱 - Google Patents

組み立て紙箱

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JP3036366U
JP3036366U JP1996010693U JP1069396U JP3036366U JP 3036366 U JP3036366 U JP 3036366U JP 1996010693 U JP1996010693 U JP 1996010693U JP 1069396 U JP1069396 U JP 1069396U JP 3036366 U JP3036366 U JP 3036366U
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JP
Japan
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flaps
pair
paper box
adhesive tape
flap
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JP1996010693U
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English (en)
Inventor
浩 布川
Original Assignee
高崎製紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て式紙箱の蓋部の封緘を簡易的に行え
るようにする。 【解決手段】 4周側板の少なくとも上縁に、対向する
1対の内フラップと対向する1対の外フラップとを連設
して該1対の内フラップを内側に折り曲げ、その上に該
1対の外フラップを内側に折り曲げることにより閉蓋す
る蓋部を有する組み立て紙箱において、外フラップを折
り曲げて閉蓋する際に該外フラップの遊端縁の両角部を
差し込む切り込みを内フラップに設けたことを特徴とす
る組み立て紙箱。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は例えばダンボール紙を材料として組み立てるダンボール箱のような組 み立て式の紙箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりダンボール箱としては、4周側板の上下両縁にそれぞれ1対の矩形状 の内フラップを対向する位置に連設し、さらにそれぞれ1対の矩形状の外フラッ プを対向する位置に連設したものがある。そして使用する際には、先ず箱の底部 にあたる側の1対の内フラップを折り曲げ、その上に1対の外フラップを折り曲 げて重ね、該外フラップの互いに突き合わされた両遊端縁に沿って粘着テープを 貼着して箱型とし、内部に物品を収納した後蓋部側の各フラップも同様に折り曲 げて粘着テープを貼着して封緘するものが多く使われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来構造のダンボール箱においては、蓋部を封緘するには通常確実 性を求める場合は粘着テープが用いられているが、簡易的な封緘に対処できる構 造ではなかった。 さらに粘着テープを用いたときには開封時に粘着テープを剥がす際に粘着テー プと一緒にダンボールの表面層も剥がれてしまい再度粘着テープを使用すること ができなかった。つまりダンボール箱の粘着テープを用いての再使用はできなか った。
【0004】 このような問題に対処するためダンボール箱の表面にプラスチックフィルムを ラミネートしたものがある。このフィルムラミネートダンボール箱によれば、粘 着テープの剥離時に該ラミネートフィルムやその下層の紙層も剥がれにくくなっ た。しかしながら通常粘着テープは蓋部の外フラップの突き合わされた両遊端縁 に沿って貼着し、さらに側板の面にまで延長して貼着するため、開封時に粘着テ ープを剥す際に該外フラップの遊端縁角部の側縁部に該粘着テープにより強い引 き剥がし力が作用して、粘着テープが貼着している該側縁部から剥離が生じ、外 フラップの当該部分の表面のラミネートフィルムがその下層の紙層と共に剥がさ れてしまうことが多かった。
【0005】 これに対して外フラップの遊端縁角部を三角形状に切り取り、その欠損縁と粘 着テープの端縁とを交差させるようにしたものが実公平2−26807号公報に 示されている。 これによれば粘着テープはこれを引き剥がす方向に対して外フラップの遊端縁 角部の欠損縁は斜めに、即ち鋭角に交わるので、該テープを引き剥がす時に従来 とは異なって引き剥がし力が斜めに効いてくるので表面のラミネートフィルムが 該欠損縁から引き剥がされるのを防止できるものである。 しかしながらこのような手段によっても粘着テープを引き剥がす際の表面のラ ミネートフィルムとその下の紙層との剥がれは完全にはなくならず、紙箱の再使 用上問題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はこれに鑑み、開封の際に粘着テープを剥がしても本体の紙層が剥がれ ることのない組み立て紙箱を提供するものである。
【0007】 即ち本考案の組み立て紙箱は、4周側板の少なくとも上縁に、対向する1対の 内フラップと対向する1対の外フラップとを連設して該1対の内フラップを内側 に折り曲げ、その上に該1対の外フラップを内側に折り曲げることにより閉蓋す る蓋部を有する組み立て紙箱において、外フラップを折り曲げて閉蓋する際に該 外フラップの遊端縁の両角部を差し込む切り込みを内フラップに設けたことを特 徴とするものである。 そしてこの際少なくとも粘着テープを貼着する部位がプラスチックフィルムで ラミネートされ、折り曲げることにより閉蓋した1対の外フラップの突き合わせ た両遊端縁に沿って一方の側板から他方の側板にかけて粘着テープを貼着する際 に、該粘着テープがそれぞれの外フラップの側縁部に貼着しない位置に切り込み を設けたり、該切り込みをスリット状としたり、また該切り込みを円弧状とする のは良好である。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を示す。 (実施例1) 通常のダンボール紙を用いて図1の展開図を示すような組み立て式ダンボール 箱を作った。即ち4周側板となる4連設面A,B,C,Dのそれぞれ上縁側に外 フラップ(1A)(1C)及び内フラップ(1B)(1D)を連設し、且つそれ ぞれ下縁側に外フラップ(2A)(2C)及び内フラップ(2B)(2D)を連 設した。さらに各内フラップ(1B)(1D)(2B)(2D)の連設側の中央 部に、該連設側に向って広がる1対の八字形のスリット(3)(3)を各々設け た。なお(4)は他端側の側板Dに接合する接合片である。
【0009】 次に蓋部の構成を図2に示す。上蓋部及び底蓋部とも同様であるので、上蓋部 を例にとって説明すると、内フラップ(1B)(1D)を内側に折り曲げておき 、次に外フラップ(1A)(1C)を内側に折り曲げて、その遊端縁角部(e) (f)を対応する位置のスリット(3)(3)にそれぞれ差し込むことにより閉 蓋する構造である。このような簡易的な封緘によれば蓋部が開き放しになること はなく、特に上蓋部において有効であり、本願の目的であるダンボール箱の再度 の利用が可能となる。
【0010】 (実施例2) 表面にポリエチレン等の合成樹脂フィルムをラミネートした図1に示す形状の ダンボール紙から、実施例1を同様にして図2に示すように上蓋部と底蓋部を簡 易的に封緘したダンボール箱を組み立てた。 そしてさらに図3に示すように蓋部の外フラップ(1A)(1C)のそれぞれ の遊端縁を互いに突き合わせた部位に沿って一方の側板Bから他方の側板Dにか けて粘着テープ(5)を貼着した。このとき粘着テープ(5)が該外フラップ( 1A)(1C)の側縁(P)に貼着しないように切り込み(3)を大きく形成し たり、また切り込みの角度を変更した。このような蓋部の構造によれば、外フラ ップの側縁(P)には粘着テープ(5)が貼着していないので、粘着テープ(5 )を剥がすときに該側縁(P)に引き剥がし力が作用せず、従来のようにこの部 分からラミネートフィルム及び紙層の剥離は発生しない。従ってこの場合は開封 後も再度粘着テープを使用した封緘が可能である。
【0011】 上記いずれの実施例においても、図2に示すように外フラップ遊端縁の角部( f)を内側に折り曲げられるように折れ線(R)を設けておくと該角部をスリッ ト(3)に差し込むことが容易となる。なおこのスリットは使用するダンボール 紙の厚さに対応した幅を有し、細長い形状の開口が良好であるが、単なる切り込 みであってもよい。
【0012】 また上記スリットの形状としては、図1〜図3のような直線状だけでなく、図 4に示すように八字形の内側に凸状に湾曲した円弧状スリット(3a)とすれば 、外フラップ遊端縁の角部を差し込み易くなる利点がある。逆に図5のように八 字形の外側に凸状に湾曲した円弧状スリット(3b)とすれば差し込んだ角部が 抜けにくくなる利点がある。
【0013】
【考案の効果】
このように本考案によれば、組み立て紙箱の蓋部の簡易的な封緘がきわめて容 易に実施でき、しかも開封も容易で該紙箱は繰り返し使用できる。また表面にラ ミネートフィルムが設けられている紙箱の場合、本考案によれば、粘着テープを 用いて封緘した後粘着テープを剥がす際に紙の表面が一緒に剥がされることがな いので、何度でも該箱を粘着テープで封緘して用いることが可能となり、例えば 粘着テープで封緘して使用する通い函として便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案紙箱の一実施例を示す展開図である。
【図2】同じく組み立て図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】スリットの一例を示す要部斜視図である。
【図5】スリットの他の例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1A,1C 外フラップ 1B,1D 内フラップ 2A,2C 外フラップ 2B,2D 内フラップ 3,3a,3b スリット 4 接合片 5 粘着テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4周側板の少なくとも上縁に、対向する
    1対の内フラップと対向する1対の外フラップとを連設
    して該1対の内フラップを内側に折り曲げ、その上に該
    1対の外フラップを内側に折り曲げることにより閉蓋す
    る蓋部を有する組み立て紙箱において、外フラップを折
    り曲げて閉蓋する際に該外フラップの遊端縁の両角部を
    差し込む切り込みを内フラップに設けたことを特徴とす
    る組み立て紙箱。
  2. 【請求項2】 少なくとも粘着テープを貼着する部位が
    プラスチックフィルムでラミネートされ、折り曲げるこ
    とにより閉蓋した1対の外フラップの突き合わせた両遊
    端縁に沿って一方の側板から他方の側板にかけて粘着テ
    ープを貼着する際に、該粘着テープがそれぞれの外フラ
    ップの側縁部に貼着しない位置に切り込みを設けた請求
    項1記載の組み立て紙箱。
  3. 【請求項3】 切り込みがスリット状及び/又は円弧状
    である請求項1又は2記載の組み立て紙箱。
JP1996010693U 1996-10-01 1996-10-01 組み立て紙箱 Expired - Lifetime JP3036366U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60228242A (ja) * 1984-04-25 1985-11-13 松下電器産業株式会社 包装箱の封緘装置
JPH0728817B2 (ja) * 1986-08-05 1995-04-05 松下電器産業株式会社 米飯保温器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60228242A (ja) * 1984-04-25 1985-11-13 松下電器産業株式会社 包装箱の封緘装置
JPH0728817B2 (ja) * 1986-08-05 1995-04-05 松下電器産業株式会社 米飯保温器

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