JP3920435B2 - ワンタッチケース - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワンタッチで上蓋を閉め、粘着テープを上蓋の合わせ目に貼るだけで、梱包できるようにしたケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、段ボール、又は、厚紙で製作された、いわゆる薄型梱包箱は、図７に示すＡ箱や図９に示すＢ箱のものがあり、前者のＡ箱は、図８に示すように、上蓋Ａ１、底蓋Ａ２いずれも同じようにワンタッチで折り畳まれて閉蓋し、後者のＢ箱は、上蓋Ｂ１は、図８に示すＡ１と同じように折り畳まれて閉蓋するが、底蓋Ｂ２は図１０のように折り畳まれて閉蓋されていた。
しかしながら、いずれの従来の箱においても、商品を収納するためには、底蓋を組み立てて、粘着テープ、又は、糊付けして閉蓋する作業が必要であつた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上蓋を閉蓋する作業だけで梱包ができるようにしたワンタッチケースを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明ワンタッチケースは、上記課題を達成するため、図示するように、底面板１０にそれぞれ側面板２０、３０を折線を介して連設し、前記２対の側面板２０、３０のうち、１対の側面板２０に、１対の蓋内側フラップ４０を折線を介して連設し、前記蓋内側フラップ４０と前記連設した側面板２０との間の折線の両端から４５°折線４１を前記蓋内側フラップ４０に設けると共に、４５°折線４１のほぼ中央に上辺に向けて山形切込み４２を設け、前記２対の側面板２０、３０のうち、他方の１対の側面板３０に、１対の蓋外側フラップ５０を折線を介して連設し、前記底面板１０と前記連設した側面板３０との間の折線の両端から４５°折線５１を前記側面板３０及び前記蓋外側フラップ５０に設け、前記蓋外側フラツプ５０の両端、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端及び連設した側面板３０の両端、又は、前記蓋内側フラップ４０両端、又は、前記蓋内側フラップ４０両端及び連設した側面板２０両端から、１対の糊付片６０を折線を介して連設し、前記糊付片６０を前記蓋内側フラップ４０の両端の内面、又は、前記蓋内側フラップ４０の両端の内面及び連設した側面板２０の両端の内面、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端の内面、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端の内面及び連設した側面板３０の両端の内面に糊付してなり、前記１対の蓋内側フラップ４０を折り曲げると同時に、前記１対の蓋外側フラップ５０を折り曲げ、ワンタッチで閉蓋して箱を形成できるように形成したものである。
【０００５】
【発明の実施の態様１】
本発明の実施の態様１が、図１乃至図６に示されている。
本例のワンタッチケースは、両面段ボールシート製で、底面板１０、側面板２０，２０、側面板３０，３０、蓋内側フラップ４０，４０、蓋外側フラップ５０，５０及び糊付片６０，６０，６０，６０からなつている。
側面板２０，２０及び側面板３０，３０は、底面板１０の各辺から折線を介して連設されている。
各蓋内側フラップ４０は、側面板２０に折線を介して連設されると共に、上辺中心から下辺両端に至る、４５°折線４１，４１が設けられ、また、各４５°折線４１のほぼ中央に上辺に向けて、折り曲げを容易にするための山形切込み４２が設けられ、更に、各４５°折線４１の下部に、蓋外側フラップ５０との隣接折線との間に、折り曲げを容易にするための直角三角形状切欠き穴４３が設けられている。
各蓋外側フラップ５０は、側面板３０に折線を介して連設されると共に、上辺中央から、連設した側面板３０の下辺両端に至る４５°折線５１，５１が設けられている。
糊付片６０は、蓋外側フラップ５０の両端及び連設した側面板３０の両端に折線６１を介して連設されると共に、折り曲げを容易にするため、蓋外側フラップ５０と側面板３０との隣接折線から延長された折線６２との交点に丸穴６３、これに連続する三角穴６４を折線６１上に設けている。
【０００６】
従つて、各糊付片６０を各蓋内側フラップ４０の両端及び各側面板２０の各内面に糊付けすれば、図２に示すように、折り畳まれて保管に都合のよい本発明ワンタッチケースが出来上がり、これを図３の状態から図４の状態にして商品を収納したのち、図５の状態から図６の状態に折り込んで、仮想線で示すように、粘着テープ７０を貼着すれば、梱包が完了することになる。
本発明のワンタッチケースは、図５の状態から図６の状態に折り込まれる際に、４５°折線４１のほぼ中央に上辺を向けた山形切込み４２があるので、何らの抵抗感がなく容易に４５°折線４１が折り曲げられると共に、４５°折線４１の長さを短くでき、また、短い４５°折線４１と切込み４２のため、ワンタッチで上蓋５０、５０を閉めて、粘着テープ７０を上蓋５０、５０の合せ目に貼るだけで確実な梱包ができる。
【０００７】
【発明の効果】
本発明のワンタッチケースは、ワンタッチで上蓋を閉めて、粘着テープを上蓋の合わせ目に貼るだけで完全な梱包ができ、商品を収納するための底蓋の閉蓋作業が不要で、梱包作業量は半減することになる。また、底面板はフラットなので、この種のケースが多用される通信販売では、底面板自身に宛名書き又は宛名ラベル貼りができる大きな利点がある。
更に、本発明では、糊付けして組み立てられた箱を扁平状にバランスよく、折り畳んで保管できる特別の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施態様を示す展開図である。
【図２】 図１の箱形成時の折り畳まれた平面図である。
【図３】 図２から起立中の斜視図である。
【図４】 図３から起立した斜視図である。
【図５】 図４に商品を収納して折り畳み中の斜視図である。
【図６】 図５を折り畳んだときの斜視図である。
【図７】 従来例の展開図である。
【図８】 図７の箱形成時の斜視図である。
【図９】 別の従来例の展開図である。
【図１０】 図９の箱形成時の底蓋の平面図である。
【符号の説明】
１０ 底面板
２０，３０ 側面板
４０ 蓋内側フラップ
４２ 山形切込み
５０ 蓋外側フラップ
４１，５１ ４５°折線
６０ 糊付片
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワンタッチで上蓋を閉め、粘着テープを上蓋の合わせ目に貼るだけで、梱包できるようにしたケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、段ボール、又は、厚紙で製作された、いわゆる薄型梱包箱は、図７に示すＡ箱や図９に示すＢ箱のものがあり、前者のＡ箱は、図８に示すように、上蓋Ａ１、底蓋Ａ２いずれも同じようにワンタッチで折り畳まれて閉蓋し、後者のＢ箱は、上蓋Ｂ１は、図８に示すＡ１と同じように折り畳まれて閉蓋するが、底蓋Ｂ２は図１０のように折り畳まれて閉蓋されていた。
しかしながら、いずれの従来の箱においても、商品を収納するためには、底蓋を組み立てて、粘着テープ、又は、糊付けして閉蓋する作業が必要であつた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上蓋を閉蓋する作業だけで梱包ができるようにしたワンタッチケースを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明ワンタッチケースは、上記課題を達成するため、図示するように、底面板１０にそれぞれ側面板２０、３０を折線を介して連設し、前記２対の側面板２０、３０のうち、１対の側面板２０に、１対の蓋内側フラップ４０を折線を介して連設し、前記蓋内側フラップ４０と前記連設した側面板２０との間の折線の両端から４５°折線４１を前記蓋内側フラップ４０に設けると共に、４５°折線４１のほぼ中央に上辺に向けて山形切込み４２を設け、前記２対の側面板２０、３０のうち、他方の１対の側面板３０に、１対の蓋外側フラップ５０を折線を介して連設し、前記底面板１０と前記連設した側面板３０との間の折線の両端から４５°折線５１を前記側面板３０及び前記蓋外側フラップ５０に設け、前記蓋外側フラツプ５０の両端、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端及び連設した側面板３０の両端、又は、前記蓋内側フラップ４０両端、又は、前記蓋内側フラップ４０両端及び連設した側面板２０両端から、１対の糊付片６０を折線を介して連設し、前記糊付片６０を前記蓋内側フラップ４０の両端の内面、又は、前記蓋内側フラップ４０の両端の内面及び連設した側面板２０の両端の内面、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端の内面、又は、前記蓋外側フラップ５０の両端の内面及び連設した側面板３０の両端の内面に糊付してなり、前記１対の蓋内側フラップ４０を折り曲げると同時に、前記１対の蓋外側フラップ５０を折り曲げ、ワンタッチで閉蓋して箱を形成できるように形成したものである。
【０００５】
【発明の実施の態様１】
本発明の実施の態様１が、図１乃至図６に示されている。
本例のワンタッチケースは、両面段ボールシート製で、底面板１０、側面板２０，２０、側面板３０，３０、蓋内側フラップ４０，４０、蓋外側フラップ５０，５０及び糊付片６０，６０，６０，６０からなつている。
側面板２０，２０及び側面板３０，３０は、底面板１０の各辺から折線を介して連設されている。
各蓋内側フラップ４０は、側面板２０に折線を介して連設されると共に、上辺中心から下辺両端に至る、４５°折線４１，４１が設けられ、また、各４５°折線４１のほぼ中央に上辺に向けて、折り曲げを容易にするための山形切込み４２が設けられ、更に、各４５°折線４１の下部に、蓋外側フラップ５０との隣接折線との間に、折り曲げを容易にするための直角三角形状切欠き穴４３が設けられている。
各蓋外側フラップ５０は、側面板３０に折線を介して連設されると共に、上辺中央から、連設した側面板３０の下辺両端に至る４５°折線５１，５１が設けられている。
糊付片６０は、蓋外側フラップ５０の両端及び連設した側面板３０の両端に折線６１を介して連設されると共に、折り曲げを容易にするため、蓋外側フラップ５０と側面板３０との隣接折線から延長された折線６２との交点に丸穴６３、これに連続する三角穴６４を折線６１上に設けている。
【０００６】
従つて、各糊付片６０を各蓋内側フラップ４０の両端及び各側面板２０の各内面に糊付けすれば、図２に示すように、折り畳まれて保管に都合のよい本発明ワンタッチケースが出来上がり、これを図３の状態から図４の状態にして商品を収納したのち、図５の状態から図６の状態に折り込んで、仮想線で示すように、粘着テープ７０を貼着すれば、梱包が完了することになる。
本発明のワンタッチケースは、図５の状態から図６の状態に折り込まれる際に、４５°折線４１のほぼ中央に上辺を向けた山形切込み４２があるので、何らの抵抗感がなく容易に４５°折線４１が折り曲げられると共に、４５°折線４１の長さを短くでき、また、短い４５°折線４１と切込み４２のため、ワンタッチで上蓋５０、５０を閉めて、粘着テープ７０を上蓋５０、５０の合せ目に貼るだけで確実な梱包ができる。
【０００７】
【発明の効果】
本発明のワンタッチケースは、ワンタッチで上蓋を閉めて、粘着テープを上蓋の合わせ目に貼るだけで完全な梱包ができ、商品を収納するための底蓋の閉蓋作業が不要で、梱包作業量は半減することになる。また、底面板はフラットなので、この種のケースが多用される通信販売では、底面板自身に宛名書き又は宛名ラベル貼りができる大きな利点がある。
更に、本発明では、糊付けして組み立てられた箱を扁平状にバランスよく、折り畳んで保管できる特別の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施態様を示す展開図である。
【図２】 図１の箱形成時の折り畳まれた平面図である。
【図３】 図２から起立中の斜視図である。
【図４】 図３から起立した斜視図である。
【図５】 図４に商品を収納して折り畳み中の斜視図である。
【図６】 図５を折り畳んだときの斜視図である。
【図７】 従来例の展開図である。
【図８】 図７の箱形成時の斜視図である。
【図９】 別の従来例の展開図である。
【図１０】 図９の箱形成時の底蓋の平面図である。
【符号の説明】
１０ 底面板
２０，３０ 側面板
４０ 蓋内側フラップ
４２ 山形切込み
５０ 蓋外側フラップ
４１，５１ ４５°折線
６０ 糊付片
Claims (1)
- 底面板にそれぞれ側面板を折線を介して連設し、前記２対の側面板のうち、１対の側面板に、１対の蓋内側フラップを折線を介して連設し、前記蓋内側フラップと前記連設した側面板との間の折線の両端から４５°折線を前記蓋内側フラップに設けると共に、４５°折線のほぼ中央に上辺に向けて山形切込みを設け、前記２対の側面板のうち、他方の１対の側面板に、１対の蓋外側フラップを折線を介して連設し、前記底面板と前記連設した側面板との間の折線の両端から４５°折線を前記側面板及び前記蓋外側フラップに設け、前記蓋外側フラツプの両端、又は、前記蓋外側フラップの両端及び連設した側面板の両端、又は、前記蓋内側フラップ両端、又は、前記蓋内側フラップ両端及び連設した側面板両端から、１対の糊付片を折線を介して連設し、前記糊付片を前記蓋内側フラップの両端の内面、又は、前記蓋内側フラップの両端の内面及び連設した側面板の両端の内面、又は、前記蓋外側フラップの両端の内面、又は、前記蓋外側フラップの両端の内面及び連設した側面板の両端の内面に糊付してなり、前記１対の蓋内側フラップを折り曲げると同時に、前記１対の蓋外側フラップを折り曲げ、ワンタッチで閉蓋して箱を形成できるようにしたことを特徴とするワンタッチケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36891197A JP3920435B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | ワンタッチケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36891197A JP3920435B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | ワンタッチケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11193025A JPH11193025A (ja) | 1999-07-21 |
| JP3920435B2 true JP3920435B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=18493072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36891197A Expired - Fee Related JP3920435B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | ワンタッチケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3920435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPP503798A0 (en) * | 1998-08-04 | 1998-08-27 | Bell, Matthew Colin | Foldable cartons |
| JP4816046B2 (ja) * | 2005-12-12 | 2011-11-16 | 大日本印刷株式会社 | オートボトムカートン |
-
1997
- 1997-12-27 JP JP36891197A patent/JP3920435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11193025A (ja) | 1999-07-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060811 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061024 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070130 |
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