JP4816046B2 - オートボトムカートン - Google Patents

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Description

本発明は、比較的浅い箱とすることができるオートボトムカートンに関する。
従来、図8に示すようなオートボトムカートンが知られている。このカートンは、折れ線1,2,3を介して一方向に連接される第一乃至第四の側壁パネル4,5,6,7を有し、第一の側壁パネル4に折れ線8を介して側壁用貼着片9が連接される。また、第一乃至第四の側壁パネル4,5,6,7の下側にオートボトムを形成する各種パネル10,11,12,13が折れ線14,15,16,17を介して連接され、少なくとも第一の側壁パネル4の上側に蓋パネル18が折れ線19を介して連接され、この蓋パネル18と第二の側壁パネル5との間の隅部に第一の折込片20が折れ線21,22を介して連接され、上記第四の側壁パネル7には上記蓋パネル18との間の隅部に設けられるべき第二の折込片23が折れ線24を介して連接され、この第二の折込片23に貼着される蓋用貼着片25が折れ線26を介して上記蓋パネル18に連接される。
このオートボトムカートンは、側壁用貼着片9が第四の側壁パネル7に貼着され、蓋用貼着片25が第二の折込片23に貼着され、また、オートボトムの各種パネル10,11,12,13が側壁パネル4,5,6,7側に折り込まれると共に所定箇所が接着され、全体として扁平に折り畳まれることで保管される。内容物の収納に際しては、このカートンの扁平体に左右両側から力を加えて四枚の側壁パネル4,5,6,7を折り起すことで箱状に組み立てられる。また、同時にオートボトム式の箱底が自動的に組み立てられ、内容物の収納が可能となる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−80936号公報
従来のオートボトムカートンにおいては、側壁用貼着片9と蓋用貼着片25とがまったく別物の糊代片として形成され、両者間には蓋パネル18で箱を閉じる際に折込片23を折り込みやすくするためV字溝27が形成されている。
ところが、カートンがこのような構成であると、カートンを浅くするべく側壁パネル4,5,6,7の高さを低くした場合に側壁用貼着片9と第一の側壁パネル4との間の折れ線8に亀裂が入りやすくなり、カートンが脆弱化するという問題がある。ことにカートンを上記扁平体の状態から折り起こす際や蓋をする際にオートボトムの箇所の抵抗等により亀裂が入りやすい。また、図8のように展開された状態のカートンを製函機内で搬送した場合に、製函機のフィーダーや各種ガイド等による抵抗を受けて側壁用貼着片9と蓋用貼着片25との間のV字溝27の底に亀裂が入りやすいという問題もある。
したがって、本発明は、上記諸問題点を解決することができるオートボトムカートンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、第一乃至第四の側壁パネル(31,32,33,34)が折れ線(28,29,30)を介して一方向に連接され、第四の側壁パネル(34)に貼着する側壁用貼着片(35)が折れ線(36)を介して第一の側壁パネル(31)に連接され、上記第一乃至第四の側壁パネル(31,32,33,34)の下側にオートボトムを形成する各種パネル(39,40,43,44)が折れ線(37,38,41,42)を介して連接され、少なくとも上記第一の側壁パネル(31)の上側に蓋パネル(48)が折れ線(47)を介して連接され、この蓋パネル(48)と第二の側壁パネル(32)との間の隅部には第一の折込片(51)が折れ線(49,50)を介して連接され、上記第四の側壁パネル(34)には上記蓋パネル(48)との間の隅部に配置される第二の折込片(53)が折れ線(52)を介して連接され、上記第二の折込片(53)には内側に折り込むための折畳線(55)が設けられ、この第二の折込片(53)に貼着される蓋用貼着片(56)が折れ線(57)を介して上記蓋パネル(48)に連接されたオートボトムカートンにおいて、上記側壁用貼着片(35)と上記蓋用貼着片(56)とが連続するように一体的に形成され、上記蓋パネル(48)と上記第一の側壁パネル(31)との間の折れ線(47)に連なる折れ線(66)が上記側壁用貼着片(35)と上記蓋用貼着片(56)との間に設けられ、上記蓋用貼着片(56)には上記第二の折込片(53)の折畳線(55)に重なる折曲線(67)が設けられるとともに、この蓋用貼着片(56)と上記蓋パネル(48)との間の折れ線(57)が蓋用貼着片(56)の折曲線(67)と交差する箇所において打抜き孔(68)が形成されたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカートンにおいて、上記第三の側壁パネル(33)の上側に上記蓋パネル(48)と共にこのオートボトムカートンに蓋をする他の蓋パネル(58)が折れ線(59)を介して連接されたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のオートボトムカートンにおいて、側壁パネル(31,32,33,34)の高さ(a)と、隣り合う二枚の側壁パネル(31,32又は33,34)の連接方向における長さ(b)との比が、1:3乃至1:10であり、好ましくは1:4乃至1:8、より好ましくは1:6であることを特徴とする。
本発明によれば、第一乃至第四の側壁パネル(31,32,33,34)が折れ線(28,29,30)を介して一方向に連接され、第四の側壁パネル(34)に貼着する側壁用貼着片(35)が折れ線(36)を介して第一の側壁パネル(31)に連接され、上記第一乃至第四の側壁パネル(31,32,33,34)の下側にオートボトムを形成する各種パネル(39,40,43,44)が折れ線(37,38,41,42)を介して連接され、少なくとも上記第一の側壁パネル(31)の上側に蓋パネル(48)が折れ線(47)を介して連接され、この蓋パネル(48)と第二の側壁パネル(32)との間の隅部には第一の折込片(51)が折れ線(49,50)を介して連接され、上記第四の側壁パネル(34)には上記蓋パネル(48)との間の隅部に配置される第二の折込片(53)が折れ線(52)を介して連接され、上記第二の折込片(53)には内側に折り込むための折畳線(55)が設けられ、この第二の折込片(53)に貼着される蓋用貼着片(56)が折れ線(57)を介して上記蓋パネル(48)に連接されたオートボトムカートンにおいて、上記側壁用貼着片(35)と上記蓋用貼着片(56)とが連続するように一体的に形成され、上記蓋パネル(48)と上記第一の側壁パネル(31)との間の折れ線(47)に連なる折れ線(66)が上記側壁用貼着片(35)と上記蓋用貼着片(56)との間に設けられ、上記蓋用貼着片(56)には上記第二の折込片(53)の折畳線(55)に重なる折曲線(67)が設けられるとともに、この蓋用貼着片(56)と上記蓋パネル(48)との間の折れ線(57)が蓋用貼着片(56)の折曲線(67)と交差する箇所において打抜き孔(68)が形成されたことから、カートンを浅くするべく側壁パネル(31,32,33,34)の高さ(a)を低くした場合においても側壁用貼着片(35)と第一の側壁パネル(31)との間の折れ線(36)に亀裂が入り難くなり、底の浅いカートンであっても強度が向上する。ことにカートンを扁平体の状態から折り起こす際や蓋をする際に側壁用貼着片(35)と第一の側壁パネル(31)との間の折れ線(36)に亀裂が入り難くなる。また、カートンのブランクを製函機内で搬送した場合に、側壁用貼着片(35)と蓋用貼着片(56)とは連続しているので、両者間に亀裂が入り難く適正な組み立てが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
このオートボトムカートンのブランクは、紙等のシートをプレス装置等で打抜くことにより製造される。
図1に示すように、このオートボトムカートンのブランクは、折れ線28,29,30を介して一方向に連接される第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34を備える。第一の側壁パネル31には、第四の側壁パネル34に貼着する側壁用貼着片35が折れ線36を介して連接される。第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34および側壁用貼着片35を折れ線28,29,30,36上で谷折りし、側壁用貼着片35を第四の側壁パネル34に接着剤等により貼着することにより、カートンの胴体を直方体形に組み立てることができる。
このオートボトムカートンは、比較的深さの浅いカートンとして構成され、第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34の高さaと、隣り合う二枚の側壁パネル33,34の連接方向における長さbとの比が、1:3乃至1:10の範囲に設定される。a:bは、より好ましくは1:4乃至1:8である。この実施の形態では、1:6に設定されている。
また、第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34の下側には、オートボトムを形成する各種パネルが折れ線を介して連接される。オートボトムは、第一と第三の側壁パネル31,33にそれぞれ折れ線37,38を介して連接される大ボトムフラップ39,40と、第二と第四の側壁パネル32,34にそれぞれ折れ線41,42を介して連接される小ボトムフラップ43,44とで構成される。大ボトムフラップ39,40にはそれぞれ小ボトムフラップ43,44に貼着される折れ片45,46がミシン目からなる折れ線45a,46aを境界にして設けられる。大小のボトムフラップ39,40,43,44は、図3(A)(B)、図4(C)(D)及び図5(E)に示す手順でカートンの胴体の組み立てと共に組み立てられる。そして、図5(E)に示す扁平体に対し、矢印Fで示すように左右から力を加えると、図7に示すようにオートボトム式の底板が自動的に組み立てられる。
図1に示すように、第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34の上側には、蓋を形成する各種パネルが折れ線を介して連接される。この蓋は、第一の側壁パネル31の上側に折れ線47を介して連接される蓋パネル48と、この蓋パネル48と第二の側壁パネル32との間の隅部に折れ線49,50を介して連接される第一の折込片51と、第四の側壁パネル34と蓋パネル48との間の隅部に配置されるように第四の側壁パネル34に折れ線52を介して連接される第二の折込片53とを具備する。第一と第二の折込片51,53には、これらの折込片52,53を箱の内側へと折り込む際に折込片52,53を折り畳むための折畳線54,55がミシン目として各折れ線49,50,52に対し略45度の角度で形成される。
蓋パネル48における第一の折込片51と反対側の縁には、蓋用貼着片56が折れ線57を介して連接され、上記第一乃至第四の側壁パネル31,32,33,34が筒状に巻回されるに伴い、この蓋用貼着片56が第二の折込片53に貼着される。
上記蓋パネル48を図示のものよりも大きく形成し一枚のパネルとしてカートンの開口部を覆うようにすることもできるが、この実施の形態では上記蓋パネル48とともにこのカートンを観音開き状に開閉する他の蓋パネルが設けられている。すなわち、図1に示すように、上記第三の側壁パネル33の上側に上記蓋パネル48と共にこのオートボトムカートンに蓋をする他の蓋パネルである副蓋パネル58が折れ線59を介して連接される。また、上記蓋パネル48の場合と同様に、この副蓋パネル58と第二の側壁パネル32との間の隅部に折れ線60,50を介して第三の折込片61が連接され、副蓋パネル58と第四の側壁パネル34との間の隅部に折れ線62,52を介して第四の折込片63が連接される。第三と第四の折込片61,63はそれぞれ第一と第二の折込片51,53に連なるように形成されるが、分断することも可能である。第三と第四の折込片61,63には、これらの折込片61,63を箱の内側へと折り込む際に折込片61,63を折り畳むための折畳線64,65がミシン目として各折れ線50,60,52,62に対し略45度の角度で形成される。
図1及び図2に示すように、上記側壁用貼着片35と上記蓋用貼着片56は、帯状に連続するように一体的に形成され、上記蓋パネル48と上記第一の側壁パネル31との間の折れ線47に連なる折れ線66が側壁用貼着片35と蓋用貼着片56との間の境界線上に設けられ、蓋用貼着片56には上記第二の折込片53の折畳線55に重なる折曲線67が設けられる。図5(E)に示すように、側壁用貼着片35は第四の側壁パネル34に貼着され、蓋用貼着片56は第二の折込片53に貼着され、側壁用貼着片35と蓋用貼着片56とが連続した帯となってブランクの反対側の縁である第四の側壁パネル34及び第二の折込片53の縁を補強する。
これにより、カートンを浅くするべく側壁パネル31,32,33,34の高さaを低くした場合すなわちa/bを小さくした場合においても、側壁用貼着片35と第一の側壁パネル31との間の折れ線36に亀裂が入り難くなり、底の浅いカートンであっても強度が向上する。また、側壁用貼着片35と蓋用貼着片56との間に折れ線66が形成され、蓋用貼着片56に第二の折込片53の折畳線55に重なる折曲線67が設けられるので、ブランクの縁に二重壁部分が存在するにもかかわらず蓋パネル48の折り曲げ操作を簡易に行うことができる。
また、図1及び図2に示すように、上記蓋用貼着片56には、この蓋用貼着片56と上記蓋パネル48との間の折れ線57が蓋用貼着片56の折曲線67と交差する箇所において打抜き孔68が形成される。この場合打抜き孔68は略三角形に打抜かれているが、円形孔等他の形状に打抜くことも可能である。この打抜き孔68の存在により、上記二重壁部分でのバネ性が緩和され、蓋パネル48の折り曲げ操作がより簡易化される。
図1に示すように、望ましくはこの打抜き孔68に合致するように第二の折込片53には切欠69が形成される。また、望ましくは蓋パネル48と第一の折込片51との間の隅部、副蓋パネル58と第三及び第四の折込片61,63との間の隅部にも同様な打抜き孔70,71,72が形成される。このように蓋パネル48及び副蓋パネル58と第一、第三及び第四の折込片51,61,63との境界にも打抜き孔70,71,72が形成されることで、蓋パネル48および副蓋パネル58の閉じ操作がより簡易化される。
次に、上記構成のオートボトムカートンの作用について説明する。
図1に示すオートボトムカートンのブランクは例えば製函機により次のような手順で組み立てられる。製函機は公知のものを使用するのでその詳細は省略する。
(1)製函機のフィーダーからオートボトムカートンのブランクが内面を上側にして一枚ずつ取り出され、図1中矢印Aで示す方向に送られる。
(2)製函機の図示しないカム等により、図3(A)に示すように、オートボトムの大ボトムフラップ39,40と小ボトムフラップ43,44が折れ線37,38,41,42で折り曲げられ、側壁パネル31,33,32,34と重ね合わされる。
また、同時に折れ片45,46が折れ線45a,46aで折り曲げられ、大ボトムフラップ39,40に重ね合わされる。
さらに、側壁用貼着片35と蓋用貼着片56の表面に図示しない糊車等により接着剤73,74が塗布される。側壁用貼着片35と蓋用貼着片56は一枚の繋がった帯片として形成されているので、ブランクが走行する間に図示しないガイド等から抵抗力がかかっても側壁用貼着片35と蓋用貼着片56との間に破断、破損等が生じない。
(3)ブランクがさらに進行すると、図3(B)に示すように、折れ片45に図示しない糊車等により接着剤75が塗布される。
(4)図示しないガイドにより、第一の側壁パネル31及び蓋パネル48が、図4(C)に示すように、折れ線28,49で折り曲げられ、第二の側壁パネル32、第三の側壁パネル33等の上に重ねられる。ここで、折れ片45が接着剤75により小ボトムフラップ43に接着される。
(5)続いて、図4(D)に示すように、他の折れ片46に図示しない糊車等により接着剤76が塗布される。
(6)図示しないガイドにより、第四の側壁パネル34、第二の折込片53及び第四の折込片63が、図5(E)に示すように、一体で折れ線30,62で折り曲げられ、副蓋パネル58等の上に重ねられる。ここで、他の折れ片46が接着剤76により他の小ボトムフラップ44に接着される。また、第四の側壁パネル34の縁と第二の折込片53の縁が側壁用貼着片35と蓋用貼着片56にそれぞれ接着剤73,74により接着される。これにより、カートンの折り畳まれた半製品である扁平体が完成し、カートンの使用者に出荷される。
(7)使用者は、図5(E)中、矢印Fの方向に力を加えることにより、カートンを立体的に折り起こすことができる。この過程において図7に示すように、カートンのオートボトムは自動的に組み立てられてカートンの底板を形成する。
その後、内容物をカートン内に収納し、図6に示すように、副蓋パネル58を折れ線59で折り曲げてカートンの開口部に被せ、さらに蓋パネル48を折れ線47で折り曲げてカートンの開口部に被せることによりカートンの施蓋が完了する。
側壁用貼着片35と蓋用貼着片56は互いに連続し繋がった状態で第一の側壁パネル31及び蓋パネル48と第四の側壁パネル34及び折込片53との間に介在し、折れ線36の箇所を補強するので、カートンを扁平体から折り起こす際や施蓋の際に折れ線36等に亀裂が発生しない。また、側壁用貼着片35と蓋用貼着片56との間に折れ線66が形成され、蓋用貼着片56に第二の折込片53の折畳線55に重なる折曲線67が設けられることから、ブランクの一側縁が側壁用貼着片35と蓋用貼着片56との貼着により二重壁となっているにもかかわらず蓋パネル48の折り曲げ操作を簡易に行うことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々変更可能である。
本発明に係るオートボトムカートンのブランク図である。 図1中、II部の部分拡大図である。 図1に示すブランクの組立て手順を示し、(A)はその第一段階、(B)は第二段階をそれぞれ示す平面図である。 図1に示すブランクの組立て手順を示し、(C)はその第三段階、(D)は第四段階をそれぞれ示す平面図である。 図1に示すブランクの組立て手順を示し、(E)はその第五段階を示す平面図である。 本発明に係るオートボトムカートンの組立て完成品を蓋側から見た斜視図である。 本発明に係るオートボトムカートンの組立て完成品を底側から見た斜視図である。 従来のオートボトムカートンのブランク図である。
符号の説明
31…第一の側壁パネル
32…第二の側壁パネル
33…第三の側壁パネル
34…第四の側壁パネル
28,29,30,36,37,38,41,42,47,49,50,52,57,59,66…折れ線
35…側壁用貼着片
39,40…大ボトムフラップ
43,44…小ボトムフラップ
48…蓋パネル
51…第一の折込片
53…第二の折込片
55…折畳線
56…蓋用貼着片
58…副蓋パネル
67…折曲線
70…打抜き孔
a…側壁パネルの高さ
b…隣り合う二枚の側壁パネルの連接方向における長さ

Claims (3)

  1. 第一乃至第四の側壁パネルが折れ線を介して一方向に連接され、第四の側壁パネルに貼着する側壁用貼着片が折れ線を介して第一の側壁パネルに連接され、上記第一乃至第四の側壁パネルの下側にオートボトムを形成する各種パネルが折れ線を介して連接され、少なくとも上記第一の側壁パネルの上側に蓋パネルが折れ線を介して連接され、この蓋パネルと第二の側壁パネルとの間の隅部には第一の折込片が折れ線を介して連接され、上記第四の側壁パネルには上記蓋パネルとの間の隅部に配置される第二の折込片が折れ線を介して連接され、上記第二の折込片には内側に折り込むための折畳線が設けられ、この第二の折込片に貼着される蓋用貼着片が折れ線を介して上記蓋パネルに連接されたオートボトムカートンにおいて、上記側壁用貼着片と上記蓋用貼着片とが連続するように一体的に形成され、上記蓋パネルと上記第一の側壁パネルとの間の折れ線に連なる折れ線が上記側壁用貼着片と上記蓋用貼着片との間に設けられ、上記蓋用貼着片には上記第二の折込片の折畳線に重なる折曲線が設けられるとともに、この蓋用貼着片と上記蓋パネルとの間の折れ線が蓋用貼着片の折曲線と交差する箇所において打抜き孔が形成されたことを特徴とするオートボトムカートン。
  2. 請求項1に記載のカートンにおいて、上記第三の側壁パネルの上側に上記蓋パネルと共にこのオートボトムカートンに蓋をする他の蓋パネルが折れ線を介して連接されたことを特徴とするオートボトムカートン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のオートボトムカートンにおいて、側壁パネルの高さと、隣り合う二枚の側壁パネルの連接方向における長さとの比が、1:3乃至1:10であり、好ましくは1:4乃至1:8、より好ましくは1:6であることを特徴とするオートボトムカートン。
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