JP7362466B2 - 仕切付き包装箱 - Google Patents
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Description
図1ないし図5を参照して、第1実施形態に係る仕切付き包装箱1について説明する。図1は仕切付き包装箱1の外観を示す斜視図である。図2は仕切付き包装箱1の内部を示す斜視図である。図3は仕切付き包装箱1のブランク5を示す平面図である。図4は仕切付き包装箱1のブランク5の一部を拡大して示す平面図である。図5はブランク5の切起し部15の周辺を示す断面図である。
図1に示すように、仕切付き包装箱1は、収容する物品(図示せず)の高さに合わせた略直方体状に形成されている。仕切付き包装箱1は、略角筒状の周壁1Wの上端面および下端面を閉じることで封緘されるA式の箱である。図2に示すように、仕切付き包装箱1の底部(平壁)には、複数の物品を個別に仕切ると共に移動規制した状態にする複数の仕切部24が設けられている。なお、物品は、例えば、略円筒状の飲料用容器等であり、隣接する仕切部24の間に配置され、仕切部24に仕切られた状態で支持される。
図3に示すように、ブランク5は、一対の第1側壁10Aと、一対の第2側壁10Bと、一対の上内フラップ11Aと、一対の上外フラップ11Bと、一対の下内フラップ12A(平壁)と、一対の下外フラップ12B(平壁)と、を備えている。なお、ブランク5が備える一対の部位について、以下の説明では、特に明示しない限り、1つ部位に着目して説明する。また、第1側壁10Aと第2側壁10Bに共通する説明では、単に「側壁10」と呼び、符号に算用数字のみを付す。これと同様に、上内フラップ11Aと上外フラップ11Bに共通する説明では、単に「上フラップ11」と呼び、平壁の一例としての下内フラップ12Aと下外フラップ12Bに共通する説明では、単に「下フラップ12」と呼び、これらの符号に算用数字のみを付す。
一対の第1側壁10Aと一対の第2側壁10Bとは、第1折曲線L1を介して流れ方向の一方から他方に向かって交互に連設されている。第1側壁10Aと第2側壁10Bとは、略長方形状に形成されている。詳細には、第1側壁10Aは、第2側壁10Bよりも流れ方向に短い略長方形状に形成されている。第2側壁10Bの流れ方向の他方の端部には、第1折曲線L1を介して継代片13が連設されている。
上内フラップ11Aは、第2折曲線L2を介して第1側壁10Aの段方向の一端(上端)に連設されている。上内フラップ11Aは略長方形状に形成され、その段方向の寸法(延出寸法)は第1側壁10Aの流れ方向の寸法の略半分に設定されている。上外フラップ11Bは、第2折曲線L2を介して第2側壁10Bの段方向の一端(上端)に連設されている。上外フラップ11Bは略長方形状に形成され、その延出寸法は上内フラップ11Aの延出寸法と略同一である。
下内フラップ12Aは、第3折曲線L3を介して第1側壁10Aの段方向の他端(下端)に連設されている。下内フラップ12Aは、長方形の先端側角部を台形状に切り欠いた変則的な形状に形成されている。下内フラップ12Aの切欠きは、仕切付き包装箱1を組み立てた際に第1側壁10Aの左右両端に形成される仕切部24との干渉を防止するために形成されている(図2参照)。下内フラップ12Aの延出寸法は、上内フラップ11Aの延出寸法と略同一である。下外フラップ12Bは、第3折曲線L3を介して第2側壁10Bの段方向の他端(下端)に連設されている。下外フラップ12Bは、上外フラップ11Bと略同一形状に形成されている。
側壁10と下フラップ12には、第3折曲線L3(主折曲線)に沿って複数(12個)の切起し部15が並設されている。具体的には、各第1側壁10Aと各下内フラップ12Aには1つの切起し部15が形成され、各第2側壁10Bと各下外フラップ12Bには5つの切起し部15が流れ方向に等間隔で形成されている。切起し部15は、第3折曲線L3を跨いで側壁10から下フラップ12にわたって開口した一対の分離開口部20の間に形成されている。換言すれば、切起し部15は、側壁10から下フラップ12にわたり開口した長方形状の穴の段方向両縁に架設されている。一対の分離開口部20は、切起し部15が側壁10と下フラップ12に接触しない幅に形成されている。なお、複数の切起し部15は同一形状であるため、以下、図4を参照して、1つの切起し部15に着目して説明する。
次に、図1、図2および図6を参照して、仕切付き包装箱1の組立工程について説明する。図6は仕切部24が形成される過程を説明する断面図である。なお、仕切付き包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、自動製函機(図示せず)によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、自動製函機が仕切付き包装箱1を組み立てる場合について説明する。また、仕切付き包装箱1の組み立て前の初期状態として、ブランク5の流れ方向の両外側に位置する第1側壁10Aと第2側壁10Bとが第1折曲線L1で折り曲げられ、継代片13が第1側壁10Aの内面に接着され、仕切付き包装箱1は二重に折り畳まれていることとする(図示せず)。
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る仕切付き包装箱2について簡単に説明する。図7は仕切付き包装箱2のブランク6を示す平面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る仕切付き包装箱1と同一または対応する構成については同一の符号を付し、同一または対応する説明は省略する。
1W 周壁
10A 第1側壁(側壁)
10B 第2側壁(側壁)
12A 下内フラップ(平壁)
12B 下外フラップ(平壁)
15~17 切起し部
20 分離開口部
21 幅広部
22 幅狭部
23 段潰し部
24 仕切部
30 底壁(平壁)
L3 第3折曲線(主折曲線)
L5 内折線
L6 逆折線
L7 主折曲線
Claims (2)
- 起立姿勢となる側壁(10A,10B)と、
前記側壁の端部に主折曲線(L3,L7)を介して連設された平壁(12A,12B,30)と、
前記主折曲線を跨いで前記側壁から前記平壁にわたって開口した一対の分離開口部(20)の間に形成された切起し部(15~17)と、を備え、
前記切起し部の両端は、一対の内折線(L5)を介して前記側壁と前記平壁とに連設され、
前記切起し部は、前記主折曲線と同一線上となる位置よりも前記側壁側または前記平壁側にずれた位置において前記切起し部で最も幅狭く形成された幅狭部(22)を有し、
前記切起し部は、前記主折曲線と同一線上となる位置において前記切起し部で最も幅広く形成された幅広部(21)を有し、
前記幅狭部には、前記内折線とは逆向きに前記切起し部を折り曲げるための逆折線(L6)が形成され、
前記側壁と前記平壁が前記主折曲線に沿って折り曲げられる過程において、前記切起し部は、一対の前記内折線と前記逆折線とで逆向きに屈曲しながら内側に起こされて仕切部(24)を形成することを特徴とする仕切付き包装箱。 - 前記側壁および前記平壁は段ボールシートで形成され、
前記側壁と前記平壁の少なくとも一方には、前記内折線から前記切起し部とは反対側において前記段ボールシートを裏面から潰して薄くした段潰し部(23)が形成され、
前記段潰し部は、前記内折線に向かって徐々に深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の仕切付き包装箱。
Priority Applications (1)
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JP2019228089A JP7362466B2 (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 仕切付き包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019228089A JP7362466B2 (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 仕切付き包装箱 |
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Family
ID=76430395
Family Applications (1)
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- 2019-12-18 JP JP2019228089A patent/JP7362466B2/ja active Active
Patent Citations (1)
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