JP3216959U - 包装容器および包装容器用シート - Google Patents

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真 小浜
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【課題】ノズル付きボトルを収納および運搬するための包装容器とその包装容器用シートを提供する。【解決手段】包装容器1は、右側板4の上端縁を第1折り目42として連接されてなる第1フラップ44を備え、第1フラップ44には、第1折り目42と平行に、第2折り目441および第3折り目442が互いに離間して形成され、第2折り目441から第3折り目442にかけて設けられた2本の切れ目444,445の間に折り込み部447が形成され、第2折り目441と第3折り目442との中間の位置において、2本の切れ目444,445から第1フラップ44の両側縁449まで第2折り目441と平行に第4折り目443が形成され、折り込み部447には、第2折り目441と第3折り目442との中間の位置において、第2折り目441と平行して第5折り目446が形成されてなる。【選択図】図9

Description

本考案は、シャンプーボトルおよびハンドソープボトル等のノズル付きボトルを収納および運搬するための包装容器および包装容器用シートに関する。
従来の包装容器の一例として、正面板、一側面板、背面板、他側面板からなる外周壁の内方に、内方他側面板と内方背面板との折り目と、コ字状の切れ目の対向する一対の切れ目間を結んで形成された折り目との間隔をそれぞれおいて、内方正面板、内方他側面板、内方背面板および内方一側面板からなる内周壁が形成されてなる包装容器が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−81256号公報
特許文献1には、台紙を打ち抜き、所定の折り目に沿って順に折り込むとともに、所定位置に貼着することによって、緩衝材として機能する内周壁を有する二重構造の包装容器が提案されている。
そのために、左右各端縁に折り目を介してフラップがそれぞれ連設された正面板の下端縁に、一側面板、背面板、他側面板、裏正面板、内方一側面板、内方背面板、内方他側面板、内方正面板および糊代が順に折り目を介して連設されるとともに、一側面板の左右各端縁に、差込みフラップを有する上面板および下面板がそれぞれ折り目を介して連設され、また、背面板の左右各端縁にそれぞれ折り目を介してフラップが連設されている。
さらに、内方背面板と内方他側面板との折り目が略中間部を除いて形成され、また、内方背面板に該内方背面板と内方他側面板との折り目の各終端を始端とするコ字状の切れ目が形成されるとともに、該コ字状の切れ目の対向する一対の切れ目を結んで折り目が形成され、糊代を内方側面板に、コ字状の切れ目の先端部を背面板に、裏正面板を正面板に順次貼着することにより、外周壁と内周壁との二重構造の包装容器が構成されている。
しかしながら、前述した包装容器は、外周壁と、収納物であるビン容器の外周面を緩衝支持する内周壁とを有する二重構造によって緩衝効果を出すものであるが、ビン容器の外周面の緩衝効果だけの包装容器としては、組み立てに手間が掛かるという課題があった。
また、包装容器の展開状態において、外周壁と内周壁の二重構造を構成するために、正面板、一側面板、背面板、他側面板、裏正面板、内方一側面板、内方背面板、内方他側面板、内方正面板、上面板、下面板、フラップおよび糊代が折り目を介して連設されていることになり、多くの部材から構成されてなることから、材料費および組立加工費が高くつくという問題もあった。
また、ビン容器の外周面の緩衝支持だけのための二重構造となっているに過ぎず、たとえば、シャンプーボトル等のノズル付きボトルを収納する場合、運搬中の振動等によるノズル付きボトルの回転によって起こるノズルの損傷を防ぐための包装容器としては不向きであった。その場合、ノズル保護用に別部材を別途製作しなければならず、取り付けるための手間も掛かっていた。
そこで、前記課題を解決するための手段として本考案に係る包装容器および包装容器用シートは、[1]底板と、該底板の周縁から立設して上端が開口を形成してなる側板と、を有する包装容器において、前記側板の上端縁を第1折り目として連接されてなる第1フラップが設けられ、前記第1フラップには、前記第1折り目と平行に、第2折り目および第3折り目が前記第3折り目を前記第2折り目よりも先端側に配置されて互いに離間して形成され、前記第2折り目から前記第3折り目にかけて設けられた2本の切れ目の間に折り込み部が形成され、前記第2折り目と前記第3折り目との中間の位置において、前記2本の切れ目から前記第1フラップの両側縁まで前記第2折り目と平行に第4折り目が形成され、前記折り込み部には、前記第2折り目と前記第3折り目との中間の位置において、前記第2折り目と平行して第5折り目が形成されてなる、ことを特徴とする包装容器である。
前記第1フラップは、前記第3折り目を略直角に内側に谷折りし、次に、前記第4折り目を略直角に内側に谷折りし、さらに、前記第2折り目を略直角に内側に谷折りし、その状態で前記折り込み部の前記第5折り目を略直角に外側に山折りし、最後に、前記第1折り目を略直角に内側に谷折りすることにより組み立てられる。
組み立てられた前記第1フラップが前記包装容器の内側に折り込まれることにより、前記折り込み部に収納物であるノズル付きボトルのノズルを支持するための第1スリットを形成することができる。
また本考案は、[2]前記折り込み部は、前記第2折り目から前記第4折り目までが幅狭に形成され、かつ前記第4折り目から前記第3折り目までが幅広に形成されてなる、ことを特徴とする[1]に記載の包装容器である。
前記折り込み部が前記幅狭と前記幅広に形成されることにより、前記第1フラップを組み立てた状態において、前記幅狭の部分が前記第1スリットの上側となり、かつ前記幅広の部分が前記第1スリットの下側になるので、前記ノズル付きボトルのノズルを前記第1スリットの下側の前記幅広の部分に挿入し易くなる。また、前記ノズルの外径が大きくなっても前記第1スリットに挿入することができる。
なお、前記折り込み部は、前記第2折り目から前記第3折り目まで同一の幅で形成されていても好ましい。
また本考案は、[3]前記第5折り目は、前記第3折り目と前記第4折り目との中間の位置に形成されてなる、ことを特徴とする[1]または[2]に記載の包装容器である。
また本考案は、[4]前記第5折り目と前記第3折り目との間隔長さが、前記第2折り目と前記第4折り目との間隔長さと等しく形成されてなる、ことを特徴とする[3]に記載の包装容器である。
前記第5折り目が前記第3折り目と前記第4折り目との中間の位置に形成されることにより、前記第1フラップが組み立てられた際に、前記第5折り目を略直角に近い状態で折り込むことができる。
より好ましくは、前記第5折り目と前記第3折り目との間隔長さが、前記第2折り目と前記第4折り目との間隔長さと等しく形成されることにより、前記第1フラップが組み立てられた際に、前記第5折り目を略直角の状態で折り込むことができるので、前記折り込み部および前記第1スリットの矩形形状を安定させることができる。
また本考案は、[5]前記側板が、一の側板、背面板、前記一の側板と対向する他の側板および正面板によって構成されてなり、前記背面板の上端縁を折り目線として連接され前記開口を閉塞可能な上板と、前記一の側板に設けられてなる前記第1フラップと、を備えた、ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれかに記載の包装容器である。
前記包装容器は、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板、前記上板および前記底板の六面体からなり、互いを連接する折り目線を介して構成されてなることも好ましい。また、前記正面板には折り目線を介して糊代が連接されていても好ましい。
また、前記包装容器は、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板および前記底板を所定の折り目線に沿って順に折り込み、所定位置を貼着することによって立体的に組み立てられる。
このようにしてなる前記包装容器は、包装容器を組み立てた後、前記ノズル付きボトルを収納するとともに、前記ノズル付きボトルのノズルを第1スリットに差し込み、次に、前記開口を前記上板で閉塞することによって、前記ノズル付きボトルを運搬する際に、運搬中の振動による前記ノズル付きボトルの回転を防止することができる。
また本考案は、[6]前記第1折り目と対向する前記側板の上端縁を第6折り目として連接されてなる第2フラップが設けられ、前記第2フラップの先端部分には、前記第6折り目と平行に、第7折り目が形成され、前記第7折り目よりも先端側に凹状のスリットが形成されてなる、ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれかに記載の包装容器である。
前記第2フラップは、前記第7折り目を略直角に内側に谷折りすることにより、前記第7折り目の前記先端側に形成されてなる前記凹状のスリットが内側に折り曲げられ、次に、前記第6折り目を略直角に内側に谷折りすることにより組み立てられる。
組み立てられた前記第2フラップが前記包装容器の内側に折り込まれることにより、前記凹状のスリットが収納物である前記ノズル付きボトルのノズルを支持するための第2スリットを構成することができる。
また本考案は、[7]前記第1折り目と対向する前記側板の上端縁を第6折り目として連接されてなる第2フラップが設けられ、前記第2フラップの中央部分には、前記第2フラップよりも幅狭の前記第8折り目の一端を始点、他端を終点として、凹字に型取りされた切れ目によって形成されてなる折り込み保持部を有する、ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれかに記載の包装容器である。
前記第2フラップは、前記第8折り目を略直角に内側に谷折りすることにより、前記折り込み保持部が内側に折り曲げられ、次に、前記第6折り目を略直角に内側に谷折りすることにより組み立てられる。
組み立てられた前記第2フラップが前記包装容器の内側に折り込まれることにより、前記折り込み保持部が収納物である前記ノズル付きボトルのノズルを支持するための第3スリットを構成することができる。
前記包装容器は、前記第2フラップを組み立てた状態で、収納物である前記ノズル付きボトルのノズルを支持するための前記第2スリットおよび前記第3スリットを構成することができることにより、前記第1スリットと合わせて3個の前記ノズル付きボトルのノズルを支持することができる。
また、前記包装容器は、前記一の側板および前記他の側板のいずれの上端縁にも前記第1フラップ若しくは前記第2フラップが連接されていても好ましい。
また本考案は、[8]として、[5]に記載の包装容器に用いられる展開状態が薄板状の包装容器用シートであって、前記包装容器用シートは、前記第1フラップが設けられた前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板、前記上板および前記底板によって構成されてなり、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板、前記上板および前記底板が折り目線によって区画されるとともに連接されて1枚のシートを形成してなる、ことを特徴とする包装容器用シートである。
前記包装容器用シートは、前記包装容器の展開図に基づいて、プレス型でシートを打ち抜くことにより形成することができる。
前記包装容器用シートは、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板および前記底板を所定の折り目線に沿って順に折り込み、所定位置を貼着することによって前記包装容器を立体的に組み立てられるとともに、前記第1フラップを組み立てることによって前記第1スリットを形成し、前記上板を閉塞することにより、前記ノズル付きボトルが回転しないように支持および収納して運搬することができる。
また、前記包装容器は、展開状態において、前記正面板に折り目線を介して連接されてなる糊代が形成されていても好ましい。また、前記一の側板および前記他の側板の下端縁にはそれぞれ左右の下側板フラップが折り目線を介して連接され、さらに、前記底板の下端縁には底板フラップが折り目線を介して連接されていても好ましい。
前記包装容器は、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板および前記糊代を所定の折り目線に沿って順に折り込み、所定位置を貼着することにより組み立てて、前記一の側板および前記他の側板のそれぞれの下端縁に連接されてなる下側板フラップの折り目線をそれぞれ略直角に内側に谷折りし、次に、前記底板の折り目線を略直角に内側に谷折りし、さらに、前記底板フラップの折り目線を略直角に内側に谷折りして、前記底板フラップを前記正面板の下端縁の内側に差し込むことにより、前記包装容器の底部を閉じることができる。
さらに、前記底板フラップの折り目線の中央部分には差込用切れ込みが形成され、前記正面板の下端縁の中央部分には前記差込用切れ込みに差し込むための係止用フラップが突出して形成されていても好ましい。前記底部を閉じて、前記係止用フラップを前記差込用切れ込みに差し込むことにより、前記底部を封緘することができる構成となっている。
また、前記包装容器は、展開状態において、前記上板の上端縁には上板フラップが折り目を介して連接されていても好ましい。
前記包装容器は、前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板および前記糊代を所定の折り目線に沿って順に折り込み、所定位置を貼着することにより組み立てて、次に、前記第1フラップおよび前記第2フラップを組み立て、次に、前記上板の折り目を略直角に内側に谷折りし、さらに、前記上板フラップの折り目を略直角に内側に谷折りし、最後に、前記上板フラップを前記正面板の上端縁の内側に差し込むことにより、前記包装容器の蓋部を閉じることができる。
さらに、前記上板フラップの折り目の中央部分には差込用切れ込みが形成され、前記正面板の上端縁の中央部分には前記差込用切れ込みに差し込むための係止用フラップが突出して形成されていても好ましい。前記蓋部を閉じて、前記係止用フラップを前記差込用切れ込みに差し込むことにより、前記蓋部を封緘することができる構成となっている。
本考案の包装容器によれば、第1フラップが第1スリットを形成することにより、包装容器に収納しようとするノズル付きボトルのノズルを支持して、ボトルの回転によるノズルの損傷を防止できることになるので、ノズルを保護する機能を包装容器自体に付与することができる。その結果、包装容器にノズル保護用の別部材を別途製作して取り付ける必要がない。
また本考案の包装容器によれば、第1スリット、第2スリットおよび第3スリットを構成することによって、ノズル付きボトルのノズルを支持するとともに、複数個収納することができるので、運搬中におけるノズル付きボトルの回転および振動等によるノズルの損傷防止に好適な包装容器を提供することができる。
また本考案の包装容器用シートによれば、ノズル支持機能を有する第1スリットに変形可能な第1フラップを1枚のシートに構成することができる。また、包装容器用シートを折り目線に沿って折り込むことにより、簡単に本考案に係る包装容器が組み立てられる。さらに、1枚のシートのために輸送時の省スペース化にも対応ができるので、大量輸送が可能となる。
本考案の包装容器用シートの一実施例を示し、組み立て前の包装容器用シート10の展開図である。 本考案の包装容器用シートの一実施例を示し、図1の右側板4の上端縁に第1折り目42を介して連接されてなる第1フラップ44の参考拡大図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、立体的に組み立てられ、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てる前の段階で、上板6が開いた状態の包装容器1の正面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、立体的に組み立てられ、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てる前の段階で、上板6が開いた状態の包装容器1の平面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、立体的に組み立てられ、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てる前の段階で、上板6が開いた状態の包装容器1の右側面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、立体的に組み立てられ、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てる前の段階で、上板6が開いた状態の包装容器1の左側面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、図4のA−A断面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、図7の状態から、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てて、上板6を閉じた状態の包装容器1の参考断面図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、立体的に組み立てられ、第1フラップ44および第2フラップ24を組み立てる前の段階で、上板6が開いた状態の包装容器1の参考斜視図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、第1フラップ44の第3折り目442及び第4折り目443を折り込む途中の状態で、かつ第2フラップ24が組み立てられた状態を示し、上板6が開いた状態の包装容器1の参考斜視図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、図10の次の段階であり、第1フラップ44の第3折り目442および第4折り目443を略直角に内側に谷折りして折り込み、次に、第1フラップ44の第2折り目441を略直角に内側に谷折りして折り込み、さらに、折り込み部447の第5折り目446を略直角に外側に山折りして折り込んだ状態を示し、上板6が開いた状態の包装容器1の参考斜視図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、図11の次の段階であり、右側板4の上端縁の第1折り目42を略直角に内側に谷折りして折り込んだ状態を示し、上板6が開いた状態の包装容器1の参考斜視図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、包装容器1にノズル付きボトルBを収納して蓋部を閉じた状態を示す参考斜視図である。 本考案の包装容器の一実施例を示し、図8に示した包装容器1にノズル付きボトルBを3個収納した状態を示す包装容器1の参考拡大断面図である。
以下、本考案に係る包装容器および包装容器用シートの実施の形態について、図1乃至図14を参照しながら詳しく説明する。
本考案の包装容器用シート10は、コートボール紙若しくは合成樹脂等の薄板状のシートからなり、図1に示すように、プレス型でシートを打ち抜いて展開状態の1枚のシートで形成されてなり、一の側板である左側板2、背面板3、他の側板である右側板4、正面板5および糊代8が左から右にかけてそれぞれの折り目線21,31,41,51を介して連接され、背面板3の上端縁に折り目線32を介して上板6が連接され、背面板3の下端縁に折り目線33を介して底板7が連接されてなる。
また、左側板2の上端縁には、包装容器1に組み立てた状態で第1折り目42と対向する第6折り目22を介して第2フラップ24が連接され、右側板4の上端縁には、第1折り目42を介して第1フラップ44が連接され、上板6の上端縁には、折り目線61を介して上板フラップ62が連接され、上板フラップ62の折り目線61の中央部分には差込用切れ込み63が形成されてなる。
また、左側板2および右側板4の下端縁にはそれぞれ下側板フラップ25,45が折り目線23,43を介して連接され、底板7の下端縁には底板フラップ72が折り目線71を介して連接され、底板フラップ72の折り目線71の中央部分には差込用切れ込み73が形成されてなる。
また、正面板5の上端縁の中央部分には差込用切れ込み63に差し込むための係止用フラップ52が上端縁から突出して形成されてなる。係止用フラップ52は、正面板5の上端縁の下側に折り目線521を介して連接されてなり、係止用フラップ52の両側縁にそれぞれ切れ目523,524を形成することにより、折り目線521を支点に折り曲げることができる。さらに、係止用フラップ52の折り目線522が正面板5の上端縁に沿って折り目線521と平行して形成されてなる。
また、正面板5の下端縁の中央部分には差込用切れ込み73に差し込むための係止用フラップ53が下端縁から突出して形成されてなる。係止用フラップ53は、正面板5の下端縁の上側に折り目線531を介して連接されてなり、係止用フラップ53の両側縁にそれぞれ切れ目533,534を形成することにより、折り目線531を支点に折り曲げることができる。さらに、係止用フラップ53の折り目線532が正面板5の下端縁に沿って折り目線531と平行して形成されてなる。
第2フラップ24の先端部分には、第6折り目22と平行して、第7折り目242が形成され、第7折り目よりも先端側に凹状のスリット245が形成されてなり、第2フラップ24の中央部分には、第2フラップ24よりも幅狭の第8折り目244の一端を始点、他端を終点として、凹字に型取りされた切れ目243によって形成されてなる折り込み保持部246が形成されてなる。
第1フラップ44は、図1および図2に示すように、第1折り目42と平行して、第2折り目441および第3折り目442が第3折り目442を第2折り目441よりも先端側に配置されて互いに離間して形成されてなる。
また、第2折り目441から第3折り目442にかけて設けられた2本の切れ目444,445の間に折り込み部447が形成され、第2折り目441と第3折り目442との中間の位置において、2本の切れ目444,445から第1フラップ44の両側縁448,449まで第2折り目441と平行して第4折り目443,443が形成されてなる。
また、折り込み部447は、第2折り目441から第4折り目443までが幅狭に形成され、かつ第4折り目443から第3折り目442までが幅広に形成されてなり、折り込み部447には、第2折り目441と第3折り目442との中間の位置に、第2折り目441と平行して第5折り目446が形成されてなる。
また、第5折り目446は、第3折り目442と第4折り目443との中間の位置に形成されてなり、より好ましくは、第3折り目442と第4折り目443との中間の位置であって、かつ第5折り目446と第3折り目442との間隔長さが、第2折り目441と第4折り目443との間隔長さと等しく形成されてなることが好ましい。
本考案の包装容器1は、底板7と、底板7の周縁から立設して上端が開口を形成してなる側板と、を有する包装容器1であって、図3乃至図9に示すように、左側板2、背面板3、右側板4、正面板5および糊代8のそれぞれの折り目線21,31,41,51を順に略直角に内側に谷折りし、正面板5に折り目線51を介して連接されてなる糊代8と左側板2の側端縁とを接着剤で貼着する。
次に、左右の下側板フラップ25,45の折り目線23,43をそれぞれ略直角に内側に谷折りし、さらに、底板7の折り目線33を略直角に内側に谷折りし、さらに、底板フラップ72の折り目線71を略直角に内側に谷折りし、図10に示すように、底板フラップ72を正面板5の下端縁の内側に差し込み、係止用フラップ53を差込用切れ込み73に差し込んで底部を封緘することにより、閉塞可能な上板6からなる蓋部が開いた状態の包装容器1を立体的に組み立てることができる。
包装容器1の第1フラップ44の組み立ては、図10乃至図12に示すように、第3折り目442を略直角に内側に谷折りし、次に、第4折り目443を略直角に内側に谷折りし、さらに、第2折り目441を略直角に内側に谷折りした状態で折り込み部447の第5折り目446を略直角に外側に山折りし、最後に、第1折り目42を略直角に内側に谷折りすることにより組み立てられる。
これにより、組み立てられた第1フラップ44の折り込み部447が包装容器1の内側に折り込まれることになるので、折り込み部447に収納物であるノズル付きボトルBのノズルNを支持するための第1スリット440を形成することができる。
また、折り込み部447は、第2折り目441から第4折り目443までが幅狭に形成され、かつ第4折り目443から第3折り目442までが幅広に形成されることにより、図12に示すように、第1フラップ44を組み立てた状態において、幅狭の部分が第1スリット440の上側となり、かつ幅広の部分が第1スリット440の下側になるので、ノズル付きボトルBのノズルNを第1スリット440の下側から挿入し易くなる。
また、第5折り目446が第3折り目442と第4折り目443との中間の位置に形成され、より好ましくは、第5折り目446と第3折り目442との間隔長さが、第2折り目441と第4折り目443との間隔長さと等しく形成されることにより、第1フラップ44が組み立てられた際に、図8に示すように、第5折り目446を略直角の状態で折り込むことができるので、折り込み部447および第1スリット440の矩形形状を安定させることができる。
包装容器1の第2フラップ24の組み立ては、図10乃至図12に示すように、凹状のスリット245の第7折り目242を略直角に内側に谷折りすることにより第2スリット241を構成し、次に、切れ目243によって形成されてなる折り込み保持部246の第8折り目244を略直角に内側に谷折りすることにより第3スリット247を構成し、最後に、第2フラップ24の第6折り目22を略直角に内側に谷折りすることにより、収納物であるノズル付きボトルBのノズルNを支持するための第2スリット241および第3スリット247を包装容器1の内側に折り込んで組み立てることができる。
このようにしてなる包装容器1は、図13に示すように、包装容器1にノズル付きボトルBを収納した際、ノズル付きボトルBのノズルNを第1スリット440に差し込むことができるので、運搬中に振動等があってもノズルNの回転を防ぐことができる。
なお、ノズル付きボトルBを収納後、上板6の折り目線32を略直角に内側に谷折りし、さらに、上板フラップ62の折り目線61を略直角に内側に谷折りし、上板フラップ62を正面板5の上端縁の内側に差し込み、係止用フラップ52を差込用切れ込み63に差し込んで蓋部を封緘することができる。
また、図14に示すように、ノズル付きボトルBを3個収納し、それぞれのノズルNを第1スリット440、第2スリット241および第3スリット247に差し込むことができるので、運搬中に振動等があってもノズル付きボトルBの回転を止めてノズルNの損傷を防ぐことができる。
このように本考案によれば、第1スリット440、第2スリット241および第3スリット247にノズル付きボトルBのノズルNを支持して収納することができるので、運搬中における回転および振動等によるノズルNの損傷防止に好適な包装容器1を提供することができる。
また、プレス型でシートを打ち抜くことにより、左側板2、背面板3、右側板4、正面板5、糊代8、上板6、底板7、第1フラップ44および第2フラップ24が折り目線21,31,41,51,32,33、第1折り目42および第6折り目22によって区画されてなるとともに連接されてなる1枚のシートを容易に製作することができ、かつ簡単に組み立てることができるので、材料費および組立加工費を廉価にすることが可能な包装容器用シート10を提供することができる。
1 包装容器
10 包装容器用シート
2 左側板
22 第6折り目
24 第2フラップ
241 第2スリット
242 第7折り目
243 切れ目
244 第8折り目
245 凹状のスリット
246 折り込み保持部
247 第3スリット
3 背面板
4 右側板
41 折り目線
42 第1折り目
43 折り目線
44 第1フラップ
440 第1スリット
441 第2折り目
442 第3折り目
443 第4折り目
444 切れ目
445 切れ目
446 第5折り目
447 折り込み部
448 側縁
449 側縁
5 正面板
6 上板
7 底板
8 糊代
B ノズル付きボトル
N ノズル

Claims (8)

  1. 底板と、該底板の周縁から立設して上端が開口を形成してなる側板と、を有する包装容器において、
    前記側板の上端縁を第1折り目として連接されてなる第1フラップが設けられ、
    前記第1フラップには、前記第1折り目と平行に、第2折り目および第3折り目が前記第3折り目を前記第2折り目よりも先端側に配置されて互いに離間して形成され、
    前記第2折り目から前記第3折り目にかけて設けられた2本の切れ目の間に折り込み部が形成され、
    前記第2折り目と前記第3折り目との中間の位置において、前記2本の切れ目から前記第1フラップの両側縁まで前記第2折り目と平行に第4折り目が形成され、
    前記折り込み部には、前記第2折り目と前記第3折り目との中間の位置において、前記第2折り目と平行して第5折り目が形成されてなる、
    ことを特徴とする包装容器。
  2. 前記折り込み部は、前記第2折り目から前記第4折り目までが幅狭に形成され、かつ前記第4折り目から前記第3折り目までが幅広に形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記第5折り目は、前記第3折り目と前記第4折り目との中間の位置に形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 前記第5折り目と前記第3折り目との間隔長さが、前記第2折り目と前記第4折り目との間隔長さと等しく形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の包装容器。
  5. 前記側板が、一の側板、背面板、前記一の側板と対向する他の側板および正面板によって構成されてなり、
    前記背面板の上端縁を折り目線として連接され前記開口を閉塞可能な上板と、
    前記一の側板に設けられてなる前記第1フラップと、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の包装容器。
  6. 前記第1折り目と対向する前記側板の上端縁を第6折り目として連接されてなる第2フラップが設けられ、
    前記第2フラップの先端部分には、前記第6折り目と平行に、第7折り目が形成され、
    前記第7折り目よりも先端側に凹状のスリットが形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の包装容器。
  7. 前記第1折り目と対向する前記側板の上端縁を第6折り目として連接されてなる第2フラップが設けられ、
    前記第2フラップの中央部分には、前記第2フラップよりも幅狭の前記第8折り目の一端を始点、他端を終点として、凹字に型取りされた切れ目によって形成されてなる折り込み保持部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の包装容器。
  8. 請求項5に記載の包装容器に用いられる展開状態が薄板状の包装容器用シートであって、
    前記包装容器用シートは、前記第1フラップが設けられた前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板、前記上板および前記底板によって構成されてなり、
    前記一の側板、前記背面板、前記他の側板、前記正面板、前記上板および前記底板が折り目線によって区画されるとともに連接されて1枚のシートを形成してなる、
    ことを特徴とする包装容器用シート。
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