JPH08133074A - 空気取入れ装置 - Google Patents

空気取入れ装置

Info

Publication number
JPH08133074A
JPH08133074A JP27105894A JP27105894A JPH08133074A JP H08133074 A JPH08133074 A JP H08133074A JP 27105894 A JP27105894 A JP 27105894A JP 27105894 A JP27105894 A JP 27105894A JP H08133074 A JPH08133074 A JP H08133074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air intake
air
valve
valve body
air intakes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27105894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitami Nishiyama
御民 西山
Eiichi Saeki
栄一 佐伯
Shiro Hosaka
史郎 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP27105894A priority Critical patent/JPH08133074A/ja
Publication of JPH08133074A publication Critical patent/JPH08133074A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構成が簡単で、価格的にも安価にでき、しかも
多くの空気を取入れることができる鉄道車両における空
気取入れ装置を提供する。 【構成】固定部材11に複数の空気取入れ口12を設
け、この複数の空気取入れ口12に対応して設けられこ
れら空気取入れ口12を開閉するための複数の弁体14
を有する弁体支持部材13を設け、直線方向に移動可動
に駆動される可動軸17を有し、この可動軸17と弁体
支持部材13を連結し、前記可動軸17の直線方向の移
動により、弁体支持部材13を固定部材11に対し近接
するまで駆動可能とし、複数の弁体14によりそれぞれ
対応する空気取入れ口12を開閉させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速鉄道車両などに用
いられ、冷却用空気を取入れるための空気取入れ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば高速鉄道車両においては、その運
行の際、冷凍設備の熱交換器などの搭載機器の冷却用と
して車両外部から空気の取入れを必要とすることがあ
る。この空気の取入れにおいては、高速走行時と停車時
または低速走行時において異なる手法がとられている。
まず高速時においては、高速走行によって生じるラム圧
力を利用することにより、空気の取入れを行なうことが
できる。一方、停車時または低速走行時においては、ラ
ム圧力の利用が困難であるため、ファンを用いて車両外
部から車両内への空気の取入れを行なっている。
【0003】ここで、上述したように高速走行時と停車
時または低速走行時で異なる手法を用いる場合、高速走
行時にはファンによる空気の取入れは必要なく、停車時
または低速走行時には必要となる。そのため、停車時ま
たは低速走行時には空気の取入れのために空気取入れ口
を開き、高速走行時には空気を取入れないため空気取入
れ口を閉じる必要性が生じる。
【0004】この空気の取入れの手段には、従来図4
(a)、(b)に示す如く空気取入れ装置が用いられて
いる。ここで図4(a)は、高速走行時の空気取入れの
状態を示しており、図4(b)は停車時または低速走行
時の空気取入れの状態を示している。
【0005】図4(a)、(b)において、41は移動
車両であり、車両41は屋根などの外壁42に空気取入
れ口43、44を設けている。ここで、空気取入れ口4
3はフラッパ式に開閉する機能を有し、また、空気取入
れ口44内部にはファン45を備えている。そして、こ
れら空気取入れ口43、44の共通の通風路47に冷房
設備の熱変換器46などを備えている。
【0006】高速走行時には、図4(a)に示す如く空
気取入れ口44は閉じており、ラム圧力を利用して空気
取入れ口43における弁48を車両41内部に開き、空
気が外部より、空気取入れ口43を通じて車両41内部
に吸入される。そしてその吸入された空気は通風路47
の熱変換器46に送られる。
【0007】一方、停車時または低速走行時には、図4
(b)に示す如くラム圧力を利用できないため弁48は
閉じたままであり、空気取入れ口44が開口される。そ
して外部の空気がファン45により空気取入れ口44を
通じて空気が吸入され、通風路47の熱変換器46に送
られる。
【0008】このように、従来の冷却空気取入れ装置に
おいては、高速走行時には、空気取入れ口44を閉じ、
ラム圧力を利用して空気取入れ口43を開き、停車時ま
たは低速走行時には、ラム圧力を利用できないため空気
取入れ口43を閉じ、ファン45により空気を吸入する
ために空気取入れ口44を開く必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
に、フラッパ式に開閉し空気を吸入する空気取入れ口4
4では、車両内部側に弁48を開く場合、図5に示す如
く面積の大きな1枚弁であると、空気取入れ口43の近
くまで他の機器51等が配置されていると、弁の大きさ
にも係わらず小さな開口空間しか得られず、少ない空気
しか取入れることができない。
【0010】また、車両外部側に弁48を開く場合、安
価に制作でき大きな開口空間が得られるものの、車両外
部側に開かれた弁48が直接風圧を受けることとなり、
安全性を考慮すると現実的ではない。
【0011】そこで、従来フラッパを複数の小さな弁に
分割し、車両内部側に開閉する手法が考えられた。しか
し、この分割された複数の小さな弁を個々に開閉駆動さ
せるには、例えば図6に示す如く分割された複数の小さ
な弁61をリンク62により連結し、アクチュエータ6
3を用いてそのリンク62を駆動させることにより、複
数の小さな弁61を同時に開閉駆動させるようにしてい
るが、空気取入れ口を形成する面が曲面であるような場
合は、リンクの構造や連結された複数の小さな弁の駆動
機構も相応に複雑なものとなり、実現が困難となってい
る。
【0012】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、構成が簡単で、価格的にも安価にでき、
しかも多くの空気を取入れることができる鉄道車両にお
ける空気取入れ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の空気取
入れ口を設けた固定部材と、この固定部材の複数の空気
取入れ口に対応して設けられこれら空気取入れ口を開閉
するための複数の弁体を有する弁体支持部材と、この弁
体支持部材を前記固定部材に対し近接するまで駆動可能
とし、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気
取入れ口を開閉させる駆動手段により構成されている。
【0014】本発明は、複数の空気取入れ口を設けた固
定部材と、この固定部材の複数の空気取入れ口に対応し
て設けられこれら空気取入れ口を開閉するための複数の
弁体を有する弁体支持部材と、直線方向に移動可動に駆
動される可動軸を有する駆動源と、前記可動軸と前記弁
体支持部材を連結する連結手段とを具備し、前記駆動源
により駆動される前記可動軸の直線方向の移動により、
前記連結手段を介して前記弁体支持部材を前記固定部材
に対し近接するまで駆動可能とし、前記複数の弁体によ
りそれぞれ対応する前記空気取入れ口を開閉させる。
【0015】本発明は、前記固定部材と前記弁体支持部
材はそれぞれ同じ曲面を有している。本発明は、複数の
空気取入れ口を設けた固定部材と、この固定部材の複数
の空気取入れ口に対応して設けられこれら空気取入れ口
を開閉するための複数の弁体を有するとともに一方端部
を回転自在に支持された弁体支持部材と、駆動源とを具
備し、前記駆動源により、前記弁体支持部材を前記固定
部材に対し近接するまで回動可能とし、前記複数の弁体
によりそれぞれ対応する前記空気取入れ口を開閉させ
る。
【0016】
【作用】この結果、本発明によれば、固定部材に複数の
空気取入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応し
て設けられこれら空気取入れ口を開閉するための複数の
弁体を有する弁体支持部材を設け、この弁体支持部材を
前記固定部材に対し近接するまで駆動可能とし、前記複
数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取入れ口を開
閉させるようにしたので、弁体支持部材を駆動すること
により複数の空気取り入れ口を開閉でき、全体として大
きな空気通路面積を得ることができる。
【0017】本発明によれば、固定部材に複数の空気取
入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応して設け
られこれら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を
有する弁体支持部材を設け、直線方向に移動可動に駆動
される可動軸を有し、この可動軸と前記弁体支持部材を
連結し、前記可動軸の直線方向の移動により、前記弁体
支持部材を前記固定部材に対し近接するまで駆動可能と
し、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取
入れ口を開閉させるようにしたので、弁体支持部材を駆
動することにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全
体として大きな空気通路面積を得ることができる。
【0018】本発明によれば、前記固定部材と前記弁体
支持部材はそれぞれ同じ曲面を有しているようにしたの
で、外壁面が曲面であっても、弁体支持部材を駆動する
ことにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全体とし
て大きな空気通路面積を得ることができる。
【0019】本発明によれば、固定部材に複数の空気取
入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応して設け
られこれら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を
有するとともに一方端部を回転自在に支持された弁体支
持部材を前記固定部材に対し近接するまで回動可能と
し、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取
入れ口を開閉させるようにしたので、弁体支持部材を駆
動することにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全
体として大きな空気通路面積を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1(a)(b)は第1実施例における
空気取入れ装置1の概略構成を示している。同図では、
11は磁気浮上車両の屋根などの固定部材で、この固定
部材11に所定の間隔で複数の空気取入れ口12を設け
ている。
【0021】一方、13は弁支持部材で、この弁支持部
材13上には複数の弁体14を所定の間隔で設けてい
る。これら複数の弁体14は、それぞれ複数の空気取入
れ口12に1対1で対応するもので、弁体支持部材13
が上下方向に移動することにより、上下方向に移動し、
それぞれ対応する空気取入れ口12に挿脱され、これら
空気取入れ口12を開閉できるようにしている。
【0022】そして、これら弁体14を有する弁体支持
部材13をリンク機構15を介してアクチュエータ16
に連結している。このアクチュエータ16は、直線方向
に移動可能にした可動軸17を有していて、電源が投入
されない状態で、可動軸17は同図(a)に示す如くア
クチュエータ16の右方向に位置し、電源投入により可
動軸17を同図(b)に示す左方向位置まで吸引駆動す
るようにしている。
【0023】リンク機構15は、2本のリンク18、1
9から構成されるもので、これらリンク18、19を所
定間隔で平行を保つ状態でアクチュエータ16の可動軸
17と弁体支持部材13の間に設けていて、可動軸17
と弁体支持部材13を連結しており、可動軸17の図示
左右方向の駆動に対して弁体支持部材13を上下方向に
移動できるようにしている。
【0024】しかして、まず、アクチュエータ16の電
源が投入されな状態で、可動軸17が同図(a)に示す
右方向に位置している場合は、リンク機構15の2本の
リンク18、19により弁体支持部材13は、上方向に
移動され、複数の弁体14は対応する各空気取入れ口1
2に挿入され、これら空気取入れ口12を閉じている。
【0025】この状態で、固定部材11の面と複数の弁
体14の面のなす表面は面一となり、空気取入れ口12
を通しての車両外部からの空気取入れは阻止されること
になる。
【0026】この状態から、アクチュエータ16の電源
が投入され、可動軸17が同図(b)に示す左方向の位
置まで吸引駆動されると、リンク機構15の2本のリン
ク18、19により弁体支持部材13は、下方向に移動
される。これにより複数の弁体14は対応する各空気取
入れ口12より抜け出し、これら空気取入れ口12を開
放するようになる。
【0027】そして、同図(b)に示す如く固定部材1
1および空気取入れ口12と弁体14および弁体支持部
材13との間に、広い通路空間を得ることとなる。この
状態では、空気取入れ口12を通しての車両外部からの
空気の取入れが行なわれることになる。
【0028】従って、このような実施例によれば、固定
部材11に複数の空気取入れ口12を設け、この複数の
空気取入れ口12に対応して設けられこれら空気取入れ
口12を開閉するための複数の弁体14を有する弁体支
持部材13を設け、直線方向に移動可動に駆動される可
動軸17を有し、この可動軸17と弁体支持部材13を
連結し、前記可動軸17の直線方向の移動により、弁体
支持部材13を固定部材11に対し近接するまで駆動可
能とし、複数の弁体14によりそれぞれ対応する空気取
入れ口12を開閉させるようにしたので、弁体支持部材
13を駆動することにより複数の空気取り入れ口12を
開閉でき、全体として大きな空気通路面積を得ることが
でき、これにより空気取り入れ口毎に各々開閉する手段
を設ける必要がなくなり、空気取入れ装置の構成が簡単
で、価格的にも安価にでき、しかも多くの空気を取入れ
ることができる。
【0029】(第2実施例)図2(a)(b)は第2実
施例における空気取入れ装置2の概略構成を示してい
る。上述した第1実施例では、空気取入れ装置1が取り
付けられる屋根などの固定部材の表面が平らである場合
を述べたが、本第2実施例では、固定部材が曲面の場合
である。
【0030】この場合も、曲面を有する車両の屋根など
の固定部材21には、所定間隔で複数の空気取入れ口2
2を設けている。また、これら複数の空気取入れ口22
にそれぞれ1対1で対応する複数の弁体24を有する弁
支持部材23を設けている。この場合、弁支持部材23
も前記固定部材21と同様な曲面を有している。
【0031】そして、これら弁体24を有する弁体支持
部材23を2本のリンク28、29により構成されたリ
ンク機構25を介してアクチュエータ26に連結し、ア
クチュエータ26の可動軸27の図示左右方向の移動に
より弁体支持部材23を上下方向に移動し、複数の弁体
24により対応する空気取入れ口22を開閉できるよう
にしている。
【0032】しかして、この場合も、アクチュエータ2
6の電源が投入されない状態で、可動軸27が同図
(a)に示す右方向に位置している場合は、リンク機構
25により弁体支持部材23は、上方向に移動され、複
数の弁体24が対応する各空気取入れ口22に挿入さ
れ、これら空気取入れ口22を閉じている。
【0033】この状態で、固定部材21と複数の弁体2
4のなす表面は面一で曲面をなし、空気取入れ口22を
通しての車両外部からの空気取入れは阻止されることに
なる。
【0034】この状態から、アクチュエータ26の電源
が投入され、可動軸27が同図(b)に示す左方向の位
置まで吸引駆動されると、リンク機構25により弁体支
持部材23は、下方向に移動され、複数の弁体24は対
応する各空気取入れ口22より抜け出し、これら空気取
入れ口22を開放するようになる。
【0035】そして第1実施例と同様、同図(b)に示
す如く固定部材21および空気取入れ口22と弁体24
および弁体支持部材23との間に、広い通路空間を得る
こととなる。
【0036】従って、このような実施例によれば、固定
部材21と弁体支持部材23はそれぞれ同じ曲面を有し
ているようにしたので、外壁面が曲面であっても、弁体
支持部材23を駆動することにより複数の空気取り入れ
口22を開閉でき、全体として大きな空気通路面積を得
ることができ、これにより空気取り入れ口毎に各々開閉
する手段を設ける必要がなくなり、空気取入れ装置の構
成が簡単で、価格的にも安価にでき、しかも多くの空気
を取入れることができる。
【0037】(第3実施例)図3(a)(b)は第3実
施例における空気取入れ装置3の概略構成を示してい
る。同図では、車両の屋根などの固定部材31に、所定
の間隔で複数の空気取入れ口32を設けている。
【0038】一方、33は弁支持部材で、この弁支持部
材33上には複数の空気取入れ口32に1対1で対応す
る複数の弁体34を所定の間隔で設けている。そして、
この弁支持部材33の一端を回転自在に支持し、この支
持部35を中心にした回転により複数の弁体34で対応
する空気取入れ口32を開閉できるようにしている。
【0039】また、弁支持部材33の支持部35近傍に
アクチュエータ36が連結している。このアクチュエー
タ36は、可動軸37を有していて、電源が投入されな
い状態で、可動軸37を同図(a)に示す上方向に位置
し、電源投入により可動軸37を同図(b)に示す下方
向の位置まで吸引駆動するようにしている。
【0040】しかして、この場合も、アクチュエータ3
6の電源が投入されない状態で、可動軸37が同図
(a)に示す上方向に位置している場合は、弁体支持部
材33は、図示反時計方向に回動され、複数の弁体34
が対応する各空気取入れ口32に挿入され、これら空気
取入れ口32を閉じている。そして、この状態から、ア
クチェータ36の電源が投入され、可動軸37が同図
(b)に示す下方向の位置まで吸引駆動されると、弁体
支持部材33は、今度は図示時計方向に回動され、複数
の弁体34は対応する各空気取入れ口32より抜け出
し、これら空気取入れ口32を開放するようになる。
【0041】そして、同図(b)に示す如く固定部材3
1および空気取入れ口32と弁体34および弁体支持部
材33との間に、広い通路空間を得ることとなる。この
状態では、空気取入れ口32を通しての車両外部からの
空気の取入れが行なわれることになる。
【0042】従って、このような実施例によれば、固定
部材31に複数の空気取入れ口32を設け、この複数の
空気取入れ口32に対応して設けられこれら空気取入れ
口32を開閉するための複数の弁体34を有するととも
に一方端部を回転自在に支持された弁体支持部材33を
固定部材31に対し近接するまで回動可能とし、複数の
弁体34によりそれぞれ対応する空気取入れ口32を開
閉させるようにしたので、弁体支持部材33を駆動する
ことにより複数の空気取り入れ口32を開閉でき、全体
として大きな空気通路面積を得ることができ、これによ
り空気取り入れ口毎に各々開閉する手段を設ける必要が
なくなり、空気取入れ装置の構成が簡単で、価格的にも
安価にでき、しかも多くの空気を取入れることができ
る。
【0043】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上記実施例では固定保持部の形状を、対応する
車両表面に応じて直線状あるいは曲線状としたが、実現
可能な範囲で、対応する車両表面に応じて適宜変形でき
る。また、空気取入れ口の形状も、スリット状、マス目
状、円孔状等適切なものに適宜変形できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、固定部材に複数の空気
取入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応して設
けられこれら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体
を有する弁体支持部材を設け、この弁体支持部材を前記
固定部材に対し近接するまで駆動可能とし、前記複数の
弁体によりそれぞれ対応する前記空気取入れ口を開閉さ
せるようにしたので、弁体支持部材を駆動することによ
り複数の空気取り入れ口を開閉でき、全体として大きな
空気通路面積を得ることができ、これにより空気取り入
れ口毎に各々開閉する手段を設ける必要がなくなり、空
気取入れ装置の構成が簡単で、価格的にも安価にでき、
しかも多くの空気を取入れることができる。
【0045】本発明によれば、固定部材に複数の空気取
入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応して設け
られこれら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を
有する弁体支持部材を設け、直線方向に移動可能に駆動
される可動軸を有し、この可動軸と前記弁体支持部材を
連結し、前記可動軸の直線方向の移動により、前記弁体
支持部材を前記固定部材に対し近接するまで駆動可能と
し、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取
入れ口を開閉させるようにしたので、弁体支持部材を駆
動することにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全
体として大きな空気通路面積を得ることができ、これに
より空気取り入れ口毎に各々開閉する手段を設ける必要
がなくなり、空気取入れ装置の構成が簡単で、価格的に
も安価にでき、しかも多くの空気を取入れることができ
る。
【0046】本発明によれば、前記固定部材と前記弁体
支持部材はそれぞれ同じ曲面を有しているようにしたの
で、外壁面が曲面であっても、弁体支持部材を駆動する
ことにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全体とし
て大きな空気通路面積を得ることができ、これにより空
気取り入れ口毎に各々開閉する手段を設ける必要がなく
なり、空気取入れ装置の構成が簡単で、価格的にも安価
にでき、しかも多くの空気を取入れることができる。
【0047】本発明によれば、固定部材に複数の空気取
入れ口を設け、この複数の空気取入れ口に対応して設け
られこれら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を
有するとともに一方端部を回転自在に支持された弁体支
持部材を前記固定部材に対し近接するまで回動可能と
し、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取
入れ口を開閉させるようにしたので、弁体支持部材を駆
動することにより複数の空気取り入れ口を開閉でき、全
体として大きな空気通路面積を得ることができ、これに
より空気取り入れ口毎に各々開閉する手段を設ける必要
がなくなり、空気取入れ装置の構成が簡単で、価格的に
も安価にでき、しかも多くの空気を取入れることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における空気取入れ装置の
概略構成を示した図。
【図2】第2実施例における空気取入れ装置の概略構成
を示した図。
【図3】第3実施例における空気取入れ装置の概略構成
を示した図。
【図4】従来例における冷却空気取入れ装置の概略構成
を示した図。
【図5】従来例における冷却空気取入れ装置の概略構成
を示した図。
【図6】従来例における冷却空気取入れ装置の概略構成
を示した図。
【符号の説明】
1…空気取入れ装置、 11…固定部材、 12…空気取入れ口、 13…弁支持部材、 14…弁体、 15…リンク機構、 16…アクチュエータ、 17…可動軸、 18…リンク、 19…リンク、 2…空気取入れ装置、 21…固定部材、 22…空気取入れ口、 23…弁体支持部材、 24…弁体、 25…リンク機構、 26…アクチュエータ、 27…可動軸、 28…リンク、 29…リンク、 3…空気取入れ装置、 31…固定部材、 32…空気取入れ口、 33…弁支持部材、 34…弁体、 35…支持部、 36…アクチュエータ 37…可動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 栄一 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 保坂 史郎 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空気取入れ口を設けた固定部材
    と、 この固定部材の複数の空気取入れ口に対応して設けられ
    これら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を有す
    る弁体支持部材と、 この弁体支持部材を前記固定部材に対し近接するまで駆
    動可能とし、前記複数の弁体によりそれぞれ対応する前
    記空気取入れ口を開閉させる駆動手段とを具備したこと
    を特徴とする空気取入れ装置。
  2. 【請求項2】 複数の空気取入れ口を設けた固定部材
    と、 この固定部材の複数の空気取入れ口に対応して設けられ
    これら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を有す
    る弁体支持部材と、 直線方向に移動可動に駆動される可動軸を有する駆動源
    と、 前記可動軸と前記弁体支持部材を連結する連結手段とを
    具備し、 前記駆動源により駆動される前記可動軸の直線方向の移
    動により、前記連結手段を介して前記弁体支持部材を前
    記固定部材に対し近接するまで駆動可能とし、前記複数
    の弁体によりそれぞれ対応する前記空気取入れ口を開閉
    させることを特徴とする空気取入れ装置。
  3. 【請求項3】 前記固定部材と前記弁体支持部材はそれ
    ぞれ同じ曲面を有していることを特徴とする請求項2記
    載の空気取入れ装置。
  4. 【請求項4】 複数の空気取入れ口を設けた固定部材
    と、 この固定部材の複数の空気取入れ口に対応して設けられ
    これら空気取入れ口を開閉するための複数の弁体を有す
    るとともに一方端部を回転自在に支持された弁体支持部
    材と、 駆動源とを具備し、 前記駆動源により、前記弁体支持部材を前記固定部材に
    対し近接するまで回動可能とし、前記複数の弁体により
    それぞれ対応する前記空気取入れ口を開閉させることを
    特徴とする空気取入れ装置。
JP27105894A 1994-11-04 1994-11-04 空気取入れ装置 Withdrawn JPH08133074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27105894A JPH08133074A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 空気取入れ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27105894A JPH08133074A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 空気取入れ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08133074A true JPH08133074A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17494820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27105894A Withdrawn JPH08133074A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 空気取入れ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08133074A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4912268A (en) * 1988-02-26 1990-03-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for manufacture of fluoroaromatics
JP2006240480A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Hitachi Ltd 鉄道車両の平滑取手装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4912268A (en) * 1988-02-26 1990-03-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for manufacture of fluoroaromatics
JP2006240480A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Hitachi Ltd 鉄道車両の平滑取手装置
JP4611059B2 (ja) * 2005-03-03 2011-01-12 株式会社日立製作所 鉄道車両の平滑取手装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2324687A1 (en) Vehicle ventilation system
JP6189194B2 (ja) グリルシャッター装置
US4593609A (en) Automobile ventilator
JPH08133074A (ja) 空気取入れ装置
JP6648988B2 (ja) 空気調和機
US10562343B2 (en) Wheel cover for vehicle, drive unit for vehicle and vehicle
US3352224A (en) Ventilating and air conditioning system for a passenger vehicle
JPS61188219A (ja) 自動車の空調用空気吹出装置
JP2508840Y2 (ja) 自動車の換気装置
KR20210100470A (ko) 차량용 리어 공조장치
JPS60142012A (ja) 車輌用内燃機関の冷却装置
JP3264039B2 (ja) 車両用ベンチレータグリル
JPS6233604Y2 (ja)
JP3452411B2 (ja) 熱交換器用換気装置
JP7294944B2 (ja) 環境試験装置
JP3135737B2 (ja) 高速車両用空気取入装置
JPS6126818Y2 (ja)
JPH0725223A (ja) 車両用空気調和装置
JP2551200B2 (ja) 熱交換換気装置
JP2586876B2 (ja) 空調レタンダクト・排煙ダクト兼用システム
KR0167905B1 (ko) 자동차의 내, 외기 자동조절장치
JPH08175160A (ja) 吹出口切替装置
JP3452169B2 (ja) バス用空調装置
JPH0228088Y2 (ja)
JPH06122319A (ja) 車内自動換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115