JPH08130043A - スプライス部保護キャップ - Google Patents

スプライス部保護キャップ

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JPH08130043A
JPH08130043A JP6265707A JP26570794A JPH08130043A JP H08130043 A JPH08130043 A JP H08130043A JP 6265707 A JP6265707 A JP 6265707A JP 26570794 A JP26570794 A JP 26570794A JP H08130043 A JPH08130043 A JP H08130043A
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JP
Japan
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splice
cap
tongue
cap body
splice part
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JP6265707A
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English (en)
Inventor
Mikio Fujishita
幹夫 藤下
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプライス部保護キャップからのスプライス
部の抜け、脱落を防止すると共に、スプライス部にスプ
ライス部保護キャップを取付ける作業の簡易化等を図る
こと。 【構成】 複数の電線の端末の露出させた芯線どうしを
互いに接続したスプライス部を被覆するスプライス部保
護キャップである。一端が開口端(12a)、他端が閉
鎖端(12b)の筒状であってスプライス部が収容され
るキャップ本体(12)と、キャップ本体の開口端側の
端面から突出する可撓性を有する舌状部(13)と、を
備える。舌状部の先端に設けた止め穴(15)と、止め
穴に挿入するキャップ本体の外周部に突設した止め突起
(16)からなる止め手段(14)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電線の端末の絶
縁被覆を皮剥ぎして露出させた芯線を互いに接続した構
造(スプライス部)を保護するためのスプライス部保護
キャップに関するものであり、特に、スプライス部保護
キャップからのスプライス部の抜け、脱落の防止と、ス
プライス部にスプライス部保護キャップを取付ける作業
の簡易化、低コスト化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スプライス部を保護するため
の種々の構造が提案されている。例えば、実開昭55−
17231号には、図9に示すように、圧接端子1で電
線2,3の芯線2a,3aを接続してなるスプライス部
4に袋筒状体(キャップ5)を被せ、その後、このキャ
ップ5と電線2,3の絶縁被覆2b,3bを粘着テープ
6を巻回することにより固定し、スプライス部4を保護
する構造が開示されている。
【0003】また、実開昭63−93073号には、ス
プライス部を熱収縮性樹脂からなるチューブで保護する
構造が開示されている。
【0004】さらに、実開昭63−157163号、特
開平4−33287号には、スプライス部にシート材や
チューブを超音波溶着して被覆する構造が開示されてい
る。
【0005】さらにまた、実開平1−107877号に
は、スプライス部を構成する電線の芯線をかしめる端子
に、えら状の戻り止め部を設け、この戻り止め部でスプ
ライス部に被せたキャップの抜けを防止する構造が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実開昭5
5−17231号のように、スプライス部4に被せたキ
ャップ5を粘着テープ6で止める場合、電線2,3が引
っ張られるとスプライス部4がキャップ5から抜け出て
しまうおそれがある。また、上記のように粘着テープ6
でキャップ5を固定する場合、キャップ5ととは別に粘
着テープ6が必要であり、また、粘着テープ6をキャッ
プ5及び電線2,3に巻回する作業が必要であることか
ら、スプライス部4をキャップ5を取付けるために要す
る加工費が高くなる。さらに、上記のように粘着テープ
6を巻回する必要があるため、作業が面倒であり、作業
効率も良好でない。
【0007】一方、上記実開昭63−93073号、実
開昭63−157163号、特開平4−33287号の
ように熱収縮や超音波溶着することによりシートやチュ
ーブでスプライス部を被覆する構造とした場合、シート
やチューブを加熱や超音波溶着するための特別な装置が
必要となるため、加工費が増加すると共に作業も面倒で
ある。また、熱収縮や超音波溶着を行ってもシートやチ
ューブと電線が十分に固着しないこともあり、この場
合、電線に引っ張り力が作用するとスプライス部がシー
トやチューブから抜け出るおそれがある。
【0008】さらに、実開平1−107877号のよう
に端子に戻り止め部を設けてスプライス部の抜けを防止
する場合、端子やキャップを特殊な形状とする必要があ
るため、コスト高となる原因となる。
【0009】本発明は、上記のような従来のスプライス
部を保護する構造における問題点を解決するためになさ
れたものであり、スプライス部保護キャップからのスプ
ライス部の抜け、脱落を防止すると共に、スプライス部
にスプライス部保護キャップを取付ける作業の簡易化
と、コストの低減を図ることを目的としてなされたもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、複
数の電線の端末の露出させた芯線どうしを互いに接続し
たスプライス部を被覆するスプライス部保護キャップで
あって、一端が閉鎖端、他端が開口端の筒状であって上
記スプライス部が収容されるキャップ本体と、該キャッ
プ本体の開口端側の端面から突出する可撓性を有する舌
状部と、上記舌状部の先端をキャップ本体の外周部に固
定する止め手段とを備えることを特徴とするスプライス
部保護キャップを提供するものである。
【0011】上記止め手段は、舌状部の先端に設けた止
め穴と、該止め穴に挿入する上記キャップ本体の外周部
に突設した止め突起とを備える構成とすることが好まし
い。(請求項2)
【0012】また、上記止め手段は、舌状部に複数並設
したロック突起と、上記キャップ本体側に設けたロック
片とを備える構成としてもよい。(請求項3)
【0013】上記キャップ本体の開口端側の端面から突
出する保護壁部を設けることが好ましい。(請求項4)
【0014】
【作用】請求項1のスプライス部保護キャップで、スプ
ライス部を被覆する場合には、まず、キャップ本体の開
口端からスプライス部を挿入した後、開口端から突出す
るスプライス部を構成する電線を2組に分ける。次に、
舌状部を曲げて、上記2組に分けた電線の間隙部分を通
してキャップ本体側に折り返し、止め手段により舌状部
の先端をキャップ本体に固定する。
【0015】止め手段を請求項2の構造とした場合に
は、舌状部の先端に設けた止め穴に、キャップ本体の外
周部に突設した止め突起を挿入することにより、舌状部
の先端をキャップ本体に固定する。
【0016】止め手段を請求項3の構造としてた場合に
は、舌状部に複数並設したロック突起をキャップ本体側
に設けたロック片に係止することにより、舌状部をキャ
ップ本体に固定する。
【0017】請求項4のように保護壁部を設けた場合に
は、上記キャップ本体の開口端から突出する電線に引き
裂き力が作用した場合、電線間の間隔の拡大が防止さ
れ、スプライス部が保護される。
【0018】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明
について詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例
に係るスプライス部保護キャップ11Aを示している。
このスプライス部保護キャップ11Aは、PVC、ナイ
ロン、ポリエチレン等の絶縁性材料から、キャップ本体
12、舌状部13及び止め手段14を備えている。な
お、上記スプライス部保護キャップ11Aを構成する絶
縁材料は、後述するように透明であることが好ましい
が、必ずしも透明である必要はない。
【0019】上記キャップ本体12は、ほぼ円筒状であ
って、一端を開口端12a、他端を半球状の閉鎖端12
bとしており、このキャップ本体12の内部12cに、
スプライス部17(図2に図示)が収容される。
【0020】上記舌状部13は、キャップ本体12と同
程度の長さの矩形帯状であって、上記キャップ本体12
の開口端12a側の端面からキャップ本体12の長さ方
向(軸線方向)に突出している。また、舌状部13の厚
さtは、舌状部13が可撓性を有し、作業者が手で簡単
に曲げることができる程度に設定されている。
【0021】上記止め手段14は、舌状部13に設けた
止め穴15と、キャップ本体12の外周に設けた止め突
起16からなる。上記止め穴15は、舌状部13を厚さ
方向に貫通する円形の穴であって、舌状部13の先端側
に設けられている。上記止め突起16は、上記キャップ
本体12の閉鎖端13b側の外周に突設しており、キッ
プ本体12から突出する軸状部16aと、この軸状部1
6aの先端に設けた半球状の大径部16bとを備えてい
る。上記軸状部16aの高さhは上記舌状部13の厚さ
tよりも大きく設定しており、また、軸状部16aの径
は上記止め穴15の径よりも小さく設定している。一
方、大径部16bの径は、上記止め穴15の径よりも大
きく設定している。
【0022】第1実施例の止め手段14では、舌状部1
3を屈曲させてキャップ本体12側に折り返し、止め突
起16の大径部16bを止め穴15に通過させて、止め
突起16の軸状部16aが止め穴15を貫通した状態と
すると、上記のように大径部16bの径を止め穴15の
径よりも大きく設定しているため、舌状部13の先端
が、キャップ本体12の外周に固定される。
【0023】次に、図2(A),(B),(C)に基づ
いて、第1実施例のスプライス部保護キャップ11Aを
スプライス部に被せる作業について説明する。なお、こ
の図2に示すように、スプライス部17は、4本の電線
18,19,20,21の端末で絶縁被覆18a,19
a,20a,21aを皮剥ぎして芯線18b,19b,
20b,21bを露出させ、この露出した芯線18b〜
21bを超音波溶着により互いに接続して構成してい
る。ただし、スプライス部17は、この超音波溶着によ
り形成されたものに限らず、露出した芯線を圧接端子で
互いに接続したものであってもよい。
【0024】まず、図2(A)中、矢印Aで示すよう
に、キャップ本体12の開口端12aからスプライス部
17を挿入し、スプライス部17がキャップ本体12の
内部12cに収容され、電線18a〜21aが開口端1
2aから外部に突出した状態とする。この際、スプライ
ス部保護キャップ12が透明であれば、スプライス部1
7が所望の位置に配置されていることを作業者は確実に
認識することができる。
【0025】次に、図2(B)に示すように、上記開口
端12aから突出する4本の電線18〜21を上記舌状
部13の部分で2組に分ける。(この図2(B)では、
電線20,21を図中左側、電線18,19を図中右側
に分けている。)
【0026】さらに、図2(B)中、矢印Bで示すよう
に、舌状部13を曲げて、その先端部分を上記2組に分
けた電線18,19と電線20,21の間隙Cを通し
て、キャップ本体12側に折り返す。次に、止め穴15
に止め突起16を挿入し、図2(C)に示すように、舌
状部13の先端側をキャップ本体12の外周に固定す
る。
【0027】上記のように舌状部13は2組に分けた電
線18〜21の間隙Cに位置させているため、舌状部1
3の先端をキャップ本体12の外周に固定することによ
り、スプライス部17は、キャップ本体12の内部12
cに固定、保持される。
【0028】すなわち、上記図2(C)の状態で、図中
矢印Dで示すように、電線18〜21を引っ張る力が作
用すると、上記電線18〜21を2組に分けた分岐部分
が舌状部13に係止される。そのため、このスプライス
部保護キャップ11Aであれば、スプライス部17を確
実にキャップ本体12の内部12cに保持することがで
きる。
【0029】このように第1実施例のスプライス部保護
キャップ11Aでは、スプライス部17のキャップ本体
12への挿入、収容及び舌状部13の先端のキャップ本
体12への固定という簡単な作業によりスプライス部1
7をキャップ本体12内に保持することができる。特
に、スプライス部を被覆する状態で保持するためには、
従来、粘着テープの巻き付け、超音波溶着、熱融着等の
面倒な作業を必要とするのに対し、第1実施例では上記
のような簡単な作業によりスプライス部17をキャップ
本体12内に保持することができるため、作業効率を改
善し、コストの低減を図ることができる。
【0030】また、上記のように、第1実施例のスプラ
イス部保護キャップ11Aを使用すれば、粘着テープ等
の別部品が不要であるため、この点でもコストの低減を
図ることができる。
【0031】次に、図3に示す本発明の第2実施例に係
るスプライス部保護キャップ11Bについて説明する。
このスプライス部保護キャップ11Bでは、キャップ本
体12の開口端12a側に、舌状部13を挟んで対向す
るように、一対の保護壁部24A,24Bを設けてい
る。この保護壁部24A,24Bは舌状部13と同様に
キャップ本体12の軸線方向に突出する矩形板状であ
る。第2実施例では、一対の保護壁部24A,24Bの
長さを等しく設定し、かつ、その長さを舌状部13の長
さよりも短く設定している。ただし、保護壁部24A,
24Bの長さを異ならせても良いし、また、舌状部13
の長さよりも長く設定してもよい。第2実施例のスプラ
イス部保護キャップ11Bのその他の構造は、上記第1
実施例と同一であるので、同一の要素には同一の符号を
付して、詳細な説明は省略する。
【0032】この第2実施例のスプライス部保護キャッ
プ11Bでは、図4に示すように、スプライス部17を
挿入、保持した状態で、矢印Eで示すように、2組に分
けた電線18,19と電線20,21を互いに引き離す
方向の力(引き裂き力)が作用した場合、電線20,2
1が保護壁部24Aに係止され、電線18,19が保護
壁部24Bに係止される。そのため、この第2実施例の
スプライス部保護キャップ11Bでは、上記引き裂き力
Eが作用した場合に、電線18,19と電線20,21
の間隔Cが拡大するのを防止することができ、電線18
〜20の端末の露出した芯線18b〜21bが切断され
ることがなく、引き裂き力Eがかかった場合にスプライ
ス部17を保護することができる。
【0033】図5及び図6は、本発明の第3実施例を示
している。この第3実施例のスプライス部保護キャップ
11Cでは、舌状部26は、キャップ本体12の開口端
12a側の端面から突出し、狭幅で可撓性に富む連結部
26aと、この連結部26aと連続する比較的広幅の締
付部26bとを備えている。この締付部26bには、図
5中下方側の面26cに複数のロック突起26dを長さ
方向に連続して並設している。
【0034】一方、上記キャップ本体12の外周部に
は、ロック部29を設けている。このロック部29は上
記舌状部26の締付部26bが挿入される矩形枠体であ
って、上方の壁部29aに一対のスリット29b,29
cを設けたロック片29dを形成している。ロック片2
9dの先端には、ロック用突部29eを設けている。
【0035】この第3実施例のスプライス部保護キャッ
プ11Cでスプライス部17(図5、図6には図示せ
ず。)を被覆する場合には、まず、上記第1実施例の場
合と同様に、スプライス部17をキャップ本体12の内
部12cに挿入した後、電線18〜21を2組に分け
る。次に、図5中矢印Bで示すように、舌状部26の連
結部26aを曲げて、締付部26bを上記ロック部29
内に挿入する。この際、上記締付部29のロック突起2
9と上記ロック片29dの先端に設けたロック用突部2
9eに係止され、舌状部26は締付状態で固定される。
上記のようにロック突起26dは締付部26bに複数並
設しているため、スプライス部17の電線18〜21の
太さ等に応じて舌状部26のロック部29への挿入量を
調節することにより適切な締付力でスプライス部17を
キャップ本体12内に保持することができる。
【0036】この第3実施例のスプライス部保護キャッ
プ11Cでは、舌状部26の締付部26bをロック部2
9内に挿入するという簡単な作業により、スプライス部
17をキャップ本体12内に保持することができ、ま
た、粘着テープ等の別部品が不要であるため、上記第1
実施例と第2実施例と同様に、スプライス部17を被覆
する作業を効率良く行うことができると共に、作業コス
トを低減することができる。
【0037】また、第3実施例のスプライス部保護キャ
ップ11Cでは、スプライス部17を構成する電線18
〜21に引っ張り力が作用した場合も、2組に分けた電
線18,19と電線20,21の分岐部分が舌状部26
に係止されるため、スプライス部17がキャップ本体1
2から抜け出ることがなく、スプライス部17をキャッ
プ部12で被覆した状態を確実に維持することができ
る。
【0038】第3実施例のその他の構造、作用は、上記
第1実施例と同様であるので、同一要素には同一の符号
を付して、説明は省略する。
【0039】図7は、本発明の第4実施例を示してい
る。この第4実施例に係るスプライス部保護キャップ1
1Dは、上記第3実施例のスプライス部保護キャップ1
1Cに一対の保護板24A,24Bを設けたものであ
る。この第4実施例のスプライス部保護キャップ11D
では、スプライス部17(図7には図示せず)を挿入、
保持した状態で、2組に分けた電線18,19と電線2
0,21に引き裂き力が作用した場合、2組に分けた電
線18,19と電線20,21は保護壁部24A,24
Bに係止されるため、電線18〜21の端末の露出した
芯線18b〜21bが切断されることがなく、スプライ
ス部17が保護される。
【0040】第4実施例のその他の構造及び作用は、上
記第3実施例と同様であるので、同一要素には同一符号
を付して、説明を省略する。
【0041】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、第1実施例、第
2実施例において、止め手段の構造を図中8(A),
(B),(C)に示すような構造としてもよい。
【0042】図8(A)では、止め突起31は軸状部3
1aの先端に楕円球状の大径部31bとを備えている。
また、この図8(A)では、舌状部13に設けた止め穴
32は、上記大径部31bが通過できる大きさの楕円穴
からなる第1部分32aと、この第1部分32aと連続
する狭幅の長穴からなる第2部分32bとを備えてい
る。
【0043】この図8(A)の構造を採用した場合、止
め突起31の大径部31bを止め穴32の上記第1部分
32aから突出させ、次に、舌状部13を矢印Fで示す
方向に引っ張ることにより、大径部31bを第2部分側
32bに移動させることにより、舌状部13の先端をキ
ャップ本体12側に固定する。
【0044】図8(B)では、舌状部13に複数の貫通
穴33A,33B,33C,33D,33E・・・を長
さ方向に連続して設け、スプライス部17の電線の太さ
や本数に応じて、舌状部13をキャップ本体12側に固
定する位置を調節できるようにしている。
【0045】図8(C)では、舌状部13側に止め突起
16を設け、キャップ本体12側に止め穴15を設けた
構造としている。
【0046】
【発明の効果】請求項1のスプライス部保護キャップ
は、キャップ本体の開口端側の端面から突出する可撓性
を有する舌状部と、この舌状部の先端をキャップ本体の
外周部に固定する止め手段とを備えており、キャップ本
体の開口端からスプライス部を挿入し、開口端から突出
するスプライス部を構成する電線を2組に分けた後、舌
状部を曲げて、2組に分けた電線の間隙部分を通してキ
ャップ本体側に折り返し、止め手段により舌状部の先端
をキャップ本体に固定することにより、スプライス部を
キャップ本体内に収容する。そのため、この請求項1の
スプライス部保護キャップでは、スプライス部を構成す
る電線に引っ張り力が作用した場合にも、スプライス部
が舌状部に係止されるため、キャップ本体がスプライス
部から脱落することがなく、スプライス部を被覆した状
態で確実に保持することができる。
【0047】また、請求項1のスプライス部保護キャッ
プでは、上記のようにキャップ本体にスプライス部を挿
入した後に、舌状部をキャップ本体に固定するという簡
単な作業により、スプライス部をキャップ本体内に保持
することができ、粘着テープ等の別部品や熱収縮、超音
波溶着等の複雑な作業が不要であるため、スプライス部
を被覆する作業を効率良く行うことができると共に、作
業コストを低減することができる。
【0048】請求項4のように、保護壁を設けた場合に
は、上記キャップ本体の開口端から突出する電線に引き
裂き力が作用した場合にも、電線間の間隔が拡大するの
を防止し、スプライス部を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るスプライス部保護
キャップを示す斜視図である。
【図2】 (A),(B),(C)はスプライス部への
取付作業を説明するための斜視図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係るスプライス部保護
キャップを示す斜視図である。
【図4】 第2実施例のスプライス部保護キャップでス
プライスを被覆した状態を示す平面図である。
【図5】 本発明の第3実施例に係るスプライス部保護
キャップを示す斜視図である。
【図6】 ロック部の構造を示す図5のVI−VI線での断
面図である。
【図7】 本発明の第4実施例に係るスプライス部保護
キャップを示す斜視図である。
【図8】 (A),(B),(C)は止め手段の変形例
を示す部分斜視図である。
【図9】 従来のスプライス部の保護構造の一例を示す
概略図である。
【符号の説明】
11A,11B,11C,11D スプライス部保護キ
ャップ 12 キャップ本体 13,26 舌状部 14 止め手段 15 止め穴 16 止め突起 26a 連結部 26b 締付部 26d ロック突起 29 ロック部 29d ロック片 29e ロック用突部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線の端末の露出させた芯線どう
    しを互いに接続したスプライス部を被覆するスプライス
    部保護キャップであって、 一端が閉鎖端、他端が開口端の筒状であって上記スプラ
    イス部が収容されるキャップ本体と、 該キャップ本体の開口端側の端面から突出する可撓性を
    有する舌状部と、 上記舌状部の先端をキャップ本体の外周部に固定する止
    め手段とを備えることを特徴とするスプライス部保護キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 上記止め手段は、舌状部の先端に設けた
    止め穴と、該止め穴に挿入する上記キャップ本体の外周
    部に突設した止め突起とを備えることを特徴とする請求
    項1に記載のスプライス部保護キャップ。
  3. 【請求項3】 上記止め手段は、舌状部に複数並設した
    ロック突起と、上記キャップ本体側に設けたロック片と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のスプライス
    部保護キャップ。
  4. 【請求項4】 上記キャップ本体の開口端側の端面から
    突出する保護壁部を備えることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれか1項に記載のスプライス部保護キ
    ャップ。
JP6265707A 1994-10-28 1994-10-28 スプライス部保護キャップ Pending JPH08130043A (ja)

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