JPH08130028A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH08130028A
JPH08130028A JP6266399A JP26639994A JPH08130028A JP H08130028 A JPH08130028 A JP H08130028A JP 6266399 A JP6266399 A JP 6266399A JP 26639994 A JP26639994 A JP 26639994A JP H08130028 A JPH08130028 A JP H08130028A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単位燃料電池の積層方向における温度の分布の
均一化が容易な固体高分子電解質型燃料電池を提供す
る。 【構成】固体高分子電解質型燃料電池(スタック)1
は、従来例に対し、単位燃料電池(単電池)6に替え
て、スタックのそれぞれの端部には単電池2A,2Bを
配設すると共に、エポキシ樹脂を用いた熱不良導体製で
ある電気絶縁板32,32Aと、エポキシ樹脂を用いた
熱不良導体製である配管接続体5を備えている。単電池
2A,2Bは、集電板91と接する側に、冷却用流体9
9の通流路が形成されていないセパレータを備えてい
る。電気絶縁板32には、セパレータに形成されている
冷却部と連通している4個の貫通穴が形成されている。
この内の互いに隣接する2個の貫通穴は、冷却用流体の
流路である溝によって互いに接続されており、残りの2
個の貫通穴と連通させて,配管接続体5が電気絶縁板3
2の端面部に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体高分子電解質型
燃料電池に係わり、単位燃料電池が持つ燃料電池セルの
温度の分布の,単位燃料電池の積層方向における均一化
が容易となるように改良されたその構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池として、これに使用される電解
質の種類により、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融
炭酸塩型,固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られ
ている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池は、分
子中にプロトン(水素イオン)交換基を有する高分子樹
脂膜を飽和に含水させると,低い抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能することを利用した燃料電池
である。
【0003】図14は、従来例の固体高分子電解質型燃
料電池が備える単位燃料電池を展開した状態で模式的に
示した要部の側面断面図であり、図15は、図14に示
した単位燃料電池を展開した状態で模式的に示した斜視
図であり、図16は、単位燃料電池が有するセパレータ
を図14におけるP矢方向から見た図である。図14〜
図16において、6は、燃料電池セル7と、その両主面
のそれぞれに対向させて配置されたセパレータ61,6
2とで構成された燃料電池の単位燃料電池(以降、単電
池と略称することがある。)である。燃料電池セル7
は、電解質層7Cと、燃料電極(アノード極でもあ
る。)7Aと、酸化剤電極(カソード極でもある。)7
Bとで構成され、直流電力を発生する。電解質層7Cと
しては、パ−フルオロスルホン酸樹脂膜(例えば、米国
のデュポン社製、商品名ナフィオン膜)が最近は良く知
られるようになってきている。このパ−フルオロスルホ
ン酸樹脂膜は、飽和に含水させることにより常温で20
〔Ω・cm〕以下の抵抗率を示して良好なプロトン導電
性電解質として機能する膜である。また、電解質層(以
降、PE膜と略称することがある。)7Cは、電極膜7
A,7Bの面方向の外形寸法よりも大きい面方向の外形
寸法を持つものであり、従って、電極膜7A,7Bの周
辺部には、PE膜7Cの端部との間にPE膜7Cの露出
面が存在することになる。
【0004】燃料電極7Aは、PE膜7Cの一方の主面
に密接されて積層されて、燃料ガス(例えば、水素ある
いは水素を高濃度に含んだガスである。)の供給を受け
る電極である。また,酸化剤電極7Bは、PE膜7Cの
他方の主面に密接されて積層されて、酸化剤ガス(例え
ば、空気である。)の供給を受ける電極である。燃料電
極7Aの外側面が,燃料電池セル7の一方の側面7aで
あり、酸化剤電極7Bの外側面が,燃料電池セル7の他
方の側面7bである。燃料電極7Aおよび酸化剤電極7
Bは、共に触媒活物質を含むそれぞれの触媒層と、この
触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガスと酸
化剤ガスを総称してこのように言うことが有る。)を供
給および排出するとともに,集電体としての機能を有す
る多孔質の電極基材とからなり、前記の触媒層をPE膜
7Cの両主面にホットプレスにより密着するのが一般で
ある。
【0005】PE膜7Cの露出面に形成されている貫通
穴71は、セパレータ61に設けられている貫通穴61
5A,616A、および、セパレータ62に設けられて
いる貫通穴625A,626Aに対向させて形成されて
おり、反応ガスの通流路の一部をなす穴である。同じく
PE膜7Cの露出面に形成されている貫通穴72は、セ
パレータ61に設けられている貫通穴613B,614
B,616B,617B、および、セパレータ62に設
けられている貫通穴623B,624B,626B,6
27Bに対向させて形成されており、冷却用流体99の
通流路の一部をなす穴である。
【0006】また、セパレータ61とセパレータ62
は、燃料電池セル7に反応ガスを供給すると共に、燃料
電池セル7で発生された直流電力の燃料電池セル7から
の取り出し、および、直流電力の発生に関連して燃料電
池セル7で発生した熱を燃料電池セル7から取り出す役
目を果たすものである。セパレータ61は、その側面6
1aを燃料電池セル7の側面7aに密接させて、また、
セパレータ62は、その側面62aを燃料電池セル7の
側面7bに密接させて、それぞれ燃料電池セル7を挟む
ようにして配設されている。セパレータ61,62は共
に、ガスを透過せず,しかも良好な熱伝導性と良好な電
気伝導性を備えた材料(例えば炭素板等である。)を用
いて製作されている。
【0007】セパレータ61,62には、燃料電池セル
7に反応ガスを供給する手段として、それぞれガス通流
用の溝が備えられている。すなわち、セパレータ61
は、燃料電池セル7の側面7aに接する側面61a側
に、燃料ガスを通流させると共に,未消費の水素を含む
燃料ガスを排出するための間隔を設けて複数個設けられ
た凹状の溝(ガス通流用の溝)611Aと、この溝61
1A間に介在する凸状の隔壁612Aとが、互いに交互
に形成されている。セパレータ62は、燃料電池セル7
の側面7bに接する側面62a側に、酸化剤ガスを通流
させると共に,未消費の酸素を含む酸化剤ガスを排出す
るための間隔を設けて複数個設けられた凹状の溝(ガス
通流用の溝)621Aと、この溝621A間に介在する
凸状の隔壁622Aとが、互いに交互に形成されてい
る。なお、凸状の隔壁612A,622Aの頂部は、そ
れぞれ、セパレータ61,62のそれぞれの側面61
a,62aと同一面になるように形成されている。
【0008】セパレータ62のそれぞれの溝621Aの
両端部は、これ等の溝621Aが互いに並列になって溝
624A,624Aに連通されている。この溝624
A,624Aの端部には、側面62aとは反対側となる
側面62bに開口する1対の貫通穴625A,625A
が形成されている。また、セパレータ62には、側面6
2aと側面62bとを結ぶ1対の貫通穴626A,62
6Aが、貫通穴625A,625Aと互いにたすき掛け
の位置関係となる部位に形成されている。溝621A、
溝624A、貫通穴625Aは、セパレータ62におけ
る酸化剤ガスを通流させるためのガス通流路を構成して
いる。
【0009】また、セパレータ61にも、貫通穴615
A,615Aと貫通穴616A,616Aが形成されて
いる。すなわち、セパレータ61のそれぞれの溝611
Aの両端部は、これ等の溝611Aが互いに並列になっ
て,セパレータ62の場合の溝624A,624Aと同
様形状の溝に連通されている。貫通穴615A,615
Aは、この溝(624Aと同様形状の溝である。)の端
部から、側面61aとは反対側となる側面61bに開口
されている。貫通穴616A,616Aは、側面61a
と側面61bとを結んで、図15(a)中に示すよう
に、1対の貫通穴615A,615Aとは互いにたすき
掛けの位置関係となる部位に形成されている。溝611
A、前記の溝(624Aと同様形状の溝である。)、貫
通穴615Aは、セパレータ61における燃料ガスを通
流させるためのガス通流路を構成している。
【0010】さらに、73は、前記したガス通流路中を
通流する反応ガスが、ガス通流路外に漏れ出るのを防止
する役目を負う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリ
ングである。)である。ガスシール体73は、それぞれ
のセパレータ61,62の溝611A,624Aと同様
形状の溝、および、溝621A,624Aが形成された
部位の周縁部に形成された凹形状の溝619,629中
に収納されて配置されている。なお、図示するのは省略
したが、セパレータ61が備える貫通穴615A,61
6Aの側面61bへのそれぞれの開口部と、616Aの
側面61aへのそれぞれの開口部を取り巻いて、また、
セパレータ62が備える貫通穴625A,626Aの側
面62bへのそれぞれの開口部と、626Aの側面62
aへのそれぞれの開口部を取り巻いて、反応ガスがこの
部位からガス通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負
う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリングであ
る。)を収納するための凹形状の溝が形成されている。
【0011】セパレータ61,62には、燃料電池セル
7で発生した熱を燃料電池セル7から取り出すための冷
却部として、冷却用流体を通流させる溝が備えられてい
る。すなわち、セパレータ62は、その側面62b側に
冷却用流体99を通流させる凹状の溝(冷却用流体通流
用の溝)621B,625Bが形成されている。溝62
1Bの両端部には、側面62bに開口する1対の貫通穴
623B,624Bが形成されており、溝625Bの両
端部には、側面62bに開口する1対の貫通穴626
B,627Bが形成されている。溝621B,貫通穴6
23B,624B、および、溝625B,貫通穴626
B,627Bは、セパレータ62における冷却用流体を
通流させる冷却部を構成している。また、セパレータ6
1には、セパレータ62と同様に、その側面61b側
に、冷却用流体99を通流させる凹状の溝(冷却用流体
通流用の溝)611B,615Bが形成されている。溝
611Bの両端部には、側面61bに開口する1対の貫
通穴613B,614Bが形成されており、溝615B
の両端部には、側面61bに開口する1対の貫通穴61
6B,617Bが形成されている。溝611B,貫通穴
613B,614B、および、溝615B,貫通穴61
6B,617Bは、セパレータ61における冷却用流体
を通流させる冷却部を構成している。
【0012】セパレータ61の側面61b,セパレータ
62の側面62bには、溝611B,615B、およ
び、621B,625Bを取り巻いて、凹形状の溝61
8B,628Bがそれぞれ形成されている。これ等の凹
形状の溝は、冷却用流体99が漏れ出るのを防止するた
めの、後記するシール体95を収納するためのものであ
る。なお、図示するのは省略したが、セパレータ61が
備える貫通穴613B,614B,616B,617B
の側面61aへのそれぞれの開口部を取り巻いて、ま
た、セパレータ62が備える貫通穴623B,624
B,626B,627Bの側面62aへのそれぞれの開
口部を取り巻いて、冷却用流体99がこの部位から冷却
部外に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製のシー
ル体(例えば、Oリングである。)を収納するための凹
形状の溝が形成されている。
【0013】1個の燃料電池セル7が発生する電圧は、
1〔V〕程度以下と低い値であるので、前記した構成を
持つ単電池6の複数個を、燃料電池セル7の発生電圧が
互いに直列接続されるように積層した単位燃料電池の積
層体として構成し、電圧を高めて実用に供されるのが一
般である。図17は、従来例の固体高分子電解質型燃料
電池を示す模式的に示した要部の構成図で,(a)はそ
の側面図であり、(b)はその上面図である。図18
は、図17中に示した固体高分子電解質型燃料電池に与
える冷却用流体の通流路を説明する説明図であり、図1
9は、配管接続体が装着される部位の図17中のR部に
おける側面断面図である。なお、図17〜図19中に
は、図14〜図16で付した符号については、代表的な
符号のみを記した。
【0014】図17〜図19において、9は、複数(図
17では、単電池6の個数が8個である場合を例示し
た。)の単電池6を積層して構成された、単電池6の積
層体を主体とした固体高分子電解質型燃料電池(以降、
スタックと略称することがある。)である。スタック9
は、単電池6の積層体の両端部に、単電池6で発生した
直流電力をスタック9から取り出すための,銅材等の導
電材製の集電板91,91と、単電池6、集電板91を
構造体から電気的に絶縁するための電気絶縁材製の電気
絶縁板92,92と、両電気絶縁板92の両外側面に配
設される鉄材等の金属製の加圧板93A,93Bとを順
次積層し、加圧板93A,93Bにその両外側面側から
複数の締付けボルト94により適度の加圧力を与えるよ
うにして構成されている。
【0015】互いに隣接する単電池6において、セパレ
ータ61に形成された貫通穴615Aとセパレータ62
に形成された貫通穴626Aとは、また、セパレータ6
1に形成された貫通穴616Aと、セパレータ62に形
成された貫通穴625Aとは、互いにその開口部位を合
致させて形成されている。また、集電板91,電気絶縁
板92,加圧板93Aの、セパレータ61が備えている
貫通穴615A,616Aと対向する部位には、それぞ
れ図示しない貫通穴が形成されている。また、集電板9
1,電気絶縁板92,加圧板93Bの、セパレータ62
が備えている貫通穴625A,626Aと対向する部位
にも、それぞれ図示しない貫通穴が形成されている。こ
れ等により、複数の単電池6を積層する際に、全部の単
電池6がそれぞれに持つ燃料ガス用のガス通流路および
酸化剤ガス用のガス通流路は、それぞれが互いに連通し
たガス通流路を形成する。
【0016】また、互いに隣接する単電池6において、
セパレータ61に形成された貫通穴613Bとセパレー
タ62に形成された貫通穴623Bとは、セパレータ6
1に形成された貫通穴614Bとセパレータ62に形成
された貫通穴624Bとは、セパレータ61に形成され
た貫通穴616Bとセパレータ62に形成された貫通穴
626Bとは、さらに、セパレータ61に形成された貫
通穴617Bとセパレータ62に形成された貫通穴62
7Bとは、互いにその開口部位を合致させて形成されて
いる。
【0017】また、集電板91,電気絶縁板92,加圧
板93Aの、セパレータ61が備えている貫通穴613
B,617Bと対向する部位には、図19中に貫通穴6
13Bに対する構成に代表させて示したように、それぞ
れ、貫通穴613Bと同形の貫通穴911,921およ
び931が形成されている。そうして、加圧板93Aの
スタック9の外側面となる側面には、それぞれの貫通穴
931に対向させて、冷却用流体99用の配管接続体9
8が装着されている。この配管接続体98は、一般に金
属製のものが使用されている。また、電気絶縁板92の
両側面の貫通穴921の開口部、および、加圧板93A
の配管接続体98が装着される側面の,貫通穴931の
開口部のそれぞれには、貫通穴921,931を取り巻
いて、凹形状の溝96が形成されている。それぞれの溝
96には、冷却用流体99がこれ等の部位から冷却部外
に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製のシール体
(例えば、Oリングである。)95が装着される。な
お、セパレータ61に形成されているそれぞれの溝61
8Bにも、シール体95が装着される。
【0018】さらに、集電板91,電気絶縁板92,加
圧板93Bの、セパレータ62が備えている貫通穴62
3B,627Bと対向する部位にも、集電板91,電気
絶縁板92,加圧板93Aの場合と同様に、貫通穴91
1,921,931および溝96が形成されている。ま
た、加圧板93Bのスタック9の外側面となる側面に
は、それぞれの貫通穴931に対向させて、冷却用流体
99用の配管接続体98が装着されている。それぞれの
溝96にはシール体95が、また、セパレータ62に形
成されているそれぞれの溝628Bにもシール体95が
装着される。
【0019】かくして、これ等により、複数の単電池6
を積層する際に、単電池6等がそれぞれに持つ冷却用流
体99の通流路は、図18中に示したようにして互いに
連通されて構成されることになる。すなわち、冷却用流
体99は、配管接続体98等を介して集電板91に隣接
する単電池6が持つ、セパレータ61に形成された溝6
11Bにまず流入する。そうして、貫通穴613B,6
23Bを介してそれぞれの単電池6が持つ溝611B,
621B中を分流して流れ、貫通穴614B,624B
等を介して、加圧板93Bに装着された配管接続体98
からスタック9の外部にいったん流れ出る。この流れ出
た冷却用流体99は、配管97中を流れて、加圧板93
Bに装着され,貫通穴627Bに連接されている配管接
続体98から、再びスタック9に流れ込む。この冷却用
流体99は、集電板91に隣接する単電池6が持つ、セ
パレータ62に形成された溝625Bにまず流入する。
そうして、貫通穴617B,627Bを介してそれぞれ
の単電池6が持つ溝615B,625B中を分流して流
れ、貫通穴616B,626B等を介して、加圧板93
Aに装着された配管接続体98からスタック9の外部に
排出される。
【0020】締付けボルト94は、加圧板93A,93
Bに跨がって装着される六角ボルト等であり、それぞれ
の締付けボルト94は、これ等と嵌め合わされる六角ナ
ット等と、安定した加圧力を与えるための皿ばね等と協
同して、単電池6をその積層方向に加圧する。この締付
けボルト94が単電池6を加圧する加圧力は、燃料電池
セル7の見掛けの表面積あたりで、5〔kg/cm2〕内外程
度であるのが一般である。
【0021】このように構成されたスタック9におい
て、反応ガスは、それぞれのセパレータ61,62に形
成されたガス通流用の溝611A,621A中を、図1
7(a)中に矢印で示したごとく、重力方向に対して上
側から,重力方向に対して下側に向かって流れる。しか
も、反応ガスは、複数個有る単電池6に関してはそれぞ
れ並列に供給されることになる。そうして、燃料電池セ
ル7に使用されているPE膜7Cは、前述したとうりに
飽和に含水させることにより良好なプロトン導電性電解
質として機能する膜であるので、反応ガスは、適度の値
の湿度状態に調整されてスタック9に供給されている。
【0022】ところで、単電池6が持つ燃料電池セル7
は、よく知られている固体高分子電解質型燃料電池の持
つ発電機能によって直流電力の発電を行う際に、発電す
る電力とほぼ同等量の損失が発生することは避けられな
いものである。この損失による熱を除去するためにスタ
ック9に供給されるのが、例えば、市水である冷却用流
体99である。単電池6では、この冷却用流体99が、
セパレータ61,62に形成された溝611B,621
B,615B,625B中を前述したように通流するこ
とで、燃料電池セル7は、セパレータ61,62を介し
て冷却される。燃料電池セル7は、これにより、50
〔℃〕から100〔℃〕程度の温度条件で運転されるの
が一般である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る固体高分子電解質型燃料電池においては、燃料電池セ
ル7が冷却用流体99により冷却され、固体高分子電解
質型燃料電池の運転にとって適温に保持されることで、
直流発電の機能を十分に発揮するのであるが、次記する
問題が有る。すなわち、従来技術による固体高分子電解
質型燃料電池9においては、それぞれの単位燃料電池6
が持つ燃料電池セル7の温度の、単位燃料電池6の積層
方向の分布が、積層方向の中央部で高く、かつ、積層方
向の端部で低いという事実が有ることである。高い温度
となった燃料電池セル7では、燃料電池セル7に使用さ
れているPE膜7Cは乾燥し、低い温度となった燃料電
池セル7に使用されている燃料電極7A,酸化剤電極7
Bでは、水の蒸発量が低減して、その表面に水分が凝結
する度合いが高くなる。
【0024】乾燥したPE膜7Cは、前述したPE膜が
持つ特有の性質によりその抵抗率値が増大する。PE膜
7Cの抵抗率値が増大すると、その結果、PE膜7Cの
電気抵抗値が増大するので、燃料電池セル7におけるジ
ュール損失が増大し、その発電効率は低下することにな
る。また、表面が水で覆われた燃料電極7A,酸化剤電
極7Bでは、この水が電極中に含浸して反応ガスの電極
中における拡散を阻害することで、その発電性能が低下
することになるのである。
【0025】これ等の固体高分子電解質型燃料電池9の
性能の低下をもたらす、単位燃料電池の積層方向におけ
る温度分布の不均一性は、スタック9の両端部には、集
電板91、電気絶縁板92、および、加圧板93A,9
2が装着されていることと、これ等を貫通して冷却用流
体99が通流していることに起因している。すなわち、
集電板91に用いられている銅材等の導電材は熱の良導
体でもある。また、電気絶縁板92に用いられているア
ルミナセラミックス等は良好な電気絶縁体であると共
に、比較的に良好な熱伝導体でもある。さらに、加圧板
93A,93Bは、機械的強度を考慮して鉄材等の金属
材が用いられるが、これ等の金属材も熱の良導体でもあ
る。これ等の熱良導体の存在は、この部位からの熱放散
量を増大させることになるので、スタック9の両端部の
温度が低下するのである。さらに、集電板91、電気絶
縁板92、および加圧板93A,93Bは、それぞれに
貫通穴911,921および931が形成されており、
これ等の貫通穴中には冷却用流体99が通流すること
で、この冷却用流体99によって直接冷却される。この
ために、スタック9の両端部の温度は更に低下するので
ある。そうして、冷却用流体99が通流する配管接続体
98が装着されている部分の加圧板93A,93Bにつ
いては、熱は配管接続体98を介する経路で放散される
ことも加わることで、特に、その部分の温度低下が著し
いものとなる。
【0026】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、単位燃料電池の積
層方向における温度の分布の均一化が容易な、固体高分
子電解質型燃料電池を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力
を発生するほぼ矩形状の燃料電池セル、燃料電池セルの
両主面のそれぞれに対向させて配置されて,燃料電池セ
ルに燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給するためのガス流
通溝が形成されているほぼ直方体状をなした1対のセパ
レータ、を有する単位燃料電池を複数個備え、これ等の
単位燃料電池は、単位燃料電池が,そのセパレータの反
ガス流通溝側を,互いに隣接する単位燃料電池が有する
セパレータの反ガス流通溝側に対向させて,隣接する単
位燃料電池と互いに積層された単位燃料電池の積層体を
なしており、この単位燃料電池の積層体の少なくとも両
端末に位置するセパレータの外側面に当接されたほぼ矩
形状で導電材製の集電板と、これ等の集電板の,少なく
とも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置する集電板
の外側面に当接され,ほぼ矩形状で電気絶縁材製の電気
絶縁板と、これ等の電気絶縁板の,少なくとも単位燃料
電池の積層体の両端末部に位置する電気絶縁板の外側面
に当接され,単位燃料電池の積層体,集電板,電気絶縁
板をこれ等の積層方向に加圧する加圧力を与える矩形状
の加圧板と、燃料電池セルで発生した熱を除去する冷却
用流体を供給する部位および排出する部位に設置された
冷却用流体用の配管接続体とを備え、セパレータは、燃
料電池セルの両主面と接する側の側面に複数個のガス通
流用溝を有すると共に、燃料電池セルの両主面と接する
側の側面に対する反対側の側面に燃料電池セルで発生し
た熱を除去する冷却用流体が通流する冷却部が形成され
ているものであり、燃料電池セルで発生した熱を除去す
る冷却用流体は、冷却用流体の供給側用の配管接続体を
介して単位燃料電池の積層体の外部から供給され,それ
ぞれの冷却部に対しては分岐されて互いに並列して通流
した後,冷却用流体の排出側用の配管接続体を介して単
位燃料電池の積層体の外部に排出されものである、固体
高分子電解質型燃料電池において、単位燃料電池の集積
体が有するセパレータに形成される冷却部,および/ま
たは冷却用流体用の配管接続体の装着部,および/また
は集電板,電気絶縁板は、単位燃料電池の集積体の両端
部における熱放散率が低減される構成とすること、また
は、 2)前記1項に記載の手段において、供給側用および排
出側用の全ての配管接続体は、単位燃料電池の集積体の
両端部の一方の端部側に設置する構成とすること、また
は、 3)前記1項または2項に記載の手段において、単位燃
料電池の集積体が有するセパレータに形成される冷却部
は、単位燃料電池の集積体の両端部を除くセパレータに
設置する構成とすること、または、 4)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、電気絶縁板は、熱の不良導体材を用いて構成する
こと、または、 5)前記4項に記載の手段において、配管接続体は、電
気絶縁板に装着する構成とすること、または、 6)前記4項または5項に記載の手段において、電気絶
縁板は、セパレータに形成されている冷却部に連通する
貫通穴の相互間を連通する冷却用流体の流路、および/
または、セパレータに形成されている冷却部に連通する
貫通穴と配管接続体との間を連通する冷却用流体の流路
を一体に形成してなる構成とすること、または、 7)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、電気絶縁板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の
内壁部に、少なくとも電気絶縁板の厚さにわたる長さを
持つ熱の不良導体材製のブッシュを備える構成とするこ
と、または、 8)前記1項から7項までのいずれかに記載の手段にお
いて、集電板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁
部に、少なくとも集電板の厚さにわたる長さを持つ熱の
不良導体材製のブッシュを備える構成とすること、また
は、 9)前記1項から8項までのいずれかに記載の手段にお
いて、加圧板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁
部に、少なくとも加圧板の厚さにわたる長さを持つ熱の
不良導体材製のブッシュを備える構成とすること、また
は、 10)前記1項から9項までのいずれかに記載の手段に
おいて、配管接続体は、熱の不良導体材を用いて構成す
ること、さらにまたは、 11)前記7項から10項までのいずれかに記載の手段
において、配管接続体とブッシュとは、冷却用流体用の
流路を連続させて,互いに一体に形成された構成とする
こと、により達成される。
【0028】
【作用】この発明においては、固体高分子電解質型燃料
電池において、 (1)単位燃料電池の集積体が有するセパレータに形成
される冷却部,および/または冷却用流体用の配管接続
体の装着部,および/または集電板,電気絶縁板は、例
えば、供給側用および排出側用の全ての配管接続体を、
単位燃料電池の集積体の両端部の一方の端部側に設置す
ることにより、単位燃料電池の集積体の両端部における
熱放散率が低減される構成とすることにより、全ての配
管接続体は、一方の端部側の加圧板に装着されることに
なる。これにより、他方の端部側に配設されている集電
板,電気絶縁板および加圧板には、冷却用流体が貫流し
ないことになり、冷却用流体により直接冷却されること
は解消される。このために、固体高分子電解質型燃料電
池の他方の端部に関しては熱放散率が低減されるので、
他方の端部側に接する単位燃料池が持つ燃料電池セル
は、その温度の低減度合が軽減されることになる。
【0029】(2)前記(1)項において、単位燃料電
池の集積体が有するセパレータに形成される冷却部を、
単位燃料電池の集積体の両端部を除くセパレータに設置
する構成とすることにより、固体高分子電解質型燃料電
池の両端部に配設された単位燃料電池が有する燃料電池
セルに関しては、その両主面のそれぞれに対向させて配
置されたセパレータの内、単位燃料電池の集積体の端部
側に位置するセパレータには冷却用流体が通流しないこ
とになる。この端部側に位置するセパレータは、従来例
においては、冷却用流体が通流する冷却部(例えば、冷
却用流体を通流させる溝である。)の冷却能と、セパレ
ータの反燃料電池セル側の側面に圧接されている集電板
からの熱伝導による熱放散とにより冷却されていた。し
かし、この発明の場合の端部側に位置するセパレータ
は、セパレータの反燃料電池セル側の側面に圧接されて
いる集電板からの熱伝導による熱放散のみにより冷却さ
れることになる。これにより、それぞれの端部側に接す
る単位燃料池が持つ燃料電池セルは、その温度の低減度
合が軽減されることになる。
【0030】(3)前記(1),(2)項において、電
気絶縁板を、熱の不良導体材を用いて構成とすることに
より、両端部に配設された単位燃料電池が有する端部側
に位置するセパレータから、その側面に圧接されている
集電板に伝導された熱流の、集電板以降の経路は、
(イ)「集電板→電気絶縁板→加圧板」の経路で主とし
て伝導により加圧板まで伝達される部分と、(ロ)集電
板→集電板の持つ貫通穴→冷却用流体、電気絶縁板→電
気絶縁板の持つ貫通穴→冷却用流体、等の経路で冷却用
流体に流入する部分に大別することができる。前記の
(イ)項による加圧板まで伝導により伝達される熱流に
関しては、この発明による構成とすることにより、電気
絶縁板中での熱抵抗値が増大することにより、熱流の量
が低減される。また、前記の(ロ)項による冷却用流体
に流入される熱流に関しては、この発明による構成とす
ることにより、電気絶縁板の持つ貫通穴から冷却用流体
に流入される熱流については、電気絶縁板中での熱抵抗
値が増大することにより、熱流の量が低減される。これ
により、それぞれの端部側に接する単位燃料池が持つ燃
料電池セルは、その温度の低減度合が軽減されることに
なる。
【0031】(4)前記(3)項において、配管接続体
を、電気絶縁板に装着する構成とすることにより、配管
接続体は、加圧板にではなく熱不良導体材製の電気絶縁
板に装着されることになる。従来例の金属製の加圧板に
装着されている配管接続体は、熱良導体である金属製で
あるがゆえに、冷却用流体と加圧板との間における熱の
授受を促進することになっていた。このために、課題を
解決するための手段の項の(4)項による構成とした場
合には、〔この作用の項においては、前記の(3)項が
これに関連している。〕加圧板は冷却用流体用の放熱体
として機能することになり、冷却用流体の温度を低減す
ることになる。この発明による構成とすることにより、
配管接続体を介して冷却用流体から放散される熱量は、
電気絶縁板が持つ大きい熱抵抗値によって低減される。
これにより、それぞれの端部側に接する単位燃料池が持
つ燃料電池セルは、その温度の低減度合が軽減されるこ
とになる。
【0032】(5)前記(3),(4)項において、電
気絶縁板を、セパレータに形成されている冷却部に連通
する貫通穴の相互間を連通する冷却用流体の流路、およ
び/または、セパレータに形成されている冷却部に連通
する貫通穴と配管接続体との間を連通する冷却用流体の
流路を一体に形成してなる構成とすることにより、例え
ば、セパレータに形成されている冷却部に連通するある
貫通穴から流れ出た冷却用流体を、セパレータに形成さ
れている冷却部に連通する別の貫通穴に流し込む場合
に、従来例の場合において行われていた、配管接続体を
介して互いに接続する必要性を無くすことが可能とな
る。これにより、前記(3),(4)項による作用を得
ながら、配管接続体の使用個数が低減され、さらには、
配管接続体相互間を接続する配管が不要となる。
【0033】(6)前記(1),(2)項において、電
気絶縁板を、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部
に、少なくとも電気絶縁板の厚さにわたる長さを持つ熱
の不良導体材製のブッシュを備える構成とすることによ
り、電気絶縁板と冷却用流体との間における熱の授受
は、熱不良導体材製のブッシュによりほぼ遮断されるこ
とになる。これにより、両端部に配設された単位燃料電
池が有する端部側に位置するセパレータから、その側面
に圧接されている集電板に伝導される熱流の内、前記
(3)項における(ロ)項による分の内の,電気絶縁板
の持つ貫通穴→冷却用流体の経路で冷却用流体に流入す
る熱流の量がほぼ零となる。この結果、端部側に接する
単位燃料池が持つ燃料電池セルは、その温度の低減度合
が軽減されることになる。
【0034】(7)前記(1)〜(6)項において、集
電板を、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部に、少
なくとも集電板の厚さにわたる長さを持つ熱の不良導体
材製のブッシュを備える構成とすることにより、集電板
と冷却用流体との間における熱の授受は、熱不良導体材
製のブッシュによりほぼ遮断されることになる。これに
より、両端部に配設された単位燃料電池が有する端部側
に位置するセパレータから、その側面に圧接されている
集電板に伝導される熱流の内、前記(3)項における
(ロ)項による分の内の,集電板の持つ貫通穴→冷却用
流体の経路で冷却用流体に流入する熱流の量がほぼ零と
なる。この結果、端部側に接する単位燃料池が持つ燃料
電池セルは、その温度の低減度合が軽減されることにな
る。
【0035】(8)前記(1)〜(7)項において、加
圧板を、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部に、少
なくとも加圧板の厚さにわたる長さを持つ熱の不良導体
材製のブッシュを備える構成とすることにより、加圧板
と冷却用流体との間における熱の授受は、熱不良導体材
製のブッシュによりほぼ遮断されることになる。従来例
の金属製の加圧板は、熱良導体であるがために、冷却用
流体を通流させる貫通穴において、冷却用流体との間に
おける熱の授受を促進することになっていた。このため
に、課題を解決するための手段の項の(4)項による構
成とした場合には、〔この作用の項においては、前記の
(3)項がこれに関連している。〕加圧板は冷却用流体
用の放熱体として機能することになり、冷却用流体の温
度を低減することになる。この発明による構成とするこ
とにより、加圧板を介して冷却用流体から放散される熱
量は、熱不良導体材製のブッシュが持つ大きい熱抵抗値
によって低減される。これにより、端部側に接する単位
燃料池が持つ燃料電池セルは、その温度の低減度合が軽
減されることになる。
【0036】(9)前記(1)〜(8)項において、配
管接続体を、熱の不良導体材を用いて構成することによ
り、前記(4)項中で説明したように、従来例の金属製
の加圧板に装着されている配管接続体は、冷却用流体と
加圧板との間における熱の授受を促進することになって
いた。このために、課題を解決するための手段の項の
(4)項による構成とした場合には、〔この作用の項に
おいては、前記の(3)項がこれに関連している。〕加
圧板は冷却用流体用の放熱体として機能することにな
り、冷却用流体の温度を低減することになる。この発明
による構成とすることにより、配管接続体を介して冷却
用流体から放散される熱量は、熱不良導体材製の配管接
続体が持つ大きい熱抵抗値によって低減される。これに
より、端部側に接する単位燃料池が持つ燃料電池セル
は、その温度の低減度合が軽減されることになる。
【0037】(10)前記(6)〜(9)項において、
配管接続体とブッシュとを、冷却用流体用の流路を連続
させて,互いに一体に形成された構成とすることによ
り、いずれも熱の不良導体材を用いている配管接続体と
ブッシュとは、一体に形成される。これにより、前記
(6)〜(8)項による作用を得ながら、配管接続体と
ブッシュの合計した部品点数が低減される。
【0038】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1;図5は、請求項1,7〜10に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
える配管接続体をこれに関連する部材と共に示す側面断
面図であり、従来例における図19に対応する部位の構
成を示す図面である。図5において、図19に示した従
来例による配管接続体およびこれに関連する部材と、同
一部分には同じ符号を付してその説明を省略する。図5
中に示した配管接続体が装着される部位の構造は、図1
9中に示した従来例の配管接続体が装着される部位の構
造に対して、冷却用流体99が通流する貫通穴に、エポ
キシ樹脂材等の熱不良導体材製のブッシュが装着されて
いることが相異している。
【0039】すなわち、集電板91に形成されている貫
通穴911の内壁側には、集電板91の厚さにわたる長
さを持つブッシュ41が装着されている。また、電気絶
縁板92に形成されている貫通穴921の内壁側には、
電気絶縁板92の厚さにわたる長さを持つブッシュ42
が装着されている。さらに、加圧板93Aに形成されて
いる貫通穴931の内壁側には、加圧板93Aの厚さに
わたる長さを持つブッシュ43が装着されている。な
お、加圧板93Bに形成されている貫通穴931の内壁
側にも、加圧板93Aの場合と同様に、加圧板93Bの
厚さにわたる長さを持つブッシュ43が装着される。さ
らに、図5においては、配管接続体5は、エポキシ樹脂
材等の熱不良導体材製であり、従来例の配管接続体98
と同様の構造・形状を備えている。
【0040】図5に示す実施例では前述の構成としたの
で、まず、配管接続体を介して冷却用流体99と加圧板
93A,93Bとの間で授受される熱量、および、配管
接続体と冷却用流体99との間で直接授受される熱量
は、配管接続体5が熱不良導体材製であり、その伝導熱
抵抗値が従来例の配管接続体98の場合と比較して格段
に大きいことのために低減される。また、貫通穴93
1,921,911中を通流する冷却用流体99と、加
圧板93A,93B、電気絶縁板92、集電板91との
間でそれぞれ授受される熱量は、熱不良導体材製である
ことにより,大きな伝導熱抵抗値を持つブッシュ43,
42,41が介在されることにより低減される。これ等
により、端部側に接する単位燃料池6等が持つ燃料電池
セル7は、その温度の低減度合が軽減されることにな
る。従って、単位燃料電池6等の積層方向における温度
分布を均一化することが可能になる。
【0041】実施例2;図6は、請求項1,4,5,
8,10に対応するこの発明の一実施例による固体高分
子電解質型燃料電池が備える配管接続体をこれに関連す
る部材と共に示す側面断面図であり、従来例における図
19に対応する部位の構成を示す図面である。図6にお
いて、図5に示した請求項1,7〜10に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
える配管接続体およびこれに関連する部材、および、図
19に示した従来例による配管接続体およびこれに関連
する部材と、同一部分には同じ符号を付してその説明を
省略する。なお、図6中には、図5,図19で付した符
号については、代表的な符号のみを記した。
【0042】図6中に示した配管接続体および配管接続
体が装着される部位の構造は、図5中に示したこの発明
の配管接続体およびこれに関連する部材に対して、加圧
板93Aの替わりに加圧板33Aを、電気絶縁板92の
替わりに電気絶縁板32Aを、また、配管接続体5の替
わりに従来例と同一の配管接続体98を用いるようにし
ている。
【0043】電気絶縁板32Aは、エポキシ樹脂材等の
熱不良導体材製であり、電気絶縁板92と同様の構造・
形状を備えている。電気絶縁板32Aが熱不良導体材製
であるので、その貫通穴921の内壁側に熱不良導体材
製のブッシュを装着する必要は無い。そうして、電気絶
縁板32Aが持つ貫通穴921は、集電板91に装着さ
れるブッシュ41の内径寸法,配管接続体98の冷却用
流体99に通流路の内径寸法等と同一の内径寸法にする
ことが、この部位においての冷却用流体99の流体損失
を低減するためには好ましいものである。また実施例2
の特徴的な構造の1つとして、配管接続体98は、電気
絶縁板32Aの加圧板が当接される側面に直接装着され
ている。また加圧板33Aは、加圧板93Aに対して、
配管接続体98を電気絶縁板32Aに直接装着すること
を可能とするための貫通穴331が形成されていること
が相異している。この貫通穴331の内側寸法は、配管
接続体98のフランジ部等を含むその装着部の外形寸法
に対して、空隙を持つ寸法としている。なお、この実施
例2の場合には、加圧板93Bに替えて、加圧板93A
に対して、配管接続体98を電気絶縁板33Aに直接装
着することを可能とするための貫通穴331が形成され
た加圧板33Bが使用される。
【0044】図6に示す実施例では前述の構成としたの
で、スタックの両端部に配設された単位燃料電池6等が
有する端部側に位置するセパレータ61等から、「集電
板→電気絶縁板→加圧板」の経路で熱伝導により加圧板
まで伝達される熱量は、電気絶縁板32Aが熱不良導体
材製であり、その伝導熱抵抗値が従来例の電気絶縁板9
2の場合と比較して格段に大きいことのために低減され
る。また、貫通穴921中を通流する冷却用流体99
と、電気絶縁板32Aとの間で授受される熱量は、電気
絶縁板32Aの全体が熱不良導体材製であり、実施例1
によるブッシュ42が持つ伝導熱抵抗値よりも大きな伝
導熱抵抗値を持つことにより、さらに低減される。
【0045】さらに、従来例において、配管接続体98
を介して冷却用流体99と加圧板との間で授受されてい
た熱量は、配管接続体98が熱不良導体材製の電気絶縁
板32Aに装着されることによって、加圧板33Aが関
わる熱流の存在自体が無くなることで、全く発生しない
ことになる。これ等により、端部側に接する単位燃料池
6等が持つ燃料電池セル7は、その温度の低減度合が軽
減されることになる。従って、単位燃料電池6等の積層
方向における温度分布を均一化することが可能になる。
【0046】実施例2における今までの説明では、用い
る配管接続体は、配管接続体98であるとしてきたが、
これに限定されるものではなく、例えば、配管接続体5
であってもよいものである。配管接続体98を用いた場
合の、配管接続体と冷却用流体99との間で直接授受さ
れる熱量が無視できない場合には、配管接続体5の使用
は有効である。
【0047】実施例3;図7は、請求項1,4,5,1
0,11に対応するこの発明の一実施例による固体高分
子電解質型燃料電池が備える配管接続体をこれに関連す
る部材と共に示す側面断面図であり、従来例における図
19に対応する部位の構成を示す図面である。図7にお
いて、図5に示した請求項1,7〜10に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
える配管接続体およびこれに関連する部材、図6に示し
た請求項1,4,5,8,10に対応するこの発明の一
実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備える配管
接続体およびこれに関連する部材、および、図19に示
した従来例による配管接続体およびこれに関連する部材
と、同一部分には同じ符号を付してその説明を省略す
る。なお、図7中には、図5,図19で付した符号につ
いては、代表的な符号のみを記した。
【0048】図7中に示した配管接続体および配管接続
体が装着される部位の構造は、図6中に示したこの発明
の配管接続体およびこれに関連する部材に対して、電気
絶縁板32Aの替わりに従来例と同一の電気絶縁板92
を、配管接続体98の替わりに配管接続体5Aを用いる
ようにしている。配管接続体5Aは、前記の実施例1に
おける配管接続体5と同様に、エポキシ樹脂材等の熱不
良導体材製である。配管接続体5Aの配管接続体5に対
する特徴的な構造は、電気絶縁板92、集電板91に形
成されている貫通穴921,911の合計厚さを、内側
から覆う長さを持つ筒状部51を一体に形成している。
筒状部51もエポキシ樹脂材等の熱不良導体材製であ
る。配管接続体5Aのスタックへの着脱を容易にするた
めには、筒状部51の外壁面と、貫通穴921,911
の内壁面との間に、間隙を設けることが好ましいもので
ある。この間隙に入り込んだ冷却用流体99を介して伝
達する熱量を低減するために、筒状部51の先端部51
aは、図7中に示したごとくに、セパレータ61に形成
された貫通穴613Bに入り込ませることが好ましいも
のである。また、筒状部51の外壁面と、貫通穴92
1,911等の内壁面との間隙に、熱の不良導体である
グリス状物質を充填することも、この間隙を介して伝達
する熱量を低減するために有効な場合があり得る。な
お、この実施例3の場合には、スタックの加圧板33B
が配設される側においても、配管接続体98の替わりに
配管接続体5Aが使用される。
【0049】図7に示す実施例では前述の構成としたの
で、従来例において,配管接続体を介して冷却用流体9
9と加圧板との間で授受されていた熱量は、配管接続体
5Aが電気絶縁板92に装着されることによって、加圧
板33A,33Bが関わる熱流の存在自体が無いことに
より、実施例2の場合と同様に、全く発生しないことに
なる。またこの実施例3の場合には、配管接続体5Aを
介して冷却用流体99と電気絶縁板92との間での熱の
授受の発生の可能性が有り得るのであるが、配管接続体
5Aが熱不良導体材製であり、その伝導熱抵抗値が従来
例の配管接続体98の場合と比較して格段に大きいこと
のために、その熱量は、問題にされる量にはなり得な
い。また、貫通穴921,911中を通流する冷却用流
体99と、電気絶縁板92、集電板91との間でそれぞ
れ授受される熱量は、熱不良導体材製であることによ
り,大きな伝導熱抵抗値を持つ筒状部51が介在される
ことにより低減される。これ等により、端部側に接する
単位燃料池6等が持つ燃料電池セル7は、その温度の低
減度合が軽減されることになる。従って、単位燃料電池
6等の積層方向における温度分布を均一化することが可
能になる。
【0050】ところで、配管接続体5Aが持つ筒状部5
1による前記の効果は、実施例1におけるブッシュ4
2,41の効果と同様であるが、この実施例3における
配管接続体5Aは1個の部品で済むので、実施例1の場
合と同様の効果を得ながら、部品点数が低減されること
になる。実施例3における今までの説明では、用いる電
気絶縁板は、電気絶縁板92であるとしてきたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、電気絶縁板32A
であってもよいものである。電気絶縁板92を用いた場
合の、電気絶縁板を介して伝導される熱量が無視できな
い場合には、電気絶縁板32Aの使用は有効である。
【0051】実施例4;図8は、請求項1,3〜5,7
〜11に対応するこの発明の一実施例による固体高分子
電解質型燃料電池を模式的に示した要部の構成図で,
(a)はその側面図であり、(b)はその上面図であ
る。図9は、図8中に示した一方の端部に配設される単
位燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の側面
断面図であり、図10は、図8中に示した他方の端部に
配設される単位燃料電池を展開した状態で模式的に示し
た要部の側面断面図である。図8〜図10において、図
4〜図7に示したこの発明による固体高分子電解質型燃
料電池が備える配管接続体およびこれに関連する部材、
図17に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電
池、図14,図15に示した従来例による単位燃料電池
等と、同一部分には同じ符号を付してその説明を省略す
る。なお、図8〜図10中には、図4〜図7,図14〜
図17で付した符号については、代表的な符号のみを記
した。
【0052】図8〜図10において、1Aは、図14〜
図16に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電
池9に対して、両端部のそれぞれに配設された単位燃料
電池6に替えて、一方の端部に単位燃料電池2Aを,ま
た他方の端部に単位燃料電池2Cを配設し、また、加圧
板93A,93B、電気絶縁板92に替えて、加圧板3
3A,33B、電気絶縁板32Aを用い、かつ、集電板
91にブッシュ41を装着するようにした固体高分子電
解質型燃料電池である。
【0053】単位燃料電池(以降、単電池と略称するこ
とがある。)2Aは、図14〜図16に示した従来例に
よる単電池6に対して、セパレータ62に替えてセパレ
ータ22Aを用いるようにした単電池である。セパレー
タ22Aは、セパレータ62に対して、凹状の溝(冷却
用流体通流用の溝)621B,625Bを形成しないこ
とが異なっている。ただしセパレータ22Aは、セパレ
ータ62と同様に、貫通穴623B,624B,626
B,627Bを備えている。また、単電池2Cは、図1
4〜図16に示した従来例による単電池6に対して、セ
パレータ61に替えてセパレータ21Cを用いるように
した単電池である。セパレータ21Cは、セパレータ6
1に対して、凹状の溝(冷却用流体通流用の溝)611
B,615Bを形成しないことが異なっている。ただし
セパレータ21Cは、セパレータ61と同様に、貫通穴
613B,614B,616B,617Bを備えてい
る。なお、それぞれの配管接続体98が装着される部位
の構成は、前記した実施例2における図6に示した構成
が用いられている。
【0054】図8〜図10に示す実施例では前述の構成
としたので、固体高分子電解質型燃料電池(以降、スタ
ックと略称することがある。)1Aにおいては、一方の
端部に配設された集電板91には、単電池2Aがセパレ
ータ22Aの側面62b側で圧接され、他方の端部に配
設された集電板91には、単電池2Cがセパレータ21
Cの側面61b側で圧接されることになる。セパレータ
22A,21Cのそれぞれの側面62b,61bの側に
は、冷却用流体通流用の溝が形成されていない。
【0055】このために、単電池2Aのセパレータ22
A、および、単電池2Cのセパレータ21Cの側は、冷
却用流体99による冷却は行われず、集電板91からの
熱伝導による熱放散のみにより冷却されることになる。
また、図6による配管接続体98の装着部位の構成によ
る、スタック1Aの端部からの熱放散量が低減され、集
電板91からの熱伝導による熱放散量が低減されること
が加わることになる。これ等により、単電池2A,2C
が持つ燃料電池セル7Cは、その温度の低減度合が軽減
されることになり、単電池2A,2Cと単電池6とから
なる全単電池の積層方向における温度分布を均一化する
ことが可能になる。
【0056】実施例5;図11は、請求項1〜5,7〜
11に対応するこの発明の一実施例による固体高分子電
解質型燃料電池を模式的に示した要部の構成図で,
(a)はその側面図であり、(b)はその上面図であ
る。図12は、図11中に示した他方の端部に配設され
る単位燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の
側面断面図であり、図13は、図11中に示した固体高
分子電解質型燃料電池に与える冷却用流体の通流路を説
明する説明図である。図11〜図13において、図4〜
図7に示したこの発明による固体高分子電解質型燃料電
池が備える配管接続体およびこれに関連する部材、図1
7に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電池、
図8〜図10に示したこの発明による固体高分子電解質
型燃料電池、図14,図15に示した従来例による単位
燃料電池等と、同一部分には同じ符号を付してその説明
を省略する。なお、図11〜図13中には、図4〜〜図
10,図14〜図18で付した符号については、代表的
な符号のみを記した。
【0057】図11〜図13において、1Bは、図8〜
図10に示したこの発明によるスタック1Aに対して、
他方の端部に配設された単電池2Cに替えて、単電池2
Bを用いると共に、加圧板33Aの替わりに従来例と同
一の加圧板93Aを用いるようにしたスタックである。
なお、スタック1Bにおける加圧板33B、一方の端部
に配設された集電板91,電気絶縁板32Aには、冷却
用流体99を通流させるための貫通穴931,911,
921は、それぞれ4個形成されている。また、スタッ
ク1Bで必要となる4個の配管接続体98は、スタック
1Bの一方の端部側にのみ装着されている。
【0058】単電池2Bは、図10に示した実施例4に
よる単電池2Cに対して、セパレータ21Cに替えてセ
パレータ21Bを用いるようにした単電池である。セパ
レータ21Bは、セパレータ21Cに対して、貫通穴6
13B,614B,616B,617Bを形成しないこ
とが異なっている。このために、セパレータ21Bと接
触し合う集電板91に形成される貫通穴911には、ブ
ッシュ41は装着される必要は無い。なお、セパレータ
21Bと接触し合う集電板91,この集電板91と接触
し合う加圧板93Aには、貫通穴911,931を必ず
しも形成される必要は無い。さらに、それぞれの配管接
続体98が装着される部位の構成は、実施例4の場合と
同様に、前記した実施例2における図6に示した構成が
用いられる。
【0059】図11〜図13に示す実施例では前述の構
成としたので、スタック1Bにおいては、他方の端部に
配設された集電板91には、単電池2Bがセパレータ2
1Bの側面61b側で圧接されることになる。セパレー
タ22Bには貫通穴613B,614B,616B,6
17Bが形成されていないので、他方の端部に配設され
た集電板91に貫通穴911が形成されていたとして
も、この貫通穴911には冷却用流体99は通流されな
い。こうしたことにより、冷却用流体99の通流経路
は、図13中に示したように形成されることになる。
【0060】このために、単電池2Bのセパレータ22
B側は、実施例4の場合と同様に、冷却用流体99によ
る冷却は行われず、しかも、他方の端部に配設された集
電板91等は、貫通穴911等が形成されていたとして
も、これ等貫通穴を介しての冷却用流体99との熱の授
受も行われることが無い。なお、実施例4における場合
と同様のスタックの端部からの熱放散量が低減される作
用・効果はこの実施例5の場合も存在している。これ等
により、単電池2A,2Bが持つ燃料電池セル7Cは、
その温度の低減度合が軽減されることになり、単電池2
A,2Bと単電池6とからなる全単電池の積層方向にお
ける温度分布を均一化することが可能になる。そうし
て、この温度分布を均一化を達成するのに当たり、他方
の端部における冷却用流体99に関する断熱構造を、例
えば、実施例4における加圧板33Aの替わりに、従来
例による加圧板93Aを用いる等、簡略化することも可
能となるのである。
【0061】実施例4,5における今までの説明では、
スタック1A,1Bが備える配管接続体,および,配管
接続体装着される部位の構成は、図6に示した構成が用
いられているとしてきたが、これに限定されるものでは
なく、例えば、図5,図7に示した構成であってもよい
ものである。 実施例6;図1は、請求項1〜11に対応するこの発明
の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池を模式的
に示した要部の構成図である側面図である。図2は、図
1中に示した固体高分子電解質型燃料電池に与える冷却
用流体の通流路を説明する説明図である。図3は、図1
中に示した一方の端部に配設される電気絶縁板を示した
要部の構成図で,(a)はその側面断面図であり、
(b)はその上面図である。図4は、配管接続体が装着
される部位の図1中のQ部における側面断面図である。
図1〜図4において、図4〜図7に示したこの発明によ
る固体高分子電解質型燃料電池が備える配管接続体およ
びこれに関連する部材、図17に示した従来例による固
体高分子電解質型燃料電池、図8〜図12に示したこの
発明による固体高分子電解質型燃料電池、図14,図1
5に示した従来例による単位燃料電池等と、同一部分に
は同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図1〜
図4中には、図4〜図12,図14〜図18で付した符
号については、代表的な符号のみを記した。
【0062】図1〜図4において、1は、図11〜図1
3に示したこの発明によるスタック1Bに対して、一方
の端部に配設された電気絶縁板32A,加圧板33Bに
替えて、電気絶縁板32を用いると共に、従来例と同一
の加圧板93Bを用い、しかも、配管接続体98に替え
て、配管接続体5を用いるようにしたスタックである。
【0063】電気絶縁板32は、図11中に示した一方
の端部に配設された電気絶縁板32Aと同様に4個の貫
通穴921が形成されている。これ等の貫通穴921の
内、セパレータ61が持つ、溝611B,615Bのそ
れぞれの相対する一方の端部に形成されている、例え
ば、貫通穴614Bと貫通穴617Bとに連通している
隣接し合う2個の貫通穴921に跨がって、両貫通穴9
21の相互間を連通する冷却用流体の流路となる溝32
1が形成されている。電気絶縁板32には、その1つの
端面32cに開口する貫通穴322が2個形成されてお
り、貫通穴322は、溝321が形成されていない残り
の2個の貫通穴921のそれぞれに連通されている。
【0064】溝321の開口部は、隣接する両貫通穴9
21の開口部と一体に、電気絶縁板32の一方の側面3
2a側で、塞ぎ板323によって、冷却用流体99が漏
れ出さないように塞がれている。また、貫通穴322に
連通されている貫通穴921の側面32a側の端部も、
塞ぎ板324によって、冷却用流体99が漏れ出さない
ように塞がれている。それぞれの貫通穴322の端面3
2cへの開口部を取り巻いて、凹形状の溝325が図4
中に示したように形成されている。
【0065】この電気絶縁板32は、スタック1におい
て、その側面32aを加圧板93Bに圧接され、その側
面32bを集電板91に圧接されて配設される。電気絶
縁板32の端面32cには、それぞれの貫通穴322の
部位に配管接続体5が装着されるが、その際に、溝32
5には、冷却用流体99がこの部位から冷却用流体の通
流路外に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製のシ
ール体(例えば、Oリングである。)11が装着され
る。
【0066】図1〜図4に示す実施例では前述の構成と
したので、スタック1においては、図2中に示したよう
に、一方の配管接続体5からスタック1に流入した冷却
用流体99は、セパレータに形成されている溝611
B,621B中を並列に分流した後にいったん合流し、
続いて、セパレータに形成されている溝615B,62
5B中を並列に分流して、他方の配管接続体5からスタ
ック1の外部に流出する。その際、実施例6における特
徴的な構成により、溝611B,621Bから溝615
B,625Bに移る冷却用流体99は、電気絶縁板32
内に形成されている溝321内を通流することとなる。
このため、従来例,実施例4,5に示したスタックの場
合に必要としていた、この部位の配管接続体を不要とす
ることができている。これにより、実施例1〜実施例5
による作用・効果を得ながら、配管接続体の使用個数が
低減され、さらには、配管接続体の相互間を接続する配
管を不要とすることができる。
【0067】実施例6における今までの説明では、用い
る配管接続体は、配管接続体5であるとしてきたが、こ
れに限定されるものではなく、配管接続体と冷却用流体
99との間で直接授受される熱量が無視できる場合に
は、例えば、従来例の配管接続体98であってもよいも
のである。また、実施例4〜実施例6における今までの
説明では、セパレータ61,62に形成された冷却用流
体99の通流路(溝611B,615B,621B,6
25Bである。)は、それぞれ2個であるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、冷却用流体99の
通流路の個数は、適宜の整数であってもよいものであ
る。
【0068】
【発明の効果】この発明においては、前記の課題を解決
するための手段の項で述べた構成とすることにより、次
記する効果を効果を奏する。すなわち、 固体高分子電解質型燃料電池の両端部に配設された単
位燃料電池から、集電板,配管接続体等を介して放散さ
れる熱量が低減されることで、これ等の単位燃料電池が
持つ燃料電池セルの温度の、他の単位燃料電池が持つ燃
料電池セルの温度との差異が低減される。これにより、
全単位燃料電池の積層方向における燃料電池セルの温度
分布が均一化される。この結果、固体高分子電解質型燃
料電池の発電効率を向上することが可能となる。また、 固体高分子電解質型燃料電池の両端部に配設された単
位燃料電池から、集電板側に配設されたセパレータ内を
通流する冷却用流体によって冷却される熱量が低減され
ることで、これ等の単位燃料電池が持つ燃料電池セルの
温度の、他の単位燃料電池が持つ燃料電池セルの温度と
の差異が低減される。これにより、全単位燃料電池の積
層方向における燃料電池セルの温度分布が均一化され
る。この結果、この方法によっても、固体高分子電解質
型燃料電池の発電効率を向上することが可能となる。ま
た、 供給側用および排出側用の全ての配管接続体を、固体
高分子電解質型燃料電池の一方の端部側に設置する構成
とすることにより、配管接続体が設置されていない側に
設置された単位燃料電池においては、全単位燃料電池の
積層方向における燃料電池セルの温度分布を均一化する
に際しての構成を簡易化することが可能となる。また、 電気絶縁板を、セパレータに形成されている冷却部に
連通する貫通穴の相互間を連通する冷却用流体の流路、
および/または、セパレータに形成されている冷却部に
連通する貫通穴と配管接続体との間を連通する冷却用流
体の流路を一体に形成してなる構成とすることにより、
配管接続体の使用個数が低減され、さらには、配管接続
体相互間を接続する配管が不要となることにより、前記
の効果を得ながら、固体高分子電解質型燃料電池の製造
原価を低減することが可能となる。
【0069】配管接続体とブッシュとを、冷却用流体
用の流路を連続させて,互いに一体に形成された構成と
することにより、配管接続体とブッシュの合計した部品
点数が低減される。これにより、前記の効果を得なが
ら、固体高分子電解質型燃料電池の製造原価を低減する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜11に対応するこの発明の一実施例
による固体高分子電解質型燃料電池を模式的に示した要
部の構成図である側面図
【図2】図1中に示した固体高分子電解質型燃料電池に
与える冷却用流体の通流路を説明する説明図
【図3】図1中に示した一方の端部に配設される電気絶
縁板を示した要部の構成図で,(a)はその側面断面
図、(b)はその上面図
【図4】図1中のQ部における側面断面図
【図5】請求項1,7〜10に対応するこの発明の一実
施例による固体高分子電解質型燃料電池が備える配管接
続体をこれに関連する部材と共に示す側面断面図
【図6】請求項1,4,5,8,10に対応するこの発
明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備え
る配管接続体をこれに関連する部材と共に示す側面断面
【図7】請求項1,4,5,10,11に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
える配管接続体をこれに関連する部材と共に示す側面断
面図
【図8】請求項1,3〜5,7〜11に対応するこの発
明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池を模式
的に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、
(b)はその上面図
【図9】図8中に示した一方の端部に配設される単位燃
料電池を展開した状態で模式的に示した要部の側面断面
【図10】図8中に示した他方の端部に配設される単位
燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の側面断
面図
【図11】請求項1〜5,7〜11に対応するこの発明
の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池を模式的
に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、(b)
はその上面図
【図12】図11中に示した他方の端部に配設される単
位燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の側面
断面図
【図13】図11中に示した固体高分子電解質型燃料電
池に与える冷却用流体の通流路を説明する説明図
【図14】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備え
る単位燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の
側面断面図
【図15】図14に示した単位燃料電池を展開した状態
で模式的に示した斜視図
【図16】単位燃料電池が有するセパレータを図14に
おけるP矢方向から見た図
【図17】従来例の固体高分子電解質型燃料電池を示す
模式的に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、
(b)はその上面図
【図18】図17中に示した固体高分子電解質型燃料電
池に与える冷却用流体の通流路を説明する説明図
【図19】図17中のR部における側面断面図
【符号の説明】
1 固体高分子電解質型燃料電池(スタック) 2A 単電池 2B 単電池 32 電気絶縁板 32A 電気絶縁板 5 配管接続体 6 単位燃料電池(単電池) 99 冷却用流体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて
    直流電力を発生するほぼ矩形状の燃料電池セル、燃料電
    池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されて,燃
    料電池セルに燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給するため
    のガス流通溝が形成されているほぼ直方体状をなした1
    対のセパレータ、を有する単位燃料電池を複数個備え、
    これ等の単位燃料電池は、単位燃料電池が,そのセパレ
    ータの反ガス流通溝側を,互いに隣接する単位燃料電池
    が有するセパレータの反ガス流通溝側に対向させて,隣
    接する単位燃料電池と互いに積層された単位燃料電池の
    積層体をなしており、この単位燃料電池の積層体の少な
    くとも両端末に位置するセパレータの外側面に当接され
    たほぼ矩形状で導電材製の集電板と、これ等の集電板
    の,少なくとも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置
    する集電板の外側面に当接され,ほぼ矩形状で電気絶縁
    材製の電気絶縁板と、これ等の電気絶縁板の,少なくと
    も単位燃料電池の積層体の両端末部に位置する電気絶縁
    板の外側面に当接され,単位燃料電池の積層体,集電
    板,電気絶縁板をこれ等の積層方向に加圧する加圧力を
    与える矩形状の加圧板と、燃料電池セルで発生した熱を
    除去する冷却用流体を供給する部位および排出する部位
    に設置された冷却用流体用の配管接続体とを備え、セパ
    レータは、燃料電池セルの両主面と接する側の側面に複
    数個のガス通流用溝を有すると共に、燃料電池セルの両
    主面と接する側の側面に対する反対側の側面に燃料電池
    セルで発生した熱を除去する冷却用流体が通流する冷却
    部が形成されているものであり、燃料電池セルで発生し
    た熱を除去する冷却用流体は、冷却用流体の供給側用の
    配管接続体を介して単位燃料電池の積層体の外部から供
    給され,それぞれの冷却部に対しては分岐されて互いに
    並列して通流した後,冷却用流体の排出側用の配管接続
    体を介して単位燃料電池の積層体の外部に排出されもの
    である、固体高分子電解質型燃料電池において、 単位燃料電池の集積体が有するセパレータに形成される
    冷却部,および/または冷却用流体用の配管接続体の装
    着部,および/または集電板,電気絶縁板は、単位燃料
    電池の集積体の両端部における熱放散率が低減される構
    成を備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
    池。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、 供給側用および排出側用の全ての配管接続体は、単位燃
    料電池の集積体の両端部の一方の端部側に設置するもの
    であることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の固体高分子電解
    質型燃料電池において、 単位燃料電池の集積体が有するセパレータに形成される
    冷却部は、単位燃料電池の集積体の両端部を除くセパレ
    ータに設置するものであることを特徴とする固体高分子
    電解質型燃料電池。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかに記載の固
    体高分子電解質型燃料電池において、 電気絶縁板は、熱の不良導体材を用いて構成されたもの
    であることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、 配管接続体は、電気絶縁板に装着するように構成したも
    のであることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
    池。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の固体高分子電解
    質型燃料電池において、 電気絶縁板は、セパレータに形成されている冷却部に連
    通する貫通穴の相互間を連通する冷却用流体の流路、お
    よび/または、セパレータに形成されている冷却部に連
    通する貫通穴と配管接続体との間を連通する冷却用流体
    の流路を一体に形成してなることを特徴とする固体高分
    子電解質型燃料電池。
  7. 【請求項7】請求項1から3までのいずれかに記載の固
    体高分子電解質型燃料電池において、 電気絶縁板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部
    に、少なくとも電気絶縁板の厚さにわたる長さを持つ熱
    の不良導体材製のブッシュを備えることを特徴とする固
    体高分子電解質型燃料電池。
  8. 【請求項8】請求項1から7までのいずれかに記載の固
    体高分子電解質型燃料電池において、 集電板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部に、
    少なくとも集電板の厚さにわたる長さを持つ熱の不良導
    体材製のブッシュを備えることを特徴とする固体高分子
    電解質型燃料電池。
  9. 【請求項9】請求項1から8までのいずれかに記載の固
    体高分子電解質型燃料電池において、 加圧板は、冷却用流体を通流させる貫通穴の内壁部に、
    少なくとも加圧板の厚さにわたる長さを持つ熱の不良導
    体材製のブッシュを備えることを特徴とする固体高分子
    電解質型燃料電池。
  10. 【請求項10】請求項1から9までのいずれかに記載の
    固体高分子電解質型燃料電池において、 配管接続体は、熱の不良導体材を用いて構成されたもの
    であることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  11. 【請求項11】請求項7から10までのいずれかに記載
    の固体高分子電解質型燃料電池において、 配管接続体とブッシュとは、冷却用流体用の流路を連続
    させて,互いに一体に形成されたものであることを特徴
    とする固体高分子電解質型燃料電池。
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