JP2007294330A - 熱の利用効率が高い燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックからの放熱を低減する燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池は水素分離膜電池などの高温型燃料電池である。燃料電池は、セルスタックを挟持する2つエンドプレート210を備えている。第1のエンドプレート210において燃料電池は、燃料電池100に供給及び排出される各流体用の配管123と接続している。第1のエンドプレート210と各配管との間の接続部全てにエンドプレート用断熱材Adeをそれぞれ設ける。また各配管123の第1のエンドプレート210から露出した部位の表面を覆うように配管用断熱材Adpを設ける。この構成によって、エンドプレート210を通じて燃料電池の外部へ放熱する熱量を低減する。
【選択図】図4

Description

この発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は、その使用に際し、しばしば起動と停止が繰り返し行われる場合がある。そのような使用態様においては、燃料電池の放熱量が多ければ、燃料電池の運転停止後に燃料電池本体の温度は著しく低下してしまうおそれがある。すると再起同時に燃料電池の作動温度に達するまでの昇温に必要なエネルギー量が増加し、燃料電池の発電効率が悪化する可能性があった。また、運転温度が高い燃料電池においては、連続運転をする場合であっても、燃料電池からの放熱量が多ければ、発電効率の低下を招き燃費の悪化につながる可能性があった。そうした燃料電池の放熱量を低減し保温性を向上するために、燃料電池を構成する単セルに放熱を防ぐ機能を持たせた種々の燃料電池が提案されている(特許文献1等)。
特開2004−152502 特開2005−19223 特開2004−146337
ところで、燃料電池は、上記単セルを積層したスタック構造を有するものが普通であり、積層されたセルスタックはさらにエンドプレートで挟持されている。エンドプレートは、スタック構造を締結する荷重に耐えうるような金属などで構成されており、放熱性が高い場合がある。そのため、エンドプレートから多くの熱が放熱してしまう可能性のあることが、本発明の発明者によって見出された。しかし、そのような問題に対してこれまで充分な工夫がなされていなかった。
本発明は、燃料電池スタックからの放熱を低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料電池であって、マニホールド孔を有する単セルを積層したセルスタックと、前記セルスタックを両側から挟持するエンドプレートと、前記エンドプレートを介して前記マニホールド孔と接続する流体用配管とを備え、前記流体用配管と前記エンドプレートとの間に断熱材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、エンドプレートを通じて流体用配管へ伝導する熱量を低減でき、かつ流体用配管から外部へ伝導するの熱量を低減できる。これによって燃料電池自体の放熱性を低減し、燃料電池の発電効率が向上することができる。
前記エンドプレートと、前記断熱材とは別部材で構成されており、前記断熱材の断熱性は、前記エンドプレートの断熱性より高く、前記エンドプレートは、前記断熱材よりも剛性が高いことを特徴とするものとしても良い。
この構成によれば、エンドプレートの剛性を確保しつつ、エンドプレートを通じて流体用配管へ伝導する熱量をさらに低減できる。
前記流体用配管は、前記セルスタックに供給ガスを供給する第1のガス配管と、前記セルスタックからの排気ガスを排出する第2のガス配管とを含み、前記第1と第2のガス配管を通過する供給ガス及び排気ガスの温度は、前記エンドプレートの温度よりも高いことを特徴とするものとしても良い。
この構成によれば、流体配管を通過する供給ガス及び排気ガスの熱がエンドプレートへ伝導する可能性を断熱材によって低減できる。
前記断熱材は、弾性部材又は防震材によって構成されていることを特徴とするものとしても良い。
この構成によれば、振動などによって流体用配管とエンドプレートとがその接続部位において損傷する可能性を低減できる。
前記単セルは、水素透過膜が設けられたアノード電極層を有していることを特徴とするものとしても良い。
この構成によれば、水素分離膜電池において、その放熱性を低減できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、エンドプレートを備えた燃料電池スタック、その燃料電池スタックを使用した燃料電池システム、その燃料電池を搭載した車両等の形態で実現することができる。
A.実施例:
図1は本発明の一実施例としての燃料電池システムの構成を示すブロック図である。この燃料電池システムは、燃料電池100と、改質器110とを備えている。燃料電池100は、アノード電極層に水素分離膜をもちいる水素分離膜電池(Hydrogen Membrane Fuel Cell)である。燃料電池100は、改質器110の改質反応によって得た水素と供給された酸素の電気化学反応によって発電する。改質器110としては、例えば、改質原料としてガソリンを用いるガソリン改質器を利用することができる。
燃料電池100は、アノード電極層Anとカソード電極層Ctと冷却部CSとで構成さる。カソード電極層Ctは、酸化ガスである空気を供給する空気供給ポンプ102と、空気供給配管103を介して接続されている。冷却部CSは、冷媒である空気(冷媒空気)を供給する冷媒空気供給ポンプ104と、冷媒空気供給配管105を介して接続されている。アノード電極層Anは、改質器110の改質部112と改質ガス供給配管120を介して接続されている。
改質器110は、改質部112と加熱部114とを備えている。改質部112と加熱部114には図示しない触媒が担持されている。改質部112には、改質原料タンク130からガソリンが、改質原料供給ポンプ132を介して供給される。また、改質部112には、燃料電池100のカソード電極層Ctから排出されたカソードオフガスが、カソードオフガス配管121を介して供給される。加熱部114には、燃料電池100のアノード電極層Anからアノードオフガスが、アノードオフガス配管123を介して供給される。さらに加熱部114には、燃料電池100の冷却部CSにおいて熱を帯びて排出された冷媒空気が、冷媒空気排出配管125を介して供給される。
カソードオフガスには、燃料電池100において反応に供されることのなかった酸素と、反応によって生成した水などが含まれている。改質部112は、カソードオフガスと改質原料タンク130から供給されたガソリンとの水蒸気改質反応によって改質ガスを生成する。改質ガスは、水素とそれ以外の成分(例えば一酸化炭素)を含む水素リッチなガスである。なお、この水蒸気改質反応は吸熱反応である。
アノードオフガスには、燃料電池100において反応に供されることのなかった水素と、種々の炭化水素(例えば、HC)等が含まれている。加熱部114は、アノードオフガスに含まれる上記の成分を、燃料電池100からの排出冷媒である空気に含まれる酸素によって燃焼し、熱を発生する。この発生した熱によって加熱部114は改質部112を加熱し、改質部112における改質反応を促進する。
図2(A)は、燃料電池100の概観を示す斜視図である。燃料電池100は、図2(B)に示す単セル200を積層したスタック構造を有する。単セル200を積層したセルスタック201は、その積層方向に第1のエンドプレート210と第2のエンドプレート211によって挟持される。2つのエンドプレート210、211は、締結具215によって締結され、セルスタック201に押圧力を加えてセルスタック201を保持している。
燃料電池100には、流体流路となる複数のマニホールド孔Mnが積層方向に貫通するように形成されている。従って単セル200にもマニホールド孔Mnが形成されている。マニホールド孔Mnはそれぞれ、水素と酸素及び冷媒空気の供給及び排出を担っている。第一のエンドプレート210に形成されたマニホールド孔Mnは、改質器110などの燃料電池システム内の各構成部と各配管を介して接続されている(図1参照)。
なお、2つエンドプレート210、211は、締結荷重を支持するために剛性(曲げ強度)の高い部材で構成されることが好ましい。特に、第1のエンドプレート210は、各配管と接続するため、腐食に強い部材で構成されることが好ましく、例えばステンレス鋼やチタン等で構成されるものとしても良い。
図3は、図2(B)に示す3−3切断における単セル200の断面図である。単セル200は、電解質膜30をアノード電極層Anとカソード電極層Ctで挟持した膜電極接合体300を有している。電解質膜30はプロトン伝導性を有する電解質である。
アノード電極層Anは、水素透過膜31と、水素透過膜31を補強する補強板材33と、アノードガス流路層35aを有している。水素透過膜31は、パラジウム(Pd)で形成され、アノード電極層Anに供給された改質ガスから水素を選択的に透過させる。また、水素透過膜31は、電解質膜30と接するように配置され、電極としても機能する。
アノードガス流路層35aは、セパレータ37と接するように配置されている。アノードガス流路層35aは、供給された改質ガスを水素透過膜31に供給するためのものである。
補強板材33は、水素透過膜31を補強するためのものであり、水素透過膜31とアノードガス流路層35aとで挟持されている。補強板材33には、改質ガスが水素透過膜31へ流入するための複数の流入孔33Hが設けられている。補強板材33は、例えばステンレス鋼で構成される。
カソード電極層Ctは、カソード電極板34とカソードガス流路層35cとを有している。カソード電極板34は、電解質膜30に接するように配置され、電極として機能する。カソード電極板34は、パラジウムなどで構成される。また、カソード電極層Ctには、例えば白金(Pt)などの触媒が担持されている。
カソードガス流路層35cはセパレータ37と接するように配置されている。カソードガス流路層35cは、供給された空気中の酸素をカソード電極板34へと供給するためのものである。
膜電極接合体300の外周縁にはガスケット36が成形されている。ガスケット36は、流体が燃料電池の外部へ漏洩するのを防止し、単セルに供給される流体の流路を形成するために設けられている。ガスケット36は絶縁層などを設けた多層構造のものとしても良く、高温(300℃〜600℃)に耐えうるような材質であることが好ましい。
膜電極接合体300及びガスケット36はセパレータ37によって挟持されており、マニホールド孔Mnが、セパレータ37とガスケット36を貫通するように形成されている。
セパレータ37は複数の薄い金属板によって構成されており、金属板同士の接触面に溝を設けて冷媒空気の流路38を形成している。冷媒空気は、マニホールド孔Mnからセパレータ37の冷媒流路38へ流入し、単セル200を冷却した後、冷媒空気排出用のマニホールド孔Mnへと排出される。このように、セパレータ37には冷却部CSとしての機能がある。なお、冷媒流路38は、2つの電極層An、Ctを均一に冷却できるように設けられていることが好ましい。
マニホールド孔Mnから供給された改質ガス及び酸素は、セパレータ37の図示しない流路によりそれぞれアノードガス流路層35a及びカソードガス流路層35cへと供給される。水素と酸素の電気化学反応により発電した後、反応に供されることのなかったアノードオフガス及びカソードオフガスは、アノードガス流路層35a及びカソードガス流路層35cから図示しない流路によりセパレータ37のそれぞれの排出用のマニホールド孔Mnへと排出される。なお、セパレータ37には導電性があり、発電した電気を集電する機能も有する。
図4は、図2(A)に示す燃料電池100の4−4切断における断面図を示している。セルスタック201は、2つのエンドプレート210、211によって挟持されており、セルスタック201と第1のエンドプレート210との間には断熱性と電気絶縁性とを有するガスケット42が設けられている。ガスケット42は、単セル200のガスケット36と同様に周状に形成されており、マニホールド孔Mnが設けられている。また、セルスタック201と第2のエンドプレート211との間には断熱性と電気絶縁性を有したインシュレータ44が設けられている。
ガスケット42とインシュレータ44により、2つのエンドプレート210、211とセルスタック201との間の断熱性が向上している。また、ガスケット42を設けたことにより、セルスタック201と第1のエンドプレート210との間にはガスケット42に囲まれた空間45が生じる。この空間45により、さらにセルスタック201と第1のエンドプレート210との間の断熱性が向上し、燃料電池100からの放熱の可能性を低減している。
なお、ガスケット42とインシュレータ44は電気絶縁性を有しているので、2つのエンドプレート210、211にセルスタック201から電気が漏洩する可能性も低減しており、発電効率の低下の可能性も低減している。
図5は、図4に示す燃料電池100の断面の一部位5を拡大した図を示している。第1のエンドプレート210には、アノードオフガス配管123と接続する部位にエンドプレート用断熱材Adeがアノードオフガス配管123の表面を覆うように形成されている。
エンドプレート用断熱材Adeは、ガスケット42と接する側の外周に凸部51を有しており、この凸部51によって、2つのエンドプレート210、211に締結加重が加えられた際に、エンドプレート用断熱材Adeが第1のエンドプレート210から脱落することを防ぐことができる。なお、エンドプレート用断熱材Adeは、接着剤によって第1のエンドプレート210に固定されるものとしても良い。
アノードオフガス配管123の先端にはねじ山を設けた雄ねじ部Scmが設けられており、エンドプレート用断熱材Adeにも雄ねじ部Scmに対応するねじ溝である雌ねじ部Scfが設けられている。雄ねじ部Scmと、雌ねじ部Scfによって、アノードオフガス配管123とエンドプレート用断熱材Adeとが互いに連結される。なお、エンドプレート用断熱材Adeは第1のエンドプレート210に接続する全ての配管103、105、120、121、123、125(図1)との接続部位に対してそれぞれ設けられている。
図5に示すように、アノードオフガス配管123の第1のエンドプレート210から露出している部位には、配管用断熱材Adpがアノードオフガス配管123の表面を覆うように形成されている。配管用断熱材Adpは、第1のエンドプレート210に接続する全ての配管103、105、120、121、123、125に対してそれぞれ設けられている。
エンドプレート用断熱材Adeは、第1のエンドプレート210より断熱性の高い部材で構成されることが好ましい。そうすると、各配管と第1のエンドプレート210との間の熱伝導量を、エンドプレート用断熱材Adeによって低減できる。
仮に、エンドプレート用断熱材Adeを設けず、各配管と第1のエンドプレート210とを直接接続した場合、各配管を通る高温ガスの熱が第1のエンドプレート210へと伝導し、第1のエンドプレート210から外部へと放熱する。この放熱は、各配管を通過する供給ガス及び排出ガスの温度が第1のエンドプレート210より高温となる高温型燃料電池において顕著であり、特に高温ガスを直接改質器から燃料電池へと供給する水素分離膜電池を用いた燃料電池システムにおいて顕著であると言える。
また、燃料電池は、起動と停止をしばしば行う動作環境においては、燃料電池の放熱性が高ければ、その停止時に放熱してしまい、再起動する際、その作動温度に達するのに時間がかかり、昇温に必要なエネルギー量が増加する場合がある。また連続稼働している際にも、燃料電池の放熱性が高ければ、作動温度が低下し、発電効率が悪化する可能性がある。これは、他の高温型燃料電池においても同様である。
本実施例の燃料電池システム(図1参照)においては、ガソリン改質を行う改質器110を有しており、その動作温度は800℃程度と高温である。それに準じて改質器110から燃料電池100に供給される改質ガスも高温となる。その改質ガスは高温のまま燃料電池100へと直接供給され、その改質ガスの熱が水素分離膜電池である燃料電池100の作動温度(300℃〜600℃程度)の維持に貢献している。従って、エンドプレート用断熱材Ade及び配管用断熱材Adpを設けて上記放熱を低減することによって、燃料電池100の発電効率が向上する。
また、この燃料電池システムでは、燃料電池100からアノードオフガスとカソードオフガスと排出冷媒空気とが改質器110へと供給される。これらの燃料電池排出ガスも燃料電池100の作動温度に準じて高温であり、この燃料電池排出ガスの熱が改質器110の作動温度の維持にも貢献している。従って、エンドプレート用断熱材Ade及び配管用断熱材Adpによって燃料電池排出ガスからの放熱を低減することによって燃料電池100の発電効率が向上する。
さらに、エンドプレート用断熱材Ade及び配管用断熱材Adpによって、第1のエンドプレート210から空気供給配管103及び冷媒空気供給配管105への伝熱量を低減している。これによって燃料電池100の放熱量が低減され、燃料電池100の発電効率が向上する。
本実施例においては、第1のエンドプレート210とエンドプレート用断熱材Adeを別部材として構成している。第1のエンドプレート210の剛性は、エンドプレート用断熱材Adeの剛性より高いことが好ましい。そうすると、エンドプレート用断熱材Adeによって、各配管と第1のエンドプレートとの間における熱伝導量を低減しつつ、第1のエンドプレート210には、締結荷重に耐えうるような剛性を持った部材を選択できる。
エンドプレート用断熱材Adeとしては、弾性部材や防震材を用いるものとしても良い。例えばマイカを用いたガスケットとしても良い。この構成によれば、燃料電池100を車両など振動の発生する可能性のあるものに搭載された場合などに、第1のエンドプレート210とそれに接続する各配管の損傷を低減できる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例の燃料電池システムにおいては、燃料電池100から排出される高温な排出ガスとその熱を改質器110で利用しているが、他の加熱を必要とする装置(例えば、湯沸かし器など)に接続させて熱源として利用することも可能である。
B2.変形例2:
上記実施例においては、燃料電池100として水素分離膜電池を採用しているが、他の高温型燃料電池、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いることも可能である。固体酸化物形燃料電池も高温型燃料電池であるため、燃料電池からの排出ガスとその熱を他の加熱を必要とする装置で熱源として利用することも可能である。
燃料電池システムを示すブロック図。 燃料電池の概観を示す斜視図。 単セルの断面図。 燃料電池の断面図。 燃料電池の断面の一部拡大図。
符号の説明
30…電解質膜
31…水素透過膜
33…補強板材
33H…流入孔
34…カソード電極板
35a…アノードガス流路層
35c…カソードガス流路層
36…ガスケット(単セル)
37…セパレータ
38…冷媒流路
42…ガスケット
44…インシュレータ
45…空間
51…エンドプレート用断熱材の凸部
100…燃料電池
102…空気供給ポンプ
103…空気供給配管
104…冷媒空気供給ポンプ
105…冷媒空気供給配管
110…改質器
112…改質部
114…加熱部
120…改質ガス供給配管
121…カソードオフガス配管
123…アノードオフガス配管
125…冷媒空気排出配管
130…改質原料タンク
132…改質原料供給ポンプ
200…単セル
201…セルスタック
210…第1のエンドプレート
211…第2のエンドプレート
215…締結具
300…膜電極接合体
Ade…エンドプレート用断熱材
Adp…配管用断熱材
An…アノード電極層
CS…冷却部
Ct…カソード電極層
Mn…マニホールド孔
Scf…雌ねじ部
Scm…雄ねじ部

Claims (5)

  1. 燃料電池であって、
    マニホールド孔を有する単セルを積層したセルスタックと、
    前記セルスタックを両側から挟持するエンドプレートと、
    前記エンドプレートを介して前記マニホールド孔と接続する流体用配管と、
    を備え、
    前記流体用配管と前記エンドプレートとの間に断熱材が設けられていることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池であって、
    前記エンドプレートと、前記断熱材とは別部材で構成されており、
    前記断熱材の断熱性は、前記エンドプレートの断熱性より高く、
    前記エンドプレートは、前記断熱材よりも剛性が高いことを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の燃料電池であって、
    前記流体用配管は、前記セルスタックに供給ガスを供給する第1のガス配管と、前記セルスタックからの排気ガスを排出する第2のガス配管とを含み、
    前記第1と第2のガス配管を通過する供給ガス及び排気ガスの温度は、前記エンドプレートの温度よりも高いことを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池であって、
    前記断熱材は、弾性部材又は防震材によって構成されていることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池であって、
    前記単セルは、水素透過膜が設けられたアノード電極層を有していることを特徴とする燃料電池。
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