JPH08138699A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH08138699A
JPH08138699A JP6268498A JP26849894A JPH08138699A JP H08138699 A JPH08138699 A JP H08138699A JP 6268498 A JP6268498 A JP 6268498A JP 26849894 A JP26849894 A JP 26849894A JP H08138699 A JPH08138699 A JP H08138699A
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JP
Japan
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fuel cell
unit
separator
cells
electric
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JP6268498A
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English (en)
Inventor
Satoru Shiga
悟 志賀
Takahiro Nakanori
孝博 中野利
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単位燃料電池に異常が発生した場合に、この異
常な単位燃料電池を無通電状態にしつつ運転継続処置の
簡略化が可能な、固体高分子電解質型燃料電池を提供す
る。 【構成】固体高分子電解質型燃料電池(スタック)1は
従来例に対し、電気接続用端子311,321が一体に
形成されているセパレータ31,32を有する単位燃料
電池(単電池)2と、単電池2の使用個数より1個少な
い個数の中間電気絶縁板4,電気接続体5を用いてお
り、単電池2と電気絶縁板4とは交互に積層されてい
る。中間電気絶縁板4は、エポキシ樹脂等の電気絶縁材
を用いて板状に形成されており、燃料電池セルが持つ固
体高分子電解質膜に形成されている貫通穴と対向する位
置に、貫通穴が形成されている。電気接続体5は、柔軟
な導電材を主体として構成されており、その両端部に
は、電気接続用端子311,321に接続するための端
子部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体高分子電解質型
燃料電池に係わり、単位燃料電池に不良が発生した場合
の運転継続処置の簡略化が容易となるように改良された
その構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池として、これに使用される電解
質の種類により、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融
炭酸塩型,固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られ
ている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池は、分
子中にプロトン(水素イオン)交換基を有する高分子樹
脂膜を飽和に含水させると,低い抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能することを利用した燃料電池
である。
【0003】図5は、従来例の固体高分子電解質型燃料
電池が備える単位燃料電池を展開した状態で模式的に示
した要部の側面断面図であり、図6は、図5に示した単
位燃料電池を展開した状態で模式的に示した斜視図であ
り、図7は、単位燃料電池が有するセパレータを図5に
おけるP矢方向から見た図である。図5〜図7におい
て、6は、燃料電池セル7と、その両主面のそれぞれに
対向させて配置されたセパレータ61,62とで構成さ
れた単位燃料電池(以降、単電池と略称することがあ
る。)である。燃料電池セル7は、電解質層7Cと、燃
料電極(アノード極でもある。)7Aと、酸化剤電極
(カソード極でもある。)7Bとで構成され、直流電力
を発生する。電解質層7Cには、パ−フルオロスルホン
酸樹脂膜等の固体高分子電解質膜が用いられている。こ
の固体高分子電解質膜は、飽和に含水させることにより
常温で20〔Ω・cm〕以下の抵抗率を示して良好なプ
ロトン導電性電解質として機能する膜である。また、電
解質層(以降、PE膜と略称することがある。)7C
は、0.1〔mm〕程度の厚さ寸法と、電極膜7A,7
Bの面方向の外形寸法よりも大きい面方向の外形寸法と
を持つものであり、従って、電極膜7A,7Bの周辺部
には、PE膜7Cの端部との間にPE膜7Cの露出面が
存在することになる。
【0004】燃料電極7Aは、PE膜7Cの一方の主面
に密接されて積層されて、燃料ガス(例えば、水素ある
いは水素を高濃度に含んだガスである。)の供給を受け
る電極である。また,酸化剤電極7Bは、PE膜7Cの
他方の主面に密接されて積層されて、酸化剤ガス(例え
ば、空気である。)の供給を受ける電極である。燃料電
極7Aの外側面が,燃料電池セル7の一方の側面7aで
あり、酸化剤電極7Bの外側面が,燃料電池セル7の他
方の側面7bである。燃料電極7Aおよび酸化剤電極7
Bは共に、触媒活物質を含む触媒層と電極基材とを備え
て構成されており、前記の触媒層側でPE膜7Cの両主
面にホットプレスにより密着させるのが一般である。電
極基材は、触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃
料ガスと酸化剤ガスを総称してこのように言うことが有
る。)を供給および排出すると共に,集電体としての機
能を有する多孔質のシート(使用材料としては、例え
ば、カーボンペーパーが用いられる。)である。触媒層
は、多くの場合に、微小な粒子状の白金触媒とはっ水性
を有するフッ素樹脂から形成されており、しかも層内に
多数の細孔が形成されるようにすることで、反応ガスに
対して広い面積で接触が可能であるように配慮されてい
るものである。そうして、燃料電極7A,PE膜7Cお
よび酸化剤電極7Bを合わせた燃料電池セル7の厚さ寸
法は、多くの場合に1〔mm〕前後程度あるいはそれ以
下である。
【0005】ところで、PE膜7Cの露出面に形成され
ている貫通穴71は、セパレータ61に設けられている
貫通穴615A,616A、および、セパレータ62に
設けられている貫通穴625A,626Aに対向させて
形成されており、反応ガスの通流路の一部をなす穴であ
る。同じくPE膜7Cの露出面に形成されている貫通穴
72は、セパレータ61に設けられている貫通穴613
B,614B,616B,617B、および、セパレー
タ62に設けられている貫通穴623B,624B,6
26B,627Bに対向させて形成されており、冷却用
流体99の通流路の一部をなす穴である。
【0006】また、セパレータ61とセパレータ62
は、燃料電池セル7に反応ガスを供給すると共に、燃料
電池セル7で発生された直流電力の燃料電池セル7から
の取り出し、および、直流電力の発生に関連して燃料電
池セル7で発生した熱を燃料電池セル7から除去する役
目を担うものである。セパレータ61は、その側面61
aを燃料電池セル7の側面7aに密接させて、また、セ
パレータ62は、その側面62aを燃料電池セル7の側
面7bに密接させて、それぞれ燃料電池セル7を挟むよ
うにして配設されている。セパレータ61,62は共
に、ガスを透過せず,しかも良好な熱伝導性と良好な電
気伝導性を備えた材料(例えば炭素,金属等である。)
を用いて製作されている。
【0007】セパレータ61,62には、燃料電池セル
7に反応ガスを供給する手段として、それぞれガス通流
用の溝が備えられている。すなわち、セパレータ61
は、燃料電池セル7の側面7aに接する側面61a側
に、燃料ガスを通流させると共に,未消費の水素を含む
燃料ガスを排出するための間隔を設けて複数個設けられ
た凹状の溝(ガス通流用の溝)611Aと、この溝61
1A間に介在する凸状の隔壁612Aとが、互いに交互
に形成されている。セパレータ62は、燃料電池セル7
の側面7aに接する側面62a側に、酸化剤ガスを通流
させると共に,未消費の酸素を含む酸化剤ガスを排出す
るための間隔を設けて複数個設けられた凹状の溝(ガス
通流用の溝)621Aと、この溝621A間に介在する
凸状の隔壁622Aとが、互いに交互に形成されてい
る。なお、凸状の隔壁612A,622Aの頂部は、そ
れぞれ、セパレータ61,62のそれぞれの側面61
a,62aと同一面になるように形成されている。
【0008】セパレータ62のそれぞれの溝621Aの
両端部は、これ等の溝621Aが互いに並列になって溝
624A,624Aに連通されている。この溝624
A,624Aの端部には、側面62aとは反対側となる
側面62b側に開口する1対の貫通穴625A,625
Aが形成されている。また、セパレータ62には、側面
62aと側面62bとを結ぶ1対の貫通穴626A,6
26Aが、図7中に示すように、1対の貫通穴625
A,625Aとは互いにたすき掛けの位置関係となる部
位に形成されている。溝621A、溝624A、貫通穴
625Aは、セパレータ62における酸化剤ガスを通流
させるためのガス通流路を構成している。
【0009】また、セパレータ61にも、貫通穴615
A,615Aと貫通穴616A,616Aが形成されて
いる。すなわち、セパレータ61のそれぞれの溝611
Aの両端部は、これ等の溝611Aが互いに並列になっ
て,セパレータ62の場合の溝624A,624Aと同
様形状の溝に連通されている。貫通穴615A,615
Aは、この溝(624Aと同様形状の溝である。)の端
部から、側面61aとは反対側となる側面61b側に開
口されている。貫通穴616A,616Aは、側面61
aと側面61bとを結んで、セパレータ62における貫
通穴625Aと貫通穴626Aと同様の位置関係で、図
6(a)中に示すように,1対の貫通穴615A,61
5Aとは互いにたすき掛けの位置関係となる部位に形成
されている。溝611A、前記の溝(624Aと同様形
状の溝である。)、貫通穴615Aは、セパレータ61
における燃料ガスを通流させるためのガス通流路を構成
している。
【0010】さらに、73は、前記したガス通流路中を
通流する反応ガスが、ガス通流路外に漏れ出るのを防止
する役目を負う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリ
ングである。)である。ガスシール体73は、それぞれ
のセパレータ61,62の溝611A,624Aと同様
形状の溝、および、溝621A,624Aが形成された
部位の周縁部に形成された凹形状の溝619,629中
に収納されて配置されている。なお、図示するのは省略
したが、セパレータ61が持つ貫通穴615A,616
Aの側面61bへのそれぞれの開口部と、616Aの側
面61aへのそれぞれの開口部を取り巻いて、また、セ
パレータ62が持つ貫通穴625A,626Aの側面6
2bへのそれぞれの開口部と、626Aの側面62aへ
のそれぞれの開口部を取り巻いて、反応ガスがこの部位
からガス通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負う弾
性材製のガスシール体(例えば、Oリングである。)を
収納するための凹形状の溝が形成されている。
【0011】セパレータ61,62には、燃料電池セル
7で発生した熱を燃料電池セル7から取り出すための冷
却部として、冷却用流体を通流させる溝が備えられてい
る。すなわち、セパレータ62は、その側面62bに後
記する冷却用流体99を通流させる凹状の溝(冷却用流
体通流用の溝)621B,625Bが形成されている。
溝621Bの両端部には、側面62bに開口する1対の
貫通穴623B,624Bが形成されており、溝625
Bの両端部には、側面62bに開口する1対の貫通穴6
26B,627Bが形成されている。溝621B,貫通
穴623B,624B、および、溝625B,貫通穴6
26B,627Bは、セパレータ62における冷却用流
体を通流させる冷却部を構成している。また、セパレー
タ61には、セパレータ62と同様に、その側面61b
に、冷却用流体99を通流させる凹状の溝(冷却用流体
通流用の溝)611B,615Bが形成されている。溝
611Bの両端部には、側面61bに開口する1対の貫
通穴613B,614Bが形成されており、溝615B
の両端部には、側面61bに開口する1対の貫通穴61
6B,617Bが形成されている。溝611B,貫通穴
613B,614B、および、溝615B,貫通穴61
6B,617Bは、セパレータ61における冷却用流体
を通流させる冷却部を構成している。
【0012】セパレータ61の側面61b,セパレータ
62の側面62bには、溝611B,615B、およ
び、621B,625Bを取り巻いて、凹形状の溝61
8B,628Bがそれぞれ形成されている。これ等の凹
形状の溝は、冷却用流体99が漏れ出るのを防止するた
めの、弾性材製のシール体(例えば、Oリングであ
る。)を収納するためのものである。なお、図示するの
は省略したが、セパレータ61が持つ貫通穴613B,
614B,616B,617Bの側面61aへのそれぞ
れの開口部を取り巻いて、また、セパレータ62が持つ
貫通穴623B,624B,626B,627Bの側面
62aへのそれぞれの開口部を取り巻いて、冷却用流体
99がこの部位から冷却部外に漏れ出るのを防止する役
目を負う弾性材製のシール体(例えば、Oリングであ
る。)を収納するための凹形状の溝が形成されている。
【0013】1個の燃料電池セル7が発生する電圧は、
1〔V〕程度以下と低い値であるので、前記した構成を
持つ単電池6の複数個(数十個から数百個であることが
多い。)を、燃料電池セル7の発生電圧が互いに直列接
続されるように積層した単位燃料電池の積層体として構
成し、電圧を高めて実用に供されるのが一般である。図
8は、従来例の固体高分子電解質型燃料電池を模式的に
示した要部の構成図で,(a)はその側面図であり、
(b)はその上面図である。なお、図8中には、図5〜
図7で付した符号については、代表的な符号のみを記し
た。
【0014】図8において、9は、複数(図8では、単
電池6の個数が7個である場合を例示した。)の単電池
6を積層して構成された、単電池6の積層体を主体とし
た固体高分子電解質型燃料電池(以降、スタックと略称
することがある。)である。スタック9は、単電池6の
積層体の両端部に、単電池6で発生した直流電力をスタ
ック9から取り出すための,銅材等の導電材製の集電板
91,91と、単電池6、集電板91を構造体から電気
的に絶縁するための電気絶縁材製の電気絶縁板92,9
2と、両電気絶縁板92の両外側面に配設される鉄材等
の金属製の加圧板93A,93Bとを順次積層し、加圧
板93A,93Bにその両外側面側から複数の締付けボ
ルト94により適度の加圧力を与えるようにして構成さ
れている。
【0015】互いに隣接する単電池6において、セパレ
ータ61に形成された貫通穴615Aとセパレータ62
に形成された貫通穴626Aとは、また、セパレータ6
1に形成された貫通穴616Aと、セパレータ62に形
成された貫通穴625Aとは、互いにその開口部位を合
致させて形成されている。また、集電板91,電気絶縁
板92,加圧板93Aの、セパレータ61が備えている
貫通穴615A,616Aと対向する部位には、それぞ
れ図示しない貫通穴が形成されている。また、集電板9
1,電気絶縁板92,加圧板93Bの、セパレータ62
が備えている貫通穴625A,626Aと対向する部位
にも、それぞれ図示しない貫通穴が形成されている。こ
れ等により、複数の単電池6を積層する際に、全部の単
電池6がそれぞれに持つ燃料ガス用のガス通流路および
酸化剤ガス用のガス通流路は、それぞれが互いに連通し
たガス通流路を形成している。
【0016】また、互いに隣接する単電池6において、
セパレータ61に形成された貫通穴613Bとセパレー
タ62に形成された貫通穴623Bとは、セパレータ6
1に形成された貫通穴614Bとセパレータ62に形成
された貫通穴624Bとは、セパレータ61に形成され
た貫通穴616Bとセパレータ62に形成された貫通穴
626Bとは、さらに、セパレータ61に形成された貫
通穴617Bとセパレータ62に形成された貫通穴62
7Bとは、互いにその開口部位を合致させて形成されて
いる。また、集電板91,電気絶縁板92,加圧板93
Aの、セパレータ61が備えている貫通穴613B,6
17Bと対向する部位には、それぞれ、貫通穴613B
と同形の図示しない貫通穴が形成されている。そうし
て、加圧板93Aのスタック9の外側面となる側面に
は、それぞれの貫通穴に対向させて、冷却用流体用の配
管接続体98が装着されている。また、電気絶縁板92
の両側面の貫通穴の開口部、および、加圧板93Aの配
管接続体98が装着される側面の,貫通穴の開口部のそ
れぞれには、貫通穴を取り巻いて、凹形状の溝が形成さ
れている。それぞれの溝には、冷却用流体99がこれ等
の部位から冷却部外に漏れ出るのを防止する役目を負う
図示しない弾性材製のシール体(例えば、Oリングであ
る。)が装着される。なお、セパレータ61に形成され
ているそれぞれの溝618Bにも、図示しないシール体
が装着されている。
【0017】さらに、集電板91,電気絶縁板92,加
圧板93Bの、セパレータ62が備えている貫通穴62
3B,627Bと対向する部位にも、集電板91,電気
絶縁板92,加圧板93Aの場合と同様に、図示しない
貫通穴,溝が形成されている。また、加圧板93Bのス
タック9の外側面となる側面には、それぞれの貫通穴に
対向させて、冷却用流体99用の配管接続体98が装着
されている。それぞれの溝には図示しないシール体が、
また、セパレータ62に形成されているそれぞれの溝6
28Bにも図示しないシール体が装着される。かくし
て、これ等により、複数の単電池6を積層する際に、単
電池6等がそれぞれに持つ冷却用流体99の通流路は、
互いに連通されて構成されることになる。
【0018】締付けボルト94は、加圧板93A,93
Bに跨がって装着される六角ボルト等であり、それぞれ
の締付けボルト94は、これ等と嵌め合わされる六角ナ
ット等と、安定した加圧力を与えるための皿ばね等と協
同して、単電池6をその積層方向に加圧する。この締付
けボルト94が単電池6を加圧する加圧力は、燃料電池
セル7の見掛けの表面積あたりで、5〔kg/cm2〕内外程
度であるのが一般である。
【0019】このように構成されたスタック9におい
て、反応ガスは、それぞれのセパレータ61,62に形
成されたガス通流用の溝611A,621A中を、図8
(a)中に矢印で示したごとく、重力方向に対して上側
から,重力方向に対して下側に向かって流れる。しか
も、反応ガスは、複数個有る単電池6に関してはそれぞ
れ並列に供給されることになる。そうして、燃料電池セ
ル7に使用されているPE膜7Cは、前述したとおりに
飽和に含水させることにより良好なプロトン導電性電解
質として機能する膜であるので、反応ガスは、適度の値
の湿度状態に調整されてスタック9に供給されている。
【0020】ところで、単電池6が持つ燃料電池セル7
は、よく知られている固体高分子電解質型燃料電池の持
つ発電機能によって直流電力の発電を行う際に、発電す
る電力とほぼ同等量の損失が発生することは避けられな
いものである。この損失による熱を除去するためにスタ
ック9に供給されるのが、例えば、市水である冷却用流
体99である。単電池6では、この冷却用流体99が、
セパレータ61,62に形成された溝611B,621
B,615B,625B中を前述したように通流するこ
とで、燃料電池セル7は、セパレータ61,62を介し
て冷却される。燃料電池セル7は、これにより、70
〔℃〕から80〔℃〕程度の温度条件で運転されるのが
一般である。
【0021】なお、単電池として、冷却用流体を通流さ
せる溝が備えられていないセパレータを用い、その代わ
りに、専用の冷却体を備えたスタックも知られている。
この場合には、冷却体には配管を介して冷却用流体の供
給を行うことが一般である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る固体高分子電解質型燃料電池(スタック)において
は、所要個数の単電池6を積層することで、必要な電力
値の直流電力を、スタック単体、あるいは、二次電池等
の蓄電装置を併設したうえで、負荷装置に供給すること
が可能であるが、次記することが問題になっている。す
なわち、 複数個が直列に積層されている単電池6の内の1個ま
たは数個に、万一異常が発生した場合である。スタック
は前記の構成を備えているので、異常の発生した単電池
6の個数が僅かであっても、その異常の程度によっては
スタックの出力電力値が極度に低下し、スタックが発電
装置として機能することが不可能になってしまうのであ
る。
【0023】このために、単電池6に発生した異常の程
度によっては、異常となった単電池6が持つ燃料電池セ
ル7を、良品の燃料電池セル7と交換をしなければなら
ないのである。しかし、スタックは前記した構成を備え
ているので、燃料電池セル7の交換のためには、まず締
付けボルト94、加圧板93A,93B等を取り外し、
そうして、単電池6の積層体を不良の燃料電池セル7を
取り出せるまで分解する必要が有る。不良の燃料電池セ
ル7が良品の燃料電池セル7に交換されると、分解時と
は逆の順序で、全数の単電池6等の積層作業と締付けボ
ルト94等の組み込み作業が行われ、締付けボルト94
等を用いて所定の値の加圧力で単電池等を加圧すること
になる。この再組立作業は、スタックに使用されている
多数のシール体の全数が、所定とおりに加圧される必要
がある等、専門の作業者によって慎重に行わなければな
らないものであり、従って、かなり長い作業時間を要す
るものである。
【0024】なお、冷却用流体を通流させる溝が備えら
れていないセパレータを有する単電池が用いられている
スタックの場合には、使用されるシール体の個数は減少
されるであるが、冷却用流体用の配管の接続処理に時間
を要するので、スタックの分解・再組立てに要する時間
が長時間にわたることはさして変わりがないのである。
【0025】前記したところにより、固体高分子電解質
型燃料電池から電源の供給を受けている負荷装置は、そ
の間、その運転を休止しなければならないことになり、
固体高分子電解質型燃料電池としては、発電装置として
の信頼性が低下することになる。また、固体高分子電解
質型燃料電池に蓄電装置を併設している場合には、前記
の長い作業時間の間は蓄電装置から負荷装置に電力の供
給を行えるようにするために、蓄電装置が備えなければ
ならない蓄電容量が大きくなり、蓄電装置が大形にな
り,かつ,高価になるのである。
【0026】前記項による負荷装置の長時間の運転
休止を避けるために、例えば、それぞれの単電池が有す
るセパレータに、電流を取り出すための電気接続用端子
を形成しておく構成方法が考えられる。この構成は、異
常となった単電池が有するセパレータの電気接続用端子
間を電気的に短絡することで、一部の単電池に異常が発
生したとしても、スタックの発電装置として機能の継続
を可能にすることを意図したものである。この方法は、
異常が発生した単電池が有するセパレータの電気接続用
端子間を電気的に短絡するだけの作業で済み、スタック
の分解・再組立て作業が不要であるので、負荷装置の運
転休止時間を短時間で済ますことが可能となるのであ
る。しかしながらこの方法では、異常となった単電池に
おいては、電気的に短絡されることになるので大きな電
流が流れることになり、このために、異常となった単電
池が有する燃料電池セル7が機械的に破損することが考
えられる。燃料電池セル7が破損すると、燃料電池セル
7によって互いに仕切られていた燃料ガスと酸化剤ガス
が、破損した電解質層7Cを通過して混合して燃焼が発
生し、正常な燃料電池セル7をも破損させる等の新たな
不具合を招くことになるので、その採用は不可能であっ
た。
【0027】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、単位燃料電池に異
常が発生した場合に、この異常な単位燃料電池を無通電
状態にしつつ運転継続処置の簡略化が可能な、固体高分
子電解質型燃料電池を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力
を発生する燃料電池セル、燃料電池セルの両主面のそれ
ぞれに対向させて配置されて,燃料電池セルに燃料ガス
または酸化剤ガスを供給するためのガス流通溝が形成さ
れている1対のセパレータ、を持つ単位燃料電池を複数
個有し、これ等の単位燃料電池は、そのセパレータの反
ガス流通溝側の側面を,互いに隣り合う単位燃料電池が
有するセパレータの反ガス流通溝側の側面に対向させ
て,隣り合う単位燃料電池と互いに積層された単位燃料
電池の積層体をなしており、この単位燃料電池の積層体
の少なくとも両端末に位置するセパレータの外側面に当
接された導電材製の集電板と、これ等の集電板の,少な
くとも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置する集電
板の外側面に当接される電気絶縁材製の電気絶縁板と、
これ等の電気絶縁板の,少なくとも単位燃料電池の積層
体の両端末部に位置する電気絶縁板の外側面に当接さ
れ,単位燃料電池の積層体,集電板,電気絶縁板をこれ
等の積層方向に加圧する加圧力を与える加圧板とを備え
た固体高分子電解質型燃料電池において、単位燃料電池
の積層体が備えるそれぞれの単位燃料電池,または,複
数個置きの単位燃料電池が有するセパレータの,少なく
とも互いに隣り合う単位燃料電池に対向するセパレータ
に形成された電気接続用端子と、互いに電気接続用端子
が形成されたセパレータの,反ガス流通溝側の側面の相
互間に介挿される電気絶縁材製の中間電気絶縁板と、電
気接続用端子の間を電気的に接続する電気接続体とを備
えた構成とすること、により達成される。
【0029】
【作用】この発明においては、固体高分子電解質型燃料
電池において、単位燃料電池の積層体が備えるそれぞれ
の単位燃料電池,または,複数個置きの単位燃料電池が
有するセパレータの,少なくとも互いに隣り合う単位燃
料電池に対向するセパレータに形成された電気接続用端
子と、互いに電気接続用端子が形成されたセパレータ
の,反ガス流通溝側の側面の相互間に介挿される電気絶
縁材製の中間電気絶縁板と、電気接続用端子の間を電気
的に接続する電気接続体とを備えた構成とすることによ
り、この発明による固体高分子電解質型燃料電池は、そ
れぞれの中間電気絶縁板を内側に挟んで,中間電気絶縁
板の両側にそれぞれ配置された単位燃料電池は、両単位
燃料電池が有するセパレータの内の,中間電気絶縁板側
に配置されたセパレータに形成されている電気接続用端
子の相互間を電気接続体で接続し合うことにより、電気
的に接続されて運転される。
【0030】この状態で一部の単位燃料電池に異常が発
生した場合には、この異常な単位燃料電池を内側に挟ん
で中間電気絶縁板が配置されている場合を例にとると、
この両中間電気絶縁板を内側に挟んで配置されたセパレ
ータ間では、電気接続用端子の相互間を接続している電
気接続体は除去される。そうして、これ等の中間電気絶
縁板の異常な単位燃料電池に対して、互いに反対側とな
る側に対向して配置されたセパレータに形成された電気
接続用端子の相互間を、電気接続体で接続し合う。これ
により、異常な単位燃料電池は、正常な単位燃料電池か
ら電気的に切り離されると共に、アノード極とカソード
極との間は電気的に開放された状態となる。他方、正常
な単位燃料電池の相互間は電気的に接続されることにな
るので、固体高分子電解質型燃料電池は、その運転を行
うことが可能になるのである。
【0031】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例による固体高
分子電解質型燃料電池の要部の構成を示すその上面図で
あり、図2は、図1に示した固体高分子電解質型燃料電
池の一部省略した側面図である。図3は、図1における
Q部の一部破断した上面図である。図1〜図3におい
て、図5〜図8に示した従来例による固体高分子電解質
型燃料電池および単位燃料電池と同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図3中では、図5
〜図8で示したものの一部を省略して示すと共に、図5
〜図8で付した符号については、代表的な符号のみを記
した。また、図1,図2中では、図3,図5〜図8で示
したものの一部を省略して示すと共に、図3,図5〜図
8で付した符号については、代表的な符号のみを記し
た。
【0032】図1〜図3において、1は、図8に示した
従来例による固体高分子電解質型燃料電池9に対して、
単位燃料電池6に替えて単位燃料電池2を用いると共
に、使用されている単位燃料電池2の個数に対して1個
少ない個数の中間電気絶縁板4と、中間電気絶縁板4と
同数の電気接続体5とを用いるようにした固体高分子電
解質型燃料電池(以降、スタックと略称することがあ
る。)である。単位燃料電池(以降、単電池と略称する
ことがある。)2は、図5〜図7に示した従来例による
単電池6に対して、セパレータ61,62に替えてセパ
レータ31,32を用いるようにしている。セパレータ
31,32は、図5〜図7に示した従来例によるセパレ
ータ61,62に対して、例えば、単電池2として組み
立てられた場合に単電池2の同一の端面となる側に、セ
パレータに用いられている材料等の導電材を用いて、そ
れぞれに電気接続用端子311,321が一体に形成さ
れている点が相異している。なお、セパレータ31に形
成された電気接続用端子311と、セパレータ32に形
成された電気接続用端子321とは、図1中に示したよ
うに、単電池2として組み立てられた場合に互いにたす
き掛けとなる位置関係に形成されることが、電気接続体
5を接続する作業を容易にするために好ましいものであ
る。
【0033】中間電気絶縁板4は、エポキシ樹脂,アル
ミナ磁器等の電気絶縁材を用いて板状に形成されてい
る。中間電気絶縁板4には、燃料電池セル7が持つPE
膜7Cに形成されている貫通穴71と対向する位置に、
貫通穴71ほぼ同等の寸法の貫通穴41が形成されてお
り、また、PE膜7Cに形成されている貫通穴72と対
向する位置に、貫通穴72ほぼ同等の寸法の図示しない
貫通穴が形成されている。これ等の貫通穴は、貫通穴7
1,72と同一の役目を担うものである。電気接続体5
は、柔軟な導電材を主体として構成されており、その両
端部には、電気接続用端子311,321に接続するた
めの端子部が形成されている。電気接続体5の両端子部
には貫通穴51が、電気接続用端子321には貫通穴3
22が、電気接続用端子311にも貫通穴322と同様
の図示しない貫通穴が形成されている。これ等の貫通穴
を用いて六角ボルト52等の締結手段を装着して、電気
接続体5のそれぞれの端子部と、電気接続用端子31
1,321との間が、電気的に接続される。
【0034】スタック1では、単電池の積層体は、従来
例のスタック9の場合と異なり、単電池2と中間電気絶
縁板4とを交互に積層することで構成されている。そう
して、積層体の両端部には共に単電池2が配設されてい
る。このような構成を持つ単電池の積層体の両端部に、
スタック9の場合と同様に、集電板91,91、電気絶
縁板92,92、加圧板93A,93Bが順次積層さ
れ、締付けボルト94により加圧力を与えられるのであ
る。そうして、単電池2A 〔個々の単電池2を区別する
場合には、符号2に続いてA〜Gのサフィックスを付す
ことにする。A〜Gについては、図2,図4(後記す
る.)を参照されたい。〕が持つセパレータ32に形成
されている電気接続用端子321と、単電池2B が持つ
セパレータ31に形成されている電気接続用端子311
との間が、電気接続体5によって接続される。他の単電
池2の相互間も、図1中に例示したように、電気接続体
5によって接続されて、スタック1が構成されることに
なる。
【0035】図1〜図3に示す実施例では前述の構成と
したので、スタック1は隣り合う単電池2の相互間には
中間電気絶縁板4が介挿されているのであるが、電気接
続体5により単電池2A 〜単電池2G は電気的に直列に
接続されることで、従来例のスタック9と同等の電気出
力値で運転されることになる。そうして、例えば、単電
池2A と単電池2E とに異常が発生した、図4中に例示
したような場合には、単電池2A が持つセパレータ31
の電気接続用端子311と、単電池2B が持つセパレー
タ31の電気接続用端子311との間、および、単電池
D が持つセパレータ32の電気接続用端子321と、
単電池2F が持つセパレータ31の電気接続用端子31
1との間が、電気接続体5によって接続される。この電
気接続体5の接続変更を行う際に、電気接続体5が柔軟
な導電材を主体として構成されていることは、接続変更
作業を容易に行えることで好ましいのである。
【0036】前記した電気接続体5の接続変更を行うこ
とにより、隣り合う単電池2の相互間には中間電気絶縁
板4が介挿されていることで、異常となった単電池2A
と単電池2E とは、正常である単電池2B 〜2D
F ,2G から電気的に切り離されると共に、アノード
極7A,カソード極7Bとの間は電気的に開放された状
態となる。他方、前記の正常な単電池2は、電気的に直
列に接続されることになるので、スタック1は、多少そ
の出力値は低減はするが、その運転を行うことが可能と
なるのである。
【0037】そうして、この異常となった単電池2に対
する処置は、スタック1の単電池の積層体を分解するこ
と無しに行うことが可能であるので、スタック1の運転
停止時間は極めて短時間で済むことになる。これに加え
て、スタック1の単電池の積層体を分解すること無し
に、異常となった単電池2に対する処置が行えるにもか
かわらず、異常となった単電池2は、電気的に切り離さ
れることで無通電状態にすることが可能である。これに
より、正常な単電池2に異常が波及することも起こりえ
ないのである。
【0038】実施例における今までの説明では、単電池
2と中間電気絶縁板4は交互に積層されるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、中間電気絶縁板4
は、適宜の複数の単電池2毎に介挿してもよいものであ
る。また、実施例における今までの説明では、単電池の
積層体の両端に配設された単電池2A ,2G も、他の単
電池2B 〜2F と同様に両セパレータ31,32のそれ
ぞれに、電気接続用端子311,321が形成されると
してきたが、これに限定されるものではなく、例えば、
積層体の両端等の,集電板91に対向されて配設された
単電池にあっては、集電板91と対向する側のセパレー
タには電気接続用端子の形成をせず、その替わりとし
て、集電板91を利用してもよいものである。
【0039】
【発明の効果】この発明においては、前述の構成とした
ことにより、固体高分子電解質型燃料電池は、その単電
池の積層体を分解すること無しに、異常となった単位燃
料電池に対する処置を短時間で行うことが可能であり、
しかも、異常となった単位燃料電池は無通電状態にする
ことが可能である。これ等により、固体高分子電解質型
燃料電池の発電装置としての信頼性の向上が可能となる
と共に、蓄電装置を低容量化し,その製造原価を低減す
ることが可能となるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による固体高分子電解質型
燃料電池の要部の構成を示すその上面図
【図2】図1に示した固体高分子電解質型燃料電池の一
部省略した側面図
【図3】図1におけるQ部の一部破断した上面図
【図4】図1に示した固体高分子電解質型燃料電池の異
常となった単位燃料電池に対する処置方法を説明するそ
の上面図
【図5】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える
単位燃料電池を展開した状態で模式的に示した要部の側
面断面図
【図6】図5に示した単位燃料電池を展開した状態で模
式的に示した斜視図
【図7】単位燃料電池が有するセパレータを図5におけ
るP矢方向から見た図
【図8】従来例の固体高分子電解質型燃料電池を模式的
に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、(b)
はその上面図
【符号の説明】
1 固体高分子電解質型燃料電池(スタック) 2 単位燃料電池(単電池) 31 セパレータ 311 電気接続用端子 32 セパレータ 321 電気接続用端子 4 中間電気絶縁板 5 電気接続体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて
    直流電力を発生する燃料電池セル、燃料電池セルの両主
    面のそれぞれに対向させて配置されて,燃料電池セルに
    燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給するためのガス流通溝
    が形成されている1対のセパレータ、を持つ単位燃料電
    池を複数個有し、これ等の単位燃料電池は、そのセパレ
    ータの反ガス流通溝側の側面を,互いに隣り合う単位燃
    料電池が有するセパレータの反ガス流通溝側の側面に対
    向させて,隣り合う単位燃料電池と互いに積層された単
    位燃料電池の積層体をなしており、この単位燃料電池の
    積層体の少なくとも両端末に位置するセパレータの外側
    面に当接された導電材製の集電板と、これ等の集電板
    の,少なくとも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置
    する集電板の外側面に当接される電気絶縁材製の電気絶
    縁板と、これ等の電気絶縁板の,少なくとも単位燃料電
    池の積層体の両端末部に位置する電気絶縁板の外側面に
    当接され,単位燃料電池の積層体,集電板,電気絶縁板
    をこれ等の積層方向に加圧する加圧力を与える加圧板と
    を備えた固体高分子電解質型燃料電池において、 単位燃料電池の積層体が備えるそれぞれの単位燃料電
    池,または,複数個置きの単位燃料電池が有するセパレ
    ータの,少なくとも互いに隣り合う単位燃料電池に対向
    するセパレータに形成された電気接続用端子と、互いに
    電気接続用端子が形成されたセパレータの,反ガス流通
    溝側の側面の相互間に介挿される電気絶縁材製の中間電
    気絶縁板と、電気接続用端子の間を電気的に接続する電
    気接続体とを備えたことを特徴とする固体高分子電解質
    型燃料電池。
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