JP2007280896A - 燃料電池用エンドプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の両端面に配置され、一方の面から他方の面へ傾斜して貫通する連絡流路を備える燃料電池用エンドプレートの強度を確保すること。
【解決手段】燃料電池用エンドプレート10は、一方の面の分配管接続口12と、他方の面の燃料電池接続口13との間を傾斜して連絡する傾斜連絡流路9と、分配管接続口12の近傍に配置し、一方の面から前記傾斜連絡流路9へ向けて掘り下げられた有底の有低孔部21(21A、21B)とを備える。前記傾斜連絡流路9は、分配管接続口12から略垂直に彫り込まれた立壁14を備え、この立壁14を設けることによって、傾斜連絡流路9内に、内側へ隆起した壁面15を形成する。このようにして、有底孔部21と傾斜連絡流路9(壁面15)との間の肉厚を確保し、強度を確保する。前記立壁14の長さDは、例えば、前記有底孔部21の深さ(d1,d2)に応じて定められる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池セルを複数枚積層した燃料電池スタックの端面に配置される燃料電池用エンドプレートに関する。特に、燃料電池用エンドプレートに備えられる流路であって、一方の面から他方の面へガス等の流体を連絡する連絡流路の構造に関する。
フッ素系高分子材料からなる電解質膜の両面に電極を備える膜−電極複合体(Membrane-Electrode Assembly, 以下、MEA)上において、水素ガス等の燃料ガスと、酸素ガス等の酸化ガスとを反応させて電気を取り出す固体高分子電解質型燃料電池(以下、燃料電池)が知られている。この種の燃料電池は、通常、1枚のMEAを含む燃料電池(セル)を複数枚積層し、セル同士を電気的に直列に接続して、1つの燃料電池スタックとして用いられる。燃料電池スタックは、その両端面に、ステンレス等からなるエンドプレートを備え、エンドプレート同士を所定の締結手段によって固定することにより、燃料電池スタック中のセルが束ねられ、固定されている。
ところで、燃料電池は、各セルのMEAにおいて発電を行う為、外部から供給された燃料ガス、酸化ガス等のガスを、各セルに行き渡らせる必要がある。また各セルにおいて発電に用いられなかったガス等を各セルから回収し、外部へ排出する必要がある。その為、燃料電池内には、外部から燃料ガス等を供給し、または内部から未使用のガス等を排出するための配管(所謂、マニホールド)が設けられている。燃料電池内のマニホールドと、外部の配管との間を連絡するために、エンドプレートには、連絡流路が備えられる(例えば、特許文献1参照)。なお外部の配管は、エンドプレート上にボルト等の固定手段によって固定される。
特開2002−343406号公報
特許文献1において示されるように、燃料電池のマニホールドと、外部の配管とが一直線上に配置されず、それぞれマニホールドの中心軸と外部の配管との中心軸がずれ、異なった状態とされる場合がある。そのような場合、エンドプレートには、中心軸の異なるマニホールドと配管との間を連絡するために、エンドプレート中を傾斜して貫通する連絡流路が形成される。
エンドプレートが傾斜した連絡流路を備えると、以下の問題を生じる。例えば、外部の配管等をボルトでエンドプレート上に固定する際、ボルト孔の位置を、傾斜した連絡流路の近傍に設定せざるを得ない場合がある。このように、連絡流路の近傍にボルト孔等の孔を設けざるを得ない場合、連絡流路と孔との距離が近くなり、連絡流路と孔との間の肉厚が薄くなる。その結果、エンドプレートの強度、特に連絡流路の強度が不充分となることがあり、問題であった。
本発明の目的は、燃料電池用エンドプレートの傾斜した連絡流路の強度を確保することである。
本発明に係る燃料電池用エンドプレートは、一方の面の分配管接続口と、他方の面の燃料電池接続口との間を傾斜して連絡する傾斜連絡流路と、分配管接続口の近傍に配置し、一方の面から前記傾斜連絡流路へ向けて掘り下げられた有底の有低孔部と、を備える燃料電池用エンドプレートにおいて、前記傾斜連絡流路は、分配管接続口から略垂直に彫り込まれた立壁を備えることを特徴とする。
上記燃料電池用エンドプレートにおいて、前記垂直壁は、前記有底孔部の深さに応じて彫り込まれることを特徴とする。
上記燃料電池用エンドプレートにおいて、前記有底孔部は、例えば、前記分配管接続口を周回し、燃料電池用エンドプレートの上側に配置する分配管との間をシールする為のリング状シール部材を収容するリング状シール部材収容部である。
上記燃料電池用エンドプレートにおいて、前記有底孔部は、例えば、内部にねじ溝を備える。
上記燃料電池用エンドプレートにおいて、前記傾斜連絡流路は、例えば、一方の面側に配置される分配管と、他方の面側に配置される燃料電池のマニホールドとの間を連絡する。
本発明によれば、燃料電池用エンドプレートの傾斜した連絡流路の強度を確保することが出来る。
以下、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る燃料電池用エンドプレート10を備える燃料電池装置30の概略構成図である。燃料電池装置30は、燃料電池1,2と、燃料電池1,2の端面に配置される燃料電池用エンドプレート10(以下、単にエンドプレート10と称する場合がある)とを備える。
燃料電池1,2は、フッ素系高分子材料からなる電解質膜の両面に電極を形成した膜−電極複合体(MEA)を備える、所謂、固体高分子電解質型燃料電池である。この種の燃料電池1,2は、一方の面に、水素ガス等の燃料ガスが反応する燃料極(アノード)を有し、他方の面に、酸素ガス等の酸化ガス(通常は、空気)が反応する空気極(カソード)を有するMEAを備え、このMEAにおいて燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する。本実施形態において、燃料電池1,2は、1枚のMEAと、MEAのアノード側の表面に配置するアノード側セパレータおよびMEAのカソード側の表面に配置するカソード側セパレータの1組のセパレータとを備える燃料電池セル3を、複数枚重ね合わせ、電気的に直列に接続した燃料電池スタックとして用いられる。
燃料電池1,2の両端面には、エンドプレート10,11が配置される。エンドプレート10,11は、燃料電池セル3を複数枚積層した燃料電池スタックからなる燃料電池1,2を両端から押圧し、締め付けて固定するための締結部材4を備える。締結部材4としては、例えば、燃料電池1,2の長手方向に延びた板状のテンションプレート4の一端を一方のエンドプレート10と固定し、他端を他方のエンドプレート11と固定する締結部材4がある。本実施形態において、燃料電池装置30は、2個の燃料電池1,2(燃料電池スタック)を備える。これらの燃料電池スタックは、1組のエンドプレート10.11を共有している。エンドプレート10,11は、アルミ、ステンレス等の金属材料からなる。なお締結部材4(例えば、テンションプレート4)も同様の金属材料からなる。
燃料電池1,2は、燃料ガスや酸化ガス等のガスや、冷却水等の液体等の流体を流すための流路であるマニホールド5,6を備える。マニホールド5,6は、通常、燃料ガスマニホールド、酸化ガスマニホールド、冷却水マニホールド等の独立した複数のマニホールドを備える。図1においては、説明の便宜上、酸化ガスマニホールド5,6のみを図示した。マニホールド5は、主として、燃料電池スタックの一端側から他端側へ向けて燃料電池スタック内を貫く並列した2本の流路部5A,5Bを備える。一方の流路部5Aのマニホールド5に、外部からガスや液体等の流体を通すことによって、各燃料電池セル3に流体を行き渡らせることが出来る。各燃料電池セル3へ流体が行き渡った後、消費等されなかったガスや、反応に伴って生成した水等の流体は、各燃料電池セル3内または燃料電池セル3同士の外側に沿った所定の流路(図示せず)に沿って移動し、その後、他方の流路部5Bのマニホールド5内へ入り、燃料電池5(燃料電池スタック)の外部へ排出される。燃料電池2のマニホールド6においても同様、並列した2本の流路部6A,6Bを備える。
ここで、図1において示される酸化ガスマニホールド5について説明する。酸化ガスマニホールド5は、燃料電池1の外部から供給される発電に必要な酸化ガス(通常は、空気)を各燃料電池セル3に行き渡らせる為の流路部5Aと、各燃料電池セル3から排出される未使用の酸化ガスや、発電により各燃料電池セル3のカソードで生成した水等を回収し、燃料電池1の外部へ排出するための流路部5Bとを備える。酸化ガスは、図示されない酸化ガス供給装置より所定の配管を通り、その後、燃料電池1のエンドプレート10上に固定される分配管7およびエンドプレートを経由して燃料電池のマニホールド内へ至る。図1において示されるように、分配管7に実線矢印の向きに酸化ガス(空気)が進入し、その後、エンドプレート10内を通過して、燃料電池1のマニホールド5(5A)へ進入する(図1の破線矢印の向きを参照)。
ここで、更に図2を用いて酸化ガスマニホールド5について詳しく説明する。図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域A内を拡大して示した、分配管7、エンドプレート10および燃料電池1の部分断面図である。燃料電池1の酸化ガスマニホールド5は、その一部が、直方体状の燃料電池1(燃料電池スタック)の長手方向に真っ直ぐに伸びた流路部5Aであり、各燃料電池セル3の一方の端部を貫く流路部5Aを備える。
図2において示されるように、エンドプレート10上に固定された分配管7の流路8と、燃料電池1内のマニホールド5(5A)とは、一直線上に配置されず、それぞれの流路の中心軸(図2中の破線aと破線b)がずれた状態となっている。この中心軸のずれた2つの流路8,5A間を連絡するために、エンドプレート10は、傾斜した連絡流路である傾斜連絡流路9を備える。
傾斜連絡流路9は、例えば、ワイヤーカット加工、切削加工等の公知の加工方法を用いてエンドプレート10をくり貫くことによって形成することが出来る。傾斜連絡流路9は、エンドプレート10内を貫通する流路であり、エンドプレート10の一方の面には、分配管7の流路8と接続する分配管接続口12を有し、他方の面には、燃料電池1のマニホールド5(5A)と接続する燃料電池接続口13を有する。なお本実施形態において、分配管7が固定される側をエンドプレート10の上面とし、燃料電池1が配置される側をエンドプレート10の下面とする。
本実施形態において、傾斜連絡流路9は、分配管接続口12から下方へ向けて略垂直に彫り込まれた立壁(略垂直壁)14を備える。したがって、傾斜連絡流路9は、分配管接続口12から下方へ垂直に延び、その後、屈曲して下面の燃料電池接続口13まで延びた壁面15を有する。その結果、傾斜連絡流路9は、分配管接続口12と燃料電池接続口13との間を、直接結んで形成される仮想的な壁面X(図2において破線Xで示される壁面)よりも、内側へ隆起した壁面15を備えることになる。
ところで、エンドプレート10上の分配管7は、ボルト等の固定手段16によって固定されている。分配管7はフランジ部18を備え、このフランジ部18の下面と、エンドプレート10の上面とを合わせて固定される。分配管7のフランジ部18は、ボルト16が挿入されるボルト挿入孔20を有する。ボルト挿入孔20の真下のエンドプレート10の上面には、ボルト孔21Aが設けられる。ボルト孔21Aは、エンドプレート10の上面から下方へ掘り下げて形成された有底の孔部21である。ボルト孔21Aには、ボルト16の先端のねじ山22(雄ねじ部22)と螺合させるためのねじ溝23(雌ねじ部23)が螺刻されている。分配管7のボルト挿入孔20およびエンドプレート10上のボルト孔21Aにボルト16を挿入し、かつ螺合することによって、分配管7はエンドプレート10上に固定される。
またエンドプレート10とエンドプレート10の上面に固定された分配管7との間の気密性を確保するために、エンドプレート10の上面には円環状(リング状)のシール部材24(例えば、シリコーン、EPDM等からなるOリング24)を収容する為のリング状シール部材収容部21Bが備えられる。前記収容部21Bは、エンドプレート10の上面を掘り下げて形成される有底の孔部21である。この収容部21Bは、エンドプレート10の上面の分配管側接続口12の近傍を周回する溝である。このリング状シール部材収容部21B内にOリング24を収容することによって、分配管7とエンドプレート10との間の気密性が確保される。
上記のように、本実施形態に係る燃料電池用エンドプレート10には、上記ボルト孔21Aやリング状シール部材収容部21B等の上面から下方へ向けて掘り下げされた有底の孔部21(有底孔部21)が備えられる。それらの有底孔部21の中には、分配管接続口12の近傍に配置されるものがある。分配管接続口12の近傍に有底孔部21が配置される場合、有底孔部21は、エンドプレート10中の傾斜連絡流路9へ向けて掘り下げられて、形成されることになる。傾斜連絡流路9へ向けて堀り下げられると、その個所は、掘り下げられた分だけエンドプレート10の肉厚(厚み)が薄くなり、しかも有底孔部21の底の位置と、傾斜連絡流路9(壁面15)との距離が近づくことになる。しかし、本実施形態に係る傾斜連絡流路9は、エンドプレート10の上面の分配管接続口12から下方へ略垂直に彫り込んだ立壁14を備え、上記仮想的な壁面Xよりも内側へ隆起した壁面15が形成される。その為、有底孔部21の底の位置と、傾斜連絡流路9の壁面15との間の距離(肉厚)が確保され、傾斜連絡流路9の強度を確保することが出来、ひいては燃料電池用エンドプレート10全体の強度を確保出来る。
立壁14の長さ(D)、即ち、エンドプレート10の上面の分配管接続口12から下方へ垂直に彫り込む距離が長くなるほど、傾斜連絡流路9内の壁面15が大きく隆起して、有底孔部21の底の位置と、傾斜連絡流路9との間の距離が長くなり、厚みを増す。したがって、垂直壁の長さ(D)を長くすれば、傾斜連絡流路9の強度を上げることが出来る。立壁14の長さ(D)は、例えば、分配管接続口12の近傍に設けられる有底孔部21の孔の深さ(ボルト孔21Aの深さd1,収容部21Bの深さd2)に応じて定めれば良い。例えば、ボルト孔21Aの底の位置(深さd1)と仮想的な壁面Xとの間の距離およびその距離における傾斜連絡流路9の強度を把握し、その結果に基づいて、立壁14の長さ(D)を決めればよい。なお立壁14の長さDを、長く設定し過ぎると、傾斜連絡流路9の内径が小さくなり過ぎて、内部を流体が流れ難くなってしまう。その為、立壁14の長さDを決める際、傾斜連絡流路9の強度と共に、流体の流し易さをも考慮することが望ましい。
ここで、エンドプレート10中の傾斜連絡流路9の全体構造を把握するため、図3を用いて説明する。図3は、エンドプレート10中の傾斜連絡流路9の透過図である。傾斜連絡流路9は、エンドプレート10の上面に矩形状の分配管接続口12を有し、その矩形状の分配管接続口12の一辺から下方へ垂直に彫り込んだ立壁14を有する。なお傾斜連絡流路9は、エンドプレート10の下面に矩形状の燃料電池接続口13を有する。本実施形態の傾斜連絡流路9は、矩形状の断面を有するが、他の実施形態においては、例えば、楕円形状、円形状、多角形状等の断面を有する傾斜連絡流路であっても良い。
図1に戻り以下、説明を続ける。分配管7の流路およびエンドプレート10内の傾斜連絡流路9を通過した酸化ガスは、燃料電池1内の酸化ガスマニホールド5(5A)内へ入る。酸化ガスマニホールド5(5A)内へ入った酸化ガスは、酸化ガスマニホールド5(5A)内を通過する間に、各燃料電池セル3へ酸化ガスを行き渡らせる。各燃料電池セル3へ行き渡った酸化ガスの内、発電に用いられなかった酸ガス等は、各燃料電池セル3内を通過して、各燃料電池セル3の他の端部内を貫き、燃料電池スタック内を真っ直ぐに伸びる他の流路部5Bの酸化ガスマニホールド5へ入り、集められる。酸化ガスマニホールド5(5B)へ集められたガス等は、再びエンドプレート10内を通り、エンドプレート10上に設けられる他の分配管17内を通って、燃料電池1の外部へ排出される。
ここで、図4を用いて燃料電池1,2の外部へ排出されるガス等の流れを、更に詳しく説明する。図4は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域B内を拡大して示した、分配管17、エンドプレート10および燃料電池1,2の部分断面図である。エンドプレート10は、傾斜連絡流路19を備える。この傾斜連絡流路19は、2つの燃料電池1,2内のそれぞれの酸化ガスマニホールド5B,6Bから排出されるガスや水等の流体を併合して、酸化ガスマニホールド5B,6Bと分配管17の流路38との間を連絡するものである。傾斜連絡流路19は、エンドプレート10の下面に2つの燃料電池側接続口33,34を有し、上面に1つの分配管側接続口32を有する。したがって、傾斜連絡流路19は、二股に別れた流路部19A,19Bを備える。それぞれの燃料電池1,2の酸化ガスマニホールド5B,6Bから排出されるガス等の流体は、それぞれの酸化ガスマニホールド5B,6Bと接続する燃料電池接続口33,34から傾斜連絡流路19(19A,19B)内へ進入する。傾斜連絡流路19(19A,19B)内へ進入した流体は、傾斜したそれぞれの流路部19A,19B内を通り、その後、1つの分配管接続口32において合流する。合流した流体は、分配管接続口32と接続する分配管17の流路38内へ進入し、分配管17と接続する所定の配管(図示せず)を通って外部へ排出される。
分配管17は、フランジ部18を備え、このフランジ部18を介してエンドプレート10の上面にボルト16で固定される。なおエンドプレート10の上面であって分配管接続口32の近傍には、傾斜連絡流路19へ向けて掘り下げられた、ボルト孔21A、リング状シール部材収容部21B等の有底孔部21が設けられている。
この傾斜連絡流路19は、エンドプレート10の上面の分配管接続口19から下方へ垂直へ彫り込んだ2つの垂直壁(立壁)35,36を備える。ここで図5を用いて傾斜連絡流路19の全体構造を示す。図5は、エンドプレート10に形成された傾斜連絡流路19の透過図である。なお説明の便宜上、図5では、傾斜連絡流路19のみを示した。図5において示されるように、傾斜連絡流路19は、矩形状の1つの分配管接続口32と、矩形状の2つの燃料電池接続口33,34とを備える。この傾斜連絡流路19は、図4において示されるように、分配管接続口32の近傍に有底孔部21(21A,21B)を備えるが、垂直壁35,36を備える為、有底孔部21と傾斜連絡流路19との間の肉厚(間隔)を確保することが出来る。即ち、垂直壁35を備えることにより、傾斜連絡流路19の流路部19Aの壁面と、有底孔部21との間の肉厚が確保され、垂直壁36を備えることにより、傾斜連絡流路19の流路部19Bの壁面と、有底孔部21との間の肉厚が確保される。その為、エンドプレート10は、有底孔部21と傾斜連絡流路19との間の強度を確保出来る。
燃料電池用エンドプレート10を有する燃料電池1,2を備える燃料電池装置30は、車両用燃料電池装置、定置用燃料電池装置として用いられる。なお、エンドプレート10は、2つの燃料電池1,2において共有されるものに限られず、燃料電池毎に用いられるものであってもよい。上記実施形態において、エンドプレート11においては、エンドプレート10の様に、傾斜連絡流路を備えるものではない。しかし、エンドプレート11の側より、燃料電池1,2内へ流体の出し入れを行う場合には、エンドプレート11に、傾斜連絡流路9,19等の所定の連絡流路が形成されてもよい。
本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを備える燃料電池装置の概略構成図である。 図1において示される領域A内を拡大して示した部分断面図である。 エンドプレート中の傾斜連絡流路の透過図である。 図1において示される領域B内を拡大して示した部分断面図である。 エンドプレート中の他の傾斜連絡流路の透過図である。
符号の説明
1,2 燃料電池、3 燃料電池セル、4 締結部材(テンションプレート)、5,5A,5B,6,6A,6B マニホールド(酸化ガスマニホールド)、7 分配管、8 分配管7の流路、9 傾斜連絡流路、10 燃料電池用エンドプレート、11 他の燃料電池用エンドプレート、12 分配管接続口、13 燃料電池接続口、14 立壁、15 立壁14を含む壁面、16 ボルト(固定手段)、17 分配管、18 フランジ部、19 傾斜連絡流路、19A,19B 傾斜連絡流路の流路部、20 ボルト挿入孔、21 有底孔部、21A ボルト孔、21B リング状シール部材収容部、22 ボルトのねじ山(雄ねじ部)、23 ボルト孔内のねじ溝(雌ねじ部)、24 リング状シール部材(Oリング)、30 燃料電池装置、32 分配管接続口、33,34 燃料電池接続口、35,36 垂直壁、38 分配管17の流路、X 仮想的な壁面。

Claims (5)

  1. 一方の面の分配管接続口と、他方の面の燃料電池接続口との間を傾斜して連絡する傾斜連絡流路と、
    分配管接続口の近傍に配置し、一方の面から前記傾斜連絡流路へ向けて掘り下げられた有底の有低孔部と、を備える燃料電池用エンドプレートにおいて、
    前記傾斜連絡流路は、分配管接続口から略垂直に彫り込まれた立壁を備えることを特徴とする燃料電池用エンドプレート。
  2. 請求項1記載の燃料電池用エンドプレートにおいて、
    前記立壁は、前記有底孔部の深さに応じて彫り込まれることを特徴とする燃料電池用エンドプレート。
  3. 請求項1または請求項2記載の燃料電池用エンドプレートにおいて、
    前記有底孔部は、前記分配管接続口を周回し、燃料電池用エンドプレートの上側に配置する分配管との間をシールする為のリング状シール部材を収容するリング状シール部材収容部であることを特徴とする燃料電池用エンドプレート。
  4. 請求項1または請求項2記載の燃料電池用エンドプレートにおいて、
    前記有底孔部は、内部にねじ溝を備えることを特徴とする燃料電池用エンドプレート。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の燃料電池用エンドプレートにおいて、
    前記傾斜連絡流路は、一方の面側に配置される分配管の流路と、他方の面側に配置される燃料電池のマニホールドとの間を連絡することを特徴とする燃料電池用エンドプレート。

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