JPH08129272A - 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤 - Google Patents

静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤

Info

Publication number
JPH08129272A
JPH08129272A JP6266770A JP26677094A JPH08129272A JP H08129272 A JPH08129272 A JP H08129272A JP 6266770 A JP6266770 A JP 6266770A JP 26677094 A JP26677094 A JP 26677094A JP H08129272 A JPH08129272 A JP H08129272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
electrostatic charge
charge image
ppm
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6266770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2990329B2 (ja
Inventor
Manabu Serizawa
学 芹澤
Ikutaro Nagatsuka
育太郎 長束
Haruhide Ishida
晴英 石田
Sakon Takahashi
左近 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17435463&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH08129272(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6266770A priority Critical patent/JP2990329B2/ja
Priority to US08/543,343 priority patent/US5629120A/en
Publication of JPH08129272A publication Critical patent/JPH08129272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990329B2 publication Critical patent/JP2990329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/108Ferrite carrier, e.g. magnetite
    • G03G9/1085Ferrite carrier, e.g. magnetite with non-ferrous metal oxide, e.g. MgO-Fe2O3

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリアの画質維持性を向上させ、画像への
キャリア付着を抑制することができ、濃度ムラや地汚れ
のない優れた画質が得られる静電荷像現像用キャリア及
び該キャリアを用いた静電荷像現像剤を提供しようとす
るものである。 【構成】 フェライトを含有する静電荷像現像用キャリ
アにおいて、Cu成分を0.1〜2500ppm、Zn
成分を0.1〜5000ppm、Ni成分を0.1〜2
000ppm含有するフェライトを用いたことを特徴と
する静電荷像現像用キャリアである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法等により形成される静電荷像を現像する際に用いる静
電荷像現像用キャリア及び該キャリアを用いた現像剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法など、静電荷像を経て画像情
報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されてい
る。電子写真法において、帯電、露光工程より感光体上
に静電潜像を形成し、トナーを含む現像剤で現像し、転
写、定着工程を経て可視化される。ここで用いられる現
像剤には、トナーとキャリアからなる2成分現像剤と、
磁性トナーなどのようにトナーを単独で用いる1成分現
像剤とがある。2成分現像剤は、キャリアが現像剤の攪
拌・搬送・帯電などの機能を分担し、現像剤としての機
能が分離されているため、制御性がよいなどの特徴があ
り、現在、広く用いられている。
【0003】特に、芯材上に樹脂を被覆したキャリアを
含有する現像剤は、帯電制御性が優れ、環境依存性、経
時安定性の改善が比較的容易である。また、現像方法と
しては、古くはカスケード法などが用いられていたが、
現在は現像剤搬送担体として磁気ロールを用いる磁気ブ
ラシ法が主流である。
【0004】2成分現像剤を用いる磁気ブラシ法には、
現像剤の帯電劣化による画像濃度の低下、著しい背景部
の汚れの発生、画像へのキャリアの付着による画像荒れ
及びキャリアの消費、さらには画像濃度ムラの発生など
の問題がある。現像剤の帯電劣化は、キャリアコート層
へのトナー成分の固着やコート層の剥がれなどにより発
生しやすく、また、コート層が不均一である場合は、湿
度、温度などの環境変動時、トナーの追加時、高トナー
濃度時などに背景部汚れを発生する傾向がある。
【0005】画像へのキャリアの付着メカニズムは、コ
ート層が不均一であったり、剥がれたりしてキャリアの
電気抵抗が低下することにより、画像部に誘導電荷が注
入されてキャリアが付着するため、エッジ部にキャリア
が付着するものと考えられている。キャリアの電気抵抗
を調整することは、特開平2─37366号公報及び特
開平5─150565号公報に提案されているが、被覆
樹脂の剥がれによる電気抵抗の低下に対する方策につい
ては何も記載されていない。
【0006】コート層をより均一にかつ堅固にするコー
ティング法として、磁性芯材と粉末コート材を乾燥状態
で混合した後、加熱溶融して塗膜を形成する方法が提案
されているが、近年における画質向上のためのトナー粒
径の小径化、及びトナー材料の低融点化傾向を考慮する
と、上記の問題に対して必ずしも十分な効果を有してい
るとは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の問題点を解消し、以下の特徴を備えた静電荷像現像
用キャリア及び該キャリアを用いた静電荷像現像剤を提
供しようとするものである。 画像部への電荷注入を防止して高画質を確保するこ
と。 キャリア付着を防止して安定した高画質を確保すると
ともに、キャリアの消費を抑制すること。 黒ベタ及び細線の再現性に優れた画質を提供でき、感
光体への傷の発生及び黒点の発生を防止すること。 表面性及び組成が均一な安価なキャリア用芯材を確保
すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
採用することにより、上記の課題を解決することに成功
した。 (1) フェライトを含有する静電荷像現像用キャリアにお
いて、銅成分を0.1〜2500ppm、亜鉛成分を
0.1〜5000ppm、ニッケル成分を0.1〜20
00ppm含有するフェライトを用いたことを特徴とす
る静電荷像現像用キャリア。
【0009】(2) 上記(1) 記載のフェライトを芯材と
し、樹脂で被覆したことを特徴とする静電荷像現像用キ
ャリア。 (3) 前記樹脂の被覆量が0.5〜5重量%であることを
特徴とする上記(2) 記載の静電荷像現像用キャリア。 (4) 前記芯材の平均粒径が20〜120μmの範囲にあ
ることを特徴とする上記(2) 又は(3) 記載の静電荷像現
像用キャリア。 (5) 上記(1) 〜(4) のいずれか1つに記載の静電荷像現
像用キャリアと、平均粒径が5〜15μmの範囲のトナ
ーとを含有することを特徴とする静電荷像現像剤。
【0010】
【作用】本発明者等は、キャリアに配合するフェライト
に着目し、上記問題点を克服するために鋭意検討した結
果、銅成分、亜鉛成分及びニッケル成分を特定の範囲で
含有させることにより、本発明を完成することができ
た。即ち、銅成分を0.1〜2500ppm、亜鉛成分
を0.1〜5000ppm及びニッケル成分を0.1〜
2000ppm、好ましくは銅成分を1〜2000pp
m、亜鉛成分を1〜4000ppm及びニッケル成分を
1〜1500ppm、より好ましくは銅成分を10〜1
500ppm、亜鉛成分を10〜3000ppm及びニ
ッケル成分を10〜1000ppm、さらに好ましくは
銅成分は10〜1000ppm、亜鉛成分は 10〜1
500ppm、ニッケル成分は10〜500ppmの範
囲で含有させることにより、フェライト粒子の電気抵抗
を所定の範囲に制御することができ、かつ、粒子の焼成
時に適度の凹凸を形成することが可能になった。
【0011】なお、上記フェライト中の金属成分の含有
量は次の方法で測定した。サンプルを熱濃硝酸(16
N)に加え、1時間程度放置した後冷却し、過酸化水素
水を加えた後加熱冷却する。さらに、濃塩酸を加えて再
び加熱冷却する。これを濾過した後、原子吸光光度法で
測定する。
【0012】銅成分、亜鉛成分及びニッケル成分の含有
量が上記範囲を越えると、フェライト粒子の電気抵抗が
低下して画像部への電荷注入を生じやすくなる。これを
防止するために、絶縁性の樹脂などを塗布して電気抵抗
を調整する方法もあるが、キャリア攪拌により樹脂が剥
がれやすくなり、当初の電気抵抗を維持できない恐れが
ある。
【0013】また、銅成分、亜鉛成分及びニッケル成分
の含有量が上記範囲を下回ると、キャリアの製造性に影
響を与え、粒子製造時に適度の凹凸を形成することが困
難になり、樹脂等を塗布して電気抵抗を調整しても、凸
部より画像部への電荷注入を生じやすくなる。なお、粒
子焼成時に適度な凹凸を得ようとすると、非常に高温条
件(例えば、1500℃程度の高温)が必要となり、安
価なフェライト粒子を確保できなくなる。
【0014】本発明で使用するフェライト粒子、特に、
芯材粒子としては、Mn,Mg,Ca,Sr,Ti等の
2価の金属を骨格に含むフェライトを挙げることができ
る。しかし、上記のフェライトを構成する金属だけで
は、焼結に必要な温度が高くなりすぎるので、本発明で
は、Cu及びNiという焼結温度の低い元素を加えるこ
とにより低温での焼結を可能にしたもので、Cu及びN
iの含有量が0.1ppmより低いと上記の効果がな
く、Cuが2500ppmを越え、Niが2000pp
mを越えると電気抵抗が下がり過ぎる。また、Znは磁
力を高める効果があるが、0.1ppmより低いとその
効果がなく、5000ppmを越えると前記の焼結温度
を高くするという欠点が生ずる。
【0015】なお、フェライトの骨格を構成する2価の
金属のうち、Mn,Mg及びCaは、フェライト粒子表
面に対し、より適度の凹凸を付与するのに適している。
また、上記のフェライト粒子を芯材として使用するとき
には、それ自体高い電気抵抗を示すため(例えば、50
〜2000Vの領域で1×107 〜1×1010Ωc
m)、仮に被覆樹脂などがキャリア表面から剥がれて
も、画像部への電荷注入やキャリア付着を防止すること
ができる。
【0016】本発明にかかるキャリアは、上記のフェラ
イト粒子をそのまま使用することもできるが、適度の帯
電量を得るために、樹脂を被覆してもよい。本発明で使
用される被覆樹脂としては、フッ化ビニリデン、テトラ
フロロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、モノクロ
ロトリフロロエチレン、トリフロロエチレンなどのビニ
ル系フッ素含有モノマーの共重合体;スチレン、クロル
スチレン、メチルスチレンなどのスチレン類;(メタ)
アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸フェニルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エ
ステル類;ジメチルアミノエチルメタクリレートなどの
含窒素アクリル類;(メタ)アクリロニトリルなどのニ
トリル類;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンな
どのビニルピリジン類;ビニルエーテル類;ビニルケト
ン類;エチレン、モノクロロエチレン、プロピレン、ブ
タジエン等のオレフィン類;メチルシリコン、メチルフ
ェニルシリコンなどのシリコン類などの単独重合体、又
は、共重合体を使用することができ、さらに、ビスフェ
ノール、グリコール等を含むポリエステル類を使用する
こともできる。また、上記の被覆樹脂を2種以上混合し
て使用することもできる。
【0017】被覆樹脂の配合量は、キャリアに対して総
量で0.5〜5.0重量%、好ましくは1.0〜3.0
重量%の範囲が画質、2次障害、帯電性を同時に満たす
ために適している。本発明の芯材への樹脂被覆には、加
熱型ニーダー、加熱型ヘンシェルミキサー、UMミキサ
ー、プラネタリーミキサーなどを使用することができ
る。本発明で使用するフェライト芯材粒子は、ほぼ球形
の形状を有し、平均粒径が20〜120μm、好ましく
は30〜80μmの範囲が適している。
【0018】本発明のキャリアは、トナーと混合して2
成分現像剤として用いることができる。トナーは、結着
樹脂中に着色剤等を分散させたものであり、トナーに使
用する結着樹脂としては、スチレン、パラクロロスチレ
ン、α−メチルスチレンなどのスチレン類;(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルなどのα−
メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;アクリロニ
トリル、メタアクリロニトリルなどのビニルニトリル
類;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどのビ
ニルピリジン類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテルなどのビニルエーテル類;ビニルメチルケ
トン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケト
ンなどのビニルケトン類;エチレン、プロピレン、イソ
プレン、ブタジエンなどの不飽和炭化水素類及びそのハ
ロゲン化物、クロロプレンなどのハロゲン系不飽和炭化
水素類などの単量体による単独重合体、及び、これらの
単量体を2種以上組み合わせて得られる共重合体、及
び、これらの混合物、さらには、ロジン変性フェノール
ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポ
リエーテル樹脂等の非ビニル縮合系樹脂、又は、これら
と前記ビニル系樹脂との混合物を挙げることができる。
【0019】トナーに用いる着色剤としては、カーボン
ブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイ
ルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、メ
チレンブルー、ローズベンガル、フタロシアニンブル
ー、又はこれらの混合物を挙げることができる。
【0020】着色剤以外のトナー成分としては、荷電制
御剤、オフセット防止剤、流動性向上剤などがあり、ま
た、必要に応じて磁性体微粉末を含有させてもよい。ト
ナーの粒径は高画質を得るために小径化傾向があり、平
均粒径は5〜15μm、より好ましくは5〜10μmの
範囲が適している。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、こ
れにより本発明が限定されるものではない。なお、製造
例、実施例で「部」とは重量部を意味する。 (芯材粒子の製造例1)フェライト成分として、Fe2
3 を60.33モル%、MnOを29.66モル%、
CuOを0.02モル%、ZnOを0.01モル%、N
iOを0.01モル%からなる混合物を100部、及
び、SiO2 を1.2部、ボールミルで0.01〜1μ
mに湿式混合し、乾燥粉砕した後クラッシャーで0.1
〜1.5mm程度に粉砕した。その後、さらにボールミ
ルで湿式粉砕してスラリー化したものにバインダーとし
てポリビニルアルコールを0.8%加えてスプレドライ
ヤー法で球状粒子を造粒し、1330℃で焼成して分級
し、平均粒径50μmの芯材粒子を得た。得られた芯材
粒子のCu、Zn及びNiを定量したところ、それぞれ
180ppm、50ppm、70ppmであった。ま
た、電気抵抗は、100V時で8.4×109 Ωcm、
2000V時で6.9×109 Ωcmであった。
【0022】(芯材粒子の製造例2)フェライト成分と
して、Fe2 3 を58.4モル%、CaOを41.1
モル%、CuOを0.1モル%、ZnOを0.3モル
%、NiOを0.1モル%からなる混合物を100部、
及び、SiO2 を1.2部、上記製造例1と同様の方法
で混合、造粒し、1210℃で焼成して分級し、平均粒
径50μmの芯材粒子を得た。得られた芯材粒子のC
u、Zn及びNiを定量したところ、それぞれ1030
ppm、2200ppm、1600ppmであった。ま
た、電気抵抗は、100V時で1.4×108 Ωcm、
2000V時で5.7×107 Ωcmであった。
【0023】(芯材粒子の製造例3)フェライト成分と
して、Fe2 3 を50.9モル%、MgOを49.1
モル%、CuOを0.001モル%、ZnOを0.00
1モル%、NiOを0.001モル%からなる混合物を
100部、及び、SiO2 を1.1部、上記製造例1と
同様の方法で混合、造粒し、1290℃で焼成して分級
し、平均粒径50μmの芯材粒子を得た。得られた芯材
粒子のCu、Zn及びNiを定量したところ、それぞれ
30ppm、15ppm、20ppmであった。また、
電気抵抗は、100V時で2.4×109 Ωcm、20
00V時で1.0×109 Ωcmであった。
【0024】(芯材粒子の製造例4)フェライト成分と
して、Fe2 3 を55.1モル%、CaOを44.9
モル%からなる混合物を100部、及び、SiO2
1.1部、上記製造例1と同様の方法で混合、造粒し、
1290℃で焼成して分級し、平均粒径50μmの芯材
粒子を得た。得られた芯材粒子のCu、Zn及びNiを
定量したところ、それぞれ0.05ppm、0.02p
pm、0.01ppmであった。また、電気抵抗は、1
00V時で2.2×1010Ωcm、2000V時で1.
9×1010Ωcmであった。
【0025】〔実施例1〕芯材粒子の製造例1で得たマ
ンガンフェライト1000部を、ポリメタクリル酸メチ
ル(三菱レイヨン社製、BR−87)5部を溶解したト
ルエン溶液500部に投入し、室温、常圧で15分間混
合溶解した後、攪拌しながら減圧加熱して溶剤であるト
ルエンを留去し、その後、105μmの篩で篩分してキ
ャリアを得た。
【0026】〔実施例2〕芯材粒子の製造例2で得たカ
ルシウムフェライト1000部を、ポリメタクリル酸メ
チル(三菱レイヨン社製、BR−87)5部を溶解した
トルエン溶液500部に投入し、室温、常圧で15分間
混合溶解した後、攪拌しながら減圧加熱して溶剤である
トルエンを留去し、その後、105μmの篩で篩分して
キャリアを得た。
【0027】〔実施例3〕芯材粒子の製造例3で得たマ
グネシウムフェライト1000部を、ポリメタクリル酸
メチル(三菱レイヨン社製、BR−87)5部を溶解し
たトルエン溶液500部に投入し、室温、常圧で15分
間混合溶解した後、攪拌しながら減圧加熱して溶剤であ
るトルエンを留去し、その後、105μmの篩で篩分し
てキャリアを得た。
【0028】〔比較例1〕芯材粒子の製造例4で得たカ
ルシウムフェライト1000部を、ポリメタクリル酸メ
チル(三菱レイヨン社製、BR−87)5部を溶解した
トルエン溶液500部に投入し、室温、常圧で15分間
混合溶解した後、攪拌しながら減圧加熱して溶剤である
トルエンを留去し、その後、105μmの篩で篩分して
キャリアを得た。
【0029】〔比較例2〕銅−亜鉛フェライト(パウダ
ーテック社製、平均粒径50μm、銅成分37000p
pm、亜鉛成分20000ppm、ニッケル成分120
0ppm、電気抵抗50Vのとき1×107 Ωcm、8
00Vの領域ではブレークダウンした。)1000部
を、ポリメタクリル酸メチル(三菱レイヨン社製、BR
−87)5部を溶解したトルエン溶液500部に投入
し、室温、常圧で15分間混合溶解した後、攪拌しなが
ら減圧加熱して溶剤であるトルエンを留去し、その後、
105μmの篩で篩分してキャリアを得た。
【0030】(トナー製造例)結着樹脂(三洋化成社
製、スチレン・ブチルメタクリレート樹脂)87部、カ
ーボンブラック(キャボット社製、BPL)8部、帯電
制御剤(保土谷化学社製、TRH)1部、及び、ポリプ
ロピレンワックス(三洋化成社製、660P)4部を用
い、溶融混練法で平均粒径7.5μmのトナー粒子を得
た。このトナー粒子に対し、コロイダルシリカ(日本ア
エロジル社製、R972)1部を添加してヘンシェルミ
キサーで混合して評価用トナーとした。
【0031】(画質評価試験)実施例1〜3及び比較例
1、2のキャリアを、トナー濃度6%となるように評価
用トナーと混合して現像剤を作製した。これらの現像剤
を富士ゼロックス社製VIVACE400改造機を用い
て画質評価を行い、表1の結果を得た。表1から明らか
なように、実施例1〜3のキャリアは比較例1、2に対
して画質安定性が良いことが分かる。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、キャリアの画質維持性を向上させることができ、
画像へのキャリアの付着が防止され、濃度ムラや地汚れ
のない優れた画質を得ることができるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/10 351 (72)発明者 高橋 左近 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライトを含有する静電荷像現像用キ
    ャリアにおいて、銅成分を0.1〜2500ppm、亜
    鉛成分を0.1〜5000ppm、ニッケル成分を0.
    1〜2000ppm含有するフェライトを用いたことを
    特徴とする静電荷像現像用キャリア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフェライトを芯材とし、
    樹脂で被覆したことを特徴とする静電荷像現像用キャリ
    ア。
  3. 【請求項3】 前記樹脂の被覆量が0.5〜5重量%で
    あることを特徴とする請求項2記載の静電荷像現像用キ
    ャリア。
  4. 【請求項4】 前記芯材の平均粒径が20〜120μm
    の範囲にあることを特徴とする請求項2又は3記載の静
    電荷像現像用キャリア。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の静
    電荷像現像用キャリアと、平均粒径が5〜15μmの範
    囲のトナーとを含有することを特徴とする静電荷像現像
    剤。
JP6266770A 1994-10-31 1994-10-31 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤 Expired - Fee Related JP2990329B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6266770A JP2990329B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤
US08/543,343 US5629120A (en) 1994-10-31 1995-10-16 Electrostatic image developing carrier and electrostatic image developer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6266770A JP2990329B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08129272A true JPH08129272A (ja) 1996-05-21
JP2990329B2 JP2990329B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=17435463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6266770A Expired - Fee Related JP2990329B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5629120A (ja)
JP (1) JP2990329B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002519A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Dowa Electronics Materials Co Ltd 電子写真現像剤用キャリア芯材とその製造方法、電子写真現像剤用キャリア並びに電子写真現像剤
JP2010091625A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Fuji Xerox Co Ltd 二成分現像剤及びその製造方法、画像形成方法、並びに、画像形成装置
EP2233980A1 (en) 2009-03-26 2010-09-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Two-component developer, developer cartridge, process cartridge and image formation apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3223861B2 (ja) * 1997-06-23 2001-10-29 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤および画像形成方法
US6143456A (en) * 1999-11-24 2000-11-07 Xerox Corporation Environmentally friendly ferrite carrier core, and developer containing same
US7452651B2 (en) * 2004-11-05 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Carrier, two-component developer, and image forming method
JP4781015B2 (ja) * 2005-06-03 2011-09-28 パウダーテック株式会社 電子写真用フェライトキャリア芯材、電子写真用フェライトキャリア及びこれらの製造方法、並びに該フェライトキャリアを用いた電子写真用現像剤
JP2010164829A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3996392A (en) * 1975-10-29 1976-12-07 Xerox Corporation Humidity-insensitive ferrite developer materials
JP2683623B2 (ja) * 1988-07-27 1997-12-03 三田工業株式会社 二成分現像剤用キャリア
JPH05150565A (ja) * 1991-11-27 1993-06-18 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置の現像方法
JP3171684B2 (ja) * 1992-07-27 2001-05-28 コニカ株式会社 静電像現像用キャリアおよびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002519A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Dowa Electronics Materials Co Ltd 電子写真現像剤用キャリア芯材とその製造方法、電子写真現像剤用キャリア並びに電子写真現像剤
JP2010091625A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Fuji Xerox Co Ltd 二成分現像剤及びその製造方法、画像形成方法、並びに、画像形成装置
EP2233980A1 (en) 2009-03-26 2010-09-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Two-component developer, developer cartridge, process cartridge and image formation apparatus
KR101287193B1 (ko) * 2009-03-26 2013-07-16 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 2성분 현상제, 현상제 카트리지, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치
US8828638B2 (en) 2009-03-26 2014-09-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Two-component developer, developer cartridge, process cartridge and image formation apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2990329B2 (ja) 1999-12-13
US5629120A (en) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH086307A (ja) 電子写真用キャリア及びその製造方法、並びに電子写真用帯電付与部材
JP3409486B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア及びその製造方法、並びに画像形成方法
JP2990329B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像剤
JP3146775B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア、その製造方法及び画像形成方法
JPH09319158A (ja) 静電潜像現像剤及びそれを用いた画像形成方法
JPH086308A (ja) 電子写真用キャリア及びその製造方法並びに電子写真用帯電付与部材
JP3125490B2 (ja) 静電荷像現像用キャリアの製造方法
JP3077708B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア
JP3245968B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア及びその製造方法
JPH08334932A (ja) 二成分系現像剤
JPH096054A (ja) 電子写真用キャリア及びその製造方法、電子写真用帯電付与部材
JP3344211B2 (ja) 静電潜像現像剤及び画像形成方法
JP2623986B2 (ja) 静電荷像現像用キャリアの製造方法
JP2822930B2 (ja) 電子写真用キャリア及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに電子写真用帯電付与部材
JP3241123B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2850782B2 (ja) 電子写真用キャリア、その製造方法、電子写真用現像剤、及び、電子写真用帯電付与部材
JPH02137855A (ja) 静電荷現像用トナー
JP3409478B2 (ja) 静電荷像現像用キャリアの製造方法
JPH04268573A (ja) 静電荷像現像用キャリア
JPH07333911A (ja) 電子写真用キャリア及び電子写真用帯電付与部材
JPH05173371A (ja) 静電荷像現像用キャリア及びその製造方法
JPH07219280A (ja) 電子写真用キャリア及びその製造方法
JPH0619208A (ja) 静電荷像現像用キャリア及びその製造方法
JPH05119512A (ja) 乾式トナー及びその製造方法
JPH10177279A (ja) 静電潜像現像用キャリア及びその製造方法、静電潜像現像剤

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees