JPH08123742A - リトライ制御装置 - Google Patents

リトライ制御装置

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JPH08123742A
JPH08123742A JP6286033A JP28603394A JPH08123742A JP H08123742 A JPH08123742 A JP H08123742A JP 6286033 A JP6286033 A JP 6286033A JP 28603394 A JP28603394 A JP 28603394A JP H08123742 A JPH08123742 A JP H08123742A
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JP
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bus
retry
processor
retries
signal
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JP6286033A
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Inventor
Mitsuhiro Oohori
満洋 大堀
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バス使用権要求のリトライ動作を適正化す
る。 【構成】 プロセッサ4が第1のバス1の使用権を獲得
し、バスインタフェース3を介して第2のバス2の使用
権要求をしたとする。一方、入出力装置5は第2のバス
2の使用権を獲得し、バスインタフェース3を介して第
1のバス1のバス使用権要求をしたとする。このとき、
例えば、プロセッサ4は一旦第1のバス1を開放し、入
出力装置5に第1のバス1の使用権を譲る。その後、プ
ロセッサ4が再び同様の手順で第2のバス2の使用権要
求をする。リトライカウンタ6はそのリトライ回数をカ
ウントする。一定回数以上リトライが不成功の場合、リ
トライカウンタ6はリトライアウト信号を出力し、これ
をプロセッサ4に送る。リトライアウト信号は割り込み
信号やアクセス例外処理信号となってソフトウェアリト
ライを起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の情報処理装置に
おいて、バスライン獲得要求が競合した場合の調整を行
うリトライ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の情報処理装置において、プロセッ
サや入出力装置等を結ぶバスラインは同一時刻に複数の
装置が使用できないため、各装置のバス使用権要求に対
して一定の競合調整が行われる。このバスアクセスには
起動サイクルと終了サイクルがあり、バスアクセスの方
式には2種の方式が知られている。1つはスプリット方
式と呼び、アクセスの起動サイクルと終了サイクルとが
分離されているもので、起動サイクルと終了サイクルの
間に他の起動サイクルや終了サイクルが入り込むことが
できる。換言すれば、バスが占有されるのは、起動サイ
クルまたは終了サイクルの間のみとなる。一方、もう1
つの方式として、ノンスプリット方式と呼ぶものがあ
る。この方式では、起動サイクルから終了サイクルまで
バスが占有される。スプリット方式はバスを有効利用し
性能が高くなるが、ノンスプリット方式に比べハードウ
ェア量が多く、比較的高価になるという特徴を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のノン
スプリット方式を採用する情報処理装置では次のような
解決すべき課題があった。それぞれバス権を独自に制御
される複数のバスラインを接続する場合には、その間に
バスインタフェースを設ける。一方のバスラインのバス
権を獲得した装置は、バスインタフェースを介して他方
のバスラインのバス権を要求し、アクセスラインを確立
する。しかしながら、他方のバスラインが既に他の装置
によりバス権を獲得されており、当該他の装置はバスイ
ンタフェースを介して一方のバスラインのバス権を要求
しようとすることがある。このような場合、一方の装置
は、それぞれ他方の装置のバスの使用権が開放されるの
を待つことから、いわゆるデッドロック状態となる。
【0004】この場合、どちらかの装置が一旦バスを開
放し、その後、中止したアクセスを再度試みるようにす
る。これをリトライ制御と呼ぶが、このリトライ制御が
適切に行われなければ、例えばハードウェア障害が原因
で無限にリトライを繰り返してしまったり、バスが混雑
した場合にリトライが頻発するという解決すべき課題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。それぞれノンスプリット
方式で別個に制御される第1のバスと第2のバスと、こ
れらのバスの間に挿入されて、双方のバス権制御を実行
するバスインタフェースとを備え、このバスインタフェ
ースには、第1のバスに接続された装置が第2のバスに
接続された装置をアクセスするために、バスインタフェ
ースに第2のバスのバス権を要求して、バス権獲得に失
敗したとき、バス権要求のリトライ回数をカウントする
カウンタを設ける。
【0006】また、第1のバスに接続されたプロセッサ
と、第2のバスに接続された入出力装置とを備え、バス
インタフェースには、プロセッサが、バスインタフェー
スを介して入出力装置をアクセスするために、バスイン
タフェースに第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
得に失敗したとき、バス権要求のリトライ回数をカウン
トするリトライカウンタを設け、リトライカウンタは、
リトライ回数をカウントして、予め設定した所定値を越
えたとき、リトライアウト信号を出力し、このリトライ
アウト信号をプロセッサの割り込み信号として伝送する
割り込み信号線を備えてもよい。
【0007】第1のバスに接続されたプロセッサと、第
2のバスに接続された入出力装置とを備え、バスインタ
フェースには、プロセッサが、バスインタフェースを介
して入出力装置をアクセスするために、バスインタフェ
ースに第2のバスのバス権を要求して、バス権獲得に失
敗したとき、バス権要求のリトライ回数をカウントする
リトライカウンタを設け、リトライカウンタは、リトラ
イ回数をカウントして、予め設定した所定値を越えたと
き、リトライアウト信号を出力し、このリトライアウト
信号をプロセッサのアクセス例外信号として伝送する制
御線を備えることもできる。
【0008】更に、第1のバスに接続されたプロセッサ
と、第2のバスに接続された入出力装置とを備え、バス
インタフェースには、プロセッサが、バスインタフェー
スを介して入出力装置をアクセスするために、バスイン
タフェースに第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
得に失敗したとき、バス権要求のリトライ回数をカウン
トするリトライカウンタを設け、リトライカウンタは、
リトライ回数をカウントして、予め設定した所定値を越
えたとき、リトライアウト信号を出力し、このリトライ
アウト信号を、プロセッサに入出力装置より優先してバ
ス権を与える優先制御信号として、各バスのアービタへ
送信する優先制御信号線を備えてもよい。
【0009】
【作用】プロセッサが第1のバスの使用権を獲得し、バ
スインタフェースを介して第2のバスの使用権要求をし
たとする。一方、入出力装置は第2のバスの使用権を獲
得し、バスインタフェースを介して第1のバスのバス使
用権要求をしたとする。このとき、例えば、プロセッサ
は一旦第1のバスを開放し、入出力装置に第1のバスの
使用権を譲る。その後、プロセッサが再び同様の手順で
第2のバスの使用権要求をする。リトライカウンタはそ
のリトライ回数をカウントする。一定回数以上リトライ
が不成功の場合、リトライカウンタはリトライアウト信
号を出力し、これをプロセッサに送る。リトライアウト
信号は割り込み信号やアクセス例外処理信号となってソ
フトウェアリトライを起動させる。また、あるいはその
後優先的にバス使用権を与える優先制御信号となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のリトライ制御装置実施例を示
すブロック図である。本発明の装置は、例えばこの図に
示すように、第1のバス1と第2のバス2とがいずれも
ノンスプリット方式を採用し、これらがバスインタフェ
ース3を介して接続されているようなシステムに適用さ
れる。第1のバス1にはプロセッサ4が接続され、第2
のバス2には入出力装置5が接続されるものとする。こ
こで、プロセッサ4が第1のバス1の使用権を獲得し、
バスインタフェース3を介して第2のバス2の使用権を
要求したとき、同時に入出力装置5が第2のバス2の使
用権を既に獲得し、バスインタフェース3を介して第1
のバス1の使用権を要求したときを考える。
【0011】この場合に、いずれか一方、例えばプロセ
ッサ4が一旦バスの使用権要求を保留して第1のバス1
の使用権を開放する。こうして、入出力装置5に第1の
バス1の使用権を譲るとともに、その後、一定の時間後
に第1のバス1とバスインタフェース3を通じて第2の
バス2のバス使用権を要求する。このようなリトライ動
作を実行した場合、そのリトライが必ずしも成功すると
は限らない。成功しなかった場合に、リトライカウンタ
6がそのリトライ回数を数える。そして、一定回数以上
リトライが不成功に終った場合に、図に示すようなリト
ライアウト信号7を出力するという構成とされる。この
装置の具体的な動作を説明する前に、この装置の全体構
成を説明する。
【0012】図2に、本発明の適用されるシステム全体
構成図を示す。このシステムでは、例えばシステムバス
20に対しプロセッサ部10といくつかの入出力部3
0,40が接続されている。プロセッサ部10にはロー
カルバス11を介してプロセッサ12、メモリ13及び
バスインタフェース14が接続されている。また、入出
力部30はI/O内部バス32に複数のI/Oインタフ
ェース33A,33B,33Cが接続され、これに入出
力装置50A,50B,50Cが接続された構成となっ
ている。
【0013】I/O内部バス32とシステムバス20と
はバスインタフェース31を介して接続されている。入
出力部40も入出力部30と全く同一の構成で、I/O
内部バス42に対しI/Oインタフェース43A,43
B,43Cが接続され、これに入出力装置50A,50
B,50Cが接続されている。また、I/O内部バス4
2とシステムバス20との間にバスインタフェース41
が設けられている。システムバス20のバス使用権要求
はアービタ21によって調整される。
【0014】このようなシステムにおいて、例えばプロ
セッサ12が入出力部30の入出力装置50Bにアクセ
スしようとする場合、初めにローカルバス11のバス使
用権を獲得する。その後、バスインタフェース14を介
してシステムバス20のバス使用権を獲得する。更に、
バスインタフェース31を介してI/O内部バス32の
バス使用権を獲得してI/Oインタフェース33Bを通
じ入出力装置50Bをアクセスする。
【0015】従って、図に示す矢印A1,A2,A3と
いうバス権要求の手順を経てアクセスが成立する。一
方、例えば入出力部40の入出力装置50Bがメモリ1
3をアクセスしようとする場合には、丁度逆の手順でI
/O内部バス42とシステムバス20とプロセッサ部1
0のローカルバス11のバス使用権を順に獲得すること
になる。このような場合に、入出力部40のバスインタ
フェース41やプロセッサ部10のバスインタフェース
14において、先に説明したようなアクセスの競合が発
生する。本発明においては、上記ローカルバス11、シ
ステムバス20及びI/O内部バス32,42がノンス
プリット方式で動作している場合に、そのリトライ動作
の制御を行う。
【0016】ところで、このようにバスインタフェース
を挟む両側のバスがそれぞれ独自にバス使用権を制御さ
れ、いずれもノンスプリット方式を採用する場合に、一
方のアクセスが互いに他方のアクセス終了を待ち合わせ
るためのデッドロックを引き起こし易い。この場合に、
一方が一旦バスを開放し、その後再度アクセスを行うリ
トライ動作を行う機能は、一般の多くのマイクロプロセ
ッサに付加されている。一方、入出力部30に使用され
るI/Oインタフェース33A等は、リトライ機能を有
しないものが多い。そこで、この実施例ではプロセッサ
12がリトライ動作を行い、一定の処理を実行する構成
とした。
【0017】再び図1に戻ってリトライカウンタ6の動
作を説明する。このリトライカウンタ6の動作は図の右
下に示す簡単なフローチャートに示すように、まずステ
ップS1でいずれかの装置がバス権要求を行った場合
に、ステップS2でそのバス権が獲得されたかどうかを
判断する。そして、バス権が獲得されなかった場合に
は、リトライカウンタ6がステップS3においてカウン
トアップし、再度バス権要求を繰り返すことになる。そ
の後の動作は図5以下で詳しく述べる。
【0018】ここで、例えば、プロセッサ4がバス権要
求を行うような場合には、プロセッサ4のリトライ動作
の都度、リトライカウンタ6がカウントアップあるいは
カウントダウンする。そして、後で説明するように、一
定のカウント数を超えた場合には、リトライアウト信号
7が出力される。また、一定のカウント数以下でリトラ
イが成功した場合には、リトライカウンタ6は初期値に
戻される。上記のようなリトライアウト信号7は、プロ
セッサ4に対して出力される場合には、後で説明するよ
うな割り込み信号あるいはアクセス例外信号等に使用さ
れる。また、入出力装置5がリトライを行う場合には、
入出力装置5の側にリトライアウト信号が送り込まれ、
同様の動作を実行する。
【0019】図3には、割り込み信号線使用例ブロック
図を示す。この実施例は、図1に示したリトライカウン
タ6の出力するリトライアウト信号7をプロセッサの割
り込み信号とした例を示す。図において、プロセッサ部
10には、ローカルバス11を介してプロセッサ12
と、メモリ13と、バスインタフェース14とが接続さ
れている。バスインタフェース14は、ローカルバス1
1とシステムバス20との間に接続されている。バスイ
ンタフェース14に設けられたリトライカウンタ6は、
先に説明した要領でリトライアウト信号7を出力する構
成となっている。リトライカウンタ6とプロセッサ12
との間は割り込み信号線51により接続されている。リ
トライアウト信号7はこの割り込み信号線51を通じて
プロセッサ12の割り込み端子に入力する構成となって
いる。
【0020】図4には、上記のようなリトライアウト信
号7をアクセス例外信号として処理した例を示す。この
図の場合、プロセッサ部10の構成は図3に示すものと
同一で、リトライカウンタ6とプロセッサ12の間にア
クセス例外信号制御線52が設けられている。このアク
セス例外信号制御線52を介して、リトライアウト信号
7がリトライカウンタ6からプロセッサ12のアクセス
例外信号処理のための端子に入力する。
【0021】図5及び図6を用いて、割り込み信号処理
のための具体的な動作を説明する。図5に、本発明の装
置の動作フローチャートを示す。このフローチャート
は、図3を参照しながら説明を行う。まず、ステップS
1において、プロセッサ12がシステムバス20の使用
権を要求したとする。このケースは、プロセッサ12は
既にローカルバス11のバス使用権を獲得し、その後バ
スインタフェース14に対しシステムバス20のバス使
用権要求を依頼した状態である。ステップS2で、この
使用権要求が成功し、使用権が獲得されたかどうかを判
断する。もし、使用権が獲得されていない場合には、ス
テップS3において、リトライ動作かどうかが判断され
る。リトライ動作でなければステップS1に戻り、リト
ライ制御に移る。また、リトライ動作であればステップ
S4に移り、リトライ回数をカウントアップする。そし
て、ステップS5において、そのリトライ回数が予め定
めた一定の回数Nを超えたかどうかを判断する。Nを超
えていない場合には、再びステップS1に戻り、次回の
リトライ動作を待つ。一定回数を超えている場合には、
リトライアウト信号がステップS6において、リトライ
カウンタ6から出力される。なお、リトライ回数がNを
超える前に使用権が獲得された場合には、ステップS2
からステップS7に移り、リトライカウンタ6が初期値
にリセットされる。
【0022】次に、図6において、リトライアウト信号
が出力された後の割り込み処理動作を具体的に説明す
る。図6において、ステップS1でリトライカウンタ6
のリトライ信号による割り込みが発生すると、割り込み
信号線51を介してこれを受けてプロセッサ12はソフ
トウェア割り込み処理を起動する(ステップS2)。即
ち、予め用意しているソフトウェア割り込み処理プログ
ラムの動作をスタートさせる。そして、ステップS3に
おいて、障害発生かどうかの判断をする。例えば、同様
のリトライアウトが直前に頻繁に発生しているような場
合には、障害が発生したと判断してステップS4に移
り、ハードウェア障害処理を行う。
【0023】一方、単純にバスの混雑によるものと判断
した場合には、ステップS5に移り、プログラムカウン
タを巻き戻し、バス権要求発生前の状態に戻し、ステッ
プS6において、リトライタイマをセットする。即ち、
ハードウェア的なリトライ処理の場合には、比較的短い
周期で一定時間おきにリトライが行われる。しかしなが
ら、これではバスの混雑がますます増幅される。ここ
で、ソフトウェア割り込み処理である程度長い待ち時間
を設定し、この時間を経過した後にリトライを行ってい
る。また、リトライの周期をある程度ランダムにして、
他の装置とのアクセス競合を回避する。このような目的
からリトライタイマを適切な時間にセットし、ステップ
S7において、ソフトウェアリトライ処理を進める。
【0024】図7に、アクセス例外信号処理フローチャ
ートを示す。このフローチャートは、図4に示すブロッ
ク図を参照しながら説明を行う。まず、ステップS1に
おいて、プロセッサ12のリトライが繰り返されること
によって、リトライカウンタ6からリトライアウト信号
7が出力されたとする。このリトライアウト信号7は、
アクセス例外信号制御線52を通じてプロセッサ12に
入力する。プロセッサ12はこの信号が入力すると、ス
テップS2において、バス制御のためのソフトウェアに
よるアクセスフォールトと認識する。これによって、ス
テップS3でソフトウェア例外処理を開始する。これに
よって、直ちにステップS4でソフトウェアリトライ処
理が実行される。ここでは、実際にはリトライタイマを
セットしたりする処理が含まれるが、これは図6に示す
処理と同様なので説明を省略する。
【0025】なお、図3に示した割り込み処理の実施例
では、アクセスが正常に終了したように見えるため、ソ
フトウェアがアクセスのリトライを行うためには、図6
に示したステップS5にあるように、プログラムカウン
タの巻き戻し等を必要とする。しかしながら、図7に示
したアクセス例外信号処理の場合には、ソフトウェアに
よりアクセスフォールトを認識するため、直ちにソフト
ウェアリトライが開始できる。
【0026】図8には、優先制御の実施例ブロック図を
示す。上記リトライカウンタから出力されるリトライア
ウト信号は、この実施例ではシステムバス20に接続さ
れたアービタ21へ優先制御信号線53を通じて入力す
る構成となっている。また、この優先制御信号線53
は、入出力部30,40のバスインタフェース31,4
1に設けられた信号変換部54,55を通じて、それぞ
れ優先制御信号線56,57に接続されている。これに
よって、リトライアウト信号はI/O内部バス32,4
2のアービタ58,59に入力する構成となっている。
【0027】この実施例では、リトライアウトが発生し
た場合に、例えばプロセッサ12の再度のリトライは他
の装置に優先して受け付けられることを保障する。これ
によって、オーバーラン等が防止される。従って、リト
ライカウンタ6の出力するリトライアウト信号7がアー
ビタ21に入力すると、このアービタ21はプロセッサ
がその後バス使用権を要求してきた場合、優先的にシス
テムバス20のバス使用権を与える。入出力部30,4
0のアービタ58,59も同様で、優先制御信号線5
6,57を通じてリトライアウト信号7が入力した場
合、その後、プロセッサ12によるバス権要求を最優先
に受け付ける。
【0028】このような優先制御信号線53,56,5
7は、いずれもリトライアウト信号7がロウレベルから
ハイレベルに切り替わった場合に、その信号を伝える1
本の制御線から構成すればよい。なお、システムバス2
0に接続されたアービタ21と、I/O内部バス32,
42に接続されたアービタ58,59の優先制御信号の
内容が異なる場合には、信号変換部54,55が例えば
信号のレベルを調整したり、信号を反転するような処理
を行う。
【0029】本発明は以上の実施例に限定されない。例
えばリトライカウンタ6から出力されるリトライアウト
信号に加えてリトライアウトがどの装置によってもたら
されたものであるかを識別する信号がバスインタフェー
ス14,31,41から出力されるような構成とすれ
ば、これらの信号を優先制御信号線を介してアービタ2
1,58,59に伝え、プロセッサ以外の装置について
も実施例に示したプロセッサと同様の優先処理の取扱い
を行うことが可能である。なお、上記実施例のカウンタ
は、リトライ回数をカウントし一定値と比較してその値
を超えた場合に、リトライアウト信号を出力する構成で
あればよく、実際にはプロセッサが閾値となるリトライ
回数を予めリトライカウンタにセットし、リトライカウ
ンタはその閾値からリトライ回数を減算していき、カウ
ント数が“0”になった場合にリトライアウト信号を出
力するといった構成にしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明のリトライ制御装置
は、それぞれノンスプリット方式で別個に制御される第
1のバスと第2のバスと、これらのバスの間に挿入され
て、双方のバス権制御を実行するバスインタフェースと
を備え、このバスインタフェースには、第1のバスに接
続された装置が第2のバスに接続された装置をアクセス
するために、バスインタフェースに第2のバスのバス権
を要求して、バス権獲得に失敗したとき、バス権要求の
リトライ回数をカウントするカウンタを設けたので、リ
トライを無限に繰り返すことなく一定の回数に達した場
合に、割り込みやバスエラー、その他の処理を速やかに
実行し、バス使用権要求の競合を円滑に調整できる。ま
た、バスの障害に対し無限にバス使用権要求が繰り返さ
れるといった動作が防止され、更にリトライが集中的に
頻発することがなく、バスを効率的に有効に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリトライ制御装置実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の適用されるシステム全体構成図であ
る。
【図3】割り込み信号線使用例ブロック図である。
【図4】例外制御線使用例ブロック図である。
【図5】本発明の装置の動作フローチャートである。
【図6】割り込み処理動作フローチャートである。
【図7】アクセス例外信号処理フローチャートである。
【図8】優先制御の実施例ブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のバス 2 第2のバス 3 バスインタフェース 4 プロセッサ 5 入出力装置 6 リトライカウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれノンスプリット方式で別個に制
    御される第1のバスと第2のバスと、 これらのバスの間に挿入されて、双方のバス権制御を実
    行するバスインタフェースとを備え、 このバスインタフェースには、 前記第1のバスに接続された装置が前記第2のバスに接
    続された装置をアクセスするために、前記バスインタフ
    ェースに前記第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
    得に失敗したとき、前記バス権要求のリトライ回数をカ
    ウントするカウンタを設けたことを特徴とするリトライ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のバスに接続されたプロセッサ
    と、 前記第2のバスに接続された入出力装置とを備え、 前記バスインタフェースには、 前記プロセッサが、前記バスインタフェースを介して前
    記入出力装置をアクセスするために、前記バスインタフ
    ェースに前記第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
    得に失敗したとき、前記バス権要求のリトライ回数をカ
    ウントするリトライカウンタを設け、 前記リトライカウンタは、前記リトライ回数をカウント
    して、予め設定した所定値を越えたとき、リトライアウ
    ト信号を出力し、 このリトライアウト信号を前記プロセッサの割り込み信
    号として伝送する割り込み信号線を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のリトライ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のバスに接続されたプロセッサ
    と、 前記第2のバスに接続された入出力装置とを備え、 前記バスインタフェースには、 前記プロセッサが、前記バスインタフェースを介して前
    記入出力装置をアクセスするために、前記バスインタフ
    ェースに前記第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
    得に失敗したとき、前記バス権要求のリトライ回数をカ
    ウントするリトライカウンタを設け、 前記リトライカウンタは、前記リトライ回数をカウント
    して、予め設定した所定値を越えたとき、リトライアウ
    ト信号を出力し、 このリトライアウト信号を前記プロセッサのアクセス例
    外信号として伝送する制御線を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のリトライ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のバスに接続されたプロセッサ
    と、 前記第2のバスに接続された入出力装置とを備え、 前記バスインタフェースには、 前記プロセッサが、前記バスインタフェースを介して前
    記入出力装置をアクセスするために、前記バスインタフ
    ェースに前記第2のバスのバス権を要求して、バス権獲
    得に失敗したとき、前記バス権要求のリトライ回数をカ
    ウントするリトライカウンタを設け、 前記リトライカウンタは、前記リトライ回数をカウント
    して、予め設定した所定値を越えたとき、リトライアウ
    ト信号を出力し、 このリトライアウト信号を、プロセッサに前記入出力装
    置より優先してバス権を与える優先制御信号として、各
    バスのアービタへ送信する優先制御信号線を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のリトライ制御装置。
JP6286033A 1994-10-26 1994-10-26 リトライ制御装置 Pending JPH08123742A (ja)

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JP6286033A JPH08123742A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 リトライ制御装置

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ID=17699109

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JP6286033A Pending JPH08123742A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 リトライ制御装置

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JP (1) JPH08123742A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404283B1 (ko) * 1999-03-09 2003-11-03 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 마이크로프로세서, 마이크로프로세서를 포함하는 시스템및 마이크로프로세서의 버스 사이클 제어 방법

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KR100404283B1 (ko) * 1999-03-09 2003-11-03 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 마이크로프로세서, 마이크로프로세서를 포함하는 시스템및 마이크로프로세서의 버스 사이클 제어 방법

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