JPH05134980A - バスシステム - Google Patents

バスシステム

Info

Publication number
JPH05134980A
JPH05134980A JP30002891A JP30002891A JPH05134980A JP H05134980 A JPH05134980 A JP H05134980A JP 30002891 A JP30002891 A JP 30002891A JP 30002891 A JP30002891 A JP 30002891A JP H05134980 A JPH05134980 A JP H05134980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
transfer
data
data transfer
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30002891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kawashima
秀之 川島
Naoaki Shibata
尚明 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP30002891A priority Critical patent/JPH05134980A/ja
Publication of JPH05134980A publication Critical patent/JPH05134980A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の機器がバスにより接続されているバスシ
ステムにおいて、システム性能を向上する上でアクセス
時間が短縮されることが望まれる機器のデータ転送を高
速に行う。 【構成】複数の機器1と、それらを接続するバス2と、
バス2に接続され、複数の機器のバス使用権を制御する
バスコントローラ3とを備えたバスシステムにおいて、
複数の機器1に、バス2を使用する上での優先順位を有
するようにし、バスコントローラ3は、バス2を使用し
てデータ転送を実行中の転送元の機器よりも優先順位の
高い機器1がバス使用要求を行った場合に、データ転送
を実行中の転送元および転送先の機器1の転送サイクル
を中断させ、優先順位の高い機器1の転送サイクルを実
行させ、その転送サイクルの終了後に、中断させていた
転送サイクルを再開させるよう制御するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の機器がバスによ
り接続されているバスシステムにおいて、システム性能
を向上する上でアクセス時間が短縮されることが望まれ
る機器のデータ転送を高速に行うことを可能とするバス
制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の機器がバスにより接続されている
バスシステムにおいて、各機器からのバス使用要求が重
なった場合、IEEE,「Standard Backuplane Bus Sp
ecification for Multiprocessor Architectures:Fute
r Bus」,P.40に記載されているように、システム性
能を向上する上でアクセス時間が短縮されることが望ま
れる機器に対して、優先的にバス使用権を与えている。
【0003】すなわち、各機器は、システム性能を向上
する上でアクセス時間が短縮されることが望まれる機器
から順に、優先順位を有しており、複数の機器がバス使
用要求を行った場合に、バスに接続されたバスコントロ
ーラは、該複数の機器の優先順位を判定して、優先順位
の高い機器にバスの使用権を与える。各機器は、一旦使
用権を与えられると、転送サイクルが終了するまで、バ
スを使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、バスコントローラは、複数の機器が同時
にバス使用要求を行った場合にのみ、優先順位の判定を
行っているので、優先順位が高い機器でも、自分の優先
順位より低い機器がバスを使用してデータ転送を実行中
の場合は、実行中のデータ転送が終了するまで、バスを
使用することができず、システム性能が低下してしま
う。
【0005】本発明は、複数の機器がバスにより接続さ
れているバスシステムにおいて、システム性能を向上す
る上でアクセス時間が短縮されることが望まれる機器
が、他の機器がバス使用中でも、バスを使用できるよう
にすることを可能とするバスシステムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ある機器がバスを使用してデータ転送を
実行中、すなわち、転送元の機器がバス使用権を許可さ
れている間でも、転送元の機器より優先順位が高い機器
がバス使用要求を行った場合は、転送元の機器のバス使
用権を解除してバスの使用を禁止し、優先順位の高い機
器にバス使用権を許可してバスを使用できるようにして
いる。そして、優先順位の高い機器がバスを使用してデ
ータ転送を実行した後、バス使用要求を解除すると、先
にバス使用権を解除した転送元の機器よりも優先順位の
高い機器がバス使用要求を行っていないならば、転送元
の機器に対するバス使用権を許可するようにしている。
【0007】具体的には、複数の機器と、それらを接続
するバスと、バスに接続され、上記複数の機器のバス使
用権を制御するバスコントローラとを備えたバスシステ
ムにおいて、上記複数の機器は、バスを使用する上での
優先順位を有しており、上記バスコントローラは、バス
使用要求を示す第1の制御信号を出力している機器のう
ち、最も優先順位の高い機器に対してバス使用権を許可
することを示す第2の制御信号を出力する優先順位判定
手段を備えるようにしている。
【0008】また、転送元の機器は、データ転送の実行
中に、自分に対するバス使用権が解除されると、再び、
自分に対するバス使用権が許可されるまで、中断状態と
なり、この時点での処理状態を保持する。転送先の機器
は、データ受付けの実行中に、転送元の機器に対するバ
ス使用権が解除されると、再び、転送元の機器に対する
バス使用権が許可されるまで、中断状態となる。そし
て、転送元の機器は、再び、自分に対するバス使用権が
許可されると、保持していた処理状態を回復し、中断し
ていたデータ転送の実行を再開する。また、転送先の機
器は、再び、転送元の機器に対するバス使用権が許可さ
れると、中断していたデータ受付けの実行を再開する。
【0009】具体的には、上記複数の機器のうちの少な
くとも1つは、自分に対する第2の制御信号が出力され
ているか否かを判定する第1のバス使用権判定手段と、
データ転送を実行したい場合に、上記第1の制御信号を
出力し、上記第1のバス使用権判定手段により自分に対
する上記第2の制御信号が出力されていると判定された
ならば、データ転送を実行し、データ転送の実行終了後
に、上記第1の制御信号の出力を解除するデータ転送手
段と、データ転送の実行中に、上記第1のバス使用権判
定手段により自分に対する第2の制御信号が出力されな
くなったと判定されたならば、処理状態を保持し、転送
サイクルを中断する第1の中断手段と、転送サイクルを
中断中に、上記第1のバス使用権判定手段により自分に
対する第2の制御信号が出力されていると判定されたな
らば、保持しておいた処理状態を回復し、中断した転送
サイクルを再開する第1の再開手段とを備えるようにし
ている。このような機器が転送元の機器となる。
【0010】また、上記複数の機器のうちの少なくとも
1つは、上記データ転送手段が転送するデータの転送先
が自分であるか否かを判定する転送先判定手段と、上記
転送先判定手段により転送先が自分であると判定された
場合に、転送元の機器に対する第2の制御信号が出力さ
れているか否かを判定する第2のバス使用権判定手段
と、上記第2のバス使用権判定手段により転送元の機器
に対する第2の制御信号が出力されていると判定された
ならば、データを受付けるデータ受付手段と、データ受
付け実行中に、上記第2のバス使用権判定手段により転
送元の機器に対する第2の制御信号が出力されなくなっ
たと判定されたならば、転送サイクルを中断する第2の
中断手段と、転送サイクルを中断中に、上記第2のバス
使用権判定手段により転送元の機器に対する第2の制御
信号が出力されていると判定されたならば、中断した転
送サイクルを再開する第2の再開手段とを備えるように
している。このような機器が転送先の機器となる。
【0011】なお、1つの機器が転送元の機器および転
送先の機器となるようにしてもよい。
【0012】また、上記データ転送手段は、データ転送
を実行する際に、転送先および転送元の機器のアドレス
とデータとを時分割で転送するようにすることができ
る。このようにした場合は、上記第1の中断手段および
上記第2の中断手段は、上記アドレスの転送後、転送サ
イクルを中断することとなる。
【0013】また、上記データ転送手段は、データ転送
を実行する際に、転送先および転送元の機器のアドレス
およびデータを順に転送するようにすることができる。
このようにした場合は、上記第1の中断手段および上記
第2の中断手段は、上記アドレスの転送後、転送サイク
ルを中断することとなる。
【0014】さらに、上記データ転送手段は、データ転
送を実行する際に、転送先および転送元の機器のアドレ
スを転送した後で連続してデータを転送する、いわゆ
る、バースト転送を行うようにすることができる。この
ようにした場合は、上記中断手段および上記第2の中断
手段は、上記アドレスの転送後であれば、いずれのデー
タの転送後であっても、転送サイクルを中断するように
することができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、システム性能を向上する上で
アクセス時間が短縮されることが望まれる機器の順に、
優先順位を高くしておくことにより、ある機器がバスを
使用してデータ転送を実行中に、それより優先順位が高
い機器がデータ転送を行いたいならば、優先順位の低い
機器の転送サイクルに、優先順位の高い機器の転送サイ
クルを割込ませる形で実行することができるので、優先
順位の高い機器のデータ転送を、遅延が最小にすること
ができ、システム性能を向上することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は本実施例のバスシステムの構成図で
ある。
【0018】図1に示すように、本実施例のバスシステ
ムにおいては、I/Oバス2には、I/O機器1a〜1
dおよびI/Oバス2を制御するバスコントローラ3が
接続されている。I/Oバス2は、アドレスとデータと
を時分割で使用するマルチプレックスバスであり、アド
レス,データ,制御信号の受渡しは、全てバスクロック
に同期して行われる。
【0019】I/O機器1a〜1dは、それぞれ、バス
制御部10a〜10dと、バス状態記憶部11a〜11
dと、バス使用権判定部12a〜12dとを備えてお
り、さらに、I/Oバス2を使用する上での優先順位が
予め決められている。また、バスコントローラ3は、優
先順位判定部30を備えている。
【0020】なお、本実施例のバスシステムは、I/O
機器1a〜1dに、VRAM,ディスク,プリンタ,通
信装置等の処理装置を接続させ、また、バスコントロー
ラ3に、CPUを接続させて、計算機システムを構築す
ることができる。このとき、CPUは、ディスクに格納
されたデータをプリンタに転送して印刷するなど、各処
理装置間のデータ転送を、I/O機器1a〜1dを介し
て行うことができるようになっている。
【0021】以下、本実施例の動作について図5のシー
ケンスを用いて具体的に説明する。
【0022】例えば、I/O機器1aは、I/O機器1
bへデータ14aを転送しようとする場合に、I/Oバ
ス2の使用権を得るために、バス制御部10aから、バ
ス要求信号aを出力する。このバス要求信号aは、バス
コントローラ3の優先順位判定部30に入力される。図
3においては、I/O機器1d,1c,1b,1aの順
に、優先順位が高くなっている。
【0023】優先順位判定部30は、図3に示すような
構成となっており、そのときに出力されているバス要求
信号a〜dの中から、優先順位が1番高いI/O機器1
a〜1dに対して、バスの使用を許可するバス許可信号
a〜dを出力し続けるようになっている。
【0024】本例では、I/O機器1aのみがバス要求
信号aを出力しているので、バスコントローラ3の優先
順位判定部30は、I/O機器1aに対するバス許可信
号aをI/Oバス2に出力する。各I/O機器1a〜1
dのバス使用権判定部12a〜12dは、バス許可信号
aが自分に対するものであるか否かを判定する。
【0025】本例では、優先順位判定部30が出力した
バス許可信号aはI/O機器1aに対するものであるの
で、I/O機器1aは、バス使用権判定部12aで、自
分に対するバス許可信号aが出力されていると判定する
と、I/O機器1b(転送先)およびI/O機器1a
(転送元)のアドレス13aをI/Oバス2に出力す
る。各I/O機器1a〜1dのバス制御部10a〜10
dは、アドレス13aのうち、転送先アドレスが自分の
アドレスであるか否かを判定する。
【0026】本例では、I/O機器1aが出力した転送
先アドレスはI/O機器1bのアドレスであるので、I
/O機器1bは、バス制御部10bで、自分のアドレス
であると判定すると、転送元アドレス(I/O機器1
a)をバス状態記憶部11bに記憶する。
【0027】I/O機器1aは、この後、データ14a
を転送し、終了すると、バス要求信号aをネゲートし、
バス使用権を放棄するが、I/O機器1aがアドレス1
3aを出力し、データ14aを転送しようとしていると
きに、I/O機器1aよりも優先順位の高いI/O機器
1cが、I/O機器1dへデータ14cを転送しようと
して、バス要求信号cを出力した場合に、バスコントロ
ーラ3の優先順位判定部30は、I/O機器1aに対す
るバス許可信号aを解除し、I/O機器1cに対するバ
ス許可信号cを出力することとなる。
【0028】I/O機器1aは、バス使用権判定部12
aで、自分に対するバス許可信号aが解除されたと判定
すると、転送サイクルを中断し、このときの処理状態を
バス状態記憶部11aに記憶する。また、I/O機器1
bは、バス使用権判定部12bで、バス状態記憶部11
bに転送元アドレスが記憶されているI/O機器1aに
対するバス許可信号aが解除されたことを判定すると、
I/O機器1aがバス使用を再開するまで、転送サイク
ルを中断する。
【0029】I/O機器1cは、バス使用権判定部12
cで、自分に対するバス許可信号cが出力されていると
判定すると、I/O機器1d(転送先)およびI/O機
器1c(転送元)のアドレス13cをI/Oバス2に出
力する。I/O機器1dは、バス制御部10dで、転送
先アドレスが自分のアドレスであると判定すると、転送
元アドレス(I/O機器1c)をバス状態記憶部11d
に記憶する。
【0030】I/O機器1cは、この後、データ14c
を転送し、終了すると、バス要求信号cをネゲートし、
バス使用権を放棄する。バスコントローラ3は、I/O
機器1cのバス要求信号cのネゲートを受取ると、I/
O機器1cへのバス許可信号cを解除し、I/O機器1
aへバス許可信号aを出力する。
【0031】I/O機器1aは、バス使用権判定部12
aで、自分に対するバス許可信号aが出力されていると
判定すると、中断した時点からデータ14aを転送す
る。また、I/O機器1bは、バス使用権判定部12b
で、I/O機器1aに対するバス許可信号aが出力され
ていると判定すると、データ14aを受付ける。I/O
機器1aは、データ14aの転送を終了すると、バス要
求信号aをネゲートする。
【0032】本例におけるI/O機器1aおよびI/O
機器1c、すなわち、データ転送元であるI/O機器1
の状態遷移を図4に示す。
【0033】図4において、I/O機器1は、アイドル
状態400において、バス要求信号を出力すると、バス
要求状態410に遷移する。バス要求状態410におい
て、バス許可信号が出力されていると判定すると、アド
レス出力状態420に遷移してアドレス13を出力し、
続いて、データ出力状態430に遷移してデータ14を
出力する。アドレス出力状態420からデータ出力状態
430に遷移する前に、バス許可信号が解除された場合
は、バス解放状態440に遷移してデータ転送を中断す
る。そして、データ出力状態430において、データ転
送が終了すると、バス要求解除状態450に遷移してバ
ス許可信号をネゲートし、アイドル状態400に戻る。
【0034】また、本例におけるI/O機器1bおよび
I/O機器1d、すなわち、データ転送先であるI/O
機器1の状態遷移を図6に示す。
【0035】図6において、I/O機器1は、アドレス
監視状態600において、転送先アドレスが自分である
と判定すると、アドレス記憶・転送元記憶状態610に
遷移する。アドレス記憶・転送元記憶状態610におい
て、データ14が転送されてくると、データ受付状態6
20に遷移する。また、アドレス記憶・転送元記憶状態
610において、バス使用者が変更したと判定した場合
は、中断状態630に遷移し、バス使用者がバスの使用
を再開すると、データ受付状態620に遷移する。デー
タ受付状態において、データ転送が終了すると、アドレ
ス監視状態600に戻る。
【0036】また、本例における転送波形を図2に示
す。
【0037】図2において、I/O機器1aからI/O
機器1bへの転送サイクルの間に、該転送サイクルを中
断して、I/O機器1aよりも優先順位の高いI/O機
器1cからI/O機器1dへの転送サイクルが行われ、
その終了後に、再び、中断していた転送サイクルが再開
されていることがわかる。
【0038】さて、次に、I/O機器1の内部構成例に
ついて図7〜図9を用いて説明する。
【0039】図7はデータ14の転送のみを行うI/O
機器1の内部構成を示し、図8はデータ14の受付けの
みを行うI/O機器1の内部構成を示している。図7に
おいて、セレクタは、アドレスとデータとを時分割で使
用するためのものである。
【0040】また、図9はデータ14の転送および受付
けを行うI/O機器1の内部構成を示している。
【0041】図9において、I/O機器1は、データ転
送を実行中に、バス使用権判定部12で、自分に対する
バス許可信号が解除されて、他のI/O機器1に対する
バス許可信号が出力されるようになったと判定すると、
マスタバス制御部10−1は、転送サイクルを中断し、
このときの処理状態をバス状態記憶部11−1に記憶す
る。そして、I/O機器1は、データ転送の中断中に、
スレーブバス制御部10−2で、データ転送を実行する
他のI/O機器1から出力された転送先アドレスが自分
のものであると判定すると、転送元アドレスをバス状態
記憶部11−2に記憶する。他のI/O機器1から転送
されたデータの受付けを終了すると、バスコントローラ
3から自分に対するバス許可信号が出力されるようにな
るので、I/O機器1は、バス使用権判定部12で、自
分に対するバス許可信号が出力されていると判定し、中
断した時点からデータ14を転送する。
【0042】このように、一般的には、データ転送の実
行中に、自分より優先順位の高い機器から転送されるデ
ータを受付けるようになっているが、本実施例でも対応
できる。
【0043】以上説明したように、本実施例において
は、優先順位の低いI/O機器1aがデータ転送を実行
中に、優先順位の高いI/O機器1bのデータ転送の実
行を優先させるために、I/O機器1aのデータ転送の
実行を中断し、I/O機器1bのデータ転送を実行した
後で、再度、I/O機器1aのデータ転送を実行したと
しても、その実行時間は図10に示すようになるので、
図11に示すような従来の2つの転送サイクルを順次実
行する際の実行時間と比べて長くなることはない。
【0044】また、本実施例は、図12に示すように、
1回アドレスを出力した後で連続してデータを転送する
バースト転送を行う場合には、いずれかのデータを転送
した後であっても、転送サイクルを中断することができ
る。
【0045】また、本実施例は、図13に示すように、
転送サイクルを入れ子にすることができる。図13にお
いては、I/O機器1aがデータ転送を実行中に、それ
を中断して、I/O機器1bのデータ転送を実行し、さ
らに、I/O機器1bのデータ転送実行中に、それを中
断して、I/O機器1cのデータ転送を実行している様
子を示している。これは、バス状態記憶部11に複数の
処理状態を記憶するようにすることにより実現できる。
【0046】このように、バス状態記憶部11に複数の
処理状態を記憶するようにすれば、例えば、I/O機器
1aは、図9に示すような構成の場合、データ転送の中
断中に、I/O機器1bのデータ転送先が自分であれ
ば、データ転送を受付けることができる。
【0047】さらに、本実施例は、図14に示すよう
な、CPUがCPUバスおよびI/Oバスを通してI/
O機器をアクセスするような計算機システムを構築する
ことができ、この場合は、CPUから見たバスのアクセ
ス時間は、CPUバスのデータ転送時間とI/Oバスの
データ転送時間との和となり、CPUバスのデータ転送
時間が短い場合でも、CPUからI/O機器へのデータ
転送時間を、I/O機器間のデータ転送時間の長短によ
らずに決めることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システム性能を向上する上でアクセス時間が短縮される
ことが望まれる機器のデータ転送を、遅延することな
く、高速に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバスシステムの構成図。
【図2】本実施例における転送波形を示す説明図。
【図3】バスコントローラの優先順位判定部の構成図。
【図4】データ転送元のI/O機器の状態遷移図。
【図5】本実施例の動作シーケンス図。
【図6】データ転送先のI/O機器の状態遷移図。
【図7】データ転送元のI/O機器の内部構成図。
【図8】データ転送先のI/O機器の内部構成図。
【図9】データ転送元およびデータ転送先のI/O機器
の内部構成図。
【図10】本実施例によるデータ転送実行時間を示す説
明図。
【図11】従来のデータ転送実行時間を示す説明図。
【図12】他の実施例における転送波形を示す説明図。
【図13】他の実施例における転送波形を示す説明図。
【図14】本実施例を適用した計算機システムの全体構
成図。
【符号の説明】
1a〜1d…I/O機器、2…I/Oバス、3…バスコ
ントローラ、10a〜10d…バス制御部、11a〜1
1d…バス状態記憶部、12a〜12d…バス使用権判
定部、30…優先順位判定部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機器と、それらを接続するバスと、
    バスに接続され、上記複数の機器のバス使用権を制御す
    るバスコントローラとを備えたバスシステムにおいて、 上記複数の機器は、バスを使用する上での優先順位を有
    しており、 上記バスコントローラは、バスを使用してデータ転送を
    実行中の転送元の機器よりも優先順位の高い機器がバス
    使用要求を行った場合に、上記データ転送を実行中の転
    送元および転送先の機器の転送サイクルを中断させ、優
    先順位の高い機器の転送サイクルを実行させ、その転送
    サイクルの終了後に、中断させていた転送サイクルを再
    開させることを特徴とするバス制御方式。
  2. 【請求項2】複数の機器と、それらを接続するバスと、
    バスに接続され、上記複数の機器のバス使用権を制御す
    るバスコントローラとを備えたバスシステムにおいて、 上記複数の機器は、バスを使用する上での優先順位を有
    しており、 上記バスコントローラは、バス使用要求を示す第1の制
    御信号を出力している機器のうち、最も優先順位の高い
    機器に対してバス使用権を許可することを示す第2の制
    御信号を出力する優先順位判定手段を備え、 上記複数の機器のうちの少なくとも1つは、自分に対す
    る第2の制御信号が出力されているか否かを判定する第
    1のバス使用権判定手段と、データ転送を実行したい場
    合に、上記第1の制御信号を出力し、上記第1のバス使
    用権判定手段により自分に対する上記第2の制御信号が
    出力されていると判定されたならば、データ転送を実行
    し、データ転送の実行終了後に、上記第1の制御信号の
    出力を解除するデータ転送手段と、データ転送の実行中
    に、上記第1のバス使用権判定手段により自分に対する
    第2の制御信号が出力されなくなったと判定されたなら
    ば、処理状態を保持し、転送サイクルを中断する第1の
    中断手段と、転送サイクルを中断中に、上記第1のバス
    使用権判定手段により自分に対する第2の制御信号が出
    力されていると判定されたならば、保持しておいた処理
    状態を回復し、中断した転送サイクルを再開する第1の
    再開手段とを備えたことを特徴とするバスシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のバスシステムにおいて、 上記複数の機器のうちの少なくとも1つは、上記データ
    転送手段が転送するデータの転送先が自分であるか否か
    を判定する転送先判定手段と、上記転送先判定手段によ
    り転送先が自分であると判定された場合に、転送元の機
    器に対する第2の制御信号が出力されているか否かを判
    定する第2のバス使用権判定手段と、上記第2のバス使
    用権判定手段により転送元の機器に対する第2の制御信
    号が出力されていると判定されたならば、データを受付
    けるデータ受付手段と、データ受付け実行中に、上記第
    2のバス使用権判定手段により転送元の機器に対する第
    2の制御信号が出力されなくなったと判定されたなら
    ば、転送サイクルを中断する第2の中断手段と、転送サ
    イクルを中断中に、上記第2のバス使用権判定手段によ
    り転送元の機器に対する第2の制御信号が出力されてい
    ると判定されたならば、中断した転送サイクルを再開す
    る第2の再開手段とを備えたことを特徴とするバスシス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のバスシステムにお
    いて、 上記データ転送手段は、データ転送を実行する際に、転
    送先および転送元の機器のアドレスとデータとを時分割
    で転送することを特徴とするバスシステム。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載のバスシステムにお
    いて、 上記データ転送手段は、データ転送を実行する際に、転
    送先および転送元の機器のアドレスおよびデータを順に
    転送することを特徴とするバスシステム。
  6. 【請求項6】請求項2または3記載のバスシステムにお
    いて、 上記データ転送手段は、データ転送を実行する際に、転
    送先および転送元の機器のアドレスを転送した後で連続
    してデータを転送することを特徴とするバスシステム。
JP30002891A 1991-11-15 1991-11-15 バスシステム Pending JPH05134980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30002891A JPH05134980A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 バスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30002891A JPH05134980A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 バスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05134980A true JPH05134980A (ja) 1993-06-01

Family

ID=17879840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30002891A Pending JPH05134980A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 バスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05134980A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003014947A1 (fr) * 2001-08-02 2003-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil hote, dispositif electronique et procede de commande de systeme de transmission
US6859614B1 (en) 1996-06-24 2005-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling priority order of access to memory

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6859614B1 (en) 1996-06-24 2005-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling priority order of access to memory
WO2003014947A1 (fr) * 2001-08-02 2003-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil hote, dispositif electronique et procede de commande de systeme de transmission
US7058741B2 (en) 2001-08-02 2006-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. System for suspending processing by a first electronic device on a data line to allow a second electronic device to use the data line, with subsequent resumption of the processing of the first electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0534699B2 (ja)
JP3055917B2 (ja) データ転送制御装置
JP2996183B2 (ja) Dma機能を備えたデータ処理装置
JP2591502B2 (ja) 情報処理システムおよびそのバス調停方式
JPH05134980A (ja) バスシステム
JP4151362B2 (ja) バス調停方式、データ転送装置、及びバス調停方法
JPH10320349A (ja) プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム
JP2624989B2 (ja) データ転送制御装置
JPH05282242A (ja) バス制御方式
JP2004118300A (ja) Dmaコントローラ
JPH05151143A (ja) Dmaコントローラ内蔵コンピユータの割り込み処理方式
JP2798107B2 (ja) データ転送方法
JPH02219157A (ja) コンピュータシステム内のバスアービタ
JPH06161951A (ja) バス制御方式
JPH05173936A (ja) データ転送処理装置
JPH09265446A (ja) バス制御装置
JP2001117862A (ja) マイクロコンピュータ
JPH09274601A (ja) バス制御回路
JPS6336543B2 (ja)
JPS60136853A (ja) デ−タ転送方式
JP2000259548A (ja) Dmaバス転送方式
JPH11143812A (ja) Dma回路
JPH04367059A (ja) データ転送方式
JPH01206446A (ja) 共通バス制御方式
JPH09297730A (ja) バスを介したデータ転送方法およびバスマスタ制御装置