JPH0811501B2 - 耕うん機における変速操作装置 - Google Patents
耕うん機における変速操作装置Info
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- JPH0811501B2 JPH0811501B2 JP61077842A JP7784286A JPH0811501B2 JP H0811501 B2 JPH0811501 B2 JP H0811501B2 JP 61077842 A JP61077842 A JP 61077842A JP 7784286 A JP7784286 A JP 7784286A JP H0811501 B2 JPH0811501 B2 JP H0811501B2
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- shifter
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 本発明は、耕うん機、特にロータリを一体に構成した
小型の耕うん機に係り、詳しくはその変速レバーによる
変速操作装置に関する。
小型の耕うん機に係り、詳しくはその変速レバーによる
変速操作装置に関する。
（ロ） 従来の技術 一般に、耕うん機は、走行用の主変速レバーとロータ
リ用の耕うん変速レバーを別々に有しており、オペレー
タはこれら両レバーをそれぞれ操作して走行変速及びロ
ータリ変速を行っている。
リ用の耕うん変速レバーを別々に有しており、オペレー
タはこれら両レバーをそれぞれ操作して走行変速及びロ
ータリ変速を行っている。
（ハ） 発明が解決しようとする問題点 このため、耕うん機の操作が面倒になっていると共
に、装置が複雑になり、コンパクト化及びコストダウン
の障害になっている。
に、装置が複雑になり、コンパクト化及びコストダウン
の障害になっている。
特に、近時、ロータリを一体に組込んだ小型の耕うん
機が案出されているが、該小型の耕うん機は、通常、家
庭菜園等にて操作に不馴れな素人が用いる場合が多く、
操作の簡便性及び一層の小型・軽量化が希求されてい
る。
機が案出されているが、該小型の耕うん機は、通常、家
庭菜園等にて操作に不馴れな素人が用いる場合が多く、
操作の簡便性及び一層の小型・軽量化が希求されてい
る。
そこで、本発明は、１本の変速レバーの上下又は左右
操作で走行及びロータリも操作し得るように構成し、も
って上述問題点を解消した耕うん機における変速操作装
置を提供することを目的とするものである。
操作で走行及びロータリも操作し得るように構成し、も
って上述問題点を解消した耕うん機における変速操作装
置を提供することを目的とするものである。
（ニ） 問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、第
１図及び第２図に示すように、１本の変速レバー１をシ
フタ連動軸２に、左右回動に対して一体に回動すると共
に上下回動をピン３により許容するように連結・支持す
る。また、連動アーム５を上下の回動方向に回動自在に
支持すると共に、前記変速レバー１に上下の回動に対し
て連動しかつ左右の回動に対して長孔5aにより遊ぶよう
に係合する。そして、前記シフト連動軸２を走行変速用
シフタ歯車６（第３図参照）に連動し、また前記連動ア
ーム５をロータリ用シフタ歯車７（第４図参照）に連動
する。また、前記変速レバー１をガイド板９のガイド溝
10に案内すると共に、ガイド板９のガイド溝10は、第５
図又は第６図に示すように前記変速レバー１の左右方向
の移動範囲が上下方向に比して大きくなるように設定さ
れて、左右方向を変速段数F1,N′,R,N,F2の多い走行変
速用とし、かつ上下方向を変速段S,NR,Cの少ないロータ
リ回転方向切換え用とすると好ましい。
１図及び第２図に示すように、１本の変速レバー１をシ
フタ連動軸２に、左右回動に対して一体に回動すると共
に上下回動をピン３により許容するように連結・支持す
る。また、連動アーム５を上下の回動方向に回動自在に
支持すると共に、前記変速レバー１に上下の回動に対し
て連動しかつ左右の回動に対して長孔5aにより遊ぶよう
に係合する。そして、前記シフト連動軸２を走行変速用
シフタ歯車６（第３図参照）に連動し、また前記連動ア
ーム５をロータリ用シフタ歯車７（第４図参照）に連動
する。また、前記変速レバー１をガイド板９のガイド溝
10に案内すると共に、ガイド板９のガイド溝10は、第５
図又は第６図に示すように前記変速レバー１の左右方向
の移動範囲が上下方向に比して大きくなるように設定さ
れて、左右方向を変速段数F1,N′,R,N,F2の多い走行変
速用とし、かつ上下方向を変速段S,NR,Cの少ないロータ
リ回転方向切換え用とすると好ましい。
（ホ） 作用 上述構成に基づき、変速レバー１をガイド溝10に沿っ
て左右方向に回動操作すると、シフタ連動軸２が１体に
回動し、走行変速用シフタ歯車６が切換えられて適宜速
度例えば前進１速F1、後進Ｒ、中立Ｎ及び前進２速F2に
て耕うん機を走行する。なおこの際、変速レバー１の左
右動は、遊び機構（5a）により吸収され連動アーム５が
連動せず、ロータリ用シフタ歯車７は例えば中立位置NR
にあってロータリは停止している。また、変速レバー１
をガイド溝10に沿って上下方向に回動操作すると、連動
アーム５が連動して上下方向に回動し、ロータリ用シフ
タ歯車７を正転位置Ｓ、中立位置NR、逆転位置Ｃに切換
えられる。なおこの際、シフタ連動軸２は回動せず、例
えば作業中立位置Ｎ′にあって走行は停止している。
て左右方向に回動操作すると、シフタ連動軸２が１体に
回動し、走行変速用シフタ歯車６が切換えられて適宜速
度例えば前進１速F1、後進Ｒ、中立Ｎ及び前進２速F2に
て耕うん機を走行する。なおこの際、変速レバー１の左
右動は、遊び機構（5a）により吸収され連動アーム５が
連動せず、ロータリ用シフタ歯車７は例えば中立位置NR
にあってロータリは停止している。また、変速レバー１
をガイド溝10に沿って上下方向に回動操作すると、連動
アーム５が連動して上下方向に回動し、ロータリ用シフ
タ歯車７を正転位置Ｓ、中立位置NR、逆転位置Ｃに切換
えられる。なおこの際、シフタ連動軸２は回動せず、例
えば作業中立位置Ｎ′にあって走行は停止している。
（ヘ） 実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説
明する。
明する。
耕うん機11は、第８図に示すように、機体フレームを
構成するミッションケース12、エンジン13、走行車輪1
5、ロータリ16及びハンドル17を備えている。ミッショ
ンケース12はプレスにより形成された合せケースからな
る大型の部材からなり、その前方にエンジン13載置用の
エンジンフレーム19が固定され、また斜め後方に向けて
延びるようにハンドル17が取付けられ、更にその八字状
ケース部の先端部分にそれぞれ走行車輪15及びロータリ
16が装着されている。また、エンジン13の出力プーリか
らミッションケース12の入力軸19（第３図、第４図参
照）に固定されたプーリに亘って主クラッチを構成する
テンションプーリにて緊張・弛緩自在にベルトが巻掛け
られており、かつ該ベルト及びプーリはケース20にて覆
われている。更に、ミッションケース12の上部からハン
ドル17の上方に沿って変速レバー１が延びており、かつ
該変速レバー１はエンジン13上部の燃料タンク21及びミ
ッションケース12に亘って取付けられているガイド板９
のガイド溝10に案内される。なお、該ガイド板９のガイ
ド10は、第５図又は第６図に示すように、横（左右）方
向が前進１速位置F1、前進２速位置F2、中立位置Ｎ、後
進位置Ｒ及び作業中立位置Ｎ′を有する走行変速段から
なり、また縦（上下）方向が正転位置Ｓ、中立位置NR及
び逆転位置Ｃを有するロータリ回転方向切換段からな
り、変速レバーの左右方向の移動範囲が上下方向に比し
て大きくなるように設定されている。
構成するミッションケース12、エンジン13、走行車輪1
5、ロータリ16及びハンドル17を備えている。ミッショ
ンケース12はプレスにより形成された合せケースからな
る大型の部材からなり、その前方にエンジン13載置用の
エンジンフレーム19が固定され、また斜め後方に向けて
延びるようにハンドル17が取付けられ、更にその八字状
ケース部の先端部分にそれぞれ走行車輪15及びロータリ
16が装着されている。また、エンジン13の出力プーリか
らミッションケース12の入力軸19（第３図、第４図参
照）に固定されたプーリに亘って主クラッチを構成する
テンションプーリにて緊張・弛緩自在にベルトが巻掛け
られており、かつ該ベルト及びプーリはケース20にて覆
われている。更に、ミッションケース12の上部からハン
ドル17の上方に沿って変速レバー１が延びており、かつ
該変速レバー１はエンジン13上部の燃料タンク21及びミ
ッションケース12に亘って取付けられているガイド板９
のガイド溝10に案内される。なお、該ガイド板９のガイ
ド10は、第５図又は第６図に示すように、横（左右）方
向が前進１速位置F1、前進２速位置F2、中立位置Ｎ、後
進位置Ｒ及び作業中立位置Ｎ′を有する走行変速段から
なり、また縦（上下）方向が正転位置Ｓ、中立位置NR及
び逆転位置Ｃを有するロータリ回転方向切換段からな
り、変速レバーの左右方向の移動範囲が上下方向に比し
て大きくなるように設定されている。
そして、変速レバー１は、第１図ないし第３図に示す
ように、その基端部がコ字状になっており、該コ字状部
1aがボルトピン３にて上方方向回動自在にかつ左右方向
に一体に連動するようにシフタ連動軸２に連結されてい
る。更に、該シフタ連動軸２はミッションケース12に固
定されているカラー21に回転自在に支持されていると共
に該ケース12内にて変速アーム22が溶着されている。ま
た、ミッションケース12にはその左右側面に亘って変速
シフト軸23が配設され、かつ該シフト軸23の両端はカラ
ー25,25により挾持されてボルト26,26にて固定されてお
り、更に該シフタ軸23にはシフトフォーク27が摺動自在
に嵌挿している。また、該シフトフォーク27はシフト軸
23との間でクリックストップ機構により所定位置に位置
決め付勢されていると共に、前記変速アーム23に連結さ
れ、かつ入力軸19に摺動のみ自在にスプライン結合して
いる走行用シフタ歯車６係合している。一方、前記変速
シフト軸23を挾持しているカラー25,25にはコ字状から
なる連動アーム５が回動自在に支持されており、該連動
アーム５には横方向に延びる長孔5aが形成され、かつ該
長孔5aに前記変速アーム１が貫通している。これによ
り、変速アーム１の上下移動により移動アーム５はカラ
ー25を中心に回動するが、アーム１の左右動は長孔5aに
て吸収され連動アーム５には伝わらない。また、第４図
に詳示するように、ミッションケース12に固定されてい
るカラー26にロータリ用シフタ連動軸28が回転自在に支
持されており、該連動軸28はケース外方にてプレート29
が固定され、更に該、レート29の先端に固定されたピン
29a及びロッド30を介して前記連動アーム５に連結して
おり、また連動軸28のケース内方部にはロータリ用変速
アーム31が溶着されている。また、前記変速シフト軸23
に隣接してミッションケース12両側面に亘るようにロー
タリ用シフト軸32が配設されており、更に該シフト軸32
にはシフトフォーク33が摺動自在に嵌挿している。そし
て、該シフトフォーク33はシフト軸32との間でクリック
ストップ機構により所定位置に位置決め付勢されている
と共に、前記変速アーム31に連結し、かつ入力軸19に摺
動自在にスプライン結合しているロータリ用シフタ歯車
７に係合している。
ように、その基端部がコ字状になっており、該コ字状部
1aがボルトピン３にて上方方向回動自在にかつ左右方向
に一体に連動するようにシフタ連動軸２に連結されてい
る。更に、該シフタ連動軸２はミッションケース12に固
定されているカラー21に回転自在に支持されていると共
に該ケース12内にて変速アーム22が溶着されている。ま
た、ミッションケース12にはその左右側面に亘って変速
シフト軸23が配設され、かつ該シフト軸23の両端はカラ
ー25,25により挾持されてボルト26,26にて固定されてお
り、更に該シフタ軸23にはシフトフォーク27が摺動自在
に嵌挿している。また、該シフトフォーク27はシフト軸
23との間でクリックストップ機構により所定位置に位置
決め付勢されていると共に、前記変速アーム23に連結さ
れ、かつ入力軸19に摺動のみ自在にスプライン結合して
いる走行用シフタ歯車６係合している。一方、前記変速
シフト軸23を挾持しているカラー25,25にはコ字状から
なる連動アーム５が回動自在に支持されており、該連動
アーム５には横方向に延びる長孔5aが形成され、かつ該
長孔5aに前記変速アーム１が貫通している。これによ
り、変速アーム１の上下移動により移動アーム５はカラ
ー25を中心に回動するが、アーム１の左右動は長孔5aに
て吸収され連動アーム５には伝わらない。また、第４図
に詳示するように、ミッションケース12に固定されてい
るカラー26にロータリ用シフタ連動軸28が回転自在に支
持されており、該連動軸28はケース外方にてプレート29
が固定され、更に該、レート29の先端に固定されたピン
29a及びロッド30を介して前記連動アーム５に連結して
おり、また連動軸28のケース内方部にはロータリ用変速
アーム31が溶着されている。また、前記変速シフト軸23
に隣接してミッションケース12両側面に亘るようにロー
タリ用シフト軸32が配設されており、更に該シフト軸32
にはシフトフォーク33が摺動自在に嵌挿している。そし
て、該シフトフォーク33はシフト軸32との間でクリック
ストップ機構により所定位置に位置決め付勢されている
と共に、前記変速アーム31に連結し、かつ入力軸19に摺
動自在にスプライン結合しているロータリ用シフタ歯車
７に係合している。
なお、第３図において、変速用シフタ歯車６が歯車35
に係合して前進１速F1、歯車36に常時噛合している歯車
37に係合して前進２速F2、そして常時歯車38に噛合して
いる歯車39に係合して後進Ｒが得られ、またロータリ用
シフタ歯車７が歯車40に係合して正転Ｓ、歯車41に常時
噛合している歯車42に係合して逆転Ｃが得られる。更
に、走行伝動系の回転はチェーン及び差動歯車を介して
走行車輪15に伝達され、またロータリ伝動系の回転はチ
ェーンを介してロータリ16に伝達される。
に係合して前進１速F1、歯車36に常時噛合している歯車
37に係合して前進２速F2、そして常時歯車38に噛合して
いる歯車39に係合して後進Ｒが得られ、またロータリ用
シフタ歯車７が歯車40に係合して正転Ｓ、歯車41に常時
噛合している歯車42に係合して逆転Ｃが得られる。更
に、走行伝動系の回転はチェーン及び差動歯車を介して
走行車輪15に伝達され、またロータリ伝動系の回転はチ
ェーンを介してロータリ16に伝達される。
また、第２図及び第４図に示すように、ハンドル17は
コ字状のブラケット43によりミッションケース12を挾む
ように取付けられており、かつ該ブラケット43の取付け
によりロータリ用シフト軸32の抜止めが図られている。
コ字状のブラケット43によりミッションケース12を挾む
ように取付けられており、かつ該ブラケット43の取付け
によりロータリ用シフト軸32の抜止めが図られている。
更に、第３図及び第７図に示すように、ミッションケ
ース12にはベアリングホルダ45,45が取付けられ、かつ
該ホルダ45に装着したシール付ベアリング45aにより入
力軸19が回転自在に支持されているが、上記ベアリング
ホルダ45の取付けは、ケース及びホルダに形成された直
線部ａにて回止めが図られ、かつフランジｂにて抜止め
が図られている。これにより、ホルダ45を安価な構成で
もって容易かつ確実に固定できる。なお、本実施例のミ
ッションはグリス潤滑になっているので、該ベアリング
45aのシールは簡単なもので足りる。
ース12にはベアリングホルダ45,45が取付けられ、かつ
該ホルダ45に装着したシール付ベアリング45aにより入
力軸19が回転自在に支持されているが、上記ベアリング
ホルダ45の取付けは、ケース及びホルダに形成された直
線部ａにて回止めが図られ、かつフランジｂにて抜止め
が図られている。これにより、ホルダ45を安価な構成で
もって容易かつ確実に固定できる。なお、本実施例のミ
ッションはグリス潤滑になっているので、該ベアリング
45aのシールは簡単なもので足りる。
本実施例は以上のような構成よりなるので、エンジン
13の回転はケース20内のベルトを介してミッションケー
ス12部位の入力軸19に伝達される。そして、オペレータ
が変速レバー１をガイド板９のガイド溝10に沿って横
（左右）方向に移動すると、該変速レバー１の左右動は
シフタ連動軸２及び変速アーム22を介してシフトフォー
ク27に伝えられ、該フォーク27をシフト軸23に沿って摺
動し、ガイド板の表示に対応した適宜位置にて位置決め
される。例えば、変速レバー１を中立位置Ｎから前進２
速位置F2に移動すると、フォーク27は走行変速用シフタ
歯車６を歯車37に係合して耕うん機11を非作業走行に適
応すべく高速走行し、また後進位置Ｒに移動すると、シ
フタ歯車６は歯車39に係合して後進する。なおこの際、
変速レバー１の左右動によっては、該レバー１が長孔5a
内を摺動するだけで連動アーム５は何等影響を受けず、
ロータリ停止位置NRに保たれている。
13の回転はケース20内のベルトを介してミッションケー
ス12部位の入力軸19に伝達される。そして、オペレータ
が変速レバー１をガイド板９のガイド溝10に沿って横
（左右）方向に移動すると、該変速レバー１の左右動は
シフタ連動軸２及び変速アーム22を介してシフトフォー
ク27に伝えられ、該フォーク27をシフト軸23に沿って摺
動し、ガイド板の表示に対応した適宜位置にて位置決め
される。例えば、変速レバー１を中立位置Ｎから前進２
速位置F2に移動すると、フォーク27は走行変速用シフタ
歯車６を歯車37に係合して耕うん機11を非作業走行に適
応すべく高速走行し、また後進位置Ｒに移動すると、シ
フタ歯車６は歯車39に係合して後進する。なおこの際、
変速レバー１の左右動によっては、該レバー１が長孔5a
内を摺動するだけで連動アーム５は何等影響を受けず、
ロータリ停止位置NRに保たれている。
そして、変速レバー１をガイド板10における作業中立
位置Ｎ′に位置した状態で、該レバー１をガイド溝10に
沿って縦（上下）方向に操作すると、連動アーム５がシ
フト軸23を中心に上下方向に回動する。すると、ロッド
30及びプレート29を介してロータリ用シフタ連動軸28が
回動し、更に変速アーム31を介してシフトフォーク33を
シフト軸23に沿って摺動し、かつガイド板の表示に対応
した適宜位置にて位置決めされる。例えば、変速レバー
１を中立位置NRから正転位置Ｓに移動すると、シフトフ
ォーク33はシフタ歯車７を歯車40に係合して前進方向と
同方向の回転をロータリ16に伝達し、また逆転位置Ｃに
移動すると、シフタ歯車７が歯車42に係合して前進方向
と逆方向の回転をロータリ16に伝達する。なおこの際、
変速レバー１の上下動によっては、ボルトピン３が回動
するだけで走行用シフタ連動軸２は何等影響を受けず、
走行停止位置にある。そして、変速レバー１を上又は下
に移動した状態で、該レバー１をガイド溝10に沿って前
進１速位置F1になるように横方向に移動する。すると、
前述と同様に、シフタ連動軸２、変速アーム22及びシフ
トフォーク27を介してシフタ歯車６を歯車35に係合する
ようにシフトし、作業に適した低速回転を車輪15に伝達
する。これにより、ロータリ16が正転又は逆転にて回転
した状態で耕うん機11が前進し、耕うん作業が行われ
る。
位置Ｎ′に位置した状態で、該レバー１をガイド溝10に
沿って縦（上下）方向に操作すると、連動アーム５がシ
フト軸23を中心に上下方向に回動する。すると、ロッド
30及びプレート29を介してロータリ用シフタ連動軸28が
回動し、更に変速アーム31を介してシフトフォーク33を
シフト軸23に沿って摺動し、かつガイド板の表示に対応
した適宜位置にて位置決めされる。例えば、変速レバー
１を中立位置NRから正転位置Ｓに移動すると、シフトフ
ォーク33はシフタ歯車７を歯車40に係合して前進方向と
同方向の回転をロータリ16に伝達し、また逆転位置Ｃに
移動すると、シフタ歯車７が歯車42に係合して前進方向
と逆方向の回転をロータリ16に伝達する。なおこの際、
変速レバー１の上下動によっては、ボルトピン３が回動
するだけで走行用シフタ連動軸２は何等影響を受けず、
走行停止位置にある。そして、変速レバー１を上又は下
に移動した状態で、該レバー１をガイド溝10に沿って前
進１速位置F1になるように横方向に移動する。すると、
前述と同様に、シフタ連動軸２、変速アーム22及びシフ
トフォーク27を介してシフタ歯車６を歯車35に係合する
ようにシフトし、作業に適した低速回転を車輪15に伝達
する。これにより、ロータリ16が正転又は逆転にて回転
した状態で耕うん機11が前進し、耕うん作業が行われ
る。
（ト） 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、１本の変速レ
バーの左右又は上下方向の操作にて走行用変速及びロー
タリ回転の切換えの両操作を行うことができるので、操
作が容易となり、家庭菜園等にて不馴れな人が使用して
も容易かつ安全に作業を行うことができる。また、１本
の変速レバー１の上下及び左右の移動を分離して、それ
ぞれ走行用変速又はロータリ回転の切換に用いるので、
簡単な構成で足り、部品点数を削減できて安価に製造で
きると共に、軽量でコンパクトな構成が可能となり、家
庭菜園等への運搬、搬入が容易となる。
バーの左右又は上下方向の操作にて走行用変速及びロー
タリ回転の切換えの両操作を行うことができるので、操
作が容易となり、家庭菜園等にて不馴れな人が使用して
も容易かつ安全に作業を行うことができる。また、１本
の変速レバー１の上下及び左右の移動を分離して、それ
ぞれ走行用変速又はロータリ回転の切換に用いるので、
簡単な構成で足り、部品点数を削減できて安価に製造で
きると共に、軽量でコンパクトな構成が可能となり、家
庭菜園等への運搬、搬入が容易となる。
また、変速レバー１は、左右方向の移動範囲が上下方
向に比して大きいガイド溝10に案内されて上下及び左右
に操作されるので、例えば前進１速F1、後進Ｒ、中立Ｎ
及び前進２速F2等の多数段からなる走行変速を、移動範
囲の大きい左右方向の操作により正確かつ確実に操作で
き、また例えば正転位置Ｓ、中立位置NR及び逆転位置Ｃ
等の変速段の少ないロータリ回転方向の切換えは、移動
範囲の少ない上下方向の操作でも正確かつ確実に操作で
き、そしてガイド板を、余裕のある機体幅方向を有効に
用いて高さ方向を低くしてコンパクトに納めることがで
きると共に、良好なデザインを構成し得、かつ変速レバ
ー１の操作も、上下方向に比して余裕のある左右方向を
大きくとり、容易に操作することができる。
向に比して大きいガイド溝10に案内されて上下及び左右
に操作されるので、例えば前進１速F1、後進Ｒ、中立Ｎ
及び前進２速F2等の多数段からなる走行変速を、移動範
囲の大きい左右方向の操作により正確かつ確実に操作で
き、また例えば正転位置Ｓ、中立位置NR及び逆転位置Ｃ
等の変速段の少ないロータリ回転方向の切換えは、移動
範囲の少ない上下方向の操作でも正確かつ確実に操作で
き、そしてガイド板を、余裕のある機体幅方向を有効に
用いて高さ方向を低くしてコンパクトに納めることがで
きると共に、良好なデザインを構成し得、かつ変速レバ
ー１の操作も、上下方向に比して余裕のある左右方向を
大きくとり、容易に操作することができる。
第１図は本発明に係る変速操作位置の要部を示す斜視
図、第２図その側面図、第３図は第２図III−III線によ
る断面図、第４図は第２図IV−IV線による断面図であ
る。また、第５図はガイド板のガイド溝を示す正面図、
第６図はその一部変更したガイド溝を示す正面図であ
る。更に、第７図はミッションケースに取付けたベアリ
ングホルダ部分を示す側面図、そして第８図は本発明を
適用した耕うん機を示す全体側面図である。 １……変速レバー、２……（走行変速用）シフタ連動
軸、３……（ボルト）ピン、５……連動アーム、5a……
長孔、６……走行変速用シフタ歯車、７……ロータリ用
シフタ歯車、９……ガイド板、10……ガイド溝、11……
耕うん機、12……ミッションケース、15……車輪、16…
…ロータリ。
図、第２図その側面図、第３図は第２図III−III線によ
る断面図、第４図は第２図IV−IV線による断面図であ
る。また、第５図はガイド板のガイド溝を示す正面図、
第６図はその一部変更したガイド溝を示す正面図であ
る。更に、第７図はミッションケースに取付けたベアリ
ングホルダ部分を示す側面図、そして第８図は本発明を
適用した耕うん機を示す全体側面図である。 １……変速レバー、２……（走行変速用）シフタ連動
軸、３……（ボルト）ピン、５……連動アーム、5a……
長孔、６……走行変速用シフタ歯車、７……ロータリ用
シフタ歯車、９……ガイド板、10……ガイド溝、11……
耕うん機、12……ミッションケース、15……車輪、16…
…ロータリ。
Claims (1)
- 【請求項１】ミッションケースに走行変速用シフタ歯車
及びロータリ用シフタ歯車を備えてなる耕うん機におい
て １本の変速レバーをシフタ連動軸に、左右方向の回動に
対して一体に回動すると共に上下方向の回動を許容する
ように連結・支持し、 連動アームを上下方向に回動自在に支持すると共に、前
記変速レバーに前記上下方向の回動に対して連動しかつ
前記左右方向の回動に対して遊ぶように係合し、 前記シフタ連動軸を前記走行変速用シフタ歯車に連動
し、また前記連動アームを前記ロータリ用シフタ歯車に
連動し、 前記変速レバーをガイド板のガイド溝に案内すると共
に、該ガイド溝は、前記変速レバーの左右方向の移動範
囲が上下方向に比して大きくなるように設定されてな
る、 耕うん機における変速操作装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61077842A JPH0811501B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 耕うん機における変速操作装置 |
| US07/029,982 US4838357A (en) | 1986-04-04 | 1987-03-25 | Soil tilling machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61077842A JPH0811501B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 耕うん機における変速操作装置 |
Related Child Applications (4)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6251235A Division JP2660324B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耕うん機 |
| JP6251236A Division JP2709572B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耕うん機 |
| JP6251234A Division JP2601767B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耕うん機 |
| JP7027613A Division JP2933268B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 耕うん機における変速ガイド板構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62234736A JPS62234736A (ja) | 1987-10-15 |
| JPH0811501B2 true JPH0811501B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=13645302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61077842A Expired - Fee Related JPH0811501B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 耕うん機における変速操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0811501B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2534162B2 (ja) * | 1990-10-29 | 1996-09-11 | ヤンマー農機株式会社 | 耕耘機等のミッション配置構造 |
| JP2002052945A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-19 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 小型耕耘機の動力伝達構造 |
| JP4512563B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2010-07-28 | 三菱農機株式会社 | 移動農機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5623700U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-03-03 |
-
1986
- 1986-04-04 JP JP61077842A patent/JPH0811501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5623700U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-03-03 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62234736A (ja) | 1987-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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