JPH08113749A - プラスチックフィルム用水性印刷インキ組成物およびそれを用いたラミネート加工方法 - Google Patents

プラスチックフィルム用水性印刷インキ組成物およびそれを用いたラミネート加工方法

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JPH08113749A
JPH08113749A JP25046594A JP25046594A JPH08113749A JP H08113749 A JPH08113749 A JP H08113749A JP 25046594 A JP25046594 A JP 25046594A JP 25046594 A JP25046594 A JP 25046594A JP H08113749 A JPH08113749 A JP H08113749A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保存安定性、プラスチックフィルムに対する
接着性、耐水性、印刷適性などの基本性能に加え、ラミ
ネート加工やボイル・レトルト処理などの後加工適性に
も優れるプラスチックフィルム用水性印刷インキ組成物
を提供すること。 【構成】 着色剤、水性樹脂エマルジョンおよび分子内
に少なくとも2つ以上のヒドラジン残基を有するヒドラ
ジン系架橋剤を必須成分とし、前記水性樹脂エマルジョ
ンが、特定組成のラジカル重合性単量体(A1)を共重
合してえられるアルカリ可溶性樹脂のアルカリ水溶液中
で、特定組成のラジカル重合性単量体(A2)を乳化重
合して得られ、前記アルカリ可溶性樹脂および/または
乳化重合物中にケト基および/またはアルド基を特定量
含有することを特徴とするプラスチックフィルム用水性
印刷インキ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックフィルムを
対象とした水性印刷インキ組成物とそれを用いたラミネ
ート加工方法に関し、より詳しくは、良好な保存安定
性、プラスチックフィルムに対する強固な接着性、高い
耐水性、光沢、さらには良好なラミネート強度とボイル
・レトルト適性を有するプラスチックフィルム用水性印
刷インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されていた、プラスチックフィ
ルムに印刷されるインキは、顔料分散性、フィルムに対
する接着性、耐水性、乾燥性及び印刷適性などのインキ
の基本性能はもちろん、ラミネート加工やボイル・レト
ルト処理などの後加工適性もに優れる事から、ほとんど
が溶剤タイプのものであった。
【0003】しかし、最近では環境問題、省資源、労働
衛生及び防災安全などの多くの見地から、インキの利用
分野を問わず、共に有機溶剤の使用を極力抑えた水性タ
イプの印刷インキの要望が強くなっている。特にその中
でも、プラスチックフィルム用印刷インキは、印刷物が
食品包装用途としてよく利用される事から、インキの残
留溶剤の有害性が大きな問題となり、水性化の要望がひ
ときわ強いものである。
【0004】そこで、この分野で使用される水性印刷イ
ンキとして、水溶性アクリル樹脂をバインダーとしたも
のが開発されているが、これはアクリル樹脂が比較的容
易に水性化でき、顔料分散性、印刷適性などにも優れる
ためである。
【0005】さらに、バインダー樹脂が水溶性樹脂のみ
からなる印刷インキでは、耐水性や乾燥性が不十分であ
ることから、現在では、多少の印刷適性の低下はあるも
のの、これらの性能に優れる水分散性樹脂を併用したイ
ンキが利用されている。
【0006】しかし、通常のプラスチックフィルム用水
性印刷インキが溶剤タイプのものと比較して最も不利と
なる点は、インキがフィルム上ではじかれて良好な接着
性を有するインキ皮膜を得る事が困難であり、また、熱
水中でのボイル・レトルト処理ができない(ボイル・レ
トルト適性の不良)という点である。
【0007】そこで、インキ皮膜のフィルムに対する接
着性、ボイル・レトルト適性の付与及び前記の耐水性な
どの向上のために、種々の架橋システムが提案されてい
る。例えば、カルボキシル基含有樹脂を対象とした水系
架橋システムとしては、アジリジン系架橋剤(例えば、
特開平6−1939号公報)、エポキシ系架橋剤(例え
ば、特開平5−171087号公報)、オキサゾリン系
架橋剤(例えば、特開平5−271598号公報)、カ
ルボジイミド系架橋剤(例えば、特開平5−28722
9号公報)、金属キレート化合物(特開平4−2250
81号公報)等を添加した系が提案されている。
【0008】これらの系では、いずれも接着性や耐水性
などの性能に一応の向上効果は認められるが、インキの
経時での粘度安定性や印刷適性が大幅に低下し、実用化
には至っていない。
【0009】さらに、通常の界面活性剤の存在下でカル
ボニル基含有モノマー等を乳化重合して得られる水分散
樹脂とヒドラジン系架橋剤からなる水系架橋システム
が、例えば特開平4−249587号公報等で提案され
ている。しかし、これらの架橋システムは、系中のカル
ボニル基濃度が高くなるとやはり経時での粘度安定性が
低下するため、カルボニル基の含有濃度の低い水分散性
樹脂を使用せざるを得なくなる。
【0010】その結果として、架橋システム本来の効果
を得ようとすると、水分散性樹脂エマルジョンの多量の
添加が必要となり、印刷インキに適用すると印刷適性が
不良となり、良好な印刷物が得られないという問題があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、水性印刷インキでありながら、顔料分散性、プラス
チックフィルムに対する接着性、耐水性、乾燥性及び印
刷適性などの基本性能に加え、ラミネート加工やボイル
・レトルト処理などの後加工適性にも優れるプラスチッ
クフィルム用水性印刷インキ組成物を提供することであ
る。
【0012】さらに、本発明の目的は、前記プラスチッ
クフィルム用水性印刷インキ組成物を用いたラミネート
加工方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、着色
剤、水性樹脂エマルジョンおよび分子内に少なくとも2
つ以上のヒドラジン残基を有するヒドラジン系架橋剤を
必須成分とし、下記の条件IおよびIIを満足するプラス
チックフィルム用水性印刷インキ組成物に関するもので
ある。
【0014】条件I 前記水性樹脂エマルジョンが、 a.ラジカル重合性二重結合を有するカルボン酸および/または酸無 水物 2〜50重量% b.ラジカル重合性二重結合を有するケトンおよび/またはアルデヒ ド化合物 0〜5重量% c.aおよびbを除くラジカル重合性二重結合を有する化合物 50〜98重量% からなるラジカル重合性単量体(A1)を共重合して得
られるアルカリ可溶性樹脂を、アルカリ水溶液中に溶解
させたアルカリ可溶性樹脂溶液中で、 d.ラジカル重合性二重結合を有するケトンおよび/またはアルデヒ ド化合物 0〜30重量% e.dを除くラジカル重合性二重結合を有する化合物 70〜100重量% からなるラジカル重合性単量体(A2)を乳化重合して
得られ、b成分とd成分の重量の和が、a〜eの全単量
体成分の重量の和に対して0.5〜25%、A1成分/
A2成分の重量比率が20/80〜80/20の範囲で
ある。
【0015】条件II 水性印刷インキ組成物中に含まれ
る、ヒドラジン系架橋剤のヒドラジン残基の数と、前記
b成分およびd成分に由来するケト基およびアルド基の
合計数との比が0.1:1.0〜3.0:1.0の範囲
である。
【0016】また、その好ましい態様として、以下の
〜のプラスチックフィルム用水性印刷インキ組成物に
関するものである。
【0017】水性樹脂エマルジョンのb成分が、A1
成分の1〜4重量%の範囲である前記プラスチックフィ
ルム用水性印刷インキ組成物。 水性樹脂エマルジョンのc成分が、(メタ)アクリル
酸誘導体、スチレン系化合物およびマレイン酸誘導体よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種である前記プラス
チックフィルム用水性印刷インキ組成物。 水性樹脂エマルジョンのd成分が、A2成分の1〜2
0重量%の範囲である前記プラスチックフィルム用水性
印刷インキ組成物。 水性樹脂エマルジョンのA1およびA2の全単量体を
共重合して得られる重合体のガラス転移温度が、−40
〜50℃の範囲となる単量体組成を有する前記プラスチ
ックフィルム用水性印刷インキ組成物。 水性樹脂エマルジョンのA1およびA2の全単量体を
共重合して得られる重合体のガラス転移温度が、−30
〜30℃の範囲となる単量体組成を有する前記プラスチ
ックフィルム用水性印刷インキ組成物。 ヒドラジン系架橋剤が、ヒドラジンおよび/または下
記の一般式(1)で表される化合物である前記プラスチ
ックフィルム用水性印刷インキ組成物。 H2 N−NH−X−NH−NH2 (1) (式中、Xは1〜8個の炭素原子を有するアルキレン
基、または1〜10個の炭素原子を有する飽和または不
飽和二塩基酸の残基を表す)。
【0018】また本発明は、プラスチックフィルム、特
にコロナ放電処理されたプラスチックフィルムに前記水
性インキ組成物を印刷した後、印刷面に接着剤を塗工す
るか、または必要に応じてアンカーコート剤を塗工した
のち、ラミネート加工することを特徴とするラミネート
加工物の製造方法に関するものである。
【0019】
【作用および実施例】従来より、界面活性剤などを乳化
剤として使用し、ラジカル重合性二重結合を有するケト
ンおよび/またはアルデヒド化合物などを乳化重合して
得られる水性樹脂エマルジョンとヒドラジン系架橋剤か
らなる水性樹脂架橋システム(ヒドラジン系架橋システ
ム)が、被覆剤や接着剤のバインダーとして知られてい
る。
【0020】しかし、この従来タイプのヒドラジン系架
橋システムは、単なるロールコーター、どぶ漬けおよび
吹き付け塗装などの方法で塗工される被覆剤や接着剤の
分野に適用できても、特別な性能が要求される印刷イン
キ系にそのまま利用できるものではない。
【0021】ここで、印刷インキに要求される特別な性
能としては、以下の1)〜3)が代表的である。 1)印刷適性(流動性、再溶解性) 印刷インキが印刷される過程で、インキはまず刷版に転
移し、さらに刷版から被印刷体に転移するが、インキの
流動性が良好でないとインキの転移量が減少し、優れた
印刷物が得られない。また、一度版上で乾燥したインキ
が、新しく供給されるインキで再溶解されなければ、目
詰まりを起こして美粧印刷物が得られなくなる。 2)ボイル・レトルト適性 印刷物が、食品の包装材料として、内容物の調理や殺菌
などの目的から熱水中でボイル・レトルト処理が行われ
る用途にも適用できなくてはならない。 3)保存安定性 印刷インキが良好な印刷のできる期間として、通常、製
造から6ヶ月を保証しているが、この間で良好な粘度安
定性、印刷適性を維持しなくてはならない。
【0022】これらの要求性能に対して、従来タイプの
ヒドラジン系架橋システムをインキバインダーとして用
いたとすると、以下の欠点が生じる。 1)については、構造粘性が高くなりインキの流動性が損
なわれるばかりか、再溶解性が低下して優れた印刷物が
得られなくなる。 2)については、従来タイプの水性樹脂エマルジョンに含
まれる乳化剤が耐水性、ボイル・レトルト適性を低下さ
せる。 3)については、時間の経過と共に水性樹脂エマルジョン
のケト基、アルド基と架橋剤のヒドラジン残基が反応
し、増粘・固化や印刷適性の著しい低下を引き起こす。
【0023】一方、本発明に係る水性樹脂エマルジョン
は、アルカリ可溶性樹脂からなる高分子乳化剤の存在下
で、ラジカル重合性二重結合を有する化合物を乳化重合
して得られるいわゆるハイドロゾル形態を有するもので
ある。
【0024】また本発明では、アルカリ可溶型樹脂と乳
化重合物との重量比率を印刷インキ用バインダーとして
最も好ましい範囲に設定することにより、水性樹脂エマ
ルジョンの持つ乾燥性、耐水性などのメリットを維持し
ながら、水溶性樹脂と同等の流動性、再溶解性を有する
という、水溶性樹脂とも、水分散性樹脂とも、また両者
の混合物とも異なった、水性印刷インキバインダーとし
ての一つの理想的な樹脂形態となっている。
【0025】さらに本発明の架橋システムにおいては、
高分子乳化剤が乳化重合物のケト基またはアルド基と架
橋剤のヒドラジン残基との反応を阻害するバリアー層と
して作用するため、経時においても極めて安定な粘度お
よび流動性を維持することができる。
【0026】加えて、高分子乳化剤は通常の乳化剤と比
較して耐水性を低下させる度合いが少なく、さらに増粘
・固化や印刷適性の低下のない範囲で、この高分子乳化
剤と架橋剤を架橋反応させることにより、耐水性を飛躍
的に向上させることができるものである。
【0027】すなわち、水性印刷インキとして要求され
る数ある特別な性能{例えば前記の1)〜3)}に対して
は、本発明の水性樹脂架橋システムを用いることによっ
てのみ、はじめて対応が可能となるものである。
【0028】以下に本発明についてさらに詳しく説明す
る。
【0029】本発明のプラスチックフィルム用水性印刷
インキ組成物は、着色剤、水性樹脂エマルジョンおよび
分子内に少なくとも2つ以上のヒドラジン残基を有する
ヒドラジン系架橋剤を必須成分とするものである。
【0030】着色剤 本発明で用いられる着色剤としては、一般に印刷イン
キ、塗料などで使用されている染料、無機顔料、有機顔
料および体質顔料が使用できる。
【0031】ここで使用可能な染料としては、アゾ染
料、アントラキノン染料、インジゴ染料、フタロシアニ
ン染料、カルボニル染料、キノンイミン染料、メチン染
料、キノリン染料、ニトロ染料などの各種染料を挙げる
ことができる。
【0032】また、使用可能な無機顔料としては、酸化
チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、カドミウムレッ
ド、カドミウムイエロー、コバルトブルー、紺青、群
青、カーボンブラック、黒鉛など、有機顔料としては、
溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合
アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料等を挙
げることができる。
【0033】さらに使用可能な体質顔料としては、炭酸
カルシウム、カオリン、クレー、硫酸バリウム、水酸化
アルミニウム、タルクなどを挙げることができる。
【0034】水性樹脂エマルジョン 本発明で用いられる水性樹脂エマルジョンは、アルカリ
可溶性樹脂の水溶液中で、ラジカル重合性二重結合を有
する化合物を乳化重合して得られるものである。
【0035】本発明のアルカリ可溶性樹脂は、a成分:
ラジカル重合性二重結合を有するカルボン酸および/ま
たは酸無水物、b成分(必要に応じて使用される):ラ
ジカル重合性二重結合を有するケトンおよび/またはア
ルデヒド化合物、およびc成分:aおよびb成分を除く
ラジカル重合性二重結合を有する化合物を共重合して得
られ、アルカリ水溶液に溶解可能な共重合体樹脂であ
る。なお、本発明では、a、bおよびc成分を合わせて
A1成分と称する。
【0036】ここで、a成分のラジカル重合性二重結合
を有するカルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸等の炭素原子数が3〜4個程度のモノカ
ルボン酸、およびマレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、イタコン酸等の炭素原子数が4〜5個程度のジカル
ボン酸とそのモノアルキルエステル、モノヒドロキシア
ルキルエステル、モノアミドを挙げることができる。
【0037】なお、前記ジカルボン酸のモノエステル
類、モノヒドロキシアルキルエステル類、およびモノア
ミド類としては、当該ジカルボン酸成分と、次に記載す
る炭素原子数が1〜18個程度のモノアルコール成分ま
たは炭素原子数が2〜8個程度のジオール成分とのモノ
エステル化合物、および炭素原子数が1〜18個程度の
アミン成分とのモノアミド化合物が挙げられる。
【0038】モノアルコール成分:メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オク
タノール、デカノール、ドデカノール、オクタデカノー
ル等 ジオール成分:エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール等 アミン成分:エチルアミン、ジエチルアミン、ブチルア
ミン、へキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミ
ン、オクタデシルアミン等 また、a成分のラジカル重合性二重結合を有する酸無水
物としては、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水
イタコン酸等を挙げる事ができる。
【0039】これらのラジカル重合性二重結合を有する
カルボン酸または酸無水物の中でも、得られる高分子乳
化剤の乳化能の点から、モノカルボン酸、とくにアクリ
ル酸またはメタクリル酸の使用が好適である。
【0040】次に、b成分のラジカル重合性二重結合を
有するケトン化合物とは、分子中に少なくとも1つ以上
のケト基を有するラジカル重合性化合物であって、具体
的には、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ジアセト
ン(メタ)アクリレート、アセトニル(メタ)アクリレ
ート、ビニルアルキルケトン類等を挙げることができ
る。
【0041】また、b成分のラジカル重合性二重結合を
有するアルデヒド化合物とは、分子中に少なくとも1つ
以上のアルド基を有するラジカル重合性化合物であっ
て、アクロレイン、ホルミルスチロール、アルカナール
(メタ)アクリレート類等を挙げることができる。
【0042】次に、c成分としては、例えば以下に記載
する(メタ)アクリル酸誘導体、スチレン系化合物およ
びマレイン酸誘導体が使用できる。
【0043】・(メタ)アクリル酸誘導体:(メタ)ア
クリル酸の炭素原子数が1〜18のアルキルエステル、
炭素原子数が1〜18のアルキルアミド、炭素原子数が
2〜4のヒドロキシアルキルエステル等で、具体的に
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、メチル(メタ)アクリルアミド、エチル(メ
タ)アクリルアミド、ブチル(メタ)アクリルアミド、
ヘキシル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
【0044】・スチレン系化合物:スチレンおよび炭素
原子数が8〜10程度のその誘導体で、具体的には、α
−メチルスチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン等
を挙げることができる。
【0045】・マレイン酸誘導体:マレイン酸の炭素原
子数が1〜18のジアルキルエステル、炭素原子数が1
〜18のジアルキルアミド、炭素原子数が2〜4のジヒ
ドロキシアルキルエステル等で、具体的には、ジメチル
マレート、ジエチルマレート、ジブチルマレート、ジオ
クチルマレート、ビス−2−ヒドロキシエチルマレー
ト、マレイン酸ジメチルアミド、マレイン酸ジエチルア
ミド、マレイン酸ジブチルアミド等を挙げることができ
る。
【0046】なお、本発明のアルカリ可溶性樹脂におい
て、a成分の使用量は2〜50重量%、より好ましくは
5〜20重量%、b成分の使用量は0〜5重量%、好ま
しくは1〜4重量%、c成分の使用量は50〜98重量
%、より好ましくは76〜94重量%である。
【0047】ここでa成分の使用量が前記範囲より少な
い場合は、アルカリ化合物水溶液中で充分な溶解性が得
られず、乳化重合の安定性、さらに重合物の分散安定性
が低下すると共に、得られる印刷インキの流動性も不良
となる。一方、前記範囲を超える場合は、耐水性、印刷
適性が低下して好ましくない。
【0048】また、b成分の使用量が前記範囲を越える
場合は、経時での増粘・固化、印刷適性の低下が起こり
好ましくない。
【0049】以上のA1成分を共重合させてアルカリ可
溶性樹脂を得る方法としては、有機溶剤中で重合開始剤
の存在下、前記化合物の混合物を所定の温度および反応
時間で反応させた後、有機溶剤を留去する方法が利用で
きる。
【0050】ここで、使用可能な有機溶剤としては、酢
酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル系、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン系、低級アルコール
系、グリコールおよびその誘導体等を挙げることがで
き、一方、使用可能な重合開始剤としては、過硫酸カリ
ウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの過
硫酸塩類、ベンゾイルハイドロパーオキサイド等の有機
過酸化物類、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合
物類、また、必要に応じて還元剤と組み合わせたレドッ
クス系開始剤を挙げることができる。
【0051】本アルカリ可溶性樹脂を高分子乳化剤とし
て使用する場合、好適な分子量(数平均分子量、以下同
じ)は3,000〜100,000、より好適には5,
000〜30,000の範囲である。分子量が前記の範
囲より低くなると、得られる印刷インキに耐水性や耐ブ
ロッキング性を持たせるために別の手だてが必要とな
り、一方、前記の範囲より高くなると、得られる印刷イ
ンキ粘度が高くなり、高濃度のインキを得ることが困難
となる。また本発明のアルカリ可溶性樹脂の酸価は50
〜300の範囲が好ましい。酸価が前記範囲未満ではア
ルカリ化合物水溶液中での充分な溶解性がえられず、一
方前記範囲を超えると、得られる印刷インキの耐水性、
印刷適性が低下する傾向がある。
【0052】つぎに、乳化重合に供されるラジカル重合
性二重結合を有する化合物(A2)としては、d成分(必要
に応じて使用される):ラジカル重合性二重結合を有す
るケトンおよび/またはアルデヒド化合物と、e成分:
d成分を除くラジカル重合性二重結合を有する化合物を
使用するものである。なお、本発明では、dおよびe成
分を合わせてA2成分と称する。
【0053】ここで、d成分としては、前記のラジカル
重合性二重結合を有するケトンおよびアルデヒド化合物
を挙げることができる。
【0054】一方、e成分としては、前記a成分として
例示した前記のラジカル重合性二重結合を有するカルボ
ン酸および酸無水物、前記c成分として例示した(メ
タ)アクリル酸誘導体、スチレン系化合物、マレイン酸
誘導体があげられ、その他、炭素原子数2〜18の飽和
カルボン酸のビニルエステル、具体的には、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニルなどを挙げることができる。
【0055】これらのe成分の中でも、水性樹脂エマル
ジョンの分散性、得られる水性印刷インキの性能から、
(メタ)アクリル酸誘導体、スチレン系化合物が好まし
い。
【0056】以上のA2成分において、d成分の使用量
は、0〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、e成
分の使用量は70〜100重量%、より好ましくは80
〜99重量%である。
【0057】ここで、d成分の使用量が前記範囲を超え
る場合は、経時での増粘・固化、印刷適性の低下が起こ
り好ましくない。
【0058】さらにこれらa〜e成分を用いて水性樹脂
エマルジョンを合成する場合、b成分とd成分の重量の
和が、a〜e全単量体成分の重量の和に対して、0.5
〜25%となるものである。ここでb成分とd成分の重
量の和が前記の範囲より少なくなると、インキのプラス
チックフィルムに対する接着性やラミネート適性が低下
して好ましくない。なお、インキの耐水性を必要とする
場合はb成分、保存安定性を必要とする場合にはd成分
を必須成分として使用することが望ましい。
【0059】また、A1成分/A2成分の重量比率は、
20/80〜80/20、好ましくは30/70〜70
/30となる範囲である。
【0060】ここで、A1成分の重量比率が前記の範囲
より低くなると、インキの再溶解性、流動性や保存安定
性が低下し、一方、前記の範囲より高くなるとインキの
耐水性などが低下して好ましくない。
【0061】また、本発明の水性樹脂エマルジョンの単
量体組成は、使用されるa〜eの全単量体成分を共重合
した時、得られる重合体のガラス転移温度が−40〜5
0℃、さらには−30〜30℃となる範囲に調整されて
いる事が好ましい。この重合体のガラス転移温度が前記
の範囲より低い場合は、得られる印刷インキが耐ブロッ
キング性を有するために別の手だてが必要となり、一
方、高くなると耐揉み性、接着性を付与するために別の
手だてが必要となる。
【0062】なお、一般にアルカリ可溶性樹脂と乳化重
合物を比較すると、成膜性に優れるアルカリ可溶性樹脂
のガラス転移温度を高くして耐ブロッキング性の向上を
図り、乳化重合物のガラス転移温度を低くすることによ
り耐揉み性や接着性の向上を図ることにより、良好な皮
膜物性を有するバインダー樹脂を得ることができる。
【0063】以上のA1成分を共重合して得られるアル
カリ可溶性樹脂、A2成分およびアルカリ水溶液を使用
して、水性樹脂エマルジョンを製造する方法としては、
アルカリ可溶性樹脂をアルカリ水溶液中に溶解させた
後、A2成分と重合開始剤との混合物を滴下し、所定の
温度および反応時間で反応させる方法が利用できる。
【0064】ここで、アルカリ可溶性樹脂を水中に溶解
させるために使用するアルカリとしては、アンモニア、
ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、モルホリ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等を利
用することができる。
【0065】なお、アルカリの使用量としては、アルカ
リ可溶性樹脂の中和量の100〜120%程度が最も適
量であり、使用量が前記範囲より少なくなるに従ってア
ルカリ可溶性樹脂の溶解性が低下傾向を示し、一方、前
記範囲より多くしたとしても、溶解性がさらに良好とな
ることはない。
【0066】また、重合開始剤としては前記のアルカリ
可溶性樹脂を製造するために使用する重合開始剤を使用
することができる。
【0067】ヒドラジン系架橋剤 本発明で使用されるヒドラジン系架橋剤としては、ヒド
ラジン残基を2つ以上有し、好ましくは水溶性のポリヒ
ドラジンまたはヒドラジド化合物であって、ヒドラジン
および以下の一般式(1)で示されるアルキレンジヒド
ラジン、あるいは、飽和脂肪族二塩基酸、不飽和二塩基
酸のジヒドラジド化合物等を挙げることができる。
【0068】 H2 N−NH−X−NH−NH2 (1) (式中、Xは1〜8個の炭素原子を有するアルキレン
基、または1〜10個の炭素原子を有する飽和または不
飽和二塩基酸の残基を表す)。
【0069】アルキレンジヒドラジンとして、具体的に
はメチレンジヒドラジン、エチレンジヒドラジン、プロ
ピレンジヒドラジン、ブチレンジヒドラジン等を挙げる
事ができる。また、飽和脂肪族二塩基酸のジヒドラジド
化合物として、具体的にはシュウ酸ジヒドラジド、マロ
ン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸
ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジ
ヒドラジド等を挙げる事ができ、さらに不飽和二塩基酸
のジヒドラジド化合物として、具体的にはフタル酸ジヒ
ドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラ
ジド等を挙げる事ができる。
【0070】任意成分 本発明の水性印刷インキ組成物は、その他の性能の向上
を目的として、他の各種水性樹脂、例えばセルロース系
樹脂、ケト基またはアルド基を含有しないアクリル系樹
脂、ポリエステル樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、
エチレン−アクリル酸系樹脂、ポリウレタン樹脂を添加
する事もできる。特に顔料分散性を良好にするという観
点から、顔料分散用樹脂として、アルカリ水溶液に可溶
な樹脂を使用する事がより好ましい。
【0071】さらに、インキの乾燥性やプラスチックフ
ィルムに対する濡れ性を良好とするために、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、メトキシプロパノ
ール等の低級アルコールまたは低級アルコキシプロパノ
ール等の水混和性溶剤、および各性能向上のために、耐
ブロッキング剤、消泡剤、ヒドラジン系を除く架橋剤等
の各種添加剤を含有させる事もできる。
【0072】インキ組成物の製造 以上の材料を使用して水性印刷インキを製造する方法と
しては、まず着色剤と本発明の水性樹脂エマルジョン、
必要に応じて顔料分散剤を撹拌混練させた後、ヒドラジ
ン系架橋剤および必要に応じてその他の成分を添加混合
して製造することができる。
【0073】ここで、インキ組成として、着色剤の含有
量は染料の場合はインキ組成物中0.1〜20重量%、
顔料の場合には1〜60重量%の範囲が適量である。
【0074】また、水性樹脂エマルジンの含有量は、イ
ンキ組成物中に樹脂固形分として、5〜30重量%の範
囲が適量である。
【0075】水性樹脂エマルジョンの含有量が前記の範
囲より少なくなると、インキのプラスチックフィルムに
対する接着性やラミネート適性が低下し、また、前記の
範囲より多くなるとインキの流動性などが低下して好ま
しくない。
【0076】さらにヒドラジン系架橋剤の含有量は、水
性印刷インキ組成物中に含まれる、ヒドラジン系架橋剤
のヒドラジン残基の数:ケト基およびアルド基の合計数
=0.1:1.0〜3.0:1.0となる範囲である。
【0077】ヒドラジン系架橋剤の含有量がこの範囲よ
り少なくなると、得られる印刷インキのプラスチックフ
ィルムに対する接着性、耐水性、ラミネート強度および
ボイル・レトルト適性が低下し、一方、大きくなると印
刷インキの耐水性、保存粘度安定性、印刷適性などが低
下して好ましくない。
【0078】印刷物の製造方法およびラミネート加工方
次に、本発明のプラスチックフィルム用水性印刷インキ
組成物を使用した印刷物の製造方法およびラミネート加
工方法について説明する。
【0079】まず、本発明の水性印刷インキ組成物が印
刷されるプラスチックフィルムとしては、ポリオレフィ
ン、変性ポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポ
リスチレン等の各種プラスチックフィルムが使用でき
る。その中でもコロナ放電処理されたフィルムはカルボ
ニル基を有し、より良好な印刷物が得られる。
【0080】また本発明の水性印刷インキ組成物は、既
知のフレキソ印刷機、グラビア印刷機を使用して、フレ
キソまたはグラビア印刷方式で印刷する事ができる。
【0081】さらに、上記の印刷方法によって得られた
印刷物を、ラミネート加工する方法としては、押出しラ
ミネート法とドライラミネート法が利用できる。
【0082】ここで、押出しラミネート法は、印刷物の
表面に必要に応じてチタネート系、イソシアネート系、
イミン系、またはポリブタジエン系等のアンカーコート
剤を塗工した後、従来より既知の押し出しラミネート機
によって、溶融ポリマーを積層させる方法であり、さら
に溶融樹脂を中間層として、他の材料とサンドイッチ状
に積層する事もできる。
【0083】なお、押出しラミネート法で使用する溶融
樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリプロピレン等の従来使用されていた
樹脂が使用できる。その中でも、溶融の際に酸化されて
カルボニル基が発生し易い低密度ポリエチレンとの組合
せにおいて本発明の効果が高くなる。
【0084】次に、ドライラミネート法は、印刷物の表
面に、水性系、溶剤系、または無溶剤系のイソシアネー
ト系等の接着剤を塗工した後、従来より既知のドライラ
ミネート機によってフィルム状のポリマーを貼合する方
法である。
【0085】ドライラミネート法で使用するフィルム状
のポリマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
が使用でき、特にレトルト用途で使用されるラミネート
加工物等では、耐熱水性付与のために基材と貼合される
プラスチックフィルムの間にアルミ箔をはさんでラミネ
ートする事もできる。
【0086】なお、安全衛生、環境問題などの面から、
製造工程で有機溶剤を一切使用しないでラミネート加工
物を得るために、水性系または無溶剤系の接着剤を使用
する事が好ましい。
【0087】以上の方法から得られたラミネート加工物
は、高いラミネート強度を有し、さらには、ボイル・レ
トルト用途に適用できるものであり、また、本発明の水
性印刷インキ組成物と、水性または無溶剤系ラミネート
用接着剤との組み合わせにより、製造工程で有機溶剤を
一切使用しないで、安全衛生、環境問題などの面からも
好適に、ラミネート加工物を得る事ができるものであ
る。
【0088】[実施例]以下、実施例をあげて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0089】なお、実施例等における部、および%は特
にことわらない限り、重量部および重量%を表す。
【0090】<アルカリ可溶性樹脂A1の製造例>攪拌
機、温度計、窒素ガス導入管、滴下ロートを備えた四つ
口フラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート(PMAc)100部を仕込み、窒素ガスで
置換した後145℃に加熱した。
【0091】次いで、窒素ガスを導入しながら、表1の
配合によるモノマーおよびジ−t−ブチルパーオキサイ
ドの混合物を3時間かけて滴下ロートから滴下した。滴
下終了後、さらに同温度に保ちながら、2時間重合させ
て反応を完結させ、各共重合体のPMAc溶液を得た。
【0092】得られた共重合体溶液を180℃まで加熱
し、常圧蒸留を行い、さらに190℃まで加熱して減圧
蒸留下にPMAcを留去し、アルカリ水溶液中に溶解可
能な固体共重合体1〜20を得た。
【0093】
【表1】
【0094】<水性樹脂エマルジョン製造例>攪拌機、
温度計、窒素ガス導入管、滴下ロートを備えた四つ口フ
ラスコに、それぞれ固体共重合体1〜20の破砕物、お
よび使用する固体共重合体の中和量の1.2倍のアンモ
ニアを既に溶解させたアンモニア水を表2−1、2−2
の配合に従って仕込み、80℃まで加熱して固体共重合
体を溶解した後、窒素ガスを導入しながらA2の配合に
よるモノマーおよびジターシャリーブチルパーオキサイ
ドの混合物を3時間かけて滴下した。滴下終了後、2時
間重合させて反応を完結させ、さらに適量の水を添加し
て固形分40%の水性樹脂エマルジョンNo.(水性樹
脂Em No.)1〜31を得た。
【0095】
【表2】
【0096】
【表3】
【0097】実施例1〜25および比較例1〜12 表3−1〜3−3の配合処方に従って、まず顔料、練肉
用水溶性樹脂及び適量の水の混合物をレッドデビル型ペ
イントコンディショナーで30分間混練し、さらにその
他の所定の材料を添加、混合して実施例1〜25および
比較例1〜12の水性印刷インキを調製した。
【0098】なお、顔料としてリオノールブルーFG−
7330(東洋インキ製造(株)製)顔料分散用樹脂ワ
ニスとしてジョンクリルJ−61(ジョンソンポリマー
(株)製)、ヒドラジン系架橋剤としてアジピン酸ジヒ
ドラジド(ADH)、有機溶剤としてイソプロピルアル
コール(IPA)を使用した。
【0099】前記実施例1〜25および比較例1〜12
でえられた水性印刷インキについて以下の各試験を行
い、その結果を表3−1〜3−3に記載した。
【0100】耐ブロッキング性 試験方法 グラビア校正機により各試験インキを二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルムと
いう)に印刷し、えられたOPPフィルム印刷物の印刷
面同士を重ねてバイスに挟み、40℃の温度条件下で2
4時間放置した。試料を手で剥離し、印刷されたフィル
ムからインキが取られる割合から耐ブロッキング性を評
価した。 評価基準 A:フィルムからインキが全く取られな
い。 B:フィルムからインキが20%未満の範囲で取られ
る。 C:フィルムからインキが20%以上取られる。
【0101】耐熱性 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物の印刷面にアルミ箔を当て、ヒートシ
ーラーにて加熱下、2.0kg/cm2 の圧力で押圧
し、アルミ箔にインキが取られる温度から耐熱性を評価
した。 評価基準 A:180℃でもアルミ箔にインキが取ら
れない。 B:150〜180℃の範囲でアルミ箔にインキが取ら
れる。 C:150℃未満でアルミ箔にインキが取られる。
【0102】耐熱水白化性 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物を70℃の熱水に1時間浸し、取り出
したときの印刷物の白化の状態を目視で観察し、耐熱水
白化性を評価した。 評価基準 A:全く白化しない。 B:わずかに白化する。 C:白化が著しい。
【0103】耐水揉み性 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物を水で濡らした後、10回強く揉んで
インキの剥離の状態から耐水揉み性を評価した。 評価基準 A:フィルムからインキが全く剥離しな
い。 B:フィルムからインキが20%未満の範囲で剥離す
る。 C:フィルムからインキが20%以上50%未満で剥離
する。 D:フィルムからインキが50%以上剥離する。
【0104】接着性 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物の印刷面にセロハンテープ(ニチバン
(株)製TE−12)を貼り付け、指で3回圧着した
後、印刷面からセロハンテープを引き剥がし、フィルム
からインキが剥離する割合から接着性を評価した。 評価基準 A:フィルムからインキが全く剥離しな
い。 B:フィルムからインキが20%未満の範囲で剥離す
る。 C:フィルムからインキが20%以上剥離する。
【0105】再溶解性 試験方法 グラビア校正機により各試験インクのOP
Pフィルムへの印刷をしばらくの間行なった後、運転を
止めてそのままの状態で60秒間放置した。その後、印
刷を再開し、正常な印刷物が得られるまでのピッチ数か
ら再溶解性を評価した。 評価基準 A:20ピッチ以内で正常に戻る。 B:21〜50ピッチで正常に戻る。 C:50ピッチを超えても正常に戻らない。
【0106】泳ぎ(印刷ムラ) 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物の印刷ムラを目視にて観察し、泳ぎを
評価した。 評価基準 A:全く印刷ムラが認められないもの。 B:わずかに印刷ムラが認められるもの。 C:印刷ムラが激しいもの。
【0107】流動性 試験方法 ブルックフィールド型(B型)粘度計で、
回転数30rpmおよび60rpmで試験インキの粘度
をそれぞれ測定し、その粘度比(30rpmでの粘度/
60rpmでの粘度)より流動性を評価した。 評価基準 A:粘度比が0.8以上、1.2未満のも
の。 B:粘度比が0.5以上0.8未満あるいは、1.2以
上2.0未満のもの。 C:粘度比が0.5未満あるいは、2.0以上のもの。
【0108】光沢 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物の光沢をグロスメーター(60゜)で
測定し、その数値より光沢を評価した。 評価基準 A:光沢値が60以上のもの。 B:光沢値が50以上60未満のもの。 C:光沢値が50未満のもの。
【0109】保存安定性 試験方法 試験インキを40℃の温度条件下で7日間
保存し、保存後の粘度と初期粘度の比から保存安定性を
評価した。 粘度比=40℃で7日間保存後の粘度/初期粘度 評価基準 A:粘度比が1.5以下のもの。 B:粘度比が1.5を超えて4.0以下のもの。 C:粘度比が4.0を超えるもの。
【0110】押出しラミネート強度 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物にイミン系アンカーコート剤(東洋モ
ートン(株)製EL−420)を塗布し、押出しラミネ
ート機にて345℃で溶融させたポリエチレンを30μ
mの膜厚で積層してラミネート加工物を得た。
【0111】また、グラビア校正機による各試験インキ
のポリエチレンテレフタレートフィルム印刷物(以下、
PETフィルム印刷物という)にイソシアネート系アン
カーコート剤(東洋モートン(株)製EL−433A/
C)を塗布し、押出しラミネート機にて350℃で溶融
させたポリエチレンを45μmの膜厚で積層してラミネ
ート加工物を得た。これらのラミネート物を40℃で3
日間放置した後、15mm幅に切断し、安田精機(株)
製剥離試験機を用いて、T型剥離強度を測定した。 評価基準 剥離強度(g/15mm)の実測値を記載
した。
【0112】ドライラミネート試験 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのOP
Pフィルム印刷物、PETフィルム印刷物にポリウレタ
ン系接着剤(東洋モートン(株)製アドコート308/
CAT−8D)を塗布し、次いで30μmの厚さの無延
伸ポリプロピレンフィルム(以下、CPPフィルムとい
う)(東洋紡績(株)製P−1128)を積層してラミ
ネート加工物を得た。これらのラミネート物を15mm
幅に切断し、安田精機(株)製剥離試験機を用いて、T
型剥離強度を測定した。 評価基準 剥離強度(g/15mm)の実測値を記載
した。
【0113】レトルト適性 試験方法 グラビア校正機による各試験インキのPE
Tフィルム印刷物にポリウレタン系接着剤(武田薬品工
業(株)製A−515/A−50)を塗布し、次いで6
0μmの厚さのCPPフィルム(東レ合成(株)製トレ
ファンNZK−93K)を積層してラミネート加工物を
得た。このラミネート加工物を製袋し、水/サラダ油の
混合物からなる内容物を詰めて溶封し、120℃の加圧
熱水中で30分間熱水処理し、ラミネート加工物表面の
状態からレトルト適性を評価した。 評価基準 A:表面に全く異常が観察されないもの。 B:表面にわずかなピンホール状のラミ浮きが見られる
か、5mm未満の長さのラミ浮きが見られるもの。 C:表面全体にピンホール状のラミ浮きが見られるか、
5mm以上の長さのラミ浮きが見られるもの。
【0114】ここで、耐水揉み性以外は評価基準のB以
上、耐水揉み性は評価基準のC以上が実用範囲である。
【0115】
【表4】
【0116】
【表5】
【0117】
【表6】
【0118】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて具体的に示したよ
うに、本発明の水性印刷インキ組成物は、耐水性、各種
印刷適性、各種プラスチックフィルムに対する接着性及
び長期保存安定性に優れ、さらに高いラミネート強度と
レトルト適性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 高志 大阪市西区江戸堀一丁目23番37号 サカタ インクス株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤、水性樹脂エマルジョンおよび分
    子内に少なくとも2つ以上のヒドラジン残基を有するヒ
    ドラジン系架橋剤を必須成分とし、下記の条件Iおよび
    IIを満足するプラスチックフィルム用水性印刷インキ組
    成物。 条件I 前記水性樹脂エマルジョンが、 a.ラジカル重合性二重結合を有するカルボン酸および/または酸無 水物 2〜50重量% b.ラジカル重合性二重結合を有するケトンおよび/またはアルデヒ ド化合物 0〜 5重量% c.aおよびbを除くラジカル重合性二重結合を有する化合物 50〜98重量% からなるラジカル重合性単量体(A1)を共重合して得
    られるアルカリ可溶性樹脂を、アルカリ水溶液中に溶解
    させたアルカリ可溶性樹脂溶液中で、 d.ラジカル重合性二重結合を有するケトンおよび/またはアルデヒ ド化合物 0〜30重量% e.dを除くラジカル重合性二重結合を有する化合物 70〜100重量% からなるラジカル重合性単量体(A2)を乳化重合して
    得られ、かつ、 b成分とd成分の重量の和が、a〜eの全単量体成分の
    重量の和に対して0.5〜25%、 A1成分/A2成分の重量比率が20/80〜80/2
    0の範囲である。 条件II 水性印刷インキ組成物中に含まれるヒドラジン
    系架橋剤のヒドラジン残基の数と、前記b成分およびd
    成分に由来するケト基およびアルド基の合計数との比が
    0.1:1.0〜3.0:1.0の範囲である。
  2. 【請求項2】 前記水性樹脂エマルジョンのb成分が、
    A1成分の1〜4重量%の範囲である請求項1記載のプ
    ラスチックフィルム用水性印刷インキ組成物。
  3. 【請求項3】 前記水性樹脂エマルジョンのc成分が、
    (メタ)アクリル酸誘導体、スチレン系化合物およびマ
    レイン酸誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種
    である請求項1または2記載のプラスチックフィルム用
    水性印刷インキ組成物。
  4. 【請求項4】 前記水性樹脂エマルジョンのd成分が、
    A2成分の1〜20重量%の範囲である請求項1〜3の
    いずれかに記載されたプラスチックフィルム用水性印刷
    インキ組成物。
  5. 【請求項5】 前記水性樹脂エマルジョンのA1および
    A2の全単量体成分を共重合して得られる重合体のガラ
    ス転移温度が、−40〜50℃の範囲となる単量体組成
    を有する請求項1〜4のいずれかに記載されたプラスチ
    ックフィルム用水性印刷インキ組成物。
  6. 【請求項6】 前記水性樹脂エマルジョンのA1および
    A2の全単量体成分を共重合して得られる重合体のガラ
    ス転移温度が、−30〜30℃の範囲となる単量体組成
    を有する請求項1〜5のいずれかに記載されたプラスチ
    ックフィルム用水性印刷インキ組成物。
  7. 【請求項7】 前記ヒドラジン系架橋剤が、ヒドラジン
    および/または下記の一般式(1)で表される化合物で
    ある請求項1〜6のいずれかに記載されたプラスチック
    フィルム用水性印刷インキ組成物。 H2 N−NH−X−NH−NH2 (1) (式中、Xは1〜8個の炭素原子を有するアルキレン
    基、または1〜10個の炭素原子を有する飽和または不
    飽和二塩基酸の残基を表す)。
  8. 【請求項8】 プラスチックフィルムに、請求項1〜7
    のいずれかに記載のプラスチックフィルム用水性インキ
    組成物を印刷した後、印刷面に接着剤を塗工するか、ま
    たは必要に応じてアンカーコート剤を塗工したのち、ラ
    ミネート加工することを特徴とするラミネート加工物の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 コロナ放電処理されたプラスチックフィ
    ルムを使用する請求項8記載のラミネート加工物の製造
    方法。
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